JPS6221031B2 - - Google Patents
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- JPS6221031B2 JPS6221031B2 JP54079095A JP7909579A JPS6221031B2 JP S6221031 B2 JPS6221031 B2 JP S6221031B2 JP 54079095 A JP54079095 A JP 54079095A JP 7909579 A JP7909579 A JP 7909579A JP S6221031 B2 JPS6221031 B2 JP S6221031B2
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- petroleum resin
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
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Description
この発明は、とくに耐水性が改良されたカラー
舗装用結合材組成物に関するものである。 本発明者らは、先にカラー舗装用結合材につい
て研究し、石油樹脂またはクマロンインデン樹脂
と、パラフイン系潤滑油留分と、高沸点芳香族炭
化水素またはフタル酸類のジアルキルエステルを
配合した優れた色相安定性と力学的性質を有する
カラー舗装用結合材組成物を発明し特許出願した
(特開昭51−92839)が、このカラー舗装用結合材
組成物を、雨水の排水が極端に悪く、雨水が長期
間滞留するような場所に使用した場合、骨材によ
つては滞留水分によつて施工した結合材が剥離す
る場合があることが判つた。これを防ぐには、排
水をよくするとか、舗装体を十分締固めて雨水が
内部に浸透しないようにするなどの配慮が必要で
あるが、一方では透水性舗装の必要性もあること
から、より根本的には結合材自体と骨材との接着
力を強めて水分が浸透しても結合材が剥離しない
ようにすることが望ましい。 上記目的を達成するため鋭意研究を進めた結
果、カラー舗装用結合材組成物の主成分たる石油
樹脂またはクマロンインデン樹脂をα・β−多塩
基性酸と反応させた反応物を使用すれば骨材との
接着性が改良されることを見い出し、この発明を
完成した。 すなわち、この発明のカラー舗装用結合材組成
物は特開昭51−92839に記載の石油樹脂またはク
マロンインデン樹脂を30〜70重量部と、パラフイ
ン系潤滑油留分25〜65重量部と、高沸点芳香族炭
化水素またはフタル酸類のジアルキルエステル5
〜20重量部からなるカラー舗装用結合材組成物を
基本として、このうちの石油樹脂またはクマロン
インデン樹脂を全部または一部をα・β−多塩基
性酸と上記樹脂との反応物は置き換え製造するも
のである。α・β−不飽和多塩基性酸としては無
水マレイン酸、フマール酸等が代表的なものであ
るが、これら不飽和多塩基性酸と反応させる樹脂
は、本来使用されている石油樹脂またはクマロン
インデン樹脂と同一品でも、または軟化点60℃〜
140℃の別の石油樹脂またはクマロンインデン樹
脂のどちらでもよく、これら樹脂をα・β−不飽
和多塩基性酸と公知の方法で反応させて製造す
る。一般にこれら不飽和多塩基性酸の反応量を増
せば、得られる反応物は軟化点が上昇し、着色す
るようになり、熱安定性は低下するのでカラー舗
装用結合材の配合材としては好ましくない性質も
現われ、一方反応量が少な過ぎると耐水性改良効
果が期待できなくなる。種々研究の結果、α・β
−不飽和多塩基性酸としてもつとも代表的な無水
マレイン酸を使用した場合、樹脂100重量部に対
して、無水マレイン酸1〜20重量部、さらに好ま
しくは2〜10重量部を反応させて製造したマレイ
ン化石油樹脂またはマレイン化クマロンインデン
樹脂がこの発明の目的に最も適している。 次に、α・β−不飽和多塩基性酸と石油樹脂ま
たはクマロンインデン樹脂との反応物と、カラー
舗装用結合材の主成分である石油樹脂またはクマ
ロンインデン樹脂との配合割合は、全量反応物を
使用してもよいが、一部配合することで十分効果
のあることが判つた。その配合割合は原料の石油
樹脂またはクマロンインデン樹脂の種類、また
α・β−不飽和多塩基性酸と樹脂との反応物の性
状によつても変つてくるが、一般に石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂100重量部に対してα・
β−不飽和多塩基性酸と樹脂の反応物を2〜100
重量部、好ましくは5〜20重量部配合することで
十分目的を達せられる。このように石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂100重量部に反応物を5
〜20重量部配合したものはもともと相互の性状が
近縁のものなので混合品の物理性状はほとんど変
化しない。また可逆剤としてのパラフイン系潤滑
油留分および可溶化剤としての芳香族炭化水素ま
たはフタル酸類のジアルキルエステルとの配合割
合は、パラフイン系潤滑油留分の性状および可溶
化剤の種類によつて変化するが、α・β−不飽和
