JPS6221445B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6221445B2
JPS6221445B2 JP55091372A JP9137280A JPS6221445B2 JP S6221445 B2 JPS6221445 B2 JP S6221445B2 JP 55091372 A JP55091372 A JP 55091372A JP 9137280 A JP9137280 A JP 9137280A JP S6221445 B2 JPS6221445 B2 JP S6221445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
junction
current
circuit
josephson
voltage
Prior art date
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Expired
Application number
JP55091372A
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English (en)
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JPS5717221A (en
Inventor
Shinya Hasuo
Hideo Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Priority to DE8181300724T priority patent/DE3161996D1/de
Priority to US06/236,579 priority patent/US4423430A/en
Priority to EP81300724A priority patent/EP0035350B1/en
Publication of JPS5717221A publication Critical patent/JPS5717221A/ja
Publication of JPS6221445B2 publication Critical patent/JPS6221445B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/38Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of superconductive devices

Landscapes

  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、可及的に構造を簡単化して高密度集
積化に適するようにしたジヨセフソン素子利用の
フリツプフロツプ回路に関する。
ジヨセフソン接合は第1図bに示すように、超
伝導電子のトンネリングが可能な程度に薄い絶縁
薄膜14を介して2つの超伝導体12,16を接
触させたものであり、同図cに示す如き電圧V電
流I特性を持つ。即ちこの接合Jの両端の電圧V
が0でも電流が流れ、そして外部電源よりこの接
合に電流を流してそれを臨界値Ic以上にすると接
合Jには電圧が生じる。この臨界値Icは磁場によ
つて増減する。そこで第1図aに示すようにジヨ
セフソン接合Jに図示しない定電流源よりバイア
ス電流IBを供給し、信号線20に信号電流IH
流して該電流が生じる磁場をジヨセフソン接合J
に加える状態を考えるに、IH=0、IB<Icであ
れば第1図cに示されるように、動作点はBにな
り、接合両端に現われる電圧Vは0であるが、信
号電流IHを流して接合Jに磁界を作用させ臨界
値IcをIc′に下げると(IcはIHにより第1図dに
示すように変る。実線は信号線20が導体12,
16と直交する場合で、これらが同方向の場合は
点線で示すように傾く)、IB>Ic′なのでB点は
安定でなくなり、動作点は点線で示す負荷直線に
沿つて点Pへ飛び、接合Jには電圧が発生する。
P点へ移つた後は、IBが変らない限り安定にP
点にとどまる。IH=0従つてIcは不変にしてIB
をIB′に増大させても結果は同様で、動作点は
B′点ではなく、そこから引いた負荷直線に沿つて
点P′へ飛び、該P′点が動作点になつて接合Jには
電圧が発生する。動作点がPまたはP′にある状態
でIBを増加すると動作点は図示曲線に沿つてR
点の方へ、更にはそれを越えて移動して行く。動
作点を戻すにはIBを下げて0にすればよく、こ
れにより動作点はR,P′,P,Q,Oと戻つて原
