JPS62203874A - フエ−ルセ−フ装置 - Google Patents

フエ−ルセ−フ装置

Info

Publication number
JPS62203874A
JPS62203874A JP4539886A JP4539886A JPS62203874A JP S62203874 A JPS62203874 A JP S62203874A JP 4539886 A JP4539886 A JP 4539886A JP 4539886 A JP4539886 A JP 4539886A JP S62203874 A JPS62203874 A JP S62203874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
steering angle
signal
stop
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4539886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ito
健 伊藤
Taketoshi Kawabe
川辺 武俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4539886A priority Critical patent/JPS62203874A/ja
Publication of JPS62203874A publication Critical patent/JPS62203874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一定の作動異常時に、再起動信号を与える
ことで正常動作に復帰可能な制御用電子回路を用いて構
喫された制御装置におけるフェールセーフ装置に関する
(従来の技術) 従来、制御装置の制御部をマイクロコンピュータ等のデ
ィジタル演算回路で構成した場合には、制御部の作動異
常として、マイクロコンピュータやその周辺回路の故障
が生じた場合、あるいは、ノイズ等の外乱によるマイク
ロコンピュータの暴走が生じた場合の2通りが考えられ
る。
そして、後者のマイクロコンピュータの暴虐の場合、一
般に、再起動信号を与えることで正常動作に復帰させる
ことができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように、マイクロコンピュータの
暴走による制御動作の異常時に、上記再起動信号を与え
て正常動作に復帰させた場合には、−1、制御出力がリ
セットされてしまう。
このため、制御部からの制御出力信号に基づいて制御が
なされていた制御対象は、上記再起製信号による制御出
力のリセットによって、急激に、その制御蓋が初期値へ
戻ってしまうことになり、この間の制御対象は異常動作
を行うことになってしまう。
また、本出願人は、先K、特願昭59−11’1815
13号等で、予め設定された目標とする運動性能を実現
するために、車両の運動変数の目標値を決定し、この運
動変数の目標値を1亀の運動変数として実現するために
必要な車輪の舵角の目標値を決定し、この舵角−標値に
一致するように車輪舵角を可変設定する車両用実舵角制
御装置を憂案じている。
そして、上記運動夏数の目標値の決定や車輪舵角目標値
の決定は、マイクロコンピュータを用いた演算回路で行
うことが可能である。
従って、上記車両用実舵角制御装置の制御部にマイクロ
コンピュータを用いた電子回路を設けた場合、やはり前
述した暴走による作動異常の発生が考えられる。
このようなマイクロコンピュータの暴走が生じたとぎに
は、再起動信号を与えることで正常動作に復帰させるこ
とができるが、やはり、再起動信号による制御出力のリ
セットにより、車輪舵角の目標値もリセットされてしま
う。
このため、再起動信号を発生させる以前に、車輪がある
種変転舵された状態であったとすると、上記制御出力の
リセットにより、車輪舵角が急激に零位置に戻されてし
まい、電画挙動が不安定になる虞れがある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本願に係る第1の発明は
、第1A図に示す手段を備える。
制御部[100は、一定の作動異常時に、再起動信号S
0が与えられることで正常動作に復帰可能な制御用電子
回路101を用いて構成され、制御対象Logに制御信
号S2を与えて所定の制御を行う。
異常検出手段103は、制御用成子回路101に何らか
の作動異常が生じたか否かを検出する。
制御停止手段104は、異常検出手段10Bにより、作
