JPH03286925A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH03286925A
JPH03286925A JP2114909A JP11490990A JPH03286925A JP H03286925 A JPH03286925 A JP H03286925A JP 2114909 A JP2114909 A JP 2114909A JP 11490990 A JP11490990 A JP 11490990A JP H03286925 A JPH03286925 A JP H03286925A
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heating
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臣光 野田
Hisao Kano
狩野 久雄
Nobusuke Satou
伸祐 佐藤
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/08Arrangement or mounting of control or safety devices

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、レンジ加熱による調理を自動的に行い得るよ
うにした加熱調理器に関する。
(従来の技術) 従来、この種の加熱調理器は、レンジ加熱中の食品から
発散する水分(蒸気)を湿度センサにより検知したり、
或はアルコール分等のガス成分をガスセンサにより検知
し、その検知結果に基づいてマイクロコンピュータがマ
グネトロンの動作(特に加熱終了時期)を制御するよう
になっていた。
また、最近では、特開昭61−269890号公報に示
されるように、調理中の食品の沸騰時の音波をマイクロ
ホンで検知して、マグネトロンの動作を制御する構成の
ものが実用化されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、湿度センサを用いた構成のものでは、食品か
ら発生した油煙中の油分等が湿度センサの表面に付着し
て、その表面が汚れると、その汚れの影響を受けて湿度
センサの感度が低下し易く、動作の信頼性が低いという
欠点がある。この欠点を解消するため、湿度センサを定
期的にヒータにより加熱して、湿度センサの汚れを定期
的に取り除くようにしたものもあるが、これでは、回路
構成が複雑化してコスト高になってしまう。
また、ガスセンサを用いた構成のものでは、ガスセンサ
を常時300℃程度の高温に保たないと機能しないため
、やはり、回路構成が複雑化してコスト高になってしま
う。
一方、調理中の食品の沸騰時の音波をマイクロホンで検
知する構成のものでは、モータの振動や外部の騒音等の
ノイズの影響を受は易く、動作の信頼性が低いという欠
点がある。
本発明はこの様な事情を考慮してなされたもので、従っ
てその目的は、動作の信頼性を向上できると共に、構成
を簡単化してコスト安になし得る加熱調理器を提供する
ことにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明の加熱調理器は、加熱調理室内に収容した食品を
レンジ加熱するマグネトロンを備えたものにおいて、レ
ンジ加熱中の食品から発散する熱気の含まれた空気の温
度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段により
検知した温度のゆらぎに基づいて前記マグネトロンの動
作を制御する制御手段とを設けたものである。
この場合、加熱調理室内に収容した食品を加熱するヒー
タを付設し、このヒータによる加熱中は、温度検知手段
が前記食品から発散する熱気の含まれた空気の温度を検
知し、その検知温度に基づいて制御手段が前記ヒータの
通断電を制御するように構成しても良い。
また、加熱調理室内に送風する冷却ファンを設け、加熱
調理終了後、温度検知手段による検知温度が所定値以下
になるまで前記冷却ファンを動作させるように構成して
も良い。
更に、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温度が
所定値以上のときには、マグネトロンの動作が開始され
ないように構成しても良い。
