JPS62197428A - 樹脂添加剤用表面改質剤 - Google Patents

樹脂添加剤用表面改質剤

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Publication number
JPS62197428A
JPS62197428A JP3940186A JP3940186A JPS62197428A JP S62197428 A JPS62197428 A JP S62197428A JP 3940186 A JP3940186 A JP 3940186A JP 3940186 A JP3940186 A JP 3940186A JP S62197428 A JPS62197428 A JP S62197428A
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JP
Japan
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resin
cyclic carbonate
surface modifier
additive
carbonate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3940186A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiya Masaoka
仁也 正岡
Osamu Kawabata
河端 治
Fumio Tanimoto
文男 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neos Co Ltd
Original Assignee
Neos Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3940186A priority Critical patent/JPS62197428A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は樹脂添加剤用表面改質剤に関する。
従来技術 粉末状樹脂添加剤として従来から難燃剤、安定剤、充填
剤、補強剤、着色剤、滑剤、劣化防止剤、安定剤等様々
のものが知られている。しかしながら、これら従来から
知られている粉末状の添加剤は樹脂に配合する際、均一
に分散し難く、凝集して樹脂の外観を劣化するのみなら
ず、強度を低下させる原因となっていた。
一方、環状カーボネート化合物については学術的な意味
で従来種々検討されている。例えば、ツヤ−ナル・オブ
・ザ・ケミカル・ソサイアテイー(13)1971 1
035−1040頁および同1847−1854頁には
種々の置換括を有する環状カーボネートが提案されてい
る。また、ピー・ノJイ、ルドウィッヒらはジャーナル
・アメリカン・ノrミカル・ソサイアティ 73.57
79(195l)において環状カーボネート化合物の製
造法を記載している。しかしなから、いずれの文献にら
これらの環状化合物を樹脂添加剤用表面改質剤として用
いることについては全く記載されていない。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、前記環状カーボネートを樹脂添加剤、特に粉
末状樹脂添加剤用表面改質剤として用い、樹脂に配合す
る難燃剤、顔料、安定剤、充填剤等の樹脂に対して不溶
性の粉末を樹脂中に均一に分散させる技術、並びに発泡
性樹脂の気泡を均一化にするための技術等を提供するこ
とを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は一般式: [式中、RISRt、R5、RいR6およびR,はそれ
ぞれ独立して水素またはCI−C’3のアル・キル基を
示す]で示される環状カーボネートを含有する樹脂添加
剤用表面改質剤に関する。
本発明に用いる環状カーボネートは各種樹脂に対する相
溶性が高く、また種々の微粉末の表面に吸着さ机、粒子
の凝集塊をほぐす作用があるため、これで粉末状樹脂添
加剤の表面処理をした後、樹脂に添加すると、樹脂中で
粉末状添加剤が凝集せず、かつ作業性が著しく改良され
均一に分散させることができるため、配合樹脂の外観や
強度を劣化させることがない。
本発明環状化合物はR,−R,が全で水素原子である1
、3−プロピレンカーボネート、R1とfttがメチル
基である環状カーボネート、R3およびR4がメチル基
またはエチル基である環状カーボネート、Rl、 Rt
、R6およびR,かいずれもメチル基である環状カーボ
ネート、R1がメチル基てありR4かノルマルプロピル
