JPS6222245B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222245B2 JPS6222245B2 JP56059195A JP5919581A JPS6222245B2 JP S6222245 B2 JPS6222245 B2 JP S6222245B2 JP 56059195 A JP56059195 A JP 56059195A JP 5919581 A JP5919581 A JP 5919581A JP S6222245 B2 JPS6222245 B2 JP S6222245B2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- laminated
- coil
- laminated transformer
- transformer
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
- H01F27/027—Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は積層トランスに関する。さらに詳しく
は本発明は、磁性層と2組のコイル形成用導電パ
ターンとの交互積層体より成り、相互及び自己イ
ンダクタンス値の高い積層トランスに関する。
は本発明は、磁性層と2組のコイル形成用導電パ
ターンとの交互積層体より成り、相互及び自己イ
ンダクタンス値の高い積層トランスに関する。
一般にトランスは第1図に示すようにフエライ
トコア等の磁心1とその周りに巻いた巻線2,3
とから構成されており、磁束はφで示したように
閉じた磁力線となる。第1図のような構成のコイ
ルでは巻線のまわりよりも磁心の方がはるかに大
きい透磁率を有するために、磁束はすべて磁心を
通る。これに対して、特願昭53−161221号等で提
案された積層コイルやトランスは巻線のまわりが
すべて磁性体であるから磁束の漏れによるMの低
下の問題を生じることが分つた。従来の積層コイ
ルの1例は第2図に示されている。図中4は磁性
体層の印刷または積層で形成された磁心部であ
り、5,6は磁性体層と交互に印刷して2本のコ
イルとなるように形成された導体であり、各両端
T1,T2,T3,T4は積層体の外周側面へ引出され
ている。第2図から分るように導体の周囲はすべ
て磁性体で埋められているから磁束の流れは全て
がΦ1といつた理想的な分布とならないで、小ル
ープを画くφ2のような漏れフラツクスを生じ
る。従つて、積層トランスのインダクタンスは思
つた程上がらない欠点があつた。
トコア等の磁心1とその周りに巻いた巻線2,3
とから構成されており、磁束はφで示したように
閉じた磁力線となる。第1図のような構成のコイ
ルでは巻線のまわりよりも磁心の方がはるかに大
きい透磁率を有するために、磁束はすべて磁心を
通る。これに対して、特願昭53−161221号等で提
案された積層コイルやトランスは巻線のまわりが
すべて磁性体であるから磁束の漏れによるMの低
下の問題を生じることが分つた。従来の積層コイ
ルの1例は第2図に示されている。図中4は磁性
体層の印刷または積層で形成された磁心部であ
り、5,6は磁性体層と交互に印刷して2本のコ
イルとなるように形成された導体であり、各両端
T1,T2,T3,T4は積層体の外周側面へ引出され
ている。第2図から分るように導体の周囲はすべ
て磁性体で埋められているから磁束の流れは全て
がΦ1といつた理想的な分布とならないで、小ル
ープを画くφ2のような漏れフラツクスを生じ
る。従つて、積層トランスのインダクタンスは思
つた程上がらない欠点があつた。
従つて、本発明の目的はこのような問題点を克
服することにある。本発明の原理は、積層トラン
スにおいて、磁束が小ループを画く可能性のある
個所の導体の間に透磁率の低い磁性体、誘電体、
セラミツクなどの電気絶縁体を充填または介在さ
せることによつてこのような小ループをなくし、
相互及び自己インダクタンス値の高い積層トラン
スとするにある。以下図面を参照して本発明を詳
しく説明する。なお以下の説明で積層法による積
層トランスの製造方法は公知である(上記特許出
願等を参照されたい)から詳細を省略し、本発明
で必要となる低透磁率の材料の充填が、誘電体、
低μ磁性体、絶縁体セラミツク等の粉末をブチラ
ール樹脂及び溶剤などと混合してペースト化し、
これを他の磁性層、金属媒体の印刷と交互に或い
は相前後して所定のパターンの形に印刷すること
で行われることを指摘しておく。例えば、第3〜
5図のように磁性の第1層7を印刷し、その上に
導体8,9を印刷し、次に第4図に示すように導
体6の部分は避けて磁性体層10を印刷し、さら
に第5図のように導体8,9(ただし内側末端は
除く)の上に絶縁体、低μ磁性体、又は誘電体の
ペースト12,13を印刷し、以下導体8,9に
それぞれ接続する弧状導体を印刷して順次同様な
積層を反復する。以上のようにして望みのターン
数の印刷導体パターンを有する積層トランスが得
られる。この積層トランスを所定の高温度で焼成
した後、外部端子14,15,16,17を引出
部T1,T2,T3,T4に接続するように焼付ければ
第6図及び第7図に示すように積層トランスが完
