JP2009124010A - 光検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高く、暗電流が小さく、かつ、高感度な光検出器を提供する。
【解決手段】半導体基板上に形成されたワイドギャップのエミッタ、ナロウギャップのベース及びコレクタよりなるヘテロ接合フォトトランジスタにおいて、能動層は第一導電形の前記エミッタ、第二導電形の前記ベース、第二導電形の前記コレクタ及び第一導電形のサブコレクタよりなり、光吸収層は前記ベース及び前記コレクタのバンドギャップより小さなバンドギャップよりなる単一又は多重の量子井戸層により構成され、該量子井戸層は前記コレクタ内に配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、光検出器に関する。
従来の光検出器としては、図7に示すような、n基板71、n層72、i‐光吸収層74、p層76、p電極77、及びn電極78を備えたpin接合よりなるフォトダイオード(下記非特許文献1参照)、又は、図8に示すような、n基板81、n‐サブコレクタ層82、i‐コレクタ層84、p‐ベース層85、n‐エミッタ層86、エミッタ電極87、及びコレクタ電極88を備えたnpin接合よりなるフォトトランジスタが知られている。
上記のi層は、理想的には、不純物の一切存在しない半導体層であることを意味するが、現実的にはそれは不可能で、一般的にはn形の不純物濃度が小さく抑えられたn‐形の層となっている。フォトダイオードでは、i層は光吸収層で構成され、光吸収により生成されたキャリアがそれぞれのp電極とn電極に引き抜かれて光電流として検出される。
また、フォトトランジスタでは、p又はi層が光吸収層で構成され、光吸収により生成されたキャリアの内、ホールによる電流がベース層に流れ、このベース電流のトランジスタ電流増幅率倍した電流が、コレクタに流れることにより、電流増幅された光電流が検出される。
土屋治彦、三上修編著、「半導体フォトニクス工学」、第9章、コロナ社、1995年1月10日 O.V.Sulima、T.F.Refaat、M.G.Mauk,J.A.Cox、J.Li、S.K.Lohokare、M.N.Abedin、U.N.Singh、J.A.Rand著、"AlGaAsSb/InGaAsSb phototransistors for spectral range around 2μm"、ELECTRONICS LETTERS、2004年6月10日、Vol.40、No.12、p.766
しかしながら、上述した従来の光検出器には、暗電流が大きいという問題がある。その理由は、バンドギャップが小さくなるほど熱励起過程による発生電流によって単位体積当りの暗電流が大きくなるため、近赤外から中赤外の波長領域の光受光を可能とする材料によってフォトダイオードのi層全体、もしくは、フォトトランジスタのベース又はコレクタ全体が構成される従来の場合は、その全体積に比例する暗電流が極めて大きくなるという問題がある。さらに、バンドギャップ波長が2μm近くにまで長くなると、i層中の電界により容易にキャリアのバンド間のトンネル現象が発生し、トンネル電流が大変大きくなるという問題点がある。
また、従来の光検出器には、長波長化に伴う信頼性の低下という問題がある。一般に長波長化に伴いバンドギャップの小さなInSb、InAs及びHgCdTeなどの半導体が基板として用いられるが、良質の結晶が得にくく転位密度が多い。このため、この基板上に成長した厚い受光層も転位や欠陥が多く信頼性に問題が起きやすい。
以上のことから、本発明は、信頼性が高く、暗電流が小さく、かつ、高感度な光検出器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る光検出器は、
半導体基板上に形成されたワイドギャップのエミッタ、ナロウギャップのベース及びコレクタよりなるヘテロ接合フォトトランジスタにおいて、
能動層は第一導電形の前記エミッタ、第二導電形の前記ベース、第二導電形の前記コレクタ及び第一導電形のサブコレクタよりなり、
光吸収層は前記ベース及び前記コレクタのバンドギャップより小さなバンドギャップよりなる単一又は多重の量子井戸層により構成され、
該量子井戸層は前記コレクタ内に配置される
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明に係る光検出器は、第1の発明に係る光検出器において、
前記量子井戸層は前記ベース近傍に配置される
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明に係る光検出器は、第1の発明又は第2の発明に係る光検出器において、
前記光吸収層の組成は歪を有する材料で構成される
