JPS62204080A - 電動弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、弁本体に電動機が締結用ネジにより取り付
けられ、かつ前記電動機の出力軸にネジ部を有すると共
にこのネジ部に進退可能に酬合されて前記弁本体の弁孔
を開閉するバルブニードルを有する電動弁に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来のこの種の電動弁を第３図乃至第５図について説明
する。第３図は弁の閉塞状態を示す図、第４図は弁の開
放状態を示す図、第５図はネジ部分の拡大断面図である
。図において、（１）は弁本体で、弁孔（１ａ）および
弁座（１ｂ）とこれらの両側に配置される２個のボート
（ｌｃ）。

（ＩＣ）とを有している。に）は電動機で、弁本体（１
）への取付用フランジ部（２ａ）を有している。（３）
は電動機（２）を弁本体（１）に取り付けるための締結
用ネジで、弁本体（１）の孔（４）とフランジ部（２ａ
）の孔（５）とに挿通され、かつ両端部にそれぞれ座金
＋６１　、　＋６）とナツト（７）　、　（７）とを有
している。（８）は電動機（２）の出力軸で、先端にネ
ジ部（８ａ）を有している。（９）はネジ孔（９ａ）に
より出力軸（８）のネジ部（８ａ）に進退可能に螺合し
たバルブニードルで、弁孔（１ａ）を開閉する。（１０
）は電動機（２）の電源で、例えば自動車の直流電源（
１２Ｖ）である。

このような電動弁では、第３図の弁閉塞状態から電動機
（２）の出力軸（８）を回転させるとバルブニードル（
９）が出力軸（８）のネジ部（８ａ）に沿って上昇し、
第４図に示す弁開放状態となる。また第４図の弁開放状
態から電動機（２）の出力軸（８）を先程とは逆の方向
に回転させるとバルブニードル（９）が出力軸（８）の
ネジ部（８ａ）に沿って降下し、第３図に示す弁閉塞状
態となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の電動弁では、バルブニードル（９）
のストロークエンドにおいてバルブニードル（９）を弁
座（１ｂ）に押し付けなければ弁孔（１ａ）を完全に閉
塞できないので、バルブニードル（９）が弁座（１ｂ）
に当接した後も電動機（２）を一時的に停止させずにバ
ルブニードル（９）を弁座（１ｂ）に押し付ける必要が
ある。そのために出力軸（８）のネジ部（８ａ）がパル
プニードＡ／　（９）のネジ孔（９ａ）にカミ込んでバ
ルブニードル（９）がネジ部（８ａ）の回転に従動して
進退しなくなるという問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、バルブニードｗ　（９）のストロークエンドにおけ
る出力軸（８）のネジ部（８ａ）のバルブニードルル（
９）のネジ孔（９ａ）へのカミ込みをなくすることによ
り、バルブニードル（９）がネジ部（８ａ）の回転に従
動して進退しなくなるという故障が皆無となる信頼性の
高い電動弁を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る電動弁は、締結用ネジに感圧導電性ゴム
座金を挿入したものである。

〔作用〕

この発明においては、バルブニードルが弁本体の弁座に
押し付けられた時の反力が締結用ネジに挿入した感圧導
電性ゴム座金の圧縮力として作用するので、この圧縮状
態の感圧導電性ゴム座金を通して感圧導電性ゴム座金の
両面にそれぞれ対接する側導体間に流れる電流を検知し
て電動機を停止させることができる。

〔発明の実施例〕

この発明の一実施例を第１図および第２図について説明
する。第１図は弁の閉塞状態を示す図、第２図はネジ部
分の拡大断面図であり、従来装置と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。図において、（１１）は締
結用ネジ（３）に被せた絶縁ブツシュ、（１２）は絶縁
ブツシュ（１１）を介して締結用ネジ（３）に挿入した
感圧導電性ゴム座金で、感圧導電性ゴムシート（例えば
市販のもの）により形成される。（１３）は感圧導會性
ゴム座金（１２）の上から絶縁ブツシュ（１１）を介し
て締結用ネジ（３）に挿入した端子板、（１４）は端子
板（１３）と座金（６）との間に挿入した絶縁座金、（
１５）は電動機（２）のフランジ部（２ａ）に設けた端
子ボルト、（１６）は電動機（２）と電源（１０）との
間に設けたコントローラ、（１７）は端子板（１３）ヲ
コントローラ（１６）に接続するためのコントロール電
線、（１８）は端子ボルト（１５）をコントローラ（１
６）に接続するためのコントロール電線である。なお、
この実施例では電動機（２）のフランジ部（２ａ）が導
電体により形成されて、このフランジ部（２ａ）と端子
板（１３）とで感圧導電性ゴム座金（１２）の両面にそ
れぞれ対接する側導体を構成する。

