JPS62207256A - 3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ−ルおよびその製造法 - Google Patents

3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ−ルおよびその製造法

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JPS62207256A
JPS62207256A JP4849886A JP4849886A JPS62207256A JP S62207256 A JPS62207256 A JP S62207256A JP 4849886 A JP4849886 A JP 4849886A JP 4849886 A JP4849886 A JP 4849886A JP S62207256 A JPS62207256 A JP S62207256A
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hydroxy
dimethylcarbazole
dimethoxy
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JP4849886A
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Yukio Takahashi
幸男 高橋
Kimihiko Takada
高田 公彦
Hisao Ekimoto
久雄 浴本
Takashi Harada
隆 原田
Nobuyoshi Shimada
嶋田 信義
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は5−リポキシゲナーゼ阻害活性及び抗腫瘍作用
を有し、医薬品として期待される新規物質5,6−ジメ
トキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾー
ルおよびその製造方法に関する。
〔従来技術〕
本物質に類縁の物質としては、カルパゾマイシンA$%
!びB (、T、Anlibio七ice 3s、96
1(180))が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アレルギー疾患の治療が進むにつれて、アレルギーの主
要病因物質としてロイコトリエン類が同定されるにいた
った。5−リポキシゲナーゼの阻害は、aイコ) IJ
エン類の生合成を抑制する。
従って5−リポキシゲナーゼ阻害剤は新しい理論に基づ
くアレルギー疾患治療薬として期待され。
新たな5−IJポキシゲナーゼ阻害剤が望まれている。
又、悪性腫瘍はその性質が千差万別であるため。
新しい抗)ル瘍性活性物質が要望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは微生物の代謝産物について種々検索
した結果、ストレプトパーチシリウム属に属する一菌株
が5−リポキシゲナーゼ阻害及び抗腫瘍作用を有する式
(1) で表わされる新規物質3,6−ジメトキシ−4−ヒドロ
キシ−1,2−ジメチルカルバゾールを産生ずることを
見い出した。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
上記新規物質5.6−ジフト中7−4−ヒドロキシ−1
,2−ジメチルカルバゾールはストレプトバーチ7リウ
ム属に属する5、6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1
,2−ジメチルカルバゾール生産菌を培養し、物質3.
6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカ
ルバゾールを生成蓄積せしめ、この培養物より物質3,
6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカ
ルバゾールを採取することにより得られる。3,6−ジ
フトキン−4−ヒドロキン−1,2−ジメチルカルバソ
ールの生産菌の代表的なものとして昭和59年5月神奈
川用A鎌倉市の土壌よ訃分離したストレプトパーチシリ
ウムNK−85−0059(微工研菌寄第8661号:
以下「Nに−85−00!59株」と略称する)があげ
られる。
以下NK−85−QQ59株の菌学的性状を示す。
NK−85−0039株の菌学的性状 1、形態 NK−85−0059株は顕微鏡下で分枝した基中菌糸
より直状あるいは波状の気菌糸を形成し、輪生枝をみと
める。成熟した胞子鎖は10個以上の胞子の連鎖をみと
め、胞子の大きさは、0.4〜0.68 O,9〜1.
