JPS62204847A - 1,3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を用いてシクロペペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を一緒に製造する方法 - Google Patents

1,3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を用いてシクロペペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を一緒に製造する方法

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JPS62204847A
JPS62204847A JP61045145A JP4514586A JPS62204847A JP S62204847 A JPS62204847 A JP S62204847A JP 61045145 A JP61045145 A JP 61045145A JP 4514586 A JP4514586 A JP 4514586A JP S62204847 A JPS62204847 A JP S62204847A
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zinc
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gallium
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ウラデイミール ミハイロヴイツチ グルヤズノフ
アレキサンダ ペトロヴイツチ ミスチエンコ
マリア イグラホヴアナ シヤリロヴア
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DRUZHBY NARODOV, University of
INST NEFTECHIMICHESKOGO SINTEZ
INST NEFTECHIMICHESKOGO SINTEZA
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DRUZHBY NARODOV, University of
INST NEFTECHIMICHESKOGO SINTEZ
INST NEFTECHIMICHESKOGO SINTEZA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
    • B01J23/48Silver or gold
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/22Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by isomerisation
    • C07C5/27Rearrangement of carbon atoms in the hydrocarbon skeleton
    • C07C5/31Rearrangement of carbon atoms in the hydrocarbon skeleton changing the number of rings

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工業上の利用分野 本発明は、炭化水素の環化用触媒、それらの製造法(p
reparation)および使用に関し、さら1こ詳
細には、1.3−ペンタジエン(pentacl;en
e−1,3)のシクロヘンテンおよびシクロベンクンへ
の環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を用いてシク
ロペンテンおよびシクロペンタンを一緒に製造する方法
に関する。シクロペンテンとシクロペンタンとの得られ
た混合物はグラス転移温度の低いゴムの製造に有用であ
り得る。
従来の技術 水素の分離(splittir+B−off)および/
または添加により生じるプロセス、例えば多くの炭素原
子(6〜20個)を有するパラフィン系炭化水素の脱水
素環化(clehyclro−cycl 1zat 1
on)のための、バラノウムおよびルテニウムまたはロ
ノウムの合金から造られた膜触媒は当業において知られ
