JPS62199403A - 積層物圧縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機結合剤を混合可能なセラミック酸化物粉
末を含むフォイルと、これらフォイル間に介挿され導電
性材料よりなるパターンを有する層とを並置した積層物
を圧縮する装置であって、炉とそれぞれ圧力面および端
面を有し炉の境界壁を貫通して炉内に突出する２個のダ
イスとを具え、それらダイスを、互いに対向する圧力面
間に積層物が配置できるよう配設し、少なくとも一方の
ダイスをそれらダイスを互いに押圧することができるよ
うな手段に連結した圧縮装置に関するものである。

多層コンデンサーを製造するのに用いることを意図した
このような装置は、欧州特許願第０１３７５６６号によ
り既知である。この既知の装置では、一方のダイスが固
定して配設され、一方このダイスに整列して配設した他
方のダイスだけが、運動用シリンダ一手段により、これ
ら２個のダイスの中心線に一致する方向に移動すること
ができる。この装置はそれ自身満足すべきものであるが
、フォイル積層物の形状のずれに伴なって、フォイルに
作用する圧力の偏りが圧力面全体に亘って起きることが
ある。

この問題に対処するため、少な（とも一方のダイスを、
圧縮装置の残りの部分に関連する他方のダイスから離間
した一方のダイスの端面にて、関連するダイスの中心線
に対して交差して延在する球状の当接面により支持する
。

このような構成を用いることにより、積層物の圧縮下で
ダイスに作用する力によりダイスそれ自体を、圧力面全
体に均一に分布する圧力がダイスにより積層物に加えら
れるような位置に自動的にもたらすことができる。

さらに、このような装置を用いれば、模状の積層物を２
個のダイスの間で圧縮することも可能となる。

以下、本発明装置の実施例を図を参照して詳述する。

図に示す装置１は、コラム３等により支持された炉５を
具え、この炉には、符号７により線図的に示す、たとえ
ば、加熱コイルのような加熱部材が設けられている。そ
の炉は、たとえば、既述した欧州特許願第０１３７５６
６号に開示された型式のものとすることができる。

鉛直に配設されたダイス９は、炉の底壁を貫通しており
、ダイスの中心線Ａに対して直交して延在する圧力面１
１によりその上端部が限定されている。圧力面から離間
する端面において、ダイス９は球状の当接面１３により
境界が定められており、この当接面によりダイスは、カ
ウンターブロック１７の真直な支持面１５に当接する。

当接面１３の曲率半径Ｒ，の中心Ｍ１は、本実施例では
、ダイス９の中心線＾、上に、すなわち当接面１３から
離間した側で圧力面１１から一定距離離れて位置する。

炉５の下方に突出するダイス９の端部に連結部材１９を
固着する。この連結部材は、たとえば、ダイスのまわり
に突出させて固着した単一のリング又は、互いに一定角
度で離間しダイスに固着した複数のアームにより構成さ
れている。本実施例では、つる巻きばね２１とした複数
のばねを、連結部材１９とカウンターブロック１７との
間に互いに一定角度で離間させて配設する。

第２のダイス２３は、炉５の土壁に設けた開口を貫通し
ており、通常ダイス９と直線をなすよう配設され、基本
的には同一形状をしている。すなわち、ダイス２３は、
ダイス９の圧力面１１に対向して配設されダイス２３の
中心線Ａ２に対して直交して延在する圧力面２５を具え
る。ダイス２３は、その他端に球状の当接面２７を具え
、この当接面によりダイス２３は、圧力ブロック３１の
真直な支持面２９に当接する。

当接面２７の曲率半径Ｒ２の中心Ｍ２は、ダイス２３の
中心線Ａ２上に、すなわち当接面２７から離間した側で
圧力面２５から一定距［ｉれて位置する。

炉５から上方に突出するダイス２３の端部に、連結部材
１９に対応する連結部材３３を固着する。ばね２１に対
応するつる巻きばね３５を、この連結部材３３と圧力ブ
ロック３１との間に配設する。

たとえば、線図的に示した液圧プレス３７の如き適当な
手段を用いて、圧力ブロック３１に矢印Ｐで示す方向に
力を作用させ、ダイス２３をダイス９に向けて押圧する
。２個のダイス９および２３の圧力面１１と２５との間
に配設した、例えば、上述した複数のフォイルおよびそ
れらの間に挿入された介在層との積層物のような生成物
を、圧縮すると同時に、炉５の加熱部材を用いて加熱す
ることができる。

