JPS62210416A - 光走査システムにおける走査位置検出装置 - Google Patents

光走査システムにおける走査位置検出装置

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JPS62210416A
JPS62210416A JP61053929A JP5392986A JPS62210416A JP S62210416 A JPS62210416 A JP S62210416A JP 61053929 A JP61053929 A JP 61053929A JP 5392986 A JP5392986 A JP 5392986A JP S62210416 A JPS62210416 A JP S62210416A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば物体表面における微少な傷や付着物の
位置を検出する装置とか、微少物体の大きさを検出する
装置とか、あるいは、レーザ一式のプリンターとかPP
Cといった種々の装置の主要部分を構成している光走査
システムにおいて、走査される光ビームの刻々の走査ス
ポット(位置)を検出するための走査位置検出装置に係
り、更に詳しくは、光偏向器によって照射対象物を含む
目的範囲へ走査される主走査光ビームから分岐走査光ビ
ームを得るための分波器を設けると共に、周期性のある
多数のスリットを有する透過型グレーティングを前記分
岐走査光ビームの走査範囲に配設し、かつ、前記透過型
グレーティングのスリット群を透過した分岐走査光ビー
ムをパルス列として検出する光検出器を設け、その光検
出器から出力されるパルス列の検出結果に基いて前記主
走査光ビームの走査位置を検出するように構成されてい
る光走査システムにおける走査位置検出装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の光走査システムにおける走査位置検出装置は、
従来、第6図にその一例を示すように、単一の透過型グ
レーティング03とそれに対応する単一の光検出器04
を設けて構成されていた。
なお、この図において、01は照射対象物(図示せず)
を含む目的範囲へ主走査光ビームOAを往復走査する光
偏向器であり、02は前記主走査光ビームOAから分岐
走査光ビームOBを得るための分波器であり、03はそ
の分岐走査光ビームOBの走査範囲に配設された透過型
グレーティングであって、この透過型グレーティング0
3には、図示のように、周期性のある多数のスリットか
ら成る一列のスリット群033・・・が形成されている
そして、04はその透過型グレーティング03における
スリット群03s・・・を透過して強度変化を生じた分
岐走査光ビームOBをパルス列として検出する光検出器
であり、また、05はその光検出器04から出力される
パルス列に対する信号処理部であり、そのパルス列のパ
ルス数を計数することによって前記主走査光ビームOA
の走査位置をリアルタイムで検出するために、増幅器、
波形整形回路、パルスカウンタ等を含んでいる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる光走査システムにおける走査位置検出装置におい
ては、分岐走査光ビームOBをパルス列に変換し、その
パルス列のパルス数を計数することによって、主走査光
ビームOAの走査位置を検出する、という言わばデジタ
ル的な測定方式を採用しているため、旧来のように、タ
イミング用受光素子によりトリガされる基準時点からの
走査時間を検出するとか、あるいは、光偏向器01に付
設された角度センサーにより走査角度を検出する、とい
う、言わばアナログ的な測定方式を採用したものに比べ
て、光偏向器01やそれを駆動するためのモーターなど
の非直線性や角度センサーの非直線性の影響を直接的に
は受は難い利点2があるが、なお次のような問題があっ
た。
即ち、上記のようなパルス計数方式による走査位置検出
装置の分解能は、それに使用される透過型グレーティン
グ03における各スリットQsの幅によって定まるが、
そのスリットOsの幅は分岐走査光ビームOBのスポッ
ト幅との関係で一定以上には狭くすることができず、ま
た、その分岐走査光ビームOBのスポット幅の縮小にも
おのずから限界があるため、上記したように単一の透過
型グレーティング03を用いる従来構成の走査位置検出
装置では、その分解能を、分岐走査光ビームOBのスポ
ット幅で規制される最小スリット幅により定まる限界分
解能以上に高めることは不可能であった。
また、この例のように、走査時間のとぎれや無駄をなく
すために、往復回転型の光偏向器01を用いることによ
って光ビーム0A(OB)を往復走査することがよく行
われるが、そのようにした場合において、上記従来構成
の走査位置検出装置では、それに用いられている単一の
光検出器04からの出力パルス列が光ビーム0A(OB
