JPS6222690Y2 - - Google Patents

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JPS6222690Y2
JPS6222690Y2 JP1980150275U JP15027580U JPS6222690Y2 JP S6222690 Y2 JPS6222690 Y2 JP S6222690Y2 JP 1980150275 U JP1980150275 U JP 1980150275U JP 15027580 U JP15027580 U JP 15027580U JP S6222690 Y2 JPS6222690 Y2 JP S6222690Y2
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JP
Japan
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power unit
outer cylinder
buffer member
inner cylinder
cylinder
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JP1980150275U
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JPS5772320U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、パワーユニツトと車体との間に配
設され、パワーユニツトの変位を規制する変位規
制装置の改良に関する。
一般に、内燃機関を搭載した自動車にあつて
は、実開昭55−50839等にて知られ第1図に示す
ように機関本体1aを含むパワーユニツト1をエ
ンジンマウント2に載置し、更に、上記パワーユ
ニツト1と車体3との間にバツフアロツド4を配
設して、このバツフアロツド4をロール方向(矢
印T)の変位規制装置として用い、前記機関本体
1aの作動時に生ずるパワーユニツト1の変位を
規制するようにしてある。特にFF車のように内
燃機関を車両進行方向と直交する方向に載置した
横置き式のパワーユニツトにおいて、急発進、急
制動等により大きなロール変位が現われて問題と
なることから、この横置き式のパワーユニツト1
に上記変位規制装置が多く用いられている。とこ
ろで、従来のバツフアロツド4は第2図A,Bに
示すように、パワーユニツト1から立設したブラ
ケツト5に図外の取付軸等を介して装着される内
筒10と、この内筒10の外側に同心状に配設さ
れる外筒11とを有し、この外筒11には他端に
取付部12を有するロツド13を一体的に延設し
て、上記取付部12を車体3側に立設したブラケ
ツト6に装着してある。そして、上記内筒10と
上記外筒11との間にゴム等で形成された緩衝部
材14を配設してある。この緩衝部材14は上記
内筒11の外周に固着された第1の緩衝部材15
と、上記外筒11の内周面に固着された第2の緩
衝部材16とで形成され、第1の緩衝部材15に
ロツド13と直角方向に突出する腕部15a,1
5aを形成し、この腕部15aの先端を上記外筒
11に固着して内筒10と外筒11間の軸方向の
位置ずれを防止するとともに、第1,第2の緩衝
部材15,16の上記ロツド13軸方向には間隙
を設け、パワーユニツト1が車両の急加速時等に
大きく変位をしようとしたときに、パワーユニツ
ト側に固定された内筒10と一緒に第1の緩衝部
材15が移動して、第2の緩衝部材16に当接し
て上記パワーユニツト1の変位が抑制されるよう
になつている。
しかしながら、上記のような従来のバツフアロ
ツドにあつては、内筒および外筒を保持する緩衝
部材14の外周が外筒11の内周面に加硫接着に
より固着されており、第2図のF1方向の入力
(荷重)は腕部15aの剪断力によつて支えられ
るため、微振動時の剛性が比較的高く高周波振動
が車体側へ伝達し易く、車室内のこもり音を誘発
するとともに、腕部15a先端の第2緩衝部材1
6と連続する部分Aに応力が集中して大入力が作
用した場合に、き裂が生じ易く耐久性が劣るとい
う問題点があつた。
この考案は上記のような問題点に着目してなさ
れたもので、内筒に装着固定される第1の緩衝部
材の腕部の先端にリング状の第2緩衝部材を一体
に形成し、このリング状緩衝部材を外筒の内側に
浮上がり可能に挿入、係合させて、緩衝部材を外
筒内に非接着の状態で配設することによつて、高
周波振動の伝達を少なくし、かつ緩衝部材にき裂
が生じないようにすることを目的とする。
以下図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。第3図A,Bにおいて、10はブラケツトに
よりパワーユニツトに固定される内筒、11はロ
ツド13の一端に設けられた外筒で、ロツド13
の他端にはブラケツトにより車体に取り付けられ
る取付部12が設けられている。そして、上記内
筒10の外周にはゴム等からなる緩衝部材14が
圧入または加硫接着により固着してあり、この緩
衝部材14は内筒10に嵌合装着される円筒状の
装着部14aと、この装着部14aからロツド1
3と直角方向に突出する腕部14b,14bと、
この腕部14bの先端に上記装着部14aと適宜
間隔を有してリング状に形成された係合部14c
とからなり、この係合部14cが上記外筒11の
内側に浮上がり可能に挿入、係合されている。な
お、上記リング状係合部14cの内側には、上記
装着部14aとの当接時に多段特性が得られるよ
うに波形の凹凸14dが形成されている。すなわ
ち、凹凸を形成することによつて、F1方向にパ
ワーユニツトが大きく変位した時に、内筒10と
共に緩衝部材14の装着部14aが移動して係合
部14cに当接する際の反力の立上がりを滑らか
にして当接初期のシヨツクを緩和するようになつ
ている。また、前記ロツド13の反対側端部の取
付部12は、ロツド13に固着された小径の外筒
15と車体側にブラケツトにより固定される内筒
16との間に緩衝部材17を配設して構成されて
いる。
次に上記構成の作用を説明する。上記実施例で
は、緩衝部材14の装着部14aと係合部14c
との間隔がロツド13の軸方向に充分に大きくと
つてあるため、一般走行時あるいはアイドリング
運転時等では装着部14aと係合部14cとは当
接することがなく、また係合部14cが外筒11
の内周に接着されていないため、僅かに係合部1