(作用) レンジ加熱中は、食品から発散する熱気の含まれた空気
の温度が温度検知手段により検知されるが、食品から発
散する熱気は、調理の進行(食品の温度上昇)と共に多
くなり、その後、食品が十分に高温になると、食品から
蒸気等の熱気が多量に発生し始めて、温度検知手段の周
囲の熱気のゆらぎが大きくなり、温度検知手段から出力
される検知温度のゆらぎも大きくなる。この様な温度の
ゆらぎを検知して、制御手段がマグネトロンの動作を制
御して自動調理を行うものである。この場合、温度検知
手段としては、従来より安価で信頼性の高いサーミスタ
等の温度センサを使用すれば良いので、信頼性向上と低
コスト化が可能である。
また、ヒータを付設し、このヒータの動作も、温度検知
手段による検知温度に基づいて制御するように構成すれ
ば、1つの温度検知手段をレンジ加熱制御用とヒータ加
熱制御用とに兼用できて、ヒータ加熱調理にも、温度検
知手段を有効利用できる。
ところで、加熱調理終了直後は、加熱調理室内の温度が
高くなっているので、その状態でレンジ加熱を開始した
としても温度検知手段の周囲温度のゆらぎの振幅が小さ
くなって温度のゆらぎの検出が困難であり、自動調理が
失敗に終わるおそれがある。
それ故に、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温
度が所定値以下になるまで冷却ファンを動作させる構成
とすれば、加熱調理室内の温度を強制冷却により速やか
に低下させることができて、加熱調理終了直後の高温状
態時期(温度のゆらぎの検出が困難な時期)を短縮する
ことができ、加熱調理終了後に素早く自動調理可能な状
態に復帰させることができる。
この場合、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温
度が所定値以上のときには、マグネトロンの動作が開始
されないように構成すれば、たとえ、使用者が加熱調理
終了直後の温度のゆらぎの検出が困難な時期(高温状態
時期)に調理開始操作を行ったとしても、実際にその時
期にレンジ加熱が開始されてしまうことを未然に回避で
きて、自動調理の失敗を確実に防止できる。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図乃至第5図に基づい
て説明する。
加熱調理室1の底部には回転皿2が設けられ、この回転
皿2上に食品3が載置される。そして、加熱調理室1の
上部には、導波管4を介してマグネトロン5が設けられ
、このマグネトロン5で発生された高周波を食品3に照
射することにより、この食品3をレンジ加熱する。
一方、加熱調理室1の側面上部には排気ダクト1aが設
けられ、この排気ダクト1a内に温度検知手段たる負温
度特性のサーミスタ6が設けられている。そして、レン
ジ加熱中は、マグネトロン5冷却用の冷却ファン(図示
せず)により加熱調理室1内に風を送って加熱調理室1
内の空気を排気ダクト1aを通して排出し、加熱調理室
1内を換気する。
而して、サーミスタ6の出力信号は交流増幅回路7に入
力され、この交流増幅回路7においてサーミスタ6の検
出温度のゆらぎ成分のみが増幅される。この交流増幅回
路7は、第2図に示すような回路構成になっている。即
ち、分圧抵抗8とサーミスタ6との直列回路を直流電源
端子(+V)とグラウンド端子との間に接続し、分圧抵
抗8とサーミスタ6との共通接続点9から出力される検
知温度信号Vtが低周波成分阻止回路10に入力される
。この低周波成分阻止回路10は、その入出力間に2つ
のコンデンサ11.12を直列に接続し、両コンデンサ
11.12間を抵抗13を介してグラウンド端子に接続
して構成されている。
従って、この低周波成分阻止回路10は、人力される検
知温度信号Vtにゆらぎ成分(交流成分)が含まれてい
ないとき(直流成分のみのとき)には、その信号Vtの
通過を両コンデンサ11.12によって阻止し、一方、
その信号Vtにゆらぎ(交流成分)が生じたときに、そ
の信号Vtの通過を許容するようになっている。そして
、この低周波成分阻止回路10から出力される信号Vt
Oは、オペアンプ14の反転入力端子(−)に入力され
て、増幅される。尚、このオペアンプ14の出力端子と
反転入力端子(−)との間には帰還抵抗15が接続され
、一方、オペアンプ14の非反転入力端子(+)側はグ
