JPS62197762A - 探触子の位置制御装置 - Google Patents

探触子の位置制御装置

Info

Publication number
JPS62197762A
JPS62197762A JP61039040A JP3904086A JPS62197762A JP S62197762 A JPS62197762 A JP S62197762A JP 61039040 A JP61039040 A JP 61039040A JP 3904086 A JP3904086 A JP 3904086A JP S62197762 A JPS62197762 A JP S62197762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flaw detection
probe
detection arm
welded
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61039040A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Sasaki
佐々木 典
Akisuke Naruse
成瀬 明輔
Kazuo Takaku
高久 和夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61039040A priority Critical patent/JPS62197762A/ja
Publication of JPS62197762A publication Critical patent/JPS62197762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は探触子の位置制御装置に係り、特に原子力発電
所等の容器(被溶接体)とノズル(溶接体)の溶接部の
探傷を槃−高精度で行うのに好適な超音波探傷装置の探
触子の位置制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
容器とノズルの溶接部用の超音波探傷装置においては1
日立評論 VoQ、 65  Na9 (1983−9
)第37頁から第42頁の成瀬らによる[原子力発it
+供用期間中検査用遠隔自動・半自動超音波探傷袋打」
という論文において示されているように、ノズル部に仮
設または恒久装置されるリング状の軌道と、超音波探触
子とを容器とノズルの溶接部に対して直交方向に走査す
るための探傷アームと、探触子駆動部および軌道走行部
を備えた駆動装置とにより構成されたものが知られてい
る。
このような容器とノズルの溶接部用の超音波探傷装置に
は、容器とノズルの溶接部の形状が3次元で変化するた
め、探傷アームをこの変化に追従させるための倣いセン
サおよび機構が設けられていた。
[発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術では、探傷アームが容器とノズルの溶接部
の:3次元形状変化に追従して傾くことを探触子の位置
検出において考慮していなかったため、探触子の位置制
御装置上の探触子計測位置と実際の探触子位置との間に
差が生じるという問題点があった。また、倣いセンサを
用いているため。
装置の取付けの際に、この倣いセンサの調整に手間がか
かり、さらに、倣いセンサの調整が正しく行われていな
いと、位置制御装置上の探触子計測位置と、実際の探触
子位置との差が大きくなるという問題点もあった。
本発明の目的は、倣いセンサを用いずに精度よく探触子
の位置制御を行うことができる被溶接体と溶接体の溶接
部用の超音波探傷装置の探触子の位置制御装置を提供す
ることFこある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、被溶接体の半径と、上記被溶接体と溶接体
との溶接部の半径と、探傷アーム回転中心の溶接体廻り
の回転半径と、駆動装置が上記溶接体の最上点にある位
置での上記被溶接体と上記探傷アームの回転中心との距
離と、上記駆動装置が上記溶接体の最上点にある位置で
の上記溶接部と探触子との距離と、上記駆動装置の上記
溶接体廻りの回転角度検出手段からの回転角度と、上記
