JPS62219469A - リチウム電池 - Google Patents

リチウム電池

Info

Publication number
JPS62219469A
JPS62219469A JP6277786A JP6277786A JPS62219469A JP S62219469 A JPS62219469 A JP S62219469A JP 6277786 A JP6277786 A JP 6277786A JP 6277786 A JP6277786 A JP 6277786A JP S62219469 A JPS62219469 A JP S62219469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithium
methyl
gel electrolyte
battery
electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6277786A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Nagai
龍 長井
Kozo Kajita
梶田 耕三
Toshikatsu Manabe
真辺 俊勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP6277786A priority Critical patent/JPS62219469A/ja
Publication of JPS62219469A publication Critical patent/JPS62219469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/22Immobilising of electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/14Cells with non-aqueous electrolyte
    • H01M6/18Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte
    • H01M6/181Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte with polymeric electrolytes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、リチウムまたはリチウム合金を負極とする
主として薄型のリチウム電池に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のリチウム電池に使用される電解質としては、リ
チウム塩を適宜の非水系溶媒に溶解させてなる高流動性
の液体のほか、この液にゲル化剤を加えてゲル状とした
ものが知られている。後者のゲル状電解質は、正負両極
集電板の対向する平坦状の周辺部で接着封止する構造の
薄型電池(第1図参照)に対してとくに有用である。こ
れは、上記薄型電池において高流動性の電解質を用いる
と、接着封止時もしくは保管時に漏液しやすく、また接
着封止材料が熱融着性のものである場合にその加熱封止
時に液の飛散を起こす惧れがあるのに対し、ゲル状電解
質ではかかる問題が回避されるためである。
このような利点を有するゲル状電解質としては、従来、
リチウム塩を溶解する非水系溶媒として炭酸プロピレン
、γ−ブチロラクトンなどを使用し、そのゲル化剤とし
てポリメチルメタクリレート(特開昭54−10454
1号公報)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセタ
ール[J、AppI!。
E/ectrochem、5 (1975)P、63〜
69]などを用いたものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、近年における各種電子機器類の高性能化に伴
ってこれらに使用される電池にもより高性能化および長
寿命化が要望されているが、上記従来のゲル状電解質を
用いたリチウム電池では、該電解質のイオン伝導度が一
般に低く放電特性面で満足できず、かつ経時的に性能低
下が大きく寿命面でも難があることから、上記要望に充
分に対処できない現状である。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、上記
高性能化および長寿命化の要望に充分に対処し得るリチ