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明に係る光検出器は、第3の発明に係る光検出器において、
歪を有する材料で構成された層は歪緩和が起きないような層構成で構成される
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第5の発明に係る光検出器は、第4の発明に係る光検出器において、
前記量子井戸層の歪は1.5%以上3.5%以下である
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第6の発明に係る光検出器は、第1の発明から第5の発明のいずれかひとつに係る光検出器において、
前記光吸収層の波長帯は1.8μm以上3.0μm以下である
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第7の発明に係る光検出器は、第1の発明から第6の発明のいずれかひとつに係る光検出器において、
前記半導体基板はInPからなる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第8の発明に係る光検出器は、第1の発明から第7の発明のいずれかひとつに係る光検出器において、
前記量子井戸層はInAsからなる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第9の発明に係る光検出器は、第8の発明に係る光検出器において、
前記InAsの厚さは1nm以上10nm以下である
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第10の発明に係る光検出器は、第1の発明から第7の発明のいずれかひとつに係る光検出器において、
前記量子井戸層はInGaAsSbからなる
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第11の発明に係る光検出器は、第1の発明から第10の発明のいずれかひとつに係る光検出器において、
前記ベース、前記コレクタ及びバリア層はAl1-x-yInyGaxAsz1-z(ここで、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)である
ことを特徴とする。
本発明に係る光検出器によれば、暗電流を低減することができる。その理由は、MQW層は極めて薄いためであり、その体積に比例する熱励起過程による発生電流は、従来のベース又はコレクタすべてが、光吸収層で構成されている場合に比べ、桁違いに小さくなる。また、MQW光吸収層は、電界強度の弱いpコレクタ中のベース端よりに配置されているため、トンネル電流の発生が抑制され、暗電流を低減することができる。
また、本発明に係る光検出器によれば、信頼性の向上と受光波長の長波長化を図ることができる。その理由は、薄いMQW層構成は、大きな歪を有するようなウェル吸収層の成長も可能とするためであり、従来では不可能であった材料組成の結晶成長も可能となり、したがって、従来では不可能であった長い波長領域の結晶が、信頼性に影響の出やすい歪の緩和(結晶欠陥の発生)なく用いることができる。
また、本発明に係る光検出器によれば、InP基板などの光通信素子に用いられる極めて良質の結晶を基板として利用できるため、転位や欠陥の少ない良質の受光層が製作できる。
以下、本発明に係る光検出器の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光検出器の構造を示した模式図である。図1に示すように、本発明に係る光検出器は、n基板11上に、nサブコレクタ層12、低濃度p-コレクタ層13、多重量子井戸光吸収層(MQW層)14、pベース層15、nエミッタ層16、エミッタ電極17、コレクタ電極18よりなる。
次に、本発明に係る光検出器の動作について説明する。
本実施例に係る光検出器では、上方からの入射光はMQW層14で吸収され、発生したキャリアは電子がコレクタ電極18側へ、ホールがベース層15側へ走行し、ホール電流となる。ベース層15に到達したホールはベース電位を下げ、その結果、エミッタ層16より大量の電子が注入され、コレクタ層13まで到達し、コレクタ電流として、外部に出力される。
入射光により発生したホール電流により、大量の電子電流が生成されることになり、この比が、電流増幅率で与えられる。このように、薄いMQW層14による微弱光電流が大きく電流増幅され、出力電流として検出されることになり、高感度な受光器として動作できる。このとき、MQW層14は極めて薄いため、その体積に比例する熱励起過程による発生電流は、従来のベース又はコレクタすべてが、光吸収層で構成されている場合に比べ、桁違いに小さくできる。