成する。
服することにある。本発明の原理は、積層トラン
スにおいて、磁束が小ループを画く可能性のある
個所の導体の間に透磁率の低い磁性体、誘電体、
セラミツクなどの電気絶縁体を充填または介在さ
せることによつてこのような小ループをなくし、
相互及び自己インダクタンス値の高い積層トラン
スとするにある。以下図面を参照して本発明を詳
しく説明する。なお以下の説明で積層法による積
層トランスの製造方法は公知である(上記特許出
願等を参照されたい)から詳細を省略し、本発明
で必要となる低透磁率の材料の充填が、誘電体、
低μ磁性体、絶縁体セラミツク等の粉末をブチラ
ール樹脂及び溶剤などと混合してペースト化し、
これを他の磁性層、金属媒体の印刷と交互に或い
は相前後して所定のパターンの形に印刷すること
で行われることを指摘しておく。例えば、第3〜
5図のように磁性の第1層7を印刷し、その上に
導体8,9を印刷し、次に第4図に示すように導
体6の部分は避けて磁性体層10を印刷し、さら
に第5図のように導体8,9(ただし内側末端は
除く)の上に絶縁体、低μ磁性体、又は誘電体の
ペースト12,13を印刷し、以下導体8,9に
それぞれ接続する弧状導体を印刷して順次同様な
積層を反復する。以上のようにして望みのターン
数の印刷導体パターンを有する積層トランスが得
られる。この積層トランスを所定の高温度で焼成
した後、外部端子14,15,16,17を引出
部T1,T2,T3,T4に接続するように焼付ければ
第6図及び第7図に示すように積層トランスが完
成する。
第8図は完成した本発明の積層トランスの断面
図であり、磁性体部分11の中に導体コイル1
8,19が埋込まれ、しかも導体コイルの間には
絶縁体、誘電体または低μ材料20が介在してい
る。この構成によれば磁束は材料20の高磁気抵
抗のために小ループを画くことができないで、図
示のようにΦ3のみの閉磁路を画く。これにより
インダクタンス値は増大するので、積層トランス
の寸法を小型化し、或いは大きい値のトランスと
することができる。
図であり、磁性体部分11の中に導体コイル1
8,19が埋込まれ、しかも導体コイルの間には
絶縁体、誘電体または低μ材料20が介在してい
る。この構成によれば磁束は材料20の高磁気抵
抗のために小ループを画くことができないで、図
示のようにΦ3のみの閉磁路を画く。これにより
インダクタンス値は増大するので、積層トランス
の寸法を小型化し、或いは大きい値のトランスと
することができる。
次に、第9図及び第10図は本発明の他の実施
例による積層トランスを示す。図中、a,bは1
次側入力端子、c,dは2次側出力端子で、1次
コイルは端子aから出て所定のターン数を経て端
子bへ、2次コイルは1次コイルの巻きが終つた
ところから出発してcよりdまで周回して1次コ
イルと鎖交を行うように配置されている。第10
図に示すように磁性体21に埋つた1次コイル用
導体22の層間、2次コイル用導体23の層間、
及び両コイルの導体間にはすべて非磁性体又は低
μ材等の絶縁体24が埋込まれているため、1次
−2次コイル間の係合係数が高くなり、エネルギ
ー伝達効率が高められることは明らかであろう。
なお、本積層トランスの製造法は述べないが、こ
れは積層コイルの側の説明から明白であろう。
例による積層トランスを示す。図中、a,bは1
次側入力端子、c,dは2次側出力端子で、1次
コイルは端子aから出て所定のターン数を経て端
子bへ、2次コイルは1次コイルの巻きが終つた
ところから出発してcよりdまで周回して1次コ
イルと鎖交を行うように配置されている。第10
図に示すように磁性体21に埋つた1次コイル用
導体22の層間、2次コイル用導体23の層間、
及び両コイルの導体間にはすべて非磁性体又は低
μ材等の絶縁体24が埋込まれているため、1次
−2次コイル間の係合係数が高くなり、エネルギ
ー伝達効率が高められることは明らかであろう。
なお、本積層トランスの製造法は述べないが、こ
れは積層コイルの側の説明から明白であろう。
第11図は本発明のさらに他の積層トランスの
例を示す。この例は端子位置a,b,c,dを変
更しただけのことで第10図と特に変つたところ
はない。第9−10図及び本図の例の図路はいず
れも第12図に示される。
例を示す。この例は端子位置a,b,c,dを変
更しただけのことで第10図と特に変つたところ
はない。第9−10図及び本図の例の図路はいず
れも第12図に示される。
なお積層トランスは2つの導体コイルを交互に
積層する形にしても良いことは当業者には明らか
であろう。
積層する形にしても良いことは当業者には明らか
であろう。
以上のように、本発明の積層インダクタ(積層
コイル、積層トランス)は磁束の漏れが抑制さ
れ、インダクタンス値(自己及び相互誘導共に)
の高いインダクターであり、小型化し易いなどの
効果を達成することができる。
コイル、積層トランス)は磁束の漏れが抑制さ
れ、インダクタンス値(自己及び相互誘導共に)
の高いインダクターであり、小型化し易いなどの
効果を達成することができる。
第1図は従来の有心トランスの概念図、第2図
は従来の積層トランスの断面概念図、第3図は本
発明の実施例による積層コイルの製法の第1工程
を示す平面図、第4図は同第2工程を示す平面
