JPS6220976Y2 - - Google Patents

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JPS6220976Y2
JPS6220976Y2 JP16871581U JP16871581U JPS6220976Y2 JP S6220976 Y2 JPS6220976 Y2 JP S6220976Y2 JP 16871581 U JP16871581 U JP 16871581U JP 16871581 U JP16871581 U JP 16871581U JP S6220976 Y2 JPS6220976 Y2 JP S6220976Y2
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JP
Japan
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helical
bobbin
base
terminal pin
pin
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JP16871581U
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JPS5873604U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は線材をボビンに螺旋状に巻回したヘリ
カルコイルを結合してなるヘリカルフイルタに関
し、特性の安定化を目的とする。
従来のこの種のヘリカルフイルタは第1図の側
面図、第2図の上面図で示すように端子ピン3,
4を植設したベース1上に円筒形のボビン2を取
付け、そのボビン2に導線を螺旋状に巻回し、一
端を開放端とし他端を端子ピン4へ接続して接地
するようにしたヘリカルコイル5を複数結合して
構成する。このヘリカルコイル5の等価回路図は
第3図に示してあり、必要に応じてダツプ6を例
えば入力端子や出力端子として引き出せるように
してあり、第1図の端子ピン3はタツプ6が接続
された端子ピンである。7はヘリカルコイル5を
被う導電ケースであり、隣接するヘリカルコイル
の導電ケース7の1側面を半田や接着剤により互
に固着することにより物理的に複数のヘリカルコ
イル5の位置が固定される。又隣接するヘリカル
コイル5間の結合係数の調整は固着される側面に
設けられた孔の大きさを調整することにより行わ
れ、さらに導電ケース7の上面に設けられた孔8
と共にボビン2内にも螺合している調整螺子9を
上下動することにより中心周波数の調整が行われ
る。
ところで従来はこのタツプ6を引き出す時、第
1図、第2図のように導線を1度端子ピン3にか
らげてからボビン2が位置する側のベース1の面
に引き出し、再度その反対側のベース1の面で接
地される端子ピン4に接続されていた。そしてボ
ビン2に巻回された導線によりヘリカルコイル5
の主要部を構成し端子ピン3から端子ピン4の間
の導線10により残りの部分を構成していた。第
3図では主要部のインダクタンスをL1、残りの
部分のインダクタンス、つまり中間タップと接地
間のインダクタンスをL2として表してある。と
ころが残りの部分のインダクタンスL2は主要部
のインダクタンスL1に比較して小さいので導線
10の引き出し方、例えば長さや位置のわずかの
違いにより変化する。特に導線10の位置は組立
時のみならず組立終了後にも振動等により変動し
やすく、例えば主要部のインダクタンスL1との
平面的位置関係を表す距離Aが変動して両方のイ
ンダクタンスの結合係数の変化を生じ個々のヘリ
カルコイルのインダクタンスの値が変化する。こ
のような事実は組立時および組立終了後のヘリカ
ルフイルタの帯域特性等の変動をもたらし望まし
くない。
本考案はタツプを引き出す必要のあるヘリカル
コイルにおけるインダクタンスの変動をなくし、
特性の安定したヘリカルフイルタを提供する。
本考案はベース上に位置するボビンに線材を螺
旋状に巻回し、一端を開放すると共に他端を端子
ピンを介して接地したヘリカルコイルを複数結合
してなるヘリカルフイルタにおいて、少くとも入
力側および出力側のヘリカルコイルの該他端が接
続される端子ピンはボビンが位置する側のベース
の面に露呈している連結部分と、ボビンが位置す
る側とは反対側のベースの面に垂直に露呈してお
りかつ該連結部分と一体に形成されたピン部分と
からなることを特徴とする。
以下本考案のヘリカルフイルタの実施例を示す
第4図、第5図を参照しながら説明する。第4図
はヘリカルフイルタを構成する1個のヘリカルコ
イルの部分の側面図であり、第5図は導電ケース
を除いた場合の第4図の上面図である。
第4図、第5図において、11は合成樹脂から
なるベース、12は合成樹脂からなり、外周には
螺子溝が形成されている円筒形のボビン、13は
端子ピン、15はヘリカルコイル、17は導電ケ
ース、18は導電ケース17の上面に設けられた
孔、19は調整螺子である。
端子ピン13はコ字形の形状であり、連絡部分
20とピン部分21,22から構成されている。
そして連結部分20はボビン12が位置する側の
ベース11の面に露呈しており、連結部分20と
一体に形成されている2個のピン部分21,22
はボビン12が位置する側とは反対側のベース1
1の面に垂直に露呈している。
ヘリカルコイル15はベース11上に取付けら
れているボビン12の螺子溝にそつて巻回されて
おり、その主要部が形成される。一端はボビン1
2の上側に設けられている溝16に係止するよう
にして固定されており、他端は端子ピンの連結部
分20をまたいでベース11の側面の溝14を通
つてボビン12が位置する側とは反対側で片方の
