JPS6219567B2 - - Google Patents
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- JPS6219567B2 JPS6219567B2 JP1908582A JP1908582A JPS6219567B2 JP S6219567 B2 JPS6219567 B2 JP S6219567B2 JP 1908582 A JP1908582 A JP 1908582A JP 1908582 A JP1908582 A JP 1908582A JP S6219567 B2 JPS6219567 B2 JP S6219567B2
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- JP
- Japan
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- chamber
- oil
- crank chamber
- valve spring
- breather
- Prior art date
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Links
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 56
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/0011—Breather valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/007—Other engines having vertical crankshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、特にクランク軸を縦軸とし、シリン
ダが水平に配置されている形式のバーチカルエン
ジンに好適するブリーザ機構に関する。
ダが水平に配置されている形式のバーチカルエン
ジンに好適するブリーザ機構に関する。
(従来技術)
汎用エンジンとされるバーチカルエンジンにお
いて、バルブ部の潤滑には、一般にバルブスプリ
ング室に換気流を通し、燃焼室からピストンリン
グを経てクランク室内に入るブローバイガスに浮
遊する油滴でバルブ部の潤滑を行うようにしてい
る。
いて、バルブ部の潤滑には、一般にバルブスプリ
ング室に換気流を通し、燃焼室からピストンリン
グを経てクランク室内に入るブローバイガスに浮
遊する油滴でバルブ部の潤滑を行うようにしてい
る。
またクランク室内にブローバイガスが入ると、
クランク室内圧力が次第に上昇し、シール部等か
ら油の漏洩を生じるのを防止するためにブリーザ
機構によりクランク室に通気性を持たせている。
クランク室内圧力が次第に上昇し、シール部等か
ら油の漏洩を生じるのを防止するためにブリーザ
機構によりクランク室に通気性を持たせている。
ブリーザ機構としては通気口からの油の放散を
最少にする必要があり、米国特許第2693791号公
報に示すように、クランク室からバルブスプリン
グ室に通じ、該バルブスプリング室からクランク
室に対して油の戻り通路を設けるとともに、これ
ら室内の部分負圧を保持するチエツクバルブおよ
び曲がりくねつた通路を経て大気に通じるように
したものが知られている。
最少にする必要があり、米国特許第2693791号公
報に示すように、クランク室からバルブスプリン
グ室に通じ、該バルブスプリング室からクランク
室に対して油の戻り通路を設けるとともに、これ
ら室内の部分負圧を保持するチエツクバルブおよ
び曲がりくねつた通路を経て大気に通じるように
したものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、汎用エンジンとされるバーチカルエ
ンジンは、実用面からするとさまざまな角度を採
つて使用される場合が多く、この種汎用エンジン
の傾斜作業の頻度は農作業機械化範囲の拡大に伴
い多くなりつつあるのが現状である。
ンジンは、実用面からするとさまざまな角度を採
つて使用される場合が多く、この種汎用エンジン
の傾斜作業の頻度は農作業機械化範囲の拡大に伴
い多くなりつつあるのが現状である。
そこで、バーチカルエンジンの運転時におい
て、バルブスプリング室とクランク室の圧力が同
じであると、通常の20度程度までの傾斜運転では
問題を生じることはなくても、30〜60度といつた
傾斜を採る運転では、バルブスプリング室の油面
がクランク室の油面と同レベルになつて、ブリー
ザ流通路が油で一部閉塞されたり、バルブスプリ
ングの運動による油の飛散が激しくなつたりし
て、油を外部へ飛散させたりすることが生じる。
て、バルブスプリング室とクランク室の圧力が同
じであると、通常の20度程度までの傾斜運転では
問題を生じることはなくても、30〜60度といつた
傾斜を採る運転では、バルブスプリング室の油面