)の走査方向(往時および復時)に拘わらず常に一定の
形状となるため、その検出パルス列自体からは光ビーム
0A(OB>の走査方向を判定することができず、従っ
て、その光ビーム0A(OB)の走査方向を検出するた
めには、例えば光偏向器01の回転方向を検出するセン
サーなどの格別な手段を設けなければならなかった。
本発明は、かかる従来問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、走査光ビームのスポット幅で規制され
る最小スリット幅により定まる限界分解能よりも格段に
高い分解能を発揮できると共に、走査光ビームの走査方
向をも検出パルス列自体から容易に判定することが可能
な光走査システムにおける走査位置検出装置を提供せん
とすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明による光走査シス
テムにおける走査位置検出装置は、冒頭に記載したよう
な基本的構成を有するものにおいて、前記透過型グレー
ティングとして、前記分波器からの分岐走査光ビームが
共に照射され得るように並設配置された第1および第2
のふたつのグレーティング部分から成り、かつ、その第
1グレーティング部分における第1スリット群と、第2
グレーティング部分における第2スリット群とが、互い
に位相的に90度ずらせて形成されている2段構成のも
のを設け、しかも、前記光検出器として、前記第1グレ
ーティング部分の第1スリット群を透過した分岐走査光
ビームを第1パルス列として検出する第1光検出器と、
前記第2グレーティング部分の第2スリット群を透過し
た分岐走査光ビームを第2パルス列として検出する第2
光検出器とを設け、それら第1および第2光検出器から
夫々出力される第1および第2パルス列を合成して得ら
れるパルス列に基いて前記主走査光ビームの走査位置を
検出するように構成してある、という特徴を備えている
〔作用〕
上記特徴構成により発揮される作用は下記の通りである
即ち、上記本発明による光走査システムにおける走査位
置検出装置によれば、分岐走査光ビームが共に照射され
得るように並設配置された第1および第2のふたつのグ
レーティング部分から成り、かつ、その第1グレーティ
ング部分における第1スリット群と、第2グレーティン
グ部分における第2スリット群とが、互いに位相的に9
0度ずらせて形成されている2段構成の透過型グレーテ
ィングを設けると共に、前記第1グレーティング部分の
第1スリット群を透過した分岐走査光ビームを第1パル
ス列として検出する第1光検出器と、前記第2グレーテ
ィング部分の第2スリット群を透過した分岐走査光ビー
ムを第2パルス列として検出する第2光検出器とを設け
、それら第1および第2光検出器から夫々出力される第
1および第2パルス列を合成して得られるパルス列に基
いて前記主走査光ビームの走査位置を検出するように構
成したことにより、後述する実施例の説明からより一層
明らかとなるように、分岐走査光ビームひいては主走査
光ビームの走査位置の検出分解能としては、透過型グレ
ーティングにおける各スリット群の周期に対応する分解
能の4倍という高い分解能が得られるようになり、従っ
て、分岐走査光ビームのスポット幅で規制される最小ス
リット幅により定まる限界分解能よりも格段に高い(少
なくとも従来の場合の2倍以上の)分解能が発揮され、
更に、分岐走査光ビームを往復走査した場合にも、前記
第1および第2光検出器から夫々出力される第1および
第2パルス列を合成して得られる論理信号から走査方向
反転時にレベルが反転する信号が現れることから、主お
よび分岐走査光ビームの走査方向をもその検出パルス列
自体から容易に判定することが可能となった。
〔実施例〕
以下、本発明に係る光走査システムにおける走査位置検
出装置の具体的な一実施例を図面(第1図ないし第6図
)に基いて説明する。
即ち、第1図に示すように、例えば往復回転ミラーから
成り一般に光スキャナーと呼ばれている光偏向器1によ
って、被測定物あるいはPPC感光ドラム等の照射対象
物を含む目的範囲へ、例えばHe−Neガスレーザーな
どの主走査光ビームAを往復走査するように構成された
光走査システムにおいて、前記主走査光ビームAから分
岐走査光ビームBを得るために、例えばハーフミラ−か
ら成る分波器2をその主走査光ビームAの光路上に設け
ると共に、第2図に拡大して示しているような2段構成
の透過型グレーティング(回折格子)3、つまり、前記
分波器2からの分岐走査光ビームBが共に照射され得る
位置に並設配置された第1グレーティング部分3Iおよ
び第2グレーティング部分3■から成り、かつ、その第
1グレーティング部分3■に一列に形成された周期性の
ある多数のスリ・ノドから成る第1スリット群31g・
・・と、第2グレーティング部分に3■に一列に形成さ
れた周期性のある(前記第1スリット群31s・・・と
