JPS62215478A - リング精紡機において糸切れした管糸端部をコップから剥離するための方法およびこの方法を実施するための保守装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 リング精紡機の個々の精紡位置に移動設定可能であり、
かつ糸切れした管糸端部を精紡位置のコツプから解離す
るために管糸端部に解離力を及ぼす空気流の発生を可能
にする、リング精紡機における保守装置に関する。

リング精紡機の精紡位置のコツプから糸切れした管糸端
部を解離するために吹出し装置を備えているリング精紡
機のための保守装置は公知である。この保守装置は糸切
れした管糸端部を有する精紡位置に移動設定された後、
案内されている吹出しノズルが精紡位置のリングレール
に連結され、精紡位置のコツプ方向に整向される。その
後このノズルに接続された圧縮空気源によりコツプが空
気流で負荷され、この空気流が糸切れした管糸端部をコ
ツプから解離する。

解離された管糸端部は例えば吸引キャップにより吸込ま
れ、保守装置により更に処理される。

この公知の保守装置により作業を行う際、空気流の配量
が困難であり、かつ糸切れした管糸端部は必ずしも所望
の様式でコツプから解離されないと言うことが起こり得
る。特に、空気流が強すぎる場合管糸端部と共にループ
がコツプから解離され、一方空気流か弱すぎると管糸端
部のコツプからの解離は行われない。

本発明の課題は、冒頭に記載の様式の保守装置を、いか
なる場合にあっても精紡位置のコツプからの糸切れした
管糸端部の確実な解離を保証し、しかもこの場合ループ
までも解離させることのないように構成することである
。

上記の課題は本発明により、コツプ形成の瞬間的な相を
把握する手段と空気流により管糸端部に作用する解離力
を調節するための手段を設けること、およびコツプ形成
の瞬間的な相を検出する手段が自動的に、コツプ形成が
進捗している闇値かな解離力がはっけいするように上記
の調節のための装置に作用するように構成されているこ
とによって解決される。

本発明により、チューブ上のコツプ形成の瞬間的な相が
認知され、これに依存して解離のため管糸端部に及ぼす
解離力が調節される。この構成はコツプ円錐の形成の間
に管糸端部を確実に解離するにはコツプ円錐が仕上げら
れた後に管糸端部の解離を行うよりもより大きな解離力
を必要とすると言う認識を基礎としている。

本発明により、管糸端部に及ぼす解離力の配置をコツプ
形成のその都度の状態に依存して行うことが可能であり
、従って一方においてコツプからの管糸端部の解離が保
証され、他方にあってはループの解離が回避される。

本発明による第一の実施形にあっては、コツプのチュー
ブ上での全形成工程の間解離のため管糸端部に及ぼされ
る解離力は、コツプ形成が進捗している間は僅かな力が
作用するように、調節される。即ち、コツプ増大につれ
て管糸端部に及ぼされる解離力は逓減される。

本発明による第二の実施形にあっては、糸切れした管糸
端部に及ぼされる解離力は、コツプ円錐が形成された後
火の全コツプ形成工程のために一定の力が作用するよう
に、調節される。

コツプ円錐の形成の間管糸端部に作用する力はコツプ形
成の進捗につれて逓減される。この構成により、コツプ
円錐が形成された後この円錐の角度が著しく変わること
なく、またこれに伴い糸切れした管糸端部を解離するた
めに必要な解離力の変動も僅かであるに過ぎない。

第三の実施形にあっては、解離のため管糸端部に及ぼさ
れる解離力はコツプ円錐の形成の間においても既に一定
の値に調節される。この場合、コツプ円錐の形成の間管
糸端部に作用される解離力は、既に説明したように、コ
ツプ円錐が仕上げられた後に管糸端部の作用される解離
力よりも大きい。この構成により、チューブ上でのコツ
プ形成は二つの領域、即ちコツプ円錐の仕上がり前の領
域とコツプ円錐の仕上がり後の領域とに分割される。そ
の際コツプ形成の状態に依存して、コツプ円錐の仕上が
り前では解離されるべき管糸端部により高い解離力が、
コツプ円錐の仕上がり後ではより僅かな解離力が管糸端
部に作用される。この構成は以下に詳しく説明するよう
に本発明を技術的に容易に実現可能なものとする。

