JPS62205703A - 振動式整畦機における起振動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、古いやせた畦を所定の畦形状に補整する振動
式整畦機における起振動装置に係るものである。

〔従来の技術〕

従来の整畦機としては、実公昭５７−１０４８３号のよ
うに畦上に盛土し、この盛土をクランク機構により昇降
する畦叩き板で連打して叩き固める方式のものが公知で
ある。

このタイプの整畦機は盛土を叩き固めることは確実で現
在実用機としてもっとも多用されているか、畦叩き板を
強力に畦面に叩きつける為振動や騒音が大きい欠点があ
る。

また、同じタイプの連打式の整畦機であるが、実開昭６
０−５７９０５号のように、油圧を利用して畦叩き仮を
昇降Ｈ−シめる整畦機も公知である。

この油圧タイプは叩くスピードは速いが、油圧機構を使
用するため高価になり、油洩れなどの欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

出願人はこれらの欠点を解決するために、前記した連打
方式を採用せず、起振動装置を用いて振動板にバイブレ
ーションを与え、このバイブレーションによって盛土の
土粒子間の空隙を埋めることにより盛土を締め固める振
動式整畦機を開発した。

本発明は、かかる振動式整畦機において、良好な振動を
起生ずるようにしたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、これらの欠点を解決したもので、添付図面を
参照にしてその構成を詳述すると次の通りである。

機枠３の前側に盛土装置Ｂを設け、この盛土装置Ｂの後
方外側に所望の整畦ａ断面に合致する縦断面］状の振動
板Ｃを機枠３の後方側部に設けた振動式整畦機において
、振動板Ｃ上に分動盤３６を内装回転せしめることによ
り振動を起生ずる起振体３４を付設し、この起振体３４
の外周にコイルバネ取付部２４を設け、このコイルバネ
取付部２４と上下対向状態に配したコイルバネ取付用の
上面板３１を機枠３に付設した支持装置Ｊに付設し、こ
の上面板３１に吊下した多数本のコイルバネ３３により
振動板Ｃ付の起振体３４を支持せしめ、起振体３４の分
動盤３６に回転動力を付与せしめたことを特徴とするも
のである。

〔作用〕

畦ａ上に機枠３の前側に設けた盛土装置Ｂにより砕土を
盛土する。

そして、機枠３の後方側部に設けた振動板Ｃにバイブレ
ーションを与え、同時に機体の荷重を振動板Ｃに加えて
加圧し乍らバイブレーションにより盛土の土粒子間の間
隙を埋め、所定の畦ａ形状に締め固める。

＆　動板Ｃへのバイブレーションはコイルバネ３３に支
持される起振体３４の分動盤３６の回転により起生され
る。

〔実施例〕

図示した振動式整畦機は、畦上面を湾曲凹面状に削取す
るカッターｌと、畦斜面を斜面に添わせて湾曲凹面状に
削取するカッター２とを兼備した畦削り装置Ａを前進方
向に対する機枠３前部に設け、畦削り装ａＡの後方内側
に砕土を畦ａ上に盛土する盛土装置Ｂを機枠３中程に設
け、この盛土装置Ｂの後方外側に所望の整畦ａ断面に合
致する縦断面コ状の振動板Ｃを機枠３の後方側部に設け
、この振動板Ｃ上に起振動装置りを設け、この起振動装
置りに動力を分取するフレキシブルシャフト４を起振動
装置りと機枠３内に設けた動力伝達機溝Ｅとの間に介在
せしめ、機枠３の後部中程に地面を摺動する接地支承部
Ｆを垂没し、振動板Ｃの反対側にバランスウェート調整
装置Ｇを設けたものであるが、更に各部の構造を詳述す
る。

畦削り装ａＡについて説明する。

畦頂面中央線上に位置するように頂面回転軸５を機枠３
の前側左端に配し、この頂面回転軸５に畦頂面に届く長
さの粘り強い材質の線（オ、例えば頂面前取用ピアノ線
７を突設し、このピアノ線７の回転によりピアノ線７の
先端で畦頂面を湾曲凹面状に削取するようにした場合を
図示している。

頂面回転軸５の少し内側側方に斜面回転軸８を設け、こ
の斜面回転軸８も同様な斜面削成用ピアノ線９を突設す
る。

ピアノ線７・９の先端は回転方向に向けて折曲した方が
望ましい。

また、回転軸５・８に回転筒１０・１１を付設し、回転
筒１０・１１から数本のピアノ線７・９を突設するよう
にしても良い。

要は畦頂面と畦斜面とを湾曲凹面状に前取できるならば
、その他の設計でも良い。

畦削り装置Ａを覆うカバ一体５８をくさり５９等で吊下
しても良い。

盛土装置Ｂについて説明する。

畦削り装置Ａの後方内側に位置するように、ローター軸
１３を機枠３の中程前後方向（こ架設し、このローター
軸１３の前側に田んぼの泥土表面に届く長さの砕土刃１
４を放射状に突設し、この砕土刃１４の回転により砕土
刃１４の先端で田んぼの泥土を確実に砕細し、砕土刃１
４の後方に先端を前側に湾曲せしめた盛土刀１５を放射
状に突設し、この盛土刀１５の回転により砕土を確実に
掻き上げ、畦上面と畦斜面に形成されている湾曲凹部６
・６゛に確実に盛土するようにした場合を示している。

