JPS6219583B2 - - Google Patents

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JPS6219583B2
JPS6219583B2 JP57102497A JP10249782A JPS6219583B2 JP S6219583 B2 JPS6219583 B2 JP S6219583B2 JP 57102497 A JP57102497 A JP 57102497A JP 10249782 A JP10249782 A JP 10249782A JP S6219583 B2 JPS6219583 B2 JP S6219583B2
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JP
Japan
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fuel pump
voltage
signal
fuel
transistor
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JP57102497A
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JPS58220954A (ja
Inventor
Hiroyuki Niihara
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP57102497A priority Critical patent/JPS58220954A/ja
Priority to US06/501,798 priority patent/US4508077A/en
Publication of JPS58220954A publication Critical patent/JPS58220954A/ja
Publication of JPS6219583B2 publication Critical patent/JPS6219583B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/3082Control of electrical fuel pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、エンジンの燃料ポンプ制御装置、
詳細には、燃料ポンプへの通電を車両の運転状態
に基づいてデユーテイ制御したパルス信号で制御
することにより、燃料ポンプの回転数を制御する
燃料ポンプ制御装置に関する。 従来の燃料ポンプ制御装置としては、例えば、
本出願人が先に出願した特開昭57−68530号明細
書に記載されたものがあり、第1図のように示す
ことができる。この燃料ポンプ制御装置において
は、運転状態検出手段であるアイドルスイツチ
1、フルスロツトルスイツチ2およびスタータス
イツチ3からの信号に基づいてCPU4が運転状
態に最適の燃料ポンプ5の回転数を演算し、この
回転数に対応する信号としてI/O6からハイレ
ベル電圧信号H、ローレベル電圧信号Lまたは高
インピーダンス信号Inが出力される。そして、
I/O6からの出力信号がハイレベル電圧信号H
のときには、トランジスタQ1がON、トランジス
タQ2がOFFとなり、これに伴つてトランジスタ
Q3がOFF、トランジスタQ4がON、さらにトラン
ジスタQ5がON、トランジスタQ6がOFFとなる。
したがつて、デユーテイ比がA%の発振器7Aの
パルス信号がトランジスタQ7のベースにダイオ
ードD1を介して印加されることとなる。このと
き、図中A点の電位がトランジスタQ4のONに伴
つてローレベルとなるため、発振器7Aのパルス
信号に同期してトランジスタQ7がON,OFFす
る。このトランジスタQ7のON,OFFと同期して
パワートランジスタQ8がON,OFFし、燃料ポン
プ5にはデユーテイ比A%に対応した供給電流I
PAが通電される。また、I/O6からの出力信号
がローレベル電圧信号Lのときには、トランジス
タQ1がOFF、トランジスタQ2がONとなり、これ
に伴つてトランジスタQ3がON、トランジスタQ4
がOFF、さらにトランジスタQ5がOFF、トラン
ジスタQ6がONとなる。したがつて、デユーテイ
