JP3523409B2 - 2層構造仮撚斑糸 - Google Patents

2層構造仮撚斑糸

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は衣料用素材としての
2層構造仮撚斑糸に関する。詳細には2色性を有する斑
糸条に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポリエステルからなる2層構造仮
撚斑糸は仮撚に先立って部分延伸を施した糸条に仮撚
(延伸同時仮撚)を施して得られるものである。かかる
製造方法として部分延伸糸条と延伸糸条、あるいは未延
伸糸条を引き揃え仮撚(延伸同時仮撚)する方法、部分
延伸糸条を引き揃え延伸同時仮撚する方法、伸度差のあ
る未延伸糸条に部分延伸を施した後に延伸同時仮撚する
方法などが知られている。実質的に長さ方向に太さ斑、
糸長差斑、色相の濃淡斑を有していることに特徴があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の2層構造仮撚斑
糸は上述したようにいくつかの製造方法がある。それら
の特徴は糸条の長さ方向に太さ斑、糸長差斑、色相の濃
淡斑を有していることである。これらはウ−ル、絹など
の天然繊維からなる衣料が有する豊かさに近づこうとす
る試みであるが、完成されたものではなくまだまだ人為
的であったり不備不足があったりしている。スパン糸の
世界では自然発生する斑、意匠的発生の斑が種々あり、
それらは皆形の美しさ、ふくよかさが備わっている。ま
た混繊、混紡手段は日常茶飯事のことであり、色合いの
豊かさ、ふくよかさを追及している。さらには色糸を組
み合わせたり、撚糸したり、交織したりして種々工夫を
こらし生活に潤いをもたらしている。
【0004】本発明の主たる目的は、マルチフィラメン
トでありながら、従来の2層構造仮撚斑糸では得られな
い2色性、多色性を取り入れ、生活に潤いをもたらさん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、芯糸およ
び側糸からなる2構造仮撚斑糸において、芯糸および/
または側糸が、鞘部がポリエチレンテレフタレ−ト、芯
部が該ポリエチレンテレフタレ−トとは染料種選択の異
なるポリマ−からなる芯鞘型複合繊維で構成されてお
り、該芯鞘型複合繊維の少なくとも一部が実質的に長さ
方向に太さ斑を有し、かつ側糸と芯糸の糸長差が2%以
上であることを特徴とする2層構造仮撚斑糸を提供する
ことによって達成される。
【0006】本発明の2層構造仮撚斑糸は従来糸と同様
に糸長差や太さ斑を有しているが、基本的に異なる点は
従来糸にない2色性、多色性が備わっていることであ
る。スパン糸に例えると、従来糸条は単一繊維糸条で構
成されているのに対して本発明の糸条は混紡風である。
すなわち、従来糸条は細い太いの太さ斑や色相の濃淡差
は有していても、たとえば、レ−ヨン/ポリエステルと
いうふうに染料を異ならしめて染め分けた色相差、ある
いはミックスした霜降り効果、形と色相のおもしろさは
得られないのである。従来糸の色相の濃淡差は、未延伸
部/延伸部による染料の吸着差に起因する。未延伸部は
分子配向が甘く、太くて染料をよく吸収するが、延伸部
は分子配向が進んでいて細く、染料を吸収する力が弱
い。この性質により色相の濃淡差は発生するが、同一ポ
リマ−からなるが故に色を異ならしめて染め分けること
はできないのである。本発明の2層構造仮撚斑糸(以
下、単に斑糸と称する場合がある)は1本の繊維の中に
染まる/染まらない部分、俗に言う白残しや、色を異な
らしめて、たとえば赤色と黄色に染め分けることができ
るのである。
【0007】本発明の斑糸において、芯糸および/また
は側糸は、鞘部がポリエチレンテレフタレ−ト、芯部が
該ポリエチレンテレフタレ−トとは染料種選択の異なる
ポリマ−からなる芯鞘型複合繊維である。しかも該芯鞘
型複合繊維はその一部または全部が長さ方向に太さ斑を
有している。太部は分子配向が進んでいない未延伸また
は半延伸部であり、細部は分子配向が進んだ延伸部であ