がクランク室の油面と同レベルになつて、ブリー
ザ流通路が油で一部閉塞されたり、バルブスプリ
ングの運動による油の飛散が激しくなつたりし
て、油を外部へ飛散させたりすることが生じる。
このようにして油が外部に飛散すると、油消費
の増大、外部環境の汚染につながり、特にブリー
ザ流を吸気通路に還流している構造のものにおい
ては、燃焼室への吸い込みによつて、長期的には
カーボン堆積、短期的には頻繁なエンストによる
作業能率の低下につながる。
の増大、外部環境の汚染につながり、特にブリー
ザ流を吸気通路に還流している構造のものにおい
ては、燃焼室への吸い込みによつて、長期的には
カーボン堆積、短期的には頻繁なエンストによる
作業能率の低下につながる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、エンジン運転時の傾斜角度に無関係にバルブ
スプリング室にクランク室からの油が滞留するこ
とのないエンジンのブリーザ機構を提供すること
を目的とする。
て、エンジン運転時の傾斜角度に無関係にバルブ
スプリング室にクランク室からの油が滞留するこ
とのないエンジンのブリーザ機構を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するためのこの発明の要旨と
するところは、クランク室のブリーザ流通路途中
に、バルブスプリング室を介装する構造のエンジ
ンにおいて、クランク室上部にクランク室に通じ
る区画室を形成し、該区画室とバルブスプリング
室をクランク室側からのブリーザ流のみを許容す
るチエツクバルブを介装連結してブリーザ流通路
を形成するとともに、バルブスプリング室とクラ
ンク室内油面下部との間に前記ブリーザ流通路に
比べ、充分大きな流体抵抗を持つ油戻し通路を設
けたことを特徴とするエンジンのブリーザ機構に
ある。
するところは、クランク室のブリーザ流通路途中
に、バルブスプリング室を介装する構造のエンジ
ンにおいて、クランク室上部にクランク室に通じ
る区画室を形成し、該区画室とバルブスプリング
室をクランク室側からのブリーザ流のみを許容す
るチエツクバルブを介装連結してブリーザ流通路
を形成するとともに、バルブスプリング室とクラ
ンク室内油面下部との間に前記ブリーザ流通路に
比べ、充分大きな流体抵抗を持つ油戻し通路を設
けたことを特徴とするエンジンのブリーザ機構に
ある。
(作用)
本発明は上記の如く構成したことにより、クラ
ンク室が正圧となる時期には、チエツクバルブが
開弁してクランク室ブリーザ流を生じて圧力を抜
き、またクランク室からバルブスプリング室に向
かう圧力勾配を緩やにして油戻し通路からバルブ
スプリング室に逆流する油を僅少に抑え、クラン
ク室が負圧となる時期には、チエツクバルブが閉
弁して大気とクランク室の差圧によりバルブスプ
リング室に僅少なりと逆流した油を速やかにクラ
ンク室に戻す。
ンク室が正圧となる時期には、チエツクバルブが
開弁してクランク室ブリーザ流を生じて圧力を抜
き、またクランク室からバルブスプリング室に向
かう圧力勾配を緩やにして油戻し通路からバルブ
スプリング室に逆流する油を僅少に抑え、クラン
ク室が負圧となる時期には、チエツクバルブが閉
弁して大気とクランク室の差圧によりバルブスプ
リング室に僅少なりと逆流した油を速やかにクラ
ンク室に戻す。
この作用はエンジンが傾斜してバルブスプリン
グ室がクランク室内油面より低い位置を採るよう
なことがあつても有効で、バルブスプリング室に
油が滞留することはない。
グ室がクランク室内油面より低い位置を採るよう
なことがあつても有効で、バルブスプリング室に
油が滞留することはない。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
図面は、バーチカルエンジンにおける本発明の
ブリーザ機構の一実施例を示し、第1図はエンジ
ン主要部の概略側面図、第2図はその主要部の部
分縦断側面図、第3図は縦断正面部分図、第4図
はバルブスプリング室カバーの側面図である。
ブリーザ機構の一実施例を示し、第1図はエンジ
ン主要部の概略側面図、第2図はその主要部の部
分縦断側面図、第3図は縦断正面部分図、第4図
はバルブスプリング室カバーの側面図である。
図において、1はバーチカルエンジンのケーシ
ングを構成する主ブロツクで、アルミニウム合金
のダイキヤストにより一体に製作したクランクケ
ース部2および水平シリンダ部3からなる。4は
クランクケース部2の下面に結合したオイルパン
ブロツクで、主ブロツク1同様にアルミニウム合
金のダイキヤスト製のもので、密閉状のクランク
室5を形成している。
ングを構成する主ブロツクで、アルミニウム合金
のダイキヤストにより一体に製作したクランクケ
ース部2および水平シリンダ部3からなる。4は
クランクケース部2の下面に結合したオイルパン
ブロツクで、主ブロツク1同様にアルミニウム合
金のダイキヤスト製のもので、密閉状のクランク
