JPH09198983A - 小型デバイス - Google Patents

小型デバイス

Info

Publication number
JPH09198983A
JPH09198983A JP8355400A JP35540096A JPH09198983A JP H09198983 A JPH09198983 A JP H09198983A JP 8355400 A JP8355400 A JP 8355400A JP 35540096 A JP35540096 A JP 35540096A JP H09198983 A JPH09198983 A JP H09198983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
substrate
contact
magnetic circuit
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8355400A
Other languages
English (en)
Inventor
Raymond Vuilleumier
レイモン・ヴィルーミエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Original Assignee
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev, Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM filed Critical C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Publication of JPH09198983A publication Critical patent/JPH09198983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/005Details of electromagnetic relays using micromechanics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/14Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
    • H01H1/20Bridging contacts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/005Details of electromagnetic relays using micromechanics
    • H01H2050/007Relays of the polarised type, e.g. the MEMS relay beam having a preferential magnetisation direction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフィまたは同様な技法を使用
して基板に対してマイクロ加工を施すことによって得ら
れる小型リレーを提供する。 【解決手段】 可動接点(26)が、基板(1)から張
り出すようにして取り付けられた弾性レバー(19)に
よって支持される。レバー(19)は、揺動部材を形成
し、変形可能な接続部によって基板(1)に取り付けら
れる。レバーの各自由端部に、磁気回路の電機子(2
0、21)が設けられ、磁気回路は、それ自体によって
生成される、レバー(19)の弾性変形によって生成さ
れる力とは反対の磁力を用いて電機子を接触させること
ができる座を画定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の機能を実行
する、集積回路を製造するために従来使用されている技
法によって得られる小型デバイスに関する。この種のデ
バイスは特に、マイクロリレーの分野で使用することが
できる。
【0002】
【従来の技術】磁気回路、励磁コイル、接点、ばね、必
要に応じて永久磁石など個別の構成要素で構成された小
型リレーを製造することは以前から知られている。これ
らの構成要素は、高性能ロボットを使用して組み立てら
れ、そのため、製造業者は非常に低コストのリレーを供
給することができる。
【0003】しかし、集積回路の使用法が絶えず向上し
ているため、このような電磁リレーの寸法をさらに減少
させ、このような回路の寸法と同様な寸法を与え、それ
によってこのようなリレーを直接、集積制御回路と組み
合わせる必要があると考えられている。しかし、前述の
従来型の製造技法は、この種の高度な小型化の助けとは
ならない。
【0004】したがって、そのような目的を達成するた
めの様々な提案がなされている。たとえば「Journal of
Microelectromechanical Systems 」(第2巻、第1
号、1993年3月、Chong H.Ahn and Mark G.Allen)
に発表された論文で、Allenは、磁気回路と、この
磁気回路上に「巻かれた」コイルと、固定接点と、可動
接点が集積された基板を含むマイクロ加工された小型リ
レーについて説明している。この可動接点は、コイルを
励磁することによって可動接点を固定接点上に接触させ
ることができるように弾性変形できるレバーの自由端に
設けられる。このコイルの「巻き線」は、複数の集積レ
ベルにわたって延びる導電トラックによって作製され
る。
【0005】他の同様な提案は、「Transducers '95-Eu
rosensors IX」(320ページないし323ページ)に
発表された論文でB. Rogge等によってなされた。
【0006】一般に、マイクロリレーを、たとえば通信
やその他の分野で実際に使用できるようにするには、い
くつかの機械的基準および電気的基準を満たさなければ
ならない。下記の表1は、たとえば製品が自動試験機器
(ATEセキュリティ)に関して規定された標準および
通信分野の標準を満たすようにするためにリレー製造業
者が遵守しなければならないいくつかの値を記載し示し
たものである。
【0007】 表1 特性 ATE TELECOM コイルと接点との間の絶縁(kV) 0.5〜1.5 1.5〜2.5 接点間の絶縁(kV) 0.5〜1.5 1.0〜1.5 接点間の距離(μm) 40〜210 210〜440 接触力(g) ≦4.5 ≧4.5 接触抵抗(Ω) 10〜0.1 0.02〜0.05 10mA〜1A 1A 制御電力(W) ≦0.1 ≦0.1 サイクル数 107〜106 106 切替時間(ms) ≦2 ≦2
【0008】これらの要件は極めて厳しいものであり、
基本的に、集積回路の従来の寸法に匹敵する大きさの範
囲外であるように思われる。このような要件のうちで、
接点間の絶縁および接触力に関係する要件は特に満たす
のが困難である。
【0009】一方、規定された絶縁値では、接点間の距
離を大きくする必要があり、他方では、下記の表2から
分かるように、接触力に関して、電機子と磁気回路との
