JPS62203826A - 4輪駆動車のトルク配分制御装置 - Google Patents
4輪駆動車のトルク配分制御装置Info
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- JPS62203826A JPS62203826A JP4359786A JP4359786A JPS62203826A JP S62203826 A JPS62203826 A JP S62203826A JP 4359786 A JP4359786 A JP 4359786A JP 4359786 A JP4359786 A JP 4359786A JP S62203826 A JPS62203826 A JP S62203826A
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- torque
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 1
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- 101150097091 tnpA gene Proteins 0.000 description 1
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明も31、センターデフ付のフルタイム式4輪駆動
車において、前後輪の駆動トルク配分を任意に制御して
、操縦性または安定性重視の走行を可能にする4輪駆動
車のトルク配分制tlll装置に関し、詳しくは、セン
ターデフの動力配分機能を利用するものに関する。
車において、前後輪の駆動トルク配分を任意に制御して
、操縦性または安定性重視の走行を可能にする4輪駆動
車のトルク配分制tlll装置に関し、詳しくは、セン
ターデフの動力配分機能を利用するものに関する。
従来、4輪駆動車の前後輪トルク配分に関しては、例え
ば特開昭56−43031号公報に示ずように、前後輪
の駆動系の途中に油圧クララf−を設け、そのクラッチ
トルクを制御するものがある。 また、例えば特開昭55−72420号公報に示すよう
に、センターデフ装置に差動制限用として油圧クラップ
−を設けたものがある。
ば特開昭56−43031号公報に示ずように、前後輪
の駆動系の途中に油圧クララf−を設け、そのクラッチ
トルクを制御するものがある。 また、例えば特開昭55−72420号公報に示すよう
に、センターデフ装置に差動制限用として油圧クラップ
−を設けたものがある。
ところで、上記先行技術の前者は、駆動系に直接合膜さ
れた油圧クラップ−により大きい伝達トルクをIII
mする構成であるから、クラッチ容量が増し、スリップ
を許容づる上で摩耗等の耐久性が要求される。また侵右
は、前後輪の一方がスリップして回転差を生じた場合に
のみ1m能するものである。 さらにこれらの先行技術は、直結式のタイトコーナブレ
ーキング現象を回避するために後輪のトルクを減じたり
、またはセンターデフ付の緊急脱出用としてデフロック
するもので、前後輪のトルク配分を実質的に制御するこ
とはできない。ここで、前輪側のトルク配分量を多くす
ると安定性重視になり、逆に後輪側のトルク配分量を多
くすると操縦性tnpAになって、4輪駆動車の走行性
能を向上することが知られている。このようなトルク配
分を行うには、変速機からの伝達トルクをtfJ後輪に
1翳り分番プ、かつそのトルク配分を任意にtIIJ
till可簡にする必要がある。そしてこの場合のトル
ク配分は、パワーロスを生じないようにすることが望ま
れる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、前後
輪のトルク配分を、全体的なトルクのロスを生じること
なく任意に制御することが可能な4輪駆動1■のトルク
配分制御装置を提供することを目的としている。
れた油圧クラップ−により大きい伝達トルクをIII
mする構成であるから、クラッチ容量が増し、スリップ
を許容づる上で摩耗等の耐久性が要求される。また侵右
は、前後輪の一方がスリップして回転差を生じた場合に
のみ1m能するものである。 さらにこれらの先行技術は、直結式のタイトコーナブレ
