JPS6220289B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6220289B2 JPS6220289B2 JP13008083A JP13008083A JPS6220289B2 JP S6220289 B2 JPS6220289 B2 JP S6220289B2 JP 13008083 A JP13008083 A JP 13008083A JP 13008083 A JP13008083 A JP 13008083A JP S6220289 B2 JPS6220289 B2 JP S6220289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- fiber aggregate
- metal vapor
- heat
- flexible base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 65
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 37
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 33
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 29
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 27
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims description 27
- 241000218202 Coptis Species 0.000 claims description 26
- 244000062175 Fittonia argyroneura Species 0.000 claims description 26
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 25
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 17
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 5
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 4
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 9
- 239000010408 film Substances 0.000 description 7
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 4
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 3
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 3
- 229920002972 Acrylic fiber Polymers 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002978 Vinylon Polymers 0.000 description 2
- 229920000180 alkyd Polymers 0.000 description 2
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 150000002343 gold Chemical class 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 2
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 1
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007646 gravure printing Methods 0.000 description 1
- 238000007733 ion plating Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920006306 polyurethane fiber Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は模様付金銀糸およびその製法に関す
る。
る。
従来、和紙に接着剤をグラビヤシリンダーなど
で模様状に印刷し、そのうえに金属蒸着層を有す
るが接着剤層を有しない転写箔を重ねて転写する
ことにより模様状の接着剤の部分に金属蒸着層を
付着せしめた帯状物をえ、これをスリツトして金
属糸をうることは知られている。また織物に模様
状に捺染糊を印捺し、前記と同様にして模様状の
捺染糊の部分に金属蒸着層を付着せしめた帯状物
