JPS62207237A - β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法 - Google Patents

β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法

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JPS62207237A
JPS62207237A JP5017186A JP5017186A JPS62207237A JP S62207237 A JPS62207237 A JP S62207237A JP 5017186 A JP5017186 A JP 5017186A JP 5017186 A JP5017186 A JP 5017186A JP S62207237 A JPS62207237 A JP S62207237A
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JP
Japan
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expressed
reagent
derivative
reaction
formula
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Pending
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JP5017186A
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English (en)
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Taketoshi Miura
偉俊 三浦
Akira Tanaka
章 田中
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 β−アルコキシアクロレインはマロンアルデヒドのエノ
ールエーテルでおり、C3ユニツ1〜として有用な合成
中間体である。特に銀塩写真の分野では分光増感に使わ
れるシアニン色素の合成中間体として、有用な化合物で
あり、又フィルター染料の合成原お1としても重要であ
る。
本発明はβ−アルコキシアクロレイン誘導体の新規な合
成法の提供に関する。
(B)従来技術及びその問題点 しかしながら、従来より知られているβ−アルコキシア
クロレイン誘導体の合成法には問題点も多く、工業的ス
ケールで利用できる方法は少ない。
例えばケミカルアブス1−ラクト(5807826a(
1964年)〕の方法はマロンアルデヒドテトラエチル
アセタールの加水分解しNa塩とした後、クロル炭酸メ
チルを反応さけ、β−メトキシカルボニルオキシアクロ
レインを得、ざらに酸性条件下、脱炭酸させ、β−メト
キシアクロレインを得る方法である。
又、ケミカル・アブストラクト〔58巻、9070b 
(1964年)〕及びケミカル・アブストラクト〔64
巻、3397d (1966年)〕の方法は上記の方法
を一般化したものであり、置換基を持つマロンアルデヒ
ドアセタールを出発原料として上記のルートと同様に、
加水分解、カルボアルコキシ化、脱炭酸経由でβ−アル
コキシアクロレイン誘導体を得る方法でおる。この方法
は工程が長く、かつ出発原料である置換マロンアルデヒ
ドアセタールの入手が難しい事、ざらに脱炭酸反応のコ
ントロールも難しく、反応時間が長い等の欠点を有し、
工業的方法としては、不向きであった。又、ケミカル・
アブストラフ1〜(51巻13761 (1957年)
〕の方法はマロンアルデヒドアセタール誘導体の代わり
にβ−ジメチルアミノアクロレイン誘導体を出発原料と
し、その加水分解でマロンアルデヒド誘導体を得るもの
である。この方法は原料の入手が容易である点において
前述の方法より有利である。従ってこの方法をイノ1用
すれば第1の問題点は解決される。しかしながら、次の
カルボアルコキシ化、脱炭酸の段階が改良されなければ
工業的には利用できない。ざらに種々の置換基を持つ原
料の入手が困難であり、置換基により制限をうける。こ
の様な理由でβ−アルコキシアクロレイン誘導体の新規
な合成法が必要となった。
(C)発明の目的 本発明の目的は工業的にも利用できるβ−アルコキシア
クロレイン誘導体の新規な合成法を提供する事である。
この目的は次の方法で達成された。
(D)発明の構成 一般式(I)のアセトアルデヒドアセタール類と([)
 Vi 1sllleiel’試薬を反応ざぜ、アルカ
リ加水分解すると目的とするβ−アルコキシアクロレイ
ン誘導体(In>が1工程で得られた。
RIO−CH=C−CI−t。
(III) (式中、R1は低級アルキル基を示し、又R2、R3は
同じでも異なっていてもよく、それぞれアルキル基、ア
リール基を示す。又、Xはアニオンであり、塩素原子、
POzCj!zを示す。又、Rは水素、アルキル基、ア
リール基、アルケニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子
、複素環残基を示す。)本発明の製造法の出発原料であ
る、アセトアルデヒドアセタール類(I>は常法に従っ
て、相当するアルデヒドとアルコールから容易に合成で
きる。又、反応の際にVilsmeier試薬は単離す
る必要はなく、系内で開時、相当するジ置換ホルムアミ
ド誘導体とオキシ塩化リン、又はジ置換ホルムアミド誘
導体とホスゲンから調製する。又、出発原料(I>とV
ilSm(3ier試薬(II)の比はモル比で1:1
〜5であり、反応に使用する溶媒は、ジ置換ボルムアミ
ド(例えば、ジメチルボルムアミド、N−メチルホルム
アニリド等)、ハロゲン化炭化水素(例えば、クロロホ
ルム、塩化メチレン、テトラクロルエタン)が好ましい
。又、反応温度は一20’Cから使用する溶媒の沸点ま
でである。
又、加水分解に用いる塩基は炭酸アルカリ、苛性アルカ
リが好ましく、処理は低温で行う事が望ましい。
以下具体例を用いて、反応条件を詳細に説明する。
(E)実施例 く合成例1〉β−エトキシ−α−メチルアクロレインの
合成。
DMF50rn1中にオキシ塩化リン27.3m(0゜
3モル)を10分間で滴下し、30分至温で攪拌する。