間のエアギャップ中に非常に高い磁気誘導B0を生成す
る必要がある。
【0010】 表2 B0(T) 0.2 0.3 0.4 0.5 P0(g/mm2) 1.6 3.6 6.4 9.9 Ni/d0(A−/μm) 0.16 0.24 0.32 0.40 この表で、p0 は、エアギャップの単位面積当たりに生
成される力である。
【0011】この表は、エアギャップd0がわずか10
マイクロメートルの場合でも制御コイルのアンペア回数
Niを非常に高くすべきであり、制御力が100mWよ
りも低い値に限られ、コイルが長い期間にわたって励磁
されたままにする場合には数百回あるいは場合によって
は数千回の巻きが必要であることを示している。そのよ
うな要件は現在、マイクロテクノロジーの範囲内で得ら
れる技術的可能性の範囲外である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マイ
クロ加工によって製造され、前述の要件を満たすと共に
集積制御回路と密に組み合わせることができる小型デバ
イスを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
所定の機能を実行する小型デバイスであり、このデバイ
スは、エレクトロフォーミング、またはフォトリソグラ
フィ、または特に小型マイクロリレーを製造するための
同様な技法、あるいはそれらの組合せを使用して基板に
対してマイクロ加工を施すことによって得られる。ま
た、磁気回路を形成する手段と、少なくとも1つの励磁
コイルと、磁気回路の作用下で上記の機能を実行する手
段とを備えている。このデバイスでは、すべてのこれら
の要素が、集積回路を製造するために使用される工程と
同様な集積工程によって前記基板上に得られる。上記の
機能を実行する手段は、基板から張り出すように基板に
取り付けられた弾性変形可能なレバーによって少なくと
も部分的に構成される。そのレバーは、揺動部材を形成
し、レバーのほぼ中央部が、変形可能な接続部によって
基板に取り付けられ、レバーの各自由端部に、磁気回路
を形成する手段の一部となる磁気電機子が設けられてい
る。磁気回路は、レバーの弾性変形によって生成される
力とは反対の、それ自体によって生成される第1の磁力
を用いて磁気電機子を接触させることができる座を構成
し、各磁気回路に結合されたコイルが、選択的に励磁可
能であり、かつ磁気回路の磁力とは反対の第2の磁力を
生成することができ、このコイルに結合された電機子が
座に接触したときに、レバーを傾斜させることによっ
て、この電機子を解放し他方の電機子を座に接触させる
ことができる。
【0014】これらの特徴によって、特にこのデバイス
をマイクロリレーへの応用において使用すると、マイク
ロリレーは、前述の厳しい動作条件を満たすことがで
き、同時に集積回路技法を使用して製造することができ
る。
【0015】したがって、本発明の特に有利な応用によ
れば、デバイスは、基板上に設けられた少なくとも1つ
の固定接点と、揺動部材を形成するレバーによって支持
される少なくとも1つの可動接点とを備えるマイクロリ
レーを形成する。この可動接点は電機子を座に接触させ
るときに前記固定接点に接触させるものである。
【0016】したがって、レバーは、その固有の弾性に
よって、可動接点と固定接点が開くときに可動接点を固
定接点から十分遠くに離し、必要な絶縁を確保すること
ができる。また、これらの接点が閉じるとき、永久磁束
は、動作要件に対応する接触抵抗を確保するのに十分な
圧力を用いて可動接点を固定接点上に接触させる。この
ため、コイルをデバイスの安定な位置で常に励磁された
ままにしておく必要はない。
【0017】本発明の他の特徴および利点は、添付の図
面を参照しながら、単に一例として与えた下記の説明を
読めば明らかになろう。
【0018】
【発明の実施の形態】次に説明する本発明によるデバイ
スは、「オンチップ」技法を使用して製造される。した
がって、この技法によって、デバイスは、好ましくはシ
リコンからなる基板1の上方に作製される(図1ないし
図3)。
【0019】この基板の面2をこの説明の残りの部分全
体にわたって「上面」と呼ぶ。また、図面をより明確に
するために、いくつかの寸法は大幅に誇張してある。
【0020】当業者は、マイクロリレーを機械加工する
ために使用されるフォトエッチング技法およびフォトリ
ソグラフィ技法を知っており、この機械加工に必要な一
連の処理ステップをどのように実施するかが分かること
に留意されたい。
【0021】実際の例として、デバイスの長手方向寸法
を約2mmないし3mmとして選択することができる。
【0022】基板1の下面3は2つのキャビティ4およ
び5を有し、これらのキャビティは、基板がシリコンか
らなる場合には、異方性腐食によって機械加工すること
ができる。これらのキャビティはそれぞれ、永久磁石6
aおよび6bを収容するものである。これらの磁石6a
および6bは、それぞれのキャビティに固定されたペレ
ットでよく、又は適当な基板に付着させることによって
得ることもできる。これらの磁石はそれぞれ、上面2の
近くに北極および南極を有する。図のケースでは、これ
らの磁石はデバイスの長手方向寸法に沿って延びる(す
なわち、図1の平面)。各キャビティの底部は、キャビ
ティが形成された後も残る基板1の材料の層7で形成さ
れる。
【0023】上面2は、絶縁体8、たとえば酸化ケイ素
の多層で覆われる。この多層8は、コイル構成を絶縁す
る3層(個別に図示されてはいない)で構成され、その
ため、この構成の各巻きは、それを囲む巻きから分離さ
れる。これらのコイルの中心に、基板1の面2から開口
部9が形成され、この開口部は絶縁体多層8内で延び
る。
【0024】より厳密に言えば、コイル構成は、適当な
形状の金属付着物、たとえばアルミニウムで製造され、
絶縁体層8に埋め込まれた2組10および11の2つの
フラット・コイル10a、10b、11a、11bを含
む。図1ないし図3は、フラット・コイルの位置を太線
で示す。図の実施形態では、各コイルはほぼ矩形であ
る。
【0025】12および13の2組の極片12a、12
bおよび13a、13bは、開口部9に挿入され、絶縁
体多層8からわずかに突出して延びる矩形のFeNi付
着物で形成される。各極片は、対応するコイルによって
囲まれ、磁気回路の一部を構成しているとともに、同様
に磁気回路の一部となっている電機子20の座ともなっ
ている。
【0026】図1および図2は、磁石と、1組のコイル
と、1組の極片とで形成されたアセンブリどうしが、デ
バイスの長手方向寸法に沿って互いにある距離だけ分離
されることを示す。これらのアセンブリは、2つのメサ
15および16で形成された支持装置14に対して、こ
の長手方向寸法に垂直な平面に対して対称的に構成され
る。互いに面する側で、これらのメサは、デバイスのほ
ぼ全長にわたって延びる二重レバー19との変形可能な
接続部を形成するそれぞれのねじりアーム17、18を
備える。ねじりアームは、この目的に適した弾性変形可
能な材料、すなわちFeNiまたは酸化ケイ素からな
り、ほぼ矩形である。