砕土刃１４．盛土刀１５は、ローター軸１３に取付盤１
６・１７を介して設けても直接付設しても良いが、その
形状は盛土を良好にする為に色々と設計する。

この盛土を良好にする為には砕土刃１４と盛土刀１５に
より掻き上げられた泥土を畦ａ上に落下せしめるカバー
装置Ｈを設ける。

カバー装ＦｊＨについて説明１−　ル。

振動板Ｃの前側には立上がり壁１２を立設して土の掻き
込みを良好にしているが、この立上がり壁１２の上側縁
（図中左側）に畦ａ方同前方に側方遮閉仮１８を一体に
延長突設する。

この側方遮閉板１８は別体にして機枠３より垂設した支
持腕などにより支持せしめても良い。

図面は、この側方遮閉板１８の上方に土戻し仮３０を立
設した場合を図示している。

また、機枠３の畦ａ上前後方向に架設した主腕■９より
畦ａ上方を隠蔽するカバー板３５を水平方向に且つ調節
金具３５°により角度傾斜調節自在に突設し、このカバ
ー板３５の先端に可撓カバー３５″を垂設し、土戻し板
３０との間を閉塞した場合を図示している。

畦削り装置Ａの中心部後方にして盛土装置Ｂの後方外側
に所望の整畦ａ断面に合致する縦断面ハ状の振動板Ｃを
機枠３の後方側部に設け、この振動板Ｃ上に起振動装置
りを設ける。

支持装置Ｊを詳述する。

機枠３の一側にして畦削り装置Ａの略中心部後方に主腕
１９を面談方向に架設し、この主腕１９の後端部にＬ状
の支持板２０を下向きに付設し、この支持板２０に取付
角筒２１をスライド自在に設け、この取付角筒２１の下
端に起振動装置りを付設し、この起振動装置りを介して
振動板Ｃを取付角筒２１の下部に連設した場合を図示し
ている。

図面の取付角筒２１のスライド構造を詳述する。

主腕１９の後端部に上方より貫挿した締付ポルト２３に
締付ナツト２２を螺着し、この締付ナツト２２の廻動に
より昇降せしめる締付ボルト２３の下端に、支持板２０
の下面に位置せしめたナツト体２４を固定し、ナツト体
２４の上面に突設したカイトピン２５を支持板２０に穿
設したガイド孔２６に嵌挿せしめる。

取付角筒２１内に設けたハンドル２７により回動する螺
杵２８を前記ナツト体２４に螺着し、ハンドル２７の回
動により取付角筒２１を昇降仕しめる。

図面の取付角筒２１は、角筒ではなく、ヂャンネル型に
形成した場合を図示しているが、支持板２０と対向する
面には、ガイドビン２５に係合するガイド長窓２９が長
さ方向に開設されている。

取付角筒２１を固定する為には、締付ナツト２２を回し
、締付ボルト２３を引き上げることにより、ナツト体２
４を取付角筒２１壁を介して支持板２０の下面に圧着し
て締付固定する。

また、起振動装置りについて詳述する。

取付角筒２１の下部に上面板３１を付設し、この上面板
３１の周囲に取付ボルト３２（図面は四本採用した場合
を図示している。）を垂下し、この取付ボルト３２にコ
イルバネ３３の上部を付設し、このコイルバネ３３の下
端に起振体３４を吊下する。

起振体３４内には常法の通り振動を起生ずる措造が内需
されるが、例えば半円体状の分動盤３６を回転仕しめる
場合を図示している。

分動盤３６の回転によりコイルバネ３３が伸縮並びに振
れ動して起振体３４が振動する。

図中符号２４は起振体３４の外周に設けられたコイルバ
ネ取付部である。

動力伝達機溝Ｅについて説明する。

走行車３７（トラクター）の動力取出軸３８より自在継
手３９を介して機枠３の図中右側前後方向に架設した主
軸４０を駆動し、主軸４０と並設した第１回転軸４１を
チェーン駆動する。

図中符号４２・４３はスプロケットギヤー、４４はチェ
ーンである。

第１回転軸４１に第２回転軸４５を並設し、第２回転軸
４５のスプロケットギヤー４６を前記チェーン４４の下
方移送部に当接して第２回転軸４５を主軸４０と反対回
転せしめる。

