JPS62206041A - カ−ペツト用混繊糸およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカーペット用混繊糸およびその製造方法に関す
る。詳しくは、反染加工でコントラストの強い幅広い色
相が得られるナイーンＢＣＦカーペット用混繊糸および
その製造方法に関する。

〈従来技術〉 従来、真東された又は／及び染色性を異にする２以上の
繊維からなるナイロンＢＣＦ混繊糸、又は染色されたポ
リエステルＢＣＦ糸あるいはポリプロピレンＢＣＦ糸と
未染ナイロンＢＣＩ’糸とからなる混繊糸がカーペット
用混繊糸として用いられ、その製造方法は公知である（
特開昭５２−３１１５２号公報あるいは特開昭５６−１
４８９３２号公報）。ところで真東された混繊糸は糸束
工程を貴し生産工程が煩雑で加工に長時間を心安とし、
染色性を異にする晶ｆｆｌ糸の反染〃ｕ工ではカチオン
可染ナイロン糸の染色竪牢度あるいは真東コントラスト
に点点がある。ポリニスデルＢＣＦ染糸あるいはポリプ
ロビレ／ＢＣＦ染糸とナイロンＢＣＦ糸とからなる混繊
糸では、通濱ポリエステル糸などの混繊比率が誦く、混
繊糸の色相がポリエステル糸などの色相に支配されるの
で染色怒牢度が高く、かつ強いコントラストを持つ暢広
い多色真東効果をもつカーペット用混繊糸を得ることは
困難であり、最近の需要の多様化、高機能の要求を満足
させ（いない。

〈発明の目的〉 本発明者等は、かかる実情に嫌み、反染加工で、コント
ラストが強（、かつ巾広い色相が得られるカーペント用
混繊糸およびその製造方法を提供することを目的として
本発明に到ったものである。

〈発明の構成〉 丁なわち本発明は、 ＋ｔｏ　　染色されたポリエステルフィラメント繊維＾
と倦縮ポリアミドフィラメント繊維（８１とからなり混
埴部と非混繊部とを有する混繊糸であつ℃、かつ下記条
件ビ）〜に）を満足することを特徴とする混色染色ｏＪ
能なカーペット用混繊糸 （イ）信成本数の比４：繊維（Ｂ）／繊維囚０．５〜２
．０ （ロ）　繊維長：繊維（Ａ）／繊維（Ｂ）　　１．０〜
１．１（ハ）　混繊率二Ｎ１．維（Ｂ）／繊維（Ａ）＋
稙維ｔＢ１０．８〜０．９５ に）　繊維（Ａ）と繊維（Ｂ）との交絡度（インターレ
ース度）　　　　　　３５〜５５ケ／ｍ＋２１　４４ｉ
４色されたポリエステルフィラメント繊維（Ａ）と倦縮
ポリアミドフィラメント繊維（Ｂ）とを混繊する方法に
おいて、混繊処理ノズル内で圧力３〜７　ｋ！ｌ／ｃＩ
ｉの流体を糸軸方向に対し垂直に噴射せしめ、かつ０．
０３１／ｄｅ以下の糸張力下で繊維（Ａ）を該ノズルに
直接供給することを特徴とするカーペット用混繊糸の製
造方法」 である。

本発明に用いる染色されたポリエステルフィラメント繊
維（Ａ）とは原液着色された又は糸状で染色されたポリ
ニスナルフィラメント糸（倦縮ポリエステルフィラメン
ト糸を含む）である。

混繊度合に係わる要因として糸の空気乱流化ノズルの供
給方向、フィード本数、オーバーフィード率（ＯＦぶ）
、空気圧などがある。他方、未染色ナイロンＢＣＦ糸と
はポリアミド類例えばナイロン６、ナイロン６６あるい
はそれらの共電合物からなるマルチフィラメント糸であ
り℃ランダムクリンプを有する三次元部らせん状の倦縮
を有するポリアミド捲ｊｉｉｉ！糸である。各単糸のフ
ィラメント断面形状は三角、丸、三角中空等いずれでも
よく、単糸繊度は１０ないし４０デニール、全繊度は５
００ないし２０００デニールが望ましい。この禾東巴ナ
イロンＢＣＦ糸は酸性染料に対して譲染のタイプ（Ｄ、
Ｒ）　。

