JP2907788B2 - 電子黒板装置 - Google Patents

電子黒板装置

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JP2907788B2
JP2907788B2 JP9070919A JP7091997A JP2907788B2 JP 2907788 B2 JP2907788 B2 JP 2907788B2 JP 9070919 A JP9070919 A JP 9070919A JP 7091997 A JP7091997 A JP 7091997A JP 2907788 B2 JP2907788 B2 JP 2907788B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、同一の筆記画面領
域内に第1色および第2色でそれぞれ記載されている記
載内容を光学的にそれぞれ識別して読み取り、上記第1
色および第2色に対応した離散的なレベルの熱量を画素
単位に印字することで上記筆記画面内容の内容を、基層
上に上記第1色に対応したA色発色層、消色層、上記第
2色に対応したB色発色層を順次積層してなる多色記録
感熱記録紙上に記録する電子黒板装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、複数の発色層が積層された多色感
熱記録紙を用い、複数の色で画像を記録できる多色感熱
記録装置が実用されている。 【0003】例えば、白黒以外に赤色の画像を記録でき
る多色感熱記録装置をファクリミリ装置のプロッタに適
用すれば、強調部分に赤のアンダーラインが引かれた
り、朱印が付されていたり、強調する文字が赤色書かれ
ている文書をそのまま伝送でき、したがって、より効果
的な画情報伝送を行なうことができる。またそのような
多色感熱記録装置をいわゆる電子黒板装置に用いれば、
議事録等をより効果的に記録出力することができる。 【0004】このように、白黒赤の画像を記録するため
の多色感熱記録紙は、図26に示したように、基紙PB
S上に、赤色を発色する赤発色層RYR、黒色を消すた
めの黒消色屑RYE、黒色を発色する黒発色層RYB、
および、保護層RYPを積層して形成されている。 【0005】そして、接触面が画素に相当する寸法に形
成されている発熱抵抗体HTを保護層RYPに接触させ
て加熱すると、保護層RYPおよび黒発色層RYBに充
分な熱量が供給されるとその画素に対応した面積で黒発
色層RYBが発色して黒画素が記録され、さらに熱量が
供給されると黒消色層RYEが作用してその発色した黒
色が消色され、さらに熱量が供給されると赤発色層RY
Rが発色して赤画素が記録される。 【0006】このようにして、黒画素あるいは赤画素が
記録される。また、赤画素を記録するために必要な熱量
(エネルギー)は、黒画素を記録するために必要な熱量
の数倍(例えば3倍程度)である。 【0007】このように、異なるレベルのエネルギーを
印加することによって、異なる色(彩度、色調)あるい
は、濃度の画像を画素単位に記録するような画像記録装
置は、上述したように多色感熱記録紙を用いる多色感熱
記録装置の他にも種々提案されている。例えば、エネル
ギーのレベルによって画素の面積が設定されるものなど
がある。 【0008】ところで、上述した多色感熱記録装置で
は、画像の構成要素である画素寸法に対応した寸法の発
熱体(発熱抵抗体)を一直線上に所定個数配列した構成
をもつサーマルヘッドを記録ヘッドとして用いており、
1ライン分の画像に対応してサーマルヘッドの発熱抵抗
体を発熱駆動するとともに多色感熱記録紙をサーマルヘ
ッドの配列方向と直角な方向に相対運動させることで、
多色感熱記録紙に画像を記録している。 【0009】さて、ここで感熱記録装置の記録密度を例
えば8ドット/mmとし、記録幅をA4の216mmと
すれば、この場合、サーマルヘッドに必要となる発熱抵
抗体の個数は1728個になる。また、通常サーマルヘ
ッドは1つの素子として構成されており、おのおのの発
熱抵抗体への配線等はプリント配線によって実現されて
いる。 【0010】このようなサーマルヘッドを用いてこれを
1度に駆動した場合、最大1728個の発熱抵抗体を同
時に駆動できるような大容量の電源を必要し、また、サ
ーマルヘッドの構成上、1度にそれだけの電流を供給す
ることができないので、通常はサーマルヘッドを複数個
のブロックに分割し、そのブロック毎に電力を順次供給
することで電源容量を小さく、かつ、1度に供給される
電流を小さくできるようにしている。 【0011】例えば、サーマルヘッドを8つのブロック
に分割しておのおののブロック毎に画像を記録すること
ができるように構成しており、その一例を図27に示
す。 【0012】このサーマルヘッドは、1ライン分の記録
データDTを入力するためのシフトレジスタ1および1
ライン分の記録データDTを記憶するためのラッチ回路
2を備えており、1ライン分のデータを記録している間
に次のラインの記録データDTを入力できるので、印字
処理速度を高速にすることができる。なお、CKはシフ
トレジスタ1に記録データDTを入力するためのクロッ
ク信号である。 【0013】ラッチ回路2の各桁の出力は、k個の発熱
抵抗体HT1〜HTkを駆動するk個のゲート回路GT
1〜GTkの一入力端にそれぞれ印加されている。 【0014】ゲート回路GT1〜GTkの他入力端に
は、m(=k/8)個ずつインバータIN1〜IN8を
介してストローブ信号STB1〜STB8がそれぞれ印
加されている。 【0015】ここで、上述の例と同様に、記録幅をA4
サイズ、記録密度を8ドット/mmとするとkは172
8に、また、mは216になる。 【0016】したがって、ストローブ信号STB1〜S
TB8が論理レベルLに立ち下げられている期間、記録
データDTの内容が「1」のビットの発熱抵抗体HT1
〜HTkがオンされて、画像が記録される。 【0017】また、ストローブ信号STB1〜STB8
の印加順序はサーマルヘッドの分割数によってそれぞれ
定まり、その一例を図28(a)〜(k)に示す。 【0018】同図において、期間T1はサーマルヘッド
を8分割した場合に、期間T2は4分割した場合に、期
間T3は2分割した場合に、期間T4は同時印字する場
合に、1ライン分のデータを記録するために要する時間
をそれぞれ示している。当然のことながら、分割数が少
ないほど1ライン分のデータを記録するために要する時
間が短かい。 【0019】したがって、記録速度をできるだけ大きく
する必要がある場合、分割数は2に設定される。 【0020】さて、発熱抵抗体による発熱量Jは、次の
式(I)によってあらわされる。 【0021】 J=P・t ・・・(I) 【0022】ここで、Pは1つの発熱抵抗体の単位時間
あたりの発熱量であり、tは発熱抵抗体を駆動している
時間すなわちストローブ信号のパルス幅である。 【0023】したがって、上述のように、多色感熱記録
紙に黒画素と赤画素を記録するとき、赤画素を記録する
ときの熱量が黒画素を記録するときの3倍程度必要にな
ることから、例えば、白黒赤の画像を記録するときに
は、図29(a)〜(d)に示したように、ストローブ
信号の幅を、赤(赤/非赤)画像を記録するときには黒
(白黒)画像を記録するときの3倍程度に設定すればよ
い。 【0024】ここで、赤/非赤画像を記録するときのス
トローブ信号の幅cは、多色感熱記録紙が赤色に発色す
るために必要な最小の熱量に対応しており、また、白黒
画像を記録するときのストローブ信号の幅aは、多色感
熱記録紙が黒色に発色するために必要な最小の熱量に対
応している(図1参照)。 【0025】一方では、サーマルヘッドの寿命Nは、次
の式(II)であらわされる。 【0026】 N=A・exp(P,−i)・exp(t,−j)・exp(T,−k) ・・・(II) 【0027】ここで、Aは係数、Tはストローブ信号の
繰り返し周期であり、また、iは25〜20、jは18
〜12、kは6〜2である。なお、これらの各定数はサ
ーマルヘッドの機種等によってそれぞれ定まる。また、
演算子exp(x,y)は、基数xのy乗(べき数)を
あらわす演算子である。 【0028】 【発明が解決しようとする課題】このように、サーマル
ヘッドの寿命は、発熱抵抗体の単位時間当りの発熱量お
よび連続して駆動される時間(すなわちストローブ信号
のパルス幅)が大きくなるにつれて指数関数的に短縮す
る。 【0029】このために、多色感熱記録装置で赤画像を
記録するとき、上述のように白黒画像を記録するときの
3倍もの長い時間サーマルヘッドを連続して駆動する
と、サーマルヘッドの寿命がもたず、直接そのような長
い時間サーマルヘッドを連続駆動することができない。 【0030】そこで、従来では、赤画像を記録すると
き、サーマルヘッドの寿命がある程度もつような短い時
間で同一ラインを複数回繰り返し加熱することで、必要
な熱量を印加していた。 【0031】このようなことから、従来、かかる多色感
熱記録装置を利用した電子黒板装置では、では、赤画像
を記録するときの時間が非常に長くなり、実用に供する
には困難であった。 【0032】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、多色で印字可能で、かつ、実用的な記録速度
の電子黒板装置を提供することを目的としている。 【0033】 【課題を解決するための手段】本発明は、同一の筆記画
面領域内に第1色および第2色でそれぞれ記載されてい
る記載内容を光学的にそれぞれ識別して読み取り、上記
第1色および第2色に対応した離散的なレベルの熱量を
画素単位に印字することで上記筆記画面の内容を、基層
上に上記第1色に対応したA色発色層、消色層、上記第
2色に対応したB色発色層を順次積層してなる多色記録
感熱記録紙上に記録する電子黒板装置において、低いレ
ベルの熱量に対応した上記第2色の記載内容に高いレベ
ルの熱量に対応した上記第1色の記載内容を合成する合
成手段と、上記合成手段により合成された合成内容と、
上記第1色にて記載された記載内容とを記憶しておく記
憶手段を備え、上記第1色および第2色のそれぞれで記
