JPS62194815A - 加熱器の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はジャー炊飯器等の加熱器の制御装置に関し、特
に電子部品の誤動作や使用環境（多湿状態）によりヒー
タが過熱した場合の制御に関するものである。

〈従来技術〉 従来のマイクロコンピュータ（以下マイフンという）搭
載型のジャー炊飯器ではそのヒータ１の過熱制御はリレ
ーによって行なっている。しかし、電子部品が誤動作し
たり、使用環境（湿度が高い環境等）によりリレーの制
御ができな（なった場合、例えば正規のマイコンの炊飯
リレー駆動用出力端がＯＮ状態でラッチした場合や、リ
レー駆動用トランジスタが破壊または結露等によってＯ
Ｎ状態となり、リレーをマイコンから制御できなくなっ
た場合は、ヒータが連続加熱され、ごくまれに発煙、発
火という危険な状態になった。

すなわち、炊飯ヒータの連続通電には次のようなものが
ある。

（イ）マイフンからのコントロールによるもの。

（ロ）マイコンの炊飯リレー制御出力端がラッチ状態に
なった場合。

（ハ）リレー用駆動回路の破壊によるもの。

（ニ）トランジスタ等に水滴などが付着することにより
上記（ロ）の状態やリレー用駆動回路がＯＮ状態になる
場合。

上記要因（イ）は正常なコントロール状態であるが、（
ロ）〜（ニ）については、マイコンの部分的破壊または
回路上（マイフン外部）の支障によるもので、マイコン
の炊飯リレー制御用出力端をリセットしても連続通電状
態を解除することはできない。

つまり温度コントロールが効かず、温度ヒユーズが切れ
るまで連続加熱となる。

〈　　目　　的　　〉 本発明は、上記に鑑み、通常の制御が行なえなくなった
場合でも連続加熱を防止し得る加熱器の制御装置の提供
を目的としている。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明すると、本発明に係る加熱器の制御装置は、加熱
手段としての電気ヒータ１を通電制御するリレー２と、
該リレー２を駆動する駆動回路３と、該駆動回路３に制
御信号を出方する制御回路４とを具え、前記リレー２の
フィル電圧を測定する電圧測定回路５と、該電圧測定回
路５の出力値が一定値を越えたときに前記リレー２への
電源回路ＶＡを短絡してリレー２をＯＦＦする誤動作防
止回路６とが設けられ、該誤動作防止回路６に大電流が
流れたときに遮断する温度ヒユーズ７が設けられたもの
である。

第１図は加熱器の電気回路図を示し、前記制御回路４は
、一般的なワンチップマイクロコンピュータで、内部・
にプログラムＲＯＭ、データＲＡＭおよびＡＬＵ等を有
し、基準クロック発振器により駆動されるもので、前記
駆動回路３を駆動するための出力端子４ａを有するもの
である。

前記駆動回路３は、第一トランジスタ１１を具え、該第
−トランジスタ１１のベース側が抵抗Ｒ５を介して前記
制御回路４の出力端子４ａに接続され、そのコレクタ側
が前記温度ヒユーズ７を介して前記リレー２のリレーコ
イル２ａに接続され、エミッタ側は電源回路ＶＡのプラ
ス側に接続される。

また、リレーフィル２ａと並列にリレーコイル電圧保持
用コンデンサＣ１が接続される。そして、前記電圧測定
回路５は、前記リレーフィル２ａの両端間に介装された
ツェナーダイオードＺＤＩおよび抵抗Ｒ３がら成り、ツ
ェナーダイオードＺＤ１と抵抗Ｒ３との分圧値を抵抗Ｒ
２を介して誤動作防止回路６に出力するよう構成される
。

前記誤動作防止回路６は、第二トランジスタ１２と前記
温度ヒユーズ７とから成り、該第二トランジスタ１２の
ベース側に前記電圧測定回路５のツェナーダイオードＺ
ＤＩと抵抗Ｒ３との分圧値が入力される。また、第二ト
ランジスタ１２のコレクタ側が温度ヒユーズ７に接続さ
れ、エミッタ側が電源回路ＶＡの回路基準電位Ｖｓｓに
接続されている。

前記制御回路４は、通常加熱時に第一トランジスタ１１
にＯＮ信号を出方し、温度センサー等の入力信号により
一定値に到達したときに第一トランジスタ１１に○ＦＦ
信号を出力する機能をも有せしめられている。

また前記リレー２は、リレーフィル２ａおよびリレー接
点２ｂから成り、リレー接点２ｂに前記炊飯用ヒータ１
が直列に接続されている。

なお、図中Ｒ１，Ｒ４は抵抗、Ｄｌは保護ダイオード、
ＳＷｌは制御回路内のスイッチである。

次に制御装置の制御プログラムを第２，３図のタイムチ
ャートに基づいて説明すると、まず、制御回路４は設定
温度ＴＳを決定して図示しない温度センサー（サーミス
タ）からの温度信号を入力し、両者を比較して加熱制御
を行う。例えば、測定温度ＴＥが設定温度ＴＳよりも高
い場合はリレー２をＯＦＦする信号を出力端子４ａから
出力し、駆動回路３の第一トランジスタ１１をＯＦＦし
てリレーコイル２ａを消磁してリレー接点２ａをＯＦＦ
し、ヒータ１をＯＦＦとする。