室5を形成している。
6は縦軸とするクランク軸で、その上部は第2
図に示すように主ブロツクの上部軸受7に支承さ
れ、下部はオイルパンブロツク4の下部軸受(図
示せず)により支承されており、オイルパンブロ
ツク4内に集溜する潤滑油をはね上げクランク室
5内の各部に給油して潤滑する。
図に示すように主ブロツクの上部軸受7に支承さ
れ、下部はオイルパンブロツク4の下部軸受(図
示せず)により支承されており、オイルパンブロ
ツク4内に集溜する潤滑油をはね上げクランク室
5内の各部に給油して潤滑する。
ここで、上記する上部軸受7はクランク室5上
部に通じてクランクケース部2に設けた通孔8を
通る油により潤滑される。
部に通じてクランクケース部2に設けた通孔8を
通る油により潤滑される。
9はクランクケース部2上部でクランク軸6の
上方延長部6′との間に環状空間12を形成して
配装したスリーブ部で、通孔8に通じている。1
1はスリーブ部9の側方に区画室10を形成して
クランクケース部2上部に結合した上部カバー、
13は上部カバー11の一部をなし、スリーブ部
9上部でクランク軸6が貫通するシール環、14
はシール環13上方に突出するクランク軸6の外
端に取付けたフライホイール、15はスリーブ部
9上部で、環状空間12と区画室10部とを連通
させた通孔、16は区画室10下部に下室18を
仕切つた仕切板17に配装したチエツクバルブ、
19は下室18とその下方に位置するバルブスプ
リング室20とを連通する通孔、21はバルブス
プリング室20のカバー接合面27に取付けたバ
ルブスプリング室カバーで、セパレート室23を
形成しており、バルブスプリング室20は該カバ
ーに設けた通孔22により直接に、またはセパレ
ート室23でフイルター効果を受けさせてブリー
ザチユーブ28を介し、間接に大気に連通してい
る。
上方延長部6′との間に環状空間12を形成して
配装したスリーブ部で、通孔8に通じている。1
1はスリーブ部9の側方に区画室10を形成して
クランクケース部2上部に結合した上部カバー、
13は上部カバー11の一部をなし、スリーブ部
9上部でクランク軸6が貫通するシール環、14
はシール環13上方に突出するクランク軸6の外
端に取付けたフライホイール、15はスリーブ部
9上部で、環状空間12と区画室10部とを連通
させた通孔、16は区画室10下部に下室18を
仕切つた仕切板17に配装したチエツクバルブ、
19は下室18とその下方に位置するバルブスプ
リング室20とを連通する通孔、21はバルブス
プリング室20のカバー接合面27に取付けたバ
ルブスプリング室カバーで、セパレート室23を
形成しており、バルブスプリング室20は該カバ
ーに設けた通孔22により直接に、またはセパレ
ート室23でフイルター効果を受けさせてブリー
ザチユーブ28を介し、間接に大気に連通してい
る。
こうして上記する通孔8からバルブスプリング
室20の通孔22に至るブリーザ流通路が形成さ
れ、チエツクバルブ16はクランク室側からのブ
リーザ流のみの流通を許容し、大気圧と同等の圧
力で開くバネ常数を持つている。
室20の通孔22に至るブリーザ流通路が形成さ
れ、チエツクバルブ16はクランク室側からのブ
リーザ流のみの流通を許容し、大気圧と同等の圧
力で開くバネ常数を持つている。
24はバルブスプリング室20の底部とクラン
ク室内油面下部との間に設けた油戻し通路で、バ
ルブスプリング室20の底部に開口する入口開口
26は、オイルパンブロツク4内における油戻し
穴24′およびクランク室内油面下部、つまり、
オイルパンブロツク4に開口する出口開口25に
比較して小孔に形成し、前記ブリーザ流通路に比
し充分大きな流体抵抗を持つようにしている。
ク室内油面下部との間に設けた油戻し通路で、バ
ルブスプリング室20の底部に開口する入口開口
26は、オイルパンブロツク4内における油戻し
穴24′およびクランク室内油面下部、つまり、
オイルパンブロツク4に開口する出口開口25に
比較して小孔に形成し、前記ブリーザ流通路に比
し充分大きな流体抵抗を持つようにしている。
上記構成において、ピストン作動によりクラン
ク室5が正圧となる時期にはチエツクバルブ16
が開弁し、ブリーザ流通路を介してクランク室5
の圧力を抜き大気圧に保つ。一方、 またピストン作動によりクランク室5が負圧と
なる時期にはチエツクバルブ16が閉じ、。
ク室5が正圧となる時期にはチエツクバルブ16
が開弁し、ブリーザ流通路を介してクランク室5
の圧力を抜き大気圧に保つ。一方、 またピストン作動によりクランク室5が負圧と
なる時期にはチエツクバルブ16が閉じ、。
バルブスプリング室20内に溜ることのある油
は主としてこの室20の大気圧とクランク室5の
負圧との圧力差よりクランク室のオイルパン4上
に帰流する。
は主としてこの室20の大気圧とクランク室5の
負圧との圧力差よりクランク室のオイルパン4上
に帰流する。
本発明によると、次のような効果を奏する。