をえ、これをスリツトして金銀糸をうることが知
られている。
で模様状に印刷し、そのうえに金属蒸着層を有す
るが接着剤層を有しない転写箔を重ねて転写する
ことにより模様状の接着剤の部分に金属蒸着層を
付着せしめた帯状物をえ、これをスリツトして金
属糸をうることは知られている。また織物に模様
状に捺染糊を印捺し、前記と同様にして模様状の
捺染糊の部分に金属蒸着層を付着せしめた帯状物
をえ、これをスリツトして金銀糸をうることが知
られている。
しかし従来の模様付金銀糸のばあいは、和紙ま
たは織物に模様状に接着剤または捺染糊を塗布す
る必要があり、このためにはグラビヤ印刷機や捺
染機が必要であり、設備費が高くつく。また繊細
なコントラストの金属光沢模様がえられがたいと
いう問題もある。
たは織物に模様状に接着剤または捺染糊を塗布す
る必要があり、このためにはグラビヤ印刷機や捺
染機が必要であり、設備費が高くつく。また繊細
なコントラストの金属光沢模様がえられがたいと
いう問題もある。
本発明は前記の点に鑑みて、接着剤や捺染糊を
模様状に塗布する工程を要せずに繊細なコントラ
ストの金属光沢模様を有する模様付金銀糸を提供
するにある。
模様状に塗布する工程を要せずに繊細なコントラ
ストの金属光沢模様を有する模様付金銀糸を提供
するにある。
すなわち本発明は、可撓性基材の少なくとも片
面上に組織の粗い不織布状繊維集合体が熱融着さ
れ、該熱融着された繊維集合体を構成する繊維の
うえにのみ金属蒸着層が付着されてなる構成の帯
状物のスリツト糸であることを特徴とする模様付
金銀糸を提供するものである。
面上に組織の粗い不織布状繊維集合体が熱融着さ
れ、該熱融着された繊維集合体を構成する繊維の
うえにのみ金属蒸着層が付着されてなる構成の帯
状物のスリツト糸であることを特徴とする模様付
金銀糸を提供するものである。
さらに本発明は、可撓性基材の少なくとも片面
上に組織の粗い不織布状繊維集合体と、金属蒸着
層を有しかつ接着剤層を有さない転写箔とをこの
順序に重ね、加熱加圧することによつて、可撓性
基材上に繊維集合体を熱融着させるとともに該熱
融着された繊維集合体を構成する繊維のうえにの
み金属蒸着層を付着せしめた帯状物をえ、ついで
これをスリツトすることを特徴とする模様付金銀
糸の製法を提供するものである。
上に組織の粗い不織布状繊維集合体と、金属蒸着
層を有しかつ接着剤層を有さない転写箔とをこの
順序に重ね、加熱加圧することによつて、可撓性
基材上に繊維集合体を熱融着させるとともに該熱
融着された繊維集合体を構成する繊維のうえにの
み金属蒸着層を付着せしめた帯状物をえ、ついで
これをスリツトすることを特徴とする模様付金銀
糸の製法を提供するものである。
つぎに図面にもとづいて本発明の模様付金銀糸
を説明する。第1図は本発明の模様付金銀糸の一
実施例を示す部分平面図、第2図はその部分拡大
断面図である。
を説明する。第1図は本発明の模様付金銀糸の一
実施例を示す部分平面図、第2図はその部分拡大
断面図である。
第1〜2図に示される金銀糸は、可撓性基材1
の片面上に組織の粗い不織布状繊維集合体2が熱
融着されており、該集合体2の繊維3のうえにの
み金属蒸着層4が付着されてなる帯状物をスリツ
トした構成のものである。5は金属蒸着層4が付
着されている繊維3の1本1本を示す。繊維3は
熱融着時の加熱加圧により本来断面形状が略円形
のものでも略矩形状となり、金属蒸着層4は繊維
3の平坦な面に付着しており、そのため金属光沢
がすぐれている。
の片面上に組織の粗い不織布状繊維集合体2が熱
融着されており、該集合体2の繊維3のうえにの
み金属蒸着層4が付着されてなる帯状物をスリツ
トした構成のものである。5は金属蒸着層4が付
着されている繊維3の1本1本を示す。繊維3は
熱融着時の加熱加圧により本来断面形状が略円形
のものでも略矩形状となり、金属蒸着層4は繊維
3の平坦な面に付着しており、そのため金属光沢
がすぐれている。
本発明の模様付金銀糸においては、基材1上に
熱融着された組織の粗い不織布状繊維集合体2の
繊維の1本1本に金属蒸着層4が付着されてお
り、かかる金属蒸着層を有する繊維5の集合によ
り、無秩序でありながら繊細なコントラストの特
異な金属光沢模様を呈するものである。また本発
明においては従来におけるごとく基材上に接着剤
または捺染糊を模様状に塗布するのではなく、単
に不織布状繊維集合体2を基材1上に重ねて熱融
着することによつて金属蒸着層4を付着せしめる
模様が形成されるので金属光沢模様の形成がきわ
めて容易である。
熱融着された組織の粗い不織布状繊維集合体2の
繊維の1本1本に金属蒸着層4が付着されてお
り、かかる金属蒸着層を有する繊維5の集合によ
り、無秩序でありながら繊細なコントラストの特
異な金属光沢模様を呈するものである。また本発
明においては従来におけるごとく基材上に接着剤
または捺染糊を模様状に塗布するのではなく、単
に不織布状繊維集合体2を基材1上に重ねて熱融
着することによつて金属蒸着層4を付着せしめる
模様が形成されるので金属光沢模様の形成がきわ
めて容易である。