ーキング現象を回避するために後輪のトルクを減じたり
、またはセンターデフ付の緊急脱出用としてデフロック
するもので、前後輪のトルク配分を実質的に制御するこ
とはできない。ここで、前輪側のトルク配分量を多くす
ると安定性重視になり、逆に後輪側のトルク配分量を多
くすると操縦性tnpAになって、4輪駆動車の走行性
能を向上することが知られている。このようなトルク配
分を行うには、変速機からの伝達トルクをtfJ後輪に
1翳り分番プ、かつそのトルク配分を任意にtIIJ
till可簡にする必要がある。そしてこの場合のトル
ク配分は、パワーロスを生じないようにすることが望ま
れる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、前後
輪のトルク配分を、全体的なトルクのロスを生じること
なく任意に制御することが可能な4輪駆動1■のトルク
配分制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、変速機出力軸をセ
ンターデフ装置を介して前後輪に伝動構成し、該センタ
ーデフ装置にバイパスしてトルク分配装置を設け、該ト
ルク分配装置はセンターデフ装置の一方のサイドギヤ側
に第1の変速ギヤを、他方のサイドギヤ側にそれよりギ
ヤ比の大きい及び小さい第2.第3の変速ギヤをそれぞ
れ設
ンターデフ装置を介して前後輪に伝動構成し、該センタ
ーデフ装置にバイパスしてトルク分配装置を設け、該ト
ルク分配装置はセンターデフ装置の一方のサイドギヤ側
に第1の変速ギヤを、他方のサイドギヤ側にそれよりギ
ヤ比の大きい及び小さい第2.第3の変速ギヤをそれぞ
れ設
【フ、第2.第3の変速ギヤのドリブン側にはいず
れか一方を選択する切換クラッチを設け、第1の変速ギ
ヤのドリブン側と切換クラッチを伝達トルク可変の油圧
クラッチで連結して成り、前後輪の一方又は他方のトル
ク配分を多くすると共に、その配分■を連続的に変化す
る。そして、上記第1の変速ギヤのギヤ比に対する第2
.第3の変速ギヤのギヤ比の関係により、トルク配分比
を定めるように構成されている。 【作 用】 上記構成に暴づき、センターデフ装置により前後輪に振
り分けられるトルクが、更にトルク分配装置により加減
されて、前後輪のトルク配分は全体的なトルクのロスを
生じることなく任意に制御される。 そして、切換クラッチにより選択された変速ギヤと第1
の変速ギヤにより、前後輪の一方又他方のトルク配分を
多くするように切換えられ、3組のギヤのギヤ比による
トルク配分比に基づき、油圧クラッチのクラッヂトルク
でトルク配分量が連続的に変化されるようになる。 こう1ノで、本発明によればパワーロスを生じることな
く、操縦性と安定性を共に任意に向上することが可能と
なる。
れか一方を選択する切換クラッチを設け、第1の変速ギ
ヤのドリブン側と切換クラッチを伝達トルク可変の油圧
クラッチで連結して成り、前後輪の一方又は他方のトル
ク配分を多くすると共に、その配分■を連続的に変化す
る。そして、上記第1の変速ギヤのギヤ比に対する第2
.第3の変速ギヤのギヤ比の関係により、トルク配分比
を定めるように構成されている。 【作 用】 上記構成に暴づき、センターデフ装置により前後輪に振
り分けられるトルクが、更にトルク分配装置により加減
されて、前後輪のトルク配分は全体的なトルクのロスを
生じることなく任意に制御される。 そして、切換クラッチにより選択された変速ギヤと第1
の変速ギヤにより、前後輪の一方又他方のトルク配分を
多くするように切換えられ、3組のギヤのギヤ比による
トルク配分比に基づき、油圧クラッチのクラッヂトルク
でトルク配分量が連続的に変化されるようになる。 こう1ノで、本発明によればパワーロスを生じることな
く、操縦性と安定性を共に任意に向上することが可能と
なる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、センターデフ付4輪駆動車の伝動系の
概略について説明すると、符号1はエンジン、2は変速
機、3はトランスファ装置であり、トランスファ装置3
において変速1fi2の出力軸4が、一対のトランスフ
ァギヤ5を介してセンターデフ装置6のデフケース7に