コツプ形成の瞬間的な相を把握するには、保守装置内に
電位差計或いはスイッチ機構成いはこれら両者を設ける
のが有利である。電位差計もしくはスイッチ機構には、
保守装置の、リング精紡機のリングレールに連結されて
いてかつ案内される部材が作用する。これによりこの部
材が電位差計もしくはスイッチ機構と連結されることに
よりコツプ形成の瞬間的な相がリングレールの位置から
導出される。例えば、リングレールモーションの最も低
い位置を把握し、この位置からコツプ形成の状態を帰結
することが常に可能である。

コツプ形成の瞬間的な相を正確に把握するために、リン
グレールと連結される部材によりチューブの全長を介し
てもしくはコツプ円錐の領域のみを介しての作用を受け
る少なくとも一つの電位差計が設けられている。段階的
な把握には、コツプ円錐の仕上がり後に切換えが行われ
るスイッチ機構が必要であるに過ぎない。

また、コツプ形成の瞬間的な相をリング精紡機によって
始動可能な時間要素によって把握することも可能である
。この構成は、チューブ上のコツプの形成がリング精紡
機の作業速度によって時間的に定まると言う本発明の認
識を基礎としている。即ち、コツプの形成開始時が知ら
れている場合、これまで経た巻上げ時間を基にコツプ形
成の瞬間的な相を帰結することが可能である。巻上げ時
間は時間要素によって測定され、この場合コツプ形成工
程の開始時はリング精紡機の時間要素に告知される。

空気流により管糸端部に及ぼされる解離力の調節を行う
には、保守装置内において圧縮空気源から空気流を吹出
すノズルへの供給導管内に調節可能な絞り部材或いは開
閉可能な絞り部材を設けるのが有利である。また、ノズ
ル断面が調節可能なかつ空気流を吹出すノズル或いは作
業圧力が調節可能な圧縮空気源を使用することも可能で
ある。

二つの所定の解離方間の切換えは例えば、圧力発生装置
から吹出しノズルに通じる供給導管内に並列スイッチ機
構を設け、この並列スイッチ機構の二つの枝管内に絞り
と開閉可能な弁とを設けることによって達せられる。コ
ツプ円錐を形成する間に糸切れした管糸端部を解離する
ために高い力を必要とする場合、開閉可能な弁が開かれ
、圧力発生装置によって発生される最大の空気流が管糸
端部に作用する。これに対してコツプ円錐が仕上げられ
、従って糸切れした管糸端部の解離に僅かな力しか必要
としない場合、開閉可能な弁は閉じられ、これによりこ
こで管糸端部に作用する、開閉される絞りからの空気流
が定まる。この場合、絞りおよび／または圧縮空気源の
作業圧力を手で調節するのが有利である。

コツプ形成の瞬間的な相を把握するための手段と空気流
により管糸端部に作用する力を調節するための手段間の
結合部材として保守装置内に制御装置が設けられている
。特に連続的に調節可能な絞り或いは類似の部材を使用
した際および／またはコツプ形成の瞬間的な相を把握す
る際は、制御装置としてプロブライミング可能な計算機
を使用するのが有利である。

本発明の他の特徴および利点を以下に、添付した図面に
図示した実施例に付き詳しく説明する。

第１図による実施例にあって、リング精紡機１０の精紡
位置７５の垂直に設けられているスピンドル１３はスピ
ンドルレール１２に支承されている。このスピンドル１
３を上昇方向でおよび下降方向で駆動されるリングレー
ル１５が貫通している。このリングレール１５にはスピ
ンドル１３に対して同軸状態でリング１６が設けられて
おり、このリング上で公知の様式でトラベラ１７が回転
する。スピンドル１３にはチューブ２２が装着されてお
り、このチューブは巻上げられる糸と協働して一点鎖線
で示したコツプ２０を形成する。

紡出される糸をチューブ２２上に巻上げる際、リングレ
ール１５は糸を案内する回転するトラベラ１７と共にゆ
っくりと上方へ運動する。この上昇運動にリングレール
１５の迅速な上昇−下降運動、いわゆるリングレールモ
ーションが重塁される。これにより個々の糸の巻きは互
いに並列して存在し、例えばリングレールモーションの
間のこのリングレールの上昇運動により巻層が形成され
る。コツプ形成工程の開始時にあっては巻層はほぼチュ
ーブ２２に対して平行に経過する。特にリングレールモ
ーションの作用により個々の巻層は成る巻き持続時間後
チューブ２２と始めは鋭角を形成するが、この鋭角は巻
き持続時間が長くなるにしたがい鈍くなる。