また、井戸層の膜厚を小さくすることにより、歪量の大きな井戸層を有するMQW構造も歪緩和による欠陥の発生なしに成長することが可能である。このため、従来のバンドギャップ波長は大きいが、圧縮歪が大きなため成長が困難だった組成に関しても、MQW構造を用いることにより、歪緩和による結晶欠陥の発生を抑制することができ、その結果として信頼性悪化への影響を抑えることができる。
コレクタ層13は低濃度のp形半導体で構成されているため、空乏層の電界は図2に模式的に示したようにベース層15の端部では弱く、サブコレクタ層12の端部で最大になる。MQW層14は、電界強度の弱い、コレクタ層13中のベース15の端部側に配置されているため、トンネル電流の発生が抑制され、暗電流の低減が図れる構造となっている。
以下、本発明に係る光検出器の第1の実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る光検出器の構造を示した模式図である。図1に示すように、本実施例に係る光検出器は、n‐InP基板11上に、n‐InGaAs(n=1017cm-3)サブコレクタ層12、0.3μm厚のP-‐InGaAs(P=1016cm-3)コレクタ層13、アンドープInAsウェル厚5nmのInAs/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層14、0.12μm厚のP‐InGaAs(P=1018cm-3)ベース層15、0.6μm厚のn‐InP(n=5×1017cm-3)エミッタ層16、エミッタ電極17、コレクタ電極18よりなる。エミッタ・ベース接合面積は、直径0.25mmである。
ここで、InAsウェルはアンドープのものを用いたが、量子井戸で発生したキャリアが走行できる程度に電界が印加されるように1017以下の濃度でp型にドープされていてもよい。なお、InAsウェルは薄すぎると結晶成長をする際に制御が困難であり、厚すぎると歪の緩和が生じ結晶の品質が低下する。そこで、InAsウェルの厚さは1nm以上10mm以下であることが望ましい。
次に、本実施例に係る光検出器の製作方法について説明する。
本実施例に係る光検出器の製作方法は、n‐InP基板11上に、MOCVD法により、n‐InGaAs(n=1017cm-3)サブコレクタ層12、0.3μm厚のp-‐InGaAs(p=1016cm-3)コレクタ層13、InAsウェル厚5nmのInAs/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層(MQW層)14、0.12μm厚のp‐InGaAs(p=1018cm-3)ベース層15、0.6μm厚のn‐InP(n=5×1017cm-3)エミッタ層16を順に成長し、通常のフォトリソグラフィと半導体エッチング技術を用いてメサを形成する。その後、上面側には、リング状のエミッタ電極17をリフトオフ法により形成する。下面側には全面に真空蒸着法によりコレクタ電極18を形成している。
次に、本実施例に係る光検出器の動作について説明する。
本実施例に係る光検出器では、上方からの2.3μm波長の入射光はMQW層14で吸収され、発生したキャリアは電子がコレクタ電極18側へ、ホールがベース層15側へ、走行する。ベース層15に到達したホールはベース電位を下げ、その結果、エミッタ層16より大量の電子が注入され、コレクタ層13まで到達し、コレクタ電流として、外部に出力される。コレクタ電流は、入射光により発生したホール電流が電流増幅率倍だけ増幅されて大きな値となっている。
本実施例では、電流増幅率として、500が得られ、薄いMQW層14による微弱光電流が大きく電流増幅され、出力電流として検出されることになり、受光感度は、10A/Wの良好な結果が得られている。また、MQW層14は極めて薄いため、その体積に比例する熱励起過程による発生電流は、従来のベース層又はコレクタ層すべてが、光吸収層で構成されている場合に比べ、桁違いに小さくできる。
また、MQW層14は、図2に模式的に示したように、電界強度の弱い、コレクタ層13中のベース層15の端部側に配置されているため、トンネル電流の発生が抑制され、暗電流の低減を図ることができる構造となっている。図3は、暗電流のコレクタ・エミッタ電圧依存性である。上記非特許文献2に比べ、1桁以上、暗電流が低減されている。
また、光吸収層は、薄いMQW層14により構成することで、大きな歪を有するような成長も可能となる。従来のInP基板上の厚い吸収層構成ではInAsを受光層とすることは不可能であったが、InAs層を歪が内在するが歪の緩和(結晶欠陥の発生)のない、5nmに薄層化して用いているため、良好な結晶が得られ、従来では不可能であった、波長2.4μmまで受光波長を伸ばすことが可能となった。
本実施例では、InAs/InGaAsのウェル層厚を5nm、層数を5としているが、歪補償技術や低温成長技術などを用いることにより5nm以上にさらに厚く、また、層数を5以上に増やすことも可能であり、波長3μm程度まで受光波長を伸ばすこと、また、受光感度をさらに向上させることが可能である。