【0027】このレバー19の自由端にそれぞれ、磁束
閉鎖片または電機子20および21が設けられる。電機
子は、FeNiで構成し、対応する1組の極片に接触さ
せたときにそれらの極片を覆うことができるように寸法
付けることが好ましい。
【0028】図3は、レバー19の一方の端部の断面図
を示し、特に、本発明によるデバイスの設計対象である
機能を実行するための手段の構成を示す。本明細書で説
明するケースでは、これらの手段は電気接触装置を備
え、そのためデバイスはマイクロリレーである。したが
って、このマイクロリレー用の切替接点を電気的に形成
することができるレバー19の各端部にそれぞれ、2つ
の二重接点22および23が設けられる。
【0029】図3に戻ると分かるように、マイクロリレ
ーの好ましい実施形態は2つの固定二重接点22および
23を備える。図3は、二重接点22を示しており、接
点23はまったく同じものである。レバー19は、この
ように形成されたスイッチの可動接点を支持する。
【0030】各電機子20、21は、レバー19の端部
に、一体に形成された弾性変形可能なクロス・ピース2
4および25を備える。高導電性を有する金属、たとえ
ば金のパッド26が、これらの伸長部のそれぞれの端部
に設けられ、極片、この場合は12aおよび13bのう
ちの一方のどちらかの側に付着させた固定接点27と相
互作用する。図1で、極片13bの後方に一方の固定接
点27を見ることができる。
【0031】一変形例によれば、クロス・ピース24お
よび25は、それに結合された電機子とは異なる材料で
構成することができる。しかし、機械的応力の下で接触
パッド26と接点27を互いに接触させ、それによって
可能な磨耗を補償できるようにするにはこれらの伸長部
の弾性が極めて重要であることが認識されよう。これら
の伸長部の弾性変形によって、接点上に加えられる力
は、接点が開くときに接点上に加えられる力とは反対の
力学的力を生成する機械的位置エネルギーの形で蓄積さ
れる。このような力学的力は、接点の接着力に打ち勝つ
ために使用される。
【0032】コイル10a、10b、11a、11b
は、フラット・タイプのものであることが好ましく、数
10回の巻きを備えることができる。磁石6aおよび6
bの磁気特性は、本発明によるマイクロリレーの動作に
とって極めて重要である。まず、第1動作モードについ
て説明すると、この実施形態では、サマリウムコバルト
や、プラチナムコバルトや、フェライトストロンチウム
や、その他の同様な材料など「非常に硬質」の材料から
なる磁石が使用される。「非常に硬質の材料」の語は、
製造時に後磁化され、勾配がμoに近い線形曲線(図4
の直線B(H)を参照されたい)を有する材料を意味す
る。
【0033】磁気回路のパーミアンスAの値は下記の表
記法を使用して書くことができる。 Aa 磁石の断面 la 磁石の長さ Ap 極片12aまたは12bまたは13aまたは13
b(FeNi)の断面 lp1 電機子20または21が伸長部24および25に
よって対応する接点上に接触したときに極片12aおよ
び12bまたは13aおよび13bと電機子20または
21との間の和で構成されるエアギャップ lp0 デバイスを傾斜させた後に電機子が極片から分離
したときの同じエアギャップ
【数1】
【0034】A1、A、Aはそれぞれ、電機子が接触し
たときと接触していないときのパーミアンスと、漏れパ
ーミアンスである。
【0035】このような条件の下で、電機子を接触させ
ると、磁石の2つの極によって生成される接触力は次式
で表される。
【数2】 曲線(図4)上の仕事点はP1 になる。
【0036】一方、電機子が極片から分離されたとき
に、2つの極によって生成される力は次式で表される。
【数3】
【0037】F1>>F0+Fm(Fmは機械的力、すなわ
ちレバー自体の取り付けおよび弾性変形によってレバー
19上に加えられる力の和)なので、当該の時間に極片
上に接触した電機子は、対応するコイルが作用を受けな
いかぎり接触したままである。
【0038】マイクロリレーを傾斜させるには、電機子
が極片上に接触している側に、コイルを通じて電流を流
す必要がある。この電流は、Ni/la(Nは、当該の
コイルの巻き数である)に等しい消磁界を生成し、それ
によって仕事点がP1からP1'に変位する。このような
条件の下では、P1'で次式が成立する。 F1'<F0+Fm これによって、レバー19が傾斜し、マイクロリレーが
反対の位置になる。
【0039】しかし、消磁界は、磁石が消磁されない
(言い換えれば、Ppが、真っ直ぐな消磁線に沿って点
0を越えた位置まで移動できる)ような値に制限しな
ければならない。
【0040】しかし、非常に硬質の磁器材料には、イン
ダクションBで十分なエクスカージョンを得て、接点上
で必要な力を生成できるようにするためにかなり多数の
アンペア回数Niが必要であることに留意されたい。
【0041】硬度の低い磁石は、反転磁界が存在する際
に、下記の非線形インダクション曲線B(H)に追従す
ることによって消磁することが知られている。したがっ
て、Niのより好都合な値を得るにはこのような材料を
選択することが好ましい。しかし、その場合、この制御
機構によって磁化パルスおよび消磁パルスを生成する必
要があるので、コイル10a、10b、11a、11b
の駆動がわずかに複雑になる。
【0042】硬磁気材料および半硬磁気材料は、現在知
られている電解プロセスを使用して付着させることが容
易な点でも有利である。また、これらの材料は製造時に
磁化する必要がない。特に、コバルトタングステン、コ
バルト鉄、コバルトニッケルリンがこの使用法に適して
いることに留意されたい。
【0043】本発明に関して構想される応用例で好まし
い材料は、たとえば10kA/m程度、すなわち約12
5エルステッドのかなり小さな保磁力を有する材料であ
る。したがって、このような材料は、マイクロリレーの
関連するリレー中の電流の方向を適切に選択することに
よって磁化または消磁することができる。本発明では、
磁界に適切なインダクション値は、保磁力の2倍ないし
3倍であってよい。
【0044】図5は、例示したこのケースで使用される
磁化/消磁曲線を表す。図の例では、エアギャップがほ
とんどなく、そのため漏れを最小限に抑えることができ
ると仮定している。これは技術的に可能であり、したが
って、エアギャップの効果を無視することができる(t
anαθ=0)。
【0045】また任意に、図1および図2の左側に配置
された電機子20がすでに、対応する極片12aおよび
12b上に接触していると仮定する。このためには、適
当な方向の電流をコイル10aおよび10bを通過させ
ることによってNi/la中の磁界を磁石6aに印加す
る必要があった。これは、持続時間が数ミリ秒の電流パ
ルスでよい。この結果、この磁石の仕事点は、図5の曲
線上のP1になる。
【0046】その場合、生成される接触力は、上記の数
式(4)で定義したとおりである。図4のケースとは異
なり、磁石6bが弱く磁化されるに過ぎないのでデバイ
スの右側に対する力F0は零である。したがって、F1