標準タイプ（Ｓ、Ｈ）、皺染のタイプ（Ｐ）およびカチ
オン染料に対して可染のタイプ（Ｃ，Ｚ　）などがあり
、これらが単独または複数で用いられる。ここに Ｄ　：　Ｄｅｅｐ　ｄｙｅａｂｌａ　、Ｓｅｍ１　Ｂｒ
ｉｇｈｔｌ（−二、Ｓｅｍ１Ｄｕｌｌ Ｓ　：　Ａｃ１ｄｉｃ　５ｔａｎｄａｒｄ　ｄｙｅａｂ
ｌｅ　、Ｓｅｍｔ　ＢｒｉｇｈｔＨ：　　　　　　　　
　　　　　、　５ｅｎｔ　ＤｕｌｌＰ　：　Ｐａ１ｅ　
ｄｙｅａｂｌｓ　、Ｓｅｍ１　ＢｒｉｇｈｔＣ：　Ｃａ
ｔｉｏｎ　ｄｙｅａｂｌｅ　、　Ｓｅｍ１　Ｂｒｉｇｈ
ｔＺ　：　　　　　　　　　、　Ｓｅｍ１　Ｄｕｌ１次
にポリエステルフィラメント染糸と未染色ナイロンＢ　
ＣＦ糸との混繊処理方法は、ポリエステル染糸あるいは
未染色ナイロンＢＣＦ糸の伸度、倦縮率がそれぞれ異な
るので個々に処理する２フイ一ド方式が望ましく、ポリ
ニスデル染糸には０〜ｌＯ％のオーバーフィード（０，
Ｆ）が必要である。即ち伸度の小さいボリエスデルフィ
ラメント染糸は８〜１０％のＯＪを必要とするがＭｆｉ
ｉポリエステルウーり糸のＯ，Ｆは２〜３％でよい。す
なわちＯ，Ｆ率は伸度との関係が大きい。又、解舒張力
変＃（伴５給糸輩の変動が大きいと混繊が不良となった
り、ポリエステルフィラメント糸が大きなループ状に分
離し易いので、できるだけ給糸盪変動を少なくすること
が必要である。一つの方法は混繊処理ノズルへの給糸張
力、オーバーフィード第の均一調整である。他の方法は
混繊処理ノズルへ給糸する除、ナイロンＢＣＦ糸は通常
通りクリールからフィードローラを経て給糸し、ポリエ
ステル染糸はノズルへ直接給糸する方法である。その際
給糸張力は出来るだけ小さくし、且つ混繊ノズル内の圧
仝のバンクスローによりポリエステル染糸の過剰供給を
制御する。この方法の場合、ｔｍ　ｌａ度合が高められ
ると共にナイロンＢＣＦ糸の〜糸淑変動が発生しても、
ポリエステル染糸が過剰供給されることがなく従って該
ポリニスナル染糸がループ状に分離することがない。又
、交絡の強さは空気噴射角即ち糸軸方向に垂直に噴射し
た時、交絡の強さが最大となり糸軸との空気噴射角が減
する程、交絡は弱くなる。混繊糸の交絡が弱いと先に述
べた如（タフディング以降の工程で混繊糸に加えられる
張力、温匿尋の外的賃因で分離し、効率・品位・品質が
損われ易い。