第２図に図示した第１図のコツプ２０の断面にあってこ
の角度を参照符号２４．２４”で示した。これら両巻き
に相応する巻きは参照符号２３．２３°で示した。これ
らの巻きの外側の巻層は参照符号２５．２５゛で示した
。

第２図に図示したコツプ２０にあっては時間的に先ず巻
き２３°が、その後巻き２３が形成される。角度２４″
と２４が鈍くなるにつれて巻層２５°と２５がますます
鈍くなる円錐を形成する。この円錐が第２図においてコ
ツプ円錐２６として示した一定の形状に達すると、リン
グレールモーションは一定の値に調節され、もはや変わ
らない。これにより次の巻上げ工程のすべての巻層は調
節されたコツプ円錐２６に相当する傾斜をもって経過す
る。

チューブ２２上に紡出された糸の第一の巻きの高さを第
２図において参照符号２９で示した。

この高さ２９は巻上げ工程開始時に対するリングレール
１５の位置によって定まる。この高さは巻上げ工程開始
時におけるリングレールモーションの最も低い位置に相
当する。巻き２３”がチューブ２２上に巻上げられると
、リングレールモーションのこの時点での最も低い位置
３０″によって高さが定まる。類似の様式で巻き２３は
この時点でのリングレールモーションの最も低い位置に
よって定まる位置３ｏをとる。

巻層２５′もしくは２５によって形成される円錐がやっ
と所望のコツプ円錐２６の形に形成された場合、リング
レール１５のリングレールモーションに基づく最も低い
位置は位置３１に相当する。

第２図において、リングレール１５がコツプ円錐２６が
形成されたた後に運動する領域は、領域Ｉとして示し、
一方この領域の下方に存在する領域は領域■として示し
た。領域■と１間の境界は参照符号３２で示した。

第２図に巻き２３に所属する糸切れした管糸を参照符号
３５で、その端部を参照符号３６で例示した。

第１図において、保守装置４０の垂直なレール４３にス
ライダ４２が摺動可能に設けられており、このスライダ
はワイヤロープ４８で保持されている。モータ４５はワ
イヤーロープ４８が巻上げられたり、巻戻されたりする
ドラム４６を駆動する。

糸切れを排除するには、保守装置４０を相当する精紡位
置７５に移動して、セットした後、スライダ４２に設け
られている係止部材５０が精紡位置７５のリングレール
１５上に載るまで、スライダ４２が下降される。この載
置によりスライダ４２はリングレール１５の全運動、特
にリングレールモーションに関与する。

スライダ４２にはノズル５２が設けられており、このノ
ズルは係止部材５０がリングレール１５上に載った後こ
のリングレール１５の下方に移動される。ノズル５２は
接続片５３と供給導管５４とを介して本質的に公知の様
式でモータ６０、ポンプ６１とサージタンク６２とから
成っている圧縮空気源７２と結合されている。

圧縮空気源７２からノズル５２へ通じる供給導管５４内
は電磁石により開閉可能な弁６５および電磁石により調
節可能な絞り６７が設けられている。

保守装置４０内には電子的なスイッチ機構５７が設けら
れており、このスイッチ機構から切換えアーム５８が突
出している。スライダ４２には切換えカム５９が、この
スライダ４２が降下した際切換えアーム５８に沿って移
動してこの切換えアームに対する一定位置に来て、これ
によりスイッチ機構５７を作動させるように設けられて
いる。切換えカム５９および／またはスイッチ機構５７
もしくはこのスイッチ機構の切換えアーム５８は保守装
置４０が始動される以前に、スイッチ機構５７のしきい
値がほぼ位置３２もしくは境界３２に相当するように、
相互に調節されている。これによってスイッチ機構５７
が作動され、一方コツブ円錐２６がチューブ２２上に成
形される。

