JPS625523A - スイツチ用金属材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手動操作スイッチ、ロークリスイッチ。

電磁リレ等スイッチ作用を営む電気回路部品一般に広く
用いられるスイッチ用金属材に関する。

〔従来技術〕

第３図は電磁リレの構造を示している。対設された固定
ばね１６．１７の先端部には接点１２．１３が形成され
ており、固定ばね１６．１７の基端部は両者の中間に位
置する可動ばね１８の基端部と共にばね支持部材１９に
よって固定されている。固定ばね１６．１７゜の先端部
の相対向する位置には接点１２．１３が形成されており
、これらの接点１２．１３と対面する可動ばね１８の両
面には接点１４．１５が形成されている。

電磁石１１は鉄心１１ａと、これに巻回したコイル１１
ｂと鉄心１１ａの一端に連結したＬ型の継鉄１１ｃとを
備え、継鉄１１ｃのコイルｌｌｂ、鉄心１１ａと平行に
位置させた部分にばね支持部材１９を垂直に取付けであ
る。鉄心１１ａの継鉄ｌｉｅを連結していない方の端面
には接極子３１を臨設してあり、接極子３Ｉは継鉄１１
ｃの先端部近傍を支点として揺動可能に枢支しである。

可動ばね１８は固定ばね１６．１？より少し長く、その
先端部側へ延出させてあり、この延出部分に接極子３１
の先端を当接させである。可動ばね１８は電磁石１１の
消磁時には図示の如く接点１５が接点１３と接するよう
に支持部材１９に固定されており、電磁石１１の励磁時
には鉄心１１ａが接極子３■を磁着し、その先端にて可
動ばね１８を固定ばね１６側へ付勢し、接点１４と接点
１２とを接触させる一力、接点１５と接点１３とを引き
離す。即ち接点１３．１５にて常閉接点、接点１２．１
４にて常開接点を構成する。

固定ばね１６．１？及び可動ばね■８としては薄板ばね
材料が用いられている。材料は銅合金系のものと鉄鋼系
のものとがあり、前者のものとしてはりん青銅、洋白又
はＢｅ−Ｃｕ合金、Ｃｕ−Ｎｉ−３ｉ合金若しくはＣｕ
−Ｎｉ−３ｉ合金が、また後者のものとしては、１８−
８ステンレス＆ｉ１．１ｌ−ＩＰＨステンレス鋼が知ら
れている。その他エルジロイ等のＣｏ基合金系のものが
知られている。

また接点１２等の材料としては、銀、パラジウム。

金、白金等の貴金属、又はこれらを主成分とする合金が
用いられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

さて固定ばね１６．１？及び可動ばね１８は支持部材１
９側端部にて外部回路とリード線で接続されるので導体
を兼ねる。そこで一般には電気伝導度に優れたりん青銅
、洋白等を用いるが、これらのものは鉄鋼系、Ｃｏ基合
金系のものに比して引張強さ、ばね限界値及び疲れ強さ
が低いという欠点がある。

逆に鉄鋼系、Ｃｏ基合金系のものは上述の各種強度に優
れた値を示すがハンダ付が困難であるという問題点があ
る。

ｃ問題点を解決するための手段〕 本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、薄鋼板の表面に電気メッキによるニッケル
層を被着形成することによって機械的強度に優れ、また
ハンダ付が容易であり、更に外観が長期に亘って美麗な
スイッチ用金属材を提供することを目的とする。

本発明に係るスイッチ用金属材は能動的又は受動的に他
あのスイッチ部材に向けて付勢されるスイッチ部材に用
いる金属材において、弾性を有する薄鋼板の表面に電気
メッキによるニッケル層を被着してなることを特徴とす
る。

薄鋼板としては、弾性に優れかつ耐食性に優れた高カー
ボンの硬鋼材、或いは５ＵＳ３０１，５ＵＳ３０４゜５
ＵＳ４２０．５ＵＳｆ５３１等のステンレス鋼を用いる
。いずれの場合も用途に応じた機械的特性の素材を用い
、またそれに応じた寸法のものを用いればよい。

またニッケル層の厚みは通電電流、通電時間の仕様に応
じて適当に決定すればよいが、このスイッチ部材は小電
流用又は、電位伝播用として用いるのが適切である。

第１図は第３図同様の電磁リレの接点部を示している。

可動ばね８は薄ｇｌｌｆｌ！８ａの両面に電気メッキに
よるニッケル層８ｂ、８ｂを形成したもの、固定ばね６
゜７と薄鋼板６ａ、７ａの一面（対面側）に電気メッキ
によるニッケル層６ｂ、　７ｂを形成したものであり、
可動ばね８の両面には接点４．５が、また固定ばね６，
７の対向面には接点２．３が形成しである。これらのば
ねＧ、１．８を基端部にて支持するばね支持部材９から
延長させた部分におけるニッケルＪｉ６ｂ。

７ｂ、８ｂ、８ｂ上はハンダ付け２１により外部回路へ
のリード線２２が接続される。

なおこの実施例では可動ばね８をその支持部材９での固
定状態を偏らせるごとにより７側へ付勢しているが、こ
のように自らの弾性によらず、コイルスプリングを連結
して可動ばね８を固定ばね７側へ付勢するようにしても
よい。つまり可動ばね８の固定ばねに対する付勢は能動
的であっても受動的であってもよい。

第２図は上述の接点２，３，４．５を用いることなく、
ばね６．７．８によって接点をも兼ねさせた実施例を示
している。開閉頻度又は遮断電流が低くアークによる消
耗が少ない場合にはこのような構成でもよい。

〔数値例〕

薄鋼板として０．２ｍｍ厚のステンレス鋼５ＵＳ３０４
を用い、表面に１〜１０μｍｗ−のニッケル層を形成し
たものにつき機械的強度を求めたところ以下のとおりで
あった。

引張強さ　　　　　　７３４　　　ＣＮ／＊霧２〕ばね
限界値　　　　　３５６　　　（Ｎ／勇璽２〕〔効果〕 以上の如き本発明の材料は機械的特性に優れ、またニッ
ケル層を設けているごとによりハンダ付が容易であり、
更に長期に亘って美麗な外観を示す。従って、製造が容
易であり、また使用時のハンダ付が容易であって、十分
強い機械的強度を有する、耐久性に優れた電磁リレを提
供・できる。

また本発明の材料は電気メッキにてニッケル層を形成し
ているのでその厚さを自由に設定でき、所望の仕様のも
のを得ることができる。

また層厚も均一になるので通電による局部加熱の膚もな
い。

更にまた本発明の材料はその使用に当たり、ストリップ
状のものからプレス又はシャーにて必要な大きさ、パタ
ーンに切出されるが、その際軟らかなニッケル層が切断
側面を覆うように延展され、薄鋼板の表面を露出させな
い。このために電気的腐食にも強い等、本発明は優れた
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１．　２図は本発明の材料を用いた電磁リレの接点部
の拡大側面図、第３図は電磁リレの構造図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、能動的又は受動的に他方のスイッチ部材に向けて付
   勢されるスイッチ部材に用いる金属材において、弾性を
   有する薄鋼板の表面に電気メッキによるニッケル層を被
   着してなることを特徴とするスイッチ用金属材。