JPS6220221Y2 - - Google Patents

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JPS6220221Y2
JPS6220221Y2 JP2489879U JP2489879U JPS6220221Y2 JP S6220221 Y2 JPS6220221 Y2 JP S6220221Y2 JP 2489879 U JP2489879 U JP 2489879U JP 2489879 U JP2489879 U JP 2489879U JP S6220221 Y2 JPS6220221 Y2 JP S6220221Y2
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JP
Japan
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extinguishing agent
exhaust
flame
fire
sensor
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JP2489879U
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JPS55125349U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、雑居ビル等において火災の原因をな
している厨房火災を未然に防止するための厨房火
焔の排気設備類焼防止装置に関する。
厨房火災は、排気フードやダクトに付着した食
用油に着火類焼して排気系統が飛火の媒介となり
建物火災の原因となりやすい。例えば、食用油を
多量に使用する飲食店(特に中華料理店等)をも
つ建物では、料理中の油煙が排気フードや排気ダ
クトに付着するが、この付着油に着火すると排気
系が他部への類焼媒介としての機能を果たすこと
になり、非常に危険である。
このため、厨房排気系統への着火類焼を防止す
る考案が従来より種々提案されているが、そのほ
とんどは、排気系統に着火した状態を検出して消
火操作を行なうものであつた。すなわち、排気系
内に何らかの火災検知器を装入し、この検知器に
よる異常検出に従つて火災消火活動を促すのが主
であつた。しかし、この排気系内に検知器を装入
する場合は、検知器が厨房排気や熱に曝される関
係にあるので、油や塵埃付着等による感度劣化
(経年変化)が不可避であり、不確実要素が潜在
する。
本考案は、上記の如き実状にかんがみ、排気系
への着火類焼前に異常を検出する排気設備類焼防
止装置を案出したもので、料理人の不注意やガス
炎並びに油等の取扱い不確実なために発生する異
常焔が排気系の付着油に着火するような状態にま
で発展したときだけに異常を検出し、その危険な
火焔を自動消火するものである。すなわち本考案
は、厨房における厨房排気設備入口部を通過する
火焔量を検出するセンサー(ウルトラアイ)を排
気流外に取付けると共に消火剤噴射用ノズルを火
焔発生源の方向に向けて固設し、この消火剤噴射
用ノズルに対して消火剤を導くための管路に電磁
弁を介装させ、該センサーの非常信号をタイマー
内装の自動制御盤に入力し、この自動制御盤によ
つて所定時間内での入力信号の積算値が域値を越
えた場合に該電磁弁を開動作させるようにしたこ
とを特徴とする。
図面の実施例に従い具体的に説明すると、第1
〜2図において、1はガスコンロ台、2は排気フ
ード、3は排気ダクト、4は排気主ダクト、5は
グリスフイルター、6はグリスパンを示してい
る。本実施例において、火焔の輝度を検出するウ
ルトラアイ機構7が、その視線を気流方向と直角
方向にして、排気フード2よりもわずかに下方の
気流系外に設けてある。このウルトラアイ機構は
例えば光導電体(厚膜素子)を利用した光量を電
流に変換する装置または紫外線感知器であり、各
種の発停機構用に市販されているものを使用する
ことができる。本装置は、センサーとしてウルト
ラアイ機構7を用い、このウルトラアイ機構7に
よつて、排気フード2内に入る前の異常火焔を検
出するが、この異常火焔を検出した信号は、一た
んタイマー機構をもつ自動制御盤13に入力させ
る。この自動制御盤13はマイクロコンピユータ
ーを内装しており、マイクロコンピユーターは入
力信号(電流値)を記憶値と比較したうえ、入力
信号が設定値を超えた場合に制御信号を出力する
ものであるが、本考案においては、設定値を超え
る入力信号が入力されたあと、さらに所定の時間
経過後の積算値が域値を超えたことを判断してか
ら制御信号を出力するという再確認サイクルをこ
のマイクロコンピユーターにもたせる。すなわ
ち、タイマー内装の自動制御盤13はウルトラア
イ機構のセンサー7から異常信号が入力されて
も、ただちに制御信号を出力することなく、この
異常信号が所定の時間継続して(例えば15秒間継
続して)入力された場合(設定継続時間内での入
力信号の積算値が域値を越えて場合)、または継
続してはいないが前者の継続時間よりも長い設定
時間の間に(例えば2分間に)その入力信号の積
算値が域値を超えた場合に制御信号を出力すると
いう判断機構(再確認サイクル)を備えている。
他方、消火剤噴射用のノズル8が、ガスコンロ
台1の火焔発生源にその噴射方向を向けてフード
2の近傍(第1図の場合はフード縁近傍、第2図
の場合は調理台の上方のフード内)に固設してあ
り、この消火剤噴射用ノズル8に対して消火剤、
例えばCO2剤、が消火剤ボンベ9から管路10に