本実施例では、コレクタキャリア濃度はp=1016cm-3としているが、p=1017cm-3程度以下であればよい。これは、量子井戸で発生したキャリアが走行できる程度に電界が印加されるようにするためである。また、コレクタ厚は、0.3μmとしているが、ビルトイン電圧で空乏化する厚さ程度になっていればよく、したがって、コレクタ濃度が低ければ、コレクタ厚は1μm以上となってもよいことは言うまでもない。
また、本実施例では、MQW層14は、ベース層15に接して構成されているが、p-‐InGaAs(p=1016cm-3)コレクタ層13中でベース層15に近い方に挿入されていれば、電界強度が低く抑えられるため、必ずしもベース層15に接している必要はなく、吸収層のバンドギャップと電界によるトンネル電流との関係を考慮して、適当に設定すればよい。
電流増幅率は、理想的なエミッタ・ベースヘテロ接合の場合、τr/τt(τt:ベース層15中少数キャリア走行時間、τr:ベース層15中少数キャリア再結合寿命)で与えられるため、所望の電流増幅率にあわせて、主に走行時間に支配的に寄与するベース層厚と主に再結合寿命に支配的に寄与するベース濃度を適当に設定すればよい。したがって、ベース濃度はp=1017cm-3程度まで低減してもトランジスタ動作を可能とする設計にすることは可能である。
本実施例では、ウェル層がInAsであるが、InGaAsやInGaAsPなど他の材料組成やInGaAsN等の他の材料系でも、歪の緩和(結晶欠陥の発生)のないように層厚や歪量を設定すればよい。また、バリア層がInGaAsPやAlInGaAsなど他の材料系でもよい。
本実施例では、エミッタ層16にInPを用いているが、AlInGaAsなどの他の材料系でもよい。
また、本実施例では、ベース層15には、電極を設けていないが、ベース電極を形成した3端子構造とし、ヘテロ接合フォトトランジスタのベース電位をバイアスして用いてもよいことは言うまでもない。
本実施例では、III−V族の化合物半導体を用いているが、SiGe等のIV−IV族系の半導体やPbS、PbTe等のIV−VI族系半導体でも同様の思想でデバイスを作製できる。
また、本実施例では、基板にはInPを用いたが、能動層を形成する半導体に応じてInP以外のGaAs、Si等の半導体基板を用いることができる。
本実施例は、npn層からなるトランジスタ構造をしているが、各層の導電性はそれぞれを反転したpnp層からなるトランジスタ構造としてもよい。
以下、本発明に係る光検出器の第2の実施例について説明する。
図4は、本発明の第2の実施例に係る光検出器の構造を示した模式図である。図4に示すように、本実施例に係る光検出器は、n‐InP基板41上に、n‐InGaAs(n=1017cm-3)サブコレクタ層42、0.3μm厚のp-‐InGaAs(p=1016cm-3)コレクタ層43、InGaAsSbウェル厚5nmのInGaAsSb/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層(MQW層)44、0.12μm厚のp‐InGaAs(p=1018cm-3)ベース層45、0.6μm厚のn‐InP(n=5×1017cm-3)エミッタ層46、エミッタ電極47、コレクタ電極48よりなる。エミッタ・ベース接合面積は、直径0.25mmである。
次に、本実施例に係る光検出器の製作方法について説明する。
本実施例に係る光検出器の製作方法は、n‐InP基板41上に、n‐InGaAs(n=1017cm-3)サブコレクタ層42、0.3μm厚のp-‐InGaAs(p=1016cm-3)コレクタ層43、InGaAsSbウェル厚5nmのInGaAsSb/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層(MQW層)44、0.12μm厚のp‐InGaAs(p=1018cm-3)ベース層45、0.6μm厚のn‐InP(n=5×1017cm-3)エミッタ層46を順に成長し、通常のフォトリソグラフィと半導体エッチング技術を用いてメサを形成する。その後、上面側には、リング状のエミッタ電極47をリフトオフ法により形成する。下面側には全面に真空蒸着法によりコレクタ電極48を形成している。
次に、本実施例に係る光検出器の動作について説明する。
本実施例に係る光検出器では、上方からの1.9μm波長の入射光はMQW層44で吸収され、発生したキャリアは電子がコレクタ電極48側へ、ホールがベース層45側へ、走行する。ベース層45に到達したホールはベース電位を下げ、その結果、エミッタ層46より大量の電子が注入され、コレクタ層43まで到達し、コレクタ電流として、外部に出力される。コレクタ電流は、入射光により発生したホール電流が電流増幅率倍に増幅されて大きな値となっている。
