JPS62216029A - 図形印刷制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、シリアルドツトプリンタに図形を印刷せしめ
る図形印刷制御方式であって、図形のパターンデータの
有無情報を格納するテーブルを、図形パターンを展開す
るドツトマトリックスのドツトラインに対応して設け、
予め図形データをパターン展開して該当するテーブル領
域にパターンデータの有無を格納する。

続いて紙送り方向に順次そのテーブルを検索してパター
ンが存在しないドツトラインを紙送りし、続く図形パタ
ーンを所定数のドツトラインを１行として印刷せしめる
。

〔産業上の利用分野〕

本発明は図形、グラフ等をシリアルドツトプリンタに印
字せしめる印刷制御方式の改良に関する。

シリアルドツトプリンタで図形、グラフ等を印刷する場
合、１行分を紙送り量とし行単位にパターンデータを送
出して印刷させるが、１行のドツトライン数は通常文字
の行間隔に基づいて設定されている。

例えば、行間隔１／４インチが指定されたとき、１／４
インチが４０ドツトラインに相当するプリンタに対して
は、１行は２０ドツトライン且つパースラインは文字を
基準として、１／４インチの行間隔を２回に分けて印刷
する。

このように、図形パターンは行に分割されて走査印刷さ
れるが、パターンが存在しない行はそのまま紙送りして
印刷時間を短縮している。

しかし、前述のごとく印字ヘッドの持つドツト数（２４
）より少なく且つ固定された行設定では、１行で印字で
きる図形でも２行に分けて印字する場合が生じ、上記印
刷時間短縮手段が効率的に作用しないという問題点があ
る。

このため、さらに高速に図形を印字する印刷制御方式が
求められている。

〔従来の技術〕

第３図（ａ）に印刷制御装置のブロック図を示す。

この印刷制御装置はシリアルドツトプリンタにパターン
データを送出して図形を印刷せしめるもので、 ベクトルデータ等の印刷データを格納する印刷データメ
モリ２．印刷データより図形をパターン展開してライン
バッファ７に格納するパターン展開部３１文字パターン
発生部４１行間隔等印刷条件を格納する印刷条件設定部
５．シリアルドツトプリンタ（以下プリンタ）９とのイ
ンタフェース部６，２４ドツトライン×１行分のパター
ンデータを格納するラインバッファ７、パターン検出部
８等より構成されている。

第３図（ｂ）は、図形パターンを展開するドツトマトリ
ックスの座標を示すもので、Ｘ座標はプリンタのスペー
ス方向、Ｙ方向は紙送り方向を表し、Ｘ方向のドツト間
隔はスペーシング速度で制御され、Ｙ方向のドツト（ド
ツトライン）間隔は印字ヘッドのドツト間隔に対応して
いる。

前述したように、印字ヘッドのドツト数が２４ドツトの
プリンタでは、行間隔が１／４インチ（４０ドツト相当
）に指定されたとき、１行が２０ドツトラインに設定さ
れ、第１〜第２０ドツトラインを１行目、第２１〜第４
０ドツトラインを２行目・・とじて紙送りしつつ各行を
シリアルに印字して上記ドツトマトリックスに展開され
た図形を印刷する。

このため、印刷制御装置では、例えば始点Ａ。

終点Ｂの座標で与えられたベクトルデータを直線１０に
展開し、２行目のときは第２１〜第４０ドツトラインの
パターンデータをラインバッファ７に格納し、改行量を
指定してプリンタに出力している。

以上のごとく、行間隔に対応・して１行のトントライン
数および改行量が指定されて１行ごとに図形パターンが
走査されて印刷されるが、印刷時間を短縮するため、パ
ターンデータの存在しない行は単に紙送りされている。

即ち、パターン検出部８はパターン展開前にその行のパ
ターンデータの有無を検索し、その結果そのドツトライ
ンにパターンデータが存在しなければ、パターン展開動
作を行わず、その行を紙送りする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上説明した従来の図形印字制御方式は、行間隔を基準
に１行のドツトライン数を設定し、且つその行にパター
ンが存在しないときは紙送りして印字速度を速めている
。

しかし、行間隔でドツトライン数を設定すると１行が２
４ドツトライン以下となり、第３図（ｂｌに示すように
、１行で印字できる図形１１が２行にわたる場合もあっ
て、前述の行送り効果が減少するという問題点があった
。

本発明は上記問題点に鑑み、図形印刷時間をさらに短縮
せしめる印刷制御方式を提供することを目的とするもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的のため、本発明の図形印刷制御方式は、第１図
原理説明図に示すように、 図形パターンを展開するドツトマトリックスを構成する
各々のドツトラインに対応して該図形パターンデータの
有無情報を格納するテーブル（１８）を設け、パターン
データが存在するドツトラインを検索して８亥テーブル
の君亥当領域にパターンデータの有無情報を格納する手
段（１９）と、紙送り方向に順次該テーブルを検索する
手段（１７）を設け、パターンデータが存在しないドツ
トラインを紙送りせしめる手段（２０）と、パターンデ
ータを検出したドツトラインより所定ドツトライン数を
１行として所定の改行量とともに該パターンデータを送
出する手段（１６）と、を儒え、パターンデータが存在
しないドツトラインを紙送りし、パターンデータを検出
したドツトラインより所定ライン数を１行として印刷せ
しめるものである。

〔作用〕

第２図（ａ）は本発明の図形印刷制御説明図であり、図
示のごとくドツトマトリックスを構成する各々ドツトラ
イン１２に対応して、パターンデータの有無情報を格納
するテーブル１３を設ける。