ウム電池を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を
重ねた結果、特定のポリマーをゲル化剤としたゲル状電
解質がイオン伝導性にすぐれており、これを用いたリチ
ウム電池は前記従来のゲル状電解質を用いた電池に比較
して内部抵抗が小さく良好な放電特性を示すとともに経
時的な性能低下が少なく長寿命となることを見い出し、
この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、正極集電板と負極集電板との間
に正極とリチウムまたはリチウム合金からなる負極と両
極間に介在するセパレータおよび電解質を含む電池要素
が収容されたリチウム電池において、上記電解質が、リ
チウム塩と非水系溶媒とともにゲル化剤として、アクリ
ル酸のメチルもしくはエチルエステルの単独または共重
合体、アクリル酸のメチルもしくはエチルエステルとメ
タクリル酸のメチルもしくはエチルエステルとの共重合
体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリメタアクリロニ
トリルより選ばれる少なくとも一種のポリマーを含むゲ
ル状電解質であることを特徴とするリチウム電池に係る
〔発明の構成・作用] この発明のリチウム電池に使用するゲル状電解質は、前
記の如くゲル化剤として、アクリル酸のメチルもしくは
エチルエステルの単独または共重合体、アクリル酸のメ
チルもしくはエチルエステルとメタクリル酸のメチルも
しくはエチルエステルとの共重合体、ポリビニルアルキ
ルエーテル、ポリメタアクリロニトリルより選ばれる少
なくとも一種のポリマーを用いたものであり、後記する
イオン伝導性の比較試験結果を示す第1表から明らかな
ように前記従来のゲル状電解質に比べてイオン伝導度が
高いため、これを用いた電池の内部抵抗を低くしてその
放電特性を改善する機能を示す。
また、上記ゲル状電解質を用いたこの発明のリチウム電
池においては、上記ゲル化剤の使用によるそれぞれの特
徴的作用により、後記する充放電サイクル特性試験結果
を示す第2図から明らかなように、長期間使用しても性
能低下が少なく、前記従来のゲル状電解質を使用した電
池に比較して長寿命である。この理由については明確で
はないかつぎのように推測される。
すなわち、前記従来のゲル状電解質を利用したリチウム
電池では、その電解質のゲル4E’剤であるポリアクリ
ロニトリル、ポリビニルアセタール、ポリメチルメタク
リレートがいずれも負極リチウムに対して反応性が大き
く、これによって負極リチウムが次第に失活して可逆性
の低下を招くこと、また通常の高流動性液体からなる電
解質に対するゲル状電解質の既述利点をもたらす要因と
して非水系溶媒の蒸気圧を低下させる作用があるが、こ
の作用が不充分であるために経時的に電池の内部抵抗の
増大や漏液を生じること、などで性能低下を招くものと
考えられる。
これに対して、この発明のリチウム電池では、アクリル
酸のメチルもしくはエチルエステルの単独または共重合
体、アクリル酸のメチルもしくはエチルエステルとメタ
クリル酸のメチルまたはエチルエステルとの共重合体、
ポリビニルアルキルエーテルのいずれかをゲル化剤とす
るゲル状電解質を用いたものにあっては、これらゲル化
剤が化学的安定性にすぐれて負極リチウムと反応しない
カマたは反応しにくいこと、またポリメタアクリロニト
リルをゲル化剤とするゲル状電解質を用いたものにあっ
ては該ゲル化剤による非水系溶媒の蒸気圧の低下作用が
非常に大きく内部抵抗の増大および漏液が防止されるこ
とにより、いずれも経時的な性能低下が抑制されるもの
と推測される。
なお、この発明における前記ゲル化剤のうち、とくにア
クリル酸のメチルもしくはエチルエステルの単独または
共重合体、ならびにアクリル酸のメチルモジくはエチル
エステルとメタクリル酸のメチルもしくはエチルエステ
ルとの共重合体を用いたゲル状電解質は、一般的にゲル
状電解質の調製においてゲル化するのに80〜100℃
で長時間保持する必要があるのに対し、加熱を行うこと
なくゲル化することが可能であるため、リチウム塩が熱
分解する惧れがなく、また短時間で調製できる利点があ
る。すなわち、上記アクリル酸エステルの単独または共
重合体およびメタクリル酸エステルとの共重合体はトル
エンやベンゼンなどの低沸点溶媒に可溶であるため、ゲ
ル状電解質の調製に際し、上記低沸点溶媒にゲル化剤を
溶解した溶液と、炭酸プロピレンやγ−ブチロラクトン
などの高沸点溶媒である本来の非水系溶媒にリチウム塩
を溶解した溶液とを混合したのち、真空吸引によって上
