JP3514267B2 - 熱転写シリアルビデオプリンタ - Google Patents

熱転写シリアルビデオプリンタ

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JP3514267B2
JP3514267B2 JP14785994A JP14785994A JP3514267B2 JP 3514267 B2 JP3514267 B2 JP 3514267B2 JP 14785994 A JP14785994 A JP 14785994A JP 14785994 A JP14785994 A JP 14785994A JP 3514267 B2 JP3514267 B2 JP 3514267B2
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隆司 當間
昭広 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写シリアルビデオ
プリンタに関し、更に詳しくは記録用紙のほぼ全面に画
像をプリントするフルサイズプリントと、記録用紙のほ
ぼ半分に画像が記録されたポストカード形態のハーフサ
イズプリントとを行う熱転写シリアルビデオプリンタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダや電子スチルカメ
ラ等のビデオレコーダから出力されたビデオ画像信号を
デジタル化してフレームメモリに取り込み、この画像デ
ータにマスキング処理等の画像処理を施してからプリン
トアウトするビデオプリンタが知られている。このプリ
ント形態としては、1コマのビデオ画像をA6サイズの
記録紙のほぼ全画面にほぼ3:4の縦横比でプリントす
るフルサイズモード(通常モード)の他に、画像を縦横
変換するとともに画素の間引き処理を行って2個の同じ
ハーフサイズ画像を記録用紙の上下に記録する2画面マ
ルチモード等がある。
【0003】一方、一般に市販されているワープロに
は、ハンドスキャナー等を用いて画像を取り込み、これ
を加工してポストカード等に記録できるものがある。こ
のようなワープロの多くには、装置の小型・軽量化を図
るために、主走査方向に複数の発熱素子を配列したサー
マルヘッドを用い、これをインクリボンカセットととも
に副走査方向に移動させながらインクリボンのインクを
記録用紙に転写して1行を記録した後、主走査方向に紙
送りして次の1行を記録する熱転写シリアルプリンタが
搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなビデオプ
リンタから出力されるプリント形態は、いずれも記録用
紙のほぼ全面に画像を記録したもので、余白部分がほと
んどないため、ポストカードとして用いる場合、又はタ
イトルやコメント等の文字を書き込む際に不便であっ
た。また、画像を縦横変換できるようにしたビデオプリ
ンタは、ビデオ画像信号をフレームメモリから別のデー
タ展開用メモリに転送して間引き処理や縦横変換処理を
行うため、このデータ展開用メモリや間引き処理・縦横
変換処理を行う演算器が必要となり、コスト高であっ
た。
【0005】また、上記のようなワープロでは、ビデオ
画像信号の取込みができなかったり、画像処理に時間が
かかるという欠点の他に、インクリボンが不経済である
という欠点がある。これは、多くのワープロで使用され
る標準的な記録用紙がA4サイズであるため、1行を記
録する際に送られるインクリボンの長さがA4サイズの
記録用紙の幅に合わせて一定となっており、ほぼA6サ
イズであるポストカードに画像を記録する場合には、イ
ンクリボンの多くの部分を未使用状態のまま空送りする
ためである。
【0006】本発明は、ハーフサイズ画像とフルサイズ
画像とを選択的にプリントすることができるとともに、
データ展開用メモリや演算器を不要にし、インクリボン
の無駄を無くして製造コスト及びランニングコストの両
方を低減したローコストの熱転写シリアルビデオプリン
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写シリアルビデオプリンタは、ポスト
カードサイズの記録用紙を縦長にした状態で主走査方向
に1行ずつ間欠移動させるとともに、サーマルヘッドと
インクリボンとを保持したヘッドキャリッジを副走査方
向に移動しながら、画像を1行ずつ記録する熱転写シリ
アルビデオプリンタにおいて、水平方向にM個,垂直方