比がB%の発振器7Bのパルス信号がトランジス
タQ7のベースにダイオードD2を介して印加され
ることとなる。このとき図中A点の電位がトラン
ジスタQ3のONに伴つてローレベルとなるため、
発振器7Bのパルス信号に同期してトランジスタ
Q7がON,OFFする。このトランジスタQ7
ON,OFFと同期してパワートランジスQ8
ON,OFFし、燃料ポンプ5にはデユーテイ比B
%に対応した供給電流IPBが通電される。さら
に、I/O6からの出力信号が高インピーダンス
Inのときには、トランジスタQ1とトランジスタ
Q2が共にONとなり、これに伴つてトランジスタ
Q3とトランジスタQ4が共にOFF、さらにトラン
ジスタQ5とトランジスタQ6が共にONとなる。し
たがつて、発振器7Aと発振器7Bのパルス信号
はいずれも各トランジスタQ5,Q6を通して逃げ
てしまいトランジスタQ7には印加されない。こ
のとき、図中A点の電位は、トランジスタQ3
トランジスタQ4が共にOFFであるため、ハイレ
ベルとなり、このA点の電位がダイオードD3
介してトランジスタQ7のベースに印加されトラ
ンジスタQ7は連続的にON状態となる。したがつ
て、パワートランジスタQ8はデユーテイ比が100
%の状態でONとなり、燃料ポンプ5には供給電
流の最大値(Ipmax.)が供給される。なお図中
R1〜R9は抵抗であり、8はイグニツシヨンスイ
ツチである。また、9は定電圧回路であり、
D4,D5はダイオードである。 このように、この燃料ポンプ制御装置において
は、車両の運転状態に応じて燃料ポンプ5への供
給電流を制御し、燃料ポンプ5の回転数を制御し
ている。 しかしながら、このような従来の燃料ポンプ制
御装置にあつては、所定のデユーテイ比のパルス
信号を有する複数の発振器からのパルス信号を車
両の運転状態に応じて切り換え等を行うことによ
り燃料ポンプへの供給電流を制御するようにして
いたため、複数の発振器が必要であり、またその
分だけ回路が複雑となり信頼性が悪く、コスト高
となるという問題点があつた。さらに、複数の発
振器からの出力をとつているため、その出力回路
が発振器の数に対応した数だけ必要となり、信頼
性が悪いという問題点があつた。 この発明は、このような従来の問題に着目して
なされたもので、所定の周波数の三角波を発生す
る三角波発振器からのパルス信号を車両の運転状
態に基づいてデユーテイ比制御し、このデユーテ
イ比制御されたパルス信号に基づいて燃料ポンプ
への供給電流を制御する燃料ポンプ制御装置を提
供することにより、上記問題点を解決することを
目的としている。 以下、この発明を図面に基づいて説明する。 第2図は、この発明の第1実施例を示す図であ
る。 第2図において、11は車両の運転状態を検出
する運転状態検出手段であり、運転状態検出手段
11は、例えば、イグニツシヨンスイツチ12の
スタート位置を検出しスタート位置にあるときに
ON信号を出力するスタータスイツチ13、エン
ジンのフルスロツトルの状態(例えば、スロツト
ルバルブのフル開度あるいはエンジンの所定負圧
値以下の吸入負圧)を検出しフルスロツトル状態
のときにON信号を出力するフルスロツトルスイ
ツチ14、エンジンのアイドル状態(例えば、ス
ロツトルバルブのアイドル開度あるいはエンジン
の所定負圧値以上の吸入負圧)を検出しアイドル
状態のときにON信号を出力するアイドルスイツ
チ15等を有している。運転状態検出手段11の
各出力信号はコントロールユニツト16に入力さ
れており、コントロールユニツト16は、比較器
17と、比較器17のマイナス端子に可聴周波数
帯域外の周波数(例えば20KHz以上の周波数)の
三角波を出力する三角波発生器18と、比較器1
7のプラス端子に前記運転状態検出手段11から
の信号に基づいて電圧値を変化する信号を出力す
る比較電圧演算手段19と、を有している。比較
電圧演算手段19は、I/O20、CPU21、
定電圧回路22、トランジスタQ11,Q12および
抵抗R11,R12,R13から構成されており、運転状
態検出手段11からI/O20に信号が入力され
ると、CPU21はこれらの信号に基づいて運転
状態に最適の燃料ポンプ23の回転数を演算し、
この演算結果に基づいて表に示すような信号を
I/O20から出力する。
【表】 表において、モード(−1)はエンジン始
動時を、モード(−2)は通常運転時(アイド