ている。この触媒は、箔または薄肉管からなり、圧延法
によって51mされる(米国特許第3,562,346
号、CI、260−673.5参照)。
しかしながら、この触媒は1.3−ペンタジエンの環化
工程を行うために使用することができなり1゜ −tに、1.3−ペンタジエンの環化工程を行うための
金属触媒は、当業では知られていない6メルカブタン、
二硫化炭素、硫化アンモニウム、臭化水素、ヨウ素、硫
化水素すなわちラジカル型機構に従ってすすむ工程を開
始する化合物を用いて、1,3−ペンタジエンを環化す
ることによりてシクロペンテンおよびシクロペンタジェ
ンを一緒に製造する方法は当業において知られている。
環化工程は575〜750℃の温度において、0.01
〜60秒の接触時間でキテなわれる(米国特許in3,
631,209号、CI、260−666参照)。
この工程は高温で行なわれ、副工程および樹脂化により
所望生成物のロスが高い、さらに、高い工程温度の使用
により、シクロペンタジェンおよびシクロペンテンを含
む複雑な組成物を有する接触反応生成物が形成される。
グラス転移温度の低いゴムの製造に使用するシクロペン
テンは、汚染シクロペンタノエンを含むべきではない。
シクロペンタノエンからシクロペンテンを精製すること
はシクロペンテンの高いロスをもたらす、さらに、この
工程の開始剤として環化中に使用される硫黄含有物質の
不純物がシクロペンテン中に存在することにより、シク
ロペンテンに基づくゴムの製造時に重合触媒の活性低下
がもたらされる。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、1,3−ペンタジエンのシクロペンテンおよ
びシクロペンタンへの環化用触媒の提供ならびに低温に
おいて1,3−ペンタジエンの環化工程を行うことを可
能にしかつゴムへの加工処理前にいかなる精製も要しな
い混合物の形で所望生成物を得ることを可能にする上記
触媒を用いてシクロペンテンおよびシクロベンクンを一
緒に製造する方法の提供に係る。
問題点を解決するための手段 上記目的は、84.75〜94.9Y!を量%のパラノ
ウム、5〜14.75質量%のルテニウムまたはロノウ
ムおよび0.05〜0.5¥!I量%の亜鉛またはガリ
ウムの合金から造られかつ非孔質層(non−poro
uS 1ayer)とこの非孔質層の片面または両面に
配置された多孔質層とからなる膜を含んでなり、多孔′
IqM討非孔′RMのIg、さ比がそれぞれ1:5〜2
5であることを特徴とする1゜3−ペンタジエンのシク
ロペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒によっ
て達成される。
本発明の膜触媒により、1.3−ペンタジエンのシクロ
ペンテンおよびシクロペンタンへの環化工程を、シクロ
ペンタノエンが同時に形成されることを排除して行うこ
とが可能になる。
本発明はまた、上記触媒の製法であって、85〜95質
量%のパラジウムおよび5〜15質量%のルテニウムま
たはロノウムからなる合金から造られた膜の表面の片面
または両面に、亜鉛またはガリウムを、それぞれ1:4
〜20の亜鉛またはガリウムの層対膜の厚さ比で適用し
、亜鉛の適用された膜は、230〜250℃の温度にま
たガリウムの適用された膜は30〜120℃の温度に保
持して校内への亜鉛またはガリウムの拡散を確保し、1
0〜20%塩酸で膜から亜鉛を回収しまた10〜20%
アルカリ水溶液でガリウムを回収し、亜鉛またはガリウ
ムの回収を、触媒中のそれらの含量が0.05〜0.5
質量%になるまで行うことを特徴とする製法にもある。
本発明の方法により、より大きな触媒的に活性な面積を
有するが通し孔を有しない多孔質層を持ち、それによっ
て触媒生産性を増大せしめている膜触媒を得ることが可
能になる。触媒組成物中に亜鉛またはガリウムが存在す
ることにより、1゜3−ペンタジエンの環化反応に関す
る触媒の高選択率が確保される。
本発明の目的はまた、1,3−ペンタジエンの環化を、
本発明の触媒により、300〜450 ’C・の温度で
、アルゴン流またはアルゴンと水素との混合物流または
水素流中で行うこと、その際に1゜3−ペンタジエンを
膜の一方の表面を通過させまたアルゴンまたはアルゴン
と水素との混合物または水素の流れを膜の他方の表面を
通過させること、そして膜が非孔質層とその片面に配置
された多孔質層とからなる場合、1,3−ペンタジエン