本発明においては、第3図に示すごとく可撓性
基材1の両面にそれぞれ繊維集合体2を熱融着
し、それに金属蒸着層4を付着せしめて、両面に
金属光沢模様をうるようにしてもよい。また第4
図に示すごとく、可撓性基材1を接着剤層6を介
して貼合せた構成の可撓性基材1′とし、その両
面に前記金属光沢模様をうるようにしてもよい。
かかる構成の模様付金銀糸は通常第2図に示すご
とき断面構造の帯状物を予め作製しておき、これ
をツープライ構成にしたものをスリツトすること
によつて作製される。
基材1の両面にそれぞれ繊維集合体2を熱融着
し、それに金属蒸着層4を付着せしめて、両面に
金属光沢模様をうるようにしてもよい。また第4
図に示すごとく、可撓性基材1を接着剤層6を介
して貼合せた構成の可撓性基材1′とし、その両
面に前記金属光沢模様をうるようにしてもよい。
かかる構成の模様付金銀糸は通常第2図に示すご
とき断面構造の帯状物を予め作製しておき、これ
をツープライ構成にしたものをスリツトすること
によつて作製される。
また金属蒸着層4の耐久性を向上せしめるため
金属蒸着層4を付着せしめた繊維集合体2を有す
る可撓性基材1の全面に未着色または着色透明な
トツプコーテイング層を設けてなる帯状物をスリ
ツトした構成としてもよい。
金属蒸着層4を付着せしめた繊維集合体2を有す
る可撓性基材1の全面に未着色または着色透明な
トツプコーテイング層を設けてなる帯状物をスリ
ツトした構成としてもよい。
可撓性基材1としては合成樹脂フイルム、紙
類、織布、これらのラミネート物などが用いられ
る。合成樹脂フイルムとしてはポリエステル、ア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの通常のフイルム類がいず
れも用いられ、厚さは2〜100μ程度である。紙
類としては和紙、洋紙、合成紙などがいずれも用
いられ、坪量8〜80g/m2程度のものが用いられ
る。とくに金銀糸用の和紙が好ましく用いられ
る。織布としてはポリエステル繊維布、アクリル
繊維布、レーヨン繊維布、ビニロン繊維布、綿布
など通常の合成繊維布、半合成繊維布、天然繊維
布などがいずれも用いられる。紙類などのばあい
は目止め用の樹脂コーテイングを施したものを用
いてもよい。可撓性基材1としては前記のごとき
基材の片面または両面に全面に金属蒸着層を設け
たものを用いてもよい。
類、織布、これらのラミネート物などが用いられ
る。合成樹脂フイルムとしてはポリエステル、ア
クリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの通常のフイルム類がいず
れも用いられ、厚さは2〜100μ程度である。紙
類としては和紙、洋紙、合成紙などがいずれも用
いられ、坪量8〜80g/m2程度のものが用いられ
る。とくに金銀糸用の和紙が好ましく用いられ
る。織布としてはポリエステル繊維布、アクリル
繊維布、レーヨン繊維布、ビニロン繊維布、綿布
など通常の合成繊維布、半合成繊維布、天然繊維
布などがいずれも用いられる。紙類などのばあい
は目止め用の樹脂コーテイングを施したものを用
いてもよい。可撓性基材1としては前記のごとき
基材の片面または両面に全面に金属蒸着層を設け
たものを用いてもよい。
不織布状繊維集合体2はポリアミド(たとえば
ナイロン−6、ナイロン−66など)繊維、ポリオ
レフイン変性ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリ塩化
ビニル繊維、ビニロン繊維など熱融着しうる合成
繊維を不織布構造としたものであるが、熱融着し
たばあいに繊維同士の間隙を通して基材1がすけ
て見えるように組織の粗いものがよい。かかる観
点から、繊度が0.5〜70デニール程度の繊維から
なり、坪量が5〜120g/m2程度のものが好まし
く用いられる。繊維の断面形状はとくに限定され
ず、円形、楕円形、矩形、その他の不規則形状の
ものがいずれも用いられる。前記のごとく本発明
においては繊維集合体2の熱融着時に繊維が扁平
になるから繊維の断面形状はとくに問題にならな
い。かかる繊維集合体2の具体例としては、たと
えばダイナツクLNS0010,0011,0012,0013,
0014,0015,0016,0017,0018,0019,0020(以
上いずれも呉羽センイ(株)製のポリアミド繊維を素
材とするもの)などがあげられる。
ナイロン−6、ナイロン−66など)繊維、ポリオ
レフイン変性ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリ塩化
ビニル繊維、ビニロン繊維など熱融着しうる合成
繊維を不織布構造としたものであるが、熱融着し
たばあいに繊維同士の間隙を通して基材1がすけ
て見えるように組織の粗いものがよい。かかる観
点から、繊度が0.5〜70デニール程度の繊維から
なり、坪量が5〜120g/m2程度のものが好まし
く用いられる。繊維の断面形状はとくに限定され
ず、円形、楕円形、矩形、その他の不規則形状の
ものがいずれも用いられる。前記のごとく本発明