ｗｒ様にして得られる混繊糸のナイロン北軍は８０〜９
５％が望ましく、ポリニス１ル比率が２０％を越えると
ポリニス１ルの色相が支配的になるので得られるカーペ
ットの色相１１に範囲が狭くなると共に、ナイロン物性
の特徴（耐摩耗９弾性特性など］が減少する。即ちポリ
エステル・黒原着糸を３０％混繊するとナイロン色に淡
い色相を加えＣもチャコールグレーの域を出ず、Ａ色配
色のみとなる。逆に５％未満では効果糸とし℃の役割を
光分に呆すことができない。混繊糸の構成本数はナイロ
ンとポリエステルと略同故にした場合に混繊部と非混繊
部の色差が大となり且つスパンａｉ４混色効果が得られ
る。

即ちナイロンＢＣＦ糸の単糸繊度の大小に依存するが、
通常ポリエステル糸本数の０．５倍から２倍株度が好ま
しい。即ちポリエステルフィラメント糸の単糸繊度は２
〜５デニールであるが、ナイロンＢＣＦ糸の単糸繊度と
しては１０〜４０デニールが用いられる。又、通ましい
糸長はナイロン８ＣＦに比しポリエステルフィラメント
糸は等しいか、１０％弱の糸長が望ましい。

即ち高伸度の原着ポリエステル倦縮糸でははＸ等長であ
るが、低伸長のポリエステルフィラメント糸では１０％
近（黄＜、チーズ染色したポリエステル倦縮糸では６〜
７％長い。すなわちポリエステル糸の伸直に依存する。

即ち伸度の小さい染糸程、０．ド率をナイロンＢＣＦ糸
に比し大きくする必要がある。又、混繊処理時の空気圧
は５〜６　′ＫＩＩ／ｃｌｉが望ましく、この範囲外で
は交絡度が低下するか、または均一な混繊糸が得られ難
い。

斯様にして得られた着色されたポリエステル糸とナイロ
ンＢＣＦ糸との混繊糸は単独或いは双糸として用いられ
る。双糸として用いるときは片撚加工糸又は他のナイロ
ンＢＣＦ双糸との諸撚加工糸などとしてカーペット用パ
イル糸に用いられるが、必要に応じて必責とする色相を
反染加工（ナイａ／ＢｃＦ糸の染色側エンすることがで
きるとともに％蝮時間ＫＭ＠的に巾広い色相を得ること
ができる。

〈発明の効果〉 本発明の方法により夷遺されるポリエステルフィラメン
ト染糸とナイロンＢＣＦ糸との混繊糸をパイル糸とする
反染ループカーペットは、スパンライクな混繊効果な下
す混繊部と色のコントラストを最大限に表現した非混繊
部とを有し、かつ染色堅牢度が縄く耐久性、耐摩耗性に
４’ａｌｌｒむナイロンＢＣＦカーペントである。また
ポリエステル糸の混繊比率を適当にｆＡｆｆｉすること
により、巾広い色相、コントラストを有するカーペット
とすることができる。

〈実施例〉 以下に本発明の実施例を記載するが、本発明は特にこの
実施例に限定されるものではない。

実施例１ 三角ｌＲ′に而でレキュラータイプのナイロン６マルチ
フ１ラメント捲縮糸（Ｓタイプ；１３００テニール／６
８フイラメント）と円形断面で譲染タイプのナイロン６
マルチフィラメント倦縮糸（Ｄタイプ；　１３００デニ
ール／６８フイラメント）とを引揃えて供給速［４ｓ　
ｏ　ｍ／ｍのフィードローラーへ供給し、引続き混繊処
理ノズルに通すとともに、チーズ染色機により黒色と淡
茶色に先染したポリエステルフィラメント捲縮糸（セミ
ダル７５デニール／３６フイラメント）の黒糸３本、淡
茶糸３本を引備えて０．０１３　、！＄／ｄ　の供給張
力で直接混繊処理ノズルに通し、ナイロン６マルチフイ
ラメント捲縮丞とポリニスデルフィラメント捲縮糸とを
相互に交絡させ、オーバーフィードｇ−０，４５％。