点Oに至る。この状態で再びIBを増加し始める
と動作点は縦軸上を移動し、臨界値を越えると
P、P′側へ飛び、こうしてヒステリシスループを
画く。以上がジヨセフソン論理ゲートの動作の概
要である。
通常のジヨセフソン論理ゲートではジヨセフソ
ン接合Jの回路と信号電流IHの回路とは図示の
如く分離独立しているが、この形式では多層構造
となり断線発生等、製造上難点がある。そこで本
出願人は先にジヨゼフソン接合の一方の超伝導体
(対向電極)16に信号線20を直結し(対向電
極それ自体を信号線とし)かつ該対向電極をグラ
ンドプレーンへ直結した(直結しないでこの部分
に抵抗が入ると、信号電流による電圧降下が該抵
抗に発生し、これは出力端電位を変えて信号電流
が出力回路に漏れたことになる)対向電極直結型
ジヨセフソン論理ゲートを案出した。これは特願
昭55−20214に説明してあるが、その概要を第2
図で説明すると10はグランドプレーン、12,
14,16がジヨセフソン接合を構成する超伝導
体およびトンネリング可能な薄層、18は絶縁層
である。対向電極直結型のジヨセフソン論理ゲー
トでは対向電極16を延長してその延長部部16
aから信号電流IHを流し、他端16bはグラン
ドプレーン10へ落とし、出力電圧は基部電極1
2から取出す。この型のジヨセフソン論理ゲート
は信号線部の2層を節約でき、断線発生阻止、歩
留向上に有効である。また信号電流回路と出力電
流回路とは接合Jで分離されており、入力電流が
出力回路へ漏れるというような問題もない。
このジヨセフソン素子はアンド、オアなど各種
の論理ゲートに利用可能であるが、フリツプフロ
ツプ回路に利用した例を第3図に示す。この図で
J1,J2は第1、第2のジヨセフソン接合であり、
これらは並列に接続されて共通にバイアス電流I
Bを受ける。20a,20bはジヨセフソン接合
に対する信号線である。バイアス電流IBはジヨ
セフソン接合J1,J2の一方に片寄つてまたは分れ
て両方に流れるが、いずれの状態でも臨界値を越
えないように定めておく。動作を説明するに今バ
イアス電源のスイツチ(図示しない)を投入して
バイアス電流IBを供給開始したとすると、回路
にはインダクタンスがありかつ対称的であるから
接合J1,J2にはほゞ等しい電流が流れ始める。こ
の状態で信号電流の一方例えばIH1を流して接合
J1は臨界値を下げIB>Icを実現すると、接合J1
は電圧状態となり、従つて接合J1の回路の電流は
無電圧状態の接合J2側へ移る。こうして供給され
たバイアス電流の殆んど全部が接合J2の回路に流
れる。この状態でも接合J2は上記条件により無電
圧状態である。また接合J2側へ電流が移つてしま
つたので、接合J1も無電圧状態になる。一度この
ような状態になると自己保持性があるので信号電
流IH1を0にしても上記状態を保つ。次に信号電
流IH2を流して接合J2を電圧状態にすると、該接
合を流れていたバイアス電流IBは接合J1側へ移
り、こうしてフリツプフロツプ動作が行なわれ
る。出力は接合J1及び又は接合J2の回路C1,C2
ジヨセフソン接合J3,J4を置き該回路を信号線と
して接合J3,J4を動作させて検知する。
上記のフリツプフロツプ動作を更に詳細に説明
すると次の如くである。即ち、第3図aの回路に
バイアス電流IBを与えると、回路C1,C2には
各々IB/2が流れる。正しくはこれは回路C1
C2のインダクタンス比で分流するが、通常は対
称構造とするので回路C1,C2には各々IB/2が
流れる。第3図b,cは接合J1,J2のV−I特性
を示し、IB/2が流れる状態では動作点はC1
C2にある。一方の接合例えばJ1側に信号電流IH1
を流すと第3図bに示すようにJ1の臨界値は
Ic′になり、IB/2>Ic′となるのでJ1の動作点は
P1へ移り、接合J1は電圧状態になる。接合J2は無
電圧状態であるから、等価的に回路C1のみに抵
抗が生じたことになり、回路C1の電流は接合J1
電圧で回路C2へ押しやられ、回路C2の電流はI
B/2+IB/2=IBになり、J2の動作点はB2
移る。接合J1の動作点P1は安定ではない。即ち回
路C1の電流は回路C2へ移るので、接合J1のバイ
アス電流は0となり、動作点はV−I特性曲線を
P1,Q1,O1と移動してO1へ移る。こうして接合
J1,J2は共に無電圧、そて電流は全てJ2側に流れ
る状態になる。次に接合J2側に信号電流IH2を流
すと、第3図cに示すように臨界値はIc′にな
り、IB>Ic′になつて動作点はP2′へ移り、接合J2
は電圧状態になる。このため回路C2の電流IB
全て回路C1へ押しやられ、接合J1の動作点はB1