ル及びフルスロツトル以外のとき)を、モード
(−3)はアイドル運転時を、そしてモード
(−4)はフルスロツトル運転時を示してお
り、このI/O20からの出力信号に基づいてト
ランジスタQ11,Q12がON,OFFすることにより
比較器17のプラス端子に印加される電圧値が変
化する。すなわち、モード(−1)のときI/
O20の出力が高インピーダンスとなり、トラン
ジスタQ11,Q12が共にONとなつて、比較器17
に印加される電圧はV1=Vcc(Vccは定電圧回路
22の出力電圧である。)となる。またモード
(−2)のときI/O20の出力がローレベル
の電圧信号となり、トランジスタQ11がOFF、ト
ランジスタQ12がONとなつて、比較器17に印加
される電圧はV2=R13/R11+R13×Vccとなる
。さら に、モード(−3)のときI/O20の出力が
ハイレベルとなつて、比較器17に印加される電
圧はV3=R13/R12+R13×Vccとなる。そして
、モード (−4)においてはI/O20が高インピーダ
ンスとなるため、V4=V1=Vccとなる。ここで、
R12>R11であり、V2>V3である。このように比
較器17のプラス端子に印加される比較電圧の電
圧値が変化すると、第3図に示すように、比較器
17のスライスレベルが変化し、比較器17は、
比較電圧の高低に応じてパルス幅の異なる矩形波
パルスをトランジスタQ13に出力する。例えば、
モード(−3)のときには、比較器17は三角
波と同じ周波数を有しデユーテイ比X%のパルス
信号を出力し、モード(−2)のときには、
V2>V3の関係から、モード(−3)のときよ
りパルス幅の大きなパルス信号(デユーテイ比Y
%、X<Y)を出力する。そしてモード(−
1)(−4)のときには比較電圧が三角波の最
大電圧より高いため比較器17は連続信号を出力
する。すなわち、比較器17は三角波電圧と比較
電圧とによりデユーテイ比制御されたパルス信号
を出力し、このデユーテイ比はモード(−3)
<モード(−2)<モード(−1)(−4)
の関係にあり、モード(−1)(−4)はデ
ユーテイ比100%である。そして、比較器17の
出力信号がハイレベルのときに、トランジスタ
Q13はONとなり、ローレベルのときにOFFとな
る。このトランジスタQ13のON,OFF信号に基
づいて燃料ポンプ駆動回路24が燃料ポンプ23
への供給電流IPを制御する。なお、コントロー
ルユニツト16内にはトランジスタQ13のON時に
トランジスタQ14へ印加される電圧を決定する抵
抗R14がトランジスタQ13のコレクタ端子に接続さ
れている。燃料ポンプ駆動回路24はトランジス
タQ14、パワートランジスタQ15および抵抗R15
り成り、トランジスタQ13がON,OFFすると、
位相が逆転してトランジスタQ14がON,OFF
し、さらに、トランジスタQ14のON,OFFと位
相が逆転してパワートランジスタQ15がON,
OFFする。したがつて、パワートランジスタQ15
はトランジスタQ13に同期してON,OFFする。
そしてこのパワートランジスタQ15のON,OFF
する時間は比較器17のデユーテイ比制御された
出力信号により決定され、パワートランジスタ
Q15のON,OFFする時間により燃料ポンプ23
の供給電流IPが決定される。その結果、燃料ポ
ンプ23の供給電流IPは比較器17の出力信号
によりデユーテイ比制御され、運転状態に最適の
供給電流IPが通電される。そして、燃料ポンプ
23の回転数はこの供給電流IPによつて制御さ
れるため、燃料ポンプ23の回転数、すなわち、
燃料ポンプ23からの燃料の吐出流量は運転状態
に応じてデユーテイ比制御されることとなる。こ
のように、1つの三角波発生器18のみを用いる
ようにしたため、回路構成が簡単となり、また、
基本的にトランジスタと抵抗のみで回路を構成す
ることができ、燃料ポンプ制御装置の信頼性を向
上させることができる。また、三角波発生器18
の周波数を可聴周波数帯域外としたため、車両の
ラジオ等のオーデイオ製品にノイズを誘導させる
ことがない。なお、第2図中D11は燃料ポンプ2
3の保護用ダイオードである。 第4図はこの発明の第2実施例を示す図であ
る。 この実施例の説明にあたり第1実施例と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。運
転状態検出手段31はスタータスイツチ13、フ