駆動装置が上記溶接体の最上点にある位置および上記溶
接体廻りに移動したときの上記探傷アームの鉛直方向に
対する傾き角度検出手段からの傾き角度および上記駆動
装置が上記溶接体の最上点にある位置での上記探傷アー
ム上探触子位置検出手段からの探触子位置とを入力して
上記探傷アーム上原点位置補正値を算出する算出手段と
、この算出手段からの原点位置補正値と溶接部直交方向
探触子移動量指令値とを入力して溶接部直交方向探触子
移動i指令値補正を行う補正手段と、この補正手段から
の移動量補正指令値を入力して上記探触子を駆動するモ
ータを制御するモータ駆動回路とからなる構成として達
成するようにした。
〔作用〕
被溶接体と溶接体の溶接部の3次元鞍型形状変化に追従
して探傷アームが傾いても、その傾き角度に応じて探傷
アーム上の探触子走査原点位置を適宜補正することがで
きるので、被溶接体表面上での溶接部を基準とした探触
子の位置と位置制御装置上で計測される溶接部を基準と
した探触子の位置とを一致するように制御することがで
き、また、倣いセンサが不用となり、装置の取り扱い性
が向上する。
〔実施例〕
以下本発明を第1図〜第4図、第7図〜第17図に示し
た実施例および第5図、第6図、第18図を用いて詳細
に説明する。
第1図は本発明の探触子の位置制御装置の一実施例を示
す全体構成図である。第1図において、容器(被溶接体
)の半径R1容器とノズル(溶接体)の溶接部の半径r
1.深傷アーム回転中心のノズル廻りの回転半径rZ、
駆動装置のノズルの0°位置(最上点位置)における容
器と探傷アームの回転中心との距離H,原点設定時の容
器表面上での溶接部と探触子の距離Δr1および駆動装
置のノズル廻りの回転角度検出手段、すなわち、駆動装
置回転角度θ検出用エンコーダ1からの回転角度θ、探
傷アームの傾き角度検出手段、すなわち、探傷アーム傾
き角度βθ検出用ポテンショメータ2からの探傷アーム
の傾き角度β0、原点設定時の探傷アーム上での探触子
の位置検出手段、すなわち、探触子位IQo’  検出
用エンコーダ3からの探触子の位ttQo’  を探傷
アーム上原点位置補正値算出手段4に入力し、探傷アー
ム原点位置補正値ΔQOθ を溶接部直交方向探触子移
動量指令値Cが入力されている溶接部直交方向探触子移
動量指令値補正手段5に入力し、この補正手段5からの
出力をモータ駆動回路6に入力し、モータ駆動回路6に
よってモータ7を駆動するようにしである。
第2図は容器とノズル溶接部との説明図で、通常、第2
図に示す容器8とノズル9の溶接部10の超音波探傷試
験を行う場合、第3図に示すような超音波探傷装置!1
1を用いる。この超音波探傷装置11は、ノズル9上に
設置されたリング上の軌道12、軌道12上を走行する
駆動装置13゜探触子14を溶接部10と直角方向に走
査するための走査部15より構成しである。さらに、走
査部15は、探触子14を案内するための探傷アーム1
6、探触子14を探傷アー・ム16に保持する保持部1
7、探触子14を探傷アーム16に沿って走査し、かつ
、容器8とノズル9の溶接部10の3次元鞍型形状変化
に追従して探傷アーム】6を容器8に押し付けるための
走査駆動部18より構成しである。探傷アーム16の先
端には、アーム支持部19が探傷アーム16に対して直
角に取り付けてあり、保持部17杷も探傷アーム16に
対して直角に取り付けである。探傷アーム16は、ビン
20により走査駆動部18に対して回転自在に取り付け
である。走査部15は連結部21により駆動部!13と
連結しである。探触子14は。
走査部15により溶接部10と直交方向に駆動装置13
が軌道12上を走行することにより、溶接部10と平行
方向に走査される。ここで、通常。
溶接部10の超音波探傷を行う場合、溶接部10と平行
方向については、第2図に示すO“の位置。
直交方向については、常に溶接部10をそれぞれ探触子
走査の原点(基準点)とし、この原点からの探触子14
の位置を超音波データとともに記録する。超音波探傷装
[11により溶接部10の超音波探傷を行う場合の原点
設定は、第2図のO。
の位置で行う。第3図は原点設定の状態を示したもので
ある。容器8の表面上では、探触子14が溶接部10と
一致するB点が原点となり、探傷アーム16上では、ビ