動異常が検出された場合に、前記制御対象102の制御
動作を停止させる。
信号発生手段105は、制御停止手段104によって、
前記制御動作の停止が行われた後に、前記電子回路10
1へ再起動信号S1を少なくとも1回与える。
停止解除手段106は、信号発生手段105から再起動
信号S□が発生した後に、前記電子回路が再起動した場
合には、前記制御動作の停止を解除する。
次に、本願に係る第2の発明は、前記問題点を解決する
ために、第1B14に示す手段を備える。
実舵角目標値決定手段201は、一定の作ptha常時
に再起動信号が与えられることで正常動作に復帰可能な
制御用゛成子回路202を用いて構成され、センサ20
0で検出される運転者の操作または車両の運動に関する
変量のうち少なくとも1つの僧出値に対応して、前輪も
しくは後輪の少なくとも−万の実舵角の目標値δを決定
する。
実舵角可変機構203は、前輪もしくは後輪のうちAf
J記実舵角の目標値に対応する胤輪の実舵角を、前記実
舵角の目標値δに一致するように変化させる。
これら、センサ200と、実舵角目標値決定手段201
と、実舵角可変機構20Bによって実舵角制御装置21
0が構成されている。
異常検出手段204は、前記制御用電子回路202に、
何らかの作動異常が生じたか否かを検出する。
制御停止手段205は、異常検出手段204により作動
異常が検出された場合に、前記実舵角可変機構20Bの
制御動作を停止させる。
信号発生手段206は、制御停止手段205によって、
前記制御動作の停止が行われた後に、前記電子回路go
sへ再起動信号S工を少なくとも1回与える。
停止解除手段207は、信号発生手段206から再起動
信号S工が発生した後に、電子回路202が再起動した
場合には、前記制御動作の停止を解除する。
遅延手段208は、実舵角可変機構20Bに設けられて
、前記制御停止手段205により、制御動作が停止され
ることにより行われる車輪の実舵角の可変動作の停止動
作を遅延させる。
(作用) 第1の発明および第2の発明は、共に、制御装f100
あるいは210を構成する電子回路101 、202ノ
作wJJL*ヲ、異常検出手段103.204で検出し
て、制御停止手段104205により制御動作を停止さ
せる。
これにより、側聞対象102あるいは実舵角可変機構2
03の制御が、再起動信号S工の発生に先立って行われ
る。
従って、第1の発明の場合には、制御停止によって、制
御対象102は、そのときの制、鐸量を保持するとか、
徐々に初期位置へ復帰するとか、制御対象102に応じ
て安全な状、帳に設定される。
また、第2の発明の場合には、制御停止によって、実舵
角可変機構20Bは、昧輪の実舵角を零位1置へ戻す。
このとぎ、遅延手段208の作用により、零位置への仮
帰は徐々に行われる。このため、車両4fi動が、@、
 !11に変化することがなく、安全が保たれる。
このような、制御停止に伴うフェールセーフ動作がなさ
れると、その後に、再起動信号S工が発生して、電子回
路101.202の再起動を行う。
これによって、電子回路101,202が再起−動した
場合には、停止解除手段106.207によって上記の
制御停止を解除して、元の制御動作に戻る。
また、再起動信号S工を発生しても電子回路101.2
02が再起動しない場合には、再起動信号では後帰でき
ない異常が生じていることになり、この場合には、上記
制御停止は解除されない。
このように、第1の発明および第2の発明は共に、電子
回路101,202の異常発生時に、即座に再起動信号
S工を発生することを締け、先ず、制御動作を停止して
、フェールセーフを行った後に、再起動信号を発生させ
るようにしたことで、制御対象の急激な動作変化が生じ
ることを防止できる。
(実施例) 本願に係る第1の発明の一実施例の構成を第2図に示す
本実施例は、所定の制御対象(図示略)へ制御信号S2
を与えて制御を行う制御装置であり、制御信号S2を出
力するのは、マイクロコンピュータを用いて構成された
主制御用マイクロコンピュータ1である。
この主制御用マイクロコンピュータ1は、制御情報DA
を入力し、この制御情報DAに基づ(演算を行って、前
記制御信号S2を形成して出力する。
主制御用マイクロコンピュータ1から出力される制御信
号S2は、インターフェース8と遮断回路4を介して制
御対象へ向けて出力される。
フェールセーフ用マイクロコンピュータzは、上記主制
御用マイクロコンピュータ1とは別個のマイクロコンピ
ュータを用いて構成されており、主制御用マイクロコン
ピュータ1の異常を検出してフェールセーフを行う。