においては繊維集合体2の熱融着時に繊維が扁平
になるから繊維の断面形状はとくに問題にならな
い。かかる繊維集合体2の具体例としては、たと
えばダイナツクLNS0010,0011,0012,0013,
0014,0015,0016,0017,0018,0019,0020(以
上いずれも呉羽センイ(株)製のポリアミド繊維を素
材とするもの)などがあげられる。
本発明において基材1上に熱融着した繊維3に
金属蒸着層4を付与するには転写箔が用いられ
る。この転写箔は繊維3のうえにのみ金属蒸着層
4を付与せしめるために接着剤層を有さないもの
であり、繊維3の熱融着性を利用して繊維3の部
分にのみ金属蒸着層4を付与せしめるものであ
る。かかる転写箔としてはポリエステルフイルム
などのベースフイルム上に要すれば離型層を介し
て金属蒸着層を設けたものがあげられる。転写後
の金属蒸着層の保護層となる未着色または着色透
明な樹脂コーテイング層を離型層と金属蒸着層の
間に介在させたものであつてもよい。金属蒸着層
の金属としてはアルミニウム、銀、白金、金、ニ
ツケル、銅、チタンなど蒸着可能な金属がいずれ
も用いられる。これらは真空蒸着法、スパツタリ
ング法、イオンプレーテイング法などの通常の薄
膜形成法で金属蒸着層とされる。金属蒸着層の厚
さは通常30〜150mμ程度である。
金属蒸着層4を付与するには転写箔が用いられ
る。この転写箔は繊維3のうえにのみ金属蒸着層
4を付与せしめるために接着剤層を有さないもの
であり、繊維3の熱融着性を利用して繊維3の部
分にのみ金属蒸着層4を付与せしめるものであ
る。かかる転写箔としてはポリエステルフイルム
などのベースフイルム上に要すれば離型層を介し
て金属蒸着層を設けたものがあげられる。転写後
の金属蒸着層の保護層となる未着色または着色透
明な樹脂コーテイング層を離型層と金属蒸着層の
間に介在させたものであつてもよい。金属蒸着層
の金属としてはアルミニウム、銀、白金、金、ニ
ツケル、銅、チタンなど蒸着可能な金属がいずれ
も用いられる。これらは真空蒸着法、スパツタリ
ング法、イオンプレーテイング法などの通常の薄
膜形成法で金属蒸着層とされる。金属蒸着層の厚
さは通常30〜150mμ程度である。
本発明の模様付金銀糸は、前記可撓性基材1上
に繊維集合体2と転写箔とをこの順に重ね、加熱
加圧して可撓性基材1上に繊維集合体2を熱融着
するとともに転写箔の転写により繊維3上に金属
蒸着層4を付着せしめて帯状物をえ、これを0.15
〜3mm程度の巾にスリツトすることによつてえら
れる。前記の帯状物の製法は、繊維集合体2の熱
融着とともに転写箔の転写が行なえるので有利で
ある。
に繊維集合体2と転写箔とをこの順に重ね、加熱
加圧して可撓性基材1上に繊維集合体2を熱融着
するとともに転写箔の転写により繊維3上に金属
蒸着層4を付着せしめて帯状物をえ、これを0.15
〜3mm程度の巾にスリツトすることによつてえら
れる。前記の帯状物の製法は、繊維集合体2の熱
融着とともに転写箔の転写が行なえるので有利で
ある。
また可撓性基材1上にまず繊維集合体2を重
ね、加熱加圧して熱融着せしめたのち、そのうえ
に転写箔を重ね再度加熱加圧して転写を行なつて
帯状物をえてもよい。
ね、加熱加圧して熱融着せしめたのち、そのうえ
に転写箔を重ね再度加熱加圧して転写を行なつて
帯状物をえてもよい。
第5図は前者の帯状物の製法の好ましい実施例
を示す概略説明図である。10は可撓性基材のロ
ール、11は繊維集合体のロール、12は転写箔
のロールである。ロール10から可撓性基材1
を、ロール11から繊維集合体2を、ロール12
から転写箔7をそれぞれ巻き戻しながら一対の熱
ロール13,14の間に供給し、そこで加熱加圧
して可撓性基材1に繊維集合体2を熱融着せしめ
るとともに転写を行なわしめ、転写済の転写箔
7′を巻取ロール15に巻取るとともにえられた
帯状物8を巻取ロール16に巻取る。この帯状物
8をスリツトすれば金銀糸がえられる。
を示す概略説明図である。10は可撓性基材のロ
ール、11は繊維集合体のロール、12は転写箔
のロールである。ロール10から可撓性基材1
を、ロール11から繊維集合体2を、ロール12
から転写箔7をそれぞれ巻き戻しながら一対の熱
ロール13,14の間に供給し、そこで加熱加圧
して可撓性基材1に繊維集合体2を熱融着せしめ
るとともに転写を行なわしめ、転写済の転写箔
7′を巻取ロール15に巻取るとともにえられた
帯状物8を巻取ロール16に巻取る。この帯状物
8をスリツトすれば金銀糸がえられる。
本発明の模様付金銀糸はそのまま平箔糸として
使用してもよく、あるいは他の繊維糸に丸撚りす
るか、または羽衣撚り、タスキ撚りなどすること
によつて撚り金銀糸として使用してもよい。
使用してもよく、あるいは他の繊維糸に丸撚りす
るか、または羽衣撚り、タスキ撚りなどすること
によつて撚り金銀糸として使用してもよい。
本発明の模様付金銀糸は従来の金銀糸と同様な
用途に用いられるが、たとえば織物などに織込ん
で使用される。具体的には、基材が和紙のものは
両面糸として帯に、引箔原紙は引箔としてやはり
帯に、基材がフイルムのものは撚糸として帯や洋