本実施例では、電流増幅率として、300が得られ、薄いMQW層44による微弱光電流が大きく電流増幅され、出力電流として検出されることになり、受光感度は、6A/Wの良好な結果が得られている。また、MQW層44は極めて薄いため、その体積に比例する熱励起過程による発生電流は、従来のベース又はコレクタすべてが、光吸収層で構成されている場合に比べ、桁違いに小さくできる。
また、MQW層44は、図5に模式的に示したように、電界強度の弱い、コレクタ層43中のベース層45端側に配置されているため、トンネル電流の発生が抑制され、暗電流の低減が図れる構造となっている。図6は、暗電流のコレクタ・エミッタ電圧依存性である。上記非特許文献2に比べ、1桁以上、暗電流が低減されている。
また、薄いMQW層構成は、大きな歪を有するようなウェル吸収層の成長も可能とする。従来の厚い吸収層をInP基板上に結晶欠陥なく成長することは困難であり、従来は、格子整合系のGaSb基板を使用することが必須であった。しかし、本構成では、InGaAsSb層を歪が内在するが歪の緩和(結晶欠陥の発生)のない、5nmに薄層化して用いているため、良好結晶が得られ、従来では不可能であったInP基板上の結晶において、波長2.0μmまで受光波長を伸ばすことが可能となった。
本実施例では、InGaAsSb/InGaAsのウェル層厚を5nm、層数を5としているが、歪補償技術や低温成長技術などを用いることにより5nm以上にさらに厚く、また、層数を5以上に増やすことも可能であり、波長3μm程度まで受光波長を伸ばすこと、また、受光感度をさらに向上させることが可能である。
本実施例では、コレクタキャリア濃度はp=1016cm-3としているが、p=1017cm-3程度以下であればよい。これは、量子井戸で発生したキャリアが走行できる程度に電界が印加されるようにするためである。また、コレクタ厚は、0.3μmとしているが、ビルトイン電圧で空乏化する厚さ程度になっていればよく、したがって、コレクタ濃度が低ければ、コレクタ厚は1μm以上となってもよいことは言うまでもない。
また、本実施例では、MQW層44は、ベース層45に接して構成されているが、p-‐InGaAs(p=1016cm-3)コレクタ層43中でベース層45に近い方に挿入されていれば、電界強度が低く抑えられるため、必ずしもベース層45に接している必要はなく、吸収層のバンドギャップと電界によるトンネル電流との関係を考慮して、適当に設定すればよい。
電流増幅率は、理想的なエミッタ・ベースヘテロ接合の場合、τr/τt(τt:ベース中少数キャリア走行時間、τr:ベース中少数キャリア再結合寿命)で与えられるため、所望の電流増幅率にあわせて、主に走行時間に支配的に寄与するベース層厚と主に再結合寿命に支配的に寄与するベース濃度を適当に設定すればよい。したがって、ベース濃度はp=1017cm-3程度まで低減してもトランジスタ動作を可能とする設計にすることは可能である。
本実施例では、ウェル層がInGaAsSbであるが、InAsSbなど他の材料組成でも、歪の緩和(結晶欠陥の発生)のないように層厚や歪量を設定すればよい。また、バリア層がInGaAsPやAlInGaAsなど他の材料系でもよい。
本実施例では、エミッタ層46にInPを用いているが、AlInGaAsなどの他の材料系でもよい。
また、本実施例では、ベース層45には、電極を設けていないが、ベース電極を形成した3端子構造とし、ヘテロ接合フォトトランジスタのベース電位をバイアスして用いてもよいことは言うまでもない。
本実施例では、III−V族の化合物半導体を用いているが、SiGe等のIV−IV族系の半導体やPbS、PbTe等のIV−VI族系半導体でも同様の思想でデバイスを作製できる。
また、本実施例では、基板にはInPを用いたが、能動層を形成する半導体に応じてInP以外のGaAs、Si等の半導体基板を用いることができる。
本実施例は、npn層からなるトランジスタ構造をしているが、各層の導電性はそれぞれを反転したpnp層からなるトランジスタ構造としてもよい。
以下、本発明の第3の実施例に係る光検出器について説明する。なお、本発明の第3の
実施例に係る光検出器は、下記以外の構成については第1の実施例に係る光検出器と同様
の構造を有する。
本実施例の特徴は、光吸収層であるウェル吸収層(量子井戸層)においてウェル吸収層にInGaAs、バリア層にウェル吸収層よりもエネルギーギャップの大きい(組成波長が短波長である)InGaAsを用いる点である。
具体的には、ウェル吸収層のInGaAsは、InP基板に対して1.5%程度の圧縮歪を有し、バリア層のInGaAsはInPと格子整合する組成を有するものである。ウェル吸収層の厚さは4.0nm程度で層数は7層であり、バリア層の厚さは10nm程度で、層数は8層である。吸収する光の波長は2.0μm程度である。ここで、ウェル吸収層の組成歪、層厚、層数は上記に限らない。組成歪は歪緩和を考慮すると最大3.5%程度が有効である。