を多孔質層側で膜表面を通過させ、一方アルゴンまたは
アルゴンと水素との混合物または水素の流れを非孔質層
側でa表面を通過させることを特徴とするシクロペンテ
ンおよびシクロペンタンを一緒1こ5!造する方法によ
っても達成される。
本発明の触媒を使用する本発明の方法により、1.3−
ペンタジエンの環化工程をより低い温度範囲内で行い、
それによって副工程によるコークスの形成および1,3
−ペンタジエンのロスを2〜3倍だけ減じることが可能
になる。300℃の温度では、はんの1!¥量%だけの
副生物が生成さ1れる。本発明の方法によって製造され
たシクロペンテンとシクロペンタンとの混合物は、それ
をガラス転移温度が低いゴムへ加工処理する前に、いか
なる精製も要しない。さらに、水素または水素とアルゴ
ンとの混合物を使用する場合、水素の分圧を変えること
によって、得られた混合物中の所望生成物の割合を変え
ることが可能である。
すでに上述したように、本発明の触媒は、84.75〜
94.9質量%のパラジウム、5〜14.75質量%の
ルテニウムまたはロノウムおよびOoOS〜0.5質量
%の亜鉛またはガリウムの合金から造られた膜を含んで
なる。 84.75質量%未満のパラジウム含量を有す
る合金から遺られた膜触媒を使用することは、かかる合
金を通る水素の透過度が非常に低いので、勧めることが
できない1合金中のパラジウム含量が94.9質量%よ
り多い場合、膜触媒は水素雰囲気中で不安定になりかつ
容易に破壊されるようになる。
0.5質量%を越える亜鉛またはガリウムの高分量は触
媒活性が低下することおよび膜を通る水素の拡散速度が
鋭角に低下することにより望ましくない、O,OS貿量
%未満の亜鉛またはガリウムの低分量は触媒効果の選択
率の変動をもたらす。すtbち、1.3−ペンタジエン
に関しての環化特性を失う。
1:5を越える多孔質M対非孔質屑の厚さ比は、膜触媒
の8!械的強度の減少をもたらす。1:25未満のこれ
らの屑の低い厚さ比は、この場合に操作中の触媒活性が
急速に減少するので、貨車しくない。
触媒の!l遣に際し、それぞれ1:4〜20の亜鉛また
はガリウムの層対膜の厚さ比は、最終触媒中の多孔質層
および非孔質層の厚さ比をそれぞれ1:5〜25の範囲
内に確保する必要に迫られて規定される。
亜鉛の適用された膜を230℃未満の温度に保持するこ
とは勧めることができない、なぜならば、より低い温度
では膜内への亜鉛の拡散が非常に小さく、所要の亜鉛含
量を有する脱触媒を製造することが不可能になるからで
ある。滞留温度を250℃を越えて上昇させることは適
当でない。
なぜならば、より高い温度では、亜鉛のより深い拡散が
起こりかつ塩酸により次の処理において、亜鉛を除去し
て最終触媒中の亜鉛含量を0.5質量%以下にすること
が不可能になるからである。より高い亜鉛含11は、す
でに上記したように、触媒の特性に対し有害作用を与え
ることに注目すべきである。
ガリウムの適用された膜の滞留温度は、亜鉛で被覆され
た膜の場合と同じ理由のため、30〜120℃の範囲に
制限される。
膜内に拡散した亜鉛の部分的回収を確保するため、膜を
10〜20%塩酸で処理する。塩Fi!濃度10%未満
では、亜鉛は溶解されるが充分ではない。20%を越え
る濃度では、亜鉛の完全な回収が可能となり、これは1
,3−ペンタジエンに関しての触媒による触媒特性のロ
スにより望ましくない。
拡散したガリウムを膜から部分的に回収する場合におけ
るアルカリ水溶液濃度の下限(10%)および上限(2
0%)も、上記と同じ理由による。
1.3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペ
ンタンへの環化工程を300℃未満の温度で行うことは
、所望の生成物の収率を下げるために、適当でない。工
程温度が450℃を越えて上昇すると、樹脂化が起こり
かつ多量の副生物が生成して、出発物質のロスおよび急
速な触媒の活性低下がもたらされる。
1.3−ペンタジエンの環化をアルゴン流中で行う場合
、環化工程はシクロペンテンを主に形成して進行する。
1,3−ペンタジエンの環化を水素流または水素とアル
ゴンとの混合物流中で行う場合、水素分圧を変化せしめ
ることにより、主にシクロペンテンまたはシクロペンタ
ンの収量を持った所望生成物を得ることが可能である。
作用 本発明による脱触媒は次のようにして製造される。まず
第一に、85〜95質量%のパラゾウムおよび5〜15
Y:11%のルテニウムもしくはロジウムからなる合金
