JPS643000Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643000Y2 JPS643000Y2 JP1982046406U JP4640682U JPS643000Y2 JP S643000 Y2 JPS643000 Y2 JP S643000Y2 JP 1982046406 U JP1982046406 U JP 1982046406U JP 4640682 U JP4640682 U JP 4640682U JP S643000 Y2 JPS643000 Y2 JP S643000Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- rubber
- engine
- cylinder
- input direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はインシユレータの改良に関する。
従来、横置きエンジンを有するフロントエンジ
ンフロントドライブ車において、第１図に示され
るように、エンジン２をそのロール方向の慣性主
軸４上の２つのマウント６および８で図示しない
車体に支持させると共に、車両の発進または制動
時のトルク反力を一端がエンジン２に他端が車体
に夫々連結されたロールロツド１０で受止めるよ
うに構成されたものが知られている。
ンフロントドライブ車において、第１図に示され
るように、エンジン２をそのロール方向の慣性主
軸４上の２つのマウント６および８で図示しない
車体に支持させると共に、車両の発進または制動
時のトルク反力を一端がエンジン２に他端が車体
に夫々連結されたロールロツド１０で受止めるよ
うに構成されたものが知られている。
そして、ロールロツド１０とエンジン２または
車体との連結部に介装されるインシユレータに
は、小さな入力すなわちアイドル時等の振動に対
しては柔らかく、大きな入力すなわち急発進また
は急制動時等のロールに対してエンジンと車体と
の干渉を避けるためにエンジンの設定値以上のロ
ール変位を受け止めるべく剛いことが要求され
る。
車体との連結部に介装されるインシユレータに
は、小さな入力すなわちアイドル時等の振動に対
しては柔らかく、大きな入力すなわち急発進また
は急制動時等のロールに対してエンジンと車体と
の干渉を避けるためにエンジンの設定値以上のロ
ール変位を受け止めるべく剛いことが要求され
る。
そこで、第２図に示されるように、ロールロツ
ド１０の上端が固着された筒１２と、エンジン２
に連結される中空軸１４と、これら筒１２と中空
軸１４との間に固着されたラバー１６とから成
り、同ラバー１６における中空軸１４の入力方向
両側部に夫々切欠き１８が形成され、小さな入力
は切欠き１８が完全につぶれない範囲でラバー１
６の剪断力として受け、大きな入力は切欠き１８
が完全につぶれてラバー１６の圧縮力として受け
るように構成されたインシユレータ１９が知られ
ている。
ド１０の上端が固着された筒１２と、エンジン２
に連結される中空軸１４と、これら筒１２と中空
軸１４との間に固着されたラバー１６とから成
り、同ラバー１６における中空軸１４の入力方向
両側部に夫々切欠き１８が形成され、小さな入力
は切欠き１８が完全につぶれない範囲でラバー１
６の剪断力として受け、大きな入力は切欠き１８
が完全につぶれてラバー１６の圧縮力として受け
るように構成されたインシユレータ１９が知られ
ている。
ところが、アイドル時のエンジン振動の車体へ
の伝達をより低減するために、ラバー１６のばね
定数を余り下げると、同ラバー１６の耐久性が劣
化したり、ラバー１６の切欠き１８がエンジン２
の自重自体で完全につぶれてしまい、該アイドル
時のエンジン振動をラバー１６の圧縮力として受
けてしまうので、この場合には逆に振動伝達の低
減を阻害するという不具合があつた。
の伝達をより低減するために、ラバー１６のばね
定数を余り下げると、同ラバー１６の耐久性が劣
化したり、ラバー１６の切欠き１８がエンジン２
の自重自体で完全につぶれてしまい、該アイドル
時のエンジン振動をラバー１６の圧縮力として受
けてしまうので、この場合には逆に振動伝達の低
減を阻害するという不具合があつた。
本考案は上記に鑑み創案されたもので、以下一
実施例を第３図に従つて詳細に説明する。
実施例を第３図に従つて詳細に説明する。
図中、符号２１は本実施例のインシユレータを
総括的に示し、２０はエンジン２に連結される中
空軸、２２は同中空軸２０の外方に間隔を存して
配設された内筒であり、同内筒２２は第１内筒２
２ａに第２内筒２２ｂを圧入外嵌することにより
形成されている。２４は上記第１内筒２２ａと中
空軸２０との間に固着され中空軸２０の入力方向
Ｆ両側部に夫々切欠き２６を有する第１ラバー、
２８は第２内筒２２ｂの外方に間隔を存して配設
されロールロツド１０が固着された外筒、３０は
第２内筒２２ｂと外筒２８との間に固着された第
２内筒２２ｂの入力方向Ｆ両側部に夫々切欠き３
２を有する第２ラバーである。
総括的に示し、２０はエンジン２に連結される中
空軸、２２は同中空軸２０の外方に間隔を存して
配設された内筒であり、同内筒２２は第１内筒２
２ａに第２内筒２２ｂを圧入外嵌することにより
形成されている。２４は上記第１内筒２２ａと中
空軸２０との間に固着され中空軸２０の入力方向
Ｆ両側部に夫々切欠き２６を有する第１ラバー、
２８は第２内筒２２ｂの外方に間隔を存して配設
されロールロツド１０が固着された外筒、３０は
第２内筒２２ｂと外筒２８との間に固着された第
２内筒２２ｂの入力方向Ｆ両側部に夫々切欠き３
２を有する第２ラバーである。
上記構成によれば、入力方向Ｆに関するインシ
ユレータ２１全体のばね定数Ｋが第１ラバー２４
によるばね定数K1と第２ラバー３０によるばね
定数K2とを合わせたものとなり、結局ばねＫが