多塩基性酸と樹脂との反応物、またはこの反応物
を5〜20重量部を含む石油樹脂またはクマロンイ
ンデン樹脂30〜75重量部に対して、おおむねパラ
フイン系潤滑油留分20〜65重量部、および芳香族
炭化水素またはフタル酸類のジアルキルエステル
5〜20重量部である。 このようにして製造されたカラー舗装用結合材
組成物は本来持つている優れた色相安定性および
力学的性質に加えて、優れた耐水性を有する理想
的なカラー舗装用結合材組成物である。この結合
材組成物は、骨材、砂、石粉、顔料などとアスフ
アルト合材プラントなどを用いて加熱混合し、路
面で転圧舗装したり、また乳化剤を用いて乳剤の
形にして常温で簡単に使用できる。そのほか、工
場で骨材、石粉、顔料などと加熱混合し、型枠に
入れて成型して製造されるカラー舗装用のブロツ
クなどの結合材としても使用される。 以下、実施例をもつてこの発明を具体的に説明
する。 実施例 1 軟化点95℃の石油樹脂100重量部に無水マレイ
ン酸10重量部を加え200℃〜230℃で4時間反応さ
せ、軟化点112℃のマレイン化石油樹脂を得た。
このマレイン化石油樹脂6.5重量部と軟化点120℃
の石油樹脂58.5重量部、沸点約420〜550℃で粘度
指数96のパラフイン系潤滑油留分25重量部および
沸点約350〜500℃のポリアルキルベンゼン混合物
10重量部を加熱溶解させ、カラー舗装用結合材
を製造した。一方比較のため、同一の石油樹脂64
重量部とパラフイン系潤滑油留分26重量部ポリア
ルキルベンゼン混合物10重量部から同様にカラー
舗装用結合材を製造した。これらの主要な性状
を第1表に示す。 次にこの2種類の結合材と石灰岩骨材、川砂、
フイラー、無機顔料(酸化クロム)を配合して密
流アスコン配合のカラー舗装用合材を成型しマー
シヤル試験を行なつたところ、第2表に示すよう
に両者にはほとんど差が認められなかつた。 次にこれらの結合材5gと珪砂、炭カル混合物
100gを130℃で混合し、室内で放冷後その20gを
500c.c.の沸騰水中に投入、1分後に混合物の状態
を目視観察したところ、結合材を用いた場合は
結合材が骨材からほとんどはく離していたが、結
合材の方ははく離が認められず、耐水性が改良
されていることが確認された。
舗装用結合材組成物に関するものである。 本発明者らは、先にカラー舗装用結合材につい
て研究し、石油樹脂またはクマロンインデン樹脂
と、パラフイン系潤滑油留分と、高沸点芳香族炭
化水素またはフタル酸類のジアルキルエステルを
配合した優れた色相安定性と力学的性質を有する
カラー舗装用結合材組成物を発明し特許出願した
(特開昭51−92839)が、このカラー舗装用結合材
組成物を、雨水の排水が極端に悪く、雨水が長期
間滞留するような場所に使用した場合、骨材によ
つては滞留水分によつて施工した結合材が剥離す
る場合があることが判つた。これを防ぐには、排
水をよくするとか、舗装体を十分締固めて雨水が
内部に浸透しないようにするなどの配慮が必要で
あるが、一方では透水性舗装の必要性もあること
から、より根本的には結合材自体と骨材との接着
力を強めて水分が浸透しても結合材が剥離しない
ようにすることが望ましい。 上記目的を達成するため鋭意研究を進めた結
果、カラー舗装用結合材組成物の主成分たる石油
樹脂またはクマロンインデン樹脂をα・β−多塩
基性酸と反応させた反応物を使用すれば骨材との
接着性が改良されることを見い出し、この発明を
完成した。 すなわち、この発明のカラー舗装用結合材組成
物は特開昭51−92839に記載の石油樹脂またはク
マロンインデン樹脂を30〜70重量部と、パラフイ
ン系潤滑油留分25〜65重量部と、高沸点芳香族炭
化水素またはフタル酸類のジアルキルエステル5
〜20重量部からなるカラー舗装用結合材組成物を
基本として、このうちの石油樹脂またはクマロン
インデン樹脂を全部または一部をα・β−多塩基
性酸と上記樹脂との反応物は置き換え製造するも
のである。α・β−不飽和多塩基性酸としては無
水マレイン酸、フマール酸等が代表的なものであ
るが、これら不飽和多塩基性酸と反応させる樹脂
は、本来使用されている石油樹脂またはクマロン
インデン樹脂と同一品でも、または軟化点60℃〜
140℃の別の石油樹脂またはクマロンインデン樹
脂のどちらでもよく、これら樹脂をα・β−不飽
和多塩基性酸と公知の方法で反応させて製造す
る。一般にこれら不飽和多塩基性酸の反応量を増
せば、得られる反応物は軟化点が上昇し、着色す
るようになり、熱安定性は低下するのでカラー舗
装用結合材の配合材としては好ましくない性質も
現われ、一方反応量が少な過ぎると耐水性改良効
果が期待できなくなる。種々研究の結果、α・β
−不飽和多塩基性酸としてもつとも代表的な無水
マレイン酸を使用した場合、樹脂100重量部に対
して、無水マレイン酸1〜20重量部、さらに好ま
しくは2〜10重量部を反応させて製造したマレイ
ン化石油樹脂またはマレイン化クマロンインデン
樹脂がこの発明の目的に最も適している。 次に、α・β−不飽和多塩基性酸と石油樹脂ま
たはクマロンインデン樹脂との反応物と、カラー
舗装用結合材の主成分である石油樹脂またはクマ
ロンインデン樹脂との配合割合は、全量反応物を
