JPS62199421A - 可変ポンプを用いた射出成形機の成形制御方法 - Google Patents

可変ポンプを用いた射出成形機の成形制御方法

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JPS62199421A
JPS62199421A JP4242586A JP4242586A JPS62199421A JP S62199421 A JPS62199421 A JP S62199421A JP 4242586 A JP4242586 A JP 4242586A JP 4242586 A JP4242586 A JP 4242586A JP S62199421 A JPS62199421 A JP S62199421A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、負荷応答形可変流量油圧ポンプを射出工程時
の動力源として用いた射出成形機の成形制御方法に関す
るものである。
(従来の技術) 射出成形機の射出工程は、大別すると溶融樹脂の射出開
始から該樹脂が金型キャビティ末端に到達する迄の充填
工程と、その後キャビティ内の溶融樹脂の冷却固化に伴
なう収縮を補う保圧工程からなる。従来より、この充填
工程を射出スクリュー(またはプランジャ)の射出速度
を予め定められたプログラムによって制御する、いわゆ
るプログラムドインジェクション法は知られており、充
填圧力または射出速度をスクリューの位置によって変化
させることにより溶融樹脂の充填速度を制御している。
また、保圧工程では、その保圧圧力をタイマーにより複
数段に制御する保圧圧力の制御方法も同様に知られてい
る。更に、上記充填工程から保圧工程への切換を、スク
リューの位置、すなわち充填工程のスクリューの設定位
置によって切換える方法が採用されている。また更に、
この工程の切換えを射出ラム圧(油圧)あるいは金型キ
ャビティ内の樹脂圧によって制御する方法も知られてい
る。そしてまた、スクリューの移動速度の低下に伴う切
換方法も最近性なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の技術において、射出速度制御領域たる充填工程か
ら保圧圧力制御領域たる保圧工程への切換えは、上記の
とおりスクリューの位置、射出ラム圧あるいはキャビテ
ィ油圧を検知して制御されている。
一方、この切換制御において望ましいことは。
溶融樹脂が金型キャビティの末端に到達すると同時に、
即ち実際の充填完了と同時に保圧工程の圧力■)御に切
換えることである。しかしながら上記した従来の技術は
、それぞれ下記のとおり、その問題点を有している。
先ず、スクリューの位置によって、この切換制御を行な
う従来装置では、スクリュー位置によって、実際の充填
完了時を検知することが困難であるということである。
即ち、溶融樹脂の充填量は、射出容積によって決まると
ころ、該容積は次式で与えられる。
V:射出容積 D;スクリュー直径 S;ストローク したがって、射出容積には、射出ストロークの変動が、
拡大されて影響するので、実際に得られる充填量は、た
とえ僅かのスクリュー位置の変動によっても大きな誤差
を有することとなる。即ち、スクリュー位置によって上
記切換制御を適切に行うためには、極めて微妙な設定が
要求され、更に射出成形機自体としてこの厳密な位置精
度による繰り返し再現性が必要とされる。そしてこの微
妙な位置設定が僅かでもずれると、保圧工程に切換えら
れる時前の点で、樹脂がキャビティ末端に到達して充填
完了となり、あるいは逆に充填完了前に保圧工程に切換
えられる。そして、前者の場合にはキャビティピーク圧
力が射出速度制御時の設定圧力迄上昇し、パリが発生す
るなどの成形不良が生じ、また後者の場合には樹脂の充
填完了前に充填速度が低下し、フローマークなどの不良
が生じ、更にいずれの場合にあっても成形作業の繰り返
し再現性は阻害される。この問題は従来から知られてい
るため、例えば充填完了前に射出速度制御領域から圧力
制御領域に切換える方法が採用されている。この方法は
1.充填完了前のキャビティ内への溶融樹脂の充填速度
を圧力で制御する方法であり射出速度によって直接制御
するものではない、一方、成形品の表面状態をコントロ
ールするためには、射出速度が重要な因子となっており
、その起め上記方法は、良質な成形品を得るためには充
填完了直mが不安定領域にならざるを得ない。
次に上記した射出ラム圧によって充填工程から保圧工程
へ切換える従来技術では、成形条件を変更する際、射出
速度を変えると、ノズル、スプルーおよびゲート部など
の溶融樹脂の通過抵抗が射出速度に依存しているので該
通過抵抗が変化し、そのため充填完了直前のラム圧も変
化する。
その結果成形条件を変更する毎に、充填工程から保圧工
程への圧力切換点を設定する射出ラムの切換え圧を変え
なければならないという問題がある? 更に、充填工程に於て射出速度のパターンが多段制御さ
れる場合には、射出ラム圧の変化、即ち負荷圧も射出速
度の変化に伴って増減する゛ため。
射出ラム圧を検出して保圧工程へ切換える制御方法には
、保圧へ切換えるための制御領域を設ける必要があった
。即ち、この制限領域とは、実際の充填完了前のある定
められた点以前では射出ラム圧がたとえ切換設定値に達
しても保圧への切換制御を行なわないという制限となる
。このような問題点は、射出ラム圧による保圧切換のみ
でなく金型キャビティ内樹脂圧の検出および射出速度の
低下を検出して保圧へ切換える場合にも同様であった。
(問題点を解決するための手段) 従来の問題点を解決するためには、保圧工程への切換を
行うための基準となる値が射出工程中ののある時点(瞬
