JPS62216378A - ホトデイテクタ - Google Patents

ホトデイテクタ

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JPS62216378A
JPS62216378A JP61058072A JP5807286A JPS62216378A JP S62216378 A JPS62216378 A JP S62216378A JP 61058072 A JP61058072 A JP 61058072A JP 5807286 A JP5807286 A JP 5807286A JP S62216378 A JPS62216378 A JP S62216378A
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JP
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superlattice
superlattice layer
photodetector
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Yuichi Ide
雄一 井手
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光通信装置等において用いられるホトディテ
クタに関する。
〔従来の技術〕
モジュレーションドープしたホトディテクタ(以下、M
DPDと略記する)は高速応答特性を有する光検出器で
あり、またへテロ接合を有する半導体装置である。
従来報告されているMDPDの例としてアプライド・フ
ィジンクス・レターズ(Appl、Phys、1.et
L。
43(1983) 308)に示されたMDPDの構造
を断面図で第2図fatに、その主要部のエネルギー帯
図を第2図tb+に示す。このMDPD構造は、半絶縁
性InP基板11の上にそれぞれInPに格子整合した
アンドープAj!o1al n6.s2/’l 3バッ
ファ層12、アンドープ(n型) Gao、ntl n
o、s3A S光吸収層I3.2次元電子ガスを形成す
るためのアンドープA (lo、as I no、sz
A Sスペーサ層14及びn型A1o、ae T no
、svA S電荷供給層15、並びに電極形成用n型G
ao、471 no、ssA Sコンタクト層16を有
する。ドレイン電極17及びソース電極18は、金・ゲ
ルマニウム(Au−Ge)のアロイ電極であり、破線で
示すようにアロイは2次元電子ガスの領域まで深く進ん
でいる。
この構造では、入射したフォトンで励起された電子−正
孔対のうち、電子は、Gaol、I n、、5゜As層
13とA RO,481no、szA s層14の界面
にできる内部電界により2次元電子ガス(G a O,
4? In0.53As層13とA7!o、nal n
o、5zAs層14の界面で層13側にできる)領域1
0に走行し、ソーストレイン間に印加された電圧によっ
て流れる電流として外部に取り出すことができる。この
デバイスは2次元電子ガス領域での電子の移動度が大き
いから、高速に応答することが期待され、事実、前述の
論文でも信号の立ち上がり時間は非常に短い。
2次元電子ガス領域での電子の移動度が大きいのは、電
子がスペーサ層14によって電荷供給層15中のイオン
化された不純物から空間的に離れた領域にあるため、こ
れらのイオン化不純物による散乱を受けにくいことと、
電子が不純物の少ないアンドープCao、a71 no
、5+As光吸収層13中に存在するためである。更に
光吸収層13を構成するGa。、、71 n6.53A
 sという物質は、電子の有効質量が0.04m、と例
えばGaAsの0.067 rno と比べて小さく、
従ってこのことだけでも大きい電子移動度が期待できる
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、2次元電子ガス領域10が形成されてい
るGao、4tl no、s+A3光吸収層13は3元
混晶であるので混晶特有のアロイ散乱を受け、充分に大
きい電子移動度は得られない。
また、結晶性の良い光吸収層13を得るためにはInP
基板11に厳密に格子整合していなければならないが、
(Ga、In、、As>からなる3次元混晶ではGao
、4tlno、s+Asがこのための唯一の組成にあた
る。従って、光吸収層13の基礎吸収端としてはCao
、4vlno、s+Asの場合の値、即ち0.75 e
 V (1,65μm、但し室温)しか選択の余地がな
く、1.65μmより長い波長の光に対しては透明とな
って光に応答しない。
本発明の目的は、以上のような問題点を解決したホトデ
ィテクタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のホトディテクタは、半導体基板上に少なくとも
2次元電子ガス領域を生成する超格子層と、この超格子
層の−F部に接して前記超格子層より電子親和力が小さ
くかつ禁制帯幅が大きいスペーサ層と、前記超格子層よ
り電子親和力が小さくかつ禁制帯幅が大きいn型の電荷
供給層と、この電荷供給層から前記2次元電子ガスが生
成された領域までアロイ化してなる第1及び第2の電極
とを備え、前記超格子層は禁制帯幅が互いに異なる複数
の半導体層を交互に少なくとも2周期積層して成ること
を特徴としている。
〔作用〕
光吸収層として超格子層を利用することにより、結晶格
子に規則性が生じバルクの混晶に比してアロイ散乱が減
少する。超格子層を構成する複数の半導体層として禁制
帯幅の小さい井戸層と禁制帯幅のより大きいバリア層の
2種を用いると仮定し、それぞれの厚さを1..1.と
したとき、バリア層厚12bが充分小さければ2次元電
