JPS6220289B2 - - Google Patents

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JPS6220289B2
JPS6220289B2 JP13008083A JP13008083A JPS6220289B2 JP S6220289 B2 JPS6220289 B2 JP S6220289B2 JP 13008083 A JP13008083 A JP 13008083A JP 13008083 A JP13008083 A JP 13008083A JP S6220289 B2 JPS6220289 B2 JP S6220289B2
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JP
Japan
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base material
fiber aggregate
metal vapor
heat
flexible base
Prior art date
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Expired
Application number
JP13008083A
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English (en)
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JPS6021936A (ja
Inventor
Hiroshi Narui
Terumi Shinohara
Ryuichi Nagano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oike and Co Ltd filed Critical Oike and Co Ltd
Priority to JP13008083A priority Critical patent/JPS6021936A/ja
Publication of JPS6021936A publication Critical patent/JPS6021936A/ja
Publication of JPS6220289B2 publication Critical patent/JPS6220289B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は模様付金銀糸およびその製法に関す
る。
従来、和紙に接着剤をグラビヤシリンダーなど
で模様状に印刷し、そのうえに金属蒸着層を有す
るが接着剤層を有しない転写箔を重ねて転写する
ことにより模様状の接着剤の部分に金属蒸着層を
付着せしめた帯状物をえ、これをスリツトして金
属糸をうることは知られている。また織物に模様
状に捺染糊を印捺し、前記と同様にして模様状の
捺染糊の部分に金属蒸着層を付着せしめた帯状物
をえ、これをスリツトして金銀糸をうることが知
られている。
しかし従来の模様付金銀糸のばあいは、和紙ま
たは織物に模様状に接着剤または捺染糊を塗布す
る必要があり、このためにはグラビヤ印刷機や捺
染機が必要であり、設備費が高くつく。また繊細
なコントラストの金属光沢模様がえられがたいと
いう問題もある。
本発明は前記の点に鑑みて、接着剤や捺染糊を
模様状に塗布する工程を要せずに繊細なコントラ
ストの金属光沢模様を有する模様付金銀糸を提供
するにある。
すなわち本発明は、可撓性基材の少なくとも片
面上に組織の粗い不織布状繊維集合体が熱融着さ
れ、該熱融着された繊維集合体を構成する繊維の
うえにのみ金属蒸着層が付着されてなる構成の帯
状物のスリツト糸であることを特徴とする模様付
金銀糸を提供するものである。
さらに本発明は、可撓性基材の少なくとも片面
上に組織の粗い不織布状繊維集合体と、金属蒸着
層を有しかつ接着剤層を有さない転写箔とをこの
順序に重ね、加熱加圧することによつて、可撓性
基材上に繊維集合体を熱融着させるとともに該熱
融着された繊維集合体を構成する繊維のうえにの
み金属蒸着層を付着せしめた帯状物をえ、ついで
これをスリツトすることを特徴とする模様付金銀
糸の製法を提供するものである。
つぎに図面にもとづいて本発明の模様付金銀糸
を説明する。第1図は本発明の模様付金銀糸の一
実施例を示す部分平面図、第2図はその部分拡大
断面図である。
第1〜2図に示される金銀糸は、可撓性基材1
の片面上に組織の粗い不織布状繊維集合体2が熱
融着されており、該集合体2の繊維3のうえにの
み金属蒸着層4が付着されてなる帯状物をスリツ
トした構成のものである。5は金属蒸着層4が付
着されている繊維3の1本1本を示す。繊維3は
熱融着時の加熱加圧により本来断面形状が略円形
のものでも略矩形状となり、金属蒸着層4は繊維
3の平坦な面に付着しており、そのため金属光沢