2ミクロ/位で、胞子の表面は平滑である。また胞子の
うはみとめられない。
2・ 各種培地における生育状態 色の記載については(財)日本色彩研究所の色の標準を
用いた。
(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無
色〜うす黄の発育上に綿状の白色の気菌糸を着生し、溶
解性色素はみとめられない。
(2)グルコース・アンバラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄〜黄茶の発育上に白〜黄味白の気菌糸を着生し、
溶解性色素は、わずかに茶色味をおびる程度である。
(S)スターチ・無機塩寒天培地(工8P−培地4゜2
7℃培養) うす黄〜黄茶の発育上に綿状の白〜黄味白の気菌糸を着
生し、f6解性色素拡わずかに茶色味をおびる程度であ
る。
(4)チロシン寒天培地(工8P−培地7,27℃培養
)うす黄〜黄茶の発育上に白〜黄味白の気菌糸を着生し
溶解性色素は茶色味をおびる。
(5)栄養寒天培地(27℃培養) うす黄〜うす黄茶の発育上に、うつすらと白色の気菌糸
を着生し、溶解性色素はみとめられない。
(6)イースト・麦芽寒天培地(工13F−2培地、2
7℃培養)うす黄〜黄茶の発育上にうりすらと白色の気
菌糸を着生し、溶解性色素はわずかに茶色味をおびる程
度である。
(7)オートミール寒天培地(工EIP−培地3,27
℃培養)うす黄〜うす黄茶の発育上に、綿状の白色の気
菌糸を着生し、溶解性色素は茶色味をおびる。
(8)スターチ寒天培地(27℃培養)うす黄〜黄茶の
発育上に綿状の白〜黄味白の気菌糸を着生し、溶解性色
素はわずかに茶色味をおびる程度である。
(?)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)無色〜うす
黄茶の発育上にうつすらと、白色の気菌糸を着生し、溶
解性色素はみとめられない。
(10)ゼラチン穿刺培養 単純ゼラチン培地(20℃培養)ではうす黄〜うす黄茶
の発育上に白〜茶白の気菌糸を着生し、溶解性色素は茶
色味をおびる。グルコース−ペプトンゼラチン培地(2
7℃培養)ではうす黄〜うす黄茶の発育に、気菌糸は着
生せず溶解性色素は茶色味をおびる。
(11)脱脂牛乳(57℃培養) 無色〜うす黄の発育上に気菌糸は着生せず。
溶解性色素は茶色味をおびる。
5、生理学的性質 (1)生育温度範囲 イースト・スターチ寒天培地(可溶性デンプンt、o%
イースト・エキス(大工)0・2%、粉末寒天(栄研)
2.0%、pH7−o ) t−用い5℃。
10℃、24℃、27℃、57℃、50℃の各温度で試
験の結果、5℃と50℃を除いて、そのいずれの温度で
も発育したが最適温度は24〜27℃付近と思われる。
・(2)ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン培地。
20℃培養、グルコース・ペプトン・ゼラチン培地27
℃培養) 単純ゼラチン培地では48目ごろから液化が始まり、そ
の作用は中等度〜鎖い方である。グルコース・ペプトン
ゼラチン培地では10日1ごろより液化が始ま抄、その
作用は中等度である。
(5)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
及びスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) いずれの培地においても培養後7日目頃から氷解性がみ
とめられ、その作用は中等度〜強い方である。
(4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳57℃培
養) 培養後10日目頃に凝固せずにペプトン化が始まり、そ
の作用は中等度である。
(5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
プロスエsp−培地1;ペプトン−イースト・鉄寒天培
地、工SP−培地6;チa7ン寒天培地、113F−培
地7.いずれも27℃培養) トリプトン−イースト−ブロス、ペプトン−イースト・
鉄寒天培地でみとめられ、チロシン寒天培地ではみとめ
られない。
(6)炭素源の利用(プリド・・ム・ゴトリープ寒天培
地、工8F−培地9,27℃培養) グルコース、D−マンニトール、イノシトール、D−フ
ラクトースを利用し、L−アラビノース、D−キシロー
ス、シュクロース、ラフィノース、ラムノースは利用し
ない。
(7)リンゴ酸石灰の博解(リンゴ酸石灰寒天培地。
27℃培養) 溶解性はみとめられない。
(8)硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリウム含有ペ
プトン水、工SP−培地8,27℃培養)陰性である。
以上の性状を要約するとNK−85−0039株は、ス