4cが外筒11内面から浮き出して腕部14bの
歪が大きくならないので、充分に剛性が低く車体
にパワーユニツトの振動を伝達しない。一方、急
発進、急制動等の際の大入力に対しては、装着部
14aが係合部14cに当接するため高剛性とな
り、パワーユニツトの大変位を抑制する。このと
き、係合部14cの内側が波形に形成されている
ため、当接初期のシヨツクが小さくなるととも
に、係合部14cが変形して外筒11内面から浮
上がるため腕部14bのせん断応力が過大になら
ず、大きな応力集中も生じなくなる。
次に、第4図は本考案をバツフアロツドの代わ
りにマウント系に適用した場合の実施例を示す。
すなわち、この実施例では、車体3に固着された
ブラケツト6にボルト18を介して内筒10を固
定するとともに、外筒11をパワーユニツトに固
着されるブラケツト5に固定して、該内筒10と
外筒11との間に前記実施例と同様に、装着部1
4aと腕部14bと係合部14cとからなる緩衝
部材14を配設するようになつている。第5図は
これをパワーユニツト1に装着した状態を示して
おり、このようにマウント系に本考案を適用して
も、第1の実施例と同様の作用・効果が得られ
る。なお、本考案はその他、パワーユニツトと車
体との間に介設される単なるストツパとしても使
用できるものである。
以上説明したごとくこの考案は、パワーユニツ
トまたは車体のどちらか一方に固定される内筒
と、車体またはパワーユニツトの他方に固定され
る外筒との間に、内筒への装着部と、この装着部
から突出する腕部と、この腕部の先端に上記装着
部と適宜間隔を有して形成された係合部とからな
る緩衝部材を配設し、上記係合部を外筒内側に単
に挿入、係合させて浮上がり可能とし、上記装着
部と係合部との当接によりパワーユニツトの変位
を規制するようにしたので、一般走行状態では緩
衝部材の低剛性となつて高周波振動を吸収し、車
室内のこもり音を低減できるとともに、大きな入
力に対してはパワーユニツトの変位を規制し、か
つこの際緩衝部材の各部に大きな歪を発生させる
ことがなく、耐久性が向上する等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はパワーユニツトと車体との間に配設さ
れる変位規制装置の配設状態を示す概略説明図、
第2図は従来のバツフアロツドを示し、同図Aは
正面図、同図BはA図におけるB−B断面図、第
3図A,Bは本考案に係る変位規制装置の一例を
示す正面図および断面平面図、第4図は本考案の
他の実施例を示す分解斜視図、第5図はその配設
状態を示す概略説明図である。 1……パワーユニツト、3……車体、10……
内筒、11……外筒、14……緩衝部材、14a
……装着部、14b……腕部、14c……係合
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パワーユニツトまたは車体のどちらか一方に設
    けられた外筒と、車体またはパワーユニツトの他
    方に固設され、上記外筒内に位置する内筒と、上
    記外筒と内筒との間に介設された緩衝部材とを有
    する変位規制装置において、上記緩衝部材を、上
    記内筒の外側に装着固定される装着部と、この装
    着部から突出する腕部と、この腕部の先端に上記
    装着部と適宜間隔を有して形成された係合部とに
    より構成し、この係合部を上記外筒の内側に浮上
    がり可能に挿入、係合させて上記緩衝部材を内筒
    と外筒との間に介設し、上記係合部と装着部との
    当接によりパワーユニツトの変位を規制するよう
    にしたことを特徴とするパワーユニツトの変位規
    制装置。
JP1980150275U 1980-10-21 1980-10-21 Expired JPS6222690Y2 (ja)

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JP1980150275U JPS6222690Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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JP1980150275U JPS6222690Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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Publication Number Publication Date
JPS5772320U JPS5772320U (ja) 1982-05-04
JPS6222690Y2 true JPS6222690Y2 (ja) 1987-06-09

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ID=29509650

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JPS6029947U (ja) * 1983-08-08 1985-02-28 三菱自動車工業株式会社 エンジンマウントインシユレ−タ
JP4810891B2 (ja) * 2005-06-13 2011-11-09 日産自動車株式会社 トルクロッドの取付け構造

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JPS5745431B2 (ja) * 1979-06-14 1982-09-28

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JPS5338001Y2 (ja) * 1974-01-17 1978-09-14
JPS612837Y2 (ja) * 1980-08-29 1986-01-29

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JPS5745431B2 (ja) * 1979-06-14 1982-09-28

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JPS5772320U (ja) 1982-05-04

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