JPS62223282A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS62223282A
JPS62223282A JP6485986A JP6485986A JPS62223282A JP S62223282 A JPS62223282 A JP S62223282A JP 6485986 A JP6485986 A JP 6485986A JP 6485986 A JP6485986 A JP 6485986A JP S62223282 A JPS62223282 A JP S62223282A
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adhesive
weight
styrene
vinylpyridine
parts
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JP6485986A
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Toshihiro Yotsumoto
四元 敏裕
Toshiki Takizawa
俊樹 滝澤
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、工業用繊維材料を強固に接着させることを目
的とする接着剤組成物に関するものである。
(従来の技術) タイヤ、コンベヤベルト、ベルト、ホース、空気バネ等
の物品の補強用材料としては1.繊維材料がフィラメン
トチップ、コード、ケーブル、コード織物または帆布の
形態で使用されているが、かかる補強目的を満足するた
めにはこの繊維材料がゴムと強固に結合することが重要
なことであり、このことはゴム物品の製品寿命およびそ
の製品の目的とする諸性能を左右するといっても過言で
ない。
そこで従来より、繊維材料とゴムとを接着させるために
レゾルミンーホルムミルデヒド樹脂、ウレア−ホルムア
ルデヒド樹脂、フェノール誘導体−ホルムアルデヒド樹
脂等の、繊維と結合力ある樹脂をゴムラテックスに分散
させた接着剤が使用されている。中でも最も広く使用さ
れているのが、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂をゴ
ムラテックスに分散させた接着剤である。
ここでゴムラテックスとしては、ビニルピリジン−スチ
レン−ブタジエン三元共重合体ラテックス、スチレン−
ブタジェン共重合体ラテックス、天然ゴムラテックス等
うち一種あるいは複数混合したものが使用されている。
中でも最も広く使用されているのが、ビニルピリジンー
スチレンーブタジエン三元共重合体ラテックスであり、
組成としてはビニルビリシフ15重量%、スチレン15
重量%、ブタジェン70重量%のものである。
これら接着剤の使用方法は、繊維材料に接着剤を塗布し
、熱処理を行い接着剤を繊維と結合させた後、かかる繊
維材料を配合ゴムに埋設して、配合ゴムの加硫と同時に
この配分ゴムと繊維材料とを結合させるのが一般的であ
る。この方法に用いられる接着剤は、いわゆるゴムラテ
ックス系の接着剤で、ゴム加硫性接着剤と呼ばれている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のビニルピリジン−スチレン−ブタ
ジエン三元共重合体ラテックスでは、レゾルシン−ホル
ムアルデヒド樹脂等の繊維と結合力ある樹脂との混合比
率を変えて繊維側により強固に結合させようと試みても
、ゴム側への結合力が低下し、またゴム側への結合力を
を増大させようとしても今度は繊維側への結合力が低下
し、結局従来の接着剤では接着力改善効果か少ないのが
現状である。
よって現在必要とされているものは、繊維との結合力を
H4なわずにゴム側に強固に結合する接着剤である。
また、かかるゴム加硫性接着剤の他の欠点として、温度
による接着力の変動が激しいことが挙げられる。すなわ
ち、ゴム物品は、その製品の目的とする諸性能を満足さ
せるために低い温度で加硫したり、タイヤ等に見られる
ように厚みが大あるいは少であるような形状の不揃いな
製品においては、加硫時の熱のかかり方が部分によって
異なったりし、製品中の接着力に不均一化が起こる。こ
の結果、熱のかかり方が不足する部分においては、セパ
レーション等のゴム−繊維間の接着にかかわる故障がし