る。そしてこれら繊維が集合して糸条として細い部分、
太い部分を形成しているのである。斑糸の太い部分は該
複合繊維の太部のみ、細い部分は該複合繊維の細部のみ
で形成されていてもよいが、太い部分は該複合繊維の太
部のみではなく該複合繊維の細部が混ざりあって、全体
として他の部分よりも太いことが好ましい。無論、斑糸
の細い部分は該複合繊維の細部のみで形成されていても
よいが、該複合繊維の太部が多少混ざっていてもよい。
【0008】2色性の発生手段について説明する。本発
明の斑糸を構成する芯鞘型複合繊維は、上述したように
鞘部がポリエチレンテレフタレ−トからなり、芯部が該
ポリエチレンテレフタレ−トとは染料種選択の異なるポ
リマ−より構成されている。該複合繊維の芯部を構成す
るポリマ−の具体例を挙げると、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレ−
ト;ナイロン6、ナイロン66などのポリアミドなどで
ある。
【0009】本発明において、2色性が誘発される要因
は上述した繊維の太さ斑と芯鞘構造に密接に関係してい
る。たとえば、該複合繊維の芯部が5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレ−
トで構成されている場合を例にして説明する。染料は該
複合繊維の鞘部が染まらないカチオン染料で染色を施す
とする。該複合繊維の細部は十分に延伸されていて鞘部
の厚さは比較的薄いが、分子配向が進んでいるためカチ
オン染料を透過しにくい性質を有している。染料が透過
した先の芯部も分子配向が十分に進んでいるので染まり
にくい性質を有している。一方、該複合繊維の太部の鞘
部の厚さは比較的厚いが分子配向が甘く、染料をよく透
過する性質を有している。実作業では仮撚工程における
熱処理後、あるいは熱処理−アルカリ減量加工後、染色
工程を施すことが通例である。したがって結晶化後、染
色工程を施すことになり、染まる/染まらない、たとえ
ば赤色/白色がより明確化するのである。熱処理を受け
ると分子配向が進んでいない該複合繊維の太部からは粗
い結晶が生成し、結晶と結晶の間がポ−ラスとなり、染
料がよく透過する。さらにアルカリ減量工程が施される
ことはより好都合である。分子配向の進んでいない太部
はアルカリ減量速度が速いばかりかアルカリ減量が部分
的に進行する。たとえば繊維表面が掘られたり孔が開い
たりするのである。この孔は巨視的な孔(電子顕微鏡で
確認が可能)も存在するが、染料を透過させるだけのミ
クロ的な孔である。このように、該複合繊維の太部では
染料は抵抗なくあるいは直接的に芯部に到達でき、しか
もその芯部は分子配向が進んでいないので染料の吸収能
力が高いのである。
【0010】続いて鞘部のポリエチレンテレフタレ−ト
可染の染料である分散染料、たとえば黄色の染料で染色
を施すと、該複合繊維の細部は黄色、太部はオレンジ色
となり、1本の繊維の中に長さ方向に染め分けることが
できるのである。そして、斑糸として、該複合繊維の太
部の多い太い部分はオレンジ色が、該複合繊維の細部の
多い細い部分は黄色が得られるのである。しかもそれら
の色が混じり合って深みを持つことができるのである。
以上、カチオン染料染色、分散染料染色の個別染めの例
を述べたが、これらの染料の同浴染めであっても同様の
効果が奏される。もちろん、該複合繊維の芯部がポリア
ミドで構成される場合にはポリアミドの可染染料である
酸性染料を使用すればよい。
【0011】以上、本発明の1つの特徴である2色性に
ついて説明したが、これらを実作業で効果的に得るに
は、さらに詳細、適性化を行うことが重要である。たと
えば、該複合繊維の芯部への染料到達性について鞘部の
厚み(染め分けのコントラストを得る厚み)はどうであ
るべきか、染色温度は何度が好適か、アルカリ減量加工
を行った場合その程度はどうであるか、などである。適
性化が不十分な場合、色相のコントラストが甘くなった
り一様的になったりする。実作業ではこれらの因子が互
いに交錯し合っている中で鋭意選択が行われる。たとえ
ば、アルカリ減量加工を伴わない場合、該複合繊維の鞘