ルスロツトルスイツチ14、アイドルスイツチ1
5および燃温センサ32を有しており、燃温セン
サ32は燃料温度を検出して燃料温度が所定温度
以上であるとON信号を出力する。そして、CPU
33はスタータスイツチ13、フルスロツトルス
イツチ14および燃温センサ32のうちのいずれ
か一つからON信号が入力されるとハイレベル電
圧信号をI/O34を介してトランジスタQ11
ベース端子に出力する。また、アイドルスイツチ
15はアイドル時にハイレベルの信号を出力する
もので単独にインバータ35を介してトランジス
タQ12aのベース端子に接続されている。したが
つて、トランジスタQ11およびトランジスタQ12a
のON,OFFの条件は表のようになる。
【表】 このように、モード(−1)から(−4)
に対応して比較器17の比較電圧を4段階に変化
させることができ、精度よく燃料ポンプ23を制
御することができる。また、モード(−2)と
モード(−4)を比較してわかるように、アイ
ドル時において燃料温度が所定温度になるまで、
比較電圧をモード(−4)の電圧におさえるこ
とができ、燃料ポンプ23の回転数を低くおさえ
ることができる。したがつて、燃費を低減し、燃
料ポンプの回転に起因する騒音を低減することが
できる。 なお、上記CPU33,I/O34、定電圧回
路22、トランジスタQ11,Q12a、抵抗R11
R12,R13およびインバータ35は比較電圧演算手
段36を構成する。 第5図はこの発明の第3実施例を示す図であ
る。 この実施例は第2実施例のスタータスイツチを
独立させてスタータスイツチがONのとき比較電
圧として最大電圧が印加されるようにしたもので
あり、この実施例の説明にあたり第1および第2
実施例と同一部分には同一符号のみを符す。第5
図において、スタータスイツチ13がONとなる
と、トランジスタQ21がONとなり、定電圧回路2
2の電圧Vccが比較器17のプラス端子に印加さ
れる。そして、スタータスイツチ13がOFFと
なると、抵抗R21およびコンデンサC21で構成され
るCR回路の時定数で決定される所定時間だけト
ランジスタQ21はONの状態を保持し、その後
OFFとなる。なお、第2実施例における比較電
圧演算手段36に相当する部分と、トランジスタ
Q21および抵抗R21、コンデンサC21は全体として
比較電圧演算手段38を構成する。したがつて、
クランキング時に常に比較器17の比較電圧を最
大電圧であるVccとすることができ、燃料ポンプ
23の回転数を最大にすることができる。また、
クランキング後、アイドリングに移る際も、CR
回路の時定数により徐々に燃料ポンプ23の回転
数が低下するようにできる。その結果、ホツトリ
スタート時等燃料ポンプ23のベーパーロツクの
甚だしい時にも十分な燃料吐出量を得ることがで
き、エンジンの始動をスムーズに行うことができ
る。すなわち、燃料噴射ノズル近傍の燃料温度は
クランキング後の時間に対し燃料ポンプ23の回
転数と第6図に示すような関係がある。これは、
燃料ポンプ23の吐出量が多いと、燃料噴射ノズ
ル近傍の燃料が燃料タンクに速やかに戻されて低
温の燃料タンクの燃料と入れ替わるからである。
このようにスタータスイツチ13がONになると
速やかに燃料ポンプ23をフル回転させることが
できるため、逆に、燃料ポンプ23を小型化し
て、効率的に駆動させることができる。 第7図はこの発明の第4実施例を示す図であ
る。 この実施例は燃料ポンプの端子間電圧を帰還さ
せフイードバツク制御することにより燃料ポンプ
の回転数制御の精度の向上を図つたものであり、
この実施例の説明にあたり、第1,2,3実施例
と同一部分には同一符号のみを付してその説明を
省略する。 燃料ポンプ23の各端子の電圧は、それぞれ抵
抗R31とコンデンサC31で構成される積分回路41
および抵抗R32とコンデンサC32で構成される積分
回路42で積分された後、差動増幅回路43に入
力される。差動増幅回路43は抵抗R33,R34
R35およびオペアンプOP1により構成され、入力
された各端子の電圧差、すなわち燃料ポンプ23
の端子間電圧を比較器17のスライスレベル相当
の直流電圧に変換して差動増幅回路44に出力す
る。差動増幅回路44は抵抗R36,R37,R38およ
びオペアンプOP2により構成されており、比較電
圧演算手段38からの入力電圧と差動増幅回路4
