JPS62195473A - コンクリ−トポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、走行車体に設置したホッパ内に投入された生
コンクリートを圧送するコンクリートポンプに関する。

一般に、コンクリートポンプは、コンクリート打設現場
において、トラックミキサからシュートを介してホッパ
内に投入された生コンクリートを輸送管によって圧送す
るものである。

「発明が解決しようとする問題点」 ところで、生コンクリート打設中は、コンクリートポン
プのホッパ内にトラックミキサから絶えず生コンクリー
トを投入する必要があるが、この場合、トラックミキサ
のシュートを固定したまま生コンクリートをホッパ内に
投入すると、ホッパ内に投入された生コンクリートが平
担にならず、生コンクリートがホッパ内の投入地点に片
寄って盛り上がり、ホッパ内の他の場所の生コンクリー
ト量が少なくなり易い（この傾向は大径骨材や低スラン
プの生コンクリートを使用する場合に顕著に現われる）
。そして、この生コンクリートの片寄りを防ぐものとし
て、通常、第６図に示すように、ホッパ１内には、該ホ
ッパ１の両側壁に回転自在に支持された回転軸２と、こ
の回転軸２の外周左部及び右部に、それぞれ互いに螺旋
方向を逆に配置して取付けられた２組の攪拌羽根３，４
とからなる攪拌装置５が設置されているが、この攪拌装
置５を作動させると、ホッパ１内の生フンクリートは、
攪拌羽根３，４の旋回によってホッパ１の中心部に集ま
るため、どうしてもホッパ１内の両側部の化コンタリー
ト量が不足し易く、ホッパｌ内の生コンクリートが平担
になりにくい。

このように、従来のコンクリートポンプにあっては、ホ
ッパ１内の生コンクリート、特に大径骨材や低スランプ
の生コンクリートが、ホッパ１内の特定箇所に盛り上が
り、他の場所の生コンクリート量が少なくなるため、生
コンクリート圧送用のコンクリートシリンダがホッパ内
の生コンクリートを吸い込む際に、生コンクリートとと
もに空気を吸い込み易く、吸込効率の低下を招くという
問題がある。そこで、従来は、作業者が絶えずトラック
ミキサのシュートを左右に振って、ホッパ内に投入され
た生コンクリートを分散させるようにしているが、この
作業は大変手間がかかり面倒であるという問題がある。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、コンクリート供給装置からホッパ内に
供給される生コンクリートの投入操作が容易に行なえ、
省力化を図ることができると共に、ホッパ内に投入され
た生コンクリートが一箇所に片寄ることがなく、吸込効
率が改善され、生コンクリートの圧送性能を向上させる
さとができるコンクリートポンプを提供することにある
。

「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明は、ホッパに、コン
クリート供給装置の先端部を支持する支持機構を、一定
範囲内において移動自在に設け、かつ支持機構に、該支
持機構を往復移動させる駆動装置を設けたものである。

「作　用」 本発明のコンクリートポンプにあっては、ホッパ内に生
コンクリートを供給するコンクリート供給装置の先端部
を支持機構によって支持し、かつこの支持機構を駆動装
置によって往復移動させて、ホッパ内への生コンクリー
トの供給の場所的な片寄りを防止する。

説明する。

図中１０はコンクリートポンプ車１１の走行車体であり
、この走行車体１０の後部には、コンクリートポンプの
ホッパ１２が設置されている。そして、このホッパ１２
の後部の一側には、取付部材１３を介して、油圧モータ
１４が設置されており、この油圧モータ１４の回転軸に
装着したスプロケット１５と、上記ホッパ１２の後部の
他側に回転自在に設けたスプロケット１６とが、チェー
ン１７を介して連結されている。また、このチェーン１
７には、Ｙ字状の支持部材１８の下端が連結されている
。さらに、上記ホッパ１２の後部において、上記各スプ
ロケット１５，１６及びチェーン１７の上方位置には、
上記Ｙ字状の支持部材１８を支持し、左右方向に案内す
るガイド枠１９が固定されている。そして、上記油圧モ
ータ１４′　を正逆−転することにより、上記Ｙ字状の
支持部材１８が、該支持部材１８の二つに分岐した上端
部間にトラックミキサのシュート２０を支持した状態で
、上記ガイド枠１９とホッパ１２との間を左右に往復移
動するようになっている。また、上記ガイド枠１９の左
右端部には、それぞれ、上記支持部材１８が左端及び右
端に到達したことを検出する一対のリミットスイッチＬ
ｓ　、Ｌ２が設置されている。

