JPH084273Y2 - 射出成形機における油圧波形監視装置 - Google Patents

射出成形機における油圧波形監視装置

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JPH084273Y2
JPH084273Y2 JP1989115895U JP11589589U JPH084273Y2 JP H084273 Y2 JPH084273 Y2 JP H084273Y2 JP 1989115895 U JP1989115895 U JP 1989115895U JP 11589589 U JP11589589 U JP 11589589U JP H084273 Y2 JPH084273 Y2 JP H084273Y2
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pressure
oil
hydraulic
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molding machine
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眞司 寺田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出シリンダ等に供給される油圧を監視す
るための射出成形機における油圧波形監視装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材
料を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は
硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すように
した射出成形機には、機台上に型締装置と射出装置が設
置されている。
射出装置の先端部には射出ノズルが装着されていて、
該射出ノズル内のスクリュを移動させることによって金
型の中に樹脂が射出される。
上記射出工程が終了した後において、キャビティ内の
樹脂が冷却し収縮した分を補うため、一定の射出油圧を
作用させる。この保圧工程においては、射出シリンダ内
の油圧によりキャビティ内の圧力を保持するようになっ
ていて、上記射出工程から保圧工程への切換えは、予め
設定された充填時間、スクリュ位置、射出シリンダ圧力
により行われる。
第2図に、上記従来の射出成形機における油圧波形監
視装置の回路図を示す。
図において、1はピストン2を摺動自在に収容すると
ともに油室3,4を有するアクチュエータすなわち射出シ
リンダで、油室3に圧油を供給することによりピストン
2を矢印A方向に移動させ、スクリュ5を前進させて射
出を行い、矢印B方向に移動させることによりスクリュ
5を後退させて計量、サックバック等を行う。
6は油を供給する可変容量形の油圧ポンプ、8はオイ
ルタンク、9は油圧ポンプ6からの圧油を射出シリンダ
1の油室3に対して給排するための電磁切換弁であり、
弁をI位置にすることによって油室3内に圧油を供給
し、II位置にすることによって油室4内に圧油を供給
し、一方では油室内3の圧油を排出しN位置にすること
によって射出シリンダを中立状態にする。
上記油圧ポンプ6はモータによって回転させられるポ
ンプ本体16、ポンプ本体16から圧送される油の圧力を検
出するための圧力センサ17、油の圧力及び流量を設定す
る比較器18、圧力及び流量を設定値に維持するための弁
19,19′、油圧ポンプ6の容量を可変とするための機構
を操作するアクチュエータ20、該機構の状態を検出する
ためのセンサ21を内蔵している。上記圧力設定及び流量
設定は、比較器18に接続された図示しない制御装置によ
って行われる。
上記構成の射出シリンダの制御装置においては、電磁
切換弁9を切り換えるとともに、圧力センサ17を内蔵し
た油圧ポンプ6の流量及び圧力が制御され、射出シリン
ダ1が駆動される。そして、射出シリンダ1が設定され
た速度で前進した射出を行いキャビティ内に樹脂を充填
した後、保圧工程への切換えが行われる。
該保圧工程への切換えは、射出シリンダ1内の圧力が
予め設定された圧力に達すると行うようになっている。
また、上記保圧工程が終了して成形品が取り出される
と、続いて計量工程が開始されスクリュ5が後退して次
のショットのために樹脂が供給される。この時、供給さ
れた樹脂が加熱され溶融される際に混入した空気等を排
出するためにスクリュ5に背圧が加えられ、樹脂圧力が
所定圧に保たれるようになっている。
そこで、上記各工程において圧力制御を行うため電磁
切換弁9と射出シリンダ1の油室3を結ぶ油路24に圧力
センサ30が配設されている。該圧力センサ30はモニタ31