同じ周期)多数のスリットから成る第2スリット群3n
s・・・とが、互いに位相的に90度(A周期)ずらせ
た状態に配設されている一体型で2段構成の透過型グレ
ーティング3を設け、かつ、その透過型グレーティング
3の後方に、前記第1グレーティング部分3!の第1ス
リット群31g・・・を透過した分岐走査光ビームBを
第1パルス列(第4図における信号■と関連)として検
出する第1光検出器4!と、前記第2グレーティング部
分3■の第2スリット群311g・・・を透過した分岐
走査光ビームBを第2パルス列(第4図における信号■
と関連)として検出する第2光検出器4■とを設け、そ
して、それら第1および第2光検出器4!、4■から夫
々出力される第1および第2パルス列を信号処理部5へ
入力し、その信号処理部5において、後で詳述するよう
に、それら第1および第2パルス列を合成して得られる
パルス列(第4図における信号■と関連)に基いて、前
記主走査光ビームAの刻々の走査位置を検出するように
、光走査システムにおける走査位置検出装置が構成され
ている。
なお、前記透過型グレーティング3の第1スリット群3
1s・・・を透過した分岐走査光ビームBと、第2スリ
ット群311s・・・を透過した分岐走査光ビームBと
のクロストークを確実に防止するために、その第1グレ
ーティング部分3!および第1光検出器4■と、第2グ
レーティング部分3■および第2光検出器4■との間に
は、遮光板6が介装されている。
また、前記一体型2段構成の透過型グレーティング3は
、この例では、例えばガラス板の表面における、前記第
1および第2両スリット群31s・・・、311g・・
・となる部分以外の遮蔽部分に金属等を蒸着することに
より製作されている。ただし、この透過型グレーティン
グ3は、必ずしも一体型2段構成とする必要は無く、第
1グレーティング部分3Iと第2グレーティング部分3
■とを各別に製作して、それらを組み合わせるようにし
ても差支え無い。
そして、この例では、第2図から明らかなように、前記
分岐走査光ビームBの第1および第2グレーテイング部
分31.3n上におけるスポット形状は円形になるよう
にされ、また、第1スリット群31s・・・および第2
スリット群3IIs・・・における各スリットの幅、な
らびに、隣り合うふたつのスリットの間の遮蔽部分の幅
は、共に、その円形スポットの半径と等しくされている
。ただし、それらスリットの幅および遮蔽部分の幅は、
パルス列の生成に支承のない範囲において、任意の幅に
設定することができるものである。
第3図は、前記信号処理部5の詳細を示すブロック回路
構成図であり、また、第4図はその各部における信号の
波形およびタイミングを示すチャートである。
即ち、前記第1光検出器4Iから出力された第1パルス
列は、第1アンプ7Iを通過した後、コンパレータ8I
で波形整形されて■のような信号となり、後述する第1
エクスクル−シブOR回路9およびインバータ11へ供
給され、一方、前記第2光検出器4■から出力された第
2パルス列は、第2アンプ7■を通過した後、コンパレ
ータ8■で波形整形されて■のような信号となり、前記
第1エクスクル−シブOR回路9および後述する第2エ
クスクル−シブOR回路14へ供給される。
この場合、第4図から明らかなように、第1パルス列を
波形整形した信号■の位相は、第2パルス列を波形整形
した信号■の位相に比べて、往走査時においては90度
(A周期)進んでおり、逆に、復走査時においては90
度(A周期)後れている。
従って、前記第1エクスクル−シブOR回路9からの出
力信号■、つまり、それら両信号■、■の排他的論理和
としての合成信号■は、全体として(つまり、往走査時
と復走査時との反転時において生じる特殊な波形を除い
て)、それら両信号■、■夫々に比べて半分の周期を存
するパルス列となる。そして、この第1エクスクル−シ
ブOR回路9からの出力信号■は、単安定マルチバイブ
レーク11へ人力されて、その立ち上がりおよび立ち下
がりでワンショットをトリガーし、その結果、単安定マ
ルチバイブレーク11からの出力信号■は、第1パルス
列を波形整形した信号■および第2パルス列を波形整形
した信号■夫々に比べて、つまり、前記透過型グレーテ
ィング3における第1スリット群31s・・・および第
2スリット群3ffs・・・夫々の周期に比べて、×の
周期のパルス列となる。この信号■はクロック信号とし
て後述するアップダウンカウンタISおよびラッチ回路
13へ入力される。
他方、前記インバータ11へ入力された第1パルス列を
波形整形した信号■は、そこで反転された後、遅延回路
12によってに周期遅らされてからラッチ回路■3へ人
力され、そこで前記単安定マルチバイブレーク11から
のクロック信号■の立ち上がりによりラッチされ、従っ
て、ラッチ回路13からの出力信号は■のような波形と
なる。
そして、このラッチ回路13からの出力信号■と前記第