トレプトミー!! ス(streptomyces )
属に属し、細胞壁に含まれる2、6−ジアミツビメリン
酸はLL−型である。又胞子のうをみとめず、気菌糸は
直状、あるいは波状を有し、輪生枝をみとめる。胞子の
表面は平滑である。槙々の培地でうす黄〜うす黄茶の発
育上に白〜黄味白の気菌糸を着生し1m溶解性素はわず
かに茶色味をおびる。メラミン様色素は陽性、蛋白分解
力は中等度で、スターチの氷解性は中等度〜強い方であ
る。
これらの性状よりNK−85−0059株に近縁の既知
菌種を検索すると工sp記載から次の2種があげられる
。すなわち、ストレプトパーチシリウム−にプリレチク
リー(5trepeoverl+icilliumru
brireticuli 、文献;工nternae1
onalJournal of8ygtamatic 
j3acteriology、 + 9巻、477頁、
1969)。
ストレプトパーチシリウム・エヒメンゼ(Serept
overticillium ehimenae 、文
献; Tht、ernationalJournal 
Of Systematic flacteriolo
g7.18巻、314頁。
1968)である。これら2種の菌株と文献上。
比較すると、ストレプトパーチシリウム・ルブリレチク
リーとは気菌糸の色の違う点で大きく異なる。一方、ス
トレプトパーチシリウム・エヒメンゼは気菌糸の色糖の
利用性、メラニン様色素の生成など完全に一致している
。以上のことにより本菌MK−85−OoS9株はスト
レプトバーチシリ+7ム、zt:メンゼ(5erepむ
overticillium ehimense )と
同定し1本菌をストレプトバーチ7リウムーエヒメンゼ
 NK−85−0059と命名する。
NK−85−QO3?O3上他の放線菌の菌株と同様、
その性状が変化しやすく例えば紫外ls。
エックス線および薬品など用いる人工的変異手段で容易
に変異しうるものであり、どの様な変異株であっても本
発明の対象とする3、6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
−1,2−ジメチルカルバソールの生産能を有するもの
はすべて本発明に使用することができる。
本発明により3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキ’/−
1,2−ジメチルカルバゾールを製造するには先ず前記
菌株を放線菌が利用し得る栄養物を含有する培地で好気
的に培養する。栄養源としては。
従来から放線菌の培養に利用されている公知のものが使
用でき1例えば、炭素源としてはグルコース、フラクト
ース、グリセリン、73−クロース。
デキストリン、ガラクトース、有機酸など単独かまたは
組み合せて用いることができる。無機および有機窒素源
としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、
硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・ステーブ・リカー
、大豆粉、綿実油カス、カザミノ酸、バクトソイトン、
ノリュプル・ベジタブル番プロティン、オートミールな
どを単独または組み合わせて用いることができる。
その他必要に応じて食塩、炭酸カルシウム、硫酸マグネ
シウム、硫酸鋼、硫酸鉄、硫酸亜鉛、塩化マンガン、燐
酸塩などの無機塩l1llを加えることができるほか有
機中、たとえばアミノ酸類、ビタミン類、核酸類や無機
物を適当に添加することができる。
培養法としては液体培養法、特に深部攪拌培養法が最も
適している。培養温度は20℃〜35℃。
pHは中性ないし微酸性で培養を行うことが望ましい。
液体培養では通常3〜5日間培養を行うと3.6−ジフ
トキク−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾー
ルが培養液中に生成蓄積される。
培養液中の生成量が最大に達したときに培養を停止し、
m体を戸別して得られる培養液中より目的物を精製単離
する。
培養、F液から本物質の精製単離には一般に微生物代謝
生産物をその培養液から単離する為に用いられる分離精
製の方法が利用される。
次に本物質の抽出精製についで記述する。培養液は通常
の濾過法でろ液と菌体部に分離され、F液はpH8・0
にてn−ブタノール又は酢酸エチルで抽出される。菌体
部はメタノール又はアセトンで抽出後メタノール又はア
セトンを減圧で留去し。
残った水溶液をpH8,0にてn−ブタノール又は酢酸
エチルで抽出する。F液より抽出された抽出液と菌体部
から得られた抽出液を合せて減圧濃縮を行い乾固すると
褐色のアメ状物質が得られる。この物質を少量のトルエ
ンに溶かし、シリカゲルを用い、トルエンで展開するカ
ラムクロマトグラフィーを行い、活性分画を集め、さら
にセファデックス■L■−20を用い、メタノールで展
