JPS6221733A - オ−バコ−トペ−スト - Google Patents
オ−バコ−トペ−ストInfo
- Publication number
- JPS6221733A JPS6221733A JP15751585A JP15751585A JPS6221733A JP S6221733 A JPS6221733 A JP S6221733A JP 15751585 A JP15751585 A JP 15751585A JP 15751585 A JP15751585 A JP 15751585A JP S6221733 A JPS6221733 A JP S6221733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paste
- overcoat
- binder
- ethyl cellulose
- polymethyl methacrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
ポリメチルメタアクリレートと少量のエチルセルローズ
とをバインダとして用いたオーバコート用ガラスペース
ト。
とをバインダとして用いたオーバコート用ガラスペース
ト。
本発明は不活性雰囲気中で焼成が可能なオーバコートペ
ーストの構成に関する。
ーストの構成に関する。
大量の情報を高速に処理する情報処理装置の進歩と共に
、これに使用する電子部品はますます小形化されると共
に集積化が行われており、各種の集積回路が実用化され
ている。
、これに使用する電子部品はますます小形化されると共
に集積化が行われており、各種の集積回路が実用化され
ている。
この代表的なものが半導体集積回路(Monol 1t
hic IC)であり、集積化が進んでLSI、 VL
SIが実用化されている。
hic IC)であり、集積化が進んでLSI、 VL
SIが実用化されている。
一方、セラミックやガラスセラミック基板を用い、これ
にスクリーン印刷技術を使用して導電体ペースト、抵抗
体ペースト、誘電体ペーストなどを印刷材料とし、微細
な配線パターン、抵抗体パターン、絶縁層などを印刷し
、焼成して集積回路を形成する厚膜集積回路(厚膜IG
)も実用化されている。
にスクリーン印刷技術を使用して導電体ペースト、抵抗
体ペースト、誘電体ペーストなどを印刷材料とし、微細
な配線パターン、抵抗体パターン、絶縁層などを印刷し
、焼成して集積回路を形成する厚膜集積回路(厚膜IG
)も実用化されている。
そして一般的には受動素子からなる厚膜ICに半導体I
Cを搭載して使用する場合が多い。
Cを搭載して使用する場合が多い。
さて従来の厚膜ICの導体パターンを構成する導体ペー
ストとしては金(^U)ペースト、銀(八g)ペースト
、パラジウム・金(Pd−Au)ペースト、Pd ・
Agペーストなど大気中で焼成が可能なペーストが用い
られていた。
ストとしては金(^U)ペースト、銀(八g)ペースト
、パラジウム・金(Pd−Au)ペースト、Pd ・
Agペーストなど大気中で焼成が可能なペーストが用い
られていた。
然し、半導体ICの集積化が進んでVLS Iが実用化
され、これを搭載するセラミック基板が多層化され、ま
た配線パターンも微細化してくると、従来よりも抵抗率
の少ない材料が必要になり、銅(Cu)ペーストが着目
されるようになった。
され、これを搭載するセラミック基板が多層化され、ま
た配線パターンも微細化してくると、従来よりも抵抗率
の少ない材料が必要になり、銅(Cu)ペーストが着目
されるようになった。
すなわちCuペーストを使用すると電気抵抗が低く、半
田の濡れ性が良く、またマイグレーションなどの現象の
ない厚膜ICを作ることができる。
田の濡れ性が良く、またマイグレーションなどの現象の
ない厚膜ICを作ることができる。
然し、Cuペーストを構成するCuは大気中焼成によっ
て容易に酸化し、亜酸化銅(Cuz O)または酸化銅
(Cub)になるので焼成は不活性雰囲気例えば窒素(
N2)気流中で行う必要があり、また焼成後もこの上に
酸化防止用のオーバコートを行う必要がある。
て容易に酸化し、亜酸化銅(Cuz O)または酸化銅
(Cub)になるので焼成は不活性雰囲気例えば窒素(
N2)気流中で行う必要があり、また焼成後もこの上に
酸化防止用のオーバコートを行う必要がある。
本発明はこの目的に使用されるオーバコートペーストの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
従来より存在するオーバコート用ペーストは眉間絶縁用
あるいはクロスオーバ用として使用されている。
あるいはクロスオーバ用として使用されている。
すなわちセラミック基板上にスクリーンプリント法によ
り導体ペーストを印刷し、焼成して微細な回路パターン
を作り、この上にコンタクトホール部を除いて一面にオ
ーバコートペーストを印刷して焼成し、更にこの上に導
体パターンを形成する層間絶縁用として用いられている
。
り導体ペーストを印刷し、焼成して微細な回路パターン
を作り、この上にコンタクトホール部を除いて一面にオ
ーバコートペーストを印刷して焼成し、更にこの上に導
体パターンを形成する層間絶縁用として用いられている
。
またセラミック基板上に形成する配線パターンで立体交
叉部がある場合に、その交叉部のみに絶縁用としてオー
バコートペーストをスクリーンプリントして用いられて
いる。
叉部がある場合に、その交叉部のみに絶縁用としてオー
バコートペーストをスクリーンプリントして用いられて
いる。
ごのような用途に使用するオーバコートペーストは導体
ペーストが大気中焼成用に作られているため、同様に大
気中焼成用に作られている。
ペーストが大気中焼成用に作られているため、同様に大
気中焼成用に作られている。
すなわちオーバコート用ペーストは低誘電率のガラス粉