激しく攪拌しながらこの中にn−プロピオンアルデヒド
ジエチルアセタール’13.2g(0,1モル)を滴下
する。約半分加えたところで発熱反応が起こるが、内温
80℃以下を保って、滴下する。(約30分所用)ざら
に15分至温で攪拌し、ざらに20分内温80〜85℃
で加熱した。放冷後、氷水400d中に反応混合物をそ
そぎ炭酸ナトリウムを加え1、中和する。室温で2時間
攪拌後、塩化メチレン100mで3回抽出し、有機層を
水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後常圧で塩化メチレン
留去し、残渣を減圧蒸溜した。
収1.3g bp55〜60℃/2sHffnmr(C
DC13)  δ、9.45  (11−1,S、−C
Ho)7.16  (1日、S、β−位>  4.30
  (ZN1’i  J=7Hz、−o−CHz −)
1.80  (3H,S、α−メヂル基>  1.46
(31−1,t、J=7Hz、−0−CH2CH3)く
合成例2〉α、β−エトキシアクロレインの合成。
DMF60ml中に室温で30分かけて、オキシ塩化リ
ン41.1d滴下する。室温で30分撹拌後、1.2.
2−トリエトキシエタン24.3gを滴下する。
滴下中、反応温度は80’C以下に保つ。室温で30分
、さらに80’Cで20分加熱後放冷後、反応混合物を
氷水500d中にゆっくりそそぎ、炭酸カリウムを加え
pl−18とする。2時間室温で攪拌し、塩化メヂレン
150rIIlで3回抽出し、有機層を水洗、無水tj
f[Mナトリウムで乾燥後常圧でゆっくり留去し、残渣
を減圧蒸溜した。
収@8.,11  bl)107〜113°C/3緬1
1ynmr(CDCe3)  δ、9.14  (IH
,S、−C旦O)6.83  (1H,S、β−位C旦
>  4.28(2H,?  J=8Hz、−0−CH
2−)4.18     (2ト1、 ?    J=
8Hz、−0−Ct−h  −>     1.44 
    (3H,t、  J=8Hz  、OCHz 
  CH:+)  1.32  (31−1、t、J=
81−!z−o−CHz   CH3)く合成例3〉β
−工1〜キシアクロレインの合成。
DMF50d中に室温でオキシ塩化リン28m1(0,
3モル)滴下し、室温で30分階拌し、v* Isme
icr試薬を調製する。この中にアセトアルデヒドジエ
チルアセタール11.8g(0,1モル)を内温80°
C以下で滴下する。浴温90’Cで30分7Jl熱し、
放冷後反応混合物を氷水にそそぎ、炭酸カリウムを加え
pH8とする。室温で1時間攪拌後、ニーフルで抽出し
エーテル層を飽和食塩水で洗い、無水(ttWマグネシ
ウムで乾燥後、ゆっくり常圧で留去し、残渣を減圧蒸溜
した。
収量6.1g bp56〜62℃15緬Hynmr(C
DCf3)    δ 、 9.36    (1ト1
、 d、  J=8H2−CH0)  7.40  (
11−1,d、J=12H7、β位C旦)  5.62
  (H−1、d、d、J=121(Z、8Hz、α位
CI−1)、 4.06  (2トー1、 ?   J
=7H2、OCHz    C1−13>1.40  
(31−1,t、J=71−1z、−0CH2Ω旦3) (F)発明の効果 以上述べた様に本発明の製造法は、入手が容易なアセト
アルデヒドアセタール類が出発原料として使えるため、
置換基の制限を受けない一般的方法である。
ざらに試薬であるVilSIlleier試薬を単離す
る必要。
がな°く、同一の反応容器で連続して反応を行う事かで
き、作業効率が高い。又、反応のコントロールも容易で
あるため、スケールアップが可能であり、工業的にも利
用できる有効な方法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アセトアルデヒドアセタール誘導体をビルスマイヤー試
    薬と反応させる事を特徴とするβ−アルコキシアクロレ
    イン誘導体の製造法。
JP5017186A 1986-03-07 1986-03-07 β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法 Pending JPS62207237A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5017186A JPS62207237A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法

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JP5017186A JPS62207237A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法

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JPS62207237A true JPS62207237A (ja) 1987-09-11

Family

ID=12851754

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JP5017186A Pending JPS62207237A (ja) 1986-03-07 1986-03-07 β−アルコキシアクロレイン誘導体の製造法

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JP (1) JPS62207237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996016013A1 (en) * 1994-11-18 1996-05-30 Loyola University Of Chicago Method of making 2,7-dimethyl-2,4,6-octatrienedial, a key intermediate in the commercial syntheses of various carotenoids
JPWO2019022151A1 (ja) * 2017-07-25 2020-07-09 日産化学株式会社 金属微粒子複合体の製造方法

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