ン2oの中心A点からQOだけ離れた位置A′点が原点
となる。
第4図は第3図の状態から駆動装置13が軌道12上を
ノズル9廻りに角度θ移動し、それとともに探触子14
が溶接部10に平行に角度θ移動した状態を示す。探傷
アーム16は、溶接部10の鞍型形状変化に倣い、第3
図の状態からΔβθだけ傾く。そのため、探触子14は
溶接部10からΔQoOだけずれる。すなわち、このず
れ量ΔQoθ を補正しなければ、容器8表面上の溶接
部10直交方向探触子走査の原点である溶接部10から
の探触子14の移動距離と、超音波探傷装W11の制御
装置(図示せず)上で計測される探触子14の溶接部1
0からの移動距離にΔnoOだけ誤差が生じる。
ところで、本発明においては、第1図に示すように、あ
らかじめ容器8の半径R1容器8とノズル9の溶接部1
0の半径r1.探傷アーム1−6回転中心A点のノズル
廻りの回転半径r2.ノズル9の0°度の位置での容器
8とA点の距離H,原点設定時の容器8の表面上での溶
接部10と探触子14との距離Δrl を製作図面から
または実測することにより求めておき、これらの値と、
駆動装置13のノズル9廻りの回転角度検出手段1から
の検出回転角度θ、探傷アーム】6の傾き角度検出手段
2からの検出傾き角度βθおよび原点設定時の探傷アー
ム16上での探触子14の位置検出手段3からの位ff
l Q o ’  を用いて探傷アーム16上の原点位
置補正値算出手段4により接也アーム16上の溶接部1
0直交方向原点変動址ΔflOθ を求め、溶接部10
直交方向の探触子14移動量指令値Qを溶接部直交方向
探触−f移動量指令値補正手段5で補正するようにしで
ある。
この補正された探触子]4の移動量指令値Q′はモータ
駆動回路6に入力され、探触子14は、探傷アーム16
上の補正された原点Aθより、移動RN令値θ′だけモ
ータ7により移動する。
以下、その具体例を図面に基づいて説明する。
第5図は従来の超音波探傷装置の原点設定の状態を示し
た図である。公知の超音波探傷装置においては、倣い用
センサ22を備えており、駆動袋!!13が軌道12上
でノズル9の廻りに回転しても、溶接部10とビン20
の中心A点との距[4は、常に一定になるように制御さ
れる。このような超音波探傷装置は、探傷アーム16を
容器8の軸と平行にした状態で溶接部10の半径とノズ
ル9廻りのビン20の回転半径とを一致させ、そして、
溶接部]Oの位置と探触子14とを一致させて、原点設
定を行う、第5図は第3図においで探傷アーム16の傾
きオフセット角度βo−0、ノズル9の中心&imから
のA点の高さrz=溶接部10の半径r1とした場合と
同じである。
第6図は第5図の状態から駆動装置J、;3が軌道12
上をノズル9廻りに角度θだけ移動した状態を示してい
る。探傷アーム1Gは、溶接部1oの3次元鞍型形状変
化に倣い、角度βθだけ傾く。
その結果、探傷アーム16上の原点位置はA点からAO
点へ動く。この移動距離を八Qoθ とすると、溶接部
】0とA点との距離は常に一定値11であるから、Δf
loθ は次式で与えられる。
Δ℃oθ=I(sinβθ      ・(1)第7図
、第8図は公知の超音波探傷装置において溶接部10ど
A点との距離を一定に保つための倣い用センサ22を用
いない本発明に係る場合を示す図である。第7図は原点
設定の状態を示しており、原点の設定は、第5図に示す
倣い用センサ22を用いた場合と同様にして行う、第8
図は第7図の状態から駆動袋M13が軌道12上をノズ
ル9廻りに角度θだけ移動した状態を示す、この場合、
溶接部10とA点との距離はΔHだけ大きくなる。した
がって、探傷アーム16上の原点は、A点からAo点に
移動し、その移動距離へQOθは次式で与えられる。
ΔQoθ= (H+ΔH)sinβθ  −(’Z)こ
こで、溶接部10とA点との距離の増加量Δ11は、以
下のように求められる。
第9図は第2図のI−I線断面図である。ノズル9の0
″の位置から角度0だけ駆動装置13が軌道12上を移
動したときのA点の位置をA′。
溶接部10の位置をBθ、容器8の中心を0で示すと、
ΔHは、 八H=BGBoθ=B’ B =OB−OB’ ・・・(3) となる。OBおよびOBθは容器8の半径R1B’ B