連結する。センターデフ′4A’ffl 6は、デー7
ケースγに軸支したビニオン8にサイドギS79.10
が噛合って成り、一方のサイドギヤ9からのフロントド
ライブ軸11が車体前方に取出され、中間軸12や継手
13を介してフロントデフ装置14に伝動構成される。 また、他方のサイドギ)710からのリヤドライブ軸1
5が車体後方に取出され、プロペラ軸1Gや継手17を
介してリヤデフ装置18に伝動構成されるのであり、か
かるピンターデフ装置6により変速機2の動力を前後輪
に振り分け、かつ前後輪の回転差を吸収するようになっ
ている。 そこで、上記トランスファ装置3において、センターデ
フ装置6にトルク分配装置20がバイパスして設けられ
る。トルク分配装置20はフロントドライブ軸11に一
対の変速ギヤ21が設けられ、そのドリブンギヤ21a
にバイパス軸22が結合する。また、リヤドライブ軸1
5には2組の変速ギヤ23.24が設けられ、これらの
ドリブンギヤ23a 、 24aの間に切換クラッチ2
5が設けである。 切換クラッチ25は噛合い式のもので、ドリブンギヤ2
3a 、 24aに対し回転自在な軸26にハブ27を
有し、このハブ27のスリーブ28がギヤ23a 、
24aのスプライン29.30に選択的に噛合っていず
れか一方に切換ねるように構成される。そして、バイパ
ス軸22と軸26が伝達トルク可変の油圧クラッチ31
を介して連結している。 ここで、ギヤ21の増速ギ)7比(Jfとギヤ23.2
4の増速ギヤ比gr1 、 Ortは、例えばgf>g
rl 1.:設定されて後輪側のトルク配分を多くし、
gf < gr、に設定されて逆に前輪側のトルク配分
を多くするようになっている。 制御系について説明すると、入力トルクセンサ40、車
速センナ41を有し、これらのセンサ信号が制御ユニッ
ト42に入力して、入力トルクと走行状態から動作モー
ドを定める。そして、制御ユニット42の出力信号で7
クチユエータ43により油圧クラッチ31のクラッチ油
圧を変化し、アクチュエータ44により切換レバー45
を介して切換クラッチ25のスリーブ28を移動する。 次いで、このように構成されたトルク配分制御装置の作
用について、第2図及び第3図を参照して説明する。 先ず、変速機2から出力する駆動力はギヤ5を介してセ
ンターデフ14W6に入力し、そのナイドギψ9.10
で略等しく2分割したトルクTOがフロント及びリヤの
ドライブ軸11.15に伝達する。 そして、ドライブ軸11の動力は直ちにトルク分配装置
20のギヤ21を介してバイパス軸22に入力する。 そこで、例えば^遠域において第2図Qのように7クチ
ユエータ44により切換クラッチ25のスリーブ28を
ギヤ23a側のスプライン29に噛合わせると、ギヤ2
3が選択されてドライブ軸15の動力はこのギヤ23を
介して軸26に入力する。このため、軸22、26はギ
ヤ21.23のギヤ比による異なる回転速度で回転し、
gf> (lrtの関係で軸22の方が高速回転するこ
とで、油圧クラッチ31のトルクにより高速の軸22か
ら低速の軸26を経て後輪側に動力が流れる状態になる
。 かかる動力フロー状態において、クラッチ油圧が零で油
圧クラッチ31を解放する場合は、トルク分配装置20
の各部が単に空転するにすぎず、フロント及びリヤドラ
イブ軸11.15のトルクがそのまま前後輪に伝達する
。従って、前後輪のトルク配分は第3図qカのように等
分になる。一方、所定の走行条件でアクチュエータ43
によりクラッチ油圧を発生し、油圧クラッチ31を係合
作用してクラッチトルクTcを生じると、そのクラッチ
トルクTOに応じたトルクが@22から軸26に伝わる
。そこで、フロントドライブ軸11から前輪への伝達ト
ルクTFは、クラッチトルクTcとギヤ21のギヤ比の
分だけ減じ、これに対してリヤドライブ軸15がら後輪
への伝達トルクTRは、Tcとギヤ23のギヤ比の分だ
け増すようになる。 即ら、入力トルクT、tI後輪の71イナルギヤ比γ、
ttI慢輪回転数ωF、ωR1フロント、リヤドライブ
軸回転数ω1.ω2、入力回転数0口、ギヤ21のギヤ
比1、ギヤ22のギヤ比にとすると、ギヤ比により ω1−γ・ωF ω1雪γ・ωR デフの原理により、 a>t3−(θ)1+ω2)/2 になる。そこで、油圧クラッチ24のドラム回転数を(