主軸４０には、過大な負荷がかかった際、走行車３７か
らの動力伝達を切るトルクリミッタ−４７を設けた方が
望ましい。

第２回転軸４５の一端に設けたプーリー４８と、畦削り
装置Ａの駆動軸４９に設けたプーリー５０とにＶベルト
５１を懸環して駆動軸４９に動力を分取する。

駆動軸４９よりチェーン駆動により頂面回転軸５と斜面
回転軸８を回転せしめる。

図中符号５２・５３・５４はスプロケットギヤー、５５
はガイドスプロケットギヤー、５６はチェーンである。

第２回転軸４５の他端よりクラッチ機構を内装したクラ
ッチ部５７を介して可撓パイプを被覆したフレキシブル
シャフト４を延長し、先端を起振動装置りの起振体３４
内に設けた回転軸６０に動力を分取する。

第１回転軸４１に伝達された動力は、ローター軸１３ヘ
チェーン駆動により伝達される。

図中符号６１・６２はスプロケットギヤー、６３はチェ
ーンである。

各軸の回転数の選定や伝達方法などは、適宜設計変更す
れば良い。

接地支承部Ｆについて説明する。

機枠３の後部中程に支承筒６４を縦設し、支承筒６４の
頂部を雌螺子部６５に形成し、この雌螺子部６５にハン
ドル６６を付した螺杵を螺若し、螺杵の下部に設けたス
ライド板を支承筒６４内にスライド自在に設け、コイル
バネを介して支承筒６４内に昇降体７０を嵌若し、ハン
ドル６６の回動により昇降体７０を弾圧状態で昇降せし
める。

この昇降体７０の下端に設けた軸受をはさんで、−側に
直進させる土切り円盤７２を回転自在に、他側に泥土に
没入することを防止するソリ板７３を面後揺動自在に設
ける。

バランスウエート調整装置Ｇを説明する。

機枠３の後側部図中右側に角パイプ７４を横巾方向に設
け、この角パイプ７４にウェート杆７５を引き出し収納
自在に設け、このウェート杆７５に固定螺子７６付のウ
ェードア７を左右スライド自在に付設する。

図面の機枠支持装Ｈｔは、左右の連結板７８・７９゜上
方の連結アーム８０の三点支持により走行車３７の後部
に本機を連結し、走行車３７側の左右の昇降アーム６７
・６８を油圧などによって流動することにより、連結杆
６９・７１を介して左右の連結板７８・７９を引き上げ
、本機を昇降せしめるようにした場合を図示している。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように、振動板上に分動盤を内装回転せ
しめることにより振動を起生ずる起臥体を付設し、この
起振体の外周にコイルバネ取付部を設け、このコイルバ
ネ取付部と上下対向状態に配したコイルバネ取付用の上
面板を機枠に付設した支持装置に対し、この上面板に吊
下した多数本のコイルバネにより振動板付の起振体を支
持せしめ、起振体の分動盤に回転動力を付与せしめる構
造を採用したから、振動を起生ずるのに分動盤の回転だ
けで簡易に良好な振動を起生ずることが可能になる。

また起振体は、コイルバネで吊下されているので、上下
方向の振動に対しても、前進方向に一対する振れ動に対
しても、起振体は動くことが出来、一層容易に確実に振
動を起生出来るものになる。

更に、在来の連打式の整畦機のように単に叩き固められ
るのではなく、機体の荷重をかけ乍ら振動を加えること
により粒土間の空隙を埋めて土質を緻密にして締め固め
ろものであるから極めて堅牢な畦に成形し得ることにな
り、在来の整畦機に比して振動も少なく、騒音も小さい
上堅牢な畦を体裁良く仕上げ得る振動式整畦機となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本島の
斜視図、第２図は平面図１、第３図は要部の断面図、第
４図は畦削り装置の正面図である。 ａ・・畦、Ｂ・・盛土装置、Ｃ・・振動板、Ｊ・・支持
装置、３・・機枠、２４・・コイルバネ取付部、３１・
・上面板、３３・・コイルバネ、３４・・起振体、３６
・・分動盤。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機枠の前側に盛土装置を設け、この盛土装置の後方外側
   に所望の整畦断面に合致する縦断面■状の振動板を機枠
   の後方側部に設けた振動式整畦機において、振動板上に
   分動盤を内装回転せしめることにより振動を起生する起
   振体を付設し、この起振体の外周にコイルバネ取付部を
   設け、このコイルバネ取付部と上下対向状態に配したコ
   イルバネ取付用の上面板を機枠に付設した支持装置に付
   設し、この上面板に吊下した多数本のコイルバネにより
   振動板付の起振体を支持せしめ、起振体の分動盤に回転
   動力を付与せしめたことを特徴とする振動式整畦機にお
   ける起振動装置。