JPS62212382A - カルニチン中間体の製造法 - Google Patents

カルニチン中間体の製造法

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JPS62212382A
JPS62212382A JP5521486A JP5521486A JPS62212382A JP S62212382 A JPS62212382 A JP S62212382A JP 5521486 A JP5521486 A JP 5521486A JP 5521486 A JP5521486 A JP 5521486A JP S62212382 A JPS62212382 A JP S62212382A
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JP
Japan
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formula
expressed
chloromethyloxirane
carnitine
raw material
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Application number
JP5521486A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobayashi
允 小林
Shigeki Hamaguchi
濱口 茂樹
Kazuhiko Katayama
和彦 片山
Takehisa Ohashi
武久 大橋
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は■)−クロルメチルオキシランよ(従来の技術
と問題点) カルニチン(8−ヒドロキシ−4−トリメチルアミノ酪
酸)は1ケの不斉中心を有するため(2)及び(S)体
、2種の光学異性体が存在する。(初−カルニチンはビ
タミンBTとして知られ、生体内に広(分布しており、
長鎖脂肪酸のキャリアーとして重要な化合物である。カ
ルニチン欠乏症の治療には従来(dl)−カルニチンが
用いられて来たが、近年(ク一体のみを使用する方が治
療上はるかに効果的であることが明らかとなり、(粉−
カルニチンの重要性が注目されて来ているとともに、そ
の工業的製造法の開発が望まれる。
従来の(わ−カルニチンの製造法としては、(イ)(δ
l)−カルニチン、あるいは中間体である(R8)−カ
ルニテノニトリルの化学的光学分割法(特開昭59−1
99666、同59−281048)、(ロ)微生物を
利用する分割法(特開昭6O−214898)、(ハ)
 γ−ブチロベタイン、あるいはγ−クロトノベタイン
の微生物による不斉水酸化(特開昭57−89791.
同59−188694゜同59−192025.同60
−187295゜同60−214890.同6O−22
4488)、に) γ−クロルーβ−ケト酪酸及びその
誘導体、あるいは8−デヒドロカルニチンの微生物によ
る不斉還元(特開昭57−118078.USP4.2
21,869 )、(ホ)(D)−マンニトールからの
合成(特開昭57−165352)などが知られている
が、(イ)は高価な光学分割剤の使用と回収の問題があ
り、微生物を利用する(口)(ハ)に)の方法は反応率
が概して不充分である欠点を有し、(ホ)の方法は工程
が極めて長い上に、四酢酸鉛、トリフェニルホスフィン
など取り扱いにくい、あるいは高価な反応試剤を使用し
なければならない不利な点があって、いずれも大量安価
な生産を目的とする工業的製造法には適していない。
本発明者等は、先に高光学純度の(8)−クロルメチル
オキシラン1を高収率で極めて容易に、かつ大量に調製
する方法を明らかにした(特願昭6O−298481)
。この光学活性(S)−クロルメチルオキシランを原料
にして次式に示す経路で(ffi−カルニチンの合成を
試みた。
(A)     5         ?〜     
              〜既に(R8)−クロル
メチルオキシランを用い、2あるいは5のラセミ体を経
て(dl)−カルニチンへ導びく方法(特公昭87−5
171.同42−15528、同5l−41617)は
公知である。
同シ<(R8)−クロルメチルオキシランから出発して
光学分割によって得られる(S)−5,あるいは(8)
−5から導びかれる(S)−2を経て(O−カルニチン
を合成する方法も知られている(特開昭6O−2816
82)。しかし光学活性(S)−クロルメチルオキシラ
ンを出発原料として(功−カルニチンヘ誘導した報告は
なく、また光学活性が保持されるかどうかも未知であっ
た。クロルメチルオキシランは反応活性部位を2ケ所有
し、その光学活性体を用いる場合は位置選択的に反応さ
せないとラセミ化する懸念があった。(8)−クロルメ
チルオキシランから完全に立体保持で(S)−2または
(S)−5に誘導できれば、それから(功−カルニチン
へは立体保持で変換できることが知られているので、従
来法に比べ極めて短い工程で、かつ高収率で(クーカル
ニチンを製造できる。
(問題を解決するための手段2作用効果)本発明は光学
活性(S)−クロルメチルオキシラン1を原料として用
い、無水トリメチルアミンと反応させて(の−カルニチ
ンの光学活性中間体である0)−グリシジルトリメチル
アンモニウムクロリド2の製造方法に関するものである
本発明者等は、特願昭60−298481に於いて、一
般式 %式% (式中、几は01〜C8の脂肪族炭化水素基、R′は芳
香族炭化水素基)で表わされるラセミ体基質(R8) 
−8を不斉加水分解能を有するリパーゼで処理する事に
より、一般式 (式中、R,R’は上記に同じ)で表わされる未反応光
学活性エステル体(6)−8と、一般式0式%) (式中、R′は上記に同じ)で表わされる光学活性アル
コール体(8)−4の等モル量混合物を得、次いでこの
混合物に塩基処理を施すと(S)−4のみが選択的にエ
ポキシ化し、(S)−クロルメチルオキシラン1に変換
され、このものは蒸留操作により容易に(2)−8と分
離され、しかも極めて高光学純度を有する事を明らかに
した。残渣として得られるエステル体(へ)−8は別途