ばしば発生する。タイヤ、コンヘヤベルト等の製品がそ
の仕様に基づき寿命を終了するまでの間を保証すべく、
市場での仕様に基づく使用条件よりもはるかに過酷な条
件で促進試験を実施した場合、特に前記の故障は多発傾
向にある。
さらに、かかる問題とは別に、製品の寿命終了までの間
に受ける熱的、動的刺激に対しても、補強用繊維とゴム
物品との間の接着が充分に耐え得ることが重要なことで
ある。近年、省エネルギーに鑑みタイヤ等で軽量化の方
向にあり、また従来にもまして熱的入力とか動的入力が
大きくなる傾向にあるため、製品を構成する様々の部材
の強度向上、モジュラス向上および破壊寿命の向上が必
要であり、繊維材料−ゴム間の接着力も、かかる入力に
対し、充分に製品寿命が満足される以上に安定であるこ
とが必要である。しかし、従来のビニルピリジン−スチ
レン−ブタジエン三元共重合体ラテックスとレゾルシン
−ホルムアルデヒド樹脂とを混合した接着剤では、前述
の熱的、動的のくり返し刺激、つまり疲労硅に不満があ
った。
上述のことから、繊維材料とゴム物品との間に用いる接
着剤には所期接着力が従来よりも高いこと、接着力の加
硫温度依存性が少ないこと、および熱的、動的疲労性が
良好であることが必要であるが、これらの条件をすべて
満足する接着剤は未だ見出されていない。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記問題点を夫々解消すべく種々検討し
た結果、接着剤組成物のビニルピリジン−スチレン−ブ
タジエン三元共重合ラテックスの各組成比を所定の範囲
に維持することにより、従来品に比し前述の全ての問題
点に対し良好な結果が得られることを見出し、本発明を
達成するに至った。
すなわち本発明は、スチレン含有量が20〜40重量%
で、かつビニルピリジン含有量が5〜20重量%である
ゴム状ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重
合体ラテックスを含有していることを特徴とする接着剤
組成物に関するものである。
本発明において使用するゴム状ビニルピリジン−スチレ
ン−ブタジエン三元共重合体ラテックスは、ビニルピリ
ジン含fffiが5〜20ffiffi%で、かつスチ
レン含有量が20〜40重星%であるが、好ましくはス
チレン含有量は30重量%を越え38重量%以下である
ビニルピリジンの含有量が5重量%未満であると、特に
ゴムラテックスの繊維に対する結合性が劣りゴム−接着
剤間の破壊抗力が低下するため、特に初期接着力、高温
時接着力、接着疲労性が悪くなり好ましくない。一方2
0重量%を越えると、ゴム−接着剤間の破壊抗力が低下
するとか、接着剤自身が硬く脆くなり凝集破壊抗力が低
下するため、特に初期接着力、高温時接着力、接着疲労
性が悪くなることに加え、低温加硫時の接着力も低下し
好ましくない。また、スチレン含量が20重ルビ未満で
あると、接着剤自身が柔軟かつ抗張力が弱くなり、凝集
破壊抗力が低下し、特に初期接着性、低温加硫時の接着
性が劣り好ましくない。一方、40重ルビを越えると、
繊維上への接着剤の造膜形成能力が低下したり、ブタジ
ェン含有量が少なくなることに起因して接着剤処理繊維
の経時接着性においてゴム−接着剤間の結合力低下を来
たすことにより、特に初期接着力が低下したり、接着疲
労性が悪くなり、好ましくない。
なお、本発明の最も重要な要件は、スチレン含有量が2
0〜40重量%の範囲内であることである。
ゴム状ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重
合体ラテックスにおけるスチレン含量がこの範囲にある
ことで、低温加硫時の初期接着性、すなわち接着性の加
硫温度依存性が著しく改善され、また高温時接着力およ
び接着疲労性も同様に数片されることになる。更に低温
加硫時の接着力を向上させるには、スチレン含有量を更
に好ましくは30重量%を越えかつ38重量%以下とす
るとよく、また初期接着力については、ビニルピリジン
5〜20重量%の範囲との組合せにより、従来に比べて
飛躍的な改善がもたらされることになる。
本発明においてはブタジェンとして、1.3−ブタジェ
ンの他に2−メチル−1,3−ブタジェン等の脂肪族共
役ジエン系モノマーの1種もしくは2種以上を使用する
ことができる。
またスチレンとしては、スチレン、α−メチルスチレン