載されている内容を、それぞれ上記A色およびB色で記
録する際には、上記記憶手段から上記合成内容と上記第
1色にて記載された記載内容とを読み出し、上記合成内
容に対して低いレベルの熱量を印加させて上記B色発色
層を作用させて上記B色で発色させた後、上記第1色に
て記載された記載内容に対して上記高いレベルの熱量か
ら上記低いレベルの熱量の差に応じた熱量を印加させ
て、上記消色層の作用により上記B色にて発色している
記録内容を消去した後、上記A色発色層の作用により上
記A色にて発色させるようにしたものである。 【0034】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 【0035】まず、本発明の原理について説明する。 【0036】例えば、上述した多色感熱記録紙を用いて
白黒赤の画像を記録しようとした場合、この多色感熱記
録紙に画像を形成するためのサーマルヘッドに印加する
ストローブ信号のパルス幅と多色感熱記録紙の発色との
関係は、図1のようになものになる。 【0037】すなわち、パルス幅がa〜bの範囲では多
色感熱記録紙は黒色に発色し、パルス幅がc以上の範囲
では多色感熱記録紙は赤色に発色する。なお、パルス幅
がb〜cの範囲では、赤色と認識されるまでには多色感
熱記録紙の赤発色層が作用せず、黒と赤の中間色すなわ
ち茶色が発色される。 【0038】ここで、多色感熱記録紙の熱伝導度がそれ
程高くはなく、かつ、黒画素を記録してから赤画素を記
録するまでの時間が非常に短いことから、黒画素を記録
してから赤画素を記録するまでの時間で、黒画素を記録
するときに加熱された画素に対応した部分はほぼ黒画素
を記録するための熱量を保持している。 【0039】また、多色感熱記録紙における発色プロセ
スは、各層の化学反応によるものであるため、1度供給
した熱量を再度供給する必要がない。すなわち、黒色を
発色した部分に、赤色を発色させるためにさらに必要な
熱量を印加すると、その部分は赤色に発色する。 【0040】これらのことから、本発明者は、ライン毎
に、最初に黒画像と赤画像の論理和の結果のデータを記
録し、次に赤画像のデータを記録することで、白黒赤の
3色の画像を記録でき、かつ、赤画像を記録するときの
2回目のストローブ信号のパルス幅を減少できることを
見出した。 【0041】すなわち、この場合には、赤画像のデータ
を記録するときの2回目のストローブ信号のパルス幅
は、黒画像と赤画像の論理和の結果のデータを記録する
ときのパルス幅をaとすると、(c−a)となり、赤画
像のデータを単独で記録するときよりも大幅に減少し、
また、一度に印加してもサーマルヘッドの寿命を一定値
以上得ることができる。 【0042】そのため、このような記録方法によれば、
白黒赤の3色の画像を記録するときに必要となる時間を
大幅に短縮でき、実用的な多色感熱記録装置を実現する
ことができる。 【0043】さて、上式(II)によれば、サーマルヘ
ッドの寿命はストローブ信号のパルス幅に対して指数関
数的に減少するため、上述の方法で赤画像を記録すると
き、黒画像と赤画像の論理和の結果のデータを記録する
ときと、次に赤画像のデータを記録するときのそれぞれ
のストローブ信号のパルス幅をc/2にすると、サーマ
ルへッドの寿命が最も長くなる。 【0044】ところが、ストローブ信号のパルス幅をc
/2にした場合、このパルス幅は黒色として発色する限
界のパルス幅bよりも大きいため、黒画像が茶色に発色
するので好ましくない。 【0045】そこで、黒画像と赤画像の論理和の結果の
データを記録するときのストローブ信号のパルス幅を、
黒色として発色する限界のパルス幅bに設定し、赤画像
のみのデータを記録するときのストローブ信号のパルス
幅を(c−b)に設定することで、黒画像を適切に記録
できるとともに、サーマルヘッドの寿命を最も長くする
ことができる。 【0046】このような条件で、サーマルヘッドの記録
を2分割で実施したときの記録の状態を図2(a)〜
(d)に示す。なお、この場合のサーマルヘッドは、図
27に示したものと同一構成のものである。 【0047】以上のようにして、小さいレベルの熱量に
対応した画像から高いレベルの熱量に対応した画像を順
次記録するとともに、より低いレベルの熱量に対応した
画像に、当該レベルよりも高いレベルの熱量に対応した
画像を画素単位に含ませてその低いレベルの熱量に対応
した画像の記録データを形成し、そして、より商いレベ
ルの熱量に対応した画像を記録するときには、不足して
いる分に対応したレベルの熱量を印加することで、多種
のレベルの画素からなる画像を記録する画像記録装置に
おける記録速度を格段に向上することができる。 【0048】ところで、上述の説明においては、多色感
熱記録紙を用いて複数の色の画像を記録する多色感熱記
録装置について説明しているが、本発明は、これ以外の
装置にも同様に適用することができる。 【0049】例えば、複数のレベルの熱量を印加するこ
とによって、所定寸法の画素の面積に占めるドットの大
きさ(あるいは画素の大きさ)が、おのおののレベルに
対応した寸法で記録される熱転写型記録装置などにも、
適用することができる。 【0050】また、印加するエネルギーが熱以外のもの
にも、本発明を適用することができる。 【0051】さて、図3(a)〜(d)および図5は、
本発明の一実施例にかかる電子黒板装置の一例を示して
いる。この電子黒板装置は、白黒赤の3色の画像を記録
出力することができる。 【0052】図において、文字や図形等からなる画像を
記入するためのシート1は、本体内部に収納されている
紙管2,3に両端がそれぞれ巻きとられているととも
に、背面が前ボード4に接した状態で記録面が平坦にさ
れている。 【0053】シート1に記録された画像は、本体内部で
蛍光灯5によって照明され、その反射光は鏡6を介し、
レンズ7,8によってラインイメージセンサ9,10に
結像される。 【0054】この電子黒板装置の本体の両側は、脚1
1,12によって支持されており、記録面側の側面に
は、この電子黒板装置を操作するための操作表示部13
が配設されている。 【0055】また、板書内容を記録出力するためのプリ
ンタ14は、本体の背面に取り付けられており、画像が
記録された記録紙は、トレイ15に排出される。 【0056】ここで、ラインイメージセンサ9,10に
画像を結像するレンズ11,12の直前の位置には、画
像の赤成分を透過させる赤フィルタ16および赤色の補
色成分であるシアン成分を透過させるシアンフィルタ1
7がそれぞれ配設されており、これによって、ラインイ
メージセンサ9には画像の赤成分が、ラインイメージセ
ンサ10には画像のシアン成分がそれぞれ結像され、そ
の結果、ラインイメージセンサ9からは画像の赤成分に
対応した画信号が、またラインイメージセンサ10から
は画像のシアン成分に対応した画信号がそれぞれ出力さ
れる。 【0057】そして、これらのラインイメージセンサ
9,10の出力を、後述のように主走査の同一アドレス
毎に処理することで白黒赤の画像を識別している。な
お、当然のことながら、ラインイメージセンサ9,10
が同一の画像を読み取ることができるように、読取幅の
位置、および、レンズ11,12の倍率(縮率)を同一
にするための光学系およびラインイメージセンサ9,1
0の位置等が調整されている。 【0058】この赤フィルタ16は、例えば図4に破線
で示したような分光特性をもち、シアンフィルタ17
は、同図に実線で示したような分光特性をもつ。このよ
うに、これらの赤フィルタ16およびシアンフィルタ1
7は、相互に完全な補色関係にはなっていないが、後述
の方法によって赤色を識別することができる。 【0059】また、図4に示した赤フィルタ16の特性
とシアンフィルタ17の特性が交差する波長領域の成分
は、いわゆるドロップアウトカラーとなって読み取るこ
とができない。このドロップアウトカラーとなる色を用
いて、シート1に罫線(縦横)を描いておけば、記入者
の便宜をはかることができる。例えば、この場合には、
シート1に黄色やオレンジで罫線が形成されている。 【0060】図5(a)〜(d)は、プリンタ14の一
例を示している。 【0061】図において、ロール状の多色感熱記録紙2
0は、第25図に示したものと同一の構造をもち、白黒
赤の3色の画像を記録することができる。 【0062】この多色感熱記録紙20は、サーマルヘッ
ド21とプラテンローラ22の間隙に挿入されて、プラ
テンローラ22によって一定速度で搬送されながらサー
マルヘッド21で画像が記録され、画像の記録が終了す
るとカッタ23によって切断され、その切断された部分
は、ガイド板24を介してトレイ15(図示略)に案内
される。 【0063】プラテンローラ22の軸は、反時計回り方
向Aに係合して時計回り方向8に滑るワンウェイクラッ
チを介してプーリ25に結合されており、このプーリ2
5およびカッタ23を駆動するためのプーリ26には、
モータ27の動力を伝達するためのタイミングベルト2
8が張設されている。 【0064】また、プーリ26には、反時計回り方向に
滑って時計回り方向Bに係合するワンウェイクラッチを
介して、カッタ23を駆動するためのリンク29が取り
付けられており、さらに、このリンク29の一端部が、
フォトインタラプタ30をオンオフする。 【0065】したがって、モータ27を反時計回り方向
Aに駆動すると、プラテンローラ22が回転して多色感
熱記録紙20が搬送される。また、このときはリンク2
9が動かず、したがって、フォトインタラプタ30はオ
フしたままである(図4(c)参照)。 【0066】またモータ27を時計回り方向Bに駆動す
ると、プラテンローラ22が停止するので多色感熱記録
紙20が停止する。またこのときには、リンク29が移
動してカッタ23が作動し、それによって多色感熱記録
紙20が切断される。また、リンク29が移動してカッ
タ23が作動している期間はフォトインタラプタ30が
オンし、プーリ26が一回転してリンク29が元の位置
に戻ると、フォトインタラプタ30がオフする(同図
(d)参照)。 【0067】したがって、モータ27を時計回り方向B
に駆動するとフォトインタラプタ30がオンし、カッタ