から造られた、例えば、箔または管として成形された膜
の清浄表面の片面あるいは画面上に、亜鉛またはガリウ
ムの薄層を適用する。亜鉛層対膜の厚さ比はそれぞれ1
:4〜20である。亜鉛は膜上に電気化学的に析出する
。ガリウムは浸漬法またはキャスティング(cast−
in2H)法によって膜上に適用するのが好ましい。
亜鉛またはガリウムの適用された膜を所定温度(亜鉛の
場合230〜250℃、ガリウムの場合30〜120’
C)に保持する。これにより、膜内への亜鉛またはガリ
ウムの拡散が確保される0次いで、膜を溶媒内へ置く、
拡散した亜鉛を膜から部分的に除去するには、10〜2
0%塩酸を用いる。拡散したカリウムを膜から部分的に
除去するには、10〜20%アルカリ(水酸化ナトリウ
ムまたは水酸化カリウム)水溶液を用いる。
乾燥後、84.75〜94.9質量%パラノウム、5〜
14.75質量%のルテニウムまたはロジウムおよび0
.05〜0.5質量%の亜鉛またはガリウムの合金から
遣られかつ非孔質層とこの非孔質層の片面または両面に
置かれた多孔質層とからなる膜を含んでなり、多孔質層
対非孔貿層の厚さ比が夫々1:5〜25であることを特
徴とする触媒が得られる。
シクロペンテンおよびシクロペンタンを一緒に製造する
方法を行うには、得られた脱触媒は、反応器の内部キャ
ビティを2つのチャンバーに仕切るように、反応器内に
置かれる1次いで、反応器内温度を300〜450℃に
上げ、その後、一方のチャンバー内にアルゴンまたはア
ルゴンと水素との混合物または水素を入れ、他方のチャ
ンバー内に1,3−ペンタジエンの蒸スを個別的にまた
はアルゴンのようなビヒクルがスと混合して入れる。
最大の転化率を確保するためには、1.3−ペンタジエ
ンは脱触媒の多孔質表面上を通過させるだけにすべきで
ある、従って、膜触媒が非孔質層とその片面に置かれた
多孔質層とからなる場合、1.3−ペンタジエンは触媒
の多孔′!R層の側で一方のチャンバー内へ通過せしめ
、アルゴンマタはアルゴンと水素との混合物または水素
の流れは触媒の非孔質層の側で他方のチャンバー内へ通
過せしめる。
上記条件下での、1.3−ペンタジエンの環化工程によ
り、シクロペンテンおよびシクロペンタンを含んでいる
接触反応生成物(Catalysate)がもたらされ
る。
接触反応生成物の組成はクロマトグラフィーにより測定
される。触媒の非孔質層および多孔質層のP:1.さは
電子顕微鏡によって測定されまた触媒組成は分光計を用
いて測定される。
実施例 本発明のより良き理解のために、本発明の特別の実施例
を示すいくつかの特定の例を以下に与える  。
例1 85質且%のパララジウム及び15質量%のロジウムか
らなる合金から遺られた10074の箔を脱脂し、水1
j2.中に硫酸亜鉛130gを溶かした溶液からなる電
解液内に置いた0次いで、亜鉛7ノードを用いて、20
℃の温度、3.5A/cl荒2の電流密度および1.5
の電解液pHにおいて、箔表面の両面上に亜鉛を析出せ
しめた。亜鉛層がそれぞれ4屑の厚さに適用された箔を
230℃の温度に加熱し、この温度に1時間保持し、そ
の後、冷却して、10%塩酸中に置いた。塩酸による箔
の処理は、水素気泡の発生が止むまで行なった。かくし
て、スペクトル分析データによれば84.75im%の
パラジウム、14.75質量%のロジウムおよび0.5
質量%の亜鉛の合金から遣られかっ94牌厚さの非孔質
層とこの非孔質層の両面に置かれ、それぞれが3−の厚
さを持っている表面多孔質層とからなる箔の形状の膜触
媒が得られた。
1.3−ペンタジエンをシクロペンテンおよびシクロペ
ンタンへ環化する方法を行うために、上記したように製
造した膜触媒を反応器内に置き、反応器をこの膜触媒に
よって2つのチャンバーに分割した0反応器内の温度を
450℃に上昇させ、この温度において、1,3−ペン
タジエンの蒸気とアルゴンとの混合物を、5mHHの1
,3−ペンタジエンの蒸気圧下、10n/分の速度で、
反応器チャンバーの一方へ供給した。水素流は、大気圧
下、20d1分の速度で、反応器の他方のチャンバーへ
通過させた。
かくして、シクロペンテン13.4質量%、シクロペン
タン2.6g!を量%、ペンタン8,1質量%、メタン
0,4質fi1%、エタン29.1質量%、プロパン0
.1質量%、プロペン4.61Ii量%、ブテン0.2
質量%、1−ペンテン(pentene−1)1.6v
!I量%、2−ペンテン(pentene−2)39.