上記油圧モータ１４の両端の吸、排油口には、第３図に
示すように、電磁切換弁２１を有する配管１４ａを介し
て油圧ポンプＰと油タンクＴが連結されている。また、
上記電磁切換弁２１の一対のソレノイドＳ１，８２は、
第４図に示すように、それぞれ電源Ｏ側と、リレーＲ２
のａ接点ｒ２２及びｂ接点ｒ２１を介して起動スイッチ
ＳＷとに接続されている。さらに、起動スイッチＳＷと
電源Ｏ側との間には、リレーＲ１及び上記第１リミツト
スイツチＬｌと、上記リレーＲ２、リレーＲ１（７）　
’ｂ　接点ｒ　１及び（第２リミツトスイツチＬ２、リ
レーＲ２のａ接点ｒ２３）とがそれぞれ接続されている
。上記各ソレノイドＳ１．Ｓ２は、それぞれ、上記支持
部材１８を左方及び右方に移動させるように、上記電磁
切換弁２１を切換えて第６図に示す油圧回路の油の流れ
を切換えるものである。

上記のように構成されたコンクリートポンプにおいて、
トラックミキサのシュート２０からホッパ１２の内部に
生コンクリートを投入する場合には、まず、ホッパ１２
の後部に設置されたＹ字状の支持部材１８の二つの分岐
した上端部間に上記シュー）２０の先端部を載置した後
、第４図に示す起動スイッチＳＷを閉じる。この場合、
各リミットスイッチＬｌ、Ｌ２がともに開いている状態
（支持部材１８がホッパ１２の両端部に位置していない
状態）にあるとすると、第４図において、リレーＲ２の
ｂ接点ｒ２１を介してソレノイド＆に電流が流れる。こ
れにより、第３図において、油圧モータ１４に一方向か
ら油が供給されて、油圧モータ１４が一方向に回転（正
転）する。この結果、第２図において、スプロケット１
５が時計回りに回転し、それに伴って、チェーン１７及
びスプロケット１６が時計回りに回転するから、該チェ
ーン１７の上側部に連結された支持部材１８が右方に移
動する。そして、上記支持部材１８がガイド枠１９に沿
ってホッパ１２の右端に達すると、該支持部材１８が第
２リミツトスイツチＬ２の作動子に接触し、第２リミツ
トスイツチＬ２が閉じるから、第４図において、リレー
Ｒ２、リレー　Ｒ１のｂ接点ｒ１、第２リミツトスイツ
チＬ２に電流が流れ、リレーＲ２が励磁される。従って
、リレーＲ２のａ接点ｒ　２２．　　ｒ　２３が閉じ、
ｂ接点ｒ２１が開くから、リレーＲ２が自己保持される
と共に、ソレノイドＳ２が消磁され、かつソレノイドＳ
１が励磁される。これにより、第３図において油圧モー
タ１４の回転方向が逆転するから、第２図において、ス
プロケツ）１５．１６及びチェーン１７がそれぞれ反時
計回りに回転し、チェーン１７に連結された支持部材１
８が左方に移動する。次いで、支持部材１８がホッパ１
２の左端に達すると、第１リミツトスイツチＬｌが閉じ
るから、第４図において、リレーＲ１に電流が流れ、リ
レーＲ１のｂ接点ｒ１が開き、リレーＲ２の自己保持が
解除される。この結果、ソレノイドＳｉが消磁され、ソ
レノイドＳ２が励磁されるから、支持部材１８は右方に
移動を開始する。

このようにして、支持部材１８は、各リミットスイッチ
Ｌｘ、Ｌｘで規制された一定範囲内において、往復移動
するから、これに伴って、支持部材１８の上端部に載置
されたトラックミキサのシュート２０が左右に首を振る
。これにより、トラックミキサから排出された生コンク
リートがシュート２０を介してコンクリートポンプ車１
１のホッパ１２の内部に投入される場合に、ホッパ１２
内の生フンクリート投入地点が左右に移動するから、生
コンクリートがホッパ１２内の特定の場所に片寄って盛
り上がることなく、ホッパ１２内に満遍なく供給される
。従って、従来のようにホッパ１２内に投入された生コ
ンクリートに片寄りが生じることによるコンクリートポ
ンプ１１の吸込効率の低下が発生することなく、円滑に
生コンクリートの圧送が行なわれる。