23による多色感熱記録紙20の切断を終了するとフォ
トインタラプタ30が再度オフするので、多色感熱記録
紙20を切断するときには、このフォトインタラプタ3
0の出力を監視することによってその処理の終了を判断
することができる。 【0068】また、シートセンサSSは、多色感熱記録
紙20が充分あることを検出するためのものであり、フ
ィードスイッチFDは、例えばロールを交換したときな
ど、多色感熱記録紙20を手動で移動させるためのもの
である。 【0069】図6は、操作表示部13の一例を示してい
る。 【0070】同図において、現在スクリーン表示器31
は、現在板面にセットされているシート1のスクリーン
番号を表示するもので、目的スクリーン表示器32は、
移動させたい目標のスクリーン番号を表示するものであ
り、この目的スクリーン表示器32の表示は、シート1
を順番号方向に移動させるための送りキー33およびシ
ート1を逆番号方向に移動させるための戻しキー34に
よって変更することができる。なお、この実施例におい
ては読み取ることができるスクリーンの数が4に設定さ
れている。 【0071】ランプ35,36,37,38は、記憶さ
れている画像を記録出力するスクリーンメモリーモー
ド、2ページ(スクリーン)分の画像を1ページに縮小
して記録出力する2ページモード、4ページ分の画像を
1ページに縮小して記録出力する4ページモード、およ
び、4ページ分の画像を縮小せずに連続して記録出力す
る長尺モードが、それぞれ選択されていることを表示す
るものであり、そのモードの選択はスクリーン連写キー
39によってなされ、このスクリーン連写キー39をオ
ンする度にランプ35,36,37,38がサイクリッ
クに点灯するとともに、その点灯したランプ35,3
6,37,38に対応したモードが選択される。 【0072】なお、2ページモードおよび4ページモー
ドが選択されたときには、画像を読み取るときに画像を
縮小する処理を行なっており、また、長尺モードが選択
されたときには、画像を読み取ると同時にプリンタ14
から記録出力するようにしている。 【0073】ランプ40は、画像に日付を付加して記録
出力する日付コピーモードが選択されたことを表示する
ものであり、ランプ41は、電子黒板装置内部の時計回
路を時計合せする日付セットモードが選択されたことを
表示するものである。また、日付キー42は、日付コピ
ーモードあるいは日付セットモードを選択するためのも
のである。すなわち、日付キー42を所定時間以上オン
すると日付セットモードが選択され、また、日付キー4
2のオン状態を所定時間以内で停止すると、日付コピー
モードがトグルで選択される。 【0074】ランプ43,44,45,46は、黒/赤
の画像をそれぞれの色で記録出力する黒/赤モード、画
像を全て黒色で(すなわち赤色の画像も黒色で)記録出
力する全黒モード、赤色の部分を消去した状態で画像を
記録出力する赤消しモード、および、黒色の部分を消去
した状態で画像を記録出力する黒消しモードが、それぞ
れ選択されていることを表示するものである。これらの
記録カラーのモード選択はコピーカラーキー47によっ
てなされ、このコピーカラーキー47をオンする度にラ
ンプ43,44,45,46がサイクリックに点灯する
とともに、その点灯したランプ43,44,45,46
に対応したモードが選択される。 【0075】また、日付セットモードが選択されている
ときには、ランプ43,44,45,46は、それぞれ
訂正する項目すなわち「月」、「日」、「時」、「分」
をあらわし、ランプ43,44,45,46がいずれも
点灯していない場合には、訂正する項目には「年」が選
択される。 【0076】ランプ48は、コピー濃度を濃くするモー
ドが選択されていることを表示するものであり、このモ
ードは、キー49をオンする度にトグルで選択される。 【0077】表示器50は、記録出力する記録紙(多色
感熱記緑紙)の枚数を表示するものであり、プラスキー
51をオンする度に表示器50の表示内容が1つずつ増
加し、また、マイナスキー52をオンする度に表示器5
0の表示内容が1つずつ減少する。 【0078】また、日付セットモードが選択されている
ときには、表示器50には訂正する項目の内容(数値)
が表示され、プラスキー51およびマイナスキー52に
よって同様に変更することができる。 【0079】クリア/ストップキー53は、この電子黒
板装置が動作していない場合には表示器50に表示され
たデータをクリアするクリアキーとして、また、電子黒
板装置が動作しているときにはその動作を停止するスト
ップキーとしてそれぞれ作用する。 【0080】スタートキー54は、この電子黒板装置の
動作を開始させるものであり、電源スイッチ55は、こ
の電子黒板装置に電源を投入または電源を遮断するため
のものである。 【0081】また、エラー表示器56は、キーカウンタ
がセットされていないことを表示するものであり、エラ
ー表示器57は、多色感熱記録紙20がなくなったこと
を表示するものであり、状態表示器58は、何等かの理
由によりコピー動作できないことを表示するものであ
り、状態表示器59は、動作可能なことを表示するもの
である。 【0082】図7は、この電子黒板装置の制御系の一例
を示している。 【0083】同図において、センサ駆動・画信号処理部
61,62は、それぞれラインイメージセンサ9,10
を駆動するとともに、ラインイメージセンサ9から出力
される画像の赤成分に対応した画信号RAおよびライン
イメージセンサ10から出力される画像の画像のシアン
成分に対応した画信号BAを受入して、これらの画信号
RA,BAをシェーディング補正するとともに所定ビッ
ト数のデジタル画信号RD,BDに変換し、色認識回路
63に出力する。 【0084】色認識回路63は、受入したデジタル画信
号RD,BDの和および差を主走査のアドレス毎に演算
し、その和データに基づいて画素の明度を判別するとと
もに、差データに基づいて画素の彩度を判別し、明度の
判別結果および彩度の判別結果の組合せに基づいて、当
該画素が黒画素であるか、白画素であるか、赤画素であ
るかをそれぞれ識別し、黒画素の場合には黒信号SBお
よび赤信号SRをそれぞれ1,0に、白画素の場合には
黒信号SBおよび赤信号SRをともに0に、赤画素の場
合には黒信号SBおよび赤信号SRをそれぞれ0,1に
設定し、これらの黒信号SBおよび赤信号SRを色合成
・消去回路64に出力する。 【0085】色合成・消去回路64は、記録画像のカラ
ーモードに対応して、画像を記録するための黒記録デー
タBVおよび赤記録データRVを形成するためのもので
ある。すなわち、上述したように、白黒赤の3色で画像
を記録するとき、同一ラインに対して、最初に白黒画像
と赤/非赤画像の論理和のデータ(すなわち黒記録デー
タBV)を記録し、2度目に赤/非赤面像のデータ(す
なわち赤記録データRV)を記録していることから、画
素順序に色認識回路63から入力される黒信号SBおよ
び赤信号SRに対応して、黒記録データBVおよび赤記
録データRVを画素毎に形成している。これらの黒記録
データBVおよび赤記録データRVは、それそれふち消
し回路65,66に出力されている。 【0086】また、このように、色合成・消去回路64
を、記録データをメモリ(後述)に蓄積する直前の位置
に設けた理由は、データメモリ65に記録データを蓄積
した状態で、CPU(中央処理装置)66として用いて
いるマイクロプロセッサの論理演算によって黒記録デー
タBVおよび赤記録データRVを形成すると、その処理
時間が大きくかかり、高速な画像記録を実現することが
困難になるためである。 【0087】ふち消し回路67,68は、記録幅の両端
の画像を所定の画素数だけ削り、その部分を白画像に変
換するためのものである。すなわち、コピーのでき上が
りを考えると、記録幅いっぱいに画像が形成されている
よりも周囲に余白部分が形成されていた方が見やすい。
また、読取幅の端部では黒スジ等が画像にあらわれる場
合があるので、記録幅の両端の画像を削ることが好まし
い。 【0088】このふち消し回路67,68から出力され
る黒記録データBVcおよび赤記録データRVcは、そ
れそれシリアル/パラレル変換部69,70に出力され
ている。 【0089】シリアル/パラレル変換部69,70は、
黒記録データBVcおよび赤記録データRVcを、デー
タメモリ65に蓄積するために所定ビット数(システム
バス(後述)におけるデータバスのビット幅)のパラレ
ル信号に変換するためのものである。また、黒記録デー
タBVcおよび赤記録データRVcをデータメモリ65
に蓄積する処理をリアルタイムに実行するため、シリア
ル/パラレル変換部69,70の出力データをデータメ
モリ65に転送する手段にDMA(直接メモリアクセ
ス)コントローラ71を用いており、このデータ転送を
CPU66を介さずに実現している。 【0090】データメモリ65は、黒記録データBVc
および赤記録データRVcをそれぞれ画像の1ページ分
(1スクリーン分)記憶できる容量を備えている。な
お、黒記録データBVcおよび赤記録データRVcはそ
れぞれ別な領域にまとまって蓄積される。 【0091】CPU66は、その実行する制御処理のプ
ログラムを記憶したプログラムメモリ72およびワーク
エリアに用いるワークメモリ73を備えており、また、
各部とはデータバス、アドレスバスおよびコントロール
バスからなるシステムバス74を介して接続されてい
る。 【0092】また、操作表示部13との各種データのや
りとり、各種センサおよびスイッチ(センサ・スイッチ
群75)の出力データの入力、および、シート1を順方
向および逆方向に移動するためのシートモータ76,7
7とプリンタ14のモータ27への駆動信号の出力は、
入出力回路78を介してなされる。なお、センサ・スイ
ッチ群75には、シート1の移動を検出するためのシー
トセンサが含まれており、このシートセンサの出力を参
照することで、CPU66により使用中のシートのスク
リーン番号が判別される。 【0093】パルス発生部79は、1ラインの読み取り
周期の開始をあらわすライン同期信号LNSYN、ライ
ンイメージセンサ9,10からの画素毎の読み出しタイ