01it量%、1,3−ペンタジエン0.9質量%から
なる接触反応生成物が得られた。
例2 95¥X1f1%のパラジウムおよび5質量%のロジウ
ムからなる合金から造られた100趨の箔の片面に5纜
厚さの亜鉛層を適用した。亜鉛層の適用された笛を24
0℃の温度に加熱し、この温度に2時間保持し、その後
、冷却し、15%塩酸中に置いた。塩酸による苗処理は
、水素気泡が発生を止めるまで行なった。かくして、ス
ペクトル分析データによれば94.9質量%のパラジウ
ム、5.0質量%のロジウムおよび0.1J1%の亜鉛
の合金から造られかつ95肩厚さの非孔質層と3.8纜
厚さの多孔質層とからなる箔として成形された膜触媒が
得られた。
1.3−ペンタジエンをシクロペンテンおよびシクロペ
ンタンへ環化する工程を行なうために、上記のようにし
て9に造された膜触媒を、反応機がこの膜触媒によって
2つのチャンバーに分割されるように、反応器内に置い
た0反応器内の温度を350℃に上昇させ、この温度に
おいて、1t3−ペンタクエンの蒸気とアルゴンとの混
合物を、5m111Fの1.3−ペンタジエンの蒸気圧
下、IonZ分の速度で、膜触媒の多孔質層の側で、反
応器チャンバーの一方へ供給した。水素流は、大気圧下
、10d/分の速度で、膜触媒の非孔質層の側で、他方
のチャンバーへ通過せしめた。
その結果として、次の組成ニジクロペンテン11.31
1%、シクロペンタン4.2[Ji%、ペンタン9.7
TI量%、1−ペンテン1.’lfi%、2−ペンテン
28.2質量%、メタン0.1質量%、エタン11.1
ffffi%、プロパン0.1[L%、フロベン0.5
質量%、ブテン0.1質量%および1,3−ペンタクエ
ン33.0質量%を有する接触反応生成物が得られた。
例3 90.2質量%のパラジウムおよび9.8質量%のルテ
ニウムからなる合金から造られた100洟の箔の両面に
、それぞれ1074厚さのガリウム層を没浸によって適
用した。ガリウム層の析出した箔を30℃の温度に24
時間保持し、その後、20%水酸化ナトリウム水溶液で
処理した。かくして、スペクトル分析データによれば9
0,15Yifi%のパラジウム、9.8質量%のルテ
ニウムおよび0.05質量%の〃リツムの合金から造ら
れかつ90庫厚さの非孔質層とこの非孔質層の両面に置
かれ、それぞれが9肩の厚さを有する表面多孔質層とか
らなる箔として成形された膜触媒が製造された。
1.3−ペンタジエンをシクロペンテンおヨヒシクロベ
ンタンへ環化する方法は、上記したようにして製造され
かつ反応器を2つのチャンバーに分割する膜触媒を用い
て、300℃の温度で、反応器内で行なわれた。チャン
バーの一方へ、400■I瞳の圧力下、20d/分の速
度で、1゜3−ペンタジエンの蒸気を供給した。アルゴ
ンと水素との混合暢(体積比4:1)は、60−7分の
速度で、他方のチャンバーへ通過せしめた。
かくして、シクロペンテン2+、2fii%、シクロペ
ンタン5.5質量%、メタン0.li%、エラン2.6
’ll量%、ペンタン30.09(i1%、1−ペンテ
ン0.:li%、2−ペンテン27.7質量%、1.3
−ペンタジエン9.6質量%からなる接触反応生成物が
得られた。
例4 85質量%のパラジウムおよび15質量%のロジウムか
らなる合金から造られた100/JIの箔の両面に、ガ
リウムの屑を、それぞれが12.5.の厚さになるまで
適用した。ガリウム層の析出した箔を50℃の温度に4
時間保持し、次いで10%水酸化カリウム水溶液で処理
した。かくして、スペクトル分析データによれば、85
.05質量%のパラジウム、14.75質量%のロジウ
ムおよび0.2質量%のガリウムの合金からなりかつ9
6霞厚さの非孔質層とこの非孔質層の両面に置かれ、そ
れぞれが8肩のri、さを有する表面多孔質層とから構
成された箔形膜触媒が得られた。
1.3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロベ
ンクンへの環化工程を、上記したようにして製造した膜
触媒を用い、反応器を2つのチャンバーに分割して、3
70℃の温度で反応器内で行すった。チャンバーの一方
へ、1,3−ペンタジエンの蒸気を、400+fll1
gの蒸気圧下、30wILZ分の速度で供給した。他方
のチャンバーへアルゴンと、水素との混合物(体積比1
:1)を、30d/分の速度で通過せしめた。