子ガスは井戸層中だけでなくバリア層中へも浸み出して
存在することになる。バリア層厚ρ、が大きいと電子は
各井戸層中に閉じ込められるが、2次元電子ガスである
点には変わりがなく何れにしても大きい電子移動度が得
られる。
また、井戸層及びバリア層に用いる物質及び層厚7!、
、7!、を選択することにより、光吸収の基礎吸収端を
適宜設計することが可能である。従って従来のMDPD
よりも光に応答できる波長範囲を拡大することができる
。この際、井戸層とバリア層の格子定数が等しくなくて
も、層厚j!2+lbを適当に選べば結晶は半導体基板
の格子定数に合わせて歪み、界面に格子不整合による転
移のない状態で積層されたいわゆる「歪超格子」を形成
する。超格子層としてこの「歪超格子」を採用すれば設
計可能な光応答波長範囲は飛躍的に拡がる。また、利用
できる半導体基板も、InPだけでな(GaAs等も使
えるようになるのでGaAS基板上に集積される電気−
光ICにも本発明のホトディテクタを搭載可能となる。
〔実施例〕
第1図falは本発明の一実施例であるホトディテクタ
の断面図、第1図(b)はその主要部のエネルギー帯図
である。
分子線エピタキシ法により半絶縁性GaAs基板l上に
、アンドープQaAs (p−型)へソファ層2(厚さ
1.0μm)、アンドープInAs井戸層31(厚さp
t=1oo人)及びアンドープGaAsバリア層32(
厚さzb−so人)を少なくとも2周朋、本実施例では
67周期積層した歪超格子層3(厚さ1.005 μm
) 、アンドープA/!、、、Ga、、6Asスペ一サ
層4 (厚さ50人)、n型AI!11.40 a 6
.6 A s電荷供給層5 (厚さ1.O#m、Si 
ドープ5 X1017cm−’) 、n型G a A 
sコンタクト層6(厚さ0.5 μm、 S i t’
−)2 XIO”cm −3)を順次積層し、更に先入
創部を除いてこのコンタクト層6を除去し、その上にA
u−Geを付着しアロイ化してドレイン電極7、ソース
電極8として形成して本発明のホトディテクタが得られ
ている。
本実施例の場合には、G a A s / l n A
 s歪超格子層3においては、InAs井戸層とG a
 A sバリア層の格子定数はそれぞれ6.058人、
 5.653人で、格子定数は約7%異なっているが1
n71.sの格子が歪んでほぼGaAsに格子整合する
ため転位等の欠陥は導入されない。
一方、歪超格子層3においては、量子効果のために禁制
帯幅がInAsの0.36eVより約0.17e■増大
し0.53eV(波長約2.3μm)となるものの、第
2図に示した従来のMDPDのGa、、、7Ino、s
、、As光吸収層13の場合の0.75eV(波長1.
65μm)より小さく、従ってより長波長の光に対して
応答する。尚、内在する歪のために禁制帯幅は増減する
ので上記の値は必ずしも正確ではないが、従来より長波
長の光が受けれるようになることには変わりはない。ま
た、層厚7!2とl、を適切に選ぶことにより歪超格子
層3内の歪を緩和することも可能であるが、この場合に
はGaAs基板1やAI!6.a Gao、b As層
と格子整合しなくなるので必ずしも望ましいことではな
い。
」−記の説明でわかるように本実施例によれば、入射光
は歪超格子層3で吸収され、2次元電子ガス領域10が
アロイ散乱の少ない歪超格子層3内に生成されるため電
子の移動度が大きく、高速で光に応答する。
尚、以上の実施例では、スペーサ層4.電荷供給層5と
してAI!o、a Gao、6 Asを用いたが、これ
は本発明の趣旨に合えば他の半導体、例えばInAj!
As等であっても良い。また、超格子層3を構成する井
戸層31.バリア層32としてGaglnl−x As
、ANX  In+−x As等の混晶(0<x<1)
であっても良いし、本発明の趣旨を満たず他の化合物半
導体であっても良いのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以」二述べたように、本発明によれば、超格子層を光吸
収層とし、同時に超格子層とスペーサ層の界面に2次元
電子ガス領域を形成することにより、従来より光応答特
性が高速で、かつ感度のある波長範囲が長波長側に拡が
ったホトディテクタが得られる。また、このような優れ
た特性を有するホトディテクタをInP以外の基板上に
形成できるのでGaAs光−電気IC等へ応用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のホトディテクタの断面図及びその主要
部のエネルギー帯図、 第2図は従来のホトディテクタの断面図及びその主要部
のエネルギー帯図である。 1.11・・・半導体基板 2.12・・・バッファ層 3.13・・・超格子層(光吸収層) 4.14・・・スペーサ層 5.15・・・電荷供給層 6.16・・・コンタクト層 7.17・・・ドレイン電極 8118・・・ソース電極 10・・・2次元電子ガス領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板上に少なくとも2次元電子ガス領域を
    生成する超格子層と、この超格子層の上部に接して前記
    超格子層より電子親和力が小さくかつ禁制帯幅が大きい
    スペーサ層と、前記超格子層より電子親和力が小さくか
    つ禁制帯幅が大きいn型の電荷供給層と、この電荷供給
    層から前記2次元電子ガスが生成された領域までアロイ
    化してなる第1及び第2の電極とを備え、前記超格子層
    は禁制帯幅が互いに異なる複数の半導体層を交互に少な
    くとも2周期積層して成ることを特徴とするホトディテ
    クタ。
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