よつて供給されるように接続してある。この管路
10には電磁弁11が介装されていて、この電磁
弁11はセンサーの信号によつて付勢されるリレ
ーとインターロツクされている。
これにより、前記の再確認サイクルを経た制御
信号に従つて電磁弁11が開動作し、消火剤噴射
用ノズル8に消火剤を給送して異常火焔の消火作
動する。そのさい過剰量または過少量の消火剤と
ならないように、弁機構12等を設けておき、適
量の消火剤の噴射を適宜行なえるようにしてお
く。
排気フード2や排気ダクト3の内壁に付着しま
たグリスフイルタ5やグリスパン6に捕集した油
に対して着火する程の危険性をもつた火焔となる
には、その火焔の寿命と密接な関係があり、1時
的な炎のみでは通常は着火せず、これが着火類焼
するには、流入する火焔および燃焼ガスが時間経
過と共に付着油の着火温度以上に昇温されること
を必要とする。1つの実験結果について述べる
と、サラダ油を入れた天プラ用鍋を過熱して発火
させた場合、発火後10〜20秒後に飛火が起り、火
災発生時点となる。またこの火災発生時点をすぎ
ると鍋内の油の燃焼が加速され、その油量が多い
ともはや手のつけられないような状態となる。本
考案はこの火災発生時点に至るまでの間に消火剤
を噴射するものであり、その検知のためにタイマ
ー内装の再確認サイクルをもつ装置に構成し、火
焔が所定の時間持続した場合に、または持続しな
くても所定時間後に存在する場合に消火機構が作
動するようにしたものである。これによつて、平
常の料理作業の場合には消火剤が噴射するような
事態を回避し、料理人の不注意や火および油の取
扱い不確実のために発生した火災原因となる異常
火焔の消火を効果的に行なえるようにしたもので
ある。なお、消火剤としてはCO2、または好しく
はライトウオーター(商標名)として市販されて
いるフツ素化合物系のもの等を使用するのがよ
い。
以上のように本考案装置は、厨房排気系統に流
入して付着油を着火類焼する危険性をもつた火焔
をその着火類焼前において自動的に消火するもの
であり、従来の如く着火類焼した後に消火動作す
る装置に比べて火元を断つ意味で防災機能に優
れ、かつセンサーも気流通路外に配置されるので
その劣化の問題が回避され、やつかいな火災原因
となつていた厨房の排気系における火災防止にそ
の確実性と迅速性において大きく貢献することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1実施例を示す機器配置
図、第2図は本考案装置の他の実施例を示す機器
配置図である。 1……ガスコンロ台、2……排気フード、3…
…排気ダクト、4……排気主ダクト、5……グリ
スフイルター、6……グリスパン、7……センサ
ー(ウルトラアイ)、8……消火剤噴射用ノズ
ル、9……消火剤ボンベ、11……電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厨房において、コンロ台1からその上方の排気
    フード2に流れる気流中の火焔の程度を検出する
    センサー7を取付けると共に消火剤噴射用ノズル
    8をコンロ台1の火焔発生源の方向に向けて固設
    し、この消火剤噴射用ノズル8に消火剤を導く管
    路10に電磁弁11を介装させ、該センサーで検
    出された非常信号をタイマー内装の自動制御盤1
    3に入力し、該自動制御盤13によつて所定時間
    内での入力信号の積算値が域値を越えた場合に該
    電磁弁11を開動作させるようにした火災発生の
    おそれのある厨房火焔の排気設備類焼防止装置。
JP2489879U 1979-03-01 1979-03-01 Expired JPS6220221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2489879U JPS6220221Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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JP2489879U JPS6220221Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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JPS55125349U JPS55125349U (ja) 1980-09-05
JPS6220221Y2 true JPS6220221Y2 (ja) 1987-05-22

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JP2489879U Expired JPS6220221Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510829Y2 (ja) * 1987-05-22 1993-03-17
DK2859276T3 (en) * 2012-06-07 2018-11-19 Oy Halton Group Ltd Fire extinguishing systems, devices and methods

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JPS55125349U (ja) 1980-09-05

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