JPS6222323A - 電気接点 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電磁継電器や電磁接触器等に用いる電気接点
に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は電磁継電器や電磁接触器等の接触子を示す斜視
図である。図において、（３）は接触子合金、そして（
４）はこの接触子合金（３）に設けられた従来の電気接
点である。この電気接点（４）例えばクラッド接点は接
触子合金（３）に接するベースメタル（図示しない）と
、このベースメタルにクラブト被着したコンタクトメタ
ル（図示しない）とからなり、ベースメタルには銅ニッ
ケル（ＣｕＮ　ｉ）合金、Ａｇ、その他の金属が用いら
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、従来のＣｕＮｉ合金はＣｕ　−３０Ｎ１（Ｎｉ
３０重量％）のものが広く用いられているが、これはコ
ンタクトメタル（接点材料）のもつ特性、特に電気伝導
度を低下させてしまう。また、ＣｕＮｉ合金は触媒とし
ての不純物であるチタンを０．２〜０．３重量％程度含
んでおり、このチタンのために抵抗溶接等の接合性を著
しく阻害し、コンタクトメタルの電気的寿命特性を低下
させる問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、コンタクトメタルの電気特性を向上させた電気接点
を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明縁に係る電気接点は、ニッケル１０〜２０重量
％を含有し且つ不純物としてのチタンを含有しない銅ニ
ッケル合金のベースメタルを備えたものである。

［作　用］ この発明においては、ベースメタルのニッケル量を限定
し且つチタンを排除したので、コンタクトメタルの電気
的寿命が長くなる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す断面図であり、電気
接点（４Ａ）はベースメタル（１）とコンタクトメタル
（２）とからなる。ベースメタル（１）はニッケルをｌ
Ｏないし２０重量％含有するがチタンを含有しないＣｕ
Ｎｉ合金を使用する。ニッケル含有・量が１０重量％未
満であるＣｕＮｉ合金は入手が困難であり、２０重量％
を越えると接点の開閉寿命が例えば１万回程度落ちるの
で望ましくない。

ＣｕＮｉ合金としてチタンを含有しないＣｕ−２ＯＮｉ
及びＣｕ−１ＯＮｉ合金、並びに比較例としてＣｕ−３
ＯＮｉ合金で作ったベースメタルの電気伝導度を測定し
た。従来のベースメタルＣｕ−３ＯＮｉ合金は４．６％
であったのに対し、この発明におけるベースメタルＣｕ
−２ＯＮｉ合金は６．５％、Ｃｕ−１ＯＮｉ合金は９．
１％と電気伝導度が向上し、この変化によっ−で電気的
寿命（インチング寿命）に好影響を与え、例えばｊＯア
ンペアクラス程度の電磁接触器においてはその寿命が約
１万回程度延命された。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、ニッケル１０〜２０重
量％を含有し且つ不純物としてのチタンを含有しない銅
ニッケル合金のベースメタルと、このベースメタルにク
ラッド被着したコンタクトメタルとで電気接点を構成し
たことによって、ベースメタルの電気伝導度が向上し、
ひいては電気接点の電気的寿命などの電気的特性が向上
するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は接
触子合金に電気接点が設けられた接触子の斜視図である
。 図において、■はベースメタル、２はコンタクトメタル
、３は接触子合金、４と４Ａは電気接点である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ニッケル１０〜２０重量％を含有し且つ不純物としての
   チタンを含有しない銅ニッケル合金のベースメタルと、
   このベースメタルにクラッド被着したコンタクトメタル
   とからなることを特徴とする電気接点。