以下、「マイクロコンピュータ」をrMPUj ト称し
て説明を続ける。
第8図は、フェールセーフ用MPU 2で、所定時間毎
に繰返し実行される処理を示すフローチャートであり、
以下、このフローチャートに従って、フェールセーフ用
MPU 2の動作を説明スル。
フェールセーフ用MPtJ 2は、主制御用MPU l
 17)作動情報DBを入力して(ステップ51)、こ
の作動情報DBに基づいて主制御用MPU lの作動異
常の有無を判断する(ステップ52)。
ここで、主制御用MPU 1の作動異常が検出されたと
ぎには、制御停止出力S、を発生する。すなわち、出力
S8をON状態にする(ステップ53)。
出力S8がONとなることで、遮断回路壱のトランジス
タTr□が導通し、主制御用MPU 1かも出力される
制御信号S2の伝達を遮断する。
このため、制御対象へは制御信号S2が与えられなくな
り、制御動作が停止する。
制御信号S2が与えられなくなった制御対象は、予め決
められた柔性に従って、それまでの作動状態を維持した
り、初期位置あるいは、安全な位置へ変移する等、制御
が急に停止した場合の安全を確保できる方向へ作動する
ステップ58の処理によって、上記制御停止が行われる
と、次に、ステップ54でタイマをスタートさせた後、
ステップ55で、再起動信号S工を発生して、主制御用
MPU 1へ与える。
しかる後、再度、主制御用MPU 1の作動情報D8を
読込んで(ステップ56)、作動異常の有無を判別する
(ステップ57)。
ここで、主制御用MPU 1の作動異常が、ノイズによ
る暴走によるものであれば、上記再起動信号S1を与え
ることで正常動作に復帰するはずであるから、タイマの
設定時間が経過するまでの一定時間、複数回、上記再起
動信号S□を発生させる(ステップ55〜58)。
この間に、主制御用MPU 1が再起動すれば、上記制
御停止出力S3をOFF状態にして、制御動作停止を解
除する。
このとさ、主制御用MPU 1の再起動時に、制御信号
S2はリセットサれることになるため、作動異常発生時
の制御信号の内容とは大きな差がある場合も考えられる
しかし、上述のように、作動異常発生に伴って、再起動
信号S工を発生する以前に、制御対象の制#動作を停止
し、フェールセーフを行っであるため、主制御用MPU
 1の再起動時に、制御対象の作動状態の異常が生じる
ことを防止できる。
他方、一定時間が経過しても主制御用MPU 1が再起
動しない場合には、発生した異常は、主制御用MPU 
1の暴走によるものではな(、その他の故障によるもの
であることになるため、制御対象を正常に制御すること
は不能になる。
そこで、この場合には、警報ランプ5(運転席のインシ
ュレータ等に自己装置される)を駆動させる(ステップ
59)。すなわち、出力S、をON状態としてトランジ
スタTt2を導通させてu vdクランプを点灯させる
(なお、点滅動作でも良い)。この時報ランプ5は、赤
色ランプを用いるのが好ましい。
次に、第4図は、本願に係る第2の発明の−実抱例の!
ll成を示す図である。
本実施例は、本出願人が先に、特願昭59−18815
8号等で提案した亀岡用実舵角制御装置に・本発明を適
用した例である。
不実施例の屯両用実舵角制御装置は、予め設定された目
標とする運動性MQを1屯で実現させるため、後輪舵角
な可変制御して1亀の運動状伸黛を上記目標とする運動
性能に合致させる装置である。
そして、本実施例で示すフェールセーフ装置は、上記鉦
両用実蛇角制御装置のフェールセーフを行うものである
演算処理装置60は、′ag61fflに示すように、
主制御用マイクロコンピュータ601とフェールセーフ
用マイクロコンピュータ602を備えており、主制御用
マイクロコンピュータ601は、車速センサ61で検出
される低速Vと、ハンドル操舵角センサ62で検出され
るステアリングハンドル65の操舵角θSを入力して、
予め設定された目標とする運動性能を自車で実現するた
めに必要な後輪の舵角を求め、この求めた舵角の値を、
後輪舵角目標値bRとして出力する。この後輪舵角目標
値δRの出力信号が、制御対象へ与える制御信号である
この制御信号、すなわち後輪舵角目標値δRが与えられ
る制御対象は、後輪70.71を転舵する油圧式ステア
リング装置67、および、この油圧式ステアリング装置
67へ供給する油圧を調整して、後輪70.71の実舵
角を前記後輪舵角1標値δRに一致させる後輪転舵装置
f6Bから構成される実舵角可変機構7zである。
この実舵角可変機構?2は、例えば第5図に示すような
構成になっている。
油圧式ステアリング装置67は、2つのピストン82.