、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチ
ルスチレン、2.4−ジイソプロピルスチレン、2.4
−ジメチルスチレン、4−t〜ブチルスチレン、ヒドロ
キシメチルスチレン等の芳香族ビニル化合物のうち1種
または2種以上を使用することができる。
更にまたビニルピリジンとしては、2−ビニルピリジン
、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチ
ル−5−ビニルピリジン、5−エチル−2−ビニルビジ
ンのうちの1種または2種以上を使用することができる
本発明で用いるゴム状ビニルピリジン−スチレン−ブタ
ジエン三元共重合体ラテックスのポリマームーニー粘度
(?IL、□、100℃)は15〜80の範囲であり、
好ましくは20〜50の範囲ある。ポリマームーニー粘
度は接着剤の強伸度、モジュラスに大きな影響を与える
ため、この範囲から逸脱すると接着剤自身の凝集破壊抗
力が低下し好ましくない。
本発明においては、ゴム状ラテックスに添加して繊維側
との結合を生ぜしめる樹脂として、レゾルシン−ホルム
アルデヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
ウレア−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアル
デヒド樹脂、フェノール誘導体−ホルムアルデヒド樹脂
、例えば3,5−キシレノール−ホルムアルデヒド樹脂
、5−メチルレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂等の、
熱をかけることによっであるいは熱とメチレンドナーを
与えることによって硬化する、すなわち高分子化する熱
硬花形樹脂等のうち1種または2種以上を併用すること
もできる。
かかる樹脂は、好ましくはアルカリ触媒下で合成された
レゾルシン−ホルムアルデヒド縮金物、アルカリ触媒下
で合成されたウレア−ホルムアルデヒド縮金物、あるい
はアルカリ触媒下で合成されたレゾルシン−ホルムアル
デヒド縮金物と酸性または中性下で合成されたフェノー
ル誘導体−ホルムアルデヒド縮合との混合物である。
本発明の接着剤組成物では、上記のゴム状ラテックスの
固形分100重量部に対して上記樹脂を固形分で10〜
300重量部の範囲で混合することができる。
(作 用) 本発明の接着剤組成物はレーヨン、ビニロン、6−ナイ
ロン、6,6−ナイロン、4.6−ナイロン等の脂肪族
ポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレートに代表さ
れるポリエステル繊維、パラフェニレンジアミン−テレ
フタル酸クロライド共縮合繊維(商品名:ケブラー、デ
ュポン社製)に代表される芳香族ポリアミド繊維等の、
ゴム物品補強用途に使用される全ての繊維材料に対し使
用することができる。
更に、ポリエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維等の繊
維材料については、フェノール誘導体−ホルムアルデヒ
ド樹脂、エポキシ化合物またはイソシアネート化合物等
で、繊維の重合、紡糸または後処理の段階あるいは本発
明の接着剤組成物で処理する前の段階において前処理加
工したものに対しても本発明の接着剤組成物を使用する
ことができる。かかる繊維材料はコード、ケーブル、コ
ード織物、帆布、フィラメントチップ等いずれの形態で
も使用することができる。
本発明の接着剤組成物は、タイヤ、コンベヤベルト、ホ
ースおよび空気バネ等あらゆるゴム物品に好適に使用す
ることができ、その使用方法は特に制限がなく、繊維材
料を接着剤組成物液に浸漬するとか、ドクターナイフま
たはハケで塗布するとか、スプレーで塗布するとか、あ
るいは粉体化して吹き付は塗布するとかいったいづれの
方法でも良い。
塗布量は、繊維材料100 重量部に対し接着剤組成物
が1〜15重量部であるのが好ましく、また均一に塗布
することが必要であるが、用途においてはこの範囲を越
えてもさしつかえない。
本発明の接着剤組成物の繊維材料への接着処理加工は、
乾燥後100〜250℃の温度での熱処理、あるいは電
子線、マイクロ波またはプラズマ等を利用する処理を挙
げることができる。
(実施例) 次に本発明を実施例および比較例により説明する。
実j側[L二μ 第1表に示す組成比のゴム状ビニルピリジン−スチレン