ミングを設定するためにクロック信号ELCK,ELC
K2を発生するものであり、ライン同期信号LNSYN
はセンサ駆動・画信号処理部61,62および同時読取
・サーマルヘッドインターフェース部(後述)80に、
クロック信号ELCKはセンサ駆動・画信号処理部6
1,62、ふち消し回路67,68およびシリアル/パ
ラレル変換部69,70に、クロック信号ELCK2は
センサ駆動・画信号処理部61,62にそれぞれ加えら
れている。 【0094】入出力回路81は、CPU66からパルス
発生部79への制御信号を出力するとともに、CPU6
6が出力する制御信号すなわちカラーモードを設定する
ためのモード信号MD0,MD1および読取幅のうちの
有効画素区間をあらわすデータ有効信号DTENを発生
するためのものであり、モード信号MD0,MD1は色
合成・消去回路64に、データ有効信号DTENはふち
消し回路67,68およびシリアル/パラレル変換部6
9,70に加えられている。 【0095】パルス発生部82は、クロック信号CLK
2およびこのクロック信号CLK2をその立ち下がりタ
イミングで2分周したクロック信号2ELCKを発生す
るものであり、これらのクロック信号CLK2,2EL
CKは、パラレル/シリアル変換・メモリアクセス部
(後述)83に加えられている。 【0096】入出力回路84は、CPU66からパルス
発生部82への制御信号を出力するとともに、CPU6
6およびDMAコントローラ71が出力する制御信号す
なわち画像記録の有効期間をあらわすプリントイネーブ
ル信号EP、システムを初期化するためのリセット信号
RST1、1ライン目のデータの転送が終了したことを
あらわすロード信号LD、カラーモードをあらわすモー
ド信号MODE1、および、1バイトのデータがそろっ
たことをあらわす信号THWRを発生するためのもので
あり、プリントイネーブル信号EPは同時読取・サーマ
ルヘッドインターフェース部80、パラレル/シリアル
変換・メモリアクセス部83およびサーマルヘッド印字
制御部(後述)85に、リセット信号RST1はパラレ
ル/シリアル変換・メモリアクセス部83およびサーマ
ルヘッド印字制御部85に、ロード信号LDとモード信
号MODE1はサーマルヘッド印字制御部85に、信号
THWRはパラレル/シリアル変換・メモリアクセス部
83にそれぞれ加えられている。 【0097】同時読取・サーマルヘッドインターフェー
ス部80は、読み取った画像を直接プリンタ14で記録
出力する直接記録モードを実現するためのものであり、
この場合には、処理速度の関係から白黒画像のみが記録
される。 【0098】したがって、サーマルヘッド21に転送す
る記録データDT1としてはふち消し回路67が出力す
る黒記録データBVcを、クロック信号CK1としては
シリアル/パラレル変換部69が内部的に発生するシフ
トクロック信号SFTCKを入力してそのまま出力して
おり、1ライン分の黒記録データ8Vcの転送を終了す
るとラッチ信号LT1を出力している。また、サーマル
ヘッド21を2分割で駆動するため、サーマルヘッド2
1の前半4ブロックをオンするためのストローブ信号S
TB1〜4(1)およびサーマルヘッド21の後半4ブ
ロックをオンするためのストローブ信号STB5〜8
(1)を形成している。また、1ライン分の処理はライ
ン同期信号LNSVIIに同期して実行している。さら
に、CPU66からはストローブ信号STB1〜4
(1)およびストローブ信号STB5〜8(1)のパル
ス幅を設定するためのパルス幅データDP1が加えられ
ている。 【0099】これらのラッチ信号LD1、記録データD
T1、クロック信号STB1〜4(1),STB5〜8
(1)は、セレクタ86の一方の入力側Aに加えられて
いる。 【0100】パラレル/シリアル変換・メモリアクセス
部83は、データメモリ65に蓄積されている黒記録デ
ータBVcおよび赤記録データRVcを1ライン毎に交
互に読み出してシリアルデータに変換し、それをサーマ
ルヘッド21に転送する記録データDT2として出力す
るとともに、その記録データDT2をサーマルヘッド2
1に入力するためのクロック信号CK2を形成して出力
する。また、1ラインの動作は、サーマルヘッド印字制
御部85から出力される1ライン書込終了信号LDGに
同期して開始される。 【0101】またこのパラレル/シリアル変換・メモリ
アクセス部83は、データメモリ65からデータを読み
出すとき、DMAコントローラ71によって高速にデー
タを転送させている。 【0102】サーマルヘッド印字制御部85は、サーマ
ルヘッド21に出力するラッチ信号LT2、ストローブ
信号STB1〜4(2)およびストローブ信号STB5
〜8(2)を形成するものであり、1ライン分の処理を
終了した時点で1ライン書込終了信号LDGを発生して
これをパラレル/シリアル変換・メモリアクセス部83
に出力している。また、CPU66からは、ストローブ
信号STB1〜4(2),STB5〜8(2)のパルス
幅を設定するためのパルス幅データDP2が加えられて
いる。なお、1ライン書込終了信号LDGはサーマルヘ
ッド印字制御部85の内部でも用いられている。 【0103】そして、ラッチ信号LT2、記録データD
T2、クロック信号CK2、ストローブ信号STB1〜
4(2),STB5〜8(2)は、セレクタ86の他方
の入力端Bに加えられている。 【0104】また、パラレル/シリアル変換・メモリア
クセス部83とサーマルヘッド印字制御部85の動作
は、1ライン書き込み終了信号LDGによって同期され
ているので、ラッチ信号LT2、記録データDT2、ク
ロック信号CK2、ストローブ信号STB1〜4
(2),STB5〜8(2)は、それぞれサーマルヘッ
ド21に対して所定のタイミングで出力される。 【0105】セレクタ86は、CPU66から入出力回
路84を介して出力された選択信号SLが1のときには
入力端Aを選択し、選択信号SLが0のときには入力端
Bを選択し、それぞれ選択した入力端A,Bに加えられ
ている信号を、サーマルヘッド21に出力する。 【0106】すなわち、入力端Aが選択されているとき
にはラッチ信号LT1、記録データDT1、クロック信
号CK1、ストローブ信号STB1〜4(1),STB
5〜8(1)を、入力端Bが選択されているときには、
ラッチ信号LT2、記録データDT2、クロック信号C
K2、ストローブ信号STB1〜4(2),STB5〜
8(2)を、それぞれサーマルヘッド21にラッチ信号
LT、記録データDT、クロック信号CK、ストローブ
信号STB1〜4,STB5〜8として出力する。 【0107】蓄熱データ読込部87は、サーマルヘッド
21に加えられる記録データDTの内容から、駆動され
る発熱抵抗体の個数を所定のブロック数毎に計数し、そ
の計数を終了する度に割込信号INTをCPU66に出
力してCPU66にその計数値を取り込ませる。これに
より、CPU66はサーマルヘッド21の加熱状態(蓄
熱状態)を識別して次に与えるストローブ信号のパルス
幅を設定する。なおこの蓄熱データ読込部87には、サ
ーマルヘッド印字制御部85で内部的に反転されて形成
されているリセット信号RST1’が加えられている。 【0108】また、サーマルヘッド21にはサーミスタ
(図示略)が内蔵されており、そのサーミスタの出力信
号SJがアナログ/デジタル変換器88によってデジタ
ル信号に変換され、任意のタイミングでCPU66に読
み取られ、これによって、サーマルヘッド21の温度情
報が直接CPU66に入力され、ストローブ信号のパル
ス幅の設定処理に参照される。 【0109】さて、以上の構成で、オペレータが黒/赤
モードを選択し、コピー枚数を1に設定した状態で、ス
タートキー54をオンすると、CPU66はシートモー
タ76によってシート1を順方向に移動するとともに、
ラインイメージセンサ9,10を作動させてシート1に
記録されている画像を読み取らせる。 【0110】また、このときは黒/赤モードが選択され
ているので、色合成・消去回路64に黒/赤モードを設
定し、その状態でシリアル/パラレル変換部69,70
によって黒記録データBVcおよび赤記録データRVc
をパラレル信号に変換させるとともに、DMAコントロ
ーラ71によってデータメモリ65の所定記憶領域に記
憶させる。 【0111】このようにして、1スクリーン分の画像の
読み取りを終了してデータメモリ65に蓄積させると、
CPU66は次にこの蓄積した画像をプリンタ14によ
って記録出力させる。 【0112】すなわち、CPU66は、まず、セレクタ
86に入力端Bを選択させるとともにモードデータMO
DE1で黒/赤モードを設定した状態で、パラレル/シ
リアル変換・メモリアクセス部83およびサーマルヘッ
ド印字制御部85の動作を開始させ、それと同時に、プ
リンタ14のモータ27を反時計回り方向Aに回転させ
る。 【0113】これにより、データメモリ65に蓄積した
黒記録データBVcおよび赤記録データBVcが1ライ
ン毎にパラレル/シリアル変換・メモリアクセス部83
によって交互に読み出され、記録データDT2とクロッ
ク信号CK2が形成されてセレクタ86を介してサーマ
ルヘッド21に記録データDTとクロック信号CKとし
てそれぞれ出力される。 【0114】これによって、サーマルヘツド21のシフ
トレジスタSRG(図27参照)に記録データDTが記
憶される。 【0115】このように1ライン分の記録データDTが
出力された直後のタイミングで、サーマルヘッド印字制
御部85からラッチ信号LT2が出力され、セレクタ8
6を介してラッチ信号LTとしてサーマルヘッド21に
加えられ、これによって、サーマルヘッド21のシフト
レジスタSRGのデータがラッチ回路LCT(図27参
照)に記憶される。 【0116】そして、CPU66から出力されるパルス
幅データDP2に対応したパルス幅のストローブ信号S
TB1〜4(2),STB5〜8(2)が順次出力さ
れ、これらのストローブ信号STB1〜4(2),ST
B5〜8(2)が、セレクタ86を介し、ストローブ信
号STB1〜4,STB5〜8としてサーマルヘッド2
1に加えられ、これによって、サーマルヘッド21が作