使用してもよいが、一部配合することで十分効果
のあることが判つた。その配合割合は原料の石油
樹脂またはクマロンインデン樹脂の種類、また
α・β−不飽和多塩基性酸と樹脂との反応物の性
状によつても変つてくるが、一般に石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂100重量部に対してα・
β−不飽和多塩基性酸と樹脂の反応物を2〜100
重量部、好ましくは5〜20重量部配合することで
十分目的を達せられる。このように石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂100重量部に反応物を5
〜20重量部配合したものはもともと相互の性状が
近縁のものなので混合品の物理性状はほとんど変
化しない。また可逆剤としてのパラフイン系潤滑
油留分および可溶化剤としての芳香族炭化水素ま
たはフタル酸類のジアルキルエステルとの配合割
合は、パラフイン系潤滑油留分の性状および可溶
化剤の種類によつて変化するが、α・β−不飽和
多塩基性酸と樹脂との反応物、またはこの反応物
を5〜20重量部を含む石油樹脂またはクマロンイ
ンデン樹脂30〜75重量部に対して、おおむねパラ
フイン系潤滑油留分20〜65重量部、および芳香族
炭化水素またはフタル酸類のジアルキルエステル
5〜20重量部である。 このようにして製造されたカラー舗装用結合材
組成物は本来持つている優れた色相安定性および
力学的性質に加えて、優れた耐水性を有する理想
的なカラー舗装用結合材組成物である。この結合
材組成物は、骨材、砂、石粉、顔料などとアスフ
アルト合材プラントなどを用いて加熱混合し、路
面で転圧舗装したり、また乳化剤を用いて乳剤の
形にして常温で簡単に使用できる。そのほか、工
場で骨材、石粉、顔料などと加熱混合し、型枠に
入れて成型して製造されるカラー舗装用のブロツ
クなどの結合材としても使用される。 以下、実施例をもつてこの発明を具体的に説明
する。 実施例 1 軟化点95℃の石油樹脂100重量部に無水マレイ
ン酸10重量部を加え200℃〜230℃で4時間反応さ
せ、軟化点112℃のマレイン化石油樹脂を得た。
このマレイン化石油樹脂6.5重量部と軟化点120℃
の石油樹脂58.5重量部、沸点約420〜550℃で粘度
指数96のパラフイン系潤滑油留分25重量部および
沸点約350〜500℃のポリアルキルベンゼン混合物
10重量部を加熱溶解させ、カラー舗装用結合材
を製造した。一方比較のため、同一の石油樹脂64
重量部とパラフイン系潤滑油留分26重量部ポリア
ルキルベンゼン混合物10重量部から同様にカラー
舗装用結合材を製造した。これらの主要な性状
を第1表に示す。 次にこの2種類の結合材と石灰岩骨材、川砂、
フイラー、無機顔料(酸化クロム)を配合して密
流アスコン配合のカラー舗装用合材を成型しマー
シヤル試験を行なつたところ、第2表に示すよう
に両者にはほとんど差が認められなかつた。 次にこれらの結合材5gと珪砂、炭カル混合物
100gを130℃で混合し、室内で放冷後その20gを
500c.c.の沸騰水中に投入、1分後に混合物の状態
を目視観察したところ、結合材を用いた場合は
結合材が骨材からほとんどはく離していたが、結
合材の方ははく離が認められず、耐水性が改良
されていることが確認された。
【表】
【表】
実施例 2
軟化点109℃の石油樹脂100重量部に無水マレイ
ン酸5.5重量部を加え200℃〜230℃で4時間反応
させ、軟化点121℃のマレイン化石油樹脂を得
た。このマレイン化石油樹脂13.5重量部とマレイ
ン化に用いた軟化点109℃の石油樹脂54.0重量部
と沸点約500℃以上の真空蒸留残渣油の脱瀝油を
精製して得られた粘度指数95のパラフイン系潤滑
油留分24.5重量部および2−エチルヘキシルフタ
ル酸エステル8重量部を加熱溶解させカラーブロ
ツク用結合材を製造した。一方比較のため同一
の石油樹脂68.5重量部とパラフイン系潤滑油留分
23.5重量部および2−エチルヘキシルフタル酸エ
ステル8重量部から同様にカラーブロツク用結合
材を製造した。これらの主要な性状を第3表に
示す。
ン酸5.5重量部を加え200℃〜230℃で4時間反応
させ、軟化点121℃のマレイン化石油樹脂を得
た。このマレイン化石油樹脂13.5重量部とマレイ
ン化に用いた軟化点109℃の石油樹脂54.0重量部
と沸点約500℃以上の真空蒸留残渣油の脱瀝油を
精製して得られた粘度指数95のパラフイン系潤滑
油留分24.5重量部および2−エチルヘキシルフタ
ル酸エステル8重量部を加熱溶解させカラーブロ
ツク用結合材を製造した。一方比較のため同一
の石油樹脂68.5重量部とパラフイン系潤滑油留分
23.5重量部および2−エチルヘキシルフタル酸エ
ステル8重量部から同様にカラーブロツク用結合
材を製造した。これらの主要な性状を第3表に
示す。
【表】
次にこれらの結合材8gと珪砂4号35g、同6
号37g石粉20gを140℃で混合、締固めて2.0×
4.0×13.0cmのカラーブロツク供試体を作成し、
室温で水中に3週間水浸させ、非水浸の供試体と
共に曲げ試験を行なつた。その結果は第4表に示