>Fmなので、左側の電機子20は、左側が磁化された
後でも極片12aおよび12b上に接触したままであ
る。
【0047】デバイスを傾斜させるには、所定の振幅お
よび持続時間を有する消磁電流を左側コイル10aおよ
び10bを通過させ、同時に、振幅が消磁電流よりも2
倍ないし3倍だけ大きいが持続時間が消磁電流と同じで
ある電流を右側コイル11aおよび11bを通過させる
必要がある。
【0048】これは、左側では下記の効果を有する。 −磁石の仕事点が曲線上のP1からP1'へ移動する。こ
の場合、F1'=Fmである。 −Fmと、クロス・ピース24および25に蓄積されて
いる機械的位置エネルギーの解放との同時作用を受け
て、左側接点が開く。 −電機子20と極片12aおよび12bとの間のエアギ
ャップがかなり増大し、それによって図5の図中の真っ
直ぐな仕事線の勾配(tanα0 )が大幅に減少する。
点P1'がP0 へ移動し、次いでアンペア回数Niが零に
なったときに、点P0が点P0'へ移動する。右側では下
記の効果を有する。点PαがPμへ移動し、次いでアン
ペア回数Niが零になったときに、点Pμが点P1へ移
動する。
【0049】図1で、レバー19が、電機子20および
21を形成する2つの厚い領域と、この2つの電機子を
結合する薄いストリップ28とを有することが理解され
るであろう。ねじりアーム17および18は、このスト
リップ28のほぼ中間に取り付けられる。
【0050】電機子20および21の厚さは、これらの
電機子を通過できなければならない磁束によって決定さ
れる。図1に表したように、この厚さは、ストリップ2
8の厚さと比べて比較的大きい。この結果、電機子20
および21は比較的剛性である。
【0051】さらに、すでに指摘したように、接点が開
いているときには、必要な電気絶縁を確保するために接
点間にある距離(>100μm)を維持しなければなら
ない。電機子がかなり剛性なので、領域28は可とう性
をもつ必要がある。そうすることによって、他の利点、
すなわち、ねじりアーム17および18と電機子20お
よび21の外端との間の移動を増幅するという利点が与
えられる。
【0052】図6を参照すると分かるように、この増幅
は理論的には、下記のように説明することができる。
【0053】ストリップ28を変形するには、高さha
に設置されたねじりアーム17および18が、力Pa
3EI(hs/l3)ならびにl=(h3b/12)を維
持しなければならない。これは、可とう性ストリップの
慣性のモーメントであり、bおよびhはそれぞれ幅およ
び厚さである。Eは、このストリップの弾性係数であ
る。Pa<<F1p、F1p=F1/2が単一の磁極の力であ
ることに留意されたい。
【0054】接点が開いたときの接点の距離heは次式
から求めることができる。
【数4】 のとき hc=hs+tanαs(l+lR) したがって、
【数5】
【0055】一例として、lR=1を選択した場合、hc
=4hsである。これは、絶縁要件を満たすうえで実施
可能な値である。
【0056】図7ないし図9は、本発明によるマイクロ
リレーの他の実施形態を示す。この実施形態は、図1な
いし図3の実施形態とは接点の構成が異なる。具体的に
は、各クロス・ピース24および25は、この場合、絶
縁体層30によって固定された支持ブリッジ29を自由
端に有する。支持ブリッジ29は、たとえばFeNiか
らなり、それぞれ、基板1の絶縁層8内に形成された、
2つの接点33および34と相互作用するものである。
接点は、絶縁層からある距離だけ延びる。
【0057】したがって、この実施形態では、絶縁層3
0が存在することによって二重レバー19から絶縁され
る4つの電気回路をそれぞれ、単一の動作で開閉するこ
とができる。
【0058】図10および図11は、本発明によるマイ
クロリレーの他の実施形態を示す。この実施形態では、
それ自体が、互いに平行に延びる2枚のストリップ36
および37で形成された、二重レバー35が設けられ
る。
【0059】これらのストリップは、2つのメサ15お
よび16により、ねじりアーム17および18によって
支持される。これらのストリップは、それぞれ、ねじり
アーム17および18と同じレベル、ならびに平行なス
トリップ36および37の2つの端部に設けられた、3
つの接続ブロック38、39、40によって互いに固定
される。これらのブロックはたとえば、FeNiからな
り、それぞれの絶縁層41、42、43によってストリ
ップから絶縁される。
【0060】ストリップはまた、それぞれ、それぞれの
極片12a、12b、13a、13bと相互作用する、
別々の電機子44および45を端部で支持する。また、
各ストリップは、2つの横材46、47を支持し、絶縁
体層8中の固定接点51、52と相互作用する支持ブリ
ッジ48およびパッド49、50を固定する。したがっ
て、これらのアセンブリがメークまたはブレークするこ
とができる回路は互いに電気的に分離される。
【0061】図12および図13は、本発明によるマイ
クロリレーの他の実施形態を示す。この場合、基板60
は、一面を絶縁体層61で覆われ、他方の面にキャビテ
ィ62の開口部を有する。
【0062】このマイクロリレーは2つのメサ63、6
4も含み、これらのメサからねじりアーム65および6
6が延び、二重フォークの形のストリップ67を支持す
る。図面には一方のフォーク67Aしか表していない。
【0063】磁石68が、キャビティ62内に構成さ
れ、基板60に形成された開口部70および絶縁体層6
1を通過する2つの極片69および70と相互作用す
る。これらの極片はそれぞれ、絶縁体層61に埋め込ま
れたコイル71および72によって囲まれる。
【0064】フォーク67Aの枝の自由端は、支持ブリ
ッジ自体の端部に設けられた接触パッド74、75を備
える支持ブリッジ73を支持する。これらのパッドは固
定接点76、77と相互作用する。
【0065】支持ブリッジ73は、フォーク状ストリッ
プ67と一体に形成されると共に、支持ブリッジ73か
ら内側へフォーク67Aの枝間で延びる3つの接続タブ
78と一体に形成される。機械的な観点からは、これら
の接続タブは、この実施形態において、ストリップ67
が、それ自体に折り重ねられるとみなすことができ、同
時に、前の実施形態に関連して説明したストリップと同
じ機能を実行するように、これらの枝間で延びる。この
折り重ねストリップ構成の主な利点は、デバイスが基板
上で占める空間が全体的に、前述のデバイスよりも小さ
いことである。
【0066】接続タブは電機子プレート79に取り付け
られる。電機子プレート79は、対応する側の接点76
および77が閉じたときに、支持ブリッジ73によって
極片69および70上に接触する。この閉鎖位置では、
接続タブ78が、フォーク67Aと同じ方向に作用する
弾性応力を受けることに留意されたい。これは、図12
で明確に分かる。したがって、フォーク67Aおよびタ
ブ78に応力を与える弾性力は、生成された磁界によっ
て電機子79がはじかれ接点が開くときのアセンブリの
動作を向上させる。
【0067】図12は、本発明がマイクロリレーへの応
用に限らないことも示す。