Z)lとして、 に−ω1/ω2<1 にすると、Q)3<ω2 〈岬ω1)になる。 従って、油圧クラツー7’−24のドラム24bからハ
ブ24aへトルクTOの制動方向トルクが、逆にハブ2
4aからドラム24bヘトルクTcの駆動方向トルクが
伝達される。 そこで、フロントドライブ軸11のトルクはT/2−T
cになって、前輪トルクTFは、TF −r (T/2
−Tc ) になる。一方、リヤドライブ軸15のトルクはT/2+
に−TCになって、後輪トルクTRは、TR=γ(T/
2+K・Tc ) になる。 こうして、上述の式から前後輪のトルクTF。 TRのクラッチトルクTcに対する関係は第3図(2)
のようになり、クラッチトルクTcが大きくなるのに伴
いTFも比例して増大し、TRは逆に反比例して減じる
。このため、TF 、TRの配分の差が連続的に大きく
なって、操縦性の効果を増すことになる。 ここで、前輪トルク配分RFは、 RF −TF / (TF +TR) −1/ (1+ (T/2+K −Tc )−(T/2
−Tc ) ) で示される。従って、入力トルクTに対し所定のトルク
配分RFになるように「Cを演算し、このクラッチトル
クTCに対するクラッチ油圧を設定づれば良い。 次いで、例えば低速域において第2図(b)のように、
切換クラップ−25をギヤ24側に切換えると、ギヤ2
1.24のギヤ比gf、 (lrxの関係で軸26の方
が高速回転してそれから低速の軸22に動力が流れる状
態になる。そして、この場合も油圧クラッチ31のクラ
ッチトルクTcを変化すると、上述と逆に後輪のトルク
の一部が前輪に流れ、前後輪のトルクTF 、TRはギ
ヤ24のギヤ比をに−(K>1)とすると、γ(T/2
+Tc ):γ(T/2−に−Tc)に配分され、上述
と逆に前輪側配分量が多くなって安定性重視の走行とな
る。 また、前後輪トルクTF 、TRの配分の差は第3図(
ロ)のようにクラッチトルクTcの増大に対し連続的に
大きくなって、安定性の効果を増す。 以上、本発明の一実施例について述べたが、2組のギヤ
23.24と切換クラップ−25をフロントドライブ軸
11の方に設けても良い。切換クラッチ25の切換えは
マニュアル操作で行うことも可能である。
概略について説明すると、符号1はエンジン、2は変速
機、3はトランスファ装置であり、トランスファ装置3
において変速1fi2の出力軸4が、一対のトランスフ
ァギヤ5を介してセンターデフ装置6のデフケース7に
連結する。センターデフ′4A’ffl 6は、デー7
ケースγに軸支したビニオン8にサイドギS79.10
が噛合って成り、一方のサイドギヤ9からのフロントド
ライブ軸11が車体前方に取出され、中間軸12や継手
13を介してフロントデフ装置14に伝動構成される。 また、他方のサイドギ)710からのリヤドライブ軸1
5が車体後方に取出され、プロペラ軸1Gや継手17を
介してリヤデフ装置18に伝動構成されるのであり、か
かるピンターデフ装置6により変速機2の動力を前後輪
に振り分け、かつ前後輪の回転差を吸収するようになっ
ている。 そこで、上記トランスファ装置3において、センターデ
フ装置6にトルク分配装置20がバイパスして設けられ
る。トルク分配装置20はフロントドライブ軸11に一
対の変速ギヤ21が設けられ、そのドリブンギヤ21a
にバイパス軸22が結合する。また、リヤドライブ軸1
5には2組の変速ギヤ23.24が設けられ、これらの
ドリブンギヤ23a 、 24aの間に切換クラッチ2
5が設けである。 切換クラッチ25は噛合い式のもので、ドリブンギヤ2
3a 、 24aに対し回転自在な軸26にハブ27を
有し、このハブ27のスリーブ28がギヤ23a 、
24aのスプライン29.30に選択的に噛合っていず
れか一方に切換ねるように構成される。そして、バイパ
ス軸22と軸26が伝達トルク可変の油圧クラッチ31
を介して連結している。 ここで、ギヤ21の増速ギ)7比(Jfとギヤ23.2
4の増速ギヤ比gr1 、 Ortは、例えばgf>g
rl 1.:設定されて後輪側のトルク配分を多くし、
gf < gr、に設定されて逆に前輪側のトルク配分
を多くするようになっている。 制御系について説明すると、入力トルクセンサ40、車