33を備え、両端がタイロッド(図示略)に連結された
シャフト31を、左右の油圧室34゜85の作動油圧に
差を設けることによって軸万回へ移動させることにより
車輪の転舵を行う。
また、中央の室87内には、バネ86で左右逆方向に付
勢された反撥プレート88.89がシャフト81に遊嵌
されており、これは、左右の油圧室34.85の作動油
圧が抜かれたとぎに、シャフト81を元の中立位置に復
帰させるためのものである。
後輪転舵装置63は、ルノイドドライバ21ト、コント
ロールバルブ2zと、オイルポンプ26と、オイルタン
ク27から構成されている。
コントロールパル7’z2は、油圧式ステアリング装置
7の左右の油圧室l1%4.85に通ずる油路28.2
9を備え、これらの油路28.29に流入する作動油量
を調整するスプールパルプ25をK11tlている。こ
のスプールパルプ25は、左右端かに/ldソレノイド
23.24に遊嵌しており、電磁ルノイド23.24の
磁力の大小により軸方向へ移動し、上記左右の油圧室3
4.85に与える作動油量を?A幣する。
ルノイドドライバz1は、演算処理装置60かも与えら
れる後+Ffaqf角目礪値O角目比値した電流信号を
左右何れかの′IIt磁ソレメソレノイド2324に供
給する。この場合、車輪の転舵方間によって。
1流を与える1!L磁ンレノイドを左右で切換えて制り
式ステアリング装置66によって、ステアリングハンド
ル65の操舵角に対応した舵角に転舵される。
上記主制御用マイクロコンピュータ601で行われる処
理を説明する。先ず、低速Vとハンドル操舵角θSを、
予め壱定した目喋とする運動性■ヒを備える車両の数学
モデル(これを「目標亀岡モデル」と言う)に与え、こ
の目標電画モデルが呈する運動状帽着を、運動変数目標
値とする。
そして、上記運動変数口4値と、車速Vおよびハンドル
操舵角θSを、今度は、1区の本来の運動特性を数学モ
デル化した1屯モデルに与え、自車の実際の運動状態量
を、上記運動変数目標値に一致させるために必要な後輪
の舵角な求める。こうして求めた後輪の舵角を後輪舵角
目標値δRとして出力する。
なお、上述した、主制御用マイクロコンピュータ601
で行われる処理の詳細な内容は、前記特願昭59−18
8158号明細書に記載しであるので参照されたい。
上記演算処理装置60は、第6図に示すように、上記主
制御用マイクロコンピュータ(以下「主制御用MPUJ
と称す)601の他に、フェールセーフ用マイクロコン
ビエータ(以下「フェールセーフ用MPU jと称す)
602を備えている。
主制御用MPU 601から出力される後輪舵角目標値
δRは、D/Aコンバータ608と、前記第2図に示し
たものと同一の遮断回路4と、遅延回路605、および
サーボアンプ606を介して出力され、前記後輪転舵装
置68へ与えられる。
フェールセーフ用MPU 602は、上記主制御用MP
U 601とは別個のマイクロコンピュータを用いて構
成されており、主制御用MPU 601の異常1m出し
てフェールセーフを行う。
第7Fl?Jはフェールセーフ用MP0602で実行さ
れる処理を示すフローチャートであり、以下このフロー
チャートに従って、フェールセーフ用MPU602の動
作を説明する。
このフローチャートで示される処理は、所定時間毎に繰
返し実行される。
ステップ81では、上記主制御用MPU 601におい
て車速Vとハンドル操舵角θSとから後輪舵角目標値δ
Rを求めるアルゴリズムと同一のアルゴリズムにより、
後輪舵角目標値δR“を求める。
上記のδRと6R“の間には、D/Aコンバータ60B
とA/Dコンバータ604が保有する誤差成分を除けば
、殆んど差がなく、(δRとδR)の積分値は略零にな
るはずである。
従って、ステップ81でδRを求めた後に、ステップ8
2で、上記主制御用MPU 601で求めた後輪舵角目
標値δRを読込み、ステップ88で、δRとδRの誤差
e0を求める。
このステップ88で求められる誤差e工はσRと一本 δRの偏差の積分により演算される。すなわち、以下の
演算が行われる。
ここで、積分すべき値(δR”−’R)に−−が加えτ であるのは、積分のドリフトを防止するためのディケイ
を設けるためである。
そして、主制御用MPU 601に作動異常が発生する
と、出力される後輪舵角目標値δ、の値が乱れて(るた
め、フェールセーフ用MP0602で求めた後輪舵角目
標値δRとの偏差が大ぎ(なる。
このため、上記ステップ88で求められる誤差e の値
が大ぎ(なるので、この誤差e工の大きさが所ボ値ε□
より大きいか否かをステップ84で判断することで、主
制御用MP0601の作動異常の有無を判別する。
ここで、作@異′すが検出されたとぎには、ステップ8
5で制御停止出力を発生する。すなわち、制御停止出力
S、をON状1超として、遮断回路4のトランジスタT
