JPS62208435A - 光学デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、光学式オーディオディスクプレーヤや光学式
ビデオディスクプレーヤ等の光学ディスク装置に関し、
特に、光学ディスク上で信号読み取り用の光ビームをデ
ィスクの径方向にトランクジャンプさせるのに好適な構
成を有する光学ディスク装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、光学ディスク上で信号読み取り用の光ビーム
をディスクの径方向にトラックジャンプさせ得る光学デ
ィスク装置において、トラックに対する光ビームのトラ
ッキング状態を検出して得られるトラッキングエラー信
号に基づいて、光ビームをトラックの正しい位置に動か
すトランキング駆動手段と、光学ピックアンプヘッドの
アクセス先を設定する設定手段と、該アクセスに要する
時間により規定され、設定手段の出力に基づいてトラッ
キング駆動手段に対しての加速パルス供給期間および減
速パルス供給期間をそれぞれ設定する第１の期間設定手
段および第２の期間設定手段とを設けることにより、光
学ディスク上の複数トラックを一度に高速かつ高精度に
ジャンプ可能とするものである。

〔従来の技術〕

いわゆるＣＤ（コンパクトディスク）プレーヤ等の光学
ディスク装置においては、ディスク上のｄｓ旋状あるい
は同心円状の信号記録トラックに対して、光学ピックア
ップヘッドから光ビームを照射し、その反射光を検出す
ることによって記録信号の再生を行っている。このよう
な光学ディスク装置において、ディスク上の所望のトラ
ックを指定してアクセスする場合等には、現在のトラン
ク位置からアクセス先のトラック位置までの間の複数ト
ラックに跨がるトラックジャンプが必要とされる。

このようなトラックジャンプの一般的方法としては、Ｄ
Ａコンバータ等を用いて、例えば第５図に示すように、
現在トラック位置（初期値）から目標トランク位置まで
の残りトラック数に応じてトランクジャンプ駆動電圧を
直線的に低下させるように制御することにより行ってい
る。この方法は、高速かつ高精度のトランクジャンプを
行うのに有効であるが、アンプダウンカウンタ及びＤＡ
コンバータを必要とし、構成が複雑化して価格が高騰す
るため、いわゆるＣＤプレーヤ等の民生用機器、特に安
価な供給が望まれる機器には不向きである。

そこで本件出願人は、先に特開昭６０−５９５４３号等
において、駆動電圧のアナログ的制御を伴わないトラン
クジャンプ装置を提案している。

この技術においては、第６図に示すように、加速用と減
速用の極性の異なる一定の駆動電圧を上記トラックジャ
ンプの途中で切り換え、トラッキングエラーのサイン波
、いわゆるトラバースの周期がある程度以下に落ちたと
きにトラッキングサーボをオンとし、後はこのトラッキ
ングサーボの働きにより目標とするトラックに光ビーム
が正しく位置するように制御している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、この第６図に示すトラックジャンプ駆動制御
方式によれば、ハードウェアが簡単で安価に構成できる
ものの、ジャンプの精度に改善の余地があり、特に複数
トラックに跨がるジャンプの際には、目標トランクから
のずれが大きくなり過ぎてしまう。このため、大幅なト
ラックジャンプの後で１トラツクジヤンプを何度か繰り
返して目標トラックに達するようにしたり、大幅なトラ
ックジャンプを行わずに最初から１トラツクジヤンプを
繰り返して目標トラックに達するように駆動すること等
が必要となり、ロスタイムが大きく、高速アクセスの障
害となる。

そこで本件出願人は、特願昭６０−７８４１号において
、例えば１トラツクジヤンプを行わせるときの加速パル
スとして用いられる−の極性の電圧の加速パルスをトラ
ッキング駆動手段に供給した後、該トラッキング駆動手
段の固有共振周期よりも充分短い時間を経て、上記加速
パルスの電圧と絶対値がほぼ等しい他の極性の電圧を減
速パルスとして上記加速パルスの時間とほぼ等しい時間
にわたって上記トラッキング駆動手段に供給することに
より、ディスク上で信号読み取り用の光ビームを上記デ
ィスクの径方向の−の向きにトラックの１周分ないし複
数周分トランクジャンプさせるトラックジャンプ手段を
備えた光学式ディスクプレーヤを提案している。

この技術によれば、はぼ１回のトラックジャンプにより
目標とするトラック近傍に到達でき、比較的短時間で所
望トラックのアクセスが行えるが、トラックの１周分な
いし複数周分のトラックジャンプヲ同一の加速パルス及
び同一の減速パルスにより行わせているため、ジャンプ
するトラック数が多くなるほど所要時間も長くかかり、
さらに高速アクセスを可能とする技術が望まれている。