ラウンド端子に接続されている。
以上の様に構成した交流増幅回路7のオペアンプ14の
出力端子は、比較回路16を構成するコンパレータ17
の反転入力端子(−)に接続されている。このコンパレ
ータ17の非反転入力端子(+)には、2つの抵抗18
.19で分圧された基準電圧V refが入力される。
一方、比較回路16の出力端子であるコンパレータ17
の出力端子は、制御回路20(第1図参照)に接続され
、この制御回路20によりマグネトロン5の動作を後述
するように制御する。この場合、交流増幅回路7と比較
回路16及び制御回路20から制御手段21が構成され
ている。
次に、上記構成の作用について説明する。加熱調理室1
内に食品3を収容して、レンジ加熱調理を開始すると、
マグネトロン5が発振動作して高周波を発生し、この高
周波が食品3に照射されて食品3がレンジ加熱される。
このレンジ加熱中は、冷却ファン(図示せず)により加
熱調理室1内に風を送って加熱調理室1内の空気を排気
ダクト1aを通して排出すると共に、その排気の温度を
サーミスタ6により検知する。そして、調理の進行に伴
って、食品3の温度が徐々に上昇して、その食品3から
熱気が徐々に発散し、その熱気がji1図に矢印Aで示
すように流れて排気に含まれることによって、排気の温
度(サーミスタ6の周囲温度)が第3図に示すように緩
やかに上昇する。この温度上昇に伴って、サーミスタ6
から低周波成分阻止回路10へ出力される検知温度信号
Vtは、電圧レベルが徐々に低下すること1こなるが、
その信号Vtの変化は緩やかであり、その信号Vtにゆ
らぎ成分(交流成分)がほとんど含まれないので、その
信号Vtは低周波成分阻止回路10を通過し得ず、従っ
て、オペアンプ14の出力(交流増幅回路7の出力)は
ほぼOvを維持する(第4図参照)。その後、食品3の
温度が十分に高温(100℃程度若しくはそれに近い温
度)に上昇すると、食品3から蒸気等の熱気が多量に発
生し始めて、その熱気が排気風で煽られることにより、
サーミスタ6の周囲温度にゆらぎを生じるようになる。
この様な状態になると、サーミスタ6から出力される検
知温度信号Vtがゆらぎ成分(交流成分)を含むように
なるため、検知温度信号Vtが低周波成分阻止回路10
を通過して、オペアンプ14により増幅され、このオペ
アンプ14から第4図に示すように比較的大きな振幅の
ゆらぎ信号Vsが出力される。このゆらぎ信号Vsは、
比較回路16のコンパレータ17において、基準電圧V
 rerと比較され、この基準電圧V ref’を越え
たときに、コンパレータ17から制御回路2oにハイレ
ベル信号Vh (第5図参照)が出力される。
そして、この制御回路20では、コンパレータ17から
出力されるハイレベル信号Vhのパルス幅が調定時間幅
Tv以上であるか否かが判断され、Tv以上巳なければ
、その信号vhは電気的ノイズとして無視して、レンジ
加熱を続行する。これにより、信頼性の高い制御が可能
となる。そして、上記ハイレベル信号vhのパルス幅が
Tv以上巳なった時点で、マグネトロン5の動作を停止
してレンジ加熱を終了する。
上記第1実施例によれば、レンジ加熱中の食品3が十分
に高温になると、その食品3から発散する熱気の含まれ
た空気の温度がゆらぎ始めるという点に着目し、レンジ
加熱中の食品3から発散する熱気の含まれた空気の温度
を検知する温度検知手段としてサーミスタ6を設け、こ
のサーミスタ6により検知した温度のゆらぎに基づいて
マグネトロン5の動作を制御するようにしたので、従来
のような湿度センサ、ガスセンサ、マイクロホンを用い
ずに、温度検知手段(サーミスタ6)によりレンジ加熱
調理の自動化を図り得る。この場合、温度検知手段とし
ては、従来より安価で信頼性の高いサーミスタ6等の温
度センサを使用すれば良いので、回路構成を簡単化でき
て、低コスト化を図り得ると共に、経年変化が少なく、
且つ外部騒音による誤動作のおそれのない、信頼性の高
い自動調理を行い得る。
尚、上記第1実施例では、コンパレータ17から出力さ
れるハイレベル信号vhのパルス幅が調定時間幅Tw以
上になった時点で、直ちにマグネトロン5の動作を停止
するようにしたが、制御態様はこれに限定されるもので
はなく、例えば上記ハイレベル信号vhのパルス幅が調
定時間幅T1以上になった時点から、所定時間の追い加
熱を実行し、その後にマグネトロン5の動作を停止させ