ピストン作動によりクランク室5が正圧となる
時期には、チエツクバルブ16が開弁することに
よつて、ブリーザ流通路を通じてオイルミストを
含む換気流を生じてクランク室5内の圧力が抜か
れる。
時期には、チエツクバルブ16が開弁することに
よつて、ブリーザ流通路を通じてオイルミストを
含む換気流を生じてクランク室5内の圧力が抜か
れる。
他方、油戻し通路24に対してもクランク室5
からバルブスプリング室20に向かう圧力勾配が
発生するが、クランク室5がチエツクバルブ16
を介して大気に連通しているため、油戻し通路2
4に対する圧力勾配は緩やになり、しかもこの油
戻し通路24の入口開口26が小さく、オイルパ
ンブロツク4内における油戻し穴24′が長いこ
と等からしてバルブスプリング室20に逆流する
油は僅少に抑えられる。
からバルブスプリング室20に向かう圧力勾配が
発生するが、クランク室5がチエツクバルブ16
を介して大気に連通しているため、油戻し通路2
4に対する圧力勾配は緩やになり、しかもこの油
戻し通路24の入口開口26が小さく、オイルパ
ンブロツク4内における油戻し穴24′が長いこ
と等からしてバルブスプリング室20に逆流する
油は僅少に抑えられる。
次にピストン作動によりクランク室5が負圧と
なる時期には、チエツクバルブ16が閉弁する。
このため、大気とクランク室5内圧力との差圧は
油戻し通路24のみにクランク室5側から掛るよ
うになり、バルブスプリング室20にブリーザ流
に浮遊してきて沈下したり、油戻し穴24′から
僅少なりとバルブスプリング室20に逆流してき
た油は速やかにクランク室5に戻されるようにな
る。
なる時期には、チエツクバルブ16が閉弁する。
このため、大気とクランク室5内圧力との差圧は
油戻し通路24のみにクランク室5側から掛るよ
うになり、バルブスプリング室20にブリーザ流
に浮遊してきて沈下したり、油戻し穴24′から
僅少なりとバルブスプリング室20に逆流してき
た油は速やかにクランク室5に戻されるようにな
る。
而して、上記する作用はエンジンが傾斜してバ
ルブスプリング室20がクランク室5内油面より
低い位置になるようなことがあつても変わらず、
バルブスプリング室20に対する油の滞留を生じ
させないものである。
ルブスプリング室20がクランク室5内油面より
低い位置になるようなことがあつても変わらず、
バルブスプリング室20に対する油の滞留を生じ
させないものである。
(効果)
従つて、本発明によると、エンジンが傾斜状態
に運転される場合でも、バルブスプリング室には
油の滞留をなくするから、ブリーザ流通路が潤滑
油で一部閉塞されたり、バルブスプリングの運動
で油を外部へ飛散させたりするようなことがな
く、油消費量を軽減するとともに、外部環境汚染
をなくし、またブリーザ流を吸気通路に還流して
いる構造のものにおいても、燃焼室への吸い込み
によるカーボン堆積および頻繁なエンストによる
作業能率の低下もないものであり、更に油戻し通
路の出口開口はクランク室内集溜油の油面下に開
口しているから、油戻し通路を通じてクランク室
と外気との連通は起こらず、油戻し通路の入口開
口を小孔にして流体抵抗を大きくしたことと相俟
つて、バルブスプリング室からの油は帰流させる
が、クランク室内集溜油の油スリンガの撹乱によ
る油面の乱れ等でも油戻し通路を通じて油がバル
ブスプリング室に逆流することも防止される等の
効果を奏する。
に運転される場合でも、バルブスプリング室には
油の滞留をなくするから、ブリーザ流通路が潤滑
油で一部閉塞されたり、バルブスプリングの運動
で油を外部へ飛散させたりするようなことがな
く、油消費量を軽減するとともに、外部環境汚染
をなくし、またブリーザ流を吸気通路に還流して
いる構造のものにおいても、燃焼室への吸い込み
によるカーボン堆積および頻繁なエンストによる
作業能率の低下もないものであり、更に油戻し通
路の出口開口はクランク室内集溜油の油面下に開
口しているから、油戻し通路を通じてクランク室
と外気との連通は起こらず、油戻し通路の入口開
口を小孔にして流体抵抗を大きくしたことと相俟
つて、バルブスプリング室からの油は帰流させる
が、クランク室内集溜油の油スリンガの撹乱によ
る油面の乱れ等でも油戻し通路を通じて油がバル
ブスプリング室に逆流することも防止される等の
効果を奏する。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
エンジン主要部の概略側面図、第2図はその主要
部の部分縦断側面図、第3図は縦断正面部分図、
第4図はバルブスプリング室カバーの側面図であ
る。 1……主ブロツク、2……クランクケース部、
3……水平シリンダ部、4……オイルパンブロツ
ク、5……クランク室、6……クランク軸、6′
……上方延長部、7……上部軸受、8……通孔、
9……スリーブ部、10……区画室、11……上
部カバー、12……環状空間、13……シール
環、14……フライホイール、15……通孔、1
