JPS62199357A - 片持型平面研削盤に於るワ−クの端面研削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （関連技術分野） 本発明は片持型平面研削盤（横軸角テーブル型平面研削
盤）におけるワーク端面の研削装置に関するものである
。

（従来技術） 従来の片持型の平面研削盤（第８図）で端面研削をする
場合、１）第９図の如く、横軸砥石頭を９０′回転させ
て１手動ハンドルによってテーブルに切込み送りをかけ
て研削する（横軸砥石頭のワークに対する向きを水平面
内で変更するもの）か、２）ワークを研削出来る方向に
向きを変え、横軸又は横軸砥石頭にて研削する（テーブ
ル上のワークをセット替えするもの）かの何れかの方法
がとられて来た。さて前者即ち、１）の場合、特殊な横
軸砥石頭を作る必要があり、０°及び９０’位置におけ
る位置決め精度を高めるととが困難であること、砥石頭
の剛性が低下すること、カップ砥石を使用するので大き
な切込みをかけられず研削能率が悪いこと、砥石のドレ
ッシングが難かしいこと、テーブルを手動ハンドルで送
る為減速装置が必要となり、研削状態を目で確認しなが
ら作業する必要があり危険であること、等々の問題点が
ある。

又後者即ち２）の場合、ワークの向きを変える為、芯出
し時間がロスタイムとなること、ワークの形状によって
は向きを変える事ができず、より大形の研削盤で作業を
しなければならないこと、等の問題がある。

（発明の解決しようとする問題点） 片持形式の平面研削盤において、（１）ワークの段取り
替え、（２）砥石の交換、（３）テーブルの切込送りの
手動ハンドル操作をしないでワーク端面を効率良く研削
できるようにすることを目的とするものである。

（発明による解決手段） テーブル駆動用油圧シリンダの回路を閉ループ状態又は
低圧回路状態でクランプ結合して端面研削送り可能にし
た端面研削装置であって、該端面研削装置は前記テーブ
ル下部に設けたブラケットをクランプ可能な対をなした
クランプパッドを有する油圧クランプ装置を有し、該油
圧クランプ装置にはボールねじが取付けられ、該ボール
ねじはねじ軸と螺合し、該ねじ軸を直流サーボモータに
よって駆動することにより前記ブラケットを介しテーブ
ルに送りを与えるようにしたことを特徴とする。

（実施例） 以下図面に基いて説明する。第１図において１は研削盤
のテーブルである。２はテーブル１の下部に固着された
ブラケット、３は油圧クランプ装置で、これにより上記
ブラケット２をクランプする。４はねじ軸で１両端を軸
受５，５にて支持され、一端でカップリング６、減速機
７を介し、直流サーボモータ８によって回転駆動される
。ねじ軸４にボールねじ９が螺合し、ねじ軸４の駆動で
、このボールねじ９が横移動するので、クランプ装置３
で一体化されたテーブル１を左右に移動させることがで
きる。

第２図及び第３図を参照してクランプ装置についてさら
に詳細に説明する。１０はブラケット２を挟んでクラン
プする対をなしたクランプパッドである。１２は各クラ
ンプパッド１０と一体の油圧ピストンで、クランプ装置
本体１１内に設けた連通穴１３に油圧配管１５から送ら
れる圧油によって油圧ピストン１２は作動する。図の例
では計４対の油圧ピストンがある。１０ａはクランプパ
ッド１ｏと一体のばね受体で、常時はばね１４によって
クランプパッド１０を非クランプ状態になるよう外向き
に付勢されている。１６は前記クランプ装置本体１１と
ボールねじ９とを連結する連結体である。

第４図は油圧クランプ装置３へのクランプ配管系統図を
示す。Ｐは油圧ポンプ、Ｔはタンク、１７は逆止弁、１
８はレリーフ弁、１９は電磁切換弁。

２０は増圧シリンダ、Ａ、Ｂは絞り弁、Ｃ，Ｄはピスト
ンである。

さて通常は絞り弁Ａ、Ｂは閉じられている。そして油圧
ピストン同期回路から油もれがあった場合、同回路へ作
動油の補給をするが、この場合は絞り弁Ａを閉じ、絞り
弁Ｂを開くと、圧油は増圧シリンダ２０のＣ室とＤ室が
同一圧力となる。ところが、Ｃ室の断面積〉Ｄ室の断面
積の関係に構成されているので、・増圧シリンダ２０内
のピストンは上昇する。その結果、ポンプＰ側からＤ室
に作動油が供給されるので、油圧ピストン１２の同期回
路内は所定の圧力状態に維持される。