と接続されていて、圧力の波形を監視することができ
る。
該モニタ31には、上記圧力センサ30からの信号だけで
なく設定された圧力が入力されるようになっていて、実
際の波形と設定波形とを比較することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の射出成形機における油圧波
形監視装置においては、アクチュエータ、例えば射出シ
リンダ1の油室3内に供給される油の圧力を検出してモ
ニタする場合、専用の圧力センサが必要となり、他のア
クチュエータについても監視する必要がある場合には、
そのための専用センサが必要となりコストが上昇してし
まう。
本考案の目的は、上記射出成形機における油圧波形監
視装置の問題点を解決して、射出工程、保圧工程、計量
工程等の各工程で圧力監視を行う場合、アクチュエータ
ごとにセンサを設置する必要のない射出成形機における
油圧波形監視装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案の射出成形機における油圧波形監
視装置においては、ポンプ本体及び圧力センサを内蔵
し、該圧力センサによって検出された圧力、及び制御装
置によって設定された圧力に基づいて、上記ポンプ本体
から圧送される油の圧力を制御する油圧ポンプと、切換
弁を介して上記油圧ポンプに接続され、上記ポンプ本体
から圧送された油が供給されるアクチュエータと、上記
圧力センサに接続されて配設され、圧力センサによって
検出された上記圧力が入力されるモニタとを有する。
(作用) 本考案によれば、上記のように射出成形機における油
圧波形監視装置においては、ポンプ本体及び圧力センサ
を内蔵し、該圧力センサによって検出された圧力、及び
制御装置によって設定された圧力に基づいて、上記ポン
プ本体から圧送される油の圧力を制御する油圧ポンプ
と、切換弁を介して上記油圧ポンプに接続され、上記ポ
ンプ本体から圧送された油が供給されるアクチュエータ
とを有する。
この場合、上記圧力センサによって圧力が検出される
と、検出された圧力及び制御装置によって設定された圧
力に基づいて、上記ポンプ本体から切換弁を介してアク
チュエータに圧送される油の圧力が制御される。
また、上記圧力センサに接続されて配設され、圧力セ
ンサによって検出された上記圧力が入力されるモニタを
有する。
この場合、圧力センサによって圧力が検出されると、
該検出された圧力は、例えば、加算器に送られ、検出さ
れた圧力及び設定された圧力に基づいて油の圧力が制御
される。また、上記検出された圧力はモニタにも入力さ
れる。したがって、上記アクチュエータに供給される油
の圧力を監視することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について第1図に基づき詳細に
説明する。
第1図は本考案の射出シリンダの制御装置における油
圧回路図を示す。
図において、1はピストン2を摺動自在に収容すると
ともに油室3,4を有するアクチュエータすなわち射出シ
リンダで、油室3に圧油を供給することによりピストン
2を矢印A方向に移動させスクリュ5を前進させて射出
を行い、矢印B方向に移動させることによりスクリュ5
を後退させて計量、サックバック等を行う。
6は油を供給する可変容量形の油圧ポンプ、8はオイ
ルタンク、9は油圧ポンプ6からの圧油を射出シリンダ
1の油室3に対して給排するための電磁切換弁であり、
弁をI位置にすることによって油室3内に圧油を供給
し、II位置にすることによって油室4内に圧油を供給す
る一方で油室内3の圧油を排出し、N位置にすることに
よって射出シリンダを中立状態にする。
上記油圧ポンプ6はモータによって回転させられるポ
ンプ本体16、該ポンプ本体16から圧送される油の圧力を
検出するための圧力センサ17、油の圧力及び流量を設定
する比較器18、圧力及び流量を設定値に維持するための
弁19,19′、油圧ポンプ6の容量を可変とするための機
構を操作するアクチュエータ20、及び該機構の状態を検
出するためのセンサ21を内蔵している。上記圧力設定及
び流量設定は、比較器18に接続された図示しない制御装
置によって行われる。そのため、検出信号と設定信号と
を加算する加算器18a,18bが設けられ、上記比較器18に
接続される。
上記構成の射出シリンダの制御装置においては、電磁
切換弁9を切り換えるとともに、圧力センサ17を内蔵し
た油圧ポンプ6の流量及び圧力が制御され、射出シリン
ダ1が駆動される。そして、射出シリンダ1が設定され
た速度で前進して射出を行いキャビティ内に樹脂を充填
した後、保圧工程への切換えが行われる。
該保圧工程への切換えは、射出シリンダ1内の圧力が
予め設定された圧力に達したときに行うようになってい
る。