末例えば硼硅酸ガラス粉末を主成分とし、これにエチル
セルローズのようなセルローズやポリブチルメタクリエ
ートなどの樹脂をバインダとしてを加え、更に少量の分
散剤を加えたものにテレピン油やセロソルブなどの溶剤
を加えてペースト状としたものからなっている。
末例えば硼硅酸ガラス粉末を主成分とし、これにエチル
セルローズのようなセルローズやポリブチルメタクリエ
ートなどの樹脂をバインダとしてを加え、更に少量の分
散剤を加えたものにテレピン油やセロソルブなどの溶剤
を加えてペースト状としたものからなっている。
そしてスクリーン印刷後の焼成に当たって、これらのバ
インダは酸化されて何れも炭酸ガス(CO2)と水蒸気
(1120)となり、最終的にはガラス粉末だけが残存
して溶融し、導体パターンなどの被覆が行われている。
インダは酸化されて何れも炭酸ガス(CO2)と水蒸気
(1120)となり、最終的にはガラス粉末だけが残存
して溶融し、導体パターンなどの被覆が行われている。
然し、先に記したように導体パターンがCuペーストを
用いて形成されていると、この酸化を防ぐために印刷し
たオーバコートパターンは不活性雰囲気(多くの場合N
2雰囲気)中で焼成を行う必要がある。
用いて形成されていると、この酸化を防ぐために印刷し
たオーバコートパターンは不活性雰囲気(多くの場合N
2雰囲気)中で焼成を行う必要がある。
然し、この場合はバインダの酸化が行われず炭化して残
留するために絶縁が低下し、オーバコートとしての役割
を果たさなくなる。
留するために絶縁が低下し、オーバコートとしての役割
を果たさなくなる。
そのため、エチルセルローズの添加量を成るぺ(少なく
し、長時間をかけて焼成する方法が試みられているが、
バインダの添加量が少ないためにペーストの印刷性が悪
く、またエチルセルローズの分解飛散性が劣って絶縁抵
抗値が低いために実用には通せず、不活性雰囲気中で焼
成が可能なオーバコート用ペーストの実現が望まれてい
る。
し、長時間をかけて焼成する方法が試みられているが、
バインダの添加量が少ないためにペーストの印刷性が悪
く、またエチルセルローズの分解飛散性が劣って絶縁抵
抗値が低いために実用には通せず、不活性雰囲気中で焼
成が可能なオーバコート用ペーストの実現が望まれてい
る。
以上説明したように不活性雰囲気中で焼成して充分に高
い絶縁抵抗値を示すオーバコートペーストが必要である
が、そのためにはガラス粉末に混入した場合に印刷性が
良く、溶剤に溶けて適当な粘性を示し、また焼成処理に
あたって完全に分解し飛散するバインダの選定が問題で
ある。
い絶縁抵抗値を示すオーバコートペーストが必要である
が、そのためにはガラス粉末に混入した場合に印刷性が
良く、溶剤に溶けて適当な粘性を示し、また焼成処理に
あたって完全に分解し飛散するバインダの選定が問題で
ある。
上記の問題はガラス粉末とバインダとを主構成材とし、
これを溶剤により分散してなり、不活性雰囲気中で焼成
が可能なオーバコート用ガラスペーストのバインダがポ
リメチルメタアクリレートを主体とし、これよりも少量
のエチルセルローズを加えて構成されることを特徴とす
るオーバコートペーストの使用により解決することがで
きる。
これを溶剤により分散してなり、不活性雰囲気中で焼成
が可能なオーバコート用ガラスペーストのバインダがポ
リメチルメタアクリレートを主体とし、これよりも少量
のエチルセルローズを加えて構成されることを特徴とす
るオーバコートペーストの使用により解決することがで
きる。
°本発明は不活性雰囲気中で加熱した場合に分解飛散す
るバインダの必要条件を研究した結果なされたものであ
る。
るバインダの必要条件を研究した結果なされたものであ
る。
すなわちバインダとしては適当な粘性を示すために高分
子化合物が用いられるが、これが加熱により分解し、飛
散するためには分子の直鎖が加熱により切断して複数個
の低分子の材料に分解し、蒸発する形態をとる材料が適
している。
子化合物が用いられるが、これが加熱により分解し、飛
散するためには分子の直鎖が加熱により切断して複数個
の低分子の材料に分解し、蒸発する形態をとる材料が適
している。
発明者等はアクリル系の材料特にポリメチルメタアクリ
レート(略称PMMA)がこのタイプの熱分解特性を示
す点に着目し、これをバインダとして選んだ。
レート(略称PMMA)がこのタイプの熱分解特性を示
す点に着目し、これをバインダとして選んだ。
然し、市販されているPMMAは各種の分子量分布のも
のがあり、実験の結果は分子量が比較的低く1.1 X
105〜2.2 XIO’のものが分解飛散性が良い。
のがあり、実験の結果は分子量が比較的低く1.1 X
105〜2.2 XIO’のものが分解飛散性が良い。
なおバインダとしてPMMAのみを用いる場合はガラス
粉との濡れ性が悪く、印刷性が良くない。
粉との濡れ性が悪く、印刷性が良くない。
そこで、これに印刷性を向上する材料をバインダとして
少量添加する必要がある。
少量添加する必要がある。
発明者等はこの材料として従来よりバインダとして使用
されているエチルセルローズを選んだ。
されているエチルセルローズを選んだ。
然し、このエチルセルローズはガラス粉との濡れ性は良
いが、不活性雰囲気中で加熱する場合は炭化し易い。
いが、不活性雰囲気中で加熱する場合は炭化し易い。
そこで本発明に係るペーストにおいては少量添加して印
刷性を向上させる。
刷性を向上させる。
なお、市販されているエチルセルローズには分子量が5
000〜5X10’と広い分子量分布のものがあるが、
バインダとして用いるものは分解のし易さから5000
〜50000の低分子量のものが適している。
000〜5X10’と広い分子量分布のものがあるが、
バインダとして用いるものは分解のし易さから5000
〜50000の低分子量のものが適している。
以上綜合して本発明に係るオーバコート用ペーストは従