記低沸点溶媒を揮散除去することにより、均一なゲル状
電解質が得られる。
この発明においてゲル状電解質のゲル化剤として使用す
る前記各ポリマーとしては、数平均分子量が5,000
〜200,000程度のものが好適である。なお、ゲル
化剤としての前記共重合体のうちアクリル酸エステルと
メタクリル酸エステルとの共重合体としては、アクリル
酸のメチルモジ<はエチルエステル/メタクリル酸のメ
チルもしくはエチルエステルのモル比が110.01〜
110.5程度であるものがよく、後者のメタクリル酸
エステル成分が多すぎると前記従来のゲル状電解質と同
様の問題を生起する。また、ゲル化剤としてのポリビニ
ルアルキルエーテルはアルキル基の炭素数が通常3以下
であるのが好ましく、特にメチル基またはエチル基であ
るのが好適である。
また、ゲル化剤の使用量は、一般に非水系溶媒とリチウ
ム塩とからなる非水系電解質100重量部に対して5〜
45重量部程度とするのがよい。
ただし、ゲル化剤がポリメタアクリロニトリルである場
合は、前記の如く非水系溶媒の蒸気圧低下作用が非常に
大きいため、上記基準で3〜25重量部程度と使用量を
少なくしても差し支えなく、これによってゲル化剤とリ
チウム塩とが反応する確率を小さくできる利点がある。
この発明におけるゲル状電解質に使用するリチウム塩と
しては、従来よりリチウム電池用電解質成分として知ら
れる種々のものを使用可能であるが、とくに好適なもの
としてLiBφ4(φはフェニル基を意味する)、Li
PF、、L + CF3 S Oa、L i As F
6、LiBF4などが挙げられ、これらは予め非水系溶
媒の付加物とした形態でも使用でき、2種以上を併用し
てもよい。またこのようなリチウム塩の濃度は0.3〜
2モル/l程度とするのがよい。
非水系溶媒としては、リチウム塩と反応せず、このリチ
ウム塩および前記ゲル化剤のポリマーの両者を溶解でき
、かつ該ゲル化剤と混合してゲル化する性質を有するも
のであればよく、従来よりリチウム電池の電解質用とし
て既知のものを種々使用できる。その代表例としては、
炭酸プロピレン、γ−ブチロラクトン、ジメトキシエタ
ン、ジオキシランなどが挙げられ、これらは2種以上を
併用しても差し支えない。
この発明のリチウム電池は、正極集電板と負極集電板と
の間に正極とリチウムまたはリチウム合金からなる負極
と両極間に介在するセパレータおよび上述のゲル状電解
質を収容したものであり、種々の大きさ、形状の電池を
包含するが、とくに上記両極集電板の対向する平坦状の
周辺部で接着封止する構造の薄型電池としてすぐれる。
第1図はこの発明に係る薄型のリチウム電池の一例を示
すものである。図において、1はステンレス鋼からなる
方形平板状の正極集電板、2は周辺を一面側へ段状に折
曲して主面と同じ向きの平坦状の周辺部2aを設けたス
テンレス鋼からなる浅い方形皿状の負極集電板、3は両
極集電板1,2の対向する周辺部1a、2a間を封止し
た接着剤層、4は両極集電板1,2間に構成される空間
5内において正極集電板1側に配された正極、6は空間
5内において負極集電板2側に装填されたリチウムまた
はリチウム合金からなる負極、7は両極4,6間に介在
させた多孔性ポリプロピレンなどの多孔性材料からなる
セパレータ、8は正極4を取囲むように配設されたポリ
プロピレンなどからなる方形環状の枠体である。
この場合、前述したゲル状電解質は通常では組込み前の
セパレータ7に予め塗布して含浸させることにより、電
池内部に添加される。このときゲル状電解質は、組立て
基面に多少の傾斜があったり、振動が加わっても周辺へ
流出することがなく、塗り付は位置から組込み位置への
セパレータ7の運搬時にも滴下する惧れはなく、かつ添
加量を広範囲で調整することが可能である。
−万、接着剤層3としては、一般的な塗料溶液型の接着
剤も使用できるが、とくに熱融着性材料からなるものが
好適である。この熱融着性材料3としては、熱融着前の
形態が両極集電板1,2の周辺部1a、2aの幅に対応
する幅に予め設定した環状などの成形シートであるもの
を使用できる。すなわち、封止操作は上記両開辺部1a
、2a間に上記成形シートを挾んで圧接し、この状態で
同周辺部1a、2a部分を所定温度まで加熱すればよい
そして、この加熱過程においては既述のように前記ゲル
状電解質は通常の高流動性液体からなる電解質のように
飛散することがなく、容易に確実な封止が達成される。
また上述のように熱融着前の形態が固形の成形物である
ことから、取扱い操作および組付は操作が非常に容易で
あると共に、塗料溶液型接着剤を用いる場合のように空