−ブタジエン三元共重合体ラテックス(以下「ゴムラテ
ックス」と称する)を有し、かつレゾルシン−ホルムア
ルデヒド樹脂液として下記の組成を有する各接着剤組成
物液を作成した。
重量部 軟  水        524.0ルゾルシン   
  15.12 合   計        566.85具体的にかか
る製造方法を示すと、先ずレゾルシン−ホルムアルデヒ
ド樹脂液として上記の組成を有する混合物を準備し、こ
の混合物を室温で8時間熟成後、これに第1表に示すゴ
ムラテックス(41%)433.15重量部を加えて、
更に16時間熟成することにより接着剤組成物液を得た
。ゴムラテックスの固形分100重量部に対する樹脂液
(混合物)の固形分は12重量部であった。
次に、得られた各接着剤組成物液を用い、以下のように
して供試コードを作製した。
先ず、繊維材料としてポリ(1,4−フェニレンテレフ
タルアミド)(商品名:ケブラー、デュポン社製)を用
い、その1500dの原糸を下撚り32回/10cm、
上撚32回/Loamで撚り、撚り構造1500d/2
のコードを得た。次いで、このコードを下記の組成二重
置部 シグリセU−ルトリグリシジルエーテル       
       1.20ナトリウムジオクチルスH9ク
シネート (70χ”)       0.02苛性ソ
ーダ(10χ水溶液)      0.14軟   水
               98.64を有するエ
ポキシ化合物水溶液に浸漬し、しかる後160℃で60
秒間乾燥し、更に240℃で60秒間熱処理して、エポ
キシ前処理したポリ(1,4−フェニレンテレフタルア
ミド)繊維を得た。
このようにして得た繊維を、前述の各接着剤組成物液に
浸漬し、160℃で60秒間乾燥し、更に240℃で6
0秒間熱処理して、接着剤加工した各供試コードを得た
几5」(L二l ゴムラテックスの組成比を第1表に示す組成比にした以
外は実施例1と同様の操作を行い、接着剤加工した各供
試コードを得た。
去血匠N 実施例1と同様の樹脂液473重量部に、第1表に示す
組成を有するゴムラックス433.15重量部を混合し
た以外は実施例1と同様の操作を行い、接着剤加工した
供試コードを得た。樹脂液の固形分は、ゴムラテックス
の固形分100重量部に対し10重量部であった。
ス呈■貝 実施例1の樹脂を下記の組成を有する樹脂液に代えた以
外は実施例1と同様の操作を行い、接着剤加工した供試
コードを得た。樹脂液の固形分は、ゴムラテックスの固
形分100重量部に対し30重量軟   水     
   476.25レゾルシン     37.80 合   計        566.85上述の各供試
コードにつき下記の各接着力試験を実施した。
(ア)初期接着力試験 供試コードを下記の組成(g): RSS 13         80.0II?   
         20.0亜鉛華         
 5.0 ステアリン酸       2.0 HAFカーボンブラツク  50.0 アロマチンクオイル    5.0 硫黄     2.5 ジベンゾチア5ルジスルフアイド          
 1.0(加硫促進剤DM) 合計    166.5 を有する未加硫配合ゴム組成物の表面近傍に埋め込み、
加硫条件155℃×20分、20kg/ cm2の加圧
下で加硫し、得られた加硫物からコードを堀り起こし、
毎分30(Jllの速度でコードを加硫ゴムから剥離し
た。このときの剥離抗力を室温で測定し、初期接着力(
kg/本)とした。
(イ)低温加硫時の初期接着力試験 初期接着力の試験(ア)の方法において、加硫条件を1
25℃×100分にした以外は、同様の方法で接着力を
測定した。
(つ)高温下での接着力試験 初期接着力の試験(ア)の方法において、剥離抗力を1
20℃の雰囲気下で測定した以外は同様の方法で接着力
を定した。
(1)経時耐候接着力試験 供試コードを125℃の雰囲気下で24時間暴露した後
、初期接着力試験(ア)の方法と同様の方法で接着力を
測定した。
(オ)疲労後の接着力試験 試験方法の概要を第1図より説明する。
先ず、初期接着力試験(ア)の方法と同様の方法で加硫
物のテストピース1を得、このテストピースlのコード
面を20鰭径の自由回転し得るプーリー2に押しあて、
両側より30kgの荷重をかけた。
24時間経過後にテストピース1をプーリ2から取り出
した後、初期接着力試験(ア)の方法と同様の方法で接