【0068】実際、制限を含まず、前述のすべての変形
例で構想することができる異なる応用例では、固定接点
および可動接点の代わりに、あるいはこれらの接点を使
用すると共に、光線FLを遮断し、傾斜レバーの位置に
応じて選択的にターゲット(図示せず)に反射すること
ができる反射層CR(一点鎖線で示す)で磁石の可動要
素を被覆することができる。もちろん、同じ可動要素
は、ビームを反射せずに単に遮断することもできる。そ
の場合、反射層は不要である。
【0069】さらにマイクロリレー専用に応用すること
ができる本発明の他の変形例によれば、単一の二重接点
(図1参照)を設けるだけでよい。その場合、リレーは
単なるスイッチに過ぎない。他の変形例によれば、電気
接点は、レバー19のどちらかの側で重複することなし
に単一接点とすることができる。
【0070】マイクロリレーへの応用では、レバー19
の一方の側または両方の側に一対の絶縁接点を設け、次
いでそのような接点をリレーの対応する位置でブリッジ
することもできる。
【0071】最後に、前述のすべての実施形態で、基板
自体を磁気材料で構成し、それによって、コイルの下側
の基板の領域が局部的に磁化され強力な永久磁石の代わ
りとなるようにすることもできる。
【0072】したがって、上記の説明によれば、本発明
は、所定の機能を実行するデバイスを提供し、特に、現
代の集積回路チップと同様な寸法を有し、特に、現在高
性能技法で使用されているリレーの厳しい要件を満たせ
るようにするマイクロリレーを提供するものであること
が分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるデバイスが、マイクロリレーへ
の応用において機械加工された基板の部分断面図であ
る。
【図2】 マイクロリレーの平面図である。
【図3】 図2の線III−IIIに沿ってとられ、特
に1組の二重接点を示すマイクロリレーのわずかに大き
なスケールの断面図である。
【図4】 マイクロリレーの磁気動作を示す図である。
【図5】 マイクロリレーの磁気動作を示す図である。
【図6】 本発明によるマイクロリレーの機械的動作を
示す図である。
【図7】 本発明の他の実施形態によるマイクロリレー
の断面図である。
【図8】 図7のマイクロリレーの平面図である。
【図9】 図8の線IX−IXに沿ってとった、図7お
よび8のマイクロリレーの断面である。
【図10】 本発明の他の実施形態の断面図である。
【図11】 図10のマイクロリレーの平面図である。
【図12】 他の実施形態によって構成された本発明に
よるマイクロリレーの縦断面図である。
【図13】 特に特定の応用例を示す、本発明によるデ
バイスの他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 4、5 キャビティ 6a、6b 永久磁石 9 開口部 10a、10b、11a、11b フラット・コイル 12a、12b、13a、13b 極片 14 支持装置 15、16 メサ 17、18 ねじりアーム 19 レバー 20、21 電機子 22、23 二重接点 24、25 弾性変形可能なクロス・ピース

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を実行する小型デバイスであ
    り、このデバイスが、フォトリソグラフィ、または特に
    小型マイクロリレーを製造するための同様な技法、ある
    いはそれらの両方を使用して基板(1)に対してマイク
    ロ加工を施すことによって得られ、磁気回路を形成する
    手段(6a、6b、12a、12b、13a、13b、
    20、21、44、45、68、69、70、79)
    と、少なくとも1つの励磁コイル(10a、10b、1
    1a、11b、71、72)と、前記磁気回路の作用下
    で前記機能を実行する手段(25、26、27、29、
    31ないし34、46ないし51、74ないし77、C
    R)とを備え、すべてのこれらの要素が、集積回路を製
    造するために使用される工程と同様な集積工程によって
    前記基板(1)上に得られ、前記機能を実行する前記手
    段が、前記基板(1)から張り出すように前記基板
    (1)に取り付けられた弾性変形可能なレバー(19、
    35、67)によって少なくとも部分的に支持され、前
    記レバー(19、35、67)が、揺動部材を形成し、
    レバーのほぼ中央部が、変形可能な接続部(17、1
    8、65、66)によって基板に取り付けられ、前記レ
    バー(19、35、67)の各自由端部に、磁気回路
    (6a、6b、12a、12b、13a、13b、2
    0、21、44、45、68、69、70、79)を形
    成する前記手段の一部となる磁気電機子(20、21、
    44、45、79)が設けられ、磁気回路は、前記レバ
    ー(19、35、67)の弾性変形によって生成される
    力とは反対の磁気回路によって生成される第1の磁力を
    用いて前記電機子を接触させることができる座を構成
    し、各磁気回路に結合されたコイル(10a、10b、
    11a、11b、71、72)が、選択的に励磁可能で
    あり、かつ磁気回路の磁力とは反対の第2の磁力を生成
    することができ、このコイルに結合された電機子(2
    0、21、44、45、79)が座に接触したときに、
    前記レバー(19、35、67)を傾斜させることによ
    って、この電機子を解放し他方の電機子を座に接触させ
    ることを特徴とするデバイス。
  2. 【請求項2】 前記デバイスが、マイクロリレーを形成
    し、前記機能を実行する前記手段が、前記基板に設けら
    れた少なくとも1つの固定接点(27、33、34、5
    1、52、76、77)と、揺動部材を形成する前記レ
    バー(19、35、67)によって支持された少なくと
    も1つの可動接点(26、31、32、49、50、7
    4、75)とを備え、この可動接点が、前記電機子(2
    0、21、44、45、79)が座に接触したときに前
    記固定接点に接触するものであることを特徴とする請求
    項1に記載のデバイス。
  3. 【請求項3】 各磁気回路が、非常に硬質の磁気材料か
    らなる永久磁石(6a、6b、68)を備えることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 【請求項4】 各磁気回路が、硬磁気材料または半硬磁
    気材料からなる永久磁石(6a、6b、68)を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
  5. 【請求項5】 前記磁石が、基板上に取り付けられたペ
    レットの形を有することを特徴とする請求項3または4
    に記載のデバイス。
  6. 【請求項6】 前記基板が、磁気材料からなり、前記磁
    石が、前記基板の磁化領域で形成されることを特徴とす