2パルス列を波形整形した信号■とが、第2エクスクル
−シブOR回路14へ入力され、その排他的論理和とし
ての信号■が得られる。その第2エクスクル−シブOR
回路14から出力される信号は、図示のように、往走査
時から復走査時に反転した時に、アップカウント信号か
らダウンカウント信号に反転するアップ/ダウン信号と
して、アップダウンカウンタ15へ入力される。
よって、アップダウンカウンタ15は、それに入力され
るところの、前記単安定マルチバイブレーク11からの
出力クロック信号■および前記第2エクスクル−シブO
R回路14からの出力アップ/ダウン信号に基く計数結
果から、前記分岐走査光ビームBひいては主走査光ビー
ムAの刻〜の走査位置座標を検出して出力するのである
そして、その際の走査位置座標の検出分解能は、前記ク
ロック信号■が元の周期(i3過型グレーティング3に
おける第1スリット群31s・・・および第2スリット
群3Us・・・夫々の周期)に比べて×の周期のもので
あるから、透過型グレーティング3に形成された各スリ
ット群3Is・・・、3Us・・・夫々の周期に対応す
る分解能の4倍の分解能が得られることになる。これは
、少なく見ても従来の場合の2倍の分解能に相当するも
のである。
ところで、上記した実施例においては、断面が円形の分
岐走査光ビームBを用いると共に、一体型平面構成の透
過型グレーティング3をその分岐走査光ビームBの光軸
に対して垂直に設けることによって、前記第1および第
2グレーテイング部分31.3Il上におけるスポット
形状が円形となるように構成したものを示したが、その
分岐走査光ビームBの第1および第2グレーテイング部
分3I、3Tl上におけるスポット形状を、第5図に示
すように、それら両グレーティング部分31゜3■上の
並設方向に長い楕円形状になるように構成すれば、SN
比が向上するという利点の他、透退壁グレーティング3
における第1グレーティング部分3Iと第2グレーティ
ング部分3■の境界中心線と分岐走査光ビームBの走査
中心線との一致度の許容範囲の制限が緩くなるとか、あ
るいは、各スリット群31s・・・、311s・・・の
欠陥に起因するミスカウントが生じ難いといった種々の
利点があって一層望ましい。そのための構成としては、
例えば、上記の実施例と同様に一体型平面構成の透過型
グレーティング3を分岐走査光ビームBの光軸に対して
垂直に設けると共に、例えば前記分波器2(ハーフミラ
−)の後ろにシリンドリカルレンズを置くことにより、
分岐走査光ビームBの断面を楕円形に変形させるとか、
あるいは、第1および第2グレーテイング部分31,3
11を、断面が円形の分岐走査光ビームBの光軸に対し
て夫々傾斜させる、といった手段が考えられる。
〔発明の効果〕
以上詳述したところから明らかなように、本発明に係る
光走査システムにおける走査位置検出装置によれば、分
岐走査光ビームが共に照射され得るように並設配置され
た第1および第2のふたつのグレーティング部分から成
り、かつ、その第1グレーティング部分における第1ス
リット群と、第1グレーティング部分における第2スリ
ット群とが、互いに位相的に90度ずらせて形成されて
いる2段構成の透過型グレーティングを設けると共に、
前記第1グレーティング部分の第1スリット群を透過し
た分岐走査光ビームを第1パルス列として検出する第1
光検出器と、前記第2グレーティング部分の第2スリッ
ト群を透過した分岐走査光ビームを第2パルス列として
検出する第2光検出器とを設け、それら第1および第2
光検出器から夫々出力される第1および第2パルス列を
合成して得られるパルス列に基いて前記主走査光ビーム
の走査位置を検出するように構成したことにより、分岐
走査光ビームひいては主走査光ビームの走査位置の検出
分解能としては、透過型グレーティングにおける各スリ
ット群の周期に対応する分解能の4倍という高い分解能
が得られ、従って、分岐走査光ビームのスポット幅で規
制される最小スリット幅により定まる限界分解能よりも
格段に高い(少なくとも従来の場合の2倍以上の)分解
能が発揮されるようになり、更に、分岐走査光ビームを
往復走査した場合にも、前記第1および第2光検出器か
ら夫々出力される第1および第2パルス列を合成して得
られる論理信号から走査方向反転時にレベルが反転する
信号が現れることから、主および分岐走査光ビームの走
査方向をもその検出パルス列自体から容易に判定するこ
とが可能となり、従って、従来のように走査方向検出用
センサーなどの格別な手段を設ける必要が無くなると共
に、走査範囲内において分岐走査光ビームの走査方向や
走査量および走査速度を任意に変化させても正確な位置
検出を行うことができる、といった種々の優れた効果が
発揮されるに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係る光走査システムにお
ける走査位置検出装置の具体的な一実施例を示し、第1