間5内へ流入して粘性体と混じり合う惧れがない。
なお、このような熱融着性材料3にはホットメルト型接
着剤、ハーメチックシール可能なセラミックを始め、種
々のものを使用できる。
また、正極4としては、活物質とテフロン粉末などの結
合剤と必要に応じてカルボニルニッケルなどの電子伝導
助剤とを混合してシート状に成形したものを使用しても
よいが、前述したゲル状電解質を活物質と必要に応じて
導電助剤に混練して粘稠物としたものを好適に使用でき
る。すなわち、後者の粘稠物はスクリーン印刷やスキー
ジ塗布法などによって正極集電板1上に塗布形成できる
ため、前者のような成形工程が不要となり、形成操作も
極めて簡単で低コスト化が図れるとともに、薄層化が容
易であることから薄型電池への適用性に優れる。
そして、枠体8は正極4として上記粘稠物を使用する場
合にその塗布量を設定する機能を持つものである。すな
わち、予めこの枠体8を正極集電板1上に載置しておき
、その内側に一杯に上記粘稠物を塗布充填することによ
って塗布量が一定になるから、所望の塗布量に応じて枠
体8の厚さと大きさつまり包囲面積を定めればよい。
正極4に使用する活物質としては、従来よりリチウム電
池用の正極活物質として知られる種々のものを使用でき
るが、とくに好適なものとじてT i S2、MoS2
、v6ota、v205、vSe2、N1PS3が挙げ
られ、これらは2種以上を併用してもよい。
さらに、負極6としてはリチウムおよりIJチウム合金
のいずれも使用可能であるが、リチウム単独では長期の
間に前記粘性体と反応する可能性があるため、アルミニ
ウムなどとの合金化を図ることが望ましい。
なお、この発明の電池における両極集電板は、第1図で
示すようにその一方を皿形とする以外に、両方を共に皿
形としたり、あるいは両方を共に平板状として周辺部間
にセラミック製などのスペーサを介在させた構造として
もよい。このスペーサを用いる場合はその両面と両極集
電板との間をそれぞれ接着封止することは言うまでもな
い。また電池外形は方形以外の多角形および円形など、
用途に応じた種々の形状とすることができる。さらに電
池の総厚はとくに限定されないが、1,0朋以下、好ま
しくは0.3〜0,7朋程度においてこの発明の適用効
果が大きい。
[発明の効果] この発明に係るリチウム電池は、電解質として特定のゲ
ル化剤を用いたゲル状電解質を使用するものであるから
、内部抵抗が小さく放電特性にすぐれるとともに、経時
的な性能低下が少なく長寿命である。
〔実施例〕
以下にこの発明の実施例および比較例を記載する。
実施例1 4−メチル−1・3−ジオキソランと1・2−ジメトキ
シエタンとヘキサメチルホスホリックトリアミドの重量
比60:35:5の混合溶媒にLiPF。
を1モル/lの濃度で溶解した溶液80重量部に対し、
ポリアクリル酸メチル(数平均分子量約100.000
)20重量部をトルエン40重量部に溶解した溶液を均
一に混合したのち真空ポンプによる減圧除去法にてトル
エンをその臭気が認められなくなるまで揮散除去し、均
一なゲル状電解質を得た。
つぎに、このゲル状電解質とT i S2粉末とを重量
比1:1で混練し、この混練物をスキージ塗布法により
一辺15朋の正方形で厚さ0.1闘のステンレス製平板
からなる正極集電板の表面に、その上に載置したポリプ
ロピレン製の方形の枠体の内側に一杯になるように塗布
し、−辺10間で厚さ0、1 mmの正極を形成した。
この正極上に、厚さ100声の多孔性ポリプロピレンか
らなるセパレータ(ポリプラ各チツクス社製の商品名ジ
ュラガード5411)に凹凸形状を形成してこれに上記
ゲル状電解質を約100 q/cdの割合で塗り付けて
均一に含浸させたものを積層し、さらにこのセパレータ
上にリチウム−アルミニウム合金製で一辺4flの正方
形箔からなる厚さ80.ItInの負極を積層した。
つぎに、正極集電板の周辺部上に厚さ60/I7+1幅
2fItW1の方形環状シートからなる変性ポリオレフ
ィン系ホットメルト接着剤が載置された状態で、−辺1
5mの正方形で厚さ0.1朋の皿形ステンレス製板から
なる負極集電板を被冠し、両極集電板の周辺部を圧接下
で185°Cに加熱して熱融着封止し、第1図で示す構
造の電池総厚0.5 mの薄型リチウム電池を作製した
実施例2 ポリアクリル酸メチルに代えてアクリル酸エチルとメタ
クリル酸メチルとのモル比85:15の共重合体(数平
均分子量約10,000)20重量部を使用した以外は
実施例1と同様にしてゲル状電解質を調製した。つぎに
、このゲル状電解質を用いて実施例1と同様にして薄型