ピン部分21に接続されている。無論他端の端子
ピン13への接続は連結部分20で行うこともで
きる。そしてピン部分21が中間タツプ、例えば
入力端子、出力端子用の端子ピンとして用いら
れ、ピン部分22が接地用の端子ピンとして用い
られる。又連結部分20はヘリカルコイル15の
残りの部分、つまり第3図のインダクタンスL2
を形成する。
導電ケース17はベース11に嵌合しており、
接地される。又調整螺子19は孔18とボビン1
2に螺合している。
このように構成された本考案のヘリカルフイル
タではヘリカルコイルの中間タツプを引き出す
時、コ字形の形状の端子ピンを用いることにより
中間タツプと接地間のインダクタンスはピン部分
と一体に形成された連結部分により得られる。端
子ピンの形状は端子ピン13のように必ずしも完
全なコ字形である必要はなく、中間タツプと接地
間のインダクタンスの値を調整するために第6
図、第7図の斜視図で示すように変形することが
できる。第6図の端子ピン23は連結部分24の
中央が上側にわん曲しており、第7図の端子ピン
25は連結部分26全体が水平にわん曲してい
る。
かくして本考案のヘリカルフイルタでは少くと
も入力側と出力側の2個のヘリカルコイルの端子
ピンとして前記した形状の端子ピンを用いること
ができる。3個以上のヘリカルコイルを結合する
場合には中間のヘリカルコイルは大部分従来の端
子ピンでよいが、中間タツプを引き出して互に接
続する場合もあり、このような場合には本考案の
端子ピンを用いることができる。従来は第1図、
第2図のように中間タツプと接地間のインダクタ
ンスL2を端子ピン3,4を接続する導線10で
得ていたので、導線10の位置が変動しやすく
個々のヘリカルコイルのインダクタンスの値が変
化しやすかつた。このことは組立時にはヘリカル
フイルタの帯域特性等の特性調整の工数を煩雑に
したし、又組立完了後の特性の変化は品質の信頼
性を低下せしめる原因となつていた。しかし本考
案のヘリカルフイルタでは中間タツプを引き出す
場合、大きさと形状が共に固定されている連結部
分を有する前記形状の端子ピンを用いるのでこの
ような欠点は存在せず特性を常に安定化させるこ
とが可能でありその実用性はきわめて高い。
なお実施例では個々のヘリカルコイルは夫々別
のベース上に位置するボビンに巻回されていた
が、共通のベース上に位置するボビンに巻回され
ており導電性の仕切板を介して個々のヘリカルコ
イルが結合する形状のヘリカルフイルタにおいて
も本考案を用い得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のヘリカルフイルタのヘ
リカルコイルの部分の側面図と上面図であり、第
3図はヘリカルコイルの等価回路図である。第4
図、第5図は本考案のヘリカルフイルタの実施例
におけるヘリカルコイルの部分の側面図と上面図
であり、第6,第7図は本考案のヘリカルフイル
タの端子ピンの変形例を示す斜視図である。 1,11……ベース、2,12……ボビン、
3,4,13,23,25……端子ピン、5,1
5……ヘリカルコイル、6……中間タツプ、7,
17……導電ケース、8,18……孔、9,19
……調整螺子、10……導線、14,16……
溝、20,24,26……連結部分、21,22
……ピン部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース上に位置するボビンに線材を螺旋状に巻
    回し、一端を開放すると共に他端を端子ピンを介
    して接地したヘリカルコイルを複数結合してなる
    ヘリカルフイルタにおいて、少くとも入力側およ
    び出力側のヘリカルコイルの該他端が接続される
    端子ピンはボビンが位置する側のベースの面に露
    呈している連結部分と、ボビンが位置する側とは
    反対側のベースの面に垂直に露呈しておりかつ該
    連結部分と一体に形成されたピン部分とからなる
    ことを特徴とするヘリカルフイルタ。
JP16871581U 1981-11-12 1981-11-12 ヘリカルフイルタ Granted JPS5873604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16871581U JPS5873604U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 ヘリカルフイルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16871581U JPS5873604U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 ヘリカルフイルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873604U JPS5873604U (ja) 1983-05-18
JPS6220976Y2 true JPS6220976Y2 (ja) 1987-05-28

Family

ID=29960743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16871581U Granted JPS5873604U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 ヘリカルフイルタ

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JPS5873604U (ja) 1983-05-18

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