JPS62197597A - シ−ルド機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上のＵ用分野） 本発明は地中にトンネルの如き横坑を構築する場合に用
いられる大口径のシールド機に関する。

（従来技術およびその問題点） カッター回転型の機械式シールド機において、最外周の
ビットは最も摩耗しやすく、特に、［１の杷進ヤ良距Ｎ
掘進時にはそれが顕著となる。そこで、最外周に多数の
ビットを配置するためにスポーク状のカッターの最外周
部にリングを取り付けて、そのリング上にビットを配置
できるようにして、ビット１個にかかる負担が軽くなる
ようにしたシールド機が既に提供されている。しかし、
地山が非常に硬い場合や、大径の礫が地山に多量に含ま
れているなど、ビットに対する条件が特に厳しいときに
は、認進途中でビットの交換を行わなければならない。

この場合、第５図に示すように、切羽前面Ｇの領１ｆｆ
Ａを薬液注入などにより地盤改良して地下水の流入と他
山のｒＩ１１壊を防いだ後、隔壁に設けられたマンホー
ル２１゛より、人が切羽側へ出てピッ１〜７゛の交換を
行なっていた。

しかしながら、この方法では地盤改良に多額の費用がか
かる上、作業時に危険が伴うことになる。

また、特に海底下の掘進等では海上よりの地盤改良が困
難なため、機内からの薬液注入などにたよらざるを１ｑ
ず多額の費用がかかり、かつ作業性も悪いという欠点が
あった。

（発明の目的） 本発明は上記の点に篤み提案されたもので、その目的と
するところは、カッタースポーク外周部のビットを機内
から容易に交換可能とし、地盤改良作業を不用としその
経費を節減し、かつ作業時の安全性を図ったシールド機
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） すなわら、本発明は上記目的を達成するために、大口径
のシールド機において、このシールド機は。

回転可能であって内部が坑内側と連通可能な中空状の作
業用空間が形成されたセンターシャフトと、このセンタ
ーシャフトに連結され、かつ同じく中空状のカッタース
ポークと、このカッタースポークの外周部に設けられ、
かつ同中空状の外周リングとを備え、前記外周リングに
設けられたビットを外周リング内の作業用空間側より交
換可能としたことを特徴としている。

（作用） 本発明では、カッターのセンターシャフトを大口径の中
空として内部が作業至となるような４Ｎ造とした上、カ
ッタースポークおよび外周リングをその内部に人が通れ
る程度の大口径中空の構造とし、機内から外周リングの
ビットを交換できるようにしている。

（実施例） 以下、図面に沿って本発明の好ましい実施例を説明する
。

第１図（イ）、（ロ）は本発明の第１実施例の正面図お
よび内部構造を示した部分側断面図を示す。

しかして、図中１は大口径のシールド筒で、その前方部
に形成した隔壁２を介し切羽側チャンバー３が区画形成
され、かつ隔壁２の前方切羽側チャンバー３には切羽を
掘削する大口径の回動可能なカッター４ｆｆ設けられて
いる。このカッター主は、シールド筒１の外周に向かっ
て放射状に延び、前面にビット７が設けられ、かつ内部
に作業員が出入りすることができる作業用空間が確保さ
れた中空状の大型のカッタースポーク５と、このカッタ
ースポーク５の外周部を連結し、前面にビット７が設け
られていると共に、内部に作業用空間が形成されたリン
グ状の大断面外周リング６と、前記カッタースポーク５
０基端が前端部に連結され、かつ駆ｖＪＴｌ−−タ８の
駆動により回転可能な略有底円商状の大口径のセンター
シャフト９とを備えている。そして、この大口径センタ
ーシャフト９　（１）内部は中空となっており、隔１２
の中央部に隔壁２を目通して設けられ、かつその内部は
作業至として機能するように構成されている。また、こ
の大口径センターシャフト９の適箇所には人が内部に出
入りするための開口部９ａｔｆ設けられている。

なお、中空のセンタ−シャフト９内部にはその剛性を高
めるために必要に応じ適宜補強材（図示せず）が設けら
れることは云うまでもない。

す、は前記した大型のカッター主とは独立して駆動され
る中央カッターであり、カッター主により屁削されない
大口径センターシャフト９の前面を掘削するためのもの
である。この中央カッタ一旦は大口径センターシャツ［
・９の略中央部を目通して設けられたセンターシャフト
１１の先端部のボス１２に基端を固着し１．シールド筒
１の外周に向かって放射状に延びる複数のカッタースポ
ーク１３、口のカッタースポーク１３の前面に設けた多
数のビット１４およびセンターシャフト１１の先端に設
けられたフィッシュテール状のビット１５等より成り立
っている。また、センターシャフト１１の後部は回転伝
達機構１１５を介して、カッタ駆動モーター１７と連結
され、カッター駆動モーター１７を駆動することにより
、中央カッター則を回転させて他山を掘削するように構
成している。なお、センターシャフト１１の後端は軸受
１８および支持部材１９を介し支持されている。

しかして、中央カッター話によって掘削された土砂は大
型のカッターＡによって掘削された土砂と共にチャンバ
ー３内に；ｍ留し、排出機横並により排出される。すな
わら、この排出機横並は先端部が隔壁２を責通しチャン
バー３と連通したケーシング２１内にスクリュー２２を
内蔵した周知のスクリューコンベア構成となっており、
チャンバー３内の土砂を外部へ排出するためのものもあ
る。