切換え装置８０は導線８２と８３とを介してモータ４５
と弁６５に接続されている。導線８１を介して切換え装
置８０は保守装置４０の他の構造部分および／またはリ
ング精紡機１０の他の構造部分と結合されている。この
信号により切換え装置８０を導線８１を介して負荷する
信号に依存して切換え装置８０はモータ４５と弁６５と
を制御する。特に、切換え装置８０は、リング精紡機１
０の相当する精紡位置７５に保守装置４０がセットされ
た後、スライダ４２の降下運動を誘起する。その上、切
換え装置８０はスライダ４２が降下した後弁６５を制御
する。

制御装置９０は導線９１と９３とを介してスイッチ機構
５７と絞り６７と結合されている。

更に、導線９２を介して保守装置４０および／またはリ
ング精紡機ｌＯの他の構造部分が制御装置９０に接続さ
れている。少なくとも制御装置９０に導線９１を経て与
えられる信号に依存して制御装置９０は絞り６７を働か
せる。

保守装置４０が糸切れが発生した精紡位置７５にセット
され、更にスライダ４２がリングレール１５と係止部材
５０を介して結合されかつノズル５２がリングレール１
５の下方に入こむと、切換え装置８０が弁６５を開き、
これにより空気はノズル５２から流出し、このノズルの
上方に存在している巻き２３に作用する。

コツプ円錐２６が未だ形成されていない状態（領域ＩＩ
）に巻き２３が存在している場合、リングレール１５は
位置３１の下方の位置に運動する。このことは切換え機
構５７が作動することにより制御装置９０に伝えられる
。切換え機構５７が一回切換えられることにより制御装
置９０内で自己保持接触が解かれる。この自己保持接触
は糸の把握が行われかつさらに処理が行われるまで絞り
６７−これは空気流により加熱された解離力をもって管
糸端部３６に作用する−を作動させないでおく。この力
は管糸端部３６を巻き２３から解離する。更にノズル５
２がら流出する空気流により解離された管糸端部３６は
上方へと低圧力で負荷されている吸込みキャップ７０内
に吹込まれる。そこで糸３５はこの吸込みキャップ７０
によって自動的に或いは他の方法で捕捉され、更に処理
される。

これに対して巻き２３がコツプ円錐２６が既に形成され
ており（領域Ｉ）、従ってリングレール１５がもはや位
置３１の下方へ運動することのない状態に存在している
場合、スイッチ機構５７はリングレールモーションによ
って作動されない。この場合、保守装置４０を当該精紡
位置７５に移動セットした後スイッチ機構５７が作動さ
れていないことにより制御装置９０により絞り６７が、
ノズル５２の僅かな、しかしコツプ円錐が形成されてい
ることにより、管糸端部３６を巻き２３から解離するの
に充分な解離力が発生されるような状態に調節される。

上記の二つの場合にあって絞り６７は実際に、一方では
糸切れした管糸端部が確実に巻き２３から解離され、し
かも他方ではループの解離が回避されるように調節され
る。この調節は保守装置４０が作動している量制御装置
９０により保守装置４０および／またはリング精紡機１
０の作動状態を特徴ずける他の値に依存して変更可能で
ある。

第３図による図面には、サージタンク６２からノズル５
２への供給導管５４内に並列接続部が間挿されている。

この並列接続の一方の分岐管内には絞り１００が、他方
の、参照符号１０２を付した分岐管内には電磁石によっ
て作動される弁１０３が存在している。絞り１００は手
で調節可能であり、他方弁１０３は導管９３に付加され
る信号に依存して開閉可能である。

保守装置４０が当該精紡位置７５に移動セットされた後
スイッチ機構５７がリングレールモーションにより作動
されない場合、領域Ｉ内にコツプの形成は行われず、弁
１０３は制御装置９０により閉じられる。これにより、
ノズル５２から流出する空気流は絞り１００により定ま
る値に制限される。これに対して領域■相においてコツ
プ形成が行われている場合は、弁１０３は開かれ、糸切
れした管糸端部３６はサージタンク６２によって発生さ
れる最大の空気流で負荷される。

第３図に図示した実施例により糸切れした管糸端部３６
に対する二段階の作用が可能であり、−力筒１図による
実施例にあっては空気流の解離力は作業が行われている
量調節可能な絞り６７で無段階に変更可能である。