シクロペンテン19.3ffj1%、シクロペンタン5
.4質量%、メタン0.1質量%、エテン10.1質量
%、プロパン0.1質量%、プロペン1.5質量%、ブ
テン0.2質量%、1−ペンテン4.0質量%、2−ペ
ンテン17.01([1%、1,3−ペンタジエン42
.3質量%からなる接触反応生成物が得られた。
例5 94.2¥12%のパラジウムおより5.8質量%のル
テニウムからなる合金から造られた、外径1fi、肉P
:i、120.の管の外表面に、11P1&厚さの亜鉛
層を適用した。亜鉛層の析出した管を250℃の温度に
2時間保持し、その後、冷却し、水素気泡の発生が止む
まで20%塩酸中に保持した。かくして、管として成形
された膜触媒が得られた。スペクトル分析のデータによ
れば、管壁は、94.0質量%のパラノフム、5.7質
量%のルテニウムおよび0.3質量%の亜鉛の合金から
遣られでいた。
この管壁は、110障厚さの非孔貿内層および8所厚さ
の多孔質外層からなっていた。
1.3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペ
ンタンへの環化工程を、上記したようにして製造された
管形腕触媒を用いて2つのチャンバーに分割された反応
器内で、300℃の温度で行なった。管キャビティによ
って形成された一方のチャンバーへ、アルゴン流を15
d/分の速度で通過させ、反応器の内壁および管の外壁
によって形成された他方のチャンバーへ、1.3−ペン
タジエンの蒸気を、400W−の蒸気圧下、15NIL
/分の速度で通過せしめた。
かくして、シクロペンテン22.2質量%、シクロペン
タン10.4質量%、ペンタン5.5fii1%、1−
ペンテン19.1質量%、2−ペンテン40.2’it
%、1,3−ペンタジエン2.6質量%からなる接触反
応生成物が得られた。
例6 90質量%のパラジウムおよび10質量%のロジウムか
らなる合金から造られた100纜の箔の両面に、それぞ
れが64厚さのガリウム層を浸漬によって適用した。ガ
リウム被覆’1120℃の温度に24時間保持し、その
後15%水酸化す) +7ウム水溶液で処理した。かく
して、スペクトル分析データによれば89.9質量%の
パラジウム、10質量%のロノツムおよび0.1質量%
のガリウムの合金から造られかつ94牌厚さの非孔質層
とこの非孔質層の両面に置かれ、それぞれが5陣の厚さ
を有する表面多孔質層とからなる箔形膜触媒が得られた
1.3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペ
ンタンへの環化工程を、上記のようにして得られた脱触
媒を用いて、2つのチャンバーに分割された反応器内で
、320℃の温度で行なった。1,3−ペンタジエンの
蒸気を、550 m11gの圧力下、25d/分の速度
で、反応器チャンバーの一方へ供給した。他方のチャン
バーへ、アルゴンと水素との混合物(体積比1:0,5
)を、0.2 M P aの圧力下、50d/分の速度
で通過せしめた。
かくして、シクロペンテン12.2質量%、シクロペン
タン22.3質量%、ペンタン8fffi%、1−ペン
テン11.3質量%、2−ペンテン37.2[量%およ
び1,3−ペンタジエン9.0質量%からなる接触反応
生成物が得られた。
発明の効果 上記実施例かられかるように、本発明の触媒は、1.3
−ペンタジエンを環化して、ガラス転移温度の低いゴム
をgl造する際の出発供給原料として使用されるシクロ
ペンテンおよびシクロペンタンの混合物にするための活
性触媒である。
本発明に従って、1,3−ペンタジエンの環化用触媒を
製造するための方法により、孔を通過することなしに水
素を選択的に透過せしめうる脱触媒を製造することが可
能になり、また、この触媒を使用することにより、シク
ロペンテンおよびシクロペンタンを高選択率で製造する
ことが可能となる。さらに、本発明による方法は、触媒
の非孔質層と共通の構造を有する多孔質層を持っており
、かくして多孔質層の高い8!械的強度ならびに環化工
程を行なう際の水素と炭化水素との雰rHJ2Cにおけ
る抵抗性および空気による再生の際の抵抗性を確保して
いる脱触媒の製造を可能にする。
シクロペンテンおよびシクロペンタンを一緒に製造する
方法は、上記触媒を使用することにより、比較的低い温
度の範囲(300〜450℃)内で行なわれ、かくして