時)における何らかの値(例えば射出ラム圧)ではなく
、時間経過と共に単調増加するもので、かつまた射出成
形性に意味をもつ情報である必要がある。
本発明においては、従来の問題点を解決するため、負荷
応答形可変流量油圧ポンプへの供給電力を時間積算し、
この積算値が基準値に達した時点にて保圧工程へ切換え
ようとするものである。
(作用) 本発明は、実際の射出成形性を示す負荷応答形可変流量
油圧ポンプに供給されるエネルギー量を検出し、その検
出値が予め設定された基準値に達した時点に於て保圧工
程へ切換えるので射出成形性は、毎ショット一定するこ
とになり成形品の品質も安定する。
(実施例) 本発明の実施例を第1図に示す、スクリューシリンダ1
6内の溶融樹脂17は、射出プランジャ14を介してス
クリュー15に加えられる負荷応答形可変流量油圧ポン
プ11の油圧によって金型キャビティに充填される。1
8はサクシ翼ンフィルター、19はタンクである 射出工程中、射出プランジャ14に加えられる負荷を負
荷圧検出ライン20により検出し、これを負荷応答形可
変流量油圧ポンプ11にフィードバックすることにより
、該油圧ポンプ11の吐出量、吐出圧を負荷に応答させ
、スクリュー15を駆動する。負荷応答形可変流量油圧
ポンプ11を駆動する電動機6への供給電力は、電力検
出ライン7によって測定され、検出開始トリガー発信器
22の指令によって、射出開始と共に積算電力演算器3
に出力される。積算電力演算器3は上記測定した供給電
力を射出開始と共に積算し、これによってスクリュー1
5の駆動に要したエネルギー量が検出されることになる
。該積算値は積算電力演算器3から比較器2に出力され
ている。一方比較器2には所定の切換値を予め設定した
保圧切換値設定器1から該切換値が与えられている。
比較器2は上記積算値および同切換値を比較し、両者の
値が一致したとき、制御器5に保圧切換信号を発する。
更に制御器5はドライバアンプ4を介して、スクリュー
15の移動速度を制御する電磁流量制御弁13のコイル
13aおよび射出圧力、保圧力を圧力制御ライン21を
介して制御する電磁リリーフ12のコイル12aに、そ
れぞれ保圧工程の指令値を発する。
(発明の効果) 本発明は上記構成により、充填工程中にスクリュー移動
に必要なエネルギー量、即ち金型キャビティに溶融樹脂
を充填させるために必要なエネルギー量を、負荷応答形
可変流量油圧ポンプへの供給電力の時間積分により検出
でき、該検出値によって充填工程から保圧工程への切換
制御を行なうのことができる。
したがって、本発明では充填工程中に金型キャビティに
加えられるエネルギー量を、毎ショット一定に保つこと
が可能となり、成形品品質の精密化、安定化を達するこ
とができる。
更に、保圧工程への切換えのみでなく、予め切換設定器
に設定する値と積算値が一致した場合に発する信号によ
って、充填工程中の射出速度あるいは射出圧力を切換え
ることも可能であり、前記同様に成形品品質の精密化、
安定化を達することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図である。 l・・保圧切換値設定器 2・・比較器3・・積算電力
演算器 4拳・ドライバアンプ5・・制御器 6・・電
動機 7・・電力検出ライン 11・・負荷応答形可変流量油圧ポンプ12・拳電磁リ
リーフ弁 13・・電磁流量制御弁 L4−−射出プランジャ 15−−スクリュー16・番
スクリューシリンダ 17・溶融樹脂18・赤サクショ
ンフィルタ 19・・タンク20・・負荷圧検出ライン 21・・圧力制御ライン 22・・検出開始トリガー発信器 特許出願人 株式会社 日 本 製 鋼 所代  理 
 人          安   1)  有   三
第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、負荷応答形可変流量油圧ポンプを動力源とする射出
    成形機の制御装置に於て、該油圧ポンプを駆動する電動
    機への供給電力を検出し、該検出値を積算電力演算器に
    より積算し、予め定めた切換設定器によって設定された
    値と該積算値が一致した場合に信号を発することを特徴
    とする射出成形機の成形制御方法。 2、第1項記載の特許請求範囲に於て予め定めた切換設
    定器によって設定された値と該積算値が一致した場合に
    保圧工程へ切換えることを特徴とする射出成形機の成形
    制御方法。 3、第1項記載の特許請求範囲に於て予め定めた切換設
    定器によって設定された値と該積算値が一致した場合に
    射出速度あるいは射出圧力を切換えることを特徴とする
    射出成形機の成形制御方法。
JP4242586A 1986-02-27 1986-02-27 可変ポンプを用いた射出成形機の成形制御方法 Granted JPS62199421A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0393117U (ja) * 1990-01-10 1991-09-24
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EP0563466A1 (de) * 1992-03-31 1993-10-06 Hummel, Erhard Verfahren und Einrichtung zur Ermittlung von Prozessparameter-Summenwerten zur Steuerung und Regelung von Spritzgiessmaschinen

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