    る請求項3または4に記載のデバイス。
  7. 【請求項7】 前記コイル(10a、10b、11a、
    11b、71、72)が、前記第1の磁力を生成するた
    めに励磁されるようにも設計されることを特徴とする請
    求項4ないし6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 【請求項8】 前記レバー(19、35、67)の各端
    部に、少なくとも1つの可動電気接点(26、31、3
    2、49、50、74、75)が設けられることを特徴
    とする請求項2ないし7のいずれか一項に記載のデバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 前記各可動電気接点(26、31、3
    2、49、50、74、75)が、前記レバーに固定さ
    れ、前記レバーに対して横方向へ延びる接続要素(2
    4、25、46、47、73)によって支持されること
    を特徴とする請求項2ないし8のいずれか一項に記載の
    デバイス。
  10. 【請求項10】 前記接続要素(24、25、46、4
    7)が、前記可動接点(26、31、32、49、5
    0)が前記第1の力の作用下で前記固定接点(27、3
    3、34、51)に接触したときに弾性変形することが
    でき、かつ弾性応力を受けることを特徴とする請求項9
    に記載のデバイス。
  11. 【請求項11】 前記接続要素(24、25)が、前記
    レバーから電気的に絶縁されることを特徴とする請求項
    9または10に記載のデバイス。
  12. 【請求項12】 前記レバー(35)の少なくとも一方
    の端部に、少なくとも2つの可動接点(31、32)が
    設けられ、レバー(35)が、互いに平行に延び、互い
    に電気的に絶縁された2つの縦長部分からなることを特
    徴とする請求項8ないし10のいずれか一項に記載のデ
    バイス。
  13. 【請求項13】 前記レバー(35)が、前記基板から
    電気的に絶縁されることを特徴とする請求項8ないし1
    2のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 【請求項14】 前記レバー(61)が、レバー自体の
    前記基板(1)との取り付け点のどちらかの側でレバー
    自体に折り重ねられることを特徴とする請求項1ないし
    13のいずれか一項に記載のデバイス。
  15. 【請求項15】 前記磁気回路が、対応する電機子(2
    0、21、44、45、79)の接触座を形成する極片
    (12a、12b、13a、13b、69、70)を備
    えることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか一
    項に記載のデバイス。
  16. 【請求項16】 前記各極片(12a、12b、13
    a、13b、69、70)が、励磁コイル(10a、1
    0b、11a、11b、71、72)によって囲まれる
    ことを特徴とする請求項15に記載のデバイス。
  17. 【請求項17】 前記レバー(19、35、67)が、
    少なくとも1つのねじりアーム(17、18、65、6
    6)によって前記基板(1)に取り付けられることを特
    徴とする請求項1ないし16のいずれか一項に記載のデ
    バイス。
  18. 【請求項18】 前記基板(1)が、前記磁石(6a、
    6b、68)を収納するためのキャビティ(4、62)
    を一面(3)に含み、各磁気回路の残りの部分が、前記
    基板(1)の対向面(2)上に構成されることを特徴と
    する請求項5に記載のデバイス。
  19. 【請求項19】 前記基板(1)の前記対向面(2)上
    に絶縁体層(8)が設けられ、前記コイル(10a10
    b、11a、11b、71、72)および前記極片(1
    2a、12b、13a、13b、69)が前記絶縁体層
    に埋め込まれることを特徴とする、請求項15と請求項
    16のどちらかに従属する請求項18に記載のデバイ
    ス。
  20. 【請求項20】 前記機能が、光線(FL)に作用する
    ことからなり、前記磁気回路が、前記ビームを遮断し、
    あるいは前記レバー(67)の位置の関数として反射
    し、あるいはその両方を行うことができる可動電機子
    (79)を備えることを特徴とする請求項1、5ないし
    7、14ないし18のいずれか一項に記載のデバイス。
JP8355400A 1995-12-22 1996-12-24 小型デバイス Pending JPH09198983A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9515371A FR2742917B1 (fr) 1995-12-22 1995-12-22 Dispositif miniature pour executer une fonction predeterminee, notamment microrelais
FR9515371 1995-12-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09198983A true JPH09198983A (ja) 1997-07-31

Family

ID=9485866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8355400A Pending JPH09198983A (ja) 1995-12-22 1996-12-24 小型デバイス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5889452A (ja)
EP (1) EP0780858B1 (ja)
JP (1) JPH09198983A (ja)
DE (1) DE69606760T2 (ja)
FR (1) FR2742917B1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2761518B1 (fr) * 1997-04-01 1999-05-28 Suisse Electronique Microtech Moteur planaire magnetique et micro-actionneur magnetique comportant un tel moteur
CA2211830C (en) * 1997-08-22 2002-08-13 Cindy Xing Qiu Miniature electromagnetic microwave switches and switch arrays
CH692829A5 (de) * 1997-11-20 2002-11-15 Axicom Ltd Mikrorelais als miniaturisiertes Flachspul-Relais.