着力を測定した。
得られた各試験結果を第1表に併記する。
実施例15および比較例7 第2表に示す組成比を有するゴムラテクスを使用し、か
つ樹脂液のレゾルシンを尿素に代えた以外は実施例1と
同様の操作を行い、接着剤加工した各供試コードを得た
これら供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
・、施例16および七較例8 第2表に示す組成比を存するゴムラテックスを使用し、
かつポリ (l、4−フェニレンテレフタルアミド)を
ポリエチレンテレフタレートに代え、その1500dの
原糸を下撚り40回/10cm、上撚り40回/10c
mで撚り、撚り構造1500d/2とした以外は実施例
1と同様の操作を行い、接着剤加工した各供試コードを
得た。
これら供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
−セ施例エフおよび比−文例9 第2表に示す組成比を有するゴムラテックスを使用し、
かつポリ (1,4−フェニレンテレフタルアミド)を
6−ナイロンに代え、その1260dの原糸を下撚り3
9回/10 Cm、上撚り39回/10cmで撚り、撚
り構造を1260d/2とし、更に接着剤組成物液を下
記の組成のものに代え、エポキシ前処理を取り止めた以
外は実施例1と同様の操作を行い、各供試コードを得た
重量部 軟   水        597.00レゾルシン 
    18.20 ゴムラテックス   351.30 合   計        1000.00これら供試
コードにつき、上述の各接着力試験を行い、得られた結
果を第2表に併記する。
実施例18および 較例10 第2表に示す組成比を有するゴムラテックスを使用し、
かつ6−ナイロンをレーヨンに代え、その1650dの
原糸を下撚り47回/10 cffI、上撚り47回7
10cmで撚り、撚り構造1650d/2とした以外は
実施例17と同様の操作を行い、各供試コードを得た。
これら供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
実施例19および比六多111 第2表に示す組成比を有するゴムラテックスを使用し、
かつポリ (1,4−フェニレンテレフタルアミド)繊
維をポリエチレンテレフタレートに代え、その1500
dの原糸を下撚り40回/locm、上撚り40回/1
0cmで撚り、撚り構造1500d/2とし、更に下記
の手順で接着剤組成物液を作製したものを使用し、エポ
キシ前処理を取り止めた以外は実施例1と同様の操作を
行い、各供試コードを得た。
これら供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
を着I 酸物液の作製法 ノンプロ接着剤組成物液   重量部 軟   水           518.8レゾルシ
ン        11.0 ゴムラテツクス     244.0 合   計            800.0上記ノ
ンプロ接着剤組成物液を48時間以上熟成し、この50
部を下記に示す方法により作製した樹脂液(^)と混合
した。樹脂液の固形分は、ゴムラテックスの固形分10
0重量部に対し140重量部であった。
1脂液(Δ)の作製法 コルベン中で110部のレゾルシンを500部のトルエ
ンに溶解し、25℃の温度で35部の一塩化イオウを攪
拌しながら3時間かけて滴下した後、24時間静置減圧
下でトルエンを除去し、粘稠なレシンシンポリサルファ
イド(B)を得た。
レゾルシン110部、シュウfIJ、0.62部および
水248部をコルベン中に仕込み、60℃で攪拌しなが
ら37%ホルマリン50部を1時間かけて滴下し、更に
1時間撹拌し、レゾルシン過多レゾルシン−ホルムアル
デヒド縮合物(C)を得た。
レゾルシンポリサルファイド(B)とレゾルシン過多レ
ゾルシン−ホルムアルデヒド縮合物(C)とを固形分比
で20 : 100に混合し、その中から、固形分で1
8部取り出し9部の28%アンモニア水を加え、更に全
体を50部になるよう水を加えて完全に溶解した。
大施開迎 第2表に示す組成比を有するゴムラテックスと、実施例
19のノンプロ接着剤組成物液100重量部と、前記樹
脂液(^)50重量部とを加えた接着剤組成物液を使用
した以外は実施例19と同様の操作を行い、各供試コー
ドを得た。樹脂液の固形分は、ゴムラテックスの固形分