基である環状カーボネート、R1、R4がメチル基であ
りR6がイソプロピル基である環状カーボネート等種々
の環状カーボネートを使用することができる。上記環状
カーボネートのうち特に好ましいものはR□、R2およ
びR6が水素でありR5およびR4がメチル基、R6が
イソプロピル基であるl−イソプロピル−2,2−ジメ
チル−1,3−プロピレンカーボネートである。
本発明環状カーボネートは種々の粉末状添加剤の表面処
理に使用することができる。例えば、難燃剤、顔料、充
填材、滑剤、粉末状添加剤等種々のものが例示される。
本発明環状カーボネートを添加する樹脂としては熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂いずれであってもよいが、特に熱
可塑性樹脂か好ましい。具体的な熱可塑性樹脂としては
ポリオレフィン樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン;ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)ア
クリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリアミド、
熱可塑性ポリエステル、ABS、ポリビニルエーテル、
ポリジエン類、酢酸セルロース、酢酸酪酸セル口あって
もよい。上記樹脂のうち、ABS、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロー
ス、酢酸酪酸セルロース等に対し、本発明カーボネート
を単独で添加すると、対樹11!6重量%程度でブリー
ドするが、これを前記粉末と混合して用いると、それ以
上配合してらブリードしなくなる。ポリエステル、ナイ
ロン、EVA等に用いると物性が種々の面で改良される
ポリエチレン、ポリプロピレン等に本発明カーボネート
を3重量%程度使用すると、添加剤の混合助剤となり、
均一な混合分散が達成される。
難燃化剤の表面を本発明環状カーボネートで処理しプラ
スデックに配合すると難燃化剤が容易に均一にプラスチ
ック中に混練され難燃化の効果が一層向上すると共に樹
脂の表面状態が改良されろ。
これらの難燃剤としては、何機ハロゲン化合物、有機リ
ン化合物または金属酸化物等であり、これらは単独であ
るいは2種以上混合して適宜用いられる。具体的には、
例えば、デクラロン515び酸化アンチモン10部、本
発明環状カーボネー)(1−イソプロピル−2,2−ジ
メチル−1,3−プロピレンカーボネート)3部をポリ
オレフィン62重量部に配合した自己消火性ポリオレフ
ィン樹脂は上記環状カーボネートを配合しない自己消火
性ポリオレフィンに比べ約lO%程度自己消火時間が短
縮する。
本発明に用いる環状カーボネートは、樹脂用着色剤の表
面処理剤としても使用することができろ。
本発明環状カーボネートを使用することにより顔料の樹
脂への分散性が向上し、鮮明なあるいは濃厚な着色が可
能となり、また色写りや溶出が抑制される。着色剤と樹
脂との配合は予め本発明環状カーボネートと着色剤を(
必要ならば溶剤中で)混合し、これを(必要ならば脱溶
剤した後)樹脂と混練する方法を採用してもよい。
本発明環状カーボネートはその他の粉末例えば、充填剤
や滑剤、安定剤等を樹脂中に均一に配合するための表面
処理剤としても有用である。
さらにまた、本発明環状カーボネートを樹脂用発泡剤の
表面処理剤として使用することもできろ。
発泡剤としては炭酸アンモニア等の無機発泡剤、ニトロ
ソ系発泡剤、スルホヒドラジド系発泡剤およびアゾ系発
泡剤いずれにら使用できこれらを予め本発明環状カーボ
ネートで表面処理した上で、樹脂に加えればよい。これ
によってより均一な気泡の発泡体を得ることができる。
本発明環状カーボネートを粉末状樹脂添加剤に対し、0
.1〜7ffiffi%、より好ましくは0.3〜6重
量%用いて表面処理すればよい。この童は粉末の種類、
表面構造、粒度等によって異なる。粉末状添加剤の量に
比べて環状カーボネートを多く用いることができない場
合、あるいは、粉末の吸着能が高く少量では十分な表面
処理ができない場合は適当な溶剤、例えばメタノールや
アセトンのごとき低沸点溶剤に溶解してこれに粉末状添
加剤を混合し、必要ならば溶剤を蒸発させて表面処理粉
末を得てもよく、あるいは粉末状添加剤と併用する他の
液状添加剤、例えばケイ酸テトラエチルあるいはチタン
酸テトラブチル等に環状カーボネートを溶解し、これと
粉末状添加剤を混練して表面処理してもよい。
樹脂添加剤と該添加剤を処理するに必要な本発明表面処
理剤の量(対添加剤)のおおよその目安を以下に示す(
0内は対添加剤当たりの重1%を示す)。
