JPS62209749A

JPS62209749A - 光磁気記録媒体

Info

Publication number: JPS62209749A
Application number: JP5285286A
Authority: JP
Inventors: Kunio Nakajima; 邦雄中島; Tadashi Sato; 正佐藤
Original assignee: Seiko Instruments Inc
Current assignee: Seiko Instruments Inc
Priority date: 1986-03-11
Filing date: 1986-03-11
Publication date: 1987-09-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、膜面ど垂直な方向に磁化容易軸を有し、光を
介して反転磁区を作ることにより情報を記録し、磁気光
学効果（ファラデー効果おＪ：びカー効果）を利用して
読み出すことのできる光磁気記録媒体に関するものであ
る。

（発明の概要）本発明の光磁気記録媒体においては、透明な有機物基板
あるいはガラス基板上に断熱層を設り、その断熱層の上
に金属磁性酸化物からなる記録層、ぞの記録層の上に金
属反射層さらに断熱層を設りる四層構造にすることによ
り、記録時に効率良く書き込むことが可能どなる。−力
先を用いて光磁気記録を再生する場合、ファラデー効果
あるいはカー効果により再生用ノ〕を得ている。ここで
再生のＳ／Ｎ比を向上させるためには、フフ７ラデー回
転角あるいはカー回転角を大きくしな（プればならない
。ＣｏｘＨｙＦｅｚ０４なる組成式で、ＭがＦ３ｈ、Ｓ
Ｌ、　Ｇｅの一種以上で、組成範囲が、０．５　　　≦ｘ≦１．００．０１　≦ｙ≦１．００、５　　≦２≦２．０である時、ファラデー回転角およびカー回転角を大きく
することができる。この場合、キュリー湿度は上芹する
が、上記の四層構造にすることによりレーザー光のパワ
ーは適当な量をとり、Ｓ／Ｎ比は向上する。

（従来の技術）一般に、膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有する磁性薄
膜をガラス、ＰＣ，ＰＭＭＡ等の透明基板面上に形成さ
せ、キュリ一点あるいは、磁気内袖ｔｍ　温度を利用し
て光ビームにより反転磁区を作ることによって情報を記
録させ、記録させた情報をカー効果あるいは一ノアラデ
ー効果を利用して読み出す光磁気記録が知られている。

従来、膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有する磁性薄膜
としては、希土類金属と遷移金属との組み合わせからな
る非晶質合金１段を含むガーネット膜、コバルトフェラ
イトに代表される金属酸化物などがあり、光磁気記録媒
体として研究が進められている。

上記の非晶質磁性薄膜材料としては、５ｈｔｌｎＳｕｋ
ＯＨａｔｓｕｈ＋ｔａらによるＪａｐａｎ、　Ｊ、八ｐ
ｐ１．　Ｐｈｙｓ、、　Ｖｏ１１５　（１９７６）Ｎｏ
、４．ｐ７１３−７１４に示されているＴｂＦｅ、金属
酸化物磁性薄膜材料としては、Ｊ、　Ｗ、　Ｄ、　Ｈａ
ｒｔｅｎｓらによるＩＥＥＥ　ＴＲＡＮＳＡＣＴＩＯＮ
Ｓ　０ＮＨＡＧＮＥＴＩＣ３，Ｖｏｌ、　ＨＡＧ　−２
０（１９８４）　Ｎｏ、５゜ｐ１００７−１０１１に示
されているコバルトフェライト薄膜がある。

これらの研究で明らかなように、ＴｂＦｅ等の非晶質磁
性薄膜合金は、大面積の薄膜を室温付近の温度で製作す
る製膜性、信号を小さな光熱エネルギーで書き込むため
の害ぎ込み効率が寸ぐれており、また金属酸化物磁性膜
は、磁気光学効果（ファラデー効果およびカー効果）が
大きいという特徴を有している。

（発明が解決しようとＪる問題点）反射光による磁気光学効果（カー効果）を利用した読み
出しＳ／Ｎ比は、反射率をＲ，カー回転角をθにとする
と、■・θｋに比例する。したがって、Ｓ／Ｎ比良く読
み出す為には、カー回転角および反射率が大きな値をも
だな番プればならない。しかしながら非晶質合金薄膜は
、カー回転角が０．３°〜０．５°と大きくない。また
耐食性が悪い。すなわち、大気・水蒸気に触れると磁気
特性が急激に減少し、最終的には完全に酸化して透明化
１′る。

一方金属酸化物磁性薄膜は、ファラデー効果を利用する
。ファラデー回転角は大きな値をもつが結晶体であるた
め媒体ノイズが大きく、さらに大ぎなファラデー回転角
が必要である。また、キュリー湿度が５００℃程度であ
り書き込み効果も悪い。

そこで、本発明は従来のこのような欠点を解決し、光熱
エネルギーで書き込む書き込み効率の高い、磁気光学効
果の大きい、しかも記録媒体自身の耐食性のすぐれた金
属酸化物の光磁気記録媒体を提供することを目的として
いる。