図形印刷前にその頁すべての図形をパターン展開し、パ
ターンデータが存在するドツトラインに対応するテーブ
ル領域にパターン有り情報“１”を格納し、無の場合は
“０”を格納（予めリセット）する。

印刷が開始されると、そのテーブル１３を第１ドツトラ
インより紙送り方向（Ａ方向）に順次パターンの有無を
検索し、パターン無、即ち０”の場合はそのドツト数に
対応する改行量を指定して紙送り制御し、 次にパターン有り“１”が検出されたときは、そのドツ
トラインより、２４ドツトラインを１行としてパターン
展開するとともに、２４ドツトライン分を改行量として
プリンタに出力する。

以上により、パターンデータの存在しないドツトライン
を紙送りし、パターンが存在する行を印字ヘッドの持つ
最大ドツト数で印刷できるため、図形印刷時間が短縮で
きる。

なお、文字パターンは分割されて印刷されることもあり
、その場合は座標（ドツトライン番号）に基づいて部分
展開する。

〔実施例〕

本発明の実施例を第２図を参照しつつ説明する。

第２図（ｂ）は、実施例の印刷制御装置のブロック図で
あり、 １８は、工行分のドツトラインについて、そのパターン
データの有無情報を格納するメモリを備えたパターン有
無テーブル、 １９はテーブル作成部であり、印刷指令が出された印刷
データについてパターン展開されるドツトライン番号を
検出し、パターン有無テーブル１８の該当アドレスに有
り情報“１”を格納するもの、 １７はテーブル検索部で、パターン有無テーブル１８を
紙送り方向に順次検索し、情報“０”の連続したドツト
ライン数を検出するとともに、パターン展開開始ドツト
ライン番号をパターン展開部１６に通知するもの、 １６は、指定のドツトライン番号より２４ドツトライン
を１行としてラインバッファ７にパターン展開するパタ
ーン展開部、 ２０は紙送り設定部であって、ドツトライン数よりプリ
ンタの単位改行数に変換するもの、１５は上記各部を制
御するプロセッサ、であり、その他第３図（ｂ）と同一
符号は同一対象物を表している。

以上の構成によって、第２図（Ｃ１に示される印刷制御
が行われる。

（１）印刷条件が設定され、印刷開始指令が出されると
、まずパターン有無テーブル１８がクリアされる。続い
てテーブル作成部１９は印刷データメそりより所定の印
刷データを読取り、その座標データよりＹ成分のアドレ
ス即ちドツトライン番号を演算して、パターン有無テー
ブル１８の所定アドレスに情報“１”を格納する。

（２）パターン有無テーブル１８への展開が終了すると
、テーブル検索部１７により、第１ドツトライン番号よ
り順次ドツトテーブル１８が検索され、情報“０”即ち
パターンデータ無しであれば、“０”の連続数を紙送り
設定部２０に通知する。

紙送り設定部２０はドツトライン数に対応した改行量を
演算し、プロセッサ１５はこれをプリンタに送出して紙
送りせしめる。

（３）情報“１′即ちパターン有りが検出されると、そ
のドツトライン番号がパターン展開部１６に通知され、
パターン展開部１６は印刷データメモリ２より該当印刷
データを読取って、２４ドツトライン分ラインバッファ
７に展開する。

プロセッサ１５は２４ドツト分の改行量に続いてライン
バッファ７を順次読取ってプリンタに送出する。

以上により、パターンデータの存在しないトントライン
を紙送りし、パターンデータを検出したラインより２４
ドツトラインを１行として印刷できる。

なお、文字コードが存在するときは、前述したように文
字パターン発生部４よりパターンデータを読取り、所定
トントライン部分のバタ〜ンをラインバッファ７に格納
し、残りのパターンは次行で展開する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明はパターンデータの存在し
ないドツトラインを検出して紙送りし、且つプリンタの
備える印字ヘッドのドツト数をすべて使用して印字せし
める印刷制御方式を提供するものであるから、図形、グ
ラフ等の印刷時間短縮効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、 第２図（ａｌは本発明の図形印刷制御説明図、第２図（
ｂｌは実施例の印刷制御装置ブロック図、第２図（Ｃ）
は動作フローチャート図、第３図（ａｌは従来の印刷制
御装置ブロック図、第３図（ｂｌは従来の印刷制御説明
図、である。図中、 １．１５はプロセッサ、２は印刷データメモリ、３はパ
ターン展開部、 ４は文字パターン発生部、 ５は印刷条件設定部、 ６はインタフェース部、 ７はラインバッファ、　　８はパターン検出部、９はシ
リアルドツトプリンタ、 １０．１１は図形パターン、 １６はパターン展開部、１７はテーブル検索部、１８は
パターン有無テーブル、 工９はテーブル作成部、２０は紙送り設定部、である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドットマトリックス上に展開された図形パターンを、所
   定のドットラインを１行として紙送りしつつ印刷せしめ
   るシリアルドットプリンタに対する図形印刷制御方式で
   あって、 該ドットマトリックスを構成する各々のドットラインに
   対応して該図形パターンデータの有無情報を格納するテ
   ーブル（１８）を設け、パターンデータが存在するドッ
   トラインを検索して該テーブルの該当領域にパターンデ
   ータの有無情報を格納する手段（１９）と、 紙送り方向に順次該テーブルを検索する手段（１７）を
   設け、パターンデータが存在しないドットラインを紙送
   りせしめる手段（２０）と、パターンデータを検出した
   ドットラインより所定ドットライン数を１行として所定
   の改行量とともに該パターンデータを送出する手段（１
   ６）と、を備え、パターンデータが存在しないドットラ
   インを紙送りし、パターンデータを検出したドットライ
   ンより所定ライン数を１行として印刷せしめることを特
   徴とする図形印刷制御方式。