本発明は、このような先願技術をさらに改善すべくなさ
れたものであり、多数のトラックに跨がってトラックジ
ャンプを行うときでも、高速アクセスが可能な構成を有
する光学ディスク装置の提供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る光学ディスク装置は、ディスク上のトラッ
クに対する光学ピックアップヘッドからの光ビームのト
ラッキング状態を検出してトラッキングエラー信号を得
るトラッキングエラー検出手段と、上記トラッキングエ
ラー信号に基づいて、上記光ビームが上記ディスク上の
トランクに正しく位置するように上記光ビームを上記デ
ィスクの径方向に動かすトラッキング駆動手段と、上記
ピックアップヘッドのアクセス先を設定する設定手段と
、このアクセスに要する時間によって規定され、かつ上
記設定手段の出力に基づいて上記トラッキング駆動手段
に加速パルスを供給する期間を設定する第１の期間設定
手段と、上記アクセスに要する時間によって規定され、
かつ上記設定手段の出力に基づいて上記トラッキング駆
動手段に減速パルスを供給する期間を設定する第２の期
間設定手段とを備えて成ることを特徴としている。

〔作　用〕

加速パルス及び減速パルスの供給期間は、上記ピックア
ップヘッドのアクセス所要時間によって規定され、かつ
上記設定手段の出力に基づいて設定されるから、例えば
高速アクセスが必要とされる場合には、現在トラック位
置とアクセス先のトラック位置との間のトラック本数が
多いとき上記加速パルス供給期間を長く設定して高速度
でジャンプさせ、トラックジャンプ時間を短縮すること
ができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の一実施例となる光学ディスク装置の
トラックジャンプ駆動部近傍を示すブロック回路図であ
る。

この第１図において、トラッキングエラー検出部１は、
ディスク上のトラックに対する光学ピックアップヘッド
からの光ビームのトラッキング状態を検出してトラッキ
ングエラー信号ＴＥ“を得るためのものである。このト
ラッキングエラー検出部１からのトラッキングエラー信
号ＴＥは、トラッキングサーボ系のループフィルタ２を
介し、切換スイッチ３の被選択端子ａに供給される。切
換スイッチ３は４（！Ｉ！Ｉの被選択端子ａ、ｂ、ｃ、
ｄを有しており、被選択端子すには一定の直流正電圧＋
Ｖｌが供給され、被選択端子Ｃには一定の直流負電圧−
ｖ２が供給されている。これらの直流正電圧＋Ｖ１及び
負電圧−ｖ２は、トラックジャンプ時に、一方が加速パ
ルスの電圧となり他方が減速パルス電圧となるものであ
り、絶対値は互いに等しく　　（Ｖｌ　＝Ｖ２　）なっ
ている。また、切換スイッチ３の被選択端子ｄは接地さ
れている。この切換スイッチ３からの出力は、トラッキ
ング駆動回路４に供給され、この駆動回路４からの駆動
出力ＤＶが光学ピックアップヘッドの集束レンズやヘッ
ド全体等をディスクの径方向に動かす駆動手段であるト
ラッキングコイル５に供給される。ここで、切換スイッ
チ３の上記被選択端子ａが選択されてトラッキングサー
ボがオン状態のときには、上記トラッキングエラー信号
ＴＥに応じて上記光学ピックアップヘッドの集束レンズ
あるいはヘッド全体等がディスク径方向に駆動され、信
号読み取り用の光ビームがディスクのトラック上に正し
く位置するように制御されるわけである。

次に、トラックジャンプ制御に関連する構成について説
明する。トラッキングエラー検出部１からの上記トラッ
キングエラー信号ＴＥは、一方の入力端子が接地電位と
された差動アンプより成る電圧比較回路６の他方の入力
端子に供給される。

この電圧比較回路６からは、上記トラッキングエラー信
号ＴＥの零クロス点を検出した零クロス検出信号ＺＣが
出力される。この零クロス検出信号ＺＣは、例えばＣＰ
Ｕシステム１０内部の機能ブロックとしてのトラッキン
グカウンタ１１及び周期検出回路１２にそれぞれ送られ
る。トラッキングカウンタ１１からのカウント出力は、
加速期間設定用の比較回路１３及び減速期間設定用の比
較回路１４にそれぞれ送られ、これらの比較回路１３．
１４に供給されるＲＯＭ１５からのトラック数設定値Ｎ
　ａ　（ｎ）、Ｎ　ｂ　（ｎ）と比較される。各比較回
路１３．１４からの出力は、スイッチ制御部１６に送ら
れる。また、周期検出回路１２からの検出周期τは、周
期比較回路１７に送られ、ＲＯＭ等の周期一定値出力部
１８からの一定値τ０と比較される。この一定値τ０は
、上記トラッキングサーボ動作が追従可能な周期に定め
られており、周期比較回路１７においてて〉τ０と判別
されたときの比較出力がスイッチ制御部１６に送られる
。