速センナ41を有し、これらのセンサ信号が制御ユニッ
ト42に入力して、入力トルクと走行状態から動作モー
ドを定める。そして、制御ユニット42の出力信号で7
クチユエータ43により油圧クラッチ31のクラッチ油
圧を変化し、アクチュエータ44により切換レバー45
を介して切換クラッチ25のスリーブ28を移動する。 次いで、このように構成されたトルク配分制御装置の作
用について、第2図及び第3図を参照して説明する。 先ず、変速機2から出力する駆動力はギヤ5を介してセ
ンターデフ14W6に入力し、そのナイドギψ9.10
で略等しく2分割したトルクTOがフロント及びリヤの
ドライブ軸11.15に伝達する。 そして、ドライブ軸11の動力は直ちにトルク分配装置
20のギヤ21を介してバイパス軸22に入力する。 そこで、例えば^遠域において第2図Qのように7クチ
ユエータ44により切換クラッチ25のスリーブ28を
ギヤ23a側のスプライン29に噛合わせると、ギヤ2
3が選択されてドライブ軸15の動力はこのギヤ23を
介して軸26に入力する。このため、軸22、26はギ
ヤ21.23のギヤ比による異なる回転速度で回転し、
gf> (lrtの関係で軸22の方が高速回転するこ
とで、油圧クラッチ31のトルクにより高速の軸22か
ら低速の軸26を経て後輪側に動力が流れる状態になる
。 かかる動力フロー状態において、クラッチ油圧が零で油
圧クラッチ31を解放する場合は、トルク分配装置20
の各部が単に空転するにすぎず、フロント及びリヤドラ
イブ軸11.15のトルクがそのまま前後輪に伝達する
。従って、前後輪のトルク配分は第3図qカのように等
分になる。一方、所定の走行条件でアクチュエータ43
によりクラッチ油圧を発生し、油圧クラッチ31を係合
作用してクラッチトルクTcを生じると、そのクラッチ
トルクTOに応じたトルクが@22から軸26に伝わる
。そこで、フロントドライブ軸11から前輪への伝達ト
ルクTFは、クラッチトルクTcとギヤ21のギヤ比の
分だけ減じ、これに対してリヤドライブ軸15がら後輪
への伝達トルクTRは、Tcとギヤ23のギヤ比の分だ
け増すようになる。 即ら、入力トルクT、tI後輪の71イナルギヤ比γ、
ttI慢輪回転数ωF、ωR1フロント、リヤドライブ
軸回転数ω1.ω2、入力回転数0口、ギヤ21のギヤ
比1、ギヤ22のギヤ比にとすると、ギヤ比により ω1−γ・ωF ω1雪γ・ωR デフの原理により、 a>t3−(θ)1+ω2)/2 になる。そこで、油圧クラッチ24のドラム回転数を(
Z)lとして、 に−ω1/ω2<1 にすると、Q)3<ω2 〈岬ω1)になる。 従って、油圧クラツー7’−24のドラム24bからハ
ブ24aへトルクTOの制動方向トルクが、逆にハブ2
4aからドラム24bヘトルクTcの駆動方向トルクが
伝達される。 そこで、フロントドライブ軸11のトルクはT/2−T
cになって、前輪トルクTFは、TF −r (T/2
−Tc ) になる。一方、リヤドライブ軸15のトルクはT/2+
に−TCになって、後輪トルクTRは、TR=γ(T/
2+K・Tc ) になる。 こうして、上述の式から前後輪のトルクTF。 TRのクラッチトルクTcに対する関係は第3図(2)
のようになり、クラッチトルクTcが大きくなるのに伴
いTFも比例して増大し、TRは逆に反比例して減じる
。このため、TF 、TRの配分の差が連続的に大きく
なって、操縦性の効果を増すことになる。 ここで、前輪トルク配分RFは、 RF −TF / (TF +TR) −1/ (1+ (T/2+K −Tc )−(T/2
−Tc ) ) で示される。従って、入力トルクTに対し所定のトルク
配分RFになるように「Cを演算し、このクラッチトル
クTCに対するクラッチ油圧を設定づれば良い。 次いで、例えば低速域において第2図(b)のように、
切換クラップ−25をギヤ24側に切換えると、ギヤ2
1.24のギヤ比gf、 (lrxの関係で軸26の方
が高速回転してそれから低速の軸22に動力が流れる状
態になる。そして、この場合も油圧クラッチ31のクラ
ッチトルクTcを変化すると、上述と逆に後輪のトルク
の一部が前輪に流れ、前後輪のトルクTF 、TRはギ
ヤ24のギヤ比をに−(K>1)とすると、γ(T/2