圧空圧力６　ｋｇ／ｄの条件で混繊処理を施した。

まず得られた混繊糸をそのままパイル糸として用いた（
第１衣、試作ｍｌ）。−力、この混繊糸にａ叔４０回／
　ｍ　（Ｆ）　Ｓ撚加工を施したものをパイル糸として
用いた（第１表、試作腐２）。

又、比較のため前記と同一のナイロン６マルチフィラメ
ント倦縮糸２本と前記と同一のポリエステルタイプメン
）？４縮糸の黒糸３本と淡茶糸３本とを用い、混線処理
ノズルへ供給するポリエステルフィラメント捲縮糸の供
給張力を０．０４４１／ｄ　　にした点以外は、前記と
同一条件で混線処理を施して混線糸を得た（第１女。

試作４３）。さらに前記と同一のナイロン６マルチフィ
ラメント捲縮糸２本と前記と同一のポリエステルフィラ
メント倦縮糸の黒糸３本、淡茶糸３本との計８本な引揃
えて、供給速度４５０１１のフィードａ−ラーへ供給し
、引続き混線処理ノズルに通し、オーバーフィード率−
〇、４５％、圧空圧力６ｋｙ／ｃｉの条件で混繊処理を
施して混繊糸を得た（第１表、試作腐４）。

得られた４植類のパイル糸のおのおのについてループパ
イル用タフナイングマシンを用い、ゲージ１／１０イン
チ、ステッチ６．３本／インチ。

パイル高さ５關、パイル目付ｓｓｏ＆／ｍの条件でタフ
ティングし、次いで連続染色機により、スチーマ一温度
１００℃、スチーム時間５分の条件で２色の染色を行っ
た。１バツチは、酸性染料Ｔ＊ｃｔｉｌｏｎ　Ｙｅｌｌ
ｏｗ　４　Ｒ（ＣＩＢＡ−ＧＥＩＧＹ社製）を用いて、
染料４度０．１　ｉ／ｌ　で染色し、ポリニスナルフィ
ラメント捲縮糸の黒糸とのコントラストを強調させた。

他の１バツチは、含金染料ｌ５ｏｌａｎ　Ｇｒｅｙ　Ｐ
ＧＬ　（ＢＡＹＥＲ社Ｍ）Ｙ用いて、染料ｌｉａ度ｚ、
ｏＭ／ｅ　　で染色し、ポリエステルフィラメント捲縮
糸の淡茶糸とのコントラストを強調させた。

得られたループパイルカーペットは、％１表に示す如き
性能を有するものであった。

すなわち、本発明の混線糸を用いたループパイルカーペ
ット（試作ｍｌ、２）は、従来のナイロンＢＣＦ　１０
０％の反染カーペットでは表現できなかった範囲の混繊
色効果の発現が可能で、ツイード調の混色効果を有し、
しかもパイル目面、風合、耐摩耗性ともに優れたカーペ
ットであり、一般家庭用はもちろんコントラクト用とし
ても有用なカーペットであった。

芙施例２ 三角中空断面でレギュラータイプのナイロン６マルチフ
イラメント捲綿糸（Ｈタイツ；　８３０デニール／４６
フイラメント）と、三角中空断面でカチオン染料可染タ
イプのナイロン６マルチフィラメント捲縮糸（２タイプ
；８３０デニール７４６フイラメント）とを引揃えて、
供給速度４５０　ｍ／ａ＋１１のフィードローラーへ供
給し、引続き混線ノズルに通すとともに黒色の原着ポリ
エステルフィラメント糸（７５デニール７３６フイラメ
ント）を２本引揃えて０．０１３．９／ｄ　の供給張力
で直接混繊処理ノズルに通し、ナイロン６マルチフィラ
メント捲縮糸とポリエステルフィラメント糸とを相互に
交絡させ、オークシ−フィード率−０，４５％、圧空圧
力６に９／ｄの条件で混繊処理を施した。