第４図による実施例にあっては電位差計１２０が保守装
置４０内に固定して設けられている。

スライダ４２にはピン１２５が突出するように設けられ
ており、このビンは電位差計１２０の中央タンプ１２３
を動かす。電位差計１２０ばばね１２２を備えており、
このばねは中央タップ１２３をピン１２５方向に押付け
る。

スイッチ機構５７により領域Ｉと■のみが区別可能な第
１図および第３図の実施例に比較して、第４図による実
施例にあっては、チューブ２２上での巻き２３の形成の
その都度の瞬間的な状態を把握することが可能である。

第４図による構成を第１図による連続的に調節可能な絞
り６７と組合わせて行った場合、空気流により糸切れし
た管糸端部３６に作用する力をコツプ形成の瞬間的な相
に依存した一定の関係を基に調節することが可能となる
。即ち、糸切れした管糸端部３６に作用する解離力はコ
ツプ形成工程の如何なる状態にも適合可能である。

電位差計１２０がチューブ２２の全長にわたって延びて
いる場合、コツプ形成の全工程にわたっても糸切れした
管糸端部３６に作用する空気流をコツプ形成の瞬間的な
状態に依存して調節することが可能である。これに対し
て電位差計１２０がほぼ面３１に相当する高さに達する
までしか延びていない場合には、コツプ円錐形成の工程
の間においてのみ糸切れした管糸端部３６に作用する空
気流の連続的な調節え可能である。その後ピン１２５は
中央タンプ１２３から持上げられ、電位差計１２０はそ
の上方の当接位置にとどまる。これにより、この状態で
一定な空気流の巻き２３に対する作用が行われる。

第５図による実施例にあっては、時間要素１１０が導線
１１２を介してリング精紡ａｌＯに、導線９１を介して
制御装置９０と結合されている。更に、導線１１３を介
して保守装置４０および／またはリング精紡機１０の他
の構造部分が時間要素１１０に接続されている。

時間要素１１０は最も簡単な構造様式では開始信号から
雰にリセット可能な連続作動する計数機である。この開
始信号は、リング精紡機１０が紡出される糸３５をチュ
ーブ２２上に新たに巻き始めた際に確実に導線１１２を
介して時間要素１１０に与えられる。この場合、この開
始信号のリング精紡機１０から保守装置４０への伝達は
光学的な方法で、電磁石による方法で或いは他の方法で
行われる。時間要素１１０がリセットされた後導線９１
を介してどの時点にあっても制御装置９０にコツプ形成
工程の開始以来経過した持続時間に相当する数値が与え
られる。リング精紡機の公知の作業速度に基づいておよ
び場合によっては保守装置４０および／またはリング精
紡機１０の他のパラメータを基に制御装置９０はこの計
数値からチューブ２２上での巻き２３の形成の瞬間的な
相を帰結することが可能である。その後この帰結に依存
して、解離を行うために空気流の糸切れした管糸端部３
６に作用する解離力が制御装置により二段階で或いは連
続的に調節される。

第５図による実施例により、スイッチ機構５７或いは電
位差計１２０を時間の関数で置換えることが可能である
。特に保守装置４０内にプロブライミング可能な計算機
を設けることにより時間要素１１０と制御装置９０の関
数を組み合わせることが可能である。

これまで記載した実施例を簡単にするための他の可能性
は、ノズル５２から流出する空気流による解離力を連続
的に調節するために圧縮空気源７２を、その作業圧力が
制御装置９０により調節可能であるように、構成するこ
とにある。

また、ノズル５２をその噴出断面が調節可能であるよう
に構成することも可能である。更に、ノズル５２から流
出する空気流による解離力を、ノズル５２のコツプ２０
に対する半径方向でのおよび／または軸方向での間隔が
所望の比較的大きな或いは比較的僅かな解離力に相当し
て調節することにより、即ちどの程度ノズル５２を繰出
すかにより、加減することが可能である。