開するカラムクロマトグラフィーを行い活性を示す分画
のうち、シリカゲルの薄層クロマトグラフィーでトルエ
ン:酢酸エチル::10+1で展開して50チ硫酸スプ
レー(加熱)でRf値0.35に発色スポットを与える
分画を集めて減圧濃縮乾固し、白色の粉末を得る。必要
ならばメタノール−水系から結晶化を行うことにより白
色の針状結晶として本物質が得られる。
以上のようにして得られた3、6−ジメトキゾー4−ヒ
ドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾールの理化学的性
状を次に示す。
(1)  分子式” 16H17NO!5(2)  分
子量〔質量分析による):z71(高分解能質量分析に
よる値271.+204゜理論値271.3206) (3)  融 点(分解): 2G4〜206℃(4)
  比旋光度: 〔α〕D=0°(C=1.メタノール
)(5)  紫外部吸収スペクトル:第1図に示す通シ
(6)  赤外部吸収スペクトル:第2図に示す通り(
KBr)。
(7)  400 MHz 7’ aトン核磁気共鳴ス
ペクトル:第3図に示す通り(重クロロホルム、テトラ
メチルシランを内部基準)。
(8)  溶解性:メタノール、アセトン、クロロホル
ム、ジエチルエーテル、酢d工fkVc易溶でn−ヘヤ
サン、トルエンに難溶であり。
水に不溶である。
(9)  性状と外観:中性、白色針状結晶。
(10) /ロマトグラフイー:トルエン:酢酸エチル
(10+1)を展開溶媒としたクリカゲル薄層クロマト
グラフィー(メルク社製。
■ A 5715キーゼルゲル 60F□54)により、R
f 0.35に単一のスポットを紫外線吸収ランプ及び
50チ硫酸スプレー(加熱)により検出できる。
以上のデータより前記の構造が決定された。
本発明の5,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2
−ジメチルカルバゾールは後記の如く抗アレ ゛ルギー
剤及び制癌剤などの医薬品として期待されるものである
。医薬品として使用する場合の製剤化および投与方法は
従来公知の種々の方法が適用できる。すなわち、投与方
法としては注射、経口。
直腸投与などが可能である。製剤形態としては注射剤、
粉末剤、顆粒剤1錠剤、坐剤などの形態がとり得る。
薬剤化の際には3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−
1,2−ジメチルカルバゾールに悪影Wt与えない限り
、医薬用に用いられる種々の補助剤。
すなわち、担体やその他の助剤1例えば安定剤。
防腐剤、無痛化剤、乳化剤等が必要に応じて使用されう
る。
製剤において、3,6−ジフト中シー4−ヒドロキシ−
1,2−ジメチルカルバゾールの含量は製剤形態等によ
り広範囲に変えることが可能であり。
一般には3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1゜2
−ジメチルカルバゾールを0.01〜100チ(重量)
、好ましくは0.1〜70%(重量)含有し、残りは通
常医薬用に使用される担体その他の補助剤からなる。
3.6−ジフト中シー4−ヒトクキシー1,2−ジメチ
ルカルバゾールの投与量は症状等により異なるが、成人
1人1日当り0.01〜a o oq程度である。連設
を必要とする場合には1日当りの使用量をおさえること
が好ましい。
〔作 用〕
1.5−リポキシゲナーゼ阻害活性 (1)  モルモット腹腔細胞の調整 ^−トレイ系モルモット(体重250〜5say>に2
チカゼインを腹腔内投与し。
投与18時間後の腹腔細胞を採取する。混在する赤血球
を溶血させた後、遠心し得られた細胞分画に、  1 
mM I!1DTA、 0.1 % セラf ン。
14111Mインドメタシンを含む50 mMリン酸緩
衝液(PH7,0)を加えて、腹腔細胞lX1G7個/
dになるように調整した。
(2)  酵素反応 上記細am濁液1.0−に各種濃度の供試化合物を加え
、37℃、5分間インキュベートする。イオノフキャア
A25187(1μf)。
アラキドン酸(10μ?)を加え反応を開始する。20
分抜工タノール40−を加え反応を停止し1反応上清を
大野ら(ビタミン59211〜21?、1985)の方
法に従ってHPLC分析し、アラキドン酸の代繍物〔5
−ヒドロキシエイコサテトラエノイツク酸(5−Hm’
rx))を検出した。阻害活性の結果を表−1に示す。
表−1 10,087,9 1,045,9 C11,1,1 0・1.17.6 0.01      −5.7 この表から明らかのように本発明の5,5−ジメトキシ
−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾールの5
−IJポキシゲナーゼ阻害活性値(工C3o)は約1.