向にN個(M>N)の画素で構成され、サンプリングに
基づいた各画素の縦横比がV:Hである画像を記憶する
フレームメモリと、前記記録用紙の全面に縁付きのフル
サイズ画像をプリントするフルサイズプリントモード
と、前記記録用紙の半分に画像サイズがフルサイズ画像
の(V/H2 倍であるハーフサイズ画像をプリントす
るハーフサイズプリントモードとの一方を選択するプリ
ントモード指定手段と、フルサイズプリントモードが指
定されたときには、フレームメモリを垂直方向から読み
出し、ハーフサイズプリントモードが指定されたときに
は、フレームメモリを水平方向に読み出すフレームメモ
リ読出し手段と、フルサイズプリントモードが指定され
たときには、ヘッドキャリッジの1画素当たりの移動距
離を大きくし、ハーフサイズプリントモードが指定され
たときには、ヘッドキャリッジの1画素当たりの移動距
離を小さくして、ハーフサイズ画像の縦横比とフルサイ
ズ画像の縦横比とがほぼ同じになるように、画素の副走
査方向の長さを変更する画素長制御手段とを設けたもの
である。
【0008】また、前記画素長制御手段は、1画素あた
りの記録時間を一定にしたままサーマルヘッドの移動速
度を変更するものであってもよく、また、サーマルヘッ
ドの移動速度を一定にしたまま1画素あたりの記録時間
を変更するものであってもよい。
【0009】
【作用】フルサイズプリントモード時には、フレームメ
モリを垂直方向から読み出すとともに、ヘッドキャリッ
ジの1画素当たりの移動距離を大きくすることにより、
記録用紙の全面に縁付きの大きなフルサイズ画像がプリ
ントされる。また、ハーフサイズプリントモード時に
は、フレームメモリを水平方向に読み出すとともに、ヘ
ッドキャリッジの1画素当たりの移動距離を小さくする
ことにより、フルサイズ画像の(V/H2 倍のハーフ
サイズ画像が記録用紙のほぼ半分にプリントされる。
【0010】
【実施例】本発明の熱転写シリアルビデオプリンタを示
す図2において、箱型をしたプリンタ本体10の上部に
給紙口11が形成され、これから例えばA6サイズ(葉
書サイズ)の記録用紙12が縦長にして挿入される。こ
の記録用紙12は、一対の送りローラ13,14でニッ
プされ、矢線で示す主走査方向に1行ずつ間欠送りされ
る。
【0011】ヘッドキャリッジ15には、カラーインク
リボンカセット16がセットされる。このカラーインク
リボンカセット16は、周知のように2個のリールを備
え、両端が固定された状態でカラーインクリボン17を
巻き付けている。ヘッドキャリッジ15には、サーマル
ヘッド22と、マークセンサー23,リール軸24,2
5とが設けられている。サーマルヘッド22は、カラー
インクリボンカセット16のセット時に、切欠き18,
19の一方に入り込む。マークセンサー23は、カラー
インクリボンカセット16の前側の角に形成した切欠き
(図示せず)に入り込む。
【0012】リール軸24,25は、カラーインクリボ
ンカセット16のリールのハブに嵌合する。一方のリー
ル軸24は、ヘッドキャリッジ15内のパルスモータ2
7(図3参照)で駆動され、プリント中にはカラーイン
クリボン17をインクドットの1個分の長さずつ巻き上
げる。
【0013】ヘッドキャリッジ15は、ガイド棒28に
挿通され、かつガイドレール29にスライド自在に支持
されている。また、このヘッドキャリッジ15には、タ
イミングベルト30の一部が固定されている。このタイ
ミングベルト30は、プーリ31,32に掛けられてい
る。一方のプーリ31は、パルスモータ33に連結され
ている。プラテン34は、記録用紙12の背後を受け止
めるように配置されている。
【0014】プリンタ本体10には、プリントモード切
替ボタン35とプリント開始を指示するプリントボタン
36とディスプレイ37とが設けられている。プリント
モード切替ボタン35は、これを一回押す毎にフルサイ
ズプリントモード(標準モード)とハーフサイズプリン
トモード(ポストカードモード)とを交互に切り替え
る。フルサイズプリントモードでは、記録用紙12のほ
ぼ全面に、縦横比がほぼ3:4の縁付きフルサイズ画像
を記録する。ハーフサイズプリントモードでは、記録用
紙12の下方に挨拶文を書き込むことができるように、
記録用紙12のほぼ上半分に、フルサイズ画像の半分で
縦横比がほぼ3:4のハーフサイズ画像を記録する。ま
た、ディスプレイ37は、プリントモード切替ボタン3
5によりセットされたプリントモードの種類を例えば