装衣料に使用される。
用途に用いられるが、たとえば織物などに織込ん
で使用される。具体的には、基材が和紙のものは
両面糸として帯に、引箔原紙は引箔としてやはり
帯に、基材がフイルムのものは撚糸として帯や洋
装衣料に使用される。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1
転写箔として厚さ12μのポリエチレンテレフタ
レートフイルムの片面にワツクスからなる離型
層、メラミン−アルキド樹脂からなる厚さ1μの
保護層および厚さ80mμのアルミニウム蒸着層を
この順に設けたものを準備した。
レートフイルムの片面にワツクスからなる離型
層、メラミン−アルキド樹脂からなる厚さ1μの
保護層および厚さ80mμのアルミニウム蒸着層を
この順に設けたものを準備した。
可撓性支持体として坪量40g/m2の和紙にメラ
ミン−アルキド樹脂を乾燥塗布量5g/m2で塗布
して目止めを施したものを準備した。
ミン−アルキド樹脂を乾燥塗布量5g/m2で塗布
して目止めを施したものを準備した。
第5図に示される方法にしたがつて、前記和紙
の目止め処理した面にダイナツクLNS0010(繊度
10デニールの断面略円形状のポリアミド繊維から
なる不織布状繊維集合体であつて、坪量60g/m2
のもの)が重なるように、かつダイナツク
LNS0010に前記転写箔の転写層が重なるようにし
て140〜170℃に加熱された一対のロール間に供給
し、和紙上にダイナツクLNS0010を熱融着せしめ
るとともにその構成繊維上に転写層(アルミニウ
ム蒸着層+保護層)を付着せしめた。
の目止め処理した面にダイナツクLNS0010(繊度
10デニールの断面略円形状のポリアミド繊維から
なる不織布状繊維集合体であつて、坪量60g/m2
のもの)が重なるように、かつダイナツク
LNS0010に前記転写箔の転写層が重なるようにし
て140〜170℃に加熱された一対のロール間に供給
し、和紙上にダイナツクLNS0010を熱融着せしめ
るとともにその構成繊維上に転写層(アルミニウ
ム蒸着層+保護層)を付着せしめた。
かくしてえられた帯状物をマイクロスリツター
で幅1.5mmにスリツトして金銀糸をえた。
で幅1.5mmにスリツトして金銀糸をえた。
この金銀糸は白色の下地上に銀白色の光沢を呈
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
実施例 2
和紙にかえて厚さ12μのポリエチレンテレフタ
レートフイルムを用いたほかは実施例1と同様に
して金銀糸をえた。
レートフイルムを用いたほかは実施例1と同様に
して金銀糸をえた。
この金銀糸は透明な下地上に銀白色の光沢を呈
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
する繊維模様を有するきわめて美麗なものであつ
た。
第1図は本発明の模様付金銀糸の一実施例を示
す部分平面図、第2図はその拡大部分断面図、第
3〜4図はそれぞれ本発明の模様付金銀糸の他の
実施例を示す拡大部分断面図、第5図は本発明の
方法の一実施例を示す概略説明図である。 図面の主要符号、1:可撓性基材、2:不織布
状繊維集合体、3:繊維、4:金属蒸着層、7:
転写箔。
す部分平面図、第2図はその拡大部分断面図、第
3〜4図はそれぞれ本発明の模様付金銀糸の他の
実施例を示す拡大部分断面図、第5図は本発明の
方法の一実施例を示す概略説明図である。 図面の主要符号、1:可撓性基材、2:不織布
状繊維集合体、3:繊維、4:金属蒸着層、7:
転写箔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 可撓性基材の少なくとも片面上に組織の粗い
不織布状繊維集合体が熱融着され、該熱融着され
た繊維集合体を構成する繊維のうえにのみ金属蒸
着層が付着されてなる構成の帯状物のスリツト糸
であることを特徴とする模様付金銀糸。 2 可撓性基材の少なくとも片面上に組織の粗い
不織布状繊維集合体と、金属蒸着層を有しかつ接
着剤層を有さない転写箔とをこの順序に重ね、加
熱加圧することによつて、可撓性基材上に繊維集
合体を熱融着させるとともに該熱融着された繊維
集合体を構成する繊維のうえにのみ金属蒸着層を
付着せしめた帯状物をえ、ついでこれをスリツト
することを特徴とする模様付金銀糸の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13008083A JPS6021936A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 模様付金銀糸およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13008083A JPS6021936A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 模様付金銀糸およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6021936A JPS6021936A (ja) | 1985-02-04 |