次に、第５図に基づいて本発明の第２実施例を説明する
。この第２実施例においては、上記第１実施例の各リミ
ットスイッチＬｌ　、Ｌ２の代わりに、交互に前進及び
後退を繰り返すダブルシリンダ形式の左右一対の生コン
クリート移送用コンクリートシリンダ内のピストンが各
々ストローク端に達したことを検出するリードスイッチ
Ｌ３．Ｌ４を用いたもので、第５図に示す電気回路部以
外の構成は、第１図ないし第６図に示す第１実施例と同
様なので（ただし、第２図に示す各リミットスイッチＬ
Ｘ　、Ｌ２は、本第２実施例においては設置されていな
い）、説明を省略する。

第５図において、主スィッチＳＷ１と’ＦｕＱｅ側との
間には、リレーＲ３及びポンプスイッチＳＷ２と、（リ
レーＲ４のａ接点ｒ４１、リレーＲ３のｂ接点ｒ３１）
及びリレーＲ４とが接続されている。また、上記主スィ
ッチＳＷＩには、一対のサイリスタ５ＣＲ１，５ＣＲ２
のアノードがそれぞれ接続されており、これらのサイリ
スタ５ＣＲ１゜５ＣＲ２のゲートには、それぞれ、イン
ダクタンスＬｅ、、Ｌｂと抵抗（ｒＩＬ、ｒｂ）、　　
（ｒｏ、ｒｄ）とコンデンサＣｔ　、ｃ２とからなるゲ
ート回Ｈ３ｏ。

３１が接続されている。そして、上記ゲート回路３０の
抵抗ｒｂと主スィッチＳＷＩの間には、上記リレーＲ４
のｂ接点ｒ４２及び上記リードスイッチＬ３が、かつゲ
ート回路３１の抵抗ｒＩＩＬと主スィッチＳＷｌの間に
は、上記リードスイッチ−がそれぞれ接続されている。

さらに、上記各サイリスタ５ＣＲ１，５ＣＲ２間には、
一対のコンデンサｃ３１　ｃ、が接続されており、かつ
各サイリスタＳ　ＣＲ１，Ｓ　ＣＲ２のカソードには、
それぞれ、一対のダイオードＤ、、Ｄ２のアノードが接
続されている。そして、上記ダイオードＤｌのカソード
と電源Ｏ側との間には、抵抗ｒ。と、ソレノイドＳ３及
びリレーＲ３のａ接点ｒ３２と、ソレノイドＳ５と、起
動スイッチＳＷ３及び上記ソレノイドＳ２とがそれぞれ
接続され、かつ、ダイオードＤ２のカソードと電源ｅ側
との間には、抵抗ｒｙと、ソ・駒、ノイドＳ４及びリレ
ーＲ３のａ接点ｒ３３と、ソレノイドＳ６と、起動スイ
ッチＳＷ４及び上記ソレノイドＳ１とがそれぞれ接続さ
れている。

上記各ソレノイドＳ３＋８４は、上記各リードスイッチ
Ｌｓ　、Ｌ４が一対のコンクリートシリンダのピストン
がストローク端に各々達したことを検出すると、交互に
該各コンクリートシリンダのピストンの前進及び後退を
切換える電磁切換弁に備えられたものであり、また、上
記各ソレノイドＳ５．Ｓ、は、上記各コンクリートシリ
ンダのピストンの前進及び後退に同期して、ホッパ１２
内の揺動管（一方のコンクリートシリンダとコンクリー
ト輸送管を接続し、かつ他方のコンクリートシリンダと
ホッパと接続し、あるいは、これらの逆に作動するよう
になっている生コンクリートの通路を切換えるためのバ
ルブ）の動作位置を切換える電磁切換弁に備えられたも
のである。さらにまた、上記各起動スイッチＳＷ３．ｓ
ｗ７ま連動して開閉する構成となっている。

上記のように構成された本発明の第２実施例において、
主スィッチＳＷ１を閉じると、リレー＆のｂ接点ｒ４２
を介してサイリスタＳ　ＣＲ１のゲート回路３０に電流
が流れ、サイリスタＳ（”Ｒ。