「フルサイズプリントモード」,「ハーフサイズプリン
トモード」の文字で表示する他に、操作手順や各種のト
ラブルを警告表示するために用いられる。
【0015】図3において、電子スチルカメラやビデオ
カメラ等により撮影された映像のNTSC映像信号は入
力端子40から入力される。入力端子40から入力され
た1画面分の映像信号はデコーダ41に入力され、ここ
で赤色信号,緑色信号,青色信号に分離される。これら
の色信号は、A/D変換器42によりデジタル化されて
青色画像データ,緑色画像データ,赤色画像データに変
換され、これらがフレームメモリ部43に送られる。フ
レームメモリ部43は、青色フレームメモリ43a,緑
色フレームメモリ43b,赤色フレームメモリ43cか
ら構成されており、システムコントローラ45によっ
て、青色画像データ,緑色画像データ,赤色画像データ
は、対応するフレームメモリ43a〜43cに書き込ま
れる。
【0016】システムコントローラ45は、プリントボ
タン36が押されると、読出し回路48を介してフレー
ムメモリ43a〜43cから順次に1行分ずつ画像デー
タを読み出してデータ変換部46に送る。この読出し時
には、プリントモード切替ボタン35により設定された
プリントモードに従った読出し方向で画像データの読出
しが行われる。この画像データの読出しに関しては後述
する。
【0017】青色フレームメモリ43aから読み出され
た1行分の青色画像データは、データ変換部46に送ら
れてイエロー画像データに変換された後、ヘッドドライ
バ47に送られる。ヘッドドライバ47は、サーマルヘ
ッド22を駆動し、例えば24個の発熱素子22a,2
2b,・・・(図1参照)を選択的に駆動する。これら
の発熱素子22a,22b,・・・は、主走査方向にラ
イン状に配列されており、カラーインクリボン17を背
後から加熱・押圧して、ヘッドキャリッジ15が図2の
図面上で左端の初期位置から右方へ(副走査方向)移動
しながら、軟化又は溶融したイエローインクを記録用紙
12に転写する。
【0018】このように1行分のイエロー画像が記録さ
れた後、ヘッドキャリッジ15が初期位置に戻されると
ともに、緑色フレームメモリ43bから1行分の緑色画
像データが読み出されてマゼンタ画像データに変換さ
れ、マゼンタインクが記録用紙12に転写される。この
後、同様にして赤色フレームメモリ43cから1行分の
赤色画像データが読み出され、シアン画像データに変換
され、シアンインクが記録用紙12に転写される。この
ような3色順次記録により、1行ずつフルカラー画像が
記録される。
【0019】システムコントローラ45は、パルスモー
タ27,33,48の駆動を制御する。このパルスモー
タ48は、送りローラ13,14を回転させて、記録用
紙12を主走査方向に送る。
【0020】図4に示すように、カラーインクリボン1
7には、イエローインクエリア51,マゼンタインクエ
リア52,シアンインクエリア53が熱記録の順番で配
列されている。各インクエリア51〜53は、その長さ
がいずれもL1であり、ヘッドキャリッジ15の副走査
方向の移動距離と同じである。また、イエローインクエ
リア51の前に黒線が2本のマーク54が、マゼンタイ
ンクエリア52とシアンインクエリア53の前には、黒
線が1本のマーク55が記録されている。これらのマー
ク54,55はマークセンサー23で検出され、インク
エリアの頭出しとその種類が識別される。
【0021】青色フレームメモリ43aを例にとって画
像データの読出しに関して説明する。青色フレームメモ
リ43aのメモリ領域44を示す図5において、1画面
分の画素数は、NTSC映像信号を例えば14MHZで
サンプリングすることにより、水平方向にM画素,垂直
方向にN画素となり、各画素の縦横比はほぼ6:7にな
る。
【0022】フルサイズプリントモードでは、メモリ領
域44から1行分の青色画像データを垂直方向に読み出
し、ハーフサイズプリントモードでは青色画像データを
水平方向に読み出す。この実施例では、サーマルヘッド
22の発熱素子を例えば24個とするから、1行に含ま
れる画素数は、フルサイズプリントモードでは24画素
×240画素(符号44aで示す領域),ハーフサイズ
プリントモードでは24画素×384画素(符号44b
で示す領域)となる。
【0023】フルサイズプリントモード時の記録状態を
示す図1(A)において、サーマルヘッド22の各発熱
素子は、主走査方向の長さがA,副走査方向の長さがB