/芯複合比は1/9〜4/6(重量比)が好ましく、ア
ルカリ減量加工を伴う場合、該複合繊維の鞘/芯複合比
は2/8〜8/2(重量比)が好ましい。かかる鞘/芯
複合比には繊度が絡んでおり、繊度の小さいもの程、鞘
/芯複合比の大きい方を選択することが好ましく、場合
によっては上述の複合比率の範囲外となる場合もある。
また染色温度も絡んでおり、該温度の高い程、鞘部リッ
チの選択が行われる。さらに加工原糸としては未延伸/
延伸にある程度以上の配向度差が必要である。紡糸巻き
取り速度が高くなると染め分けのコントラストが弱くな
り、紡糸巻き取り速度が低くなると染め分けのコントラ
ストは得やすいが、アルカリ減量加工後、強度を失い繊
維の形態を為さない。一般に1500〜4000m/分
の巻き取り速度が適切である。
【0012】本発明の斑糸は2層構造を有する糸条であ
ることから、芯糸と側糸とが肌分かれし易い。取扱性を
よくするために、仮撚前または仮撚後に攪乱流体加工で
芯糸と側糸に交絡を施すことが好ましく、交絡数は5〜
250個/mであることが好ましい。また攪乱流体加工
は肌分かれ防止効果の他に糸条にル−プやカ−ルを発生
せしめふくよかさを付与する効果をも有する。攪乱流体
加工を仮撚前に施して側糸を過剰に供給することもでき
る。この場合、ル−プやカ−ルの発生はもちろんのこ
と、さらに大きな糸長差が得られるので好ましい。
【0013】本発明の斑糸の製造方法について説明す
る。仮撚加工に先立って側糸、芯糸のいずれか一方に部
分延伸を施すことが重要である。実際の製造方法として
大別して示すと次のようなものがある。1つは部分延伸
を施した芯鞘型複合繊維を側糸にし、たとえば延伸糸を
芯糸にして仮撚加工する場合、2つは芯鞘型複合繊維の
未延伸糸条を側糸にし、たとえば部分延伸糸条を芯糸に
して仮撚加工する場合、3つは芯糸側糸ともに部分延伸
糸条を用いて仮撚加工する場合である。この場合、芯糸
側糸いずれか一方が少なくとも芯鞘型複合繊維であるこ
とが重要である。芯鞘型複合繊維の芯部は、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸で変性したポリエチレンテレフ
タレ−トまたはナイロン6などのように、鞘部のポリエ
チレンテレフタレ−トとは染料種選択の異なるポリマ−
であることが必須である。また、芯鞘型複合繊維と組み
合わせる糸条としてポリエチレンテレフタレ−トはもち
ろんのこと、5−ナトリウムスルホイソフタル酸で変性
したポリエチレンテレフタレ−ト繊維、ナイロン6、ナ
イロン66等のポリアミド繊維であってもよい。いずれ
の場合も仮撚後、側糸は芯糸よりも2%以上長くなるべ
く側糸の伸度は芯糸の伸度よりも大きくすることが大切
である。
【0014】また部分延伸に先立って攪乱流体加工を施
すと、太さ斑は単繊維分散し、太さ的にも色相的にも断
続的ではなく連続的に変化する自然な斑糸が得られる。
すなわち、斑糸の太い部分は複合繊維の太部が多く、斑
糸の細い部分は複合繊維の細部のみで形成されている
か、細部が多い形態となる。本発明はこれらに限定され
るものではなく、細い太いが集団化、あるいはある程度
集団化したものであってもよく、上記のものと入り混っ
たものであってもさしつかえない。
【0015】製造装置の一例を図1で示す。図1に示さ
れる装置は部分延伸に引き続いて攪流体加工、仮撚加工
が施される装置である。A、Bはともに未延伸糸条で、
本発明の場合側糸、芯糸の両方であってもよいが、少な
くともいずれか一方が上述の芯鞘型複合繊維であること
が重要である。A、B2つの加工原糸は2個のロ−ラ間
(DR1 −DR2 )で同時に部分延伸される。この時2
つの加工原糸はそれぞれに異なった自然延伸倍率を有し
ていることが大切である。すなわち、次の仮撚工程で自
然延伸倍率の大きい糸条が側糸になり、小さい糸条が芯
糸になり、これらの間に糸長差を得ることができるから
である。糸長差は大きければ大きいほど好ましく、自然
延伸倍率差の大きい程好都合である。一般に糸長差は2
%以上、自然延伸倍率差は15%以上が好ましい。ま
た、自然延伸倍率が異なることによりまちまちの長さの