リチウム電池を作製した。
実施例3 炭酸プロピレンにL 1cF3S03を1モル/lの濃
度で溶解した溶液80重量部にポリビニルメチルエーテ
ル(数平均分子量約10,000)20重量部を添加混
合したのち、密封下で70℃で30分間放置してゲル化
させ、均一なゲル状電解質を調製した。つぎに、このゲ
ル状電解質を用いて実施例1と同様にして薄型リチウム
電池を作製した。
実施例4 炭酸プロピレンにLiBφ4のジメトキシエタン付加物
(LiBφ、ニジメトキシエタンのモル比=1:3)を
0.8モル/lの濃度で溶解した溶液80重量部にポリ
メタアクリロニトリル(数平均分子量約30,000)
20重量部を添加混合したのち、密封下で100℃にて
3時間放置してゲル化させ、均一なゲル状電解質を調製
した。つぎに、このゲル状電解質を用いて実施例1と同
様にして薄型リチウム電池を作製した。
比較例1 ポリメタアクリロニトリルに代えてポリメタクリル酸メ
チル(数平均分子量約20,000)20重量部を使用
した以外は実施例4と同様にしてゲル状電解質を調製し
た。つぎに、このゲル状電解質を用いて実施例1と同様
にして薄型リチウム電池を作製した。
比較例2 ポリメタアクリロニトリルに代えてポリビニルホルマー
ル(数平均分子量約10,000)20重量部を使用し
た以外は実施例4と同様にしてゲル状電解質を調製した
。つぎに、このゲル状電解質を用いて実施例1と同様に
して薄型リチウム電池を作製した。
比較例3 ポリビニルメチルエーテルに代えてポリアクリロニトリ
ル(数平均分子量200,000)20重量部を使用し
た以外は実施例3と同様にしてゲル状電解質を調製した
。つぎに、このゲル状電解質を用いて実施例1と同様、
にして薄型リチウム電池を作製した。
以上の実施例および比較例の各電池について、二次電池
として25℃の温度下で100)lAの定電流による充
放電サイクル特性を充電終止電圧2,7V1放電終止電
圧1.5vとして測定した。この結果を第2図で示す。
なお、図中の曲線A1は実施例1、A2は実施例2、A
3は実施例3、A4は実施例4、B1は比較例1、B2
は比較例2、B3は比較例3にそれぞれ対応している(
以下の第3〜5図も同様である)。
一方、各実施例および比較例で使用したゲル状電解質の
イオン伝導度を測定したところ、下記第1表のとおりで
あった。
第2図および第1表の結果から明らかなように、この発
明に係るリチウム電池(実施例1〜4)は、従来のゲル
状電解質を用いたリチウム電池(比較例1〜3)に比べ
、ゲル状電解質のイオン伝導度が高いことによって放電
特性にすぐれるとともに、経時的つまり長期間の使用に
よる性能低下が少なく長寿命であることが判る。
つぎに、実施例1,2および比較例1,2で用いたゲル
状電解質をそれぞれリチウム金属板とともにガラス製の
アンプル中に入れ、各アンプル内にアルゴンガスを封入
し、60°Cで保存してリチウム金属板の着色および光
沢変化を調べた。その結果を第2表に示す。
第  2  表 第2表の結果から、アクリル酸のメチルもしくはエチル
エステルの単独または共重合体、ならびにアクリル酸の
メチルもしくはエチルエステルとメタクリル酸のメチル
またはエチルエステルとの共重合体をゲル化剤としたこ
の発明に用いるゲル状電解質は負極リチウムに対して反
応性を示さず、したがって電池の負極の可逆性を損なわ
ないことが明らかである。これに対してポリメタクリル
酸メチルおよびポリビニルホルマールをゲル化剤とする
従来のゲル状電解質は、負極リチウムと反応してこれを
失活させ、上記可逆性を損なって電池の寿命を短くする
ことが判る。
また、実施例3および比較例3で用いたゲル状電解質を
それぞれ厚さ100mμのポリプロピレン製不織布(薄
型リチウム電池のセパレータ材料)に約100 my/
1ytlの割合で塗り付けて充分に含浸させ、この不織
布の両面に直径10順、厚さ0.1餌のリチウム金属板
を貼り合わせ、両金属板を電極として200pAの定電
流のもとに5時間の充放電を行った。この場合の両端の
分極値とサイクル数との関係を第3図に示す。
この第3図の結果から、ポリビニルアルキルエーテルを
ゲル化剤としたこの発明に用いるゲル状電解質は負極リ
チウムに対する化学的安定性にすぐれ、したがって電池
の負極の可逆性を損ないにくいことが明らかである。こ
れに対して、ポリアクリロニトリルをゲル化剤とする従
来のゲル状電解質は、負極リチウムと反応してこれを失
活させ、上記可逆性を著しく損なって電池の寿命を短く
することが判る。
さらに、実施例4および比較例1,2で用いたゲル状電