移る。接合J2では無電流になつたので動作点は
P2′からQ2を通つてO2へ移る。こうして両接合と
も無電圧、そして電流IBは回路C1に流れる状態
になる。こゝで再び信号電流IH1を流すと電流I
Bは回路C2へ押しやられ、以下同様動作を繰り返
す。
このようなフリツプフロツプ回路は第1図bの
従来構造のジヨセフソン素子で構成すると多層、
大型化し、集積度が上らない。本発明はかゝる点
を改善しようとするものであり、特徴とする所は
グランドプレーン上に絶縁層を介して配置され2
股状をなす基部電極とそれぞれジヨセフソン接合
を形成して配設される一対のL字状対向電極を備
え、該基部電極の基部共通部をバイアス電流入力
端とし、一対のL字状対向電極の各一辺の一端を
グランドプレーンに接続し外方へ突き出す各他辺
をそれぞれ信号電流入力端としてなる点にある。
次に第4図に示す実施例を参照しながらこれを説
明する。
第4図aで12は基部電極であり、2股状をな
す。図示しないがこれは第2図の素子のようにグ
ランドプレーン10上に絶縁層を介して配設され
る。14A,14Bはトンネリングが可能な絶縁
薄層、16A,16Bは対向電極でL字型をな
し、基部電極12の2股部の各脚12a,1bと
整列するその一方の辺16A1,16B1は図示し
ないがグランドプレーンに接続され、外方へ突き
出す他方の辺16A2,16B2は信号電流IH1
H2の入力端となる。第4図bは等価回路を示
す。なお図示しないが接合J1,J2の回路に第3図
と同様に接合J3,J4を設け、これらをフリツプフ
ロツプ回路の出力端とする。動作は第3図と同様
である。たゞ第4図aから明らかなように構造が
極めて簡単であり、高密度集積に適する。
ジヨセフソン素子には上記のような単接合型の
他に2接合以上の量子干渉型のものもある。第5
図aは第2図を接合型にしたものを示す。14
a,14bは前述の14,14A,14Bと同様
な絶縁薄層であり、超電導体の電極16,12と
共にジヨセフソン接合Ja,Jbを形成する。同図
bは等価回路を示す。L1,L2はこれらの接合間
の電極16,12が持つインダクタンスを示す。
超伝導電流はグランドプレーンより遠い方の導体
を流れる性質があるので、電極16側のインダク
タンスL1は電極12側のインダクタンスL2より
大きく、そして感度はIc(L1+L2)≒IcL1に応じ
て定まる。この型のジヨセフソン素子は、信号電
流が作る磁界が、薄層14a、電極16、薄層1
4b、電極12の作るループと鎖交するしないに
より接合Ja,Jbの電圧、無電圧状態が制御さ
れ、単接合型のものより感度が高い。従つて小型
化が可能である。この2接合型の素子を用いたフ
リツプフロツプ回路を第6図に示す。動作は前述
と同様である。
量子干渉型のジヨセフソン素子の感度が単接合
型のジヨセフソン素子の感度より大である事は、
上記のように前者では信号電流の作る磁界が上記
ループに鎖交する(これは比較的交率よく行なわ
れる)ことにより制御が行なわれるのに対し、後
者では接合(J1,J2など)に信号電流の作る磁界
が入り込む(接合は薄いので入らないものが多
く、非効率的)ことにより制御が行なわれること
に起因すると言えるが、更に詳細に説明すると次
の如くである。
単接合ジヨセフソン素子のIc−IH特性は第7
図aそして2接合量子干渉型のジヨセフソン素子
のIc−IH特性は第7図cの如くである。第7図
aでIHを増加して行くとIcが減少し、谷を作つ
た後再び増加する。最初の山は0モード、次の山
は1モードと呼ばれ、前者は接合に磁束量子φ
(=h/2e=2.07×10-15wb、こゝでhはプランクの
定 数、eは電子1個の電荷)が入つていない状態、
後者は1つ入つた状態である。信号電流IHが流
れると接合には渦電流が発生するが、谷では渦電
流の作る磁束がちようどφになる。2接合量子
干渉型の場合も山を作るが、この山は多数であ
り、各々はやはりφが0個である0モード、1
個である1モード、……………と呼ばれる。これ
らの山の包絡線は第7図aの曲線と同じである。
多数の山ができるのは、この型の素子は第7図d
に示すように磁束の入る場所が大きく作られてお
り、入り易いことによる。感度はIc−IH特性曲
線の傾き(IHの増加に対するIcの減少割合)で
あるので、aよりcの方が即ち単接合型より2接
合型の方が大きい。
量子干渉型ジヨセフソン素子のIc−IH特性曲
線は、該素子のインダクタンスL(第5図のL1
とL2)と臨界値Icとの積LIcにより第8図a,b,
cの如く変る。なお第8図は第7図cより横軸を
拡大している。aはLIc/φ≪1のとき、bは