4、を作動させ、主制御用MPUから出力される後輪舵
角目標値δRの伝達を遮断する。
このため、後輪転舵装[68へは、鏝輪舵角目1#I値
δ、が供給されな(なる。従って、油圧式ステアリング
装置167の左右の油圧室84.35の作動油正号の発
生が停止し、反撥プレート38゜89の反力によって、
シャフト81が中立位置へ戻される。すなわち、後輪7
0.71が中立位置へ戻される。
このとぎ、前記遅延回路605および油圧式ステアリン
グ装置67の油の流動抵抗の作用により、後輪10.’
11を中立位置へ戻す動作は徐々に行われる。
このように、主制御用MPU 601 K異常が発生し
た場合には、誤った角度に後輪70.71が転舵される
ことを防止するために、上記のように、後輪70.71
0転舵を停止し、中立位置へ戻す。
これにより、運転者は、ステアリングハンドル65の操
作により、前輪6FI、69を操蛇することで、必要な
直両の旋回運動を行うことができるので、安全な走行を
継続することができる。
ステップ85の処理によって、後輪の冥蛇角制御が停止
されると、次に、ステップ86でタイマをスタートさせ
た後、ステップ87で、再起動信号S1を発生して、主
制御用MPU 601へ与える。
しかる後、再度、主制御用MPU 601で求めた後輪
舵角目標値δ□を読込んで(ステップ88)、フェール
セーフ用MPU 602で求めた後輪舵角目−本 標値δRとの誤差e、を求める(ステップ89)。
ここで求められる誤差e2は、以下の演算から算出され
る。
e 2 =、f’ (Ju J R” ) dt   
  −・−(”)この誤差e、の演算は、タイマで定め
られた所定時間実行される(ステップ88〜90)。
そして、ステップ91で、上記誤差e、の大きさが、所
定値ε2以上であるか否かを判別することで、主制御用
MPU 601が正常動作に復帰したか否かを判断する
ここで、上記主制御用MPU 601の作動異常が、ノ
イズによる!XI!によるものであれば、上記再起動信
号S工を与えることで正常動作に復帰するはずであるか
ら、この場合、誤差1B、1は所定値C3より小さくな
る。
伸万、上記再起動信号S□が与えられても主制御用MP
U 601が再起動しない場合には、発生した異常は、
主制御用MPU 601の暴走によるものではなく、そ
の他の故障によるものであることになるため、後輪の実
舵角制御は正常に行うことができなくなる。
そこで、再起動不能の作動異常が発生した場合には、警
報ランプ5(第211に示したものと同一のもの)を駆
動させて(ステップ92)、運転者に警報する。
また、上記再起動信号SIKより主制御用MPU601
が再起動した場合であっても、遮断回路4のトランジス
タTr工は、すぐにはOFFにされない。
すなわち、ステップ93.94の処理により、車速Vが
所定値V。以下にならないと、後輪の実舵角制御の停止
は解除されない。
前述したように、作動異常発生時に、後輪70゜71を
中立位置へ徐々に戻す動作が行われ、その後、再起動信
号S工の発生により、主制御用MPU601の再起動が
行われると、このときの後輪舵角目標値aRはリセット
された値になっている。
このため、後輪が中立位置へ戻る途中で、上記リセット
された後輪舵角目標値JRを後輪転舵装置6Rへ与える
と、油圧式ステアリング装置67へ後輪を中立位置へ設
定するための油圧が与えられて、強制的に後輪70.7
1が中立位置へ設定される。従って、車両挙動が不安定
になる虞れがある。特に、高速走行中に、このような動
作が行われると、運転の安全上好ましくない。
そこで、本実施例では、上記の如く、車速Vが所定値V
。C中、低速走行時の車速に設定されている)以下とな
ってから、後輪舵角目標値δRの伝達遮断を解除するよ
うにしている。
装置63へ与えられる確也を少なくすることができ、ま
た、たとえ与えられたとしても、車両は中低速走行状態
にあるため、安全性は損われない。
なお、本実施例では、主制御用MPU 601が再起動
した後に、車速Vが所定値V。以下となったとぎに、遮
断回路4の遮断動作を解除する例を示したが、この他に
、主制御用MPU 601の作動異常が検出されて、制
御停止(S断回路4の遮断動作を行わせる)がなされた
後、車速Vが所定値V。以下となるまで、制御停止状態
を維持し、車速Vが所定値V。
以下になったときに、再起動信号S□を発生するように
しても良い。そして、再起動信号S工によって、主制御
用MPU 601が再起動したときには、上記遮断回路
4の遮断動作を解除する。このとぎ、既に車速Vは所定
値V。以下であるから、安全が確保される。
(発明の効果) 以上祥細に説明したように、本願に係る第1の発明およ
び第2の発明は、共に、制御装置を構成する電子回路の
作動異常が検出されたとぎに、先ず、制御動作を停止し