解質においてゲル化剤(ポリマー)の使用量を種々変化
させた場合の非水系溶媒の蒸気圧変化を第4図に示す。
また実施例4および比較例1゜2の電池について、60
℃で保存したときの保存日数と内部抵抗の増加量との関
係を第5図に示す。
この第4,5図の結果から、ポリメタアクリロニトリル
をゲル化剤としたこの発明に用いるゲル状電解質は非水
系溶媒の蒸気圧の低下作用が非常に大きく、これを用い
たこの発明の電池は、従来のゲル状電解質を用いた電池
に比較して経時的な内部抵抗の増加が少なく、長期保存
性にすぐれ、またこの点から長期間使用しても性能低下
が少なく長寿命であることも明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るリチウム電池の構造例を示す断
面図、第2図は実施例および比較例の電池の充放電サイ
クル特性図、第3図は実施例3および比較例3で用いた
ゲル状電解質を含浸させたポリプロピレン製不織布を用
いた充放電試験における分極値とサイクル数の相関特性
図、゛第4図は実施例4および比較例1,2で用いたゲ
ル状電解質におけるゲル化剤の添加量と非水系溶媒の蒸
気圧との相関特性図、第5図は実施例4および比較例1
.2の電池の保存日数と内部抵抗の増加量との相関特性
図である。 1・・・正極集電板、2・・・負極集電板、4・・・正
極、6・・・負L  7・・・セパレータ 特許出願人  日立マクセル株式会社 第1 口 1:正糧集tgt 2:賃場集[衷 4:正極 6:1J砲 7:tJec−)1 第2図 サイクル数 第3図 サイクル数 ゲル化剤本加号 (it’ム)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正極集電板と負極集電板との間に正極とリチウム
    またはリチウム合金からなる負極と両極間に介在するセ
    パレータおよび電解質を含む電池要素が収容されたリチ
    ウム電池において、上記電解質が、リチウム塩および非
    水系溶媒とともにゲル化剤として、アクリル酸のメチル
    もしくはエチルエステルの単独または共重合体、アクリ
    ル酸のメチルもしくはエチルエステルとメタクリル酸の
    メチルもしくはエチルエステルとの共重合体、ポリビニ
    ルアルキルエーテル、ポリメタアクリロニトリルより選
    ばれる少なくとも一種のポリマーを含むゲル状電解質で
    あることを特徴とするリチウム電池。
JP6277786A 1986-03-19 1986-03-19 リチウム電池 Pending JPS62219469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277786A JPS62219469A (ja) 1986-03-19 1986-03-19 リチウム電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277786A JPS62219469A (ja) 1986-03-19 1986-03-19 リチウム電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62219469A true JPS62219469A (ja) 1987-09-26

Family

ID=13210135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277786A Pending JPS62219469A (ja) 1986-03-19 1986-03-19 リチウム電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62219469A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0359524A2 (en) * 1988-09-12 1990-03-21 Mhb Joint Venture Electrolyte composition
JPH0346704A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Yuasa Battery Co Ltd 高分子固体電解質の製造法
JPH0362408A (ja) * 1989-07-28 1991-03-18 Yuasa Battery Co Ltd 高分子固体電解質及びその製造法
