JPS625522A - スイツチ用金属材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手動操作スイッチ、ロータリスイッチ。

電磁リレ等スイッチ作用を営む電気回路部品一般に広く
用いられるスイッチ用金属材に関する。

〔従来技術〕

第４図は電磁リレの構造を示している。対設された固定
ばね１６．１７の先端部には接点１２．１３が形成され
ており、固定ばね１Ｇ、　１７の基端部は両昔の中間に
位置する可動ばね１８の基端部と共にばね支持部材１９
によって固定されている。固定ばね１６．１７゜の先端
部の相対向する位置には接点１２．１３が形成されてお
り、これらの接点１２．１３と対面する可動ばね１８の
両面には接点１４．１５が形成されている。

電磁石１１は鉄心１１ａと、これに巻回したコイル１１
ｂと鉄心１１ａの一端に連結したＬ型のｉ１１！鉄１１
ｃとを備え、！Ｉ！飲ＩＬｃのコイル１１ｂ、鉄心１１
ａと平行に位置させた部分にばね支持部材１９を垂直に
取付けである。鉄心１１ａの継鉄１１ｃを連結していな
い力の端面には接極子３１を臨設してあり、接極子３１
は継鉄１１ｃの先端部近傍を支点として揺動可能に枢支
しである。

可動ばね１８は固定ばね１６，１７より少し長く、その
先端部側へ延出させてあり、この延出部分に接極子３１
の先端を当接させである。可動ばね１８は電磁石１１の
消磁時には図示の如く接点１５が接点■３と接するよう
に支持部材１９に固定されており、電磁石１１の励磁時
には鉄心１１ａが接極子３１を磁着し、その先端にて可
動ばね１８を固定ばね１６側へ付勢し、接点１４と接点
１２とを接触させる一力、接点１５と接点１３とを引き
離す。即ち接点１３．１５にて常閉接点、接点１２．１
４にて常開接点を構成する。

固定ばね１６．１７及び可動ばね１８としては薄板ばね
材料が用いられている。材料は銅合金鋼系のものと鉄鋼
系のものとがあり、前者のものとし才はりん青銅、洋白
又はＢｅ−Ｃｕ合金、Ｃｕ−Ｎｉ−５ｉ合金若しくはＣ
ｕ−Ｎｉ−３ｎ合金が、また後者のものとしては、１８
−８ステンレス鋼、　１７−７Ｐ）Ｉステンレス鋼が知
られている。

その他エルジロイ等のＣｏ基合金系のものが知られてい
る。

また接点１２等の材料としては、銀、パラジウム。

金、白金等の貴金属、又はこれらを主成分とする合金が
用いられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕 さて固定ばね１Ｇ、　１７及び可動ばね■８は支持部材
１９側端部にて外部回路とリード線で接続されるので導
体を兼ねる。そごで通電電流の大きいものには電気伝導
度に優れたりん青銅、洋白等を用いるが、これらのもの
は鉄鋼系、Ｃｏ基合金系のものに比して引張強さ、ばね
限界値及び疲れ強さが低いとい・う欠点がある。逆に鉄
鋼系、Ｃｏ基合金系のものは電気伝導度に劣り、通電容
量を大きくするために断面積を大きくすると、電磁石１
１を大きくする必要がある等の問題点を生しる。

ｃ問題点を解決するための手段〕 本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、薄鋼板の表面に電気メッキによる銅層を被
着形成することによって機械的強度と導電性の両方の要
求を満たし得るスイッチ用金属材を提供することを目的
とする。

本発明に係るスイッチ用金属材は能動的又は受動的に他
方のスイッチ部材に向けて付勢されるスイッチ部材に用
いる金属材において、弾性を有する薄鋼板の表面に電気
メッキによる銅層を被着してなることを特徴とする。

薄鋼板としては、弾性に優れ且つ耐食性に優れた高カー
ボンの硬鋼材或いは５ＵＳ３０１，５ＵＳ３０４，５Ｕ
Ｓ４２０゜５ＵＳ６３１等のステンレス鋼を用いる。い
ずれの場合も用途に応じた機械的特性の素材を用い、ま
たそれに応じた寸法のものを用いればよい。

また銅層の厚みは通電電流、通電時間の仕様に応じて適
当に決定すればよい。

第１図は第４図同様の電磁リレの接点部を示している。

可動ばね８は薄＆ｉｉ坂８ａの両面に電気メッキによる
銅Ｆｉ８ｂ、８ｂを形成したもの、固定ばね６，７は薄
鋼板６ａ、７ａの一面（対面側）に電気メッキによる銅
層６ｂ、７ｂを形成したものであり、可動ばね８の両面
には接点４．５が、また固定ばね６，７の対向面には接
点２，３が形成しである。これらのばね６゜７．８を基
端部にて支持するばね支持部材９から延長させた部分に
おける銅Ｖｉｉ６ａ、７ａ、８ａ、８ａ上はハンダ付け
２１により外部回路へのリード線２２が接続される。

なおこの実ｈト例では可動ばね８をその支持部材９での
固定状態を偏らせるごとにより７側へ付勢しているが、
このように自らの弾性によらず、コイルスプリングを連
結して可動ばね８を固定ばね７側へ付勢するようにして
もよい。つまり可動ばね８の固定ばねに対する付勢は能
動的であっても受動的であってもよい。

第２図は上述の接点２．３，４．５を用いることなく、
ばね６，７．８によって接点をも兼ねさせた実施例を示
している。開閉頻度又は遮断電流が低くアークによる消
耗が少ない場合にはこのような構成でもよい。

第３図は可動ばね８が固定ばね６，７と接触する部分を
環状に形成して接触を確実ならしめるものであり、図示
しない接極子を作用させるための部分を固定ばね６，７
から突出させである。その化第１図と同様の部分には同
符号を付して説明を省略する。

〔数値例〕

薄鋼板として０．２ｍｍ厚のステンレス鋼５ＵＳ３０４
を用い、表面に２〜２０μｍ厚の銅層を形成したものに
つき機械的強度を求めたところ以下のとおりであった。

引張強さ　　　　　　　７３４　　　ＣＮ／ａｍ２）ば
ね限界値　　　　　３５Ｇ　　　（Ｎ／ａｓ”　）〔効
果〕 以上の如き本発明の材料は機械的特性と電気伝導度の双
方に優れた性質を示すから、ＭｉＪ記、固定ばね等のよ
うにこれを通電部材として用いる場合にも十分強い機械
的強度を有する、耐久性に優れた電磁リレを提供できる
。また本発明の材料は表面に銅層を有しているのでハン
ダ付けが容易であり、これを用いたスイッチの接続作業
をする上での作業性に優れている。

更に本発明の材料は電気メッキにて銅層を形成している
のでその厚さを自由に設定でき、所望の仕様のものを得
ることができる。

また層厚も均一になるので通電による局部加熱の虞もな
い。

更にまた本発明の材料はその使用に当たり、ストリップ
状のものからプレス又はシャーにて必要な大きさ、パタ
ーンに切出されるが、その際軟らかな銅層が切断側面を
覆うように延展され、薄鋼板の表面を露出させない。こ
のために電気的腐食にも強い等、本発明は優れた効果を
秦する。

【図面の簡単な説明】

第１．２．３図は本発明の材料を用いた電磁リレの接点
部の拡大側面図、第４図は電＆ｆ　ＩＪしの構造図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、能動的又は受動的に他方のスイッチ部材に向けて付
   勢されるスイッチ部材に用いる金属材において、弾性を
   有する薄鋼板の表面に電気メッキによる銅層を被着して
   なることを特徴とするスイッチ用金属材。