てフェールセーフを行った後に、再起動信号を発生する
ことで、制御対象の急激な動作変化が生じることを防止
できる。
そして、第2の発明は、上記効果に加えて、東側用実舵
角制御装置のフェールセーフを行うとともに、フェール
セーフ動作として、上記作動異常発生時に、嘱輪の実舵
角を零位置に戻すようにし、しかも、この零位+Itへ
戻す動作を遅延させて行うことで、作動異常発生時に、
制御対象である車輪舵角を安全な方向へ変移させるとと
もに、1輪舵角が急変することを防止し、車両の安全走
行を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は第1の発明の構成図、 第1B図は第2の発明の構成図、 第2図は第1の発明の一実施例の構成図、第8図は第z
+<中の7二−ルセーフ用マイクロコンピユータで実行
される処理を示すフローチャート、 第4図は第2の発明の一実施例の構成図、第5i!4は
8g4図中の実舵角可変機構の構成を示す断面図、 第6図は第4図中の演痒処理装置の構成を示す回路図、 第7図は第6図中のフェールセーフ用マイクロコンピュ
ータで実行される処理を示すフローチャートである。 ioo・・・制御装fit     tot 、 20
2・・・電子回路102・・・制御対象 108 、204・・・異常検出手段 104 、205・・・制御停止手段 105 、206・・・信号発生手段 106 、2.07・・・停止解除手段200・・・セ
ンサ 201・・・実舵角目標値決定手段 20B・・・実舵角可変機構 208・・・遅延手段2
10・・・実舵角制御装置 S工・・・再起動信号    S2・・・制御信号1 
、601・・・主制御用マイクロコンピュータZ 、 
602・・・フェールセーフ用マイクロコンピュータ4
・・・遮断回路     5・・・警報ランプ60・・
・演算処理袋f    61・・・車速センサ6z・・
・ハンドル操舵角センサ 6B・・・後輪転舵装置 67・・・油圧式ステアリング装置 70 、71・・・後輪     7z・・・実舵角可
変機構δR・・・後輪舵角目標値 第1B図 第4図 第5図 η 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 一定の作動異常時に、再起動信号が与えられるこ
    とで正常動作に復帰可能な制御用電子回路を用いて構成
    され、制御対象に制御信号を与えて所定の制御を行う制
    御装置に設けられて、該制御装置の異常時の安全を図る
    フエールセーフ装置において、 前記制御用電子回路に、何らかの作動異常が生じたか否
    かを検出する異常検出手段と、 該異常検出手段により作動異常が検出された場合に、前
    記制御対象の制御動作を停止させる制御停止手段と、 該制御停止手段によつて、前記制御動作の停止が行われ
    た後に、前記制御用電子回路へ前記再起動信号を少なく
    とも1回与える信号発生手段と、該信号発生手段から再
    起動信号が発生した後に、前記制御用電子回路が再起動
    した場合には、前記制御動作の停止を解除する停止解除
    手段とを具備することを特徴とするフエールセーフ装置
  2. 2. 運転者の操作または車両の運動に関する変量のう
    ち少なくとも1つを検出するセンサと、一定の作動異常
    時に再起動信号が与えられることで正常動作に復帰可能
    な制御用電子回路を用いて構成され、前記センサの検出
    値に対応して、前輪もしくは後輪の少なくとも一方の実
    舵角の目標値を決定する実舵角目標値決定手段と、 前輪もしくは後輪のうち前記実舵角の目標値に対応する
    車輪の実舵角を、前記実舵角の目標値に一致するように
    変化させる実舵角可変機構とを備える車両用実舵角制御
    装置に設けられて、該制御装置の異常時の安全を図るフ
    エールセーフ装置において、 前記制御用電子回路に、何らかの作動異常が生じたか否
    かを検出する異常検出手段と、 該異常検出手段により作動異常が検出された場合に、前
    記実舵角可変機構の制御動作を停止させる制御停止手段
    と、 該制御停止手段によつて、前記制御動作の停止が行われ
    た後に、前記制御用電子回路へ前記再起動信号を少なく
    とも1回与える信号発生手段と、該信号発生手段から再
    起動信号が発生した後に、前記制御用電子回路が再起動
    した場合には、前記制御動作の停止を解除する停止解除
    手段と、前記実舵角可変機構に設けられて、前記制御停
    止手段により、制御動作が停止されることにより行われ
    る車輪の実舵角の可変動作の停止動作を遅延させる遅延
    手段とを具備することを特徴とするフエールセーフ装置
  3. 3.前記信号発生手段による再起動信号の発生、あるい