動して1ライン分の画像が記録される。 【0117】また、これと同時にモータ27によって多
色感熱記緑紙20が所定速度で搬送されるので、多色感
熱記録紙20には、このときに読み取った画像が白黒赤
の3色で記録される。 【0118】また、CPU66は蓄熱データ読込部87
から割込信号INTが加えられると蓄熱データ読込部8
7の出力データを入力し、この入力したデータとアナロ
グ/デジタル変換器88の出力する温度情報に基づい
て、パルス幅データDP2を設定する。また、このパル
ス幅データDP2を設定するときには、そのときに記録
するデータが黒記録データBVcであるのか、あるい
は、赤記録データRVcであるのかを識別し、黒記録デ
ータBVcの場合には上述したパルス幅bを中心とし
て、また赤記録データRVcの場合にはパルス幅(c−
b)を中心として、上述した各データによりパルス幅を
それぞれ設定する。 【0119】またパルス幅データDP2は、ストローブ
信号STB1〜4またはストローブ信号STB5〜8の
出力の直前に切り換え、サーマルヘッド印字制御部85
に出力する。 【0120】このような処理を1ページ分の画像を記録
するまで実行すると、CPU66はモータ27を時計回
り方向Bに回転させ、カッタ23によって多色感熱記録
紙20を切断させ、これによって、1スクリーン分の板
書内容のコピーが1ページ形成されて出力される。 【0121】また、このときにオペレータによって2枚
以上のコピー枚数が設定されているときには、その設定
枚数分だけ上述した処理を繰り返し実行して、設定され
た枚数のコピーを形成して出力する。 【0122】次に、オペレータが長尺モードを選択した
場合、スタートキー54がオンされると、CPU66は
上述と同様にして画像の読み取りを開始させるととも
に、このときにはセレクタ86に入力端Aを選択させ
る。 【0123】そして、読み取りを開始させると同時にプ
リンタ14の記録を開始するため、モータ27を反時計
回り方向Aに駆動する。 【0124】したがって、この場合は同時読取・サーマ
ルヘッドインタフェース部80から出力される記録デー
タDT1およびクロック信号CK1がセレクタ86を介
し、記録データDTおよびクロック信号CKとしてサー
マルヘツド21に出力され、これによって、サーマルヘ
ッド21にシフトレジスタSRGに1ライン分の記録デ
ータDTが入力されると、同時読取・サーマルヘッドイ
ンターフェース部80からラッチ信号LT1が出力さ
れ、これがセレクタ86を介してラッチ信号LTとして
サーマルヘッド21に加えられ、それによって、シフト
レジスタSRGに入力された1ライン分の記録データD
Tがラッチ回路LCTに記憶される。 【0125】次に、同時読取・サーマルヘッドインター
フェース部80からストローブ信号STB1〜4
(1),STB5〜8(1)が順次出力され、これがセ
レクタ86を介し、ストローブ信号STB1〜4,ST
B5〜8としてサーマルヘッド21に出力され、その結
果、サーマルヘッド21が駆動されて1ライン分の白黒
画像が多色感熱記録紙20に記録される。 【0126】また、CPU66は、この場合パルス幅デ
ータDP1としては、黒記録データBVcの記録時のパ
ルス幅のみを、上述と同様にして設定する。 【0127】この場合、長尺モードであるので、4ペー
ジ分のスクリーンの画像を全て読み取って記録するま
で、あるいは、クリア/ストツプキー53がオンされる
まで、以上の処理を実行する。 【0128】そして、画像の記録を終了すると、上述と
同様にして多色感熱記録紙20を切断する。このよう
に、この実施例においては、長尺モードを選択した場
合、画像は白黒画像として記録されるので、コピーカラ
ーとしては「全黒」および「赤消し」を設定することが
できる。また、この場合読み取った画像がデータメモリ
65に蓄積されないので、コピー枚数は必ず1になる。 【0129】なお、CPU66は、ストローブ信号ST
B1〜8のおのおのについてそのパルス幅を設定してお
り、これによって、サーマルヘッド21の各ブロックに
おける駆動時間は、その直前までの記録データの内容に
よって制御される。 【0130】このようにして、オペレータが設定したモ
ードで、設定した枚数の板書内容のコピーを形成するこ
とができる。 【0131】また、日付コピーモードが選択されている
場合、CPU66は、1ページ分の画像の記録を終了し
た時点で、あらかじめデータメモリ65の所定領域に形
成しておいた日付表示データを記録画像の記録データと
して書き込み系へ転送し、これによって記録画像の末尾
に日付を組み込む。 【0132】さらに、「全黒」あるいは「赤消し」がコ
ピーカラーとして選択されて画像を白黒画像で記録出力
する場合、CPU66は、画像を読み取るときに同時読
取・サーマルヘッドインターフェース部80を作動する
と同時に、シリアル/パラレル変換部69,70および
DMAコントローラ71によって読み取った画像データ
をデータメモリ65に記憶させる。 【0133】そして、読み取りを終了すると、設定され
たコピー枚数の残り枚数分だけ、パラレル/シリアル変
換・メモリアクセス部83およびサーマルヘッド印字制
御部85を作動し、データメモリ65に蓄積されている
画像データを読み出して、画像を記録させる。 【0134】これによって、白黒画像を記録出力する場
合、スタートキー54をオンした直後から1枚目のコピ
ーが出力されるので、1枚目のコピーが出力されるまで
の記録待ちの時間が短縮する。 【0135】図8は、センサ駆動・画信号処理部61の
一例を示している。なお、センサ駆動・画信号処理部6
2の構成も、このセンサ駆動・画信号処理部61と同一
である。 【0136】同図において、ラインイメージセンサ9か
ら出力された画信号RA(アナログ信号)は、反転増幅
器101によって反転され、エミッタフォロワ回路10
2によってインピーダンス変換され、コンデンサ103
によって直流成分が除去されたのちに、直流再生増幅器
104によって基準レベルが設定され、可変利得増幅器
105を介しピークホールド回路106およびアナログ
/デジタル変換器107に加えられる。 【0137】ピークホールド回路106は、1ライン毎
のピーク値を検出してその検出値をアナログ/デジタル
変換器107の基準レベル入力端に加えており、これに
よって、1ライン毎に画像の地肌レベルが除去された状
態で所定ビット数のデジタル画信号RDに変換されて出
力される。 【0138】このアナログ/デジタル変換器107の出
力信号は、色認識回路63に出力されるとともに、マル
チプレクサ108、トライステートバッファ回路109
を介して白波形メモリ110に加えられている。 【0139】これにより、画像読取開始時、基準となる
白画像を読み取ったときに得られたデジタル画信号RD
は、基準の白波形データとして白波形メモリ110に記
憶され、シート1の画像を実際に読み取るときには、こ
の白波形メモリ110の記憶データがラッチ回路111
にラッチされて利得データとして可変利得増幅器105
に印加され、これによって、読み取り画像のシェーディ
ング補正が行なわれる。 【0140】また、パルス発生部79から出力されたラ
イン同期信号LNSYNは主走査カウンタ112に加え
られ、クロック信号ELCKは主走査カウンタ112、
タイミングデコーダ113およびゲート回路114に加
えられ、クロック信号ELCK2はゲート回路114に
加えられている。 【0141】主走査カウンタ112は白波形メモリ11
0をアクセスするためのアドレスデータを発生するとと
もに、タイミングデコーダ113の動作タイミングを設
定する。これによって、白波形メモリ110から基準の
白波形データがビット毎に読み出され、読み取り画像が
ビット毎にシェーディング補正される。 【0142】タイミングデコーダ113は、ラインイメ
ージセンサ9の画像の読み込み開始を設定するためのパ
ルス信号PTGおよび転送クロック信号PS1を発生す
るものであり、パルス信号PT6および転送クロック信
号PS1、および、転送クロック信号PS1をインバー
タ115で反転した信号が、レベル変換回路116に加
えられる。 【0143】またゲート回路114からは、ラインイメ
ージセンサ9の出力をビット毎にリセットするためのリ
セット信号PR1が、レベル変換回路116に加えられ
ている。 【0144】レベル変換回路116は、入力されている
各信号を、ラインイメージセンサ9の入力レベルに変換
し、これをラインイメージセンサ9に出力しており、こ
れによって、ラインイメージセンサ9が駆動される。 【0145】図9は、色認識回路63の一例を示してい
る。 【0146】同図において、デジタル画信号RDは、全
加算器121および全減算器112の入力端Aに加えら
れ、デジタル画信号BDは、全加算器121および全減
算器112の入力端Bに加えられている。 【0147】全加算器121は、デジタル画信号RDと
デジタル画信号8Dの全加算結果を形成するもので、そ
の出力データは比較器123の入力端Aに加えられてお
り、また全減算器122は、デジタル画信号RDからデ
ジタル画信号BDを全減算するものであり、その出力デ
ータは比較器124の入力端Aに加えられている。 【0148】比較器123の基準値入力端Bには、画像
の白黒(明度)を識別するための明度データDDLが明
度データ設定器125から加えられており、入力端Aの
データが入力端Bのデータよりも大きい場合に出力信号
SDLを1に立ち上げ、その信号SDLは、インバータ
126を介してアンド回路127およびアンド回路12
8の一入力端に加えられている。 【0149】比較器124の基準値入力端8には、画像
の彩度(赤色)を識別するための彩度データDDMが彩
度データ設定器129から加えられており、入力端Aの
データが入力端Bのデータよりも大きい場合に出力信号
SDMを1に立ち上げ、その信号SDMは、アンド回路
127の他入力端に加えられるとともに、インバータ1
30を介してアンド回路128の他入力端に加えられて
いる。 【0150】これにより、アンド回路127からは黒信
号SBが出力され、アンド回路128からは赤信号SR
が出力される。 【0151】なお、明度データ設定器125は、CPU