の矩形状をしている。例えば、Aは282μm,Bは1
00μmである。プリント時には、サーマルヘッド22
が副走査方向に単位移動距離L2(例えば33μm)ず
つ移動され、各発熱素子は、1個の画素57を例えば8
階調で記録する。例えば、階調レベル「4」では、斜線
で示すような282μm×199μmのインクドット5
8が画素57内に転写される。
【0024】画素57は、主走査方向の長さAが282
μm,副走査方向の長さCが331μmの矩形状とな
り、A:C=6:7となる。この比率は、画像データの
サンプリング点(オリジナル画素)の縦横比と同じであ
るから、画像は歪みなく記録され、図6に示すようなプ
リント結果を得る。このプリント画像60は、16行
(384/24)で記録用紙12に記録され、L4×L
5のサイズになる。このL4は約108mm(282μ
m×384画素)であり、L5は約79mm(331μ
m×240画素)であるから、L5:L4≒79:10
8≒3:4になる。
【0025】ハーフサイズプリントモード時の記録状態
を示す図1(B)において、システムコントローラ45
は、1画素あたりの記録時間は一定のままでヘッドキャ
リッジ15の移動速度を変更し、サーマルヘッド22の
単位移動距離をL2より短いL3にする。例えばL3は
約20.3μmとすると、画素61は、その副走査方向
の長さDが242μmになるから、A:D=7:6にな
る。なお、例えば階調レベル「4」では、斜線で示すよ
うな282μm×160.9μmのインクドット62が
画素61内に転写される。
【0026】画素61の縦横比7:6は、画像データの
サンプリング点(オリジナル画素)の縦横比と同じであ
るから、画像は歪みなく記録され、図7に示すようなプ
リント結果を得る。このプリント画像65は、10行
(240/24)で記録用紙12に記録され、L6×L
7のサイズになる。このL6は約68mm(282μm
×240画素)であり、L7は約93mm(242μm
×384画素)であるから、L6:L7≒68:93≒
3:4になる。なお、他のフレームメモリ43b,43
cに関しても同様であるから説明を省略する。
【0027】次に、上記実施例の作用について説明す
る。例えばスチルビデオプレイヤで再生されたビデオ画
像のビデオ信号は、デコーダ41,A/D変換器42を
介して青色画像データ,緑色画像データ,赤色画像デー
タに変換されてから、フレームメモリ部43に送られ、
各々フレームメモリ43a〜43cに書き込まれる。こ
の書込み時に、システムコントローラ45は、メモリの
アドレスを指定する。
【0028】プリントモード切替ボタン35を押して例
えばフルサイズプリントモードを選択する。ディスプレ
イ37でフルサイズプリントモードにセットされている
ことを確認した後、プリントボタン36を押す。システ
ムコントローラ45は、パルスモータ48を駆動して、
送りローラ13,14を回転させる。これらの送りロー
ラ13,14は、給紙口11から縦長に挿入された記録
用紙12をニップして、第1行目(図6参照)がサーマ
ルヘッド22に対面するように給紙する。
【0029】読出し回路48は、青色フレームメモリ4
3aから最初の1行分の青色画像データを垂直方向に読
み出し、これをデータ変換部46に送る。データ変換部
46は、これをイエロー画像データに変換してから、ヘ
ッドドライバ47を介してサーマルヘッド22に送る。
【0030】システコントローラ45は、パルスモータ
27を駆動してカラーインクリボン17を巻き上げて、
イエローインクエリア51の頭出しを行う。この頭出し
は、カラーインクリボン17の給送中に、マークセンサ
ー23がマーク54を検知した時点を基準とし、マーク
センサー23からサーマルヘッド22までの通路の距離
だけ、カラーインクリボン17を給送することによって
行われる。
【0031】イエローインクエリア51の頭出し後に、
サーマルヘッド22がイエローインクエリア51の背面
を記録用紙12に押し付け、カラーインクリボン17を
単位移動距離L2ずつ巻き上げる。これとともに、パル
スモータ33によってタイミングベルト30を回転さ
せ、ヘッドキャリッジ15を単位移動距離L2ずつ移動
し、サーマルヘッド22によってイエロー画像が記録さ
れる。
【0032】こうして第1行目のイエロー画像の記録が
終了すると、ヘッドキャリッジ15は第1行目の始めに
戻される。これとともに、カラーインクリボン17が巻