得られた混色糸を２本合せて撚数６０回／ｍの下撚（２
方向ン上撚（Ｓ方向）のグーブリング撚加工を施してパ
イル糸とした（第２表、試作４５）。

一万、比較のため黒色の原着ポリエステルフィラメント
糸（７５デニール／３６フイラメ／ト）１本と前記のナ
イロン６マルチフィラメント捲縮糸２本とを用い、前記
と同一の条件で混繊処理を施して混繊糸を得たのち同様
に撚加工を施したく第２表、試作准６〕。さらに、比較
のため黒色の原着ポリエステルフィラメント糸（７５デ
ニール７３６フイラメント）６本と前記のナイロン、６
マルチフイラメン）［綿糸２本とを用い、前記と同一の
条件で混繊処理を施した混繊糸を得たのち同様に撚加工
を施した（第２表、試作／％７）。

得られた３種類のパイル糸のおのおのについて、ループ
パイル用タフティングマシンを用いゲージｌ／ｌ　０イ
ンチ、ステッチ６．３本／インチ。

パイル４　サ４．５絽、パイル目付６００　Ｊ／／ｄの
条件でタフティングし、次いで連続染色機により、酸性
染料Ｔ＊ｃｔｉｌｏｎ　Ｙｅｌｌｏｗ　４　Ｒ（ＣＩ　
ＨＡ　−ＧＥＩＧＹ社製）とカチオン染料Ａａｔｒａｚ
ｏｎ　Ｂｌｕｅ５ＧＬ（ＢＡＹＥＲ社！１１１）を用い
て、スチーマ一温度１０（Ｍｅ、スチーム時間５分の条
件で染色した。

得うれたループパイル力、−ペットは、ｇｚ衆に示す如
き性能を有するものであった。

すなわち本発明の混偵糸を用いたループパイルカーベン
ト（試作４５）は、ツイード調の良好な混繊色効果を有
し、しかもパイル目面、風合、耐久性（耐摩耗性、耐へ
たり性〕ともに良好で、一般家庭用はもちろん、コント
ラクト用としても有用なカーペントである。

Ｌｆ！ｆｆｆ出願人　帝人株式会社 手続補正書 １、事件の表示 特願昭　６１　−　　４４０２３　　＠２、発明の名称 カーペット用混繊糸およびその製造方法４、代理人 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 （１）明細書の第１４頁第１表の試作Ｎｏ、　４　（比
較）のポリエステル系の供給方法に関する記ｅ、「ノズ
ルに直接供給」を「フィードローラーを経て供給」と訂
正する。

以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）染色されたポリエステルフィラメント繊維（Ａ）
   と捲縮ポリアミドフィラメント繊維（Ｂ）とからなり混
   繊部と非混繊部とを有する混繊糸であつて、かつ下記条
   件（イ）〜（ニ）を満足することを特徴とする混色染色
   可能なカーペット用混繊糸 （イ）構成本数の比率：繊維（Ｂ）／繊維（Ａ）０．５
   〜２．０ （ロ）繊維長：繊維（Ａ）／繊維（Ｂ）１．０〜１．１
   （ハ）混繊率：繊維（Ｂ）／繊維（Ａ）＋繊維（Ｂ）０
   ．８〜０．９５ （ニ）繊維（Ａ）と繊織（Ｂ）との交絡度（インターレ
   ース度）３５〜５５ケ／ｍ
2. （２）染色されたポリエステルフィラメント繊維（Ａ）
   と捲縮ポリアミドフィラメント繊維（Ｂ）とを混繊する
   方法において、混繊処理ノズル内で圧力３〜７ｋｇ／ｃ
   ｍ＾２の流体を糸軸方向に対し垂直に噴射せしめ、かつ
   ０．０３ｇ／ｄｅ以下の糸張力下で繊維（Ａ）を該ノズ
   ルに直接供給することを特徴とするカーペット用混繊糸
   の製造方法。