1μMである。
2、抗HeLa活性 次に3,6−ジフト中シー4−ヒドロキシ−1,2−ジ
メチルカルバゾールの抗HeLa活性について調べた結
果を表−2に示す。
表−2 10074,8 25+ 9.5      Ca、  ss、s6.2
5      −0.9 この表から明らかのように本発明の5.6−ジメトキシ
−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾールの抗
HeL&活性値(工C30)は約5s、5H7’dであ
る。
マウスに対する5、6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−
1,2−ジメチルカルバゾールの急性毒性値(LDso
 )はz o o my/ b (ip) 以上を示し
た。
〔効 果〕
以上の結果から明らかのように本発明の3,6−ジメト
キシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバソール
は新規5−リボキ7ゲヵーゼ阻害剤および新規制癌剤と
して期待できるものである。
以下本発明の実施例を示すが、これは単なる1例示であ
って何等本発明を限定するものではなく。
種々の変法が可能である。
実施例1 1)発酵 下記の組成を有する種培養培地を、5Oad容の三角フ
ラスコに100@jを分注し。
120℃、20分間オートクレーブ滅菌した。
コiニNK−85−0059株(微工研菌寄第8661
号)の−白金耳を接種し、25℃。
18G@転/分の条件下で5日間培養した。
種培養培地組成        (%)麦芽水飴(場内
食品工業KK)5.0 ポリペプトン (大工栄養化学XX)O・5酵母エキス
 (大工栄養化学XX)O・3牛肉エキス (極東製薬
工業xi)o、s食  塩             
     0.5硫酸マグネシウム        0
・05水道水 pH7,0 上記と同じ組成を有する生産培地を500at容の三角
フラスコに100dを分注し。
120℃、20分間オートクレーブ滅菌した。
前記の種培養物2dを各三角フラスコに接種し、25℃
、180回転/分の条件下で4日間培養した。培養液は
吸引−過し、F液と菌体を分離した。
2)精製 得られた培養F液8200#lを工N−水酸化ナトリウ
ムでplIs、oとし、n−ブタノールS 000Qで
抽出した。一方菌体はアセトン100(1#lで抽出を
行い、この抽出液を減圧濃縮し、アセトンを除去抜工N
−水酸化ナトリウムでpH8,0とし、酢酸エチル5G
cdで抽出し、先のブタノール抽出液と合せて減圧濃縮
乾固し1.1syの褐色アメ状物質を得た。
この物質を夕景のトルエンに溶かし、シリカゲルカラム
50d(和光紬薬工業KK製ワコーゲルC−2+10)
にかけ、トルエンで展開するクロマトグラフィーを行い
有効成分を含む分画を集め減圧濃縮乾固すると250η
の赤褐色粉末を得だ。さらにこの粉末を少量のメタノー
ルに浴解しセファデックxLH−20350dを用いて
、メタノールで展開するカラムクロマドグラフイーを行
い、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(メルク社製7
fL5715キーセルゲル60F254)でトルエン:
酢酸エチル= 10 : 1で50% 硫fl x フ
v −(加熱)でRf=0.55に発色スポットを与え
る分画を集めて減圧濃縮乾固し、白色の粉末17・31
1IIiを得た。この粉末を少量のメタノールに溶解し
5Opf/xlとなるように水を加え、5℃で1a時間
放置すると12.GTNiの白色針状結晶を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2
−ジメチルカルバゾールの紫外線吸収スペクトルを示す
。第2図は臭化カリウム錠として測定した3、6−ジメ
トキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾー
ルの赤外線吸収スペクトルを示す。第5図は5.6−ジ
メトキシ−4−ヒドロキシー1,2−ジメチルカルバゾ
ールの重クロロホルム中でテトラメチル7ランを内部基
準にして400 MHzの装置で測定した1H−核磁気
共鳴スペクトル曲線を示す。 特許出願人  日本化薬株式会社 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1
    ,2−ジメチルカルバゾール。
  2. (2)ストレプトパーチシリウム属に属し、3,6−ジ
    メトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ
    ールを生産する能力を有する微生物を培地に培養し、培
    養物中に3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2
    −ジメチルカルバゾールを生成蓄積せしめ、これを採取
    することを特徴とする3,6−ジメトキシ−4−ヒドロ
    キシ−1,2−ジメチルカルバゾールの製造法。
JP4849886A 1986-03-07 1986-03-07 3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ−ルおよびその製造法 Pending JPS62207256A (ja)

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JP4849886A JPS62207256A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ−ルおよびその製造法

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JP4849886A Pending JPS62207256A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 3,6−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−1,2−ジメチルカルバゾ−ルおよびその製造法

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