また、ウェル層厚は1nm以上10nm以下が望ましい。ウェル層厚の増加により吸収光の波長を2.2μm程度まで長波長化することが出来る。ここで、バリア層にはウェル吸収層の圧縮歪を補償するため0.1%から1.0%までの引っ張り歪を有するInGaAsを用いても良い。
そして、本実施例に係る光検出器の特性を測定した結果、暗電流が低減され高感度な良好な特性が得られた。
以下、本発明の第4の実施例に係る光検出器について説明する。なお、本発明の第4の実施例に係る光検出器は、下記以外の構成については第1の実施例に係る光検出器と同様の構造を有する。
本実施例の特徴は、光吸収層である多重量子井戸構造は吸収光の波長が1.3μm程度であってウェル吸収層(量子井戸層)にInGaAsP、バリアにウェル吸収層よりもエネルギーギャップの大きい(組成波長が短波長である)InGaAsPを用いる点である。
具体的には、ウェル吸収層のInGaAsPは、InP基板に対して0.8%程度の圧縮歪を有し、層厚は3nm程度で層数は10層、バリア層のInGaAsPはInPと格子整合する1.1μm組成波長を有するものである。ここで、ウェル吸収層の組成歪、層厚、層数は上記に限らない。
また、本実施例において、サブコレクタ層にn‐InGaAsP(1.1μmの組成波長、n=1017cm-3)、コレクタ層に0.3μm厚のp‐InGaAsP(1.1μmの組成波長、p=1015cm-3)、ベース層に0.12μm厚のp‐InGaAsP(1.1μmの組成波長、p=1018cm-3)を用いる。
そして、この構造のフォトランジスタの特性を測定した結果、暗電流が低減され高感度な良好な特性が得られた。
以上のように、本発明に係る光検出器は、半導体上に形成されたワイドギャップのエミッタ、ナロウギャップのベース及びコレクタより成るヘテロ接合フォトトランジスタにおいて、能動層は第一導電形のエミッタ、第二導電形のベース、第二導電形のコレクタ及び第一導電形のサブコレクタよりなり、光吸収層はベース及びコレクタのバンドギャップエネルギーより小さなバンドギャップエネルギーよりなる単一又は多重の量子井戸層により構成され、この量子井戸層はコレクタ内に配置されている。
このように、ヘテロ接合フォトトランジスタ構造になっているため、光吸収により発生した光電流がトランジスタの電流増幅率倍されるため、光吸収層が極めて薄く、そのため、量子効率の低下により光電流が小さくても、電流増幅作用により、出力電流は極めて大きくできる。したがって、入射光量と出力電流の比で表される受光感度を1以上の大きな値にすることが可能である。また、バンドギャップエネルギーの小さな光吸収層の厚さが薄く、したがって、体積が小さくできるため、光吸収層の体積に比例する暗電流も小さくなる。
さらに、光吸収層が量子井戸構造で構成されることにより、吸収波長の長い、格子定数の大きな結晶も、結晶成長段階で歪緩和が起きない程度の極めて薄い層とすること、及びその多重構造にすることが可能となり、結晶欠陥などを発生することなく形成することができる。これにより、信頼性の高い結晶層構造が形成される。
一般的なn‐形コレクタ中の電界強度は、ベース端で最も大きく、離れるにつれ小さくなる。一方、コレクタを低濃度のp形にすると、コレクタ中の電界強度は、ベース端で最も小さくなる。このため、コレクタを低濃度のp形にし、多重量子井戸層がコレクタ中のベース寄りに配置されていることを特徴とする光検出器構造では、最もバンドギャップエネルギーの小さい多重量子井戸層の部分における電界強度が弱くなり、電界により増大するトンネル電流を抑制することができる。これにより、暗電流が小さく抑えられる。
また、本発明に係る光検出器によれば、暗電流を低減することができる。その理由は、MQW層は極めて薄いためであり、その体積に比例する熱励起過程による発生電流は、従来のベース又はコレクタすべてが、光吸収層で構成されている場合に比べ、桁違いに小さくなる。また、MQW光吸収層は、電界強度の弱いpコレクタ中のベース端よりに配置されているため、トンネル電流の発生が抑制され、暗電流を低減することができる。
また、本発明に係る光検出器によれば、信頼性の向上と受光波長の長波長化を図ることができる。その理由は、薄いMQW層構成は、大きな歪を有するようなウェル吸収層の成長も可能とするためであり、従来では不可能であった材料組成の結晶成長も可能となり、したがって、従来では不可能であった長い波長領域の結晶が、信頼性に影響の出やすい歪の緩和(結晶欠陥の発生)なく用いることができる。
また、本発明に係る光検出器によれば、InP基板などの光通信素子に用いられる極めて良質の結晶を基板として利用できるため、転位や欠陥の少ない良質の受光層が製作できる。
本発明は、例えば、光検出器に利用することが可能であり、特に高感度で暗電流の小さな赤外光検出器に利用することが可能である。