また、スイッチ制御部１６には、電圧比較回路６からの
上記零クロス検出信号ＺＣ及び入力端子２１からのトラ
ンクジャンプ開始信号ＴＪが供給されている。このスイ
ッチ制御部１６からのスイッチ切換制御信号ＳＷにより
、切換スイッチ３が上記被選択端子ａ　％　ｄのいずれ
かに切換制御される。

このような構成において、ディスク上の所望のトランク
を上記光学ピックアンプヘッドがアクセスするために、
例えば上記光ビームがｎトランク（螺旋状トランクのｎ
周分）ジャンプする場合について第２図を参照しながら
説明する。

この第２図において、ｎトラックジャンプのための加速
パルスＰ１の供給期間Ｔ１と減速パルスＰ２の供給期間
Ｔ２とは、上記トラック数設定値Ｎ　ａ　（ｎ）、Ｎ　
ｂ　（ｎ）、及びトラッキングカウンタ１１からのトラ
ックカウント値等により決定される。

すなわち、先ず加速パルスＰ１の供給期間は、トラック
ジャンプ開始時点（上記信号ＴＪの立上り時点）から上
記トランク数Ｎ　ａ　（ｎ）をカウントするまでの間で
ある。加速パルスＰ１の供給終了時点から減速パルスＰ
２の供給開始時点までの間は、慣性運動によりトラック
ジャンプが略定速度で持続される。次に減速パルスＰ２
は、上記トランク数Ｎｂ（ｎ）をカウントした時点から
供給開始され、該減速パルスＰ２の供給終了時点は、上
記周期検出回路１２による検出周期（ゼロクロス検出信
号ＺＣの周期）τが、上記周期一定値出力回路１８から
の一定値τ０以上となったときのゼロクロスタイミング
にて決定される。なお、上記トラック数Ｎ　ａ　（ｎ）
、Ｎｂ（ｎ）は、ジャンプトランク数ｎに応じた関数と
なっている。

ここで第３図は、上記ジャンプトラック数ｎに対する加
速期間（実際には加速終了点）設定用のトラック数Ｎ　
ａ　（ｎ）の−例を示すものである。減速期間（実際に
は減速開始点）設定用のトラック数Ｎ　ｂ　（ｎ）は、
例えば、 Ｎｂ（ｎ）　＝　ｎ　−Ｎａ（ｎ） に設定するか、あるいは、ｎ　−Ｎａ（ｎ）より僅かに
大きい値に設定すればよい。これらのトラック数Ｎ　ａ
　（ｎ）、Ｎ　ｂ　（ｎ）は、上記ジャンプトラック数
ｎとの関連の下に上記ＲＯＭ１５内にテーブル化されて
書き込まれており、入力端子２２からのジャンプトラン
ク数ｎの入力に応じて対応するトラック数Ｎ　ａ　（ｎ
）、Ｎｂ（ｎ）が読み出されて、上記比較回路１３．１
４にそれぞれ送られる。各比較回路１３．１４において
は、上記トラッキングカウンタ１１からのカウント値が
それぞれＮ　ａ　（ｎ）、Ｎ　ｂ　（ｎ）に達した時点
で、加速終了タイミングパルス、減速開始タイミングパ
ルスをそれぞれ出力する。なお、この第３図の例におい
ては、ジャンプトラック数ｎに対する加速期間設定用の
トラック数Ｎａ（ｎ）を約５％程度としているが、さら
にアクセス速度を高めたい場合には、ジャンプトラック
数ｎに対する上記トラック数Ｎ　ａ　（ｎ）の割合を多
くすればよい。