66によってその設定値を変更できる回路、例えば、ラ
ッチ回路等によって構成できる。このようにすること
で、コピー濃度を濃くするモードが選択されたとき、こ
の明度データDDLの値を大きくすることができ、これ
によって、コピー濃度を濃くすることができる。また、
明度データDDLおよび彩度データDDMは、直接CP
U66から設定することもできる。 【0152】図10は、色合成・消去回路64の一例を
示している。 【0153】同図において、赤信号SRはセレクタ13
5の入力端1D,2A,2Dに加えられるとともに、オ
ア回路136の一入力端に加えられている。また、黒信
号SBはセレクタ135の入力端1Cに加えられるとと
もに、オア回路136の他入力端に加えられている。 【0154】また、オア回路136の出力信号SBRは
セレクタ135の入力端1A,18に加えられており、
セレクタ135の入力端28,2Cは接地レベルに接続
され、したがって、この入力端2B,2Cには0が入力
されている。 【0155】セレクタ135は、制御入力端MA,MB
に加えられているモード信号MD0,MD1の値によっ
て、(1A,2A),(1B,2B),(1C,2
C),(1D,2D)の入力端を選択し、入力端1A,
1B,1C,1Dおよび入力端2A,2B,2C,2D
をそれぞれ出力端1Yおよび出力端2Yに接続する。 【0156】これにより、モード信号MD0,MD1の
値によって出力端1Yおよび出力端2Yから出力される
黒記録データBVおよび赤記録データRVの内容は、そ
れぞれ次の表1のようになる。 【0157】 【表1】 【0158】このようにして、黒/赤、全黒、赤消し、
黒消しの各カラーモード時の記録データが形成される。
なお、これ以外のカラーモードにおける記録データを形
成することもできる。 【0159】次にふち消し回路67,68について説明
する。 【0160】例えば、図11に示したように、シート1
の全幅がLL1であるとき、中央部LL2の幅の画像の
みを多色感熱記録紙20に記録し、両端の長さLL3お
よび長さLL4の部分の画像をマスクするには、記録デ
ータにおいて最初の長さLL3の部分に相当する画素数
NB3のデータおよび最後の長さLL4の部分に相当す
る画素数N84のデータを、それぞれ白画像に変換すれ
ばよい。 【0161】ふち消し回路67の一例を図12に示す。
なお、ふち消し回路68の構成も、このふち消し回路6
7と同一である。 【0162】同図において、クロック信号ELCK(図
13(b)参照)はカウンタ141,142のクロック
入力端に加えられ、データ有効信号DTEN(図13
(b)参照)はカウンタ141,142のイネーブル入
力端に加えられ、これによって、データ有効信号DTE
Nが加えられたタイミングからカウンタ141,142
の計数動作が開始される。 【0163】カウンタ141には、データ設定器143
から画素数NB3に対応したデータDN1が、また、カ
ウンタ142にはデータ設定器144から1ライン分の
画素数から画素数BN4を減じた画素数に対応したデー
タDN2がそれぞれ加えられている。 【0164】これにより、カウンタ141は計数開始直
後に出力信号SDN1(図13(c)参照)を論理レベ
ルHに立ち上げ、その計数値がデータDN1に相当する
値になるとその信号SDN1を立ち下げる。また、カウ
ンタ142は計数開始直後に出力信号SDN2(図13
(d)参照)を論理レベルHに立ち上げ、その計数値が
データDNIに相当する値になるとその信号SDNIを
立ち下げる。 【0165】この信号SDNIは、インバータ145を
介してアンド回路146の一入力端に加えられており、
信号SDN2は、アンド回路146の池入力端に加えら
れている。そして、このアンド回路146の出力信号
(図13(e)参照)は、黒記録データBVおよび赤記
録データRV(図13(f)参照)をそれぞれゲートす
るアンド回路147およびアンド回路148の一入力端
に加えられており、これによって、1ラインの両端部分
のデータが除去された黒記録データBVcおよび赤記録
データRVcが形成されて、それぞれシリアル/パラレ
ル変換部69と同時読取・サーマルヘッドインターフェ
ース部80およびシリアル/パラレル変換部70に出力
される。 【0166】図14は、シリアル/パラレル変換部6
9,70の一例を示している。なお、この例では、シリ
アル/パラレル変換部69,70は一体化して構成され
ており、また、システムバス74におけるデータバスの
幅が8ビットであるものとする。 【0167】同図において、黒記録データBVcおよび
赤記録データRVcは、それぞれ8ビットのシフトレジ
スタ151,152に入力されている。 【0168】また、クロック信号ELCK(図15
(a)参照)およびデータ有効信号DTEN(図15
(b)参照)はアンド回路153の2つの入力端にそれ
それ加えられており、このアンド回路152の出力は、
シフトクロック信号SFTCK(図15(c)参照)と
して、シフトレジスタ151,152およびカウンタ1
54に加えられるとともに、同時読取・サーマルヘッド
インターフェース部80に出力されている。 【0169】これにより、シフトレジスタ151,15
2に黒記録データBVcおよび赤記録データRVcがそ
れぞれ8ビット転送された状態で、カウンタ154の出
力QDが立ち上がり、これによって、フリップフロップ
155がセットされ、このフリップフロップ155の出
力信号がデータ要求信号DRQ0(図15(f)参照)
としてDMAコントローラ71に出力されると同時に、
その信号の立上り端でシフトレジスタ151,152の
データがラッチ回路156,157にラッチされ、さら
に、フリップフロップ158がセットされてその出力が
データ要求信号DRQ1(図15(h)参照)としてD
MAコントローラ71に出力される。 【0170】このようにして、まずデータ要求信号DR
QOが立ち上げられたのちに、フリップフロップ158
の動作時間だけ遅れてからデータ要求信号DRQ1が立
ち上げられるので、DMAコントローラ71はまず、優
先順位の高いデータ要求信号DRQOに応答してデータ
受付信号DACK0(図15(g)参照)を立ち上げる
とともにCPU66からそのときの8ビット分の黒記録
データBVcの転送先のデータメモリ65のアドレスを
受け取ってそれを設定したのちにデータ読み込み信号R
D(図15(j)参照)を所定時間出力する。 【0171】これにより、データ受付信号DACKOに
よって動作可能になっていたアンド回路159を介し
て、データ読み込み信号RDがラッチ回路156の出力
制御入力端に加えられ(図15(k)参照)、これによ
って、8ビット分の黒記録データBVcがデータメモリ
65の所定領域に記憶される(図15(m)参照)。 【0172】次に、DMAコントローラ71は、データ
要求信号DRQ1に応答してデータ受付信号DACK1
(図15(i)参照)を立ち上げるとともに、CPU6
6から、そのときの8ビット分の赤記録データRVcの
転送先のデータメモリ65のアドレスを受け取って、そ
れを設定したのちにデータ読み込み信号RDを所定時間
出力する。 【0173】これにより、データ受付信号DACK1に
よって動作可能になっていたアンド回路160を介して
データ読み込み信号RDがラッチ回路157の出力制御
入力端に加えられ(図15(l)参照)、これによっ
て、8ビット分の赤記録データRVcがデータメモリ6
5の所定領域に記憶される。 【0174】また、データ受付信号DACK0,DAC
K1によって、それぞれフリップフロップ155,15
8がクリアされ、フリップフロップ155の出力が遅延
回路161によって遅延された信号によって、カウンタ
154がクリアされ、これによって、次のサイクルの動
作が開始される。 【0175】図16は、同時読取・サーマルヘッドイン
ターフェース部80の一例を示している。 【0176】同図において、記録開始時に論理レベルH
に立ち上げられるプリントイネーブル信号EP(図17
(a)参照)は、フリップフロップ171のデータ入力
端に加えられ、1ラインの処理が開始されるタイミング
で発生されるライン同期信号LNSYN(図17(b)
参照)は、インバータ172を介してフリップフロップ
171のクロック入力端に加えられるとともに、フリッ
プフロップ171の出力およびインバータ172の出力
はアンド回路173の2つの入力端に加えられている。 【0177】したがって、アンド回路173からは記録
開始から2つ目以降のライン同期信号LNSYNが出力
され(図17(c)参照)、このアンド回路173の出
力信号の立下り端でモノマルチ回路174が作動し、こ
のモノマルチ回路174の出力信号が負論理のラッチ信
号LT1(図17(d)参照)として出力されるととも
に、このラッチ信号LT1の立上り端で、ライン同期信
号LNSYNの周期の1/2よりも若干短い時間が設定
されているカウンタ/タイマ回路175、および、スト
ローブ信号STB1〜4(1)(図17(f)参照)の
パルス幅がそれぞれ設定されている4つの回路からなる
カウンタ/タイマ回路176が作動を開始する。 【0178】これにより、まず、カウンタ/タイマ回路
176からストローブ信号STB1〜4(1)が出力さ
れる。 【0179】次に、カウンタ/タイマ回路175の出力
が立ち下がると(図17(e)参照)、ストローブ信号
STB5〜8(1)(図17(g)参照)のパルス幅が
それぞれ設定されている4つの回路からなるカウンタ/
タイマ回路177が作動を開始する。 【0180】これにより、ストローブ信号STB1〜4
(1)に続いて、ストローブ信号5〜8(1)が出力さ
れる。 【0181】なお、シフトクロック信号SFTCKおよ
び黒記録データBVcは、それぞれクロック信号CK1
(図17(h)参照)および記録データDT1(図17
(i)参照)として、そのまま出力されている。 【0182】また、ストローブ信号STB1〜4
(1),STB5〜8(1)のパルス幅を設定するパル
ス幅データDP1は、適宜なタイミングでカウンタ/タ
イマ回路175,177に設定される。 【0183】図18は、パラレル/シリアル変換・メモ