き上げられ、マーク55を検知してマゼンタインクエリ
ア52の頭出しが行われる。マゼンタインクエリア52
の頭出し後に、カラーインクリボン17を単位移動距離
L2ずつ巻き上げながら、ヘッドキャリッジ15を移動
する。この移動中に、最初の1行分の緑色画像データが
緑色フレームメモリ43bから読み出されてマゼンタ画
像データに変換される。そして、これに基づいてサーマ
ルヘッド22が駆動され、マゼンタ画像が記録される。
この後、同様にして、赤色フレームメモリ43cから読
み出され、データ変換された最初の1行分のシアン画像
データに基づいて、シアンインクエリア53を用いてシ
アン画像が記録される。このようにして、3色順次記録
で記録用紙12の第1行目にフルカラー画像が記録され
る。
【0033】第1行目の記録が終了すると、システムコ
ントローラ45はパルスモータ48を駆動し、一対の送
りローラ13,14を回転させ、記録用紙12を主走査
方向に1行分送る。これとともに、ヘッドキャリッジ1
5が左端の初期位置に戻される。
【0034】第2行目以降も第1行目と同様にしてフル
カラー画像が3色順次記録で記録され、第16行目まで
の記録が終了すると、パルスモータ48が連続回転して
記録済みの記録用紙12が排出される。記録用紙12に
は、縦横比がほぼ3:4の縁付きのフルカラー画像60
がほぼ全面に記録される。
【0035】ハーフサイズプリントモードの記録を行う
ときには、プリントモード切替ボタン35を押してハー
フサイズプリントモードにセットする。フルサイズプリ
ントモード時と同じように記録用紙12を縦位置にして
給紙口11に挿入する。プリントボタン36を押すと、
記録用紙12の第1行目(図7参照)がサーマルヘッド
22に対面される。
【0036】システムコントローラ45は、ハーフサイ
ズプリントモードに対応してフレームメモリ43a〜4
3cからの各画像データの読出し方向を垂直方向から水
平方向に変更するとともに、カラーインクリボン17の
巻上げ速度とヘッドキャリッジ15の移動速度を変更
し、フルサイズプリントモードと同じ記録時間内に送ら
れるカラーインクリボン17の単位移動距離とヘッドキ
ャリッジ15の単位移動距離をそれぞれL2からL3に
する。
【0037】最初の1行分の青色画像データが、読出し
回路48によって、青色フレームメモリ43aから水平
方向に読み出される。この青色画像データは、データ変
換部46によってイエロー画像データに変換され、ヘッ
ドドライバ47を介してサーマルヘッド22に送られ
る。
【0038】イエローインクエリア51の頭出し後に、
サーマルヘッド22がイエローインクエリア51の背面
を記録用紙12に押し付け、カラーインクリボン17を
単位移動距離L3ずつ巻き上げる。これとともに、パル
スモータ33によってタイミングベルト30を回転さ
せ、ヘッドキャリッジ15を単位移動距離L3ずつ移動
し、サーマルヘッド22によってイエロー画像を記録す
る。以下、同様にしてマゼンタ画像,シアン画像が同じ
行に記録され、3色順次記録によりフルカラー画像が第
1行目に記録される。同様にして第2行目から第10行
目までフルカラー画像の記録が行われると、パルスモー
タ48が連続回転して記録済みの記録用紙12(図7参
照)が排出される。記録用紙12には、上半分にフルカ
ラー画像のほぼ半分のサイズの縦横比がほぼ3:4のハ
ーフサイズ画像65が記録される。この下方の余白に挨
拶文等を書き込んでポストカードとして使うことができ
る。
【0039】なお、フルサイズプリントモード,ハーフ
サイズプリントモードの両モードで記録用紙12の挿入
方向が同じであるとともに、プリント画像60,65の
副走査方向の長さがほぼ同じとなるから、どちらも同じ
インクリボンを使用することができ、ランニングコスト
を低く押さえることができる。
【0040】以上説明した実施例では、1画素の副走査
方向の長さを各プリントモードで変更する際に、1画素
あたりの記録時間を一定にしたままサーマルヘッドの移
動速度を変更したが、全体の記録時間が変わるが、サー
マルヘッドの移動速度を一定にしたまま1画素あたりの
記録時間を変更してもよい。また、ハーフサイズプリン
トモードでは、プリント画像を記録用紙の上半分に記録
したが、プリント開始時の紙送り量を変更して記録用紙
の下半分又は、真中に記録してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱転写シリアル
ビデオプリンタによれば、フレームメモリからの画像デ