θは第9図に示すように溶接部10の半径r!とsin
  Oの積resin  θで与えられる。よって、Δ
11は次式で与えられる。
ΔH=R−R’−(rtsin17)”   ・= (
4)(4)式を(2)式に代入すると、第8図における
探傷アーム16上の原点位置の移動距離ΔQOθは次式
となる。
Δfloθ=<H+R−、/’i−了r 5sin e
平sinβθ・・・(5) 第10図および第11図は倣いセンサを用いないときの
溶接部1oの半径r1とビン20の中心A点のノズル9
廻りの回転半径r2とを一致させない場合の図である。
第10図は原点設定の状態を示しており、この場合、探
傷アーム16上の原点位置は、探傷アーム16の回転中
心A点よりΔrだけ離れた位1!tA’点となり、Δr
は次式で与えられる。
Δr=rt−rz        ・・・(6)第11
図は第10図の状態から駆動装置13が軌道12上をノ
ズル9廻りに角度θだけ移動した状態を示しており、こ
の場合、探傷アーム16上の原点はA′点からAD点に
移動し、その移動距離ΔQOθ は、 ΔQoO=QoO−Qo       ・= (7)と
なる。ここで、第10図および第11図より、Qo=Δ
r          ・・・(8)Qoθ=AA  
θ =AE+EA  θ =ADcosβ θ+B θDsinβ θ=Δr C
ogβθ+(H+ΔH)sinβθ・・・(9) (8)式および(9)式に(5)式および(6)式を代
入して、 Qo= rx −rz             −(
10)QoO=(rt −rz)cosβ θ+(H+
R−R”−(rxsin&)”sinβθ・・・(11
) したがって、(7)式に(10)式、  (11)式を
代入すると、第11図における探傷アーム16上の原点
位置の移動量ΔQoθ は次式で与えられる。
ΔQ o O= (H+ R−5T:四ts1n (J
 )”sinβ0+(rl−rz)(eosβθ−1) ・・・(12) 第12図は第10図および第11図に示す例において原
点設定の際に探傷アーム16が角度β0だけ傾いている
場合の図である。この場合、探傷アーム16の回転中心
A点と探傷アーム16上の原点A′点との距離Qoは、
(8)式に示すように、溶接部]−〇の半径r1とA点
のノズル9廻りの回転半径r2との差Δrとは等しくな
らない。
したがって、(12)式は以下のようになる。
Δnoθ=(H+R−1膨、” −(r tsin (
j )”sinβθ+(rx −rz)eosβθ−Q
・・・(13) 第13図は第11図および第12図に示す例においてさ
らに容器8とノズル9との溶接部10の近傍のR部の曲
率等の制限により原点設定の際に探触子】4を溶接部1
0と一致させることができない場合の図である。探触子
14が溶接部10と一致する場合の容器8の表面上の原
点位置はB点、その場合の探傷アーム16上の原点位置
はA′点。
溶接部10への接近限界となる容器8の表面上の探触子
14の位置はB′点、その場合の探傷アーム16上の探
触子14の位置はA′点である。探傷アーム16の傾き
オフセット角度をβ0、容器8の表面での探触子14原
点位置の誤差BB’=Δr、探触子14がB′点での探
傷アーム16上の探触子14のA点からの距離をI20
′  とすると、探傷アーム16上の原点A′のA点か
らの距離QOは次式で与えられる。
Qo=Qo’ −ΔQ。
=Ω0′−Δr 1008β0   ・・・(14)(
14)式を(13)式に代入すると。
ΔQoθ=(H+R−R”−(rrsina五sinβ
θ+ (rl−rz)cosβθ−CQo’ −Δrl
easβ0)・・・(15) となる、この(15)式は、第3図に示すように、半径
Rの容器8とノズル9との半径r1の溶接部1oを超音
波探傷装置11により検査する際に、第2図のノズル9
のO″の位置において容器8と探傷アーム16の回転中
心A点との距離がH、ノズル9の中心amからの探傷ア
ーム16の回転中心A点の高さがr2.探傷アーム16
の回転角度がβ0の状態で、容器8の表面上で探触子1
4を溶接部10からΔr1だけ離れた位置B′点に設置
して溶接部10直交方向接触子走査原点位百を設定し、
探傷アーム16上での探傷アーム16の回転中心A点か
らの探触子14の距離がQo’  のとき、第4図に示