（作用） １）通常の研削作業では、第６図又は第７図の駆動回路
により、油圧シリンダ２２を作動させてテーブル１を駆
動する。

２）次に端面研削時は次の操作でテーブル１を駆動する
。

■テーブル１を油圧シリンダ２２で原点用ドック２１が
図示しない原点用ストッパーに当る位置まで移動させる
（原点復帰の動作）。

■クランプ装置３で、テーブル下面のブラケット２をク
ランプする。クランプ装置３は第４図の端面研削装置配
管の油圧回路図（第４図）に従って油圧でクランプし、
油圧を抜くとばね１４でアンクランプされる。

■テーブル駆動油圧シリンダ回路図（第６図）の電磁弁
ｄを開、Ｃを閉、ｂを開にするか、又は第７図の如く電
磁弁ｄ′を開にする。

■テーブル１をＮＣ指令により、所定の位置まで移動さ
せ、第５図の如く旋回砥石頭Ｒの砥石にてワークＷの端
面研削をする。尚テーブル１の移動は、ＤＣサーボモー
タ８、減速機７．ボールネジ９等により構成される前記
端面研削用送り装置によって行なう。また切込み送りも
テーブル１の移動により行う ３）端面研削終了後クランプ装置３をアンクランプする
。

４）第６図の電磁弁ｄを閉、同じくｃを開、ｂを閑にす
るか、又は第７図の電磁弁ｄ′を閉にして油圧シリンダ
２２でテーブル駆動ができる状態に復帰させる。

（効果） 通常のテーブル送りの外に、端面研削時のみ油圧クラン
プ結合する端面研削用送り機構を備えているので、ワー
クをテーブル上に取付けたま＼で旋回砥石頭を用いて端
面研削が可能となった。したがってワークの段取り替え
、砥石の交換、テーブルの切込送りの手動ハンドル操作
等を全く要しないでワーク端面を効率的に研削できるよ
うになった。

特に端面研削用の送り機構は対をなしたクランプパッド
を油圧機構で行うことができ、その移動はねじ軸とボー
ルねじの関係で精密送りできるので、研削作業の能率化
と共に高精度の端面研削が可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る端面研削用送り機構を示す。 第２図は第１図の■矢視部詳細図。 第３図は第２図のｍ−ｔｕ断面図。 第４図は油圧クランプ装置の油圧系統図。 第５図は本発明を備えた平面研削盤の概略図。 第６図は通常のテーブル駆動用油圧シリンダの回路図。 第７図は同じくテーブル駆動用油圧シリンダの回路図。 第８図は従来型の平面研削盤によるワーク上面の研削時
を示す。 第９図は同じく端面研削時を示す。 図において； １　（研削盤の）テーブル ２　ブラケット　　　　３　油圧クランプ装置４　ねじ
軸　　　　　　５　軸受 ６　カップリング　　７　減速機 ８　直流サーボモータ　９　ボールねじ１０　　クラン
プパッド　１０ａ　　ばね受体１１　　クランプ装置本
体 １２　　油圧ピストン　　１３　　連通穴１４　　ばね
　　　　　　１５　　油圧配管１６　　連結体　　　　
　１７　　逆止弁１８　　レリーフ弁　　　１９　　電
磁切換弁２０　　増圧シリンダ　　２１　　原点用ドッ
グ２２　　油圧シリンダ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］通常のテーブル駆動用油圧シリンダの回路を閉ル
   ープ状態にしてテーブルとクランプ結合し端面研削送り
   可能にした端面研削用送り装置を有し、該端面研削用送
   り装置は前記テーブル下部に設けたブラケットをクラン
   プ可能な対をなしたクランプパッドよりなる油圧クラン
   プ装置を有し、該油圧クランプ装置にはボールねじが取
   付けられ、該ボールねじはねじ軸と螺合し、該ねじ軸を
   直流サーボモータによって駆動することにより前記ブラ
   ケットを介しテーブルに送りを与えるようにしたことを
   特徴とする片持型平面研削盤に於るワークの端面研削装
   置。 ［２］通常のテーブル駆動用油圧シリンダの回路を低圧
   回路に切換え、この状態でテーブルと端面研削用送り装
   置とクランプ結合して端面研削を行うようにした特許請
   求の範囲［１］記載の片持型平面研削盤に於るワークの
   端面研削装置。