3からの入力電圧に基づいて、比較電圧演算手段
38からの入力電圧に両入力電圧の差に対応した
増幅成分を加減して積分回路45に出力する。す
なわち、差動増幅回路43からの入力電圧を
E1、比較電圧演算手段38からの入力電圧をE2
とすると、差動増幅回路44からの出力電圧E3
は次式で示される。 E3=E2+(E2−E1)α ……(1) ここで、αは差動増幅回路44の増幅度、すな
わち α=R38/R36である。積分回路45は抵抗
R39と コンデンサC33で構成され、差動増幅回路44か
らの信号電圧を積分して比較器17の比較電圧と
して出力している。なお、比較電圧演算手段3
8、積分回路41,42、差動増幅回路43,4
4および積分回路45は全体として比較電圧演算
手段46を構成する。 したがつて、この実施例にあつては、燃料ポン
プ23の端子電圧が高く、この端子電圧を比較器
17の比較電圧相当に変換した差動増幅回路43
の出力信号が比較電圧演算手段38からの信号電
圧より高いときは、差動増幅回路44の出力電圧
は比較電圧演算手段38からの信号電圧よりも両
電圧の差に対応した電圧だけ低い電圧となる。こ
れは(1)式において2項目が負の値となるからであ
る。このようにして差動増幅回路44の出力電圧
が下がると、積分回路45のコンデンサの充電量
が減少して、第8図に示すように比較器17のス
ライスレベルが下がる。これに対応して、パワー
トランジスタQ8の通電時間が減少し、燃料ポン
プ23の吐出流量が少なくなる。一方、燃料ポン
プ23の端子間電圧が低く、差動増幅回路44に
差動増幅回路43から入力される電圧が比較電圧
演算手段38から入力される電圧よりも低いとき
は、差動増幅回路44の出力電圧は比較電圧演算
手段38からの信号電圧よりも両電圧の差に対応
した電圧だけ高い電圧となり、比較器17のスラ
イスレベルが上がる。これに対応してパワートラ
ンジスタQ8の通電時間が増加し、燃料ポンプ2
3の吐出流量が多くなる。このように、燃料ポン
プ23の端子電圧をフイードバツクして、比較器
17のスライスレベルを制御することにより、燃
料ポンプ23への供給電流を制御でき、燃料ポン
プ23を部品のバラツキ等の影響を受けることな
く、より一層精度よく制御することができる。 第9図は、この発明の第5実施例を示す図であ
り、この実施例の説明にあたり第1実施例と同一
構成部分には同一符号のみを付してその説明を省
略する。第9図において、51は運転状態検出手
段であり、この運転状態検出手段51はスタータ
スイツチ13、吸気量センサ52、エンジン回転
数センサ53および燃温センサ54を有してい
る。吸気量センサ52はエンジンに吸入される吸
気量を検出するもの、例えば、エアフロメータ等
であり、エンジン回転数センサ53はエンジンの
回転数を検出するもの、例えば、クランク角セン
サ等である。燃温センサ54は例えば噴射ノズル
近傍の燃料温度を検出するものであり、55は比
較電圧演算手段である。この比較電圧演算手段5
5は、I/O56,CPU57および定電圧回路
22を有しており、前記運転状態検出手段51か
ら信号が入力されると、エンジンの状態と燃料温
度から比較器17のスライスレベルを算出する。
すなわち、CPU57は運転状態検出手段51か
らの信号に基づいて、第10図に示すフローに従
つて出力信号電圧を算出する。まず、スタータス
イツチ3からの信号がONであるかOFFであるか
により、クランキング状態であるか否かを判別
し、クランキング状態であると、あらかじめ
CPU57内のROMに記憶されているクランキン
グ時の設定電圧(トランジスタQ13が常時ONとな
る電圧)Vcを読み取る。そして、この設定電圧
Vcを比較器17への仮の出力電圧Vpとし、この
仮の出力電圧Vpを燃温センサ54からの信号に
基づいて修正して修正出力電圧Voutを算出して
I/O56から比較器17へ出力する。この燃料
温度Tによる修正は、燃料ポンプ23の吐出流量
が第11図中一点鎖線で示すように、燃料温度T
の上昇に伴つて低下する特性をもつているため、
この燃料ポンプ23の温度特性と逆特性を有する
係数β(T)を燃温センサ54からの信号に基づ
いてCPU57内のRAMから読み取り、前記仮の
出力電圧Vpに乗じることにより行う。すなわ
ち、修正出力電圧Voutは次式で与えられる。 Vout=Vp×β(T) ……(2) なお、燃料ポンプ23の吐出流量が燃料温度T