斑ができ、それらが組み合わさってより複雑な、より自
然な斑が得られるのである。続いて攪乱流体ノズル
(N)、ゴテットロ−ラ(DR3 )を経て攪乱流体加工
が、プレ−トヒ−タ(H)、ツイスタ−(T)、ゴテッ
トロ−ラ(DR4 )を経て仮撚加工(延伸同時仮撚加
工)が施されて本発明の斑糸Cが得られる。上述の例は
A、Bを同時に部分延伸する場合であるが、個別に行っ
てもよい。さらには1本を攪乱流体ノズルの過剰供給し
てもよい。また部分延伸糸条と未延伸糸条を組み合わせ
る場合であってもよく、たとえば側糸として同装置の攪
乱流体ノズルに未延伸糸条を導いてもよい。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例中における測定値は以下の方法により
測定した値である。 (1)ポリエステルの極限粘度 フェノ−ル/テトラクロロエタンの等重量混合溶媒を用
いて、30℃で測定した値である。 (2)糸長差(%) 加工糸の撚を除いて約1m採取する。両端に結び目を作
り、その長さ(L1)を測定する。次に針で鞘糸を伸ば
さないように注意しながら芯糸と鞘糸とを分ける。結び
目から結び目まですべて分けたところで鞘糸側の長さ
(L2を測定する。糸長差を次式によって算出した。 糸長差(%)=(L2−L1)/L1 (3)交絡度(個/m) 適当な長さの加工糸を取りだし、下端に1/1000g
/デニ−ルの荷重をかけて垂直に吊り下げる。ついで適
当な針を糸中に突き刺し、ゆっくりと持ち上げ、荷重が
持ち上がるまでに移動する距離を20回測定し、これよ
り平均値Lmmを求め1000/2Lにより算出した。
【0017】実施例1 極限粘度0.67のポリエチレンテレフタレ−ト50部
を鞘部に、5−ナトリウムスルホイソフタル酸1.7モ
ル%変性、極限粘度0.57のポリエチレンテレフタレ
−ト50部を芯部に用いた複合繊維を1800m/分で
巻き取って200デニ−ル/36フィラメントの未延伸
糸条Aを得た。一方、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸1.7モル%変性、極限粘度0.58のポリエチレン
テレフタレ−トを3200m/分で巻き取って115デ
ニ−ル/24フィラメントの未延伸糸条Bを得た。続い
て、得られた未延伸糸条AおよびBを引き揃えて、図1
に示す装置を用いて延伸倍率1.41で部分延伸を施
し、2%の過剰供給を行いながらインタ−レ−ス加工を
施した。次にプレ−トヒ−タ温度130℃、ツイスト2
000T/M、延伸倍率1.11倍で延伸同時仮撚加工
を施し、205デニ−ル/60フィラメント、糸長差7
%の2層構造仮撚斑糸を得た。交絡数は101個/mで
あった。
【0018】この斑糸に300T/Mの撚を施して平織
物を作成し、風合および表情を調べた。織物の仕上げ加
工工程は常用のポリエステル仕上げ加工条件を用いた。
アルカリ減量は21%であった。ついで120℃で下記
に示すカチオン染料および分散染料の同浴染めを施し
た。表情は薄い黄色にダ−クブラウンの2色性でしかも
コントラストが適度に効いて自然観の漂う織物であっ
た。風合は仮撚加工による糸長差と収縮差による糸長差
でよくふくらんでいてソフトであった。 染色: 120℃×45分 KAYACELON BROWN C-GL(カチオン染料) 3.0%owf KAYALON POLYESTER YELLOW 4R-E (分散染料)0.5%owf
【0019】実施例2 極限粘度0.67のポリエチレンテレフタレ−ト45部
を鞘部に、5−ナトリウムスルホイソフタル酸1.7モ
ル%変性、極限粘度0.57のポリエチレンテレフタレ
−ト55部を芯部に用いた複合繊維を2400m/分で
巻き取って200デニ−ル/24フィラメントの未延伸
糸条Aを得た。一方、極限粘度0.64のポリエチレン
テレフタレ−トを3400m/分で巻き取って115デ
ニ−ル/16フィラメントの未延伸糸条Bを得た。続い
て、得られた未延伸糸条AおよびBを引き揃えて、図1
に示す装置を用いて延伸倍率1.43で部分延伸を施
し、2%の過剰供給を行いながらインタ−レ−ス加工を