すように、駆動部fi13が軌道12上をノズル9廻り
に角度θだけ移動した場合に、探傷アーム16の傾き角
度がβθであったときの探傷アーム16上の原点位置の
変動量ΔQoθを求めるための一般式である。このΔQ
oθ を用いて、探触子14の溶接部10直交方向の走
査位置補正を行うには、探傷アーム16上の原点位置へ
1を設定後、第1図に示すように、超音波探傷装置11
の図示しない制御装置からの探触子14の駆動量指令値
悲にΔQoOを加え、Q’ =Q+ΔQoθ だけ探傷
アーム16上で原点A’より探触子14を駆動すればよ
い。
第14図、第15図および第16図は第3図および第4
図に示す超音波探傷装置11の各駆動部および位置検出
部の一実施例を示す図である。第14図は第3図の走査
部15の部分断面図で、23はエアシリンダ、24は探
傷アーム16を容器8に押し付けるための部材、25は
探触子14を探傷アーム16に沿って駆動する探触子駆
動部、26は駆動部25により探傷アーム16上を摺動
するスライダ、27は探触子14を容器8に押し付ける
ためのエアシリンダ、28は探触子14を容器8に密着
して保持するためのジンバル機構、29は探傷アーム1
6の回転軸であるビン20に固定して設けられた歯車、
30は歯車29と噛み合う歯車、2は歯車30に直結し
た探傷アーム傾き角度βθ検出用ポテンショメータであ
る0部材24はビン31によって走査駆動部18に係止
されている。さらに1部材24の両端は、ビン32およ
び33によりそれぞれエアシリンダ23および駆動部2
5に係止されている。駆動部25は探傷アーム16に固
定しである。エアシリンダ23は常に伸長するように駆
動されており、部材24はビン31を中心にして回9転
するようにエアシリンダ23によって力を加えられてい
る。したがって、駆動部25および探傷アーム16には
部材24によってアーム支持部19を容器8に押し付け
るようにビン20を中心とした回転力が加えられている
。このような機構により探傷アーム16は溶接部10の
鞍型形状変化に追従して傾く。その傾き角度βは、探傷
アーム16の回転中心であるビン20に設けた歯車29
が探傷アーム16が傾くのと同時に回転し、ポテンショ
メータ2に直結した歯車30を回転し、ポテンショメー
タ31の歯車30の回転角に比例した電圧変化を計測す
ることによって測定される。
第15図は第14図の駆動部25のn−u線断面図であ
る。34はスライダ26および探触子14を探傷アーム
16に沿って駆動するためのボールネジである。ボール
ネジ34には歯車35が設けである。駆動部25の内部
にはモータ7が設けてあり、モータ7には歯車35に噛
み合って回転する歯車36が設けである。そして、モー
タ7が歯車36を回転することにより歯車35およびボ
ールネジ34が回転する。スライダ26の内部にはポー
ルナツト(図示せず)が設けてあり、ボールネジ34の
回転はポールナツトを探傷アーム1.6方向に駆動し、
スライダ26および探触子14は探傷アーム16に沿っ
て駆動される。また、駆動部25の内部には探傷アーム
上の探傷子位置Qo′  検出用エンコーダ3が設けて
あり、エンコーダ3には歯車35に噛み合って回転する
歯車37が設けである。したがって、モータ3が回転す
ると、スライダ26を探傷アーム16方向に駆動すると
同時に、歯車36,35.37を介してエンコーダ3を
回転する。エンコーダ3では、その回転、すなわち、ス
ライダ26および探触子14の移動距離に応じたパルス
を発生する。このエンコーダ3で発生するパルス数をカ
ウントすることにより、探傷アーム16上での探触子1
4の移動量を計測する。
第16図は第3図の駆動装置13の部分断面図である。
38はモータ、39はモータ38に設けられた歯車、1
はモータ38と直結して回転する駆動袋口回転角度0検
出用エンコーダ、40は歯車39と噛み合うピニオンギ
ヤ、41は軌道12に設けられたラック、42は駆動装
置13を軌道12上に保持するための保持部である。モ
ータ38の回転は歯車39を介してピニオンギヤ40を
回転し、ピニオンギヤ40はラック41と噛み合ってい
るため、駆動装置13は軌道12上をノズル9の廻りに
移動する。その移動角度0は、モータ38と直結して回