6……チエツクバルブ、17……仕切板、18…
…下室、19……通気孔、20……バルブスプリ
ング室、21……バルブスプリング室カバー、2
2……通孔、23……セパレート室、24……油
戻し通路、24′……油戻し穴、25……出口開
口、26……入口開口、27……バルブスプリン
グ室カバー、28……ブリーザチユーブ。
エンジン主要部の概略側面図、第2図はその主要
部の部分縦断側面図、第3図は縦断正面部分図、
第4図はバルブスプリング室カバーの側面図であ
る。 1……主ブロツク、2……クランクケース部、
3……水平シリンダ部、4……オイルパンブロツ
ク、5……クランク室、6……クランク軸、6′
……上方延長部、7……上部軸受、8……通孔、
9……スリーブ部、10……区画室、11……上
部カバー、12……環状空間、13……シール
環、14……フライホイール、15……通孔、1
6……チエツクバルブ、17……仕切板、18…
…下室、19……通気孔、20……バルブスプリ
ング室、21……バルブスプリング室カバー、2
2……通孔、23……セパレート室、24……油
戻し通路、24′……油戻し穴、25……出口開
口、26……入口開口、27……バルブスプリン
グ室カバー、28……ブリーザチユーブ。
Claims (1)
- 1 クランク室のブリーザ流通路途中に、バルブ
スプリング室を介装する構造のエンジンにおい
て、クランク室上部にクランク室に通じる区画室
を形成し、該区画室とバルブスプリング室をクラ
ンク室側からのブリーザ流のみを許容するチエツ
クバルブを介装連結してブリーザ流通路を形成す
るとともに、バルブスプリング室とクランク室内
油面下部との間に前記ブリーザ流通路に比べ、充
分大きな流体抵抗を持つ油戻し通路を設けたこと
を特徴とするエンジンのブリーザ機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1908582A JPS58138216A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エンジンのブリ−ザ機構 |
US06/463,843 US4470389A (en) | 1982-02-08 | 1983-02-04 | Breather-lubricator system for engines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1908582A JPS58138216A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エンジンのブリ−ザ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58138216A JPS58138216A (ja) | 1983-08-17 |
JPS6219567B2 true JPS6219567B2 (ja) | 1987-04-30 |
Family
ID=11989607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1908582A Granted JPS58138216A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エンジンのブリ−ザ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58138216A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58134612U (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-10 | 富士重工業株式会社 | エンジンのオイル戻し構造 |
JPS61210211A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-18 | Kubota Ltd | 側弁エンジンのタペツト室を利用したクランク室ブレザ装置 |
JPS6284607U (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | ||
US6827068B1 (en) * | 2003-10-01 | 2004-12-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Oil seal and drain structure for engine |
-
1982
- 1982-02-08 JP JP1908582A patent/JPS58138216A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58138216A (ja) | 1983-08-17 |
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