（問題点を解決するための手段）上記の問題を解決するためにこの発明は、断熱層を設置
Ｊ、その断熱層の上に膜面に垂直な方向に磁化容易軸を
右する金属磁性酸化物からなる第二層、その上に金属反
ＯＡ層からなる第三層、さらに断熱膜からなる第四層で
構成することにより、記録時に効率良く書き込むことを
可能とすることができるものである。

またＣｏｘＨｙＦｅｚＯ４なる組成式で、ＭがＢｉ、Ｓ
Ｌ、Ｇｅの一種以上で、組成範囲が、０．５　≦ｘ≦１．００．０１≦ｙ≦１．００、５　　≦Ｚ≦２．０とする時、上記目的の磁気光学効果の太きくＳ／Ｎ比の
増大を達成せんとするものである。

（実施例）以下この発明の実施例にもとずいて説明する。

これらの膜は、スパッタリング法により作製したが真空
蒸着法、イオンブレーティング法などその他の多くの物
理的ペイバーディポジション法であるいは熱分解法によ
っても作製することができる。

基板には、ガラスあるいは有機物透明体を用いる。

第１図は本発明の光磁気記録媒体の構成図である。ガラ
ス基板１上に断熱層２を８００オングストローム、さら
に記録層３を３０００オングストローム形成する。この
後５００〜７００℃で人気中熱処理をづる。そして金属
反射層４を１０００オングストローム、断熱層５を１０
００オングストロームを形成する。

第２図は、従来の構成図である。ガラス基板１上に記録
層３を３０００オングストローム形成し、５００〜７０
０℃で大気中熱処理後、金属反射層４を１０００オング
ストロ一ム程度形成する。

第３図は、コバルトフェライトにＢｉ、Ｓｔ、Ｇｅを添
加した場合のファラデー回転角の変化を示したものであ
る。Ｂｈ、　ＳＬ、　Ｇｅの添加は、添加量とともにフ
ァラデー回転角が増大する。

第４図は、コバルトフェライトにＦ３ｈ、　Ｓｉ、　Ｇ
ｅを添加した場合のキュリ一温度の変化を示したもので
ある。第３図と同様に、Ｂｔ、　３１．　Ｇｅの添加で
キュリ一温度は直線的な増加がみられる。

第５図は、書き込み悪疫を示したものである。

１′は第２図の構成によるもの、２′は第１図の構成に
よるもの、３′は第１図の構成で記録層のコバルトフェ
ライトに段を添加した場合のものである。第１図の構成
にすることにより従来の構成よりも記録パワーは３〜４
ｍＷ低下し、Ｓ／Ｎ比も３〜５ｄＢ向上する。さらに記
録層のコバルトフェライトに田を添加しでも、記録パワ
ーは増加せずＳ／Ｎ比は５〜７ｄＢ向上づ゛る。

（発明の効果）この発明は、以上説明したように基板上に断熱層を設け
、その上に膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する金属
磁性酸化物からなる第二層、金属反射層からなる第三層
、さらに断熱層からなる第四層で構成し、しかも金属磁
性酸化物、ＣｏｘＨｙＦｅｚＯ＋なる組成式で、ＭがＦ３ｉ、Ｓｉ、Ｇｃの一種以上の組
成範囲が、０．５　　≦ｘ≦１．００．０１≦ｙ≦１．００、５　　≦２≦２．０である時、記録時に効率良く書き込むことが可能となり
、かつＳ／Ｎ比さらに耐食性の良い光磁気記録媒体を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】第１図はこの発明にかかる膜構成を示す断面図、第２図
は従来の膜構成を示す断面図、第３図は添加量とファラ
デー回転角の関係を示した図、第４図は添加量とキュリ
一温度の関係を示した図、第５図は各膜構成に対するレ
ーザー記録パワーとＳ／Ｎ比の関係を示した図。１・・・透明な有機物あるいはガラス基板、２・・・断
熱層、３・・・金属酸化物光磁気記録層、４・・・金属
反射層、５・・・断熱層、１′・・・第２図構成のディ
スク、２′・・・第１図構成のディスク、３′・・・第
１図構成でかつ記録媒体に阻を添加したディスク。 −〇　− り−１本突施イ列の断面図第１図一１襞米例の１！１′ｒ面図第２図ズ（涼与比率ｐ第３図ｚｏｏ　「第４図

Claims

【特許請求の範囲】（１）透明な有機物基板あるいはガラス基板の上に断熱
層を設け、その断念層の上に膜面に垂直な方向に磁化容
易軸を有する金属磁性酸化物からなる第二層、その上に
金属反射膜からなる第三層、さらに断熱膜からなる第四
層で構成されることを特徴とする光磁気記録媒体。（２）金属磁性酸化物の組成式が、で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第一項記
載の光磁気記録媒体。ただし、Ｍは、Ｂｉ、Ｓｉ、Ｇｅの一種以上であり、組
成範囲は、０．５≦ｘ≦１．００．０１≦ｙ≦１．００．５≦ｚ≦２．０である。