DE19820821C1 (de) * 1998-05-09 1999-12-16 Inst Mikrotechnik Mainz Gmbh Elektromagnetisches Relais
US6373356B1 (en) 1999-05-21 2002-04-16 Interscience, Inc. Microelectromechanical liquid metal current carrying system, apparatus and method
DE19935819B4 (de) * 1999-07-29 2004-08-05 Tyco Electronics Logistics Ag Relais und Verfahren zu dessen Herstellung
US7027682B2 (en) 1999-09-23 2006-04-11 Arizona State University Optical MEMS switching array with embedded beam-confining channels and method of operating same
US6469602B2 (en) 1999-09-23 2002-10-22 Arizona State University Electronically switching latching micro-magnetic relay and method of operating same
US6496612B1 (en) 1999-09-23 2002-12-17 Arizona State University Electronically latching micro-magnetic switches and method of operating same
US6124650A (en) * 1999-10-15 2000-09-26 Lucent Technologies Inc. Non-volatile MEMS micro-relays using magnetic actuators
WO2001035484A1 (en) * 1999-11-12 2001-05-17 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Minute electromechanical actuation and fluid control devices and integrated systems based on low temperature co-fired ceramic (ltcc) tape technology
US6366186B1 (en) * 2000-01-20 2002-04-02 Jds Uniphase Inc. Mems magnetically actuated switches and associated switching arrays
US6351051B1 (en) * 2000-04-07 2002-02-26 Microsoft Corporation Microelectromechanical systems actuttor using a time-varying magnetic field
CN1320576C (zh) 2001-01-18 2007-06-06 亚利桑那州立大学 具有永久磁铁松弛对准要求的微磁闩锁开关
USPP15052P3 (en) * 2001-04-04 2004-07-27 Cp Delaware, Inc. Climbing rose plant named ‘Meidrason’
WO2002095784A1 (en) 2001-05-18 2002-11-28 Microlab, Inc. Microgagnetic latching switch packaging
US20030107460A1 (en) * 2001-12-10 2003-06-12 Guanghua Huang Low voltage MEM switch
US6836194B2 (en) 2001-12-21 2004-12-28 Magfusion, Inc. Components implemented using latching micro-magnetic switches
US20030169135A1 (en) 2001-12-21 2003-09-11 Jun Shen Latching micro-magnetic switch array
US20030179057A1 (en) 2002-01-08 2003-09-25 Jun Shen Packaging of a micro-magnetic switch with a patterned permanent magnet
US20030137374A1 (en) 2002-01-18 2003-07-24 Meichun Ruan Micro-Magnetic Latching switches with a three-dimensional solenoid coil
US20030222740A1 (en) 2002-03-18 2003-12-04 Microlab, Inc. Latching micro-magnetic switch with improved thermal reliability
WO2004027799A2 (en) 2002-09-18 2004-04-01 Magfusion, Inc. Method of assembling a laminated electro-mechanical structure
US20040121505A1 (en) 2002-09-30 2004-06-24 Magfusion, Inc. Method for fabricating a gold contact on a microswitch
US7202765B2 (en) 2003-05-14 2007-04-10 Schneider Electric Industries Sas Latchable, magnetically actuated, ground plane-isolated radio frequency microswitch
US7215229B2 (en) 2003-09-17 2007-05-08 Schneider Electric Industries Sas Laminated relays with multiple flexible contacts
US20050083157A1 (en) 2003-10-15 2005-04-21 Magfusion, Inc. Micro magnetic latching switches and methods of making same
US7183884B2 (en) 2003-10-15 2007-02-27 Schneider Electric Industries Sas Micro magnetic non-latching switches and methods of making same
