JPH0244137A - 排煙浄化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は厨房などで使用しているガスレンジなどから、
調理の際に発生する油煙などの浄化を行う装置に関する
ものである。

従来の技術 従来、厨房などで使用しているガスレンジから調理の際
に発生する油煙などを浄化する排煙浄化装置Ｂは、第４
図に示すように一端をガスレンジ１のバーナ部２の側方
に開口して吸入口３とし、他端は、家屋の壁面４を貫通
して屋外に臨ませた排出口５を有する排煙ダクト６を設
置し、この排出口５に排出用の送風機７を設けて構成し
ている。

また、油煙に含まれている油を付着分離するために吸入
口３近傍の排煙ダクト６内に着脱可としたグリスフィル
ター８を設けている。なお、実線矢印は空気の流れを示
す。

上記構成で送風機７を駆動すると吸入口３から排出口５
に至る空気の流れが発生し、吸入口３から吸引される空
気流とともに発生した油煙等が排煙ダクト６内に吸引さ
れる。一方、油煙に含まれている油は吸入口３近傍に設
けたグリスフィルター８に付着して分離された後、浄化
された空気が排出口５から屋外に排出されるものである
。ここでグリスフィルター８に付着した油はグリスフィ
ルター８を排煙ダクト６から取り外して洗剤などで洗浄
するものである。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記のような構成では、排出口５に強風が加わ
った場合、排出口５から吸入口３に逆流が生じ、油煙な
どの排出が不可能になる課題があった。

本発明は、このような従来の課題を解消するもので、送
風機の送風能力を外風の強さに応じて自動的に制御して
厨房内の油煙などを効果的に排出することを目的にして
いる。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、外風検知手段と、
一端をレンジの近傍に臨ませ、一端をレンジの近傍に臨
ませた吸入口とし、他端は家屋の壁面を貫通して屋外に
臨ませ、かつ排出用送風機を配置した排出口とし、油お
よび臭気を一次的に貯溜する貯溜部と、油を浄化する浄
化部とを内蔵した排煙ダクトと外風の強さを検知する外
風検知手段とを有し、前記浄化部は上流側を前記貯溜部
に臨ませ、下流側を排出口に臨ませたバイパス路内に設
けるとともに補助送風機を有し、調理中は前記排出用送
風機を運転し、浄化中は前記補助送風機を運転し、再送
風機の送風性能を、前記外風検知手段の出力に応じて制
御するようにしたものである。

作用 本発明は上記した構成によって外風などが排出口に加わ
った場合の風圧などを検知して排出用送風機あるいは補
助送風機の送風性能を制御するもので、例えば、外風に
よって排煙ダクト内の圧力が上昇した場合、排出用送風
機あるいは補助送風機を大能力で運転するよう制御して
、常に排出口外方に流れる空気流を形成し、浄化後の空
気流を排出するものである。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。第１図および第２図は本発明の一実施例を示す断面図
で、第１図は油煙などの捕集動作中の構成を示すともに
第２図は浄化動作中の構成を示すものである。また、第
３図は本装置の制御に関するブロック図である。

本発明の排煙浄化装置Ａは第１図および第２図に示すよ
うに一端をレンジ１１のバーナ部１２の１方に開口して
吸入口１３とし、他端は、家屋の壁面１４を貫通して屋
外に臨ませ、かつ、排出用送風機１５を配置した排出口
１６とする排煙ダクト１７内に油および臭気を一次的に
貯溜する貯溜部１８と、油を浄化する浄化部１９とを内
蔵し、浄化部１９は、上流側を前記貯溜部１８に臨ませ
、下流側を排出口１６に臨ませたバイパス路２０内に設
けて構成している。そして前記貯溜部１８は、活性炭を
ハニカム状に成形した吸着剤２１と、その上流側近傍に
、吸着剤２１を加熱する加熱ヒータ２２を配置して構成
している。

一方、前記浄化部１９はハニカム状に成形した触媒２３
と、その上流側に配置し、浄化部１゛９に導入される空
気流を再加熱する再加熱ヒータ２４および触媒２３の下
流側に配置した補助送風機２５とで構成している。さら
に、前記排出用送風機１５近傍の排煙ダクト１７内に圧
力センサーを使用した外風の強さを検知する外風検知手
段２６を設けるとともに、この出力信号を利用して排出
用送風機１５あるいは補助送風機２５の送風性能を制御
する制御手段２７を設けている。すなわち、本実施例の
制御は、予め外風が加わらない時の排煙ダクト１７内の
圧力を、外風検知手段２１で検知して制御部２２に記憶
させ、外風が加わった時の排煙ダクト１７内の圧力の上
昇を外風検知手段２１で再度検知し、両検知量の差が無
くなるように排出用送風機１５あるいは補助送風機２５
を制御するものである。一方、前記バイパス路２０の入
口には、バイパス路２０の入口あるいは排煙ダクト側通
路２８のいずれか一方を選択閉止するダンパー２９を設
けていると同時に補助送風機２５の送風量は排出用送風
機１５の送風量より、かなり受流量に設定している。ま
た、前記バーナ部１２の近傍には火炎の着火状態を確認
する燃焼ｆ＋１！認手段３０を設けるとともにこの出力
信号を利用して前記ダンパー２９の開閉や排気送風機１
５および補助送風機２５の動作を前記制御部２７で制御
するようにしている。