ばね定数K1よりも小さなもとなるので、上述し
た従来装置における不具合を回避しながらインシ
ユレータ２１のばね定数を下げることができ、こ
れによりアイドル時等のエンジン振動の車体への
伝達を低減できるという効果を奏する。
ユレータ２１全体のばね定数Ｋが第１ラバー２４
によるばね定数K1と第２ラバー３０によるばね
定数K2とを合わせたものとなり、結局ばねＫが
ばね定数K1よりも小さなもとなるので、上述し
た従来装置における不具合を回避しながらインシ
ユレータ２１のばね定数を下げることができ、こ
れによりアイドル時等のエンジン振動の車体への
伝達を低減できるという効果を奏する。
また、上記内筒２２を第１内筒２２ａと第２内
筒２２ｂとを圧入外嵌することにより構成したの
で、第１ラバー２４と第２ラバー３０とをそれぞ
れ中空軸２０と第１内筒２２ａ及び第２内筒２２
ｂと外筒２８に個々に加硫成形したのちに、上記
両内筒２２ａ，２２ｂを圧入してインシユレータ
２１を構成することが可能となり、第１ラバー２
４と第２ラバー３０とでゴム硬度を変化させた
り、また第１ラバー２４に加硫後絞りを施すこと
も可能となる。
筒２２ｂとを圧入外嵌することにより構成したの
で、第１ラバー２４と第２ラバー３０とをそれぞ
れ中空軸２０と第１内筒２２ａ及び第２内筒２２
ｂと外筒２８に個々に加硫成形したのちに、上記
両内筒２２ａ，２２ｂを圧入してインシユレータ
２１を構成することが可能となり、第１ラバー２
４と第２ラバー３０とでゴム硬度を変化させた
り、また第１ラバー２４に加硫後絞りを施すこと
も可能となる。
第１図はエンジンの支持構造例を示す斜視図、
第２図は従来のインシユレータの一例を示す断面
図、第３図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。 ２……エンジン、１０……ロールロツド、２０
……中空軸、２１……インシユレータ、２２……
第１筒、２４……第１ラバー、２６……切欠き、
２８……第２筒、３０……第２ラバー、３２……
切欠き。
第２図は従来のインシユレータの一例を示す断面
図、第３図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。 ２……エンジン、１０……ロールロツド、２０
……中空軸、２１……インシユレータ、２２……
第１筒、２４……第１ラバー、２６……切欠き、
２８……第２筒、３０……第２ラバー、３２……
切欠き。
Claims (1)
- 入力方向に関して横設された軸部材、同軸部材
の外方に間隔を存して配設された第１内筒、同第
１内筒と軸部材との間に固着され同軸部材の上記
入力方向両側部に切欠きが形成された第１ラバ
ー、同第１内筒に圧入外嵌された第２内筒、同第
２内筒の外方に間隔を存して配設された外筒、同
外筒と上記第２内筒との間に固着され同第２内筒
の上記入力方向両側部に切欠きが形成された第２
ラバーを具備したことを特徴とするインシユレー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4640682U JPS58149642U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | インシユレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4640682U JPS58149642U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | インシユレ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58149642U JPS58149642U (ja) | 1983-10-07 |
| JPS643000Y2 true JPS643000Y2 (ja) | 1989-01-25 |
Family
ID=30057402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4640682U Granted JPS58149642U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | インシユレ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58149642U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60175923U (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-21 | スズキ株式会社 | 防振ゴム構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5897508A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Nissan Motor Co Ltd | 円筒形ゴムブツシユ |
-
1982
- 1982-03-31 JP JP4640682U patent/JPS58149642U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5897508A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Nissan Motor Co Ltd | 円筒形ゴムブツシユ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58149642U (ja) | 1983-10-07 |
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