金属類二ニッケル粉末(0,5〜3)、アルミニウム粉
末(0,5〜3)、亜鉛粉末(0,5〜3)、銅粉末(
0,5〜3)、鉛粉末(2〜5)、銀粉末(2〜5)、 ケイ酸粉末:合成シリカ(2〜5)、マイカ粉末(1〜
3)、ケイ藻土(3〜5)、 ケイマグネシウム:タルク(l〜4)、合成ケイ酸マグ
ネシウム(1〜4)、 カルシウム塩:炭酸カルシウム(1〜3:ケイ酸エチル
と等1用いる)、ウオラストナイト(l〜3)、石膏(
3〜6)、 ガラス:ガラス繊維粉末(2〜5)、ガラス粉末(2〜
5)、 カーボン繊維:グラファイト粉末(1〜3)、臭素系難
燃化剤:テトラブロムエタン(〈l)、テトラブロムビ
スフェノールA(1〜3)、テトラブロム無水フタル酸
(2〜3)、トリス(2,3−ジブロムプロピル)イソ
シアネート(1〜4)、塩素系難燃化剤:塩素化パラフ
ィン(l〜4)、パークロルペンタシクロデカン(l〜
4)、テトラクロル無水フタル酸(1〜3)、クロルエ
ンド酸(05〜2)、 無機難燃剤:テトラエチルシリケート(等量)、硼砂(
1〜3)、水酸化アルミニウム(2〜4)、水酸化マグ
ネシウム(2〜4)。
以下、実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 テトラブロムビスフェノールA10重量部に対し二酸化
アンチモン10重量部(2〜20重量部使用可)を混合
し、その97重量部に1−イソプロピル−2,2−ジ°
メチルー1.3−プロピレンカーボネート 3重量部を
均一に混合した。
上記表面処理難燃剤10重量部をポリプロピレン90重
量部に添加し、押出成形機で混練してペレット状コンパ
ウンドを得た。得られたベレフトは良好なプレス成形性
を有した。
表面処理難燃剤に代え、テトラブロムビスフェノールA
と三酸化アンチモンを上記の比率で配合した難燃剤(表
面処理剤をしないもの)を用いると不透明なポリプロピ
レンペレットが得られた。
実施例2 ■−イソプロピルー2.2−ジメチル−1,3−プロピ
レンカーボネート0.5重量部および5重量部をそれぞ
れメタノール50重量部に溶解し、これにタルク(平均
粒径5μm)100重量部を加え混練し、引き続き掻き
交ぜながら減圧下で乾燥した。
上記表面処理顔料30重量部をポリエチレン樹脂70重
量部に混合し、押出成形機で混練してペレット状コンパ
ウンドを得た。得られたペレットはいずれもむらなく均
一な分散状態であり、表面処理していないタルクを用い
たペレットは不均一な部分があった。
発明の効果 本発明環状カーボネートで表面処理した粉末状樹脂添加
剤は、これを樹脂に配合したとき未処理添加剤に比べ樹
脂中で均一に分散する。その結果、樹脂の外観が向上し
、強度劣化を防ぐことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5およ
    びR_6はそれぞれ独立して水素またはC_1〜C_3
    のアルキル基を示す]で示される環状カーボネートを含
    有する樹脂添加剤用表面改質剤。 2、R_3およびR_4がメチル基でR_5がC_1〜
    C_3のアルキル基である第1項記載の表面改質剤。 3、環状カーボネートが1−イソプロピル−2,2−ジ
    メチル−1,3−プロピレンカーボネートである第1項
    記載の表面改質剤。 4、樹脂が熱可塑性樹脂である第1項記載の表面改質剤
JP3940186A 1986-02-24 1986-02-24 樹脂添加剤用表面改質剤 Pending JPS62197428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03221792A (ja) * 1990-01-29 1991-09-30 Fuji Electric Co Ltd 冷却水供給装置の熱交換器
JPH11315220A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Minolta Co Ltd 記録液
JP2013249454A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Osaka Gas Co Ltd 発泡剤組成物および樹脂組成物の発泡方法

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JPH11315220A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Minolta Co Ltd 記録液
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