100重量部に対し300重量部であった。
かかる供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
施例21および比六例12 実施例21は、実施例19の接着剤組成物の代りに、下
記の方法により作製した樹脂(B)を使用した以外は実
施例19と同様の操作を行い、また比較例12は、第2
表に示す組成比を有するゴムラテックスを使用した以外
は実施例21と同様の操作を行い、夫々供試コードを得
た。
これら供試コードにつき、上述の各接着力試験を行い、
得られた結果を第2表に併記する。
皿ユ履」し■止覧汰 温度計、攪拌機、還流冷却器、滴下ロートロを備えた反
応装置にm−クレゾール108部、水108部および苛
性カリ1.1部を仕込み、60℃で攪拌しながら37%
ホルマリン142部を2時間かけて滴下し、さらに同温
度で3時間攪拌を続けた後冷却し、m−クレゾールのレ
ゾール型初期縮合物の均一透明液を得た。上記と同様の
別の反応装置に5−メチルレゾルシン248部、水29
0部、シュウ酸2.5部を仕込み60℃で攪拌しながら
上記m−クレゾール・ホルマリン反応液を2時間かけて
滴下した。さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、該反
応液中の水を除去した。蒸留器に咳液を移し減圧蒸留に
て残存しているm−クレゾール、5−メチルレゾルシン
ヲ除去し、m−クレゾール−5−メチルレゾルシン−ホ
ルムアルデヒド樹脂を得た。
以上の方法で得られたm−クレゾール−5−メチルレゾ
ルシン−ホルムアルデヒド共縮合物を固形分で15重量
部採取し、28%アンモニア水溶液10.5ffl蛍部
を加え、更に73.5重量部の水を加えて、m−クレゾ
ール−5−メチルレゾルシン−ホルムアルデヒド共縮合
物アンモニア水溶液を得た。この共縮合物アンモニア水
溶液75重量部と実施例19のノンプロ接着剤組成物液
50重量部とを混合することにより樹脂液(B)を得た
前記第1表および第2表に示す各試験結果より、ゴムラ
テックス中のスチレン含有量の好ましい範囲は30重量
%を越え38重蛋%以下であり、この範囲において低温
加硫時の初期接着力を高く維持することができることが
分かる。このことは、第2図に示す低温加硫時の初期接
着力とゴムラテックス中のスチレン含有量との関係を前
記実施例および比較例よりプロットした曲線図からも明
らかなことである。
かかる低温加硫時の初期接着力は、上述の剥離テスト値
で2.7 kg/本以上であることが好ましい。
この理由は2.7 kg/本以上であるとコードとゴム
の接着が良好であるため、ゴムストツタでの破壊が起こ
り、剥離後のコードがゴムでほぼ100%被覆されるか
らである。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の接着剤組成物は、ゴ
ム状ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重合
体ラテックスのスチレン含有量を20〜40重量%、特
には30重量%を越え38重量%以下で、かつビニルピ
リジン含有量を5〜20重量%の範囲内とすることによ
り、接着性の加硫温度依存性が著しく改善され、同時に
高温時接着力および接着疲労性も改善されるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、疲労後の接着力試験の概要を示す断面図、 第2図は、ゴムラテックス中のスチレン含有量と低温加
硫時の初期接着力との関係を示す曲線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スチレン含有量が20〜40重量%で、かつビニル
    ピリジン含有量が5〜20重量%であるゴム状ビニルピ
    リジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体ラテックス
    を含有していることを特徴とする接着剤組成物。 2、上記スチレン含有量が30重量%を越え38重量%
    以下である特許請求の範囲第1項記載の接着剤組成物。
JP6485986A 1986-03-25 1986-03-25 接着剤組成物 Pending JPS62223282A (ja)

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