LIc/φ=1/2のとき、cはLIc/φ=1
のときである。図示のようにLIc/φが大きく
なるにつれてIc−IH特性曲線の傾斜が急にな
り、感度が向上する。但しLIc/φが大きくな
ると山と山の重なりが著しくなるので第8図bの
LIc/φ=1/2程度が望ましい。
以上説明したように本発明によれば小型、高密
度集積化が可能なフリツプフロツプ回路が得ら
れ、そしてフリツプフロツプ回路はメモリセルだ
けでなくデコーダその他種々の回路に広く利用さ
れるので、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,dはジヨセフソン素子を説
明する等価回路図、断面図、および特性図、第2
図は対向電極直結型のジヨセフソン素子の説明
図、第3図a〜cはジヨセフソン素子利用のフリ
ツプフロツプの回路図および特性図、第4図a,
bは本発明の実施例を示す斜視図および等価回路
図、第5図a,bは2接合型の対向電極直結型素
子の断面図および等価回路図、第6図は第5図素
子利用のフリツプフロツプの回路図、第7図およ
び第8図はジヨセフソン素子の感度の説明図であ
る。 図面で12は基部電極、J1,J2はジヨセフソン
接合、16A,16Bは対向電極、IBはバイア
ス電流、10はグランドプレーン、IH1,IH2
信号電流である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グランドプレーン上に絶縁層を介して配置さ
    れ2股状をなす基部電極と、その2股部の基部電
    極とそれぞれジヨセフソン接合を形成して配設さ
    れる一対のL字状対向電極を備え、該基部電極の
    基部共通部をバイアス電流入力端とし、一対のL
    字状対向電極の各一辺の一端をグランドプレーン
    に接続し外方へ突き出す各他辺をそれぞれ信号電
    流入力端としてなることを特徴とするジヨセフソ
    ン素子を用いたフリツプフロツプ回路。
JP9137280A 1980-02-20 1980-07-04 Flip-flop circuit using josephson element Granted JPS5717221A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9137280A JPS5717221A (en) 1980-07-04 1980-07-04 Flip-flop circuit using josephson element
DE8181300724T DE3161996D1 (en) 1980-02-20 1981-02-20 Superconductive logic device incorporating a josephson junction
US06/236,579 US4423430A (en) 1980-02-20 1981-02-20 Superconductive logic device
EP81300724A EP0035350B1 (en) 1980-02-20 1981-02-20 Superconductive logic device incorporating a josephson junction

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9137280A JPS5717221A (en) 1980-07-04 1980-07-04 Flip-flop circuit using josephson element

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5717221A JPS5717221A (en) 1982-01-28
JPS6221445B2 true JPS6221445B2 (ja) 1987-05-13

Family

ID=14024539

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9137280A Granted JPS5717221A (en) 1980-02-20 1980-07-04 Flip-flop circuit using josephson element

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JPS5717221A (en) 1982-01-28

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