図では、ダイス９および２３が中立位置にあり、それら
の中心線Ａ、および八〇は互いに直線をなす。

作動中、ダイス９又は２３のそれぞれの圧力面１１およ
び２５に作用する力がそれら圧力面に均一に分布しない
時に、関連するダイスは、球状の当接面１３又は２７に
よって傾くことにより自動的に調整することができ、そ
の結果、各ダイスはそれぞれの中心線が互いに直線をな
さない相対位置を取ることになる。これに対してダイス
の圧力面１１および２５に接触する境界面が少なくとも
互いにほぼ平行である生成物には、均一な圧力が全表面
に作用することが保障される。一方、ダイス間に多少模
形状をした生成物を配設し同時に素材を均一に圧縮する
こともできる。

関連する球状の当接面を支点としてダイスを傾斜させる
に必要な力は、ばね２１および３５の強度を選択するこ
とによって変更することができ、これらばねによりダイ
スに作用する力が打ち勝つ時にだけダイスは傾くことが
できる。そして、ばねは常にダイスを図に示す中立位置
に保持するよう機能し、また中立位置に復帰させる。

図から明らかなように、ダイス９又は２３の球状の当接
面１３又は２７の曲率半径Ｒ，又はＲ１の中心Ｍ１又は
ｈは、この当接面から離間した圧力面１１又は２５の側
に、すなわち関連するダイスの中心線Ａ、又はＡ２上に
位置する。このように構成したので、それらダイスに圧
力が作用した時にも、ダイスの好ましくない湾曲を相殺
することができる。

勿論、上述し図に示した本発明装置を変更しおよび／ま
たは付加することは、本発明の範囲内で可能である。

たとえば、ダイス９および２３の端面を真直にかつダイ
スの中心線に対して直交して延在するよう形成すること
もでき、このような場合には、それら端面に協働するカ
ウンターブロック１７および圧力ブロック３１の支持面
をそれぞれ凸形状とする。

また実施例では、弾性手段がつる巻きばね形状をしてい
るが、板ばね又はロンド形状をしたばねを用いることも
できる。

【図面の簡単な説明】 図は、本発明装置を示す断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、有機結合剤を混合可能なセラミック酸化物粉末を含
   むフォイルと、これらフォイル間に介挿され導電性材料
   よりなるパターンを有する層とを並置した積層物を圧縮
   する装置であって、炉とそれぞれ圧力面および端面を有
   し炉の境界壁を貫通して炉内に突出する２個のダイスと
   を具え、それらダイスを、互いに対向する圧力面間に積
   層物が配置できるよう配設し、少なくとも一方のダイス
   をそれらダイスを互いに押圧することができるような手
   段に連結した圧縮装置において、 少なくとも一方のダイスを、圧縮装置の残 りの部分に関連する他方のダイスから離間した一方のダ
   イスの端面にて、関連するダイスの中心線に対して交差
   して延在する球状の当接面により支持したことを特徴と
   する積層物圧縮装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の装置において、両ダイ
   スを、それらの端面にて球状の当接面にて支持したこと
   を特徴とする積層物圧縮装置。 ３、特許請求の範囲第１項又は第２項記載の装置におい
   て、ダイスの端面を球状とし、その球状の当接面の曲率
   半径の中心を、他のダイスの側に対向する球状の当接面
   の側のダイスの中心線上に位置させたことを特徴とする
   積層物圧縮装置。 ４、特許請求の範囲第３項記載の装置において、ダイス
   の球状の当接面の曲率半径の中心を、ダイスから離間し
   た側でダイスの圧力面から一定距離離間して配置したこ
   とを特徴とする積層物圧縮装置。 ５、特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか１項に
   記載の装置において、それぞれのダイスの中心線が互い
   に直線をなす位置からのダイスの運動を相殺する弾性手
   段によりダイスを支持したことを特徴とする積層物圧縮
   装置。 ６、特許請求の範囲第５項記載の装置において、ダイス
   をその周囲に互いに一定角度離間させて複数のばね手段
   を配設し、一端をダイスに支持し他端をダイスに協働す
   るブロックに支持したことを特徴とする積層物圧縮装置
   。