JPS62198463A - 画像印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ドツトマトリクス型の印刷装置に関し、特に
、印刷ヘッドの改良に関するものである。

（従来の技術） 衝撃型ドツトマトリクス方式の印刷装置は、インクリボ
ンの裏側からピンを突出して点を記録し、この点の集り
から文字や図形を表現する。

この方式の従来のものは、ピンを縦一列に７木乃至８本
並べ、ピンを横に移動するたびに必要なピンを突出して
点を打つ（たとえば特公昭６〇−１２９４３号公報）。

（発明が解決しようとする問題点） 従って従来のものは、１画素（ピクセル）を印刷するの
にその横方向のドツト数に等しい回数（たとえば１ピク
セルが８Ｘ８ドツトの場合には８回）だけ、ピンを突出
したり後退したりする必要があるから、大きな紙に印刷
する場合には長時間を要するという欠点があった。

ところが人物像のような階調のある画像を印刷する場合
は、文字や線形図形を印刷するときのように、必ずしも
ピンを１本づつ突出させる必要はない。

本発明はこの点に着目して、複数のピンを一体的に形成
して、従来のようにピンを１本づつ突出するかわりに同
時に複数の点を打つことにより、ポスターのような階調
のある大型画像を高速で印刷することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は、往復動するキ
ャリッジ上にｎ（ｎは正の整数）個の印刷衝撃体を並設
し、 前記印刷衝撃体には、２の（ｎ−１）乗のべき乗の重み
に応じた本数のピンを、各々のピンの印刷位置が重複し
ない位置に配列して各印刷衝撃体ごとに一体的に固定し
。

しかしてキャリッジの移動に並行して、前記印刷衝撃体
を印刷画像の２のｎ乗の階調に応じた制御信号に基づき
１選択的に衝撃駆動するようにして成るものである。

（作用） すなわち、本発明は、キャリッジ上にｎ個の印刷衝撃体
を配置し、その印刷衝撃体には、２の（ｎ−１）乗のべ
き数の重みに応じた本数のピンを、各々のピンの印刷位
置が重複しない位置に配列したものである。

そして、その印刷衝撃体を選択的に衝撃駆動することに
より、階調のある画像を形成するようにしたものである
。

（実施例） 以下１図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第４図は本発明実施例の概略構成図である。

図において、１は案内杆２に案内されて往復動自在なキ
ャリッジであり、このキャリッジｌ上には第１図で示す
ように印刷ヘッド３ａ〜３ｆをそれぞれ配置する。４は
プラテン５に巻きつけた印刷用紙である。

キャリッジｌに配置する印刷衝撃体としての印刷へラド
３ａ〜３ｆは、第１図に示すようにキャリッジ１の移動
方向に対してそれぞれ等間隔に配置するとともに、その
後端に設けた各吸着板が、印刷のタイミングで電磁石６
ａ〜６ｆの励磁によって吸着されて衝撃駆動できるよう
にする。

印刷へラド３ａ〜３ｆには、第２図の（Ａ）〜（Ｆ）に
示すように、ピン７を配置する。すなわち、本実施例で
は、２６階調（６４階調）を表現するために、６個の印
刷ヘッド３ａ〜３ｆを用意し、これら各印刷へラド３ａ
〜３ｆには、２のべき乗の重みに応じた個数のピン７を
それぞれ配置する。

すなわち、印刷へラド３ａ〜３ｆにそれぞれ対応して、
３２個、１６個、８個、４個、２個、１個の各ピン７を
それぞれ配置する。そしてその各ピン７の配置位置関係
は、各々のピンの印刷位置が重複しない位置に配置する
（第２図の（Ａ）〜（Ｆ）参照）。

これらの関係を一般的に表わすと、ｎを正の整数とし、
２１階調を表現するためにｎ個の印刷ヘッドを用意する
とともに、２の（ｎ−１）乗のべき乗の重みに応じた個
数のピンをｎ個の印刷ヘッドにそれぞれ配置する。そし
て、各ピンの配置位置関係は、各々のピンの印刷位置が
重複しない位置に配置する。

８はキャリッジｌ上に搭載するインクリボン供給機構８
Ａによって印刷時に供給されるインクリボンである。

次に、このように構成される本実施例の動作例について
説明する。ここでは、第５図に示すようにテレビカメラ
やイメージセンサのような画像読取り装は９によって写
真１０を読取り、その写真ｌＯに応じた画像を本実施例
で再現する場合について説明する。

まず、画像読取り装置９は、写真１０の画像を読み取る
と、各画素の濃淡に応じて例えば６ビツトのデジタル信
号にＡ／Ｄ変換する。そして、このデジタル信号は画像
処理用のコンピュータ１１に供給されて記憶される。こ
のように、６ビツトのデジタル信号に変換するのは１本
実施例にかかる印刷装ｆｆ１１２が上述したように、１
画素につき６４階調の表現かで・きるように６個の印刷
へラド３ａ〜３ｆを設けたことに対応する。