図、第5図は第3工程を示す平面図、第6図は完
成した積層トランスの平面図、第7図は完成した
積層トランスの斜視図、第8図は同トランスの縦
断面図、第9図は本発明の他の実施例による積層
トランスの平面図、第10図は同縦断面図、第1
1図は本発明の更に他の実施例による積層トラン
スの平面図、及び第12図は同回路図である。図
中主な部分は次の通りである。 7,11:磁性体、8,9,18,19:導体
コイル、20,24:低μ材誘電体等の絶縁体。
は従来の積層トランスの断面概念図、第3図は本
発明の実施例による積層コイルの製法の第1工程
を示す平面図、第4図は同第2工程を示す平面
図、第5図は第3工程を示す平面図、第6図は完
成した積層トランスの平面図、第7図は完成した
積層トランスの斜視図、第8図は同トランスの縦
断面図、第9図は本発明の他の実施例による積層
トランスの平面図、第10図は同縦断面図、第1
1図は本発明の更に他の実施例による積層トラン
スの平面図、及び第12図は同回路図である。図
中主な部分は次の通りである。 7,11:磁性体、8,9,18,19:導体
コイル、20,24:低μ材誘電体等の絶縁体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の磁性層と2組のコイル形成用導体との
交互積層体より成る積層トランスにおいて、前記
コイル形成用導体の各々は前記磁性層を介在して
上下に重畳した周回パターンを形成しており、前
記上下に重畳する導体間の部分の磁性層はそれよ
りも低いμの電気絶縁体で置換されていることを
特徴とする積層トランス。 2 電気絶縁体は低いμの磁性体、誘電体、セラ
ミツクより選ばれている前記第1項記載の積層ト
ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5919581A JPS57173919A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Laminated transformer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5919581A JPS57173919A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Laminated transformer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57173919A JPS57173919A (en) | 1982-10-26 |
JPS6222245B2 true JPS6222245B2 (ja) | 1987-05-16 |
Family
ID=13106391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5919581A Granted JPS57173919A (en) | 1981-04-21 | 1981-04-21 | Laminated transformer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57173919A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62257709A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-10 | Murata Mfg Co Ltd | 積層トランス |
JPH0766219B2 (ja) * | 1986-07-30 | 1995-07-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 複写方法 |
JPH0541531Y2 (ja) * | 1986-11-19 | 1993-10-20 | ||
JPH02288317A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-28 | Toko Inc | 積層インダクタの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591103A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-10 | Tdk Corp | Laminated inductor |
-
1981
- 1981-04-21 JP JP5919581A patent/JPS57173919A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591103A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-10 | Tdk Corp | Laminated inductor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57173919A (en) | 1982-10-26 |
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