によつて変化するのは、燃料温度Tが高くなる
と、ベーパーの発生および燃料の粘性が低下する
ことによる。 次に、クランキング状態にないときには、クラ
ンキング状態から所定時間tH経過しているか否
かを判別し、所定時間tH内であると、前記クラ
ンキング時の設定電圧Vcを読み取る。この所定
時間tHは、第12図に示すように、燃料温度の
関数として与えられる秒単位の時間であり、燃温
センサ54からの信号に基づいて、CPU57内
のRAMから読み取る。このようにクランキング
時から所定時間tH経過していないときに、クラ
ンキング時の設定電圧Vcを読み取るのは、エン
ジンの再始動後の安定性を向上させるためであ
る。すなわち、再始動直後、燃料温度が高いと前
述のように燃料がベーパー化しやすく、この時燃
料ポンプ23の吐出流量が十分でないとハンチン
グやエンスト等を発生しやすいためである。 さらに、クランキングから所定時間tHが経過
していると、エンジンの状態に基づいて比較器1
7への仮の出力電圧Vpを算出する。すなわち、
まず、エンジン回転数センサ53および吸気量セ
ンサ52からの信号に基づいて噴射パルス幅Ti
を次式により算出する。 Ti=kQ/N ここで、kは定数、Qは吸気量、Nはエンジン
回転数(rpm)である。 この噴射パルス幅Tiとエンジン回転数センサ
53からの信号に基づいて次式によりエンジンの
要求する燃料流量を算出する。 FA=kTiN これは、エンジンの要求する燃料流量FAがエ
ンジン回転数NとトルクTに対し第13図に示す
ような関係にあることによる。そして、この燃料
流量FAに対応する比較電圧VAに余裕値VMを加
えた次式で示される値を仮の出力電圧Vpとして
算出する。 Vp=VA+VM=kTiN+VM なお、余裕値VMは燃料ポンプ23の過渡性能
や配管圧損および燃料ポンプ特性のバラツキを考
慮して決定する。 したがつて、この仮の出力電圧Vpはエンジン
の状態に応じて要求される燃料量を十分燃料ポン
プ23が供給できるように、比較器17の比較電
圧を連続的に設定するものとなる。この仮の出力
電圧Vpは、前述のように燃料温度に基づいて(2)
式に従つて修正され修正出力電圧Voutとして比
較器17に出力される。この修正出力電圧Vout
は連続的に比較器17のスライスレベルを変化さ
せる。 このように、この実施例にあつては、クランキ
ング時やクランキング時から所定時間tH経過し
ていないときに、燃料ポンプ23が最大出力を発
揮するように設定でき、始動時に燃料系を速やか
に所定の燃圧に上昇させることができる。また、
クランキング後燃料温度によつて変化する所定時
間tHの間は燃料ポンプ23が最大出力を発揮す
るように設定でき、高温になつている噴射ノズル
近傍の燃料温度を速やかに低下させることができ
る。したがつて、エンジンの始動性、あるいは再
始動性を向上させることができるとともに、始動
直後のエンジンの安定性を向上させることができ
る。また、燃料ポンプ23が燃料温度の影響を受
けることを加味して燃料ポンプ23の出力を調整
することができ、エンジンの要求する燃料量を適
切に供給することができる。さらに、比較器17
の比較電圧を連続的に変化させることができる。
したがつて、燃料ポンプを精度よく制御すること
ができるので、常にエンジンの要求に見合つた燃
料流量を確保するのに十分な程度まで、燃料ポン
プの回転数を下げることが可能となり、電力消費
やポンプの回転に伴う騒音を最小に抑えることが
できる。 以上説明してきたように、この発明によれば、
燃料ポンプ制御装置を、車両の運転状態を検出す
る運転状態検出手段と、運転状態検出手段からの
信号に基づいて出力信号の電圧値を変える比較電
圧演算手段と、所定周波数の三角波を発生する三
角波発生器と、前記制御電圧演算手段の出力信号
と三角波発生器の出力信号の電圧値を比較し、三
角波と同じ周波数のデユーテイ制御されたパルス
信号を出力する比較器と、比較器からの出力信号
に基づいて燃料ポンプへの通電を制御する燃料ポ
ンプ駆動回路と、を備えたものとしたため、一つ
の三角波発生器のみを用いることにより比較的簡
単な回路構成で燃料ポンプを車両の運転状態に基
づいてデユーテイ比制御することができる。した
がつて、安価な燃料ポンプ制御装置により燃料ポ
ンプの信頼性の高い制御を行うことができるとい
う効果が得られる。 各実施例は上記共通の効果に加えて以下の様な