同様に解離力を、ノズル５２の後方に調節可能な流れを
邪魔する部材、例えば格子状線材を設けることにより、
変えることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による保守装置とリング精紡機の精紡位
置におけるコツプを形成するための重要な構造部分の概
略図、 第２図は第１図のコツプの断面図、 第３図は制御装置によって開閉される絞りの図、 第４図は係止部材によって調節可能な電位差計の図、 第５図はそれぞれブロック図で示したリング精紡機によ
り調節可能な時間要素の図。 図中符号は、 １０・・・リング精紡機 １５・・・リングレール ４０・・・保守装置 ５０・・・リングレールと結合可能な要素５２・・・ノ
ズル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、精紡位置に空気流を発生させる保守装 置を移動設定して行う様式の、管糸端部 に解離力を及ぼす空気流によりリング精 紡機の精紡位置においてコップから糸切 れした管糸端部を解離するための方法に おいて、コップ形成の瞬間的な相を把握 し、かつ空気流による管糸端部に作用す る解離力をコップ形成の瞬間的な相に依 存してコップ形成の進捗下にあって僅か な力が作用するように自動的に調節する ことを特徴とする、上記糸切れした管糸 端部をコップから解離するための方法。 ２、コップ円錐（２６）が形成された後の 相（領域 I ）に関して解離力を少なくと もほぼ一定に調節する、特許請求の範囲 第１項に記載の方法。 ３、コップ円錐（２６）の形成の相（領域 II）の間解離力を少なくともほぼ一定に 調節する、特許請求の範囲第２項に記載 の方法。 ４、精紡位置に空気流を発生させる保守装 置を移動設定して行う様式の、管糸端部 に解離力を及ぼす空気流によりリング精 紡機の精紡位置においてコップから糸切 れした管糸端部を解離するための方法を 実施するための、リング精紡機の個々の 精紡位置に移動設定可能であり、かつ糸 切れした管糸端部を精紡位置のコップか ら解離するために管糸端部に解離を及ぼ す空気流の発生を可能にする、リング精 紡機における保守装置において、コップ 形成の瞬間的な相を把握するための手段 および空気流により管糸端部に作用する 解離力を調節するための手段が設けられ ていること、および上記のコップ形成の 瞬間的な相を把握するための手段が自動 的に、コップ形成の進捗にあって僅かな 解離力の作用が行われるように解離力を 調節するための手段に作用するように構 成されていることを特徴とする、上記保 守装置。 ５、コップ円錐（２６）が形成された後の 相（領域 I ）のために解離力が少なくと もほぼ一定に調節されるように構成され ている、特許請求の範囲第４項に記載の 保守装置。 ６、コップ円錐の形成の相（領域II）の間 に力が少なくともほぼ一定に調節される ように構成されている、特許請求の範囲 第５項に記載の保守装置。 ７、コップ形成の瞬間的な相を把握するた めの手段として保守装置（４０）にスイ ッチ機構（５７）および／または電位差 計（１２０）が設けられており、リング 精紡機（１０）のリングレール（１５） と結合可能でありかつ案内される要素 （５０）がこれらのスイッチ機構もしく は電位差計に作用するように構成されて いる、特許請求の範囲第４項から第６項 までのいずれか一つに記載の保守装置。 ８、コップ形成の瞬間的な相を把握するた めの手段として保守装置（４０）にリン グ精紡機（１０）によって始動される時 間要素（１１０）が設けられている、特 許請求の範囲第４項から第６項までのい ずれか一つに記載の保守装置。 ９、空気流により管糸端部に作用する解離 力を把握するための手段として保守装置 （４０）に調節可能な絞り（６７）およ び／開閉可能な絞り（１００）が圧縮空 気源（６０、６１、６１）から空気流を 吹出すノズル（５２）への導管（５４） 内に設けられている、特許請求の範囲第 ４項から第８項までのいずれか一つに記 載の保守装置。 １０、空気流により管糸端部に作用する解離力を把握す
   るための手段として断面が調 節可能な吹出すノズル（５２）が設けら　３れている、
   特許請求の範囲第４項から第 ８項までのいずれか一つに記載の保守装 置。 １１、空気流により管糸端部に作用する解離力を把握す
   るための手段として作業圧力 が調節可能な圧縮空気源（６０、６１、 ６１）が設けられている、特許請求の範 囲第４項から第８項までのいずれか一つ に記載の保守装置。 １２、空気流により管糸端部に作用する解離力を把握す
   るための手段に作用を及ぼさ せるために、コップ形成の瞬間的な相を 把握するための手段と空気流により管糸 端部に作用する解離力を調節するための 手段と結合されていてかつ制御装置（９ ０）を備えている保守装置（４０）が設 けられている、特許請求の範囲第４項か ら第１１項までのいずれか一つに記載の保 守装置。