そして１画像読取り装２１９による写真１０の読み取り
が終了すると、写真１枚分の画像情報がコンピュータ１
１に記憶される。

次に、コンピュータ１１に記憶された画像情報に基づい
て印刷装置１２による印刷が開始されると、キャリッジ
ｌが案内杆２に案内されて往方向に移動を開始する。そ
して、写真１０における各画素に対応する画像を印刷用
紙４の任意の個所に形成するには、その任意の個所に印
刷ヘッド３ａ〜３ｆがそれぞれ到達したときに、各画素
の濃淡に応じて選択された印刷へラド３ａ〜３ｆを衝撃
駆動する。ことによって行う。

例えば、写真１０における任意の画素が黒のときには、
コンピユータ１１に記憶される６ビツトのデジタル信号
を例えば“１１１１１１”とすれば、その画素に対応す
る個所を印刷用紙４に表現するときには、このデジタル
信号を用いて所定のタイミングで電磁石６ａ〜６ｆを順
次励磁する。

このようにすると、任意の位置において印刷へ７ド３ａ
〜３ｆが所定のタイミングで順次前進するので、印刷用
紙４における任意の個所は印刷ヘッド３ａ〜３ｆにおけ
るすべてのピン７によって印刷されたドツトの総和とな
り、その任意の個所の印刷状態は黒となる。ただし印刷
ヘッド全部のピンの合計本数は６３本で、６４本に１本
足りないからドツト１個の白が残るが、実質は黒である
。

また、例えば写真１０における任意の画素が白のときに
は、コンピュータ１１に記憶される６ビツトのデジタル
信号を例えば“ｏｏｏｏｏｏ°゛とすれば、このデジタ
ル信号を用いて任意の個所に印刷へラド３ａ〜３ｆが到
達しても、印刷へラド３ａ〜３ｆの全てを衝撃駆動させ
ないようにすれば、その任意の個所の印刷状態は白とな
る。

さらに、例えば写真ｌＯにおける任意の画素が白でも黒
でもなく中間調のときには、コンピュータ１１に記憶さ
れる６ビツトのデジタル信号が例えば“０００１１１’
”となる、このときには、このデジタル信号を用いて任
意の個所に印刷ヘッド３ａ〜３Ｃが到達したときに、対
応する電磁石６ａ〜６Ｃのみを励磁すれば、所定のタイ
ミングで印刷ヘッド３ａ〜３Ｃのみが順次衝撃駆動する
。

従って、印刷用紙４における任意の個所の印刷は、これ
らの印刷へラド３ａ〜３Ｃにおけるピンによって印刷さ
れたドツトの総和となり、その任意の個所における印刷
状態は中間調となる。

このように、本実施例によれば、画像の階調を表現する
のにその階調に応じて印刷ヘッドを用意し、この印刷ヘ
ッドを選択的に駆動するだけでよいので、簡易な構成で
あってもすべての階調を容易に表現することができる。

なお印刷ヘッドはキャリッジの移動方向に平行でも直交
方向でも効果に変りない。

（発明の効果） 以上説明したように１本発明によれば、キャリッジ上に
ｎ個の印刷衝撃体を配置し、その印刷衝撃体には、２の
（ｎ−１）乗のべき数の重みに応じた本数のピンを、各
々のピンの印刷位置が重複しない位置に配列するととも
に、その印刷衝撃体を選択的に衝撃駆動することにより
、階調のある画像を形成するようにしたので、ピンを１
本づつ突出して印刷する従来のものに比較して１画像形
成速度が速く、特に、大型のポスターの作成には好適で
あり、しかも階調性に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例における印刷ヘッドの配置構成を
示す平面図、第２図はその印刷ヘッドにおけるピンの配
置を示す説明図、第３図のその印刷ヘッドの要部を示す
斜視図、第４図は本発明実施例の概略平面図、第５図は
本発明実施例の動作例を説明する図である。 １はキャリッジ、３ａ〜３ｆは印刷ヘッド、７はピン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 往復動するキャリッジ上にｎ（ｎは正の整数）個の印刷
   衝撃体を並設し、 前記印刷衝撃体には、２の（ｎ−１）乗のべき乗の重み
   に応じた本数のピンを、各々のピンの印刷位置が重複し
   ない位置に配列して各印刷衝撃体ごとに一体的に固定し
   、 しかしてキャリッジの移動に並行して、前記印刷衝撃体
   を印刷画像の２のｎ乗の階調に応じた制御信号に基づき
   、選択的に衝撃駆動するようにして成る画像印刷装置。