転するエンコーダ1で発生するパルスをカウントするこ
とにより計測する。
第17図は(15)式を用いて第1図に示すように探傷
アーム16上の探触子14の位置制御を行うための電子
制御回路の一実施例を示す基本構成図である。原点設定
の際の探傷アーム16上での探触子14の探傷アーム1
6の回転中心A点からの距離Qo′  は、第15図に
示した例の如く、エンコーダ3が発生するパルス数とし
て検出される。
このエンコーダ3が発生するパルス数は、カウンタ51
によって計数され、ディジタル値で・(ンブットボード
55に入力される。探傷アーム16の傾き角度βθは、
第14図に示した例の如く、21(。
テンショメータ2により電圧値として検出される。
このポテンショメータ2による探傷アーム16の傾き角
度βOに応じた電圧値は、A−Dコンバータ52に入力
され、ディジタル値に変換されてインプラミーボード5
5に入力される。駆動袋L!13のノズル9の中心線m
廻りの移動角度θは、第16図に示した如く、エンコー
ダ1が発生する駆動袋!!13の移動角度Oに応じたパ
ルス数がカウンタ53によって計数されるディジタル値
でインプットボード55に入力される。、43は容器8
の半径R544は溶接部10の半径rx、45は探傷ア
ーム16の回転中心A点のノズル9の中心線m?Aりの
回転半径rz、46はノズル9のO”の位置での容器8
と探傷アーム16の回転中心A点との距1IllI(で
、これらの値は、キーボード54によりインプットされ
、ディジタル値でインプットボード55に入力される。
インプットボード55は、CPU5Gより信号線57を
介して与えられる制御信号により必要な情報をCP U
 56に出力する。58は周知のマイクロコンピュータ
で、基本的にはCPU5G、RAM59.ROM60よ
り構成される。ROMGOにはCPU56を制御するプ
ログラムが書き込まれており、CPU5Gは、=のプロ
グラムにしたがってインプラ1−ボード55より必要と
される外部データを取り込んだり、あるいは、RA M
 59との間でデータの授受を行ったりしながら(15
)式に示す演算処理を行い、処理した補正値をアウトプ
ットボード61へ出力する。アウトプットボード61は
、信号線62を介してアウトプットボード61へ4えら
れるCPU56からの制御信号により補正値をD−Aコ
ンバータ63へ出力する。D−Aコンバータ63は、ア
ウトプットボード61から与えられる補正値ディジタル
信号をアナログ信号に変換し、加算器64に出力する。
加算器64には、D〜Aコンバータ63より与えられる
補正値アナログ信号と、マイクロコンピュータ58内の
制御プロ、プラムまたは別途設けた超音波探傷装置11
の制御装置より与えられる溶接部10直交方向探触子位
置指令値Qである65で示すアナログ信号とが入力され
、これらの信号は2加算器64により加算され、加算器
66を介してモータ駆動回路6に入力される。モータ駆
動回路6は、加算器66により入力される探触子位置指
令値Q′に応じた電圧またはパルスを発生し、モータ7
を駆動する。モータ7の回転数はエンコーダ3のパルス
数としてカウンタ67により計数され、モータ7の回転
数は、D−Aコンバータ68によりアナログ値に変換さ
れると同時に探触子14の移動距離信号に変換され、加
算器66に入力される。加算器66は、加算器64より
入力される補正された探触子位置指令値信号とD−Aコ
ンバータ68より入力される探触子位置信号の差を求め
、この差の信号をモータ駆動回路6に入力する。したが
って、モータ7は閉ループ制御されることになり、探触
子14は探傷アーム16上Q′の位置まで駆動され、容
器8の表面上では溶接部10からαの位置まで駆動され
る。
なお、第17図において、第1図の探傷アーム原点位置
補正値算出手段4は、カウンタ51.A−Dコンバータ
52、カウンタ53、キーボード54、インプットボー
ド55を含めたマイクロコンピュータ58に相当し、溶
接部直交方向探触子移動量指令値補正手段5は、アウト
プットボード61、D−Aコンバータ63を含めた加算
器64゜66に相当する。
第18図は第17図のCPU56の機能の一実施例を示
す説明図である。まず、定数読み込み70でキーボード
54より入力される定数R9r’l +  rz ? 