リアクセス部83の一例を示している。 【0184】同図において、まず、システムを初期化す
るためのリセット信号RST1(図19(c)参照)が
出力されると、オア回路180の出力によってカウンタ
181がクリアされ、ノア回路182の出力によってフ
リップフロップ183,184がクリ7される(図19
(h),(i)参照)とともにフリップフロップ185
がセット状態にプリセットされ(図19(g)参照)、
さらに、オア回路186の出力によってカウンタ187
がクリアされ、オア回路186の出力がインバータ18
8を介してフリップフロップ189に加えられてこのフ
リップフロップ189がクリアされ(図19(f)参
照)、これによって、このパラレル/シリアル変換・メ
モリアクセス部83が初期化される。 【0185】次に、プリントイネーブル信号EP(図1
9(d)参照)が出力されると、フリップフロップ18
3のデータ入力端が論理レベルHになり、また、このと
きには負論理の1ライン書き込み終了信号LDG(図1
9(e)参照)が論理レベルHになっているので、アン
ド回路190の出力が立ち上がり、これによって、フリ
ップフロップ189がセットされ、このフリップフロッ
プ189の出力が、フリップフロップ185の出力がそ
の一入力端に加えられているアンド回路191を介して
データ要求信号DRQとしてDMAコントローラ71に
出力される(図19(j)参照)。またこのデータ要求
信号DRQはカウンタ187によって計数される。 【0186】これにより、DMAコントローラ71はC
PU66にデータが要求されたことを通知し、それによ
ってCPU66はそのときに出力するデータを判別し
て、そのアドレスをDMAコントローラ71に通知す
る。 【0187】そして、DMAコントローラ71は、デー
タ受付信号DACKを立ち上げ、そのときに通知された
アドレスのデータを、データメモリ65から読み出すと
ともに、信号THRWを出力して、そのデータをシフト
レジスタ192にラッチさせる。 【0188】また、データ受付信号DACKはインバー
タ193によって反転された信号DACK’(図19
(k)参照)に変換され、この信号DACK’の立下り
端でフリップフロップ185がクリアされ、それによっ
てデータ要求信号DRQが立ち下げられ、また、信号D
ACK’の立上り端でフリップフロップ183がセット
される。 【0189】一方、クロック信号CLK2(図19
(a)参照)はアンド回路194のー入力端およびフリ
ップフロップ195のクロック入力端に加えられてお
り、クロック信号2ELCK(図19(b)参照)は、
他の入力端にフリッブフロップ184の出力が加えられ
ているアンド回路196の一入力端およびインバータ1
97を介してアンド回路194の他入力端に加えられて
いる。 【0190】このアンド回路194の出力は、他の入力
端にフリップフロップ183の出力が加えられているア
ンド回路198の一入力端に加えられており、したがっ
て、フリップフロップ183がセットされたのちには、
アンド回路194の出力がアンド回路198を介して、
フリップフロップ184のクロック入力端に加えられ
(図19(l)参照)、これによって、フリップフロッ
プ184がセットされる。 【0191】このようにフリップフロップ184がセッ
トされると、アンド回路196が動作可能になり、した
がって、それ以降はクロック信号2ELCKが、アンド
回路196を介し、シフトクロック信号PSCLK(図
19(m)参照)としてカウンタ181、フリップフロ
ップ195およびシフトレジスタ192のクロック入力
端に加えられる。 【0192】これにより、フリップフロップ195から
は、図19(o)に示したようなクロック信号CLK2
が出力され、また、シフトレジスタ192からは、図1
9(p)に示したような記録データDT2が出力され
る。 【0193】そして、1回分の8ビット分のデータがシ
フトレジスタ192から出力されて、カウンタ181の
出力端QDが立ち上がると(図18(n)参照)、この
信号はノア回路182を介してフリップフロップ18
3,184をクリアするとともにフリップフロップ18
5をプリセットし、これによって、パラレル/シリアル
変換・メモリアクセス部83は、リセット信号RST1
が出力されてからプリントイネーブル信号EPが出力さ
れた時点の状態に戻る。 【0194】以下、この動作が繰り返され、これによっ
て、8ビット分のデータがシリアルな記録データDT2
として順次出力されるとともに、カウンタ187の計数
値が増加する(図20(a)〜(i)参照)。 【0195】そして、1ライン分の処理が終了するとカ
ウンタ187の計数値が所定値(例えば、前述した条件
では1ライン分のデータが1728ビットからなるので
この場合には216)になり、これによって、カウンタ
187のゲート回路199の出力が立ち上がり、その出
力の立ち上がりタイミングでワンショット回路200が
トリガされて、1ライン終了信号EOLを出力する。 【0196】これにより、フリップフロップ189がク
リアされ、データ要求信号DRQが生成されなくなると
ともに、そのときの8ビットのデータの出力を終了した
時点でフリップフロップ183,184がクリアされた
ままの状態になるので、シフトクロック信号PSCLK
が出力されなくなる。 【0197】この後に、1ライン書き込み終了信号LD
Gが出力されると、フリップフロップ189がセットさ
れ、これによって、パラレル/シリアル変換・データア
クセス部83は、上述と同様な1ライン分の処理を繰り
返し実行する。この処理は、プリントイネーブル信号E
Pが立ち下げられるまで、繰り返し実行される。 【0198】図21は、サーマルヘッド印字制御部85
の一例を示している。 【0199】同図において、まず、システムを初期化す
るために出力されるリセット信号RST1(図22
(a)参照)は、インバータ211で反転されたのちに
フリップフロップ212をクリアし、またリセット信号
RST1として蓄熱データ読込部87に出力される。 【0200】一方、このときに「黒/赤」あるいは「黒
消し」のカラーモードが選択されている場合には、モー
ド信号MODE1は論理レベルHにされており、フリッ
プフロップ212の反転出力が一方の入力端に、そのモ
ード信号MODE1が他の入力端に加えられているアン
ド回路213の出力すなわち選択信号SLCT(図22
(g)参照)が論理レベルHに立ち上がる。 【0201】この選択信号SLCTは、アンド回路21
4の一入力端に加えられるとともに、インバータ215
を介してアンド回路216の一入力端に加えられてい
る。 【0202】プリントイネーブル信号EP(図22
(b)参照)が出力され、そしてパラレル/シリアル変
換・メモリアクセス部83による1ライン分のデータ転
送が終了した時点でCPU66からロード信号LD(図
22(c)参照)が出力されると、このロード信号LD
がオア回路217を介してワンショット回路218をト
リガし、これによって、ワンショット回路218から負
論理のラッチ信号LT2(図22(e)参照)が出力さ
れ、それによって、サーマルヘツド21のシフトレジス
タSRGに転送された記録データがラッチ回路LCTに
記憶される。また、オア回路217の出力により、フリ
ップフロップ212がトリガされてその出力が反転し、
選択信号SLCTが立ち下がる。 【0203】また、ラッチ信号LT2の立上り端でワン
シヨット回路219がトリガされ、これによって、負論
理の1ライン書き込み終了信号LDG(図22(f)参
照)が出力されるとともに、この1ライン書き込み終了
信号LDGの立上り端でフリップフロップ220がセッ
トされ、これによって、アンド回路214,216が動
作可能になる。 【0204】また、このときにはアンド回路216の出
力が論理レベルHになるので、カウンタ/タイマ回路2
21のゲートAおよびゲート1〜4が選択され、これに
よって、カウンタ/タイマ回路221からは、まず、1
ラインの黒記録に要する最大の時間の1/2を経過する
と同じ時間だけ立ち下がる負論理の同期信号BLSYN
(図22(k)参照)が出力されるとともに、負論理の
ストローブ信号STB1〜4(2)(図22(n)参
照)が出力される。 【0205】同期信号BLSYNが立ち下がると、アン
ド回路222の出力が立ち下がり、これによって、この
アンド回路222の出力がインバータ223を介して反
転されてカウンタ/タイマ回路221のゲート5〜8に
加えられている同期信号THSYN(図22(m)参
照)が立ち上がり、したがって、カウンタ/タイマ回路
221からは負論理のストローブ信号STB5〜8
(2)(図22(o)参照)が出力される。 【0206】そして、同期信号BLSYNが立ち上がる
と、フリップフロップ224がセットされ、これによっ
て信号LTRQ(図22(d)参照)が立ち上がる。 【0207】この信号LTRQは、オア回路217の他
入力端に加えられており、これによって、ロード信号L
Dが印加されたときと同様にして、ラッチ信号LT2お
よび1ライン書き込み終了信号LDGが出力される。な
お、1ライン書き込み終了信号LDGが出力されるとフ
リップフロップ224がクリアされ、したがって、その
時点で信号LTRQが立ち下がる。 【0208】また、信号LTRQが最初に発生したとき
には、フリップフロップ212がトリガされて反転し、
それによって、選択信号SLCTの論理状態が切り換え
られてカウンタ/タイマ回路221のゲートBが選択さ
れるので、この場合には同期信号BLSYNに代えて、
1ラインの赤記録に要する最大の時間の1/2を経過す
ると同じ時間だけ立ち下がる負論理の同期信号RDSY
N(図22(l)参照)が出力される。 【0209】そして、これ以降は、プリントイネーブル
信号EPが立ち下げられるまで、信号LTRQが発生す
る度に上述の動作が繰り返され、これによって、黒記録
のための動作および赤記録のための動作が交互に実行さ
れる。 【0210】なお、ストローブ信号STB1〜4
(2),STB5〜8(2)のパルス幅を設定するパル
ス幅データDP2は、適宜なタイミングでカウンタ/タ
イマ回路221へ設定される。 【0211】また、「全黒」あるいは「赤消し」のカラ