    は、前記停止解除手段による制御動作停止の解除は、車
    速が所定速度以下の場合に行われることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載のフエールセーフ装置。
JP4539886A 1986-03-04 1986-03-04 フエ−ルセ−フ装置 Pending JPS62203874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4539886A JPS62203874A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 フエ−ルセ−フ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4539886A JPS62203874A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 フエ−ルセ−フ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62203874A true JPS62203874A (ja) 1987-09-08

Family

ID=12718149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4539886A Pending JPS62203874A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 フエ−ルセ−フ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62203874A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125919A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Nissan Motor Co Ltd 4輪アクティブステアシステム
CN101655257A (zh) * 2008-08-18 2010-02-24 松下电器产业株式会社 电子设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125919A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Nissan Motor Co Ltd 4輪アクティブステアシステム
CN101655257A (zh) * 2008-08-18 2010-02-24 松下电器产业株式会社 电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839793B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JPS6234861A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPH0218169A (ja) 4輪操舵車両のフェイルセーフ機構
EP0398381B1 (en) Apparatus for detecting failure occurring in control system for driving load
WO2016148112A1 (ja) 後輪転舵制御システム
JPS62203874A (ja) フエ−ルセ−フ装置
JPH044A (ja) 制御装置
JPH0429584B2 (ja)
JP2019151327A (ja) アクチュエータ制御装置
JPH0747991B2 (ja) 電磁バルブ駆動制御装置
JPH04189677A (ja) 四輪操舵車の後輪操舵装置
JPH0459483A (ja) 車両の操舵装置
JP3071319B2 (ja) 車両の操舵装置
JP2998031B2 (ja) 四輪操舵装置
JP2522834B2 (ja) 負荷駆動制御系フェイル検出装置
JPS62131878A (ja) 安全装置を備えた車両の4輪操舵装置
JPS62120273A (ja) 車両用実舵角制御装置
JPS6215172A (ja) 車両用操舵系制御装置
JP2897487B2 (ja) パワーステアリング制御装置
JP2619665B2 (ja) 電動モータ式パワーステアリング装置
JPH01202578A (ja) 舵角制御装置
JPS62225467A (ja) 車両の4輪操舵制御装置
JPH0747990B2 (ja) 負荷駆動制御系フェイル検出装置
JPS6215167A (ja) 車両用操舵装置
JPH02293262A (ja) 車両用補助操舵装置のフェールセーフ装置