来使用されているオーバコート用ペーストのバインダと
してPMMAと少量のエチルセルローズを使用するもの
で、これにより印刷性が良く、また焼成後において絶縁
抵抗値の高い、オーバーコートを実現するものである。
来使用されているオーバコート用ペーストのバインダと
してPMMAと少量のエチルセルローズを使用するもの
で、これにより印刷性が良く、また焼成後において絶縁
抵抗値の高い、オーバーコートを実現するものである。
表は本発明を実施したオーバコートペーストの組成であ
る。
る。
表
このペーストの粘度は850ポイズであり、エチルセル
ローズを含むために印刷性は良好であって幅が200μ
mのオーバコートパターンの印刷が可能であり、N2気
流中で620℃、10分(予熱および徐冷工程を含まず
)の熱処理を行うことにより透明で絶縁性の良いオーバ
コートを形成することができる。
ローズを含むために印刷性は良好であって幅が200μ
mのオーバコートパターンの印刷が可能であり、N2気
流中で620℃、10分(予熱および徐冷工程を含まず
)の熱処理を行うことにより透明で絶縁性の良いオーバ
コートを形成することができる。
なお実験結果によるとエチルセルローズとPMMAの重
量比が0.12以下の場合はパターンの印刷性は著しく
低下し、また重量比が0.3以上では炭素が残り、オー
バコート層が変色し、また下に抵抗パターンが形成しで
ある場合は、その抵抗値が変動する。
量比が0.12以下の場合はパターンの印刷性は著しく
低下し、また重量比が0.3以上では炭素が残り、オー
バコート層が変色し、また下に抵抗パターンが形成しで
ある場合は、その抵抗値が変動する。
以上記したように本発明の実施により不活性雰囲気中で
焼成でき、良好な絶縁特性を示すオーバコートペースト
を実用化することができる。
焼成でき、良好な絶縁特性を示すオーバコートペースト
を実用化することができる。
Claims (1)
- ガラス粉末とバインダとを主構成材とし、これを溶剤
により分散してなり、不活性雰囲気中で焼成が可能なオ
ーバコート用ガラスペーストのバインダがポリメチルメ
タアクリレートを主体とし、これよりも少量のエチルセ
ルローズを加えて構成されることを特徴とするオーバコ
ートペースト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15751585A JPS6221733A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | オ−バコ−トペ−スト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15751585A JPS6221733A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | オ−バコ−トペ−スト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6221733A true JPS6221733A (ja) | 1987-01-30 |
JPH0149655B2 JPH0149655B2 (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=15651361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15751585A Granted JPS6221733A (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 | オ−バコ−トペ−スト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6221733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0337412A2 (en) * | 1988-04-15 | 1989-10-18 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Encapsulant composition |
KR100888575B1 (ko) | 2005-08-04 | 2009-03-12 | 린텍 가부시키가이샤 | 유전체층용 조성물, 그린 시트, 유전체층 형성 기판 및 그제조 방법 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP15751585A patent/JPS6221733A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0337412A2 (en) * | 1988-04-15 | 1989-10-18 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Encapsulant composition |
JPH0277485A (ja) * | 1988-04-15 | 1990-03-16 | E I Du Pont De Nemours & Co | 封入用組成物 |
JPH0581630B2 (ja) * | 1988-04-15 | 1993-11-15 | Du Pont | |
KR100888575B1 (ko) | 2005-08-04 | 2009-03-12 | 린텍 가부시키가이샤 | 유전체층용 조성물, 그린 시트, 유전체층 형성 기판 및 그제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0149655B2 (ja) | 1989-10-25 |
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