US7342473B2 (en) 2004-04-07 2008-03-11 Schneider Electric Industries Sas Method and apparatus for reducing cantilever stress in magnetically actuated relays
CN1305091C (zh) * 2004-11-03 2007-03-14 重庆大学 双稳态电磁微机械继电器
DE102005033801B4 (de) * 2005-07-13 2010-06-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Torsionsfeder für mikromechanische Anwendungen
US7482899B2 (en) * 2005-10-02 2009-01-27 Jun Shen Electromechanical latching relay and method of operating same
WO2010076187A2 (en) * 2008-12-30 2010-07-08 Stmicroelectronics S.R.L. Integrated electronic device with transceiving antenna and magnetic interconnection
US8159320B2 (en) 2009-09-14 2012-04-17 Meichun Ruan Latching micro-magnetic relay and method of operating same
US9257250B2 (en) * 2012-11-28 2016-02-09 Stmicroelectronics, S.R.L. Magnetic relay device made using MEMS or NEMS technology
JP6631068B2 (ja) * 2015-07-27 2020-01-15 オムロン株式会社 接点機構およびこれを用いた電磁継電器
JP6950613B2 (ja) 2018-04-11 2021-10-13 Tdk株式会社 磁気作動型memsスイッチ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2903848A1 (de) * 1979-02-01 1980-08-07 Siemens Ag Schalter fuer lichtleiter
DE3303665A1 (de) * 1983-02-03 1984-08-09 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Polarisiertes elektromagnetisches relais
US4668928A (en) * 1986-06-23 1987-05-26 Tektronix, Inc. Bi-stable switch with pivoted armature
JP2714736B2 (ja) * 1992-06-01 1998-02-16 シャープ株式会社 マイクロリレー
JP2560629B2 (ja) * 1993-12-08 1996-12-04 日本電気株式会社 シリコン超小形リレー
JP3465940B2 (ja) * 1993-12-20 2003-11-10 日本信号株式会社 プレーナー型電磁リレー及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2742917A1 (fr) 1997-06-27
DE69606760T2 (de) 2000-10-12
FR2742917B1 (fr) 1998-02-13
EP0780858A1 (fr) 1997-06-25
DE69606760D1 (de) 2000-03-30
EP0780858B1 (fr) 2000-02-23
US5889452A (en) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09198983A (ja) 小型デバイス
US6084281A (en) Planar magnetic motor and magnetic microactuator comprising a motor of this type
US6366186B1 (en) Mems magnetically actuated switches and associated switching arrays
KR100298254B1 (ko) 마이크로패브리케이션 제조가 가능한 자기 릴레이 시스템 및 방법b
KR100474536B1 (ko) 전자적으로 스위칭하는 래칭 마이크로-마그네틱 릴레이 및그 동작방법
US6870454B1 (en) Linear switch actuator
US7327211B2 (en) Micro-magnetic latching switches with a three-dimensional solenoid coil
US6563409B2 (en) Latching magnetic relay assembly
Taylor et al. Integrated magnetic microrelays: normally open, normally closed, and multi-pole devices
Wright et al. A large-force, fully-integrated MEMS magnetic actuator
Fullin et al. A new basic technology for magnetic micro-actuators
KR20100029782A (ko) 마이크로 릴레이
JP4519921B2 (ja) 電磁制御マイクロシステム
US20120182099A1 (en) Electromechanical relay and method of making same
US20030222740A1 (en) Latching micro-magnetic switch with improved thermal reliability
US8188817B2 (en) Electromechanical relay and method of making same
JP4034657B2 (ja) 双安定磁気アクチュエータ
JP2833075B2 (ja) 接点装置
EP0127309B1 (en) Monostable type relay
JP4059200B2 (ja) マイクロリレー
JPS5958732A (ja) ミニアチュア型電磁リレ−
JPH01136314A (ja) 電磁石装置
WO2004017339A1 (en) Magnetic actuator or relay
WO2004051684A1 (en) Large air gap actuator