がすぐれている。
本発明の模様付金銀糸においては、基材1上に
熱融着された組織の粗い不織布状繊維集合体2の
繊維の1本1本に金属蒸着層4が付着されてお
り、かかる金属蒸着層を有する繊維5の集合によ
り、無秩序でありながら繊細なコントラストの特
異な金属光沢模様を呈するものである。また本発
明においては従来におけるごとく基材上に接着剤
または捺染糊を模様状に塗布するのではなく、単
に不織布状繊維集合体2を基材1上に重ねて熱融
着することによつて金属蒸着層4を付着せしめる
模様が形成されるので金属光沢模様の形成がきわ
めて容易である。
本発明においては、第3図に示すごとく可撓性
基材1の両面にそれぞれ繊維集合体2を熱融着
し、それに金属蒸着層4を付着せしめて、両面に
金属光沢模様をうるようにしてもよい。また第4
図に示すごとく、可撓性基材1を接着剤層6を介
して貼合せた構成の可撓性基材1′とし、その両
面に前記金属光沢模様をうるようにしてもよい。
かかる構成の模様付金銀糸は通常第2図に示すご
とき断面構造の帯状物を予め作製しておき、これ
をツープライ構成にしたものをスリツトすること
によつて作製される。
また金属蒸着層4の耐久性を向上せしめるため
金属蒸着層4を付着せしめた繊維集合体2を有す
る可撓性基材1の全面に未着色または着色透明な
トツプコーテイング層を設けてなる帯状物をスリ
ツトした構成としてもよい。
可撓性基材1としては合成樹脂フイルム、紙
類、織布、これらのラミネート物などが用いられ
る。合成樹脂フイルムとしてはポリエステル、ア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの通常のフイルム類がいず
れも用いられ、厚さは2〜100μ程度である。紙
類としては和紙、洋紙、合成紙などがいずれも用
いられ、坪量8〜80g/m2程度のものが用いられ
る。とくに金銀糸用の和紙が好ましく用いられ
る。織布としてはポリエステル繊維布、アクリル
繊維布、レーヨン繊維布、ビニロン繊維布、綿布
など通常の合成繊維布、半合成繊維布、天然繊維
布などがいずれも用いられる。紙類などのばあい
は目止め用の樹脂コーテイングを施したものを用
いてもよい。可撓性基材1としては前記のごとき
基材の片面または両面に全面に金属蒸着層を設け
たものを用いてもよい。
不織布状繊維集合体2はポリアミド(たとえば
ナイロン−6、ナイロン−66など)繊維、ポリオ
レフイン変性ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリ塩化
ビニル繊維、ビニロン繊維など熱融着しうる合成
繊維を不織布構造としたものであるが、熱融着し
たばあいに繊維同士の間隙を通して基材1がすけ
て見えるように組織の粗いものがよい。かかる観
点から、繊度が0.5〜70デニール程度の繊維から
なり、坪量が5〜120g/m2程度のものが好まし
く用いられる。繊維の断面形状はとくに限定され
ず、円形、楕円形、矩形、その他の不規則形状の
ものがいずれも用いられる。前記のごとく本発明
においては繊維集合体2の熱融着時に繊維が扁平
になるから繊維の断面形状はとくに問題にならな
い。かかる繊維集合体2の具体例としては、たと
えばダイナツクLNS0010,0011,0012,0013,
0014,0015,0016,0017,0018,0019,0020(以
上いずれも呉羽センイ(株)製のポリアミド繊維を素
材とするもの)などがあげられる。
本発明において基材1上に熱融着した繊維3に
金属蒸着層4を付与するには転写箔が用いられ
る。この転写箔は繊維3のうえにのみ金属蒸着層
4を付与せしめるために接着剤層を有さないもの
であり、繊維3の熱融着性を利用して繊維3の部
分にのみ金属蒸着層4を付与せしめるものであ
る。かかる転写箔としてはポリエステルフイルム
などのベースフイルム上に要すれば離型層を介し
て金属蒸着層を設けたものがあげられる。転写後
の金属蒸着層の保護層となる未着色または着色透
明な樹脂コーテイング層を離型層と金属蒸着層の
間に介在させたものであつてもよい。金属蒸着層
の金属としてはアルミニウム、銀、白金、金、ニ
ツケル、銅、チタンなど蒸着可能な金属がいずれ
も用いられる。これらは真空蒸着法、スパツタリ
ング法、イオンプレーテイング法などの通常の薄
膜形成法で金属蒸着層とされる。金属蒸着層の厚
さは通常30〜150mμ程度である。
本発明の模様付金銀糸は、前記可撓性基材1上
に繊維集合体2と転写箔とをこの順に重ね、加熱
加圧して可撓性基材1上に繊維集合体2を熱融着
するとともに転写箔の転写により繊維3上に金属
蒸着層4を付着せしめて帯状物をえ、これを0.15
〜3mm程度の巾にスリツトすることによつてえら
れる。前記の帯状物の製法は、繊維集合体2の熱
融着とともに転写箔の転写が行なえるので有利で
ある。
また可撓性基材1上にまず繊維集合体2を重
ね、加熱加圧して熱融着せしめたのち、そのうえ
に転写箔を重ね再度加熱加圧して転写を行なつて