ここで前記燃焼確認手段３０は熱電対などの温度センサ
ーを用いた立消安全装置をも兼用している。

なお、３１はレンジ１１で発生した油煙などを効果的に
捕集するためにレンジ１１上方に設けたフードであり、
実線矢印は空気の流れを示す。

次に油煙などを捕集する調理中の動作について説明する
０駆動作は、第１図に示すように、バーナ部１２に火炎
が着火した場合、燃焼確認装置３０からの出力信号を受
けて制御部２７が、まず、ダンパー２９を動作させてバ
イパス路２０の入口を閉止し、排煙ダクト側通路２８を
開放した通風路構成とする。

その後、排出用送風機１５を駆動しかつ補助送風機２５
を停止の状態にすると吸入口１３から排出口１６に至る
空気の流れを生じ、レンジ１１で発生した油煙を、この
空気流ともに排煙ダクト１７内に吸引する。

一方、排出用送風機１５に外風が加わった場合、排煙ダ
クト１７内の圧力が外風の強さに応じて上昇し、排出用
送風機１５の送風能力が低下する。しかし、外風検知手
段２６からの出力信号によって制御部２７が外風の加わ
る以前の圧力に復帰するように排出用送風機１５能力を
制御して、常に外風の影響に打ち勝つ送風性能を維持す
るように制御するものである。ここで、排煙ダクト１７
内に吸引された油成分や臭気は吸入口１３内部に設けて
いる貯溜部１８を通過する際、貯溜部１８を構成する吸
着剤２１表面に付着分離されると同時に、臭気も吸着剤
２１に吸着除去されるものである。なお、本動作中は加
熱ヒータ２２および再加熱ヒータ２４への通電も停止す
るように制御している。

次に、調理後の浄化の動作について説明する。

本動作は第２図に示すように、バーナ部１２の火炎が消
炎した場合、燃焼確認装置２８からの出力信号を受けて
制御部２７が、まず、ダンパー２９を動作させてバイパ
ス路２０の入口を開放し、排煙ダクト測道２８を閉止し
た通風路構成とする。その後、補助送風機２５を駆動し
かつ排出用送風機１５を停止の状態にすると同時に貯溜
部１８を構成する加熱ヒータ２２によって吸着剤２１を
加熱して吸着剤２１に付着あるいは吸着されている成分
を放出させ、浄化部１９内に少風量で導入し触媒２３を
通過後、排出口１６より浄化された空気として排出する
ものである。−方、この動作中に排出用送風機１５に外
風が加わった場合も調理中と同様の動作をするものであ
る。

すなわち、排出用送風機１５に外風が加わった場合、排
煙ダクト１７内の圧力が外風の強さに応じて上昇し排出
用送風機１５の送風能力が低下する。しかし、外風検知
手段２６からの出力信号によって制御部２７が、外風の
加わる以前の圧力に復帰するように排出用送風機１５の
能力を制御して、常に外風の影響に打ち勝つ送風性能を
維持するように制御するものである。ここで、本動作中
、浄化部１９に設けた再加熱ヒータ２４は、バイパス路
２０内に流入する空気流の温度が低温度の場合のみ、触
媒２３を効果的に作用させる動作温度に達するまで通電
するものである。また、前記制御部２７内にタイマー機
能を持たせてバーナ部１２の火炎が消炎後、一定時間動
作させた後、装置の運転を停止させるようにプログラム
している。

なお、本実施例は、外風検知手段２１として圧力センサ
ーを使用して説明したが、例えば流速センサーや流量セ
ンサーを使用しても同様の効果が得られることは言うま
でもな（、それらの設置場所も例えば家屋壁面１４の外
面に設置するなどしても同様の効果が得られるものであ
る。

発明の効果 以上のように本発明の排煙装置は、外風の強さに応じて
排出用送風機の送風性能を自動的に制御し、常に送風機
の性能を、外風に打ち勝つ性能に制御するため、外風に
影響されず、効果的に厨房内の油煙などを排出すること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す排煙浄化装置の油煙な
どの捕集動作中の断面図、第２図は同装置の浄化動作中
の断面図、第３図は同装置の制御ブロック図、第４図は
従来例の断面図である。 Ａ・・・・・・排煙浄化装置、１３・・・・・・吸入口
、１４・・・・・・壁面、１５・・・・・・排出用送風
機、１６・・・・・・排出口、１７・・・・・・排煙ダ
クト、１８・・・・・・貯溜部、１９・・・・・・浄化
部、２０・・・・・・バイパス路、２５・・・・・・補
助送風機、２６・・・・・・外風検知手段、２７・・・
・・・制御部。 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端をレンジの近傍に臨ませた吸入口とし、他端は家屋
   の壁面を貫通して屋外に臨ませ、かつ排出用送風機を配
   置した排出口とし、油および臭気を一次的に貯溜する貯
   溜部と、油を浄化する浄化部とを内蔵した排煙ダクトと
   外風の強さを検知する外風検知手段とを有し、前記浄化
   部は上流側を前記貯溜部に臨ませ、下流側を排出口に臨
   ませたバイパス路内に設けるとともに補助送風機を有し
   、調理中は前記排出用送風機を運転し、浄化中は前記補
   助送風機を運転し、前記両送風機の送風性能を、前記外
   風検知手段の出力に応じて制御する排煙浄化装置。