EP0616381A1 (en) * 1993-03-10 1994-09-21 Alliant Techsystems Inc. Lithium-based polymer electrolyte electrochemical cell
EP0724305A1 (en) * 1995-01-26 1996-07-31 Sony Corporation Gel electrolyte and cell using same
WO2000003449A3 (fr) * 1998-07-10 2000-04-13 Inst Nat Polytech Grenoble Electrolyte solide polymere et ses procedes de preparation

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0359524A2 (en) * 1988-09-12 1990-03-21 Mhb Joint Venture Electrolyte composition
JPH0346704A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Yuasa Battery Co Ltd 高分子固体電解質の製造法
JPH0362408A (ja) * 1989-07-28 1991-03-18 Yuasa Battery Co Ltd 高分子固体電解質及びその製造法
EP0616381A1 (en) * 1993-03-10 1994-09-21 Alliant Techsystems Inc. Lithium-based polymer electrolyte electrochemical cell
EP0724305A1 (en) * 1995-01-26 1996-07-31 Sony Corporation Gel electrolyte and cell using same
WO2000003449A3 (fr) * 1998-07-10 2000-04-13 Inst Nat Polytech Grenoble Electrolyte solide polymere et ses procedes de preparation
US6822065B1 (en) * 1998-07-10 2004-11-23 Institut National Polytechnique De Grenoble Solid polymer electrolyte and preparation methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4774941B2 (ja) ゲル電解質およびゲル電解質電池
KR101273722B1 (ko) 부극 및 전지
JP2002512430A (ja) 再充電可能なリチウム電池の複合ポリマー電解質
KR20010113516A (ko) 겔상 전해질 및 비수성 전해질 전지
JP2000268867A (ja) 薄膜型リチウム二次電池
CN110024048A (zh) 半固体电解质层、电池片和二次电池
EP0895296B1 (en) Sheet-like sealed non-aqueous electrolyte cell
CN109216652A (zh) 一种聚合物保护的锂负极及其制备方法
JP2002359000A (ja) 非水電解液および非水電解液二次電池
JPH08264205A (ja) ゲル電解質及び電池
US20030003367A1 (en) Lithium battery and method for the preparation thereof
JPS62219469A (ja) リチウム電池
JP3587982B2 (ja) 高分子固体電解質およびこれを用いたリチウム二次電池と電気二重層キャパシタ
JP2001110405A (ja) ゲル状高分子固体電解質電池およびその製造方法
JP3858465B2 (ja) リチウム二次電池
JPS6220262A (ja) 薄型リチウム電池
JP2002158037A5 (ja)
JPS6222375A (ja) 薄型リチウム電池
JP2000182600A (ja) リチウム電池
JP2002158037A (ja) ポリマー二次電池及びその製造法
JPS6222376A (ja) 薄型リチウム電池
JP2002367677A (ja) 非水二次電池の製造方法
JPS6220263A (ja) 薄型リチウム電池
JP4190133B2 (ja) ゲル電解質リチウム二次電池
JP4438141B2 (ja) ポリマーリチウム二次電池