帯状物をえてもよい。
第5図は前者の帯状物の製法の好ましい実施例
を示す概略説明図である。10は可撓性基材のロ
ール、11は繊維集合体のロール、12は転写箔
のロールである。ロール10から可撓性基材1
を、ロール11から繊維集合体2を、ロール12
から転写箔7をそれぞれ巻き戻しながら一対の熱
ロール13,14の間に供給し、そこで加熱加圧
して可撓性基材1に繊維集合体2を熱融着せしめ
るとともに転写を行なわしめ、転写済の転写箔
7′を巻取ロール15に巻取るとともにえられた
帯状物8を巻取ロール16に巻取る。この帯状物
8をスリツトすれば金銀糸がえられる。
本発明の模様付金銀糸はそのまま平箔糸として
使用してもよく、あるいは他の繊維糸に丸撚りす
るか、または羽衣撚り、タスキ撚りなどすること
によつて撚り金銀糸として使用してもよい。
本発明の模様付金銀糸は従来の金銀糸と同様な
用途に用いられるが、たとえば織物などに織込ん
で使用される。具体的には、基材が和紙のものは
両面糸として帯に、引箔原紙は引箔としてやはり
帯に、基材がフイルムのものは撚糸として帯や洋
装衣料に使用される。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1 転写箔として厚さ12μのポリエチレンテレフタ
レートフイルムの片面にワツクスからなる離型
層、メラミン−アルキド樹脂からなる厚さ1μの
保護層および厚さ80mμのアルミニウム蒸着層を
この順に設けたものを準備した。
可撓性支持体として坪量40g/m2の和紙にメラ
ミン−アルキド樹脂を乾燥塗布量5g/m2で塗布
して目止めを施したものを準備した。
第5図に示される方法にしたがつて、前記和紙
の目止め処理した面にダイナツクLNS0010(繊度
10デニールの断面略円形状のポリアミド繊維から
なる不織布状繊維集合体であつて、坪量60g/m2
のもの)が重なるように、かつダイナツク
LNS0010に前記転写箔の転写層が重なるようにし
て140〜170℃に加熱された一対のロール間に供給
し、和紙上にダイナツクLNS0010を熱融着せしめ
るとともにその構成繊維上に転写層(アルミニウ
ム蒸着層+保護層)を付着せしめた。
かくしてえられた帯状物をマイクロスリツター
で幅1.5mmにスリツトして金銀糸をえた。
この金銀糸は白色の下地上に銀白色の光沢を呈
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
実施例 2 和紙にかえて厚さ12μのポリエチレンテレフタ
レートフイルムを用いたほかは実施例1と同様に
して金銀糸をえた。
この金銀糸は透明な下地上に銀白色の光沢を呈
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の模様付金銀糸の一実施例を示
す部分平面図、第2図はその拡大部分断面図、第
3〜4図はそれぞれ本発明の模様付金銀糸の他の
実施例を示す拡大部分断面図、第5図は本発明の
方法の一実施例を示す概略説明図である。 図面の主要符号、1:可撓性基材、2:不織布
状繊維集合体、3:繊維、4:金属蒸着層、7:
転写箔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性基材の少なくとも片面上に組織の粗い
    不織布状繊維集合体が熱融着され、該熱融着され
    た繊維集合体を構成する繊維のうえにのみ金属蒸
    着層が付着されてなる構成の帯状物のスリツト糸
    であることを特徴とする模様付金銀糸。 2 可撓性基材の少なくとも片面上に組織の粗い
    不織布状繊維集合体と、金属蒸着層を有しかつ接
    着剤層を有さない転写箔とをこの順序に重ね、加
    熱加圧することによつて、可撓性基材上に繊維集
    合体を熱融着させるとともに該熱融着された繊維
    集合体を構成する繊維のうえにのみ金属蒸着層を
    付着せしめた帯状物をえ、ついでこれをスリツト
    することを特徴とする模様付金銀糸の製法。
JP13008083A 1983-07-15 1983-07-15 模様付金銀糸およびその製法 Granted JPS6021936A (ja)

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JP13008083A JPS6021936A (ja) 1983-07-15 1983-07-15 模様付金銀糸およびその製法

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JPH03500247A (ja) * 1988-07-05 1991-01-24 ヘントネン,マルティ 植物の人工的潅漑の為の方法及びその装置
JPH0454390Y2 (ja) * 1987-09-29 1992-12-21

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