効果がある。すなわち、各実施例において、三角
波発生器の周波数を可聴周波数帯域外としたた
め、車両のラジオ等のオーデイオ製品にノイズを
誘導させない。また、第2実施例にあつては、燃
料温度を検出し、それに伴つて比較電圧演算手段
からの出力を4段階に変化させるようにしたた
め、燃費をより一層低減し、また燃料ポンプの回
転に起因する騒音をより一層低減することができ
る。第3実施例にあつては、スタータスイツチを
独立させ始動時燃料ポンプを最大出力とすること
ができるため、始動時、特にホツトリスタート時
の始動性を向上させることができ、また燃料ポン
プを小型化して、効率的に駆動させることができ
る。さらに、第4実施例にあつては、燃料ポンプ
の端子間電圧をフイードバツクして比較電圧を制
御するようにしたため、回路部品のバラツキ等の
影響を受けることなく精度よく燃料ポンプを制御
することができる。そして、第5実施例にあつて
は、クランキング時およびクランキング直後の燃
料温度の高い時に燃料ポンプの出力を最大とし、
また通常走行時においてエンジンの要求する燃料
量を燃料温度に基づいて修正して連続的に燃料ポ
ンプを制御するようにしたため、始動時に燃料系
を速やかに所定の燃圧に上昇させ、かつ、ホツト
リスタート時の始動性や始動直後のエンジンの安
定性を向上させることができ、しかも、より一層
精度よく燃料ポンプを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料ポンプ制御装置を示す回路
図、第2,3図はこの発明の燃料ポンプ制御装置
の第1実施例を示す図であり、第2図はその回路
図、第3図はその比較器のスライスレベルと出力
信号のデユーテイ比等との関係を示した図、第4
図はこの発明の第2実施例を示す回路図、第5,
6図はこの発明の第3実施例を示す図であり、第
5図はその回路図、第6図はそのクランキング後
の時間に対する燃料温度の関係を燃料ポンプの回
転数との関係で示した図、第7,8図はこの発明
の第4実施例を示す図であり、第7図はその回路
図、第8図はその比較器のスライスレベルと出力
信号の関係を示した図、第9〜13図はこの発明
の第5実施例を示す図であり、第9図はその回路
図、第10図はそのCPUの作動を示すフローチ
ヤート、第11図は燃料温度に対する燃料ポンプ
の吐出量の変化とそれを補正する係数の変化を示
す図、第12図はそのクランキング後に最大出力
電圧を保持する時間を燃料温度との関係で示す
図、第13図はエンジンの要求する燃料量をエン
ジン回転数とトルクとの関係で示す図である。 11,31,51……運転状態検出手段、17
……比較器、18……三角波発生器、19,3
6,38,46,55……比較電圧演算手段、2
4……燃料ポンプ駆動回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、運転状態検出手段からの信号に基づいて出力
    信号の電圧値を変える比較電圧演算手段と、所定
    周波数の三角波を発生する三角波発生器と、前記
    比較電圧演算手段の出力信号と三角波発生器の出
    力信号の電圧値を比較し、三角波と同じ周波数の
    デユーテイ制御されたパルス信号を出力する比較
    器と、比較器からの出力信号に基づいて燃料ポン
    プへの通電を制御する燃料ポンプ駆動回路と、を
    備えたことを特徴とする燃料ポンプ制御装置。 2 前記運転状態検出手段が燃料温度を検出する
    燃料温度センサを有し、該燃料温度センサからの
    信号により、燃料温度の上昇に応じて、前記比較
    電圧演算手段が前記燃料ポンプの出力を上昇させ
    る信号を出力することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の燃料ポンプ制御装置。 3 前記三角波発生器の周波数が可聴範囲外の周
    波数であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の燃料ポンプ制御装置。
JP57102497A 1982-06-14 1982-06-14 燃料ポンプ制御装置 Granted JPS58220954A (ja)

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