が導通した後、リレーＲ３のｂ接点ｒ３１を介してリレ
ーＲ４に電流が流れてリレーＲ４が自己保持される。次
いで、ポンプスイッチＳＷ２を閉じると、リレーＲ３が
励磁されるから、リレーＲ３゛　のａ接点ｒ　３２．　
　ｒ　３３が閉じる。これにより、サイリスタ５ＣＲ１
，ダイオードＤｔ　を介してソレノイドＳ３に電流が流
れるから、ソレノイドＳ３が励磁され、一方のコンクリ
ートシリンダのピストンが前進を開始し、他方のコンク
リートシリンダのピストンが後退を開始する。この時、
一方のコンクリートシリンダの先端には、ソレノイド＆
が励磁されていることにより、揺動管が接続されており
、かつ他方のコンクリートシリンダの先端は、ホッパ１
２の内部に開口しているから、ホッパ１２内の生コンク
リートは他方のコンクリートシリンダ内に吸い込まれ、
かつ一方のコンクリ−゛　　トシリンダ内の生コンクリ
ートが揺動管を介して輸送管内に圧送される。次いで、
他方のコンクリートシリンダのピストンがストローク端
（後退端）に達すると、上記リードスイッチＬ４が閉じ
ることにより、サイリスク５ＣＲｔの通電状態が停止し
、かつサイリスタ５ＣＲ２が導通する。この結果、各ソ
レノイドＳ　３　ｚ　Ｓ　５が消磁され、かつ各ソレノ
イドＳａ　、Ｓｓが励磁されるので、他方のコンクリー
トシリンダのピストンが前進し、かつ一方のコンクリー
トシリンダのピストンが後退すると共に、他方のコンク
リートシリンダの先端に揺動管が連結し、かつ一方のコ
ンクリートシリンダの先端がホッパ１２の内部に開口す
る。従って、一方のコンクリートシリンダ内にホッパ１
２内の生コンクリートが吸い込まれると共に、他方のコ
ンクリートシリンダ内の生コンクリートが揺動管を介し
て輸送管内に圧送される。

このようにして、左右一対のコンクリートシリンダのピ
ストンが交互に繰り返し前履進すると共に、これに同期
して、ホッパ１２内の揺動管が左右に揺動を繰り返すこ
とにより、コンクリートポンプによる生コンクリートの
圧送が行なわれる。

この状態において、上記各起動スイッチＳＷ３゜ＳＷ４
　を投入すると、各サイリスタＳＣ’ＲＩ。

５ＣＲ２が交互に導通するのに基づき、各ソレノイド（
Ｓ３　、　Ｓｓ　）、（８４、Ｓｇ　）の励磁と同期し
て、各ソレノイド８２　、Ｓｔが交互に励磁される。従
って、上述した第１実施例の場合と同様に油圧モータ１
４が正逆回転して支持部材１８が左右に移動し、トラッ
クミキサのシュート２０が首を振る。

なお、上記各実施例においては、油圧モータ１４を用い
て説明したが、油圧シリンダを用いる構成でもよく、ま
た電動モータを用いてもよい。さらに、上記実施例にあ
っては、揺動管形バルブを有するコンクリートポンプに
ついて説明したが、この形式のコンクリートポンプに限
らず、例えば、ゲート弁式バルブを有するものでよい。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明は、ホッパに、コンクリー
ト供給装置の先端部を支持する支持機構を、一定範囲内
において移動自在に設け、かつ支持機構に、該支持機構
を往復移動させる駆動装置を設けたものであるから、コ
ンクリート供給装置の先端部を支持機構によって支持し
、かつこの支持機構を、駆動装置によって往復移動させ
ることにより、コンクリート供給装置からホッパ内に生
コンクリートを容易にかつ円滑に投入することができ、
省力化を図ることができると共に、ホッパ内に投入され
た生コンクリートが一箇所に片寄ることなく、吸込効率
が改善されて、生コンクリートの圧送性能を向上させる
ことができるという優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示すもので
、第１図は側面図、第２図は第１図は■−Ｍ＠矢視図、
第３図は油圧回路図、第４図は電気回路図、第５図は本
発明の第２実施例を示す電気回路図、第６図は従来のコ
ンクリートポンプの断面図である。 １１・・・・・・コンクリートポンプ車、１２・旧・・
ホッパ、１４・・・・・・油圧モータ、１５・・・・・
・スプロケット、１６・・・・・・スブ！ケット、１７
・・・・・・チェーン、１８・・・・・・支持部材、１
９・・・・・・ガイド枠、２０・・・・・・シュート。 。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンクリート供給装置からホツパ内に投入された生コン
   クリートを圧送するコンクリートポンプにおいて、上記
   ホツパに、上記コンクリート供給装置の先端部を支持す
   る支持機構が、一定範囲内において移動自在に設けられ
   、かつ上記支持機構に、該支持機構を往復移動させる駆
   動装置が設けられたことを特徴とするコンクリートポン
   プ。