、(功−カルニチンへ導びかれる。
(S)−クロルメチルオキシランlを無溶媒で無水トリ
メチルア疋ンとモル比1:1か65:1、好ましくは4
:lから4.5:1で、0°Cから50’C1好ましく
は20″Cから80°Cで2〜5時間反応させると光学
活性(S)−グリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ド2が高収率で得られる。この反応を例えばアセトンな
どの有機溶媒中で行うと光学純度は悪くなり、加えて反
応時間も極めて長くなる。■)−グリシジルトリメチル
アンモニウムクロリド2は公知の方法で(功−カルニチ
ンへ変換される。
以上説明した様に、本発明によれば(8)−クロルメチ
ルオキシラン1を原料に用いる事により、光学分割など
の繁雑な工程を伴うことなく(ロ)−カルニチンへ誘導
できる高光学純度の中間体を有利に製造できる。
(実施例) 以下実施例で説明するが、本発明はこれ等の実施例に限
定されるものではない。尚、実施例1及び参考例2で得
られた化合物については特開昭60−211682記載
の各種データと比較同定した。
実施例1 @)−グリシジルトリメチルアンモニウムク
ロリド2の合成 後記する参考例1で得られた@)−クロルメチルオキシ
ラン18.(lに水冷下811tの無水トリメチルアミ
ンを加え、密栓して室温5時間反応させる。
すぐに反応容器壁に結晶が析出して来る。迅速に濾過(
生成物は極めて吸湿性である)シ、乾燥アセトン、次い
で乾燥エーテルで洗浄し、減圧上乾燥する。母液中の(
8)−クロルメチルオキシランは回収し再使用する。収
量4.47f(92%)〔α)”=−25,6°(c=
0.98. [20)〔文献値(特開昭6O−2816
82):(1)”=27−0’ (c=1 * R20
))く参考例1 > (8)−クロルメチルオキシラン
のall(R8)−8−クロル−2−アセトキシプロピ
ル−80.7 f (0,1モル)、シュードモナス・
アエルギノサ(Pseudomonas aerugi
nosa )起源の市販リパーゼ[アマノPJ (天野
製薬■%)0.8F。
及び水150gJを含む反応液を40″C,5N−Na
 OHでpHを7.2に保ちながら不斉加水分解を行う
。反応は約4時間で終了し、冷却後150m/のエーテ
ルで2回抽出する。エーテル層を硫酸ソーダーで脱水し
、■)−8−クロル−2−アセトキシプロピル−p −
トルエンスルホネート<av”¥”ゝoso、(qΣa
aa)と■)−8−クロルームcOH 2−ヒドロキシプロピル−p−トルエンスルボネート(
01′とゝ0802べ豆ΣpHs )を等モル置台む 
 OH エーテル溶液を得る。
このエーテル溶液を約100.w?まで濃縮し、水50
耐を加え、80°Cで撹拌下5N−NaOHを滴下する
。pHは12.0になるよう滴下速度を調整する。反応
はHPLOで(S) −a−りOJL/−2−ヒドロキ
シプロピル−p−トルエンスルホネートの消失を追跡す
ると、約4時間で終了する。エーテル層を硫酸ソーダー
で脱水し、(S)−クロルメチルオキシランの含量をガ
スクロマトグラフィーで分析すると8.98g(85%
)相当量であった。エーテルをバス温50°Cで溜去し
た後、バス1140℃で(8)−クロルメチルオキシラ
ンを蒸留した。このものはガスクロマトグラフィーで9
8%の純度であった。収i8.28170%) (2)”=+ 88.4°(c=1.89.MeOH)
〔文献値(J、 Org、 C!hem、、 48.4
876(1978)) ;(α) D=+ 88.0’
 (0=1.26. MeOH) )蒸留残渣から光学
純度100%の(2)−8−クロル−2−アセトキシプ
ロピル−p−トルエンスルホネートが結晶として得られ
、このものは別途<1)−カルニチンへ誘導される。
く参考例2>(8)−クロルメチルオキシランと無水ト
リメチルアミンのアセトン中での反応(8)−クロルメ
チルオキシラン2.081と無水トリメチルアミン1.
86fをLOyxlの乾燥アセトン中、室温で8日間反
応させた。析出した結晶を濾過し、アセトン、エーテル
で洗浄し、減圧上乾燥し、2.62jJ(78,6%)
のグリシジルトリメチルアンモニウムクロリドを得た。
このものは〔α〕0=−2,09°(C=1.58.H
2O)の旋光度しか示さなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(S)−クロルメチルオキシラン■▲数式、化学
    式、表等があります▼を出発原料として無水トリメチル
    アミンと反応させ、(S)−グリシジルトリメチルアン
    モニウムクロリド■((S)−N,N,N−トリメチル
    オキシランメタンアミン、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼を得 ることを特徴とするカルニチン中間体の製造法。
  2. (2)(S)−クロルメチルオキシラン■が、一般式▲
    数式、化学式、表等があります▼・・・(RS)■ (式中、RはC_1〜C_8の脂肪族炭化水素基、R′
    は芳香族炭化水素基) で表わされるグリセロール誘導体を基質として(S)体
    を選択的に加水分解する能力を有するリパーゼを作用さ
    せ、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(R)■ (式中、R、R′は前記に同じ)で表わされる未反応エ
    ステル体(R)■と、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(S)■ (式中、R′は前記に同じ)で表わされるアルコール体
    (S)■との等モル量の混合物を生成せしめ、次いで塩
    基処理を施すことにより(S)■のみをエポキシ化させ
    、更に蒸留分離す ることにより調整される特許請求の範囲第1項記載の製
    造法。
  3. (3)(S)−クロルメチルオキシラン■と無水トリメ
    チルアミンを無溶媒下に反応させる特許請求の範囲第1
    項記載の製造法。
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