また、上記保圧工程が終了して成形品が取り出される
と、続いて計量工程が開始されスクリュ5が後退して次
のショットのために樹脂が供給される。この時、供給さ
れた樹脂が加熱され溶融される際に混入した空気等を排
出するためにスクリュ5に背圧が加えられ、樹脂圧力が
所定圧に保たれるようになっている。
本考案の射出成形機における油圧波形監視装置におい
ては、上記各工程での圧力を検出するとともに監視も行
うため、上記ポンプ本体16から圧送される油の圧力を検
出するための圧力センサ17がモニタ35に接続される。
すなわち、上記圧力センサ17の出力は、加算器18aに
送られるだけでなく、モニタ35にも送られ上記射出シリ
ンダ1の油室3に供給される油圧が監視される。
また上記モニタ35には、上記圧力センサ30からの信号
だけでなく設定された圧力が入力されるようになってい
て、実際の波形と設定波形とを比較することができる。
以上、上述したような構成にすることによって、操作
者は圧力波形を見ながら成形作業における設定条件の変
更を行うことができ、成形品の状態を監視することがで
きるようになるだけでなく、異常事態においては緊急停
止を行うことができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、そ
れらを本考案の範囲から排除するものではない。
例えば、本実施例においては射出成形機の射出シリン
ダの圧力波形を監視するものについて説明しているが、
型締シリンダの圧力波形、エジェクタシリンダの圧力波
形、オイルモータの圧力波形についても同様に監視する
ことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、射出成形機に
おける油圧波形監視装置においては、ポンプ本体及び圧
力センサを内蔵し、該圧力センサによって検出された圧
力、及び制御装置によって設定された圧力に基づいて、
上記ポンプ本体から圧送される油の圧力を制御する油圧
ポンプと、切換弁を介して上記油圧ポンプに接続され、
上記ポンプ本体から圧送された油が供給されるアクチュ
エータと、上記圧力センサに接続されて配設され、圧力
センサによって検出された上記圧力が入力されるモニタ
とを有する。
この場合、油圧ポンプに内蔵され、ポンプ本体から圧
送される油の圧力を制御するための圧力センサにモニタ
を接続するだけでよいので、アクチュエータの圧力を検
出するために専用の圧力センサを配設する必要がない。
したがって、アクチュエータごとに圧力センサを設置
する必要がなく、設置される圧力センサの数を少なくす
ることができる。その結果、射出成形機における油圧波
形監視装置のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の射出シリンダの制御装置における油圧
回路図、第2図は従来の射出成形機における油圧波形監
視装置の回路図である。 1……射出シリンダ、2……ピストン、3,4……油室、
6……油圧ポンプ、9……電磁切換弁、16……ポンプ本
体、17,30……圧力センサ、18……比較器、31,35……モ
ニタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポンプ本体及び圧力センサを内蔵
    し、該圧力センサによって検出された圧力、及び制御装
    置によって設定された圧力に基づいて、上記ポンプ本体
    から圧送される油の圧力を制御する油圧ポンプと、 (b)切換弁を介して上記油圧ポンプに接続され、上記
    ポンプ本体から圧送された油が供給されるアクチュエー
    タと、 (c)上記圧力センサに接続されて配設され、圧力セン
    サによって検出された上記圧力が入力されるモニタとを
    有することを特徴とする射出成形機における油圧波形監
    視装置。
JP1989115895U 1989-10-03 1989-10-03 射出成形機における油圧波形監視装置 Expired - Lifetime JPH084273Y2 (ja)

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JPH0355222U JPH0355222U (ja) 1991-05-28
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JPH0639951B2 (ja) * 1986-05-19 1994-05-25 日精樹脂工業株式会社 油圧回路の制御方法
JPH01206018A (ja) * 1988-02-12 1989-08-18 Komatsu Ltd 射出成形機の油圧制御回路

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