HHΔr1をインプットボード55を介して読み込み、
RAM59に記憶する。次に、初期値読み込み71でエ
ンコーダ3で検出されるQo’  およびポテンショメ
ータ2で検出されるβσをそれぞれカウンタ51、A−
Dコンバータ52およびインプットボード55を介して
読み込み、RAM59に記憶する。変数読み込み72で
は、ポテンショメータ2で検出されるβ0およびエンコ
ーダ1で検出されるθを読み込む。そして、補正値算出
73では、RA M 59に記憶されたR9rl + 
rz ! E−LΔrt、 β0.Qo’  を呼び出
し、これらの値を変数読み込み72で読み込まれたβθ
およびθとともに(15)式に代入し、補正値ΔQoθ
 を算出する。出カフ4では算出された補正値ΔQoθ
 をアウトプットボード61を介してD−Aコンバータ
63に出力する。
従来の容器とノズルの溶接部用超音波探傷装置の制御に
おいては、溶接部の3次元鞍型形状に追従した探傷アー
ムの傾きによる探傷アーム上の溶接部直交方向走査原点
位置の変動を考慮していなかったため、制御装置で計測
される溶接部直交方向探触子位置は、容器表面上での実
際の探触子位置から第6図に示すようにΔQOθ だけ
ずれていた。これに対し、本発明の実施例における探触
子の位置制御装置によれば、このずれ量ΔΩ0θ を補
正し、探傷アーム16上の探触子14の位置と容器8表
面上の探触子位置とを一致させるように探触子位置を制
御できる。
また、第5図に示した公知例の場合のように、倣い用の
センサ22は不用であり、第3図に示すように、超音波
探傷装置11のノズル9へのセツティング条件、探触子
走査原点セットの条件にかかわらず、(15)式を用い
た補正、制御を行うことができる。したがって、装置取
り付番プの際のこまかな調整は不要となり、装置の取り
扱い性も向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明によれば、倣いセンサを用
いずに精度よく探触子の位置制御を行うことができ、被
溶接体と溶接体の溶接部用として好適な超音波探傷装置
の探触子の位置制御装置を提供できるという効果がある
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の探触子の位置制御装置の−・実施例を
示す全体構成図、第2図は被溶接体である容器と溶接体
であるノズルの溶接部の説明図、第3図は超音波探傷装
置の一実施例を示す構成図、第4図は第3図の状態から
駆動装置が軌道上をノズル廻りに角度θ移動し、それと
ともに探触子が溶接部に平行に角度O移動した状態を示
す図、第5図は従来の超音波探傷装置の原点設定の状態
を示した図、第6図は第5図の状態から駆動装置が軌道
上をノズル廻りに角度θだけ移動した状態を示す図、第
7図は本発明に係る原点設定の状態を示す図、第8図は
第7図の状態から駆動装置の軌道上をノズル廻りに角度
θだけ移動した状態を示す図、第9図は第2図のI−I
線断面図、第10図は本発明における原点設定の状態を
示す図、第11図は第10図の状態から駆動装置が軌道
上をノズル廻りの角度θだけ移動した状態を示す図、第
12図は第10図、第11図において原点設定の際に探
傷アームが角度β0だけ傾いている場合の図、第13図
は第11図、第12図において容器とノズルとの溶接部
の近傍のR部の曲率等の制限により原点設定の際に探触
子を溶接部と一致させることができない場合の図、第1
4図は第3図の走査部の一実施例を示す部分断面図、第
15図は第14図の探触子駆動部の■−■線断面図、第
16図は第3図の駆動装置の一実施例を示す部分断面図
、第17図は本発明の探触子の位置制御装置の電子制御
回路の一実施例を示す基本構成図、第18図は第17図
のCPUの機能の一実施例を示す説明図である。 1・・・駆動装置回転角度検出用エンコーダ、2・・・
探傷アーム傾き角度検出用ポテンショメータ、;3・・
・探触子位置検出用エンコーダ、4・・・探傷アーム上
原点位置補正値算出手段、5・・・溶接部直交方向探触
子移動量指令値補正手段、6・・・モータ駆動回路、7
・・・モータ、8・・・容器、9・・・ノズル、10・
・・溶接部、11・・・超音波探傷装置、12・・・軌
道、1,3・・・駆動装置、14・・・探触子、16・
・・探傷アーム。 25・・・探触子駆動部、51.53・・・カウンタ2
52・・・A−Dコンバータ、54・・・キーボード、
55・・・インプットボード、58・・・マイクロコン
ピュータ、61・・・アウトプットボード、63・・・
D−Aコンバータ、64.66・・・加算器。 (ほか1名) 楢 1 圀 鰻2の 3−・容番 呵  ・ ノス゛Jし 1・・・溶撞押 蟲 t5 口 #fm 1 ぴ1 /77t め 10口 をtl、l!] 、       躬1′7q

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、溶接体上に設置した軌道と、該軌道に沿つて移動す
    る駆動装置と、前記溶接体と被溶接体の溶接部とが交差
    する方向に設置され、前記溶接体と前記被溶接体との溶
    接部の3次元形状変化に追従して傾くことができるよう
    に前記駆動装置に取り付けた探傷アームと、該探傷アー
    ムに保持された探触子と、該探触子を前記探傷アームに
    沿つて駆動させる前記駆動装置に設けた探触子駆動部と
    からなる被溶接体と溶接体の溶接部の超音波探傷装置に
    おいて、前記被溶接体の半径と、前記被溶接体と前記溶
    接体との溶接部の半径と、前記探傷アーム回転中心の溶
    接体廻りの回転半径と、前記駆動装置が前記溶接体の最
    上点にある位置での前記被溶接体と前記探傷アームの回
    転中心との距離と、前記駆動装置が前記溶接体の最上点