本発明の第1の実施例に係る光検出器の構造を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係る光検出器のバンド構造を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係る光検出器の暗電流の印加電圧依存性を示した図である。 本発明の第2の実施例に係る光検出器の構造を示した模式図である。 本発明の第2の実施例に係る光検出器のバンド構造を示した模式図である。 本発明の第2の実施例に係る光検出器の暗電流の印加電圧依存性を示した図である。 従来のフォトダイオードの構造を示した模式図である。 従来のフォトトランジスタの構造を示した模式図である。
符号の説明
11 n‐InP基板
12 n‐InGaAsサブコレクタ層
13 0.3μm厚のp-‐InGaAsコレクタ層
14 InAs/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層
15 0.12μm厚のp‐InGaAsベース層
16 0.6μm厚のn‐InPエミッタ層
17 エミッタ電極
18 コレクタ電極
41 n‐InP基板
42 n‐InGaAsサブコレクタ層
43 0.3μm厚のp-‐InGaAsコレクタ層
44 InGaAsSb/InGaAs‐5重量子井戸光吸収層
45 0.12μm厚のp‐InGaAsベース層
46 0.6μm厚のn‐InPエミッタ層
47 エミッタ電極
48 コレクタ電極
71 n基板
72 n層
74 i‐光吸収層
76 p層
77 p電極
78 n電極
81 n基板
82 n‐サブコレクタ層
84 i‐コレクタ層
85 p‐ベース層
86 n‐エミッタ層
87 エミッタ電極
88 コレクタ電極

Claims (11)

  1. 半導体基板上に形成されたワイドギャップのエミッタ、ナロウギャップのベース及びコレクタよりなるヘテロ接合フォトトランジスタにおいて、
    能動層は第一導電形の前記エミッタ、第二導電形の前記ベース、第二導電形の前記コレクタ及び第一導電形のサブコレクタよりなり、
    光吸収層は前記ベース及び前記コレクタのバンドギャップより小さなバンドギャップよりなる単一又は多重の量子井戸層により構成され、
    該量子井戸層は前記コレクタ内に配置される
    ことを特徴とする光検出器。
  2. 請求項1に記載の光検出器において、
    前記量子井戸層は前記ベース近傍に配置される
    ことを特徴とする光検出器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光検出器において、
    前記光吸収層の組成は歪を有する材料で構成される
    ことを特徴とする光検出器。
  4. 請求項3に記載の光検出器において、
    歪を有する材料で構成された層は歪緩和が起きないような層構成で構成される
    ことを特徴とする光検出器。
  5. 請求項4に記載の光検出器において、
    前記量子井戸層の歪は1.5%以上3.5%以下である
    ことを特徴とする光検出器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光検出器において、
    前記光吸収層の波長帯は1.8μm以上3.0μm以下である
    ことを特徴とする光検出器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光検出器において、
    前記半導体基板はInPからなる
    ことを特徴とする光検出器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光検出器において、
    前記量子井戸層はInAsからなる
    ことを特徴とする光検出器。
  9. 請求項8に記載の光検出器において、
    前記InAsの厚さは1nm以上10nm以下である
    ことを特徴とする光検出器。
  10. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光検出器において、
    前記量子井戸層はInGaAsSbからなる
    ことを特徴とする光検出器。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光検出器において、
    前記ベース、前記コレクタ及びバリア層はAl1-x-yInyGaxAsz1-z(ここで、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)である
    ことを特徴とする光検出器。
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