図は全体概略構成の斜視図、第2図はその要部である透
過型グレーティングの部分拡大正面図、第3図はその要
部である信号処理部の詳細ブロック回路構成図、第4図
はその各部における信号の波形およびタイミングのチャ
ート、そして、第5図は別実流側の要部である透過型グ
レーティングの部分拡大正面図である。 また、第6図は、本発明の技術的背景ならびに従来技術
の問題点を説明するためのものであって、従来構成の光
走査システムにおける走査位置検出装置の一例を示す全
体概略構成の斜視図である。 1・・・・・・・・・・・・光偏向器、A・・・・・・
・・・・・・主走査光ビーム、B・・・・・・・・・・
・・分岐走査光ビーム、2・・・・・・・・・・・・分
波器、 3・・・・・・・・・・・・2段構成の透過型グレーテ
ィング、3!・・・・・・・・・第1グレーティング部
分、3■・・・・・・・・・第2グレーティング部分、
3Ks・・・・・・第1スリツト(群)、3I[s・・
・・・・第2スリツト(群)、4■・・・・・・・・・
第1光検出器、4■・・・・・・・・・第2光検出器、
5・・・・・・・・・・・・信号処理部、6・・・・・
・・・・・・・遮光板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕光偏向器によって照射対象物を含む目的範囲へ走
    査される主走査光ビームから分岐走査光ビームを得るた
    めの分波器を設けると共に、周期性のある多数のスリッ
    トを有する透過型グレーティングを前記分岐走査光ビー
    ムの走査範囲に配設し、かつ、前記透過型グレーティン
    グのスリット群を透過した分岐走査光ビームをパルス列
    として検出する光検出器を設け、その光検出器から出力
    されるパルス列の検出結果に基いて前記主走査光ビーム
    の走査位置を検出するように構成されている光走査シス
    テムにおける走査位置検出装置であって、前記透過型グ
    レーティングとして、前記分波器からの分岐走査光ビー
    ムが共に照射され得るように並設配置された第1および
    第2のふたつのグレーティング部分から成り、かつ、そ
    の第1グレーティング部分における第1スリット群と、
    第2グレーティング部分における第2スリット群とが、
    互いに位相的に90度ずらせて形成されている2段構成
    のものを設け、しかも、前記光検出器として、前記第1
    グレーティング部分の第1スリット群を透過した分岐走
    査光ビームを第1パルス列として検出する第1光検出器
    と、前記第2グレーティング部分の第2スリット群を透
    過した分岐走査光ビームを第2パルス列として検出する
    第2光検出器とを設け、それら第1および第2光検出器
    から夫々出力される第1および第2パルス列を合成して
    得られるパルス列に基いて前記主走査光ビームの走査位
    置を検出するように構成してあることを特徴とする光走
    査システムにおける走査位置検出装置。 〔2〕前記第1グレーティング部分および第1光検出器
    と、第2グレーティング部分および第2光検出器との間
    に、遮光板を介装してある特許請求の範囲第〔1〕項に
    記載の光走査システムにおける走査位置検出装置。 〔3〕前記分岐走査光ビームの前記第1および第2グレ
    ーティング部分上におけるスポット形状を、それら両グ
    レーティング部分の並設方向に長い楕円形状になるよう
    に構成してある特許請求の範囲第〔1〕項または第〔2
    〕項に記載の光走査システムにおける走査位置検出装置
    。 〔4〕前記分岐走査光ビームの前記第1および第2グレ
    ーティング部分上におけるスポット形状を、それら両グ
    レーティング部分の並設方向に長い楕円形状になるよう
    にするために、それら両グレーティング部分を、断面が
    円形の分岐走査光ビームの光軸に対して夫々傾斜させて
    ある特許請求の範囲第〔3〕項に記載の光走査システム
    における走査位置検出装置。
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JPS5557826A (en) * 1978-10-24 1980-04-30 Fujitsu Ltd Optical scanning position detector

Patent Citations (1)

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JPS5557826A (en) * 1978-10-24 1980-04-30 Fujitsu Ltd Optical scanning position detector

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