施した。次にプレ−トヒ−タ温度130℃、ツイスト2
000T/M、延伸倍率1.10倍で延伸同時仮撚加工
を施し、203デニ−ル/40フィラメント、糸長差7
%の2層構造仮撚斑糸を得た。交絡数は100個/mで
あった。
【0020】この斑糸に300T/Mの撚を施して平織
物を作成し、風合および表情を調べた。織物の仕上げ加
工工程は常用のポリエステル仕上げ加工条件を用いた。
アルカリ減量は21%であった。ついで120℃で下記
に示すカチオン染料染めを施した。表情は薄いダ−クブ
ラウンと白残しの2色性でしかもコントラストが適度に
あって麻調の自然観の漂う織物であった。風合はよくふ
くらんでいてしかもドライ感を持っていた。 染色: 120℃×45分 KAYACELON BROWN C-GL(カチオン染料) 0.5%owf
【0021】比較例1 極限粘度0.63のポリエチレンテレフタレ−ト糸条を
1800m/分で巻き取った200デニ−ル/36フィ
ラメントの未延伸糸条Aと、極限粘度0.64のポリエ
チレンテレフタレ−ト糸条を3200m/分で巻き取っ
た115デニ−ル/24フィラメントの未延伸糸条Bを
引き揃えて、図1に示す装置を用いて延伸倍率1.41
で部分延伸を施し、2%の過剰供給を行いながらインタ
−レ−ス加工を施した。次にプレ−トヒ−タ温度180
℃、ツイスト2000T/M、延伸倍率1.12倍で延
伸同時仮撚加工を施し、202デニ−ル/60フィラメ
ント、糸長差7%の2層構造仮撚斑糸を得た。交絡数は
103個/mであった。
【0022】この斑糸に300T/Mの撚を施して平織
物を作成し、風合および表情を調べた。織物の仕上げ加
工工程は常用のポリエステル仕上げ加工条件を用いた。
アルカリ減量は21%であった。ついで130℃で下記
に示す分散染料で染色を施した。風合的には比較的ふく
らんでいてソフトであったが、表情は1色性でコントラ
ストが弱く、物足りない感じを呈していた。 染色: 130℃×45分 KAYALON POLYESTER NAVY BLUE AUL-E (分散染料) 4%owf
【0023】
【発明の効果】本発明の2層構造仮撚斑糸は糸長差と長
さ方向に太さ斑を有していることはもちろんのことであ
るが、従来の2層構造仮撚斑糸では得られない色相斑、
多色性を有し、ソフトな織物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2層構造仮撚斑糸の製造装置の一例で
ある。
【符号の説明】 A :未延伸糸条(芯鞘型複合繊維) B :未延伸糸条 DR1 :ゴテットロ−ラ DR2 :ゴテットロ−ラ N :攪乱流体ノズル DR3 :ゴテットロ−ラ H :プレ−トヒ−タ T :ツイスタ− DR4 :ゴテットロ−ラ C :本発明の2層構造仮撚斑糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/38 D02G 1/02 D02G 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯糸および側糸からなる2構造仮撚斑糸
    において、芯糸および/または側糸が、鞘部がポリエチ
    レンテレフタレ−ト、芯部が該ポリエチレンテレフタレ
    −トとは染料種選択の異なるポリマ−からなる芯鞘型複
    合繊維で構成されており、該芯鞘型複合繊維の少なくと
    も一部が実質的に長さ方向に太さ斑を有し、かつ側糸と
    芯糸の糸長差が2%以上であることを特徴とする2層構
    造仮撚斑糸。
  2. 【請求項2】長さ方向に5〜250個/mの交絡を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の2層構造仮撚斑
    糸。
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JPH03137275A (ja) スパンライク調フィラメント糸及びその製造方法

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