すように結合材を用いた方が高い残留強度を示
した。
号37g石粉20gを140℃で混合、締固めて2.0×
4.0×13.0cmのカラーブロツク供試体を作成し、
室温で水中に3週間水浸させ、非水浸の供試体と
共に曲げ試験を行なつた。その結果は第4表に示
すように結合材を用いた方が高い残留強度を示
した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (1)α・β−不飽和多塩基性酸と石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂との反応物、またはこれ
ら反応物を含む軟化点60℃以上の石油樹脂または
クマロンインデン樹脂を30〜75重量部と、(2)パラ
フイン系潤滑油留分を20〜65重量部と、(3)高沸点
芳香族炭化水素を5〜20重量部からなる軟化点30
〜60℃のカラー舗装用結合材組成物。 2 (1)α・β−不飽和多塩基性酸と石油樹脂また
はクマロンインデン樹脂との反応物、またはこれ
ら反応物を含む軟化点60℃以上の石油樹脂または
クマロンインデン樹脂を30〜75重量部と、(2)パラ
フイン系潤滑油留分を20〜65重量部と、(3)フタル
酸類のジアルキルエステルを5〜20重量部からな
る軟化点30〜60℃のカラー舗装用結合材組成物。 3 特許請求の範囲1および2において、石油樹
脂またはクマロンインデン樹脂100重量部に対
し、α・β−不飽和多塩基性酸として無水マレイ
ン酸を1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部を
反応させて製造したマレイン化石油樹脂またはマ
レイン化クマロンインデン樹脂を使用するカラー
舗装用結合材組成物。 4 特許請求の範囲1および2において、石油樹
脂またはクマロンインデン樹脂100重量部に対し
マレイン化石油樹脂またはマレイン化クマロンイ
ンデン樹脂を2〜100重量部、好ましくは5〜20
重量部配合したものを使用するカラー舗装用結合
材組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7909579A JPS564668A (en) | 1979-06-25 | 1979-06-25 | Binder composition for color pavement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7909579A JPS564668A (en) | 1979-06-25 | 1979-06-25 | Binder composition for color pavement |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS564668A JPS564668A (en) | 1981-01-19 |
JPS6221031B2 true JPS6221031B2 (ja) | 1987-05-11 |
Family
ID=13680314
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JPS564668A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ES2079265B1 (es) * | 1993-04-16 | 1996-10-16 | Repsol Petroleo Sa | Ligante no convencional de uso en pavimentos e impermeabilizacion, su utilizacion y aplicaciones. |
CN103951930B (zh) * | 2014-04-15 | 2016-05-25 | 交通运输部公路科学研究所 | 一种明色胶结料及其制备方法和应用 |
Citations (2)
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JPS5192839A (ja) * | 1975-02-13 | 1976-08-14 | Karaahosoyoketsugozaisoseibutsu |
-
1979
- 1979-06-25 JP JP7909579A patent/JPS564668A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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US11415599B2 (en) | 2016-12-16 | 2022-08-16 | Nidec Read Corporation | Contact probe and electrical connection jig |
Also Published As
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JPS564668A (en) | 1981-01-19 |
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