+Tc ):γ(T/2−に−Tc)に配分され、上述
と逆に前輪側配分量が多くなって安定性重視の走行とな
る。 また、前後輪トルクTF 、TRの配分の差は第3図(
ロ)のようにクラッチトルクTcの増大に対し連続的に
大きくなって、安定性の効果を増す。 以上、本発明の一実施例について述べたが、2組のギヤ
23.24と切換クラップ−25をフロントドライブ軸
11の方に設けても良い。切換クラッチ25の切換えは
マニュアル操作で行うことも可能である。
以上述べてきたように、本発明によれば、センターデフ
付4輪駆動車のセンターデフ装置にトルク分配装置をバ
イパスして設け、センターデフ出力トルクの一部を加減
する構成であるから、全体的なトルクのロスを生じるこ
となくトルク配分制御することができる。 トルク分配装置のギヤ比、クラッチトルクによりトルク
の配分割合、配分m等が任意に定まり、最適制御が可能
であり、制御も容易化する。 トルク分配装置は3組のギヤと1組の油圧クラップ−及
び切換クラッチの簡単な構成であり、油圧クラッチのク
ラッチ容量は変化mに応じた小さいものですむ。 前後輪トルクTF 、TRをTF =TR、TF <T
R,TF >TRの関係に配分するので、安定性。 操縦性等を共に向上することができる。
付4輪駆動車のセンターデフ装置にトルク分配装置をバ
イパスして設け、センターデフ出力トルクの一部を加減
する構成であるから、全体的なトルクのロスを生じるこ
となくトルク配分制御することができる。 トルク分配装置のギヤ比、クラッチトルクによりトルク
の配分割合、配分m等が任意に定まり、最適制御が可能
であり、制御も容易化する。 トルク分配装置は3組のギヤと1組の油圧クラップ−及
び切換クラッチの簡単な構成であり、油圧クラッチのク
ラッチ容量は変化mに応じた小さいものですむ。 前後輪トルクTF 、TRをTF =TR、TF <T
R,TF >TRの関係に配分するので、安定性。 操縦性等を共に向上することができる。
第1図は本発明のトルク配分制m+装置の実施例を示す
構成図、第2図(2)、(b)は動力のフロー状態を示
す図、第3図(へ)、Φ)はトルク配分の特性図である
。 3・・・トランスフン11.4・・・変速機出力軸、6
・・・センターデフ装置、9,10・・・サイドギヤ、
11・・・フロントドライブ軸、14・・・フロントデ
フ装置、15・・・リヤドライブ軸、18・・・リヤデ
フRfffi、20・・・トルク分配装置、21.22
.23・・・変速ギヤ、25・・・切換クラッチ、3・
・−油圧クラッチ。 特許出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進 ブ3L とa)(b)
構成図、第2図(2)、(b)は動力のフロー状態を示
す図、第3図(へ)、Φ)はトルク配分の特性図である
。 3・・・トランスフン11.4・・・変速機出力軸、6
・・・センターデフ装置、9,10・・・サイドギヤ、
11・・・フロントドライブ軸、14・・・フロントデ
フ装置、15・・・リヤドライブ軸、18・・・リヤデ
フRfffi、20・・・トルク分配装置、21.22
.23・・・変速ギヤ、25・・・切換クラッチ、3・
・−油圧クラッチ。 特許出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進 ブ3L とa)(b)
Claims (2)
- (1)変速機出力軸をセンターデフ装置を介して前後輪
に伝動構成し、該センターデフ装置にバイパスしてトル
ク分配装置を設け、 該トルク分配装置はセンターデフ装置の一方のサイドギ
ヤ側に第1の変速ギヤを、他方のサイドギヤ側にそれよ
りギヤ比の大きい及び小さい第2、第3の変速ギヤをそ
れぞれ設け、 第2、第3の変速ギヤのドリブン側にはいずれか一方を
選択する切換クラッチを設け、 第1の変速ギヤのドリブン側と切換クラッチを伝達トル
ク可変の油圧クラッチで連結して成り、前後輪の一方又
は他方のトルク配分を多くすると共に、その配分量を連
続的に変化する4輪駆動車のトルク配分制御装置。 - (2)上記第1の変速ギヤのギヤ比に対する第2、第3
の変速ギヤのギヤ比の関係により、トルク配分比を定め
る特許請求の範囲第(1)項記載の4輪駆動車のトルク