    にある位置での前記溶接部と前記探触子との距離と前記
    駆動装置の前記溶接体廻りの回転角度検出手段からの回
    転角度と、前記駆動装置が前記溶接体の最上点にある位
    置および前記溶接体廻りに移動したときの前記探傷アー
    ムの鉛直方向に対する傾き角度検出手段からの傾き角度
    および前記駆動装置が前記溶接体の最上点にある位置で
    の前記探傷アーム上探触子位置検出手段からの探触子位
    置とを入力して前記探傷アーム上原点位置補正値を算出
    する算出手段と、該算出手段からの原点位置補正値と溶
    接部直交方向探触子移動量指令値とを入出して溶接部直
    交方向探触子移動量指令値補正を行う補正手段と、該補
    正手段からの移動量補正指令値を入力して前記探触子を
    駆動するモータを制御するモータ駆動回路とからなるこ
    とを特徴とする接触子の位置制御装置。
JP61039040A 1986-02-26 1986-02-26 探触子の位置制御装置 Pending JPS62197762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61039040A JPS62197762A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 探触子の位置制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61039040A JPS62197762A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 探触子の位置制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62197762A true JPS62197762A (ja) 1987-09-01

Family

ID=12542009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61039040A Pending JPS62197762A (ja) 1986-02-26 1986-02-26 探触子の位置制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62197762A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278809A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd スポット溶接部の検査方法及び装置
JP2008537588A (ja) * 2004-07-26 2008-09-18 エレクトリック パワー リサーチ インスティテュート インコーポレイテッド 測定装置
JP2015230227A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 超音波検査装置及び超音波検査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537588A (ja) * 2004-07-26 2008-09-18 エレクトリック パワー リサーチ インスティテュート インコーポレイテッド 測定装置
JP2007278809A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd スポット溶接部の検査方法及び装置
JP2015230227A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 超音波検査装置及び超音波検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105823435B (zh) 一种基于激光位移传感器的齿轮测量装置及齿轮测量方法
US4816998A (en) Self-piloting vehicle
US4444197A (en) Ultrasonic diagnostic probe scanner
US4447697A (en) Weld gun repositioning system for programmable manipulator
JPS6150744B2 (ja)
JPS62197762A (ja) 探触子の位置制御装置
JPS59168316A (ja) 歯車のピツチを検査するための測定装置および方法
JPH0515964B2 (ja)
JP2554157B2 (ja) 歯形誤差測定方法
JPS623882B2 (ja)
US4530243A (en) Method for determining the position of a measuring sensor or a probe
JPS63205559A (ja) 探触子の位置制御装置
JPH0283404A (ja) 平坦度測定方法
JP2627006B2 (ja) ロボットとワークとの相互距離制御方法およびそのための較正データ作成装置
JPH0329697Y2 (ja)
JPH04130202A (ja) ねじ精度測定方法
JPS63256851A (ja) 超音波探傷装置
JPH01169612A (ja) 自律走行誘導装置
Kobzev Automatic Welder of Curved Seam
JPH09132203A (ja) 容器の方向制御装置
JPS62197807A (ja) 位置制御方式
JPS6410762B2 (ja)
JPS61105607A (ja) ロボツトの原点位置設定装置
JPH055687A (ja) 捩じり変形測定装置
JPS6216744B2 (ja)