なお、駆動モーター８．１１はそれぞれ支持部材２３．
１！１等に設けられている。

また、大口径センターシャフト９は軸受け２４を介しシ
ールド筒１内に設けられた支持部材２５等によって支持
されている。ざらに、隔壁２やその後方に設けられた仕
切兼支持部材２八等には坑内側２６からチャンバー３内
に人が出入りするためのマンホール２７が設けられてい
る。なお、２８はシール、２９はスポーク５の後方に、
また％３０はスポーク１３の後方にそれぞれ設けられた
練混ぜ買である。

しかして、掘削作業に際し、地山の掘削は大型のカッタ
ーエおよび中央カッター皿によって行われ、チャンバー
３内に掘削土砂が取り込まれる。

なお、この過程で地山の性状によっては特に図示してい
ないが、地山やチャンバー３内に、例えばペン！・ナイ
ト溶液等の作泥土材を注入するための作泥土材注入機構
をシールド機に設け、掘削土砂と作泥土材とを練混ぜ３
１９１２９．３０等を介して練混ぜ、いわゆる泥土に変
換する場合もある。そして、この掘削土砂は排土ｉ横並
を介し外部に排出されるものである。

しかるに、この掘削作業において外周リング６に設けら
れたピント７が摩耗しＩニリ損傷したりした場合、本発
明では、センターシャフト９を中空として内部が作業室
となるような構造とした上、カッタースポーク５および
外周リング６をもその内部に人が通れる程度の大口径中
空の構造としている。このため、例えば外周リング６に
取り付けられたビット７を交換するには、坑内側２１ｉ
に通じるセンターシャフト開口部９ａよりけシタ−シャ
フト９内の作業室に人が入り、そこから大径のカッター
スポーク５、大径外）ム１リング６内を通って交換すべ
きビット７の位置に行く。そして、第２図（イ）に示す
ように、外周リング６内よりその中に設けられたビット
固定板７ａを取り外し、ビット７の溶接箇所ａを溶断し
た後、第２図（ロ）に示すように、ビット挿入用ガイド
７ｂを取り付は新しい交換用ビット７Ａを既設ピッ］・
７の後方に当てる。ついで交換用ビット７°の後方に配
置した油圧ジヤツキ３１などにより、交換用ビット７Ａ
を前方へ押して、既設ビット７をカッタースポーク５外
へ押し出す。押し出されたビット７は、スクリューコン
ベアから回収することもできる。交換用ビット７Ａを所
定の位置まで押したら、ビット７Ａを外周リング６内部
より溶接して外周リング６に固定する。

しかる後、油圧ジヤツキ３１およびビット挿入用ガイド
７１）を取り外した後、再び（イ）図に示すようにビッ
ト固定板７ａを新しいビット７Ａの後部に取り付ける。

このとき、ビット７Ａはビット固定板７ａにボルトある
いは溶接等で固定される。

この方法により、外周リング６のビット７をシールド機
内部から新しいビットＩＡに容易に交換することができ
るので、従来のような地盤改良などの必要がなくなり、
経費を節減できるうえ、人がシールド機外へ出る必要が
ないので、危険性も低くなる。さらに交換に要する時間
も短縮できるものである。

なお、外周リング６に設けたビットの交換としては切羽
側へ突出しているビット７に限らず、第３図に示すよう
に、カッター互の径方向に向かって外周リング６の外端
から突出し、かつビット固定板７（：ａによって固定さ
れているビット７０についても同様に交換し得る。

また、上記においては、いわゆる大口径泥土加圧シール
ド機の実施例について説明しているが、第４図に示すよ
うに、泥水加圧シールドや、土圧バランスシールド、泥
漿シールド等のカッター面板を持ったシールドでも、面
板３１１１方に通路３２を設けることにより、最外周ビ
ット３３の機内からの交換が同様に可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、外周リングのピッｌ−を
機外に出ることなくシールド機内部から容易に交換する
ことができるから、 （イ）従前のような地盤改良などの必要がなくなり、そ
の分経費を節減できる。

（ロ）作業員がシールド機外へ出る必要がないため、作
業上の危険性が低くなり安全性が向上する。

（ハ）シールド機内から容易にピッ１−を交換できるた
め、交換に競する時間も短縮する。

等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明にかかるシールド機の一実施例の
正面図、（ロ）は同上の内部構造を示した部分側断面図
、第２図（イ）、（ロ）はそれぞれビットの交換状態を
示す説明図、第３図は本発明の外周リングのビットの他
の例、第４図は本発明の他の実施例、第５図は従来例で
ある。 ５・・・・カッタースポーク、６・・・・外周リング、
７、ＩＡ・・・・ビット、９・・・・センターシャフト
第２図 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 大口径のシールド機において、このシールド機は、回転
   可能であって内部が坑内側と連通可能な中空状の作業用
   空間が形成されたセンターシャフトと、このセンターシ
   ャフトに連結され、かつ同じく中空状のカッタースポー
   クと、このカッタースポークの外周部に設けられ、かつ
   同中空状の外周リングとを備え、前記外周リングに設け
   られたビットを外周リング内の作業用空間側より交換可
   能としたことを特徴とするシールド機。