ーモードが選択されてモード信号MODE1が論理レベ
ルLにされているときには、常にゲートAが選択される
ので、黒記録時の動作のみが繰り返し実行される。 【0212】このようにして、ラッチ信号LT2および
ストローブ信号STB1〜4(2),STB5〜8
(2)が生成され、また、1ライン書き込み終了信号L
DGが出力される。 【0213】ここで、データ記録時の各信号の出力状況
を図23(a)〜(h)および図24(a)〜(h)に
示す。なお、図23(a)〜(h)に示したものは、
「黒/赤」のカラーモードが選択された場合であり、
「黒消し」のカラーモードが選択された場合には、これ
と同様なタイミングになるとともに、記録データDT2
の内容が全て「赤」となる。また、図24(a)〜
(h)に示したものは、「赤消し」のカラーモードが選
択された場合であり、「全黒」のカラーモードが選択さ
れた場合には、これと同様なタイミングになるととも
に、記録データDT2の内容が「黒と赤」になる。 【0214】図25は、蓄熱データ読込部87の一例を
示している。 【0215】同図において、記録データDTはアンド回
路231の一入力端に加えられ、クロック信号CKはア
ンド回路231の池入力端およびカウンタ232のクロ
ック入力端に加えられている。 【0216】したがって、アンド回路231からは、記
録データDTの内容が1のときのクロック信号CKが出
力され、これがカウンタ233によって計数される。 【0217】カウンタ232の計数値が所定値、この場
合はサーマルヘッド21の各ブロックにおける発熱抵抗
体の数すなわち216になると、ゲート回路234の出
力が立ち上がり、これによって、カウンタ233の計数
値がラッチ回路235に記憶される。 【0218】また、ゲート回路234の出力は遅延回路
236を介し、その一方の入力端にプリントイネーブル
信号EPが加えられているアンド回路237の他の入力
端に加えられ、このアンド回路237の出力が割込信号
INTとしてCPU66に出力される。これによって、
CPU66がラッチ回路235の記憶データを読み込
む。 【0219】また、ラッチ信号LT、リセット信号RS
T1および遅延回路236の出力をインバータ238で
反転した信号がノア回路239に加えられており、この
/ア回路239の出力によってカウンタ232およびカ
ウンタ233がリセツトされる。 【0220】このようにして、1ブロック分の蓄熱デー
タを計数すると、割込信号INTを発生して、その蓄熱
データをCPU66に取り込ませている。 【0221】なお、上述した実施例においては、黒画像
と赤面像の論理和のデータを先に記録し、その後に赤面
像のデータを記録しているが、この順番を逆にすること
もできる。また、カラーモードとして、上述したもの以
外のカラーモード、例えば色反転等を備えることもでき
る。 【0222】ところで、上述した多色感熱記録紙21の
各層の組成は、例えば、特開昭60年68991号公報
に開示されたものや、特開昭60年105586号公報
に開示されたものがある。 【0223】前者においては、赤発色層はロイコ染料と
フェノール性化合物を含有し、黒消し層は一般式(A)
で示される消色剤を含有し、黒発色層はロイコ染料と一
般式(B)で示されるチオ尿素誘導体を含有している。
(なお、一般式(A),(B)については、公報を参照
のこと。) 【0224】また後者においては、赤発色層はロイコ染
料とフェノール性化合物を含有し、黒消し層はモルホリ
ン系化合物および脂肪族アミンの中から選ばれる少なく
とも1種の消色剤を含有し、黒発色層はロイコ染料と一
般式(A)で示されるチオ尿素誘導体を含有するととも
に、黒発色層と黒消し層との間に熱可融性物質と水溶性
高分子結合剤を主成分とする層を設けている。(なお、
一般式(A)については、公報を参照のこと。) 【0225】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一の筆記画面領域内に第1色および第2色でそれぞれ
記載されている記載内容を光学的にそれぞれ識別して読
み取り、上記第1色および第2色に対応した離散的なレ
ベルの熱量を画素単位に印字することで上記筆記画面の
内容を、基層上に上記第1色に対応したA色発色層、消
色層、上記第2色に対応したB色発色層を順次積層して
なる多色記録感熱記録紙上に記録する電子黒板装置にお
いて、低いレベルの熱量に対応した上記第2色の記載内
容に高いレベルの熱量に対応した上記第1色の記載内容
を合成する合成手段と、上記合成手段により合成された
合成内容と、上記第1色にて記載された記載内容とを記
憶しておく記憶手段を備え、上記第1色および第2色の
それぞれで記載されている内容を、それぞれ上記A色お
よびB色で記録する際には、上記記憶手段から上記合成
内容と上記第1色にて記載された記載内容とを読み出
し、上記合成内容に対して低いレベルの熱量を印加させ
て上記B色発色層を作用させて上記B色で発色させた
後、上記第1色にて記載された記載内容に対して上記高
いレベルの熱量から上記低いレベルの熱量の差に応じた
熱量を印加させて、上記消色層の作用により上記B色に
て発色している記録内容を消去した後、上記A色発色層
の作用により上記A色にて発色させるようにしたので、
高いレベルの熱量を必要とする第1色の画素をより高速
に記録することができ、第1色および第2色の画素から
なる画像を短時間で記録できるという効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の原理を説明するためのグラフ図。 【図2】本発明の原理による多色感熱記録装置の駆動例
を示した波形図。 【図3】本発明の一実施例にかかる電子黒板装置の構成
例を示した概略図。 【図4】赤フィルタとシアンフィルタの分光特性の一例
を示したグラフ図。 【図5】プリンタの一例を示した概略構成図。 【図6】操作表示部の一例を示した平面図。 【図7】制御系の一例を示したブロック図。 【図8】センサ駆動・画信号処理部の一例を示したブロ
ック図。 【図9】色認識回路の一例を示したブロック図。 【図10】色合成・消去回路の一例を示したブロック
図。 【図11】ふち消し回路の原理を説明するための概略
図。 【図12】ふち消し回路の一例を示したブロック図。 【図13】ふち消し回路の動作を説明するための波形
図。 【図14】シリアル/パラレル変換部の一例を示したブ
ロック図。 【図15】シリアル/パラレル変換部の動作を説明する
ための波形図。 【図16】同時読取・サーマルヘッドインターフェース
部の一例を示したブロック図。 【図17】同時読取・サーマルヘッドインターフェース
部の動作を説明するための波形図。 【図18】パラレル/シリアル変換・メモリアクセス部
の一例を示したブロック図。 【図19】パラレル/シリアル変換・メモリアクセス部
の動作の一例を説明するための波形図。 【図20】パラレル/シリアル変換・メモリアクセス部
の動作の一例を説明するための波形図。 【図21】サーマルヘッド印字制御部の一例を示したブ
ロック図。 【図22】サーマルヘッド印字制御部の動作を説明する
ための波形図。 【図23】サーマルヘッド印字制御部の動作を説明する
ための波形図。 【図24】サーマルヘッド印字制御部の動作を説明する
ための波形図。 【図25】蓄熱データ読込部の一例を示したブロック
図。 【図26】多色感熱記録紙の一例を示した概略断面図。 【図27】多色感熱記録装置の動作原理図。 【図28】サーマルヘッドの一例を示した回路図。 【図29】従来装置の駆動例を示した波形図。 【符号の説明】 9,10 ラインイメージセンサ 21 サーマルヘッド 61,62 センサ駆動・面信号処理部 63 色認識回路 64 色合成・消去回路 65 データメモリ 66 CPU(中央処理装置) 67,68 ふち消し回路 69,70 シリアル/パラレル変換部 71 DMA(直接メモリアクセス)コントローラ 72 プログラムメモリ 73 ワークメモリ 80 同時読取・サーマルヘッドインターフェース部 83 パラレル/シリアル変換・メモリアクセス部 85 サーマルヘッド印字制御部 86 セレクタ 87 蓄熱データ読込部 88 アナログ/デジタル変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/028 B41J 3/00 B 1/032 3/20 115C

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.同一の筆記画面領域内に第1色および第2色でそれ
    ぞれ記載されている記載内容を光学的にそれぞれ識別し
    て読み取り、上記第1色および第2色に対応した離散的
    なレベルの熱量を画素単位に印字することで上記筆記画
    面の内容を、基層上に上記第1色に対応したA色発色
    層、消色層、上記第2色に対応したB色発色層を順次積
    層してなる多色記録感熱記録紙上に記録する電子黒板装
    置において、 低いレベルの熱量に対応した上記第2色の記載内容に高
    いレベルの熱量に対応した上記第1色の記載内容を合成
    する合成手段と、 上記合成手段により合成された合成内容と、上記第1色
    にて記載された記載内容とを記憶しておく記憶手段を備
    え、 上記第1色および第2色のそれぞれで記載されている内
    容を、それぞれ上記A色およびB色で記録する際には、
    上記記憶手段から上記合成内容と上記第1色にて記載さ
    れた記載内容とを読み出し、上記合成内容に対して低い
    レベルの熱量を印加させて上記B色発色層を作用させて
    上記B色で発色させた後、上記第1色にて記載された記
    載内容に対して上記高いレベルの熱量から上記低いレベ
    ルの熱量の差に応じた熱量を印加させて、上記消色層の
    作用により上記B色にて発色している記録内容を消去し
    た後、上記A色発色層の作用により上記A色にて発色さ
    せるようにしたことを特徴とする電子黒板装置。
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