ただし、トラックジャンプ精度の観点からは、１０％程
度までに抑えることが好ましい。

以上の動作を、第４図のフローチャートとともに説明す
ると、上記スイッチ制御部１６による切換スイッチ３の
切換制御動作としては、先ず被選択端子ａが選択されて
上記トラッキングサーボがオン状態にあるとき、上記入
力端子２１に供給されるトランクジャンプ開始信号ＴＪ
の立上り時点で、第４図のステップＳ１に示すようにト
ラックジャンプが開始され、ステップＳ２において切換
スイッチ３を被選択端子すに切換接続して、上記加速パ
ルス電圧（例えば＋Ｖｌ）をトラッキング駆動手段に供
給する。この加速パルスを出力している間、ステップＳ
３により上記比較回路１３で上記トラッキングカウンタ
１１からのカウント数が上記値Ｎａ（ｎ）に達したか否
かの判別を行わせ、Ｎ　ａ　（ｎ）に達した時点（上記
加速終了タイミングパルスの出力時点）で、次のステッ
プＳ４に進んで、切換スイッチ３を被選択端子ｄに切換
接続し、上記加速パルス電圧の供給を終了する。このと
き上記トラッキング駆動電圧は０となり、慣性運動によ
り上記トラックジャンプ動作が継続されるとともに、ス
テップＳ５において、上記比較回路１４による上記カウ
ント数が上記値Ｎ　ｂ　（ｎ）に達したか否かの判別が
実行される。このステップＳ５においてＹｅｓと判断さ
れたとき（上記減速開始タイミンクパルス出力時点）に
は、次のステップＳ６に進んで、切換スイッチ３を被選
択端子ｄに切換接続し、上記減速パルス電圧（例えば−
Ｖ２）をトラッキング駆動手段に供給する。次のステッ
プＳ７においては、上記周期比較回路１７により上記零
クロス信号ＺＣの周期τが上記一定周期τ０より大とな
ることの判別が行われ、τ〉τ０の条件が満足されたと
きには、次のステップＳ８に進む。

このステップＳ８においては、上記零クロス信号ＺＣの
エツジ（ゼロクロスタイミング）にて、切換スイッチ３
を被選択端子ａに切換接続し、上記減速パルスの供給を
断つとともに、上記トラッキングサーボを再びオンとし
、次のステップＳ９に進んで、例えばシステムのメイン
ルーチン等にリターンするように制御される。

このようなトラックジャンプ制御を行うことにより、加
速、減速用のパルス電圧を一定値とし、パルス供給期間
制御のみで、高速かつ高精度の多数トラックジャンプを
行うことが可能となる。

〔発明の効果〕

本発明の光学ディスク再生装置によれば、加速電圧及び
減速電圧がそれぞれ一定で、加速パルスや減速パルスの
供給期間のみを制御しているため、ＤＡコンバータ等を
必要としない簡単で安価なハードウェア構成により、高
速かつ高精度のトラックジャンプが行える。しかも、ジ
ャンプトラック数に応じて加速、減速パルスの各供給期
間の設定を変え°ζいるため、ジャンプトラック数が増
えてもアクセス時間の増加が抑えられ、高速アクセス、
が必要とされる場合に極めてを効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部を示すブロック回路図
、第２図は第１図の回路によるトラックジャンプ制御動
作を説明するためのタイムチャート、第３図はジャンプ
トラック数ｎに対する加速期間設定用のトラック数Ｎａ
（ｎ）を示すグラフ、第４図は上記トランクジャンプ動
作を説明するためのフローチャート、第５図は及び第６
図はそれぞれ異なる従来例のトランクジャンプ駆動電圧
を示すグラフである。 １・・・トラッキングエラー検出部 ３・・・切換スイッチ ４・・・トラッキング駆動回路 ５・・・トランキングコイル ６・・・電圧比較回路 １１・・・トラッキングカウンタ １２・・・周期検出回路 １３．１４・・・比較回路 １５・・・ＲＯＭ １６・・・スイッチ制御部 １７・・・周期検出回路 １８・・・周期一定値出力回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　ディスク上のトラックに対する光学ピックアップヘッ
   ドからの光ビームのトラッキング状態を検出してトラッ
   キングエラー信号を得るトラッキングエラー検出手段と
   、 上記トラッキングエラー信号に基づいて、上記光ビーム
   が上記ディスク上のトラックに正しく位置するように上
   記光ビームを上記ディスクの径方向に動かすトラッキン
   グ駆動手段と、 上記ピックアップヘッドのアクセス先を設定する設定手
   段と、 このアクセスに要する時間によって規定され、かつ上記
   設定手段の出力に基づいて上記トラッキング駆動手段に
   加速パルスを供給する期間を設定する第１の期間設定手
   段と、 上記アクセスに要する時間によって規定され、かつ上記
   設定手段の出力に基づいて上記トラッキング駆動手段に
   減速パルスを供給する期間を設定する第２の期間設定手
   段とを備えて成る光学ディスク装置。