配分制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359786A JPS62203826A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
US07/016,875 US4805721A (en) | 1986-02-26 | 1987-02-18 | Power transmitting system for a four-wheel drive vehicle |
DE19873706075 DE3706075A1 (de) | 1986-02-26 | 1987-02-25 | Kraftuebertragungssystem fuer ein fahrzeug mit vierradantrieb |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4359786A JPS62203826A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62203826A true JPS62203826A (ja) | 1987-09-08 |
Family
ID=12668214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4359786A Pending JPS62203826A (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-28 | 4輪駆動車のトルク配分制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62203826A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4973296A (en) * | 1988-01-11 | 1990-11-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for driving a pair of motor vehicle road wheels |
US5141072A (en) * | 1989-05-30 | 1992-08-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling the distribution of drive power for four-wheel-drive motor vehicles |
JP2005255157A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | American Axle & Manufacturing Inc | 2速全車輪駆動システム |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4359786A patent/JPS62203826A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4973296A (en) * | 1988-01-11 | 1990-11-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for driving a pair of motor vehicle road wheels |
US5141072A (en) * | 1989-05-30 | 1992-08-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling the distribution of drive power for four-wheel-drive motor vehicles |
JP2005255157A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | American Axle & Manufacturing Inc | 2速全車輪駆動システム |
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