次に作用を説明する。第１図に示すように電動機（２）
の出力軸（８）によりバルブニードル（９）が弁座（１
ｂ）に押し付けられると、その反力で電動機（２）が上
方に押し上げられるようになり、この時電動機（２）の
フランジ部（２ａ）の押し上げにより感圧導電性ゴム座
金（１２）に圧縮力がかかる。このように感圧導電性ゴ
ム座金（１２）に圧縮力がかかると感圧導電性ゴム座金
（１２）の抵抗が低くなって感圧導電性ゴム座金（１２
）を通して端子板（１３）からフランジ部（２ａ）へと
電流が流れ、コントローラ（１６）が作動し、電動機（
２）への電源（１０）をしゃ断する。

従って、電動機（２）が停止し、出力軸（８）のネジ部
（８ａ）のバルブニードル（９）のネジ孔（９ａ）への
カミ込みが防止される。

第１図において左右両側の各端子板（１３）および各端
子ボルト（１５）はコントローラ（１６）に並列に接続
しであるので、一方に電流が流れれば電動機（２）は停
止する。

上記実施例では締結用ネジ（３）として卑ジ棒と両端ナ
ツトとからなるものを示したが、電動機（２）のフラン
ジ部（２ａ）の孔（５）を挿通して弁本体（１）にねじ
込むボルトであっても良い。

また、上記実施例では出力軸（８）のネジ部（８ａ）を
バルブニードル（９）のネジ孔（９ａ）に螺合するもの
を示したが、バルブニードル（９）のネジ部を出力軸（
８）のネジ孔に螺合するようにしても良い。

さらに、上記実施例では感圧導電性ゴム座金（１２）の
片面に対接する導体として電動機（２）のフランジ部（
２ａ）を利用したものを示したが、フランジ部（２ａ）
と感圧導電性ゴム座金（１２）との間に端子板（１３）
と同じものを挿入してフランジ部（２ａ）にかわる導体
としても良い。この場合フランジ部（２ａ）は導電体で
なくても良い。

なお、この発明の電動弁は自動車に限らず、広く一般的
に使用できるは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によればバルブニードルのスト
ロークエンドにおける電動機の出力軸とバルブニードル
との螺合部のカミ込みがなくなるので、バルブニードル
が出力軸の回転に従動して進退しなくなるという故障が
皆無となる高い信頼性が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すもので弁の閉塞状態
を示す図、第２図は卑ジ部分の拡大断面図、第３図は従
来の電動弁を示すもので弁の閉塞状態を示す図、第４図
は弁の開放状態を示す図、第５図は卑ジ部分の拡大断面
図である。 図において、（１）は弁本体、（ｌａ）は弁孔、（１ｂ
）は弁座、（２）は電動機、（２ａ）はフランジ部、（
３）は締結用ネジ、（８）は出力軸、（８ａ）はネジ部
、（９）はバルブニードル、（１０）は電源、（１２）
は感圧導電性ゴム座金、（１３）は導体、（１６）はコ
ントローラである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　　大　　岩　　増　　雄第１図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）弁本体に電動機が締結用ネジにより取り付けられ
   、かつ前記電動機の出力軸にネジ部を有すると共にこの
   ネジ部に進退可能に螺合されて前記弁本体の弁孔を開閉
   するバルブニードルを有する電動弁において、前記締結
   用ネジに感圧導電性ゴム座金を挿入し、前記バルブニー
   ドルが前記弁本体の弁座に押し付けられた時の反力を前
   記出力軸および前記電動機を介して前記感圧導電性ゴム
   座金の圧縮力として作用させると共にこの圧縮状態の前
   記感圧導電性ゴム座金を通して前記感圧導電性ゴム座金
   の両面にそれぞれ対接する両導体間に流れる電流を検知
   して前記電動機を停止させるようにしたことを特徴とす
   る電動弁。
2. （２）感圧導電性ゴム座金を、感圧導電性ゴムシートに
   より形成した特許請求の範囲第１項記載の電動弁。
3. （３）締結用ネジが挿通される電動機のフランジ部を導
   電体とし、このフランジ部を感圧導電性ゴム座金の片面
   に対接する導体として利用した特許請求の範囲第１項記
   載の電動弁。
4. （４）感圧導電性ゴム座金の両面にそれぞれ対接する両
   導体をコントローラを介して電源に接続すると共に、前
   記コントローラに電動機を接続した特許請求の範囲第１
   項記載の電動弁。