ータの読出し方向を変更するとともに、この画像データ
の読出し方向によって1画素あたりのサーマルヘッドと
インクリボンの副走査方向への移動距離を変更するよう
にしたので、フルサイズ画像と、ポストカード用のハー
フサイズ画像を選択的にプリントすることができる。ま
た、間引き処理・縦横変換処理を行うためのデータ展開
用メモリや演算器が不要になるから、装置がローコスト
になる。また、ハーフサイズプリントとフルサイズプリ
ントのいずれも記録用紙の給送方向は同じであるから、
同じインクリボンを無駄なく使用することができ、ラン
ニングコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルサイズプリントモード時に記録される画素
とハーフサイズプリントモード時に記録される画素とを
示す説明図である。
【図2】熱転写シリアルビデオプリンタの斜視図であ
る。
【図3】熱転写シリアルビデオプリンタの電気構成を示
すブロック図である。
【図4】カラーインクリボンの説明図である。
【図5】青色フレームメモリのメモリ領域を示す説明図
である。
【図6】フルサイズプリントモードで記録したプリント
画像を示す説明図である。
【図7】ハーフサイズプリントモードで記録したプリン
ト画像を示す説明図である。
【符号の説明】
12 記録用紙 15 ヘッドキャリッジ 16 カラーインクリボンカセット 17 カラーインクリボン 22 サーマルヘッド 35 プリントモード切替ボタン 36 プリントボタン 43 フレームメモリ部 43a,43b,43c フレームメモリ 43a0 メモリ領域 45 システムコントローラ 57,61 画素 58,62 インクドット 60 フルサイズ画像 65 ハーフサイズ画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 21/00 B41J 2/32 H04N 5/76 H04N 5/91

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポストカードサイズの記録用紙を縦長に
    した状態で主走査方向に1行ずつ間欠移動させるととも
    に、サーマルヘッドとインクリボンとを保持したヘッド
    キャリッジを副走査方向に移動しながら、画像を1行ず
    つ記録する熱転写シリアルビデオプリンタにおいて、 水平方向にM個,垂直方向にN個(M>N)の画素で構
    成され、サンプリングに基づいた各画素の縦横比がV:
    である画像を記憶するフレームメモリと、 前記記録用紙の全面に縁付きのフルサイズ画像をプリン
    トするフルサイズプリントモードと、前記記録用紙の半
    分に画像サイズがフルサイズ画像の(V/H2 倍であ
    るハーフサイズ画像をプリントするハーフサイズプリン
    トモードとの一方を選択するプリントモード指定手段
    と、 フルサイズプリントモードが指定されたときには、フレ
    ームメモリを垂直方向から読み出し、ハーフサイズプリ
    ントモードが指定されたときには、フレームメモリを水
    平方向に読み出すフレームメモリ読出し手段と、 フルサイズプリントモードが指定されたときには、ヘッ
    ドキャリッジの1画素当たりの移動距離を大きくし、ハ
    ーフサイズプリントモードが指定されたときには、ヘッ
    ドキャリッジの1画素当たりの移動距離を小さくして、
    ハーフサイズ画像の縦横比とフルサイズ画像の縦横比と
    がほぼ同じになるように、画素の副走査方向の長さを変
    更する画素長制御手段とを設けたことを特徴とする熱転
    写シリアルビデオプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記画素長制御手段は、1画素あたりの
    記録時間を一定にしたままサーマルヘッドの移動速度を
    変更することを特徴とする請求項1記載の熱転写シリア
    ルビデオプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記画素長制御手段は、サーマルヘッド
    の移動速度を一定にしたまま1画素あたりの記録時間を
    変更することを特徴とする請求項1記載の熱転写シリア
    ルビデオプリンタ。
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