1.3−ペンタジエンのロスがかなり減少することとな
りかつ触媒上の有害な析出物の形成がなくなる。本発明
の方法はまた、シクロペンタジェンを生成することなく
環化を行なうことを可能にし、それによって、所望生成
物の混合物を加工処理してゴムにする前に、引続いてこ
の混合物を汚染物質から予備的に精製する操作をな(す
ことが可能になる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)84.75〜94.9質量%のパラジウム、5〜
    14.75質量%のルテニウムまたはロジウムおよび0
    .05〜0.5質量%の亜鉛またはガリウムの合金から
    造られかつ非孔質層と該非孔質層に対して片面または両
    面に置かれた多孔質層とからなる膜を含んでなり、多孔
    質層対非孔質層の厚さ比がそれぞれ1:5〜25である
    ことを特徴とする1,3−ペンタジエンのシクロペンテ
    ンおよびシクロペンタンへの環化用触媒。
  2. (2)85〜95質量%のパラジウムおよび5〜15質
    量%のルテニウムまたはロジウムからなる合金から造ら
    れた膜の表面の片面または両面に、亜鉛またはガリウム
    を、それぞれ1:4〜20の亜鉛層またはガリウム層対
    膜の厚さ比で適用すること、亜鉛の適用された膜につい
    ては230〜250℃の温度に保持しまたガリウムの適
    用された膜については30〜120℃の温度に保持して
    、膜への亜鉛またはガリウムの拡散を確保すること、1
    0〜20%塩酸によって膜から亜鉛を回収しまた10〜
    20%アルカリ水溶液によって膜からガリウムを回収す
    ること、亜鉛またはガリウムの回収を、触媒中の亜鉛、
    ガリウム含量が0.05〜0.5質量%になるまで行う
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の触
    媒を製造する方法。
  3. (3)1,3−ペンタジエンの環化を、特許請求の範囲
    第(1)項記載の触媒により、300〜450℃の範囲
    内の温度で、アルゴン流またはそれぞれ1:0.25〜
    1のアルゴン対水素の体積比のアルゴンと水素との混合
    物流または水素流中で行うこと、1,3−ペンタジエン
    を膜の一方の表面を通過させかつアルゴンまたはアルゴ
    ンと水素との混合物または水素の流れを膜の他方の表面
    を通過させること、膜が非孔質層とこの層の片面に置か
    れた多孔質層とからなる場合、1,3−ペンタジエンを
    多孔質層側で膜を通過させ、アルゴンまたはアルゴンと
    水素との混合物または水素の流れを非孔質層側で膜の表
    面を通過させることを特徴とするシクロペンテンおよび
    シクロペンタンを一緒に製造する方法。
JP61045145A 1986-03-03 1986-02-28 1,3−ペンタジエンのシクロペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を用いてシクロペペンテンおよびシクロペンタンへの環化用触媒、その製法ならびにこの触媒を一緒に製造する方法 Pending JPS62204847A (ja)

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FR8602942A FR2595093B1 (fr) 1986-03-03 1986-03-03 Catalyseur pour la cyclisation du pentadiene-1,3 en cyclopentene et cyclopentane, son procede de preparation et procede de preparation simultanee du cyclopentene et du cyclopentane avec mise en oeuvre dudit catalyseur

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GB2187758A (en) 1987-09-16
FR2595093B1 (fr) 1988-06-24
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