JPS6220289B2 true JPS6220289B2 (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=15025506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13008083A Granted JPS6021936A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 模様付金銀糸およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021936A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03500247A (ja) * | 1988-07-05 | 1991-01-24 | ヘントネン,マルティ | 植物の人工的潅漑の為の方法及びその装置 |
JPH0454390Y2 (ja) * | 1987-09-29 | 1992-12-21 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052415Y2 (ja) * | 1986-12-17 | 1993-01-21 | ||
JPH0247328A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-16 | Oike Ind Co Ltd | 金銀糸用原紙および金銀糸 |
JP3361180B2 (ja) * | 1994-04-28 | 2003-01-07 | セントラル硝子株式会社 | 撥水性紫外線赤外線吸収ガラス及びその製法 |
JP4527146B2 (ja) * | 2007-11-12 | 2010-08-18 | 幸雄 広瀬 | 美容用シート |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP13008083A patent/JPS6021936A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0454390Y2 (ja) * | 1987-09-29 | 1992-12-21 | ||
JPH03500247A (ja) * | 1988-07-05 | 1991-01-24 | ヘントネン,マルティ | 植物の人工的潅漑の為の方法及びその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6021936A (ja) | 1985-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2902395A (en) | Absorbent wiping sheet | |
EP0219508B1 (en) | Decorative ribbon and sheet material | |
TWI240031B (en) | Laminated structure for paper machine clothing | |
US3180775A (en) | Method of making non-woven fabrics | |
JPS62121046A (ja) | 積層した布および繊維マツト、並びにそれらの製造方法 | |
JPH02277865A (ja) | 熱接着性貼合せ布 | |
JPS6220289B2 (ja) | ||
US6814821B2 (en) | Web with two outer layers and an adhesive middle layer as well as process to produce said web | |
JPS6232106B2 (ja) | ||
JPS6220290B2 (ja) | ||
JPS6232107B2 (ja) | ||
JP5894004B2 (ja) | スクリーン製版用マスター | |
JPS63235509A (ja) | 接着芯地及び繊維製品 | |
JP2977803B1 (ja) | 壁紙の製造方法 | |
JPH0411776Y2 (ja) | ||
JPS58109604A (ja) | 衣料用芯地 | |
JPH0432272Y2 (ja) | ||
JPH0414060Y2 (ja) | ||
JP2021070884A (ja) | 不織布及び貼付薬用基材 | |
JPH02216230A (ja) | 特殊箔糸 | |
JPH059828A (ja) | 艶消し立体模様箔糸原反の製造法 | |
JPS6346185B2 (ja) | ||
JPH0571030A (ja) | 立体模様箔糸原反の製造法 | |
JPS59202844A (ja) | 任意の非接着部分を有するウレタンフオ−ムのラミネ−ト加工方法 | |
JPS63135571A (ja) | 接着芯地の製造方法 |