また測定温度ＴＥが設定温度ＴＳよりも低い場合は出力
端子４ａがら第一トランジスタ１１をＯＮする信号を出
力し、リレー２をＯＮしてヒータ１をＯＮとする。

通常リレー２をＯＮさせる時はマイコンのｆｉｌｌ　Ｉ
によりスイッチＳＷ１を一定周期で０Ｎ−ＯＦＦを繰り
返すことにより、リレーコイル２ａにツェナーダイオー
ドＺＤＩのツェナー電圧ＶＺＤ１以下でリレー２をＯＦ
Ｆさせないために必要な接点保持電圧ＶＯＦＦ以上の電
圧を常に印加している。

このように第一トランジスタ１１は通常一定周期で０Ｎ
−ＯＦＦを繰り返すが、制御回路４の出力端子４ａがＯ
Ｎ状態でラッチされたりすると（第２図のＡ点）、ＯＮ
時間が長くなり、コンデンサＣ１の電位（リレー・フィ
ル電圧）は徐々に上昇する。この電圧が一定値を越える
と、すなわちツェナーグイオー）’ＺＤＩのツェナー電
圧ＶＺＤＩより高くなると、ツェナーダイオードＺＤＩ
を経由して誤動作防止回路６のトランジスタ１２のベー
スに電流が流れ始める。このため、第二トランジスタ１
２がＯＮＬ、第１図に示すＸ点と電源回路ＶＡのマイナ
ス側■ＳＳを短絡するため、結果的に電源回路ＶＡのプ
ラス側ＶＡとマイナス側ｖＳＳを短絡することになり、
ヒユー７：７には大電流が流れる。ヒユーズ７が熔断す
るとリレーコイル２ａには電流が流れなくなり、リレー
２はＯＦＦする。

第３図は誤動作防止回路６の第二トランジスタ１２の破
壊および、結露した場合にリレー２がＯＦＦする場合で
ある。駆動回路３の第一トランジスタ１１が０ＮＩ−て
いる状態において、第二トランジスタＴｒ２のエミッタ
ーフレフタ間が短絡すると、第１図のＸ点と回路基準電
位■ＳＳを短絡するため、結果的に電源回路のプラス側
ＶＡとマイナス側■ＳＳとを短絡することになり、ヒユ
ーズ７には大電流が流れる。ヒユーズ７が熔断するとリ
レーコイル２ａには電流が流れなくなり、リレーはＯＦ
Ｆする。

このように、制御回路４の実行状態の異常、制御回路４
の出力端子４ａがリレー駆動状態でラッチされた場合、
リレー駆動回路３がリレー駆動状態でラッチされた場合
、リレー駆動回路３のトランジスタ１１が結露や破壊に
よりエミッタとフレフタが短絡状態になった場合などの
ように、制御回路４からの制御ではリレーをＯＦＦする
ことができなくなった場合でも、温度ヒユーズ７を切断
することによって、リレー２をＯＦＦ状態にし、炊飯器
を危険な状態から守ることができる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。たとえば、加熱器は上記
実施例のごときジャー炊飯器に限るものではなく電子レ
ンツ、電磁調理器等であってもよい。この場合、加熱手
段は、上記実施例のヒータに代わり、マグネトロン、加
熱コイルからそれぞれ構成することになる。

く効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明は、加熱手段を通
電制御するリレーと、該リレーを駆動する駆動回路と、
該駆動回路に制御信号を出力する制御回路とを具え、前
記リレーのフィル電圧を測定する電圧測定回路と、該電
圧測定回路の出力値が一定値を越えたときに前記リレー
への電源回路を短絡してリレーをＯＦＦする誤動作防止
回路とが設けられ、該誤動作防止回路に大電流が流れた
と外に遮断する温度ヒユーズが設けられたことを特徴と
する加熱器の制御装置に関するものである。

したがって、本発明によると、電子部品が誤動作したり
、使用環境（湿度が高い環境等）によりリレーの制御が
できなくなった場合、例えば正規のマイコンの炊飯リレ
ー駆動用出力端がＯＮ状態でラッチした場合や、リレー
駆動用トランジスタが破壊または結露等によってＯＮ状
態となり、リレーをマイコンから制御できなくなった場
合でも、誤動作防止回路によりリレーをＯＦＦすること
ができ、さらに誤動作防止回路の電子部品が誤動作して
も温度ヒユーズによりリレーをＯＦＦするので、ユーザ
ーに不安を与えることを解消できるといった優れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す加熱器の電気回路図、
第２図は同リレーを制御回路から制御できなくなった場
合の制御タイムチャート、第３図は該動作防止回路のト
ランジスタが結露した場合のタイムチャートである。 ■Ａ：電源回路、１：ヒータ、２：リレー、３：駆動回
路、４：制御回路、５：電圧測定回路、６：誤動作防止
回路、１１：第一トランジスタ、１２：第二トランジス
タ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱手段を通電制御するリレーと、該リレーを駆動する
   駆動回路と、該駆動回路に制御信号を出力する制御回路
   とを具え、前記リレーのコイル電圧を測定する電圧測定
   回路と、該電圧測定回路の出力値が一定値を越えたとき
   に前記リレーへの電源回路を短絡してリレーをＯＦＦす
   る誤動作防止回路とが設けられ、該誤動作防止回路に大
   電流が流れたときに遮断する温度ヒューズが設けられた
   ことを特徴とする加熱器の制御装置。