るようにしても良く、また、この追い加熱時にマグネト
ロン5の出力を低下させるようにしても良い。
一方、第6図は本発明の第2実施例を示したもので、こ
の第2実施例では、サーミスタ6の共通接続点り(第2
図参照)から出力される検知温度信号Vtは、低周波成
分阻止回路1oと共に制御回路20にも人力され、加熱
調理終了後は、この検知温度信号Vtが所定値(例えば
25℃に相当する値)になるまで、制御回路2oが冷却
ファン35を動作させると共に、マグネトロン5の動作
開始を阻止する。尚、冷却ファン35は、マグネトロン
5に対向するように配置されてこれを冷却すると共に、
その冷却風を加熱調理室1の側面の送風口(図示せず)
から加熱調理室1内に送風して加熱調理室1内を換気し
、その排気を排気ダクト1aを通して排出する。
ところで、加熱調理終了直後は、加熱調理室1内や排気
ダクトla内の温度が高くなっているので、その状態で
レンジ加熱を開始したとしてもサーミスタ6の周囲温度
のゆらぎの振幅が小さくなって温度のゆらぎの検出が困
難であり、自動調理が失敗に終わるおそれがある。
この点、上記第2実施例では、制御回路20が、加熱調
理終了後の排気ダクトla内の温度をサーミスタ6から
出力される検知温度信号Vtにより検知し、その検知温
度が所定値(例えば25℃)以上であれば、調理を開始
しても温度のゆらぎの検出が困難であるので、検知温度
が所定値になるまで、冷却ファン35を動作させて、加
熱調理室1内と排気ダクトla内を強制冷却する。これ
により、加熱調理室1内と排気ダクト1a内の温度を所
定値以下に速やかに低下させることができて、加熱調理
終了直後の高温状態時期(温度のゆらぎの検出が困難な
時期)を短縮することができ、加熱調理終了後に素早く
自動調理可能な状態に復帰させることができる。
しかも、加熱調理終了後、サーミスタ6による検知温度
が所定値以上のときには、マグネトロン5の動作が開始
されないように構成しているので、たとえ、使用者が加
熱調理終了直後の温度のゆらぎの検出が困難な時期(高
温状態時期)に調理スタートスイッチ(図示せず)を操
作したとしても、実際にその時期にレンジ加熱が開始さ
れてしまうことを未然に回避できて、自動調理の失敗を
確実に防止できる。
尚、サーミスタ6による検知温度が所定値以上でレンジ
加熱が開始できないときには、制御回路20がその旨を
表示等によって使用者に報知するようにしても良い。
一方、第7図は本発明の第3実施例を示したもので、こ
の第3実施例では、温度検知手段たるサーミスタ6と3
つの抵抗22,23.24とによりブリッジ回路25を
構成し、このブリッジ回路25に直流電源電圧(+V)
を印加する。この場合、サーミスタ6の室温状態での抵
抗値R1と他の3つの抵抗22,23.24の抵抗値R
2゜R1,R,との関係を次のように設定している。
R1・R4−R2・R1 そして、ブリッジ回路25の再出力端子26゜27間の
電位差が差動増幅回路28で検知され、この差動増幅回
路28の出力信号が検知温度信号Vtとして交流増幅回
路7に人力される。これ以外の構成は、第1実施例と同
じである。
斯かる第3実施例では、サーミスタ6を用いてブリッジ
回路25を構成することにより、直流電源電圧(十v)
の変動分を相殺することができて、直流電源電圧(十v
)の変動による温度検知精度の低下を防止できる利点が
ある。
この場合、ブリッジ回路25を構成する1つの抵抗23
を、温度検知手段たるサーミスタ6と同一のサーミスタ
29で構成し、このサーミスタ29を、第8図に示す本
発明の第4実施例のように、排気温度の影響を受けない
部分(例えば排気ダクト1aの外側)に配置する構成と
しても良い。
この第4実施例によれば、気温が大きく変動しても、両
サーミスタ6.29の抵抗値が同じように変動して、気
温の変動分を相殺できるので、気温の変動による温度検
知精度の低下も防止できる利点がある。
一方、第9図乃至第11図は本発明の第5実施例を示し
たもので、この第5実施例では、前述した第1実施例に
おいて、加熱調理室1の上面部にオーブン用のヒータ3
0を付設し、このヒータ30の通断電を温度検知手段た
るサーミスタ6の検知温度に基づいて、制御手段21が
制御するようになっている。この場合、サーミスタ6は
加熱調理室1内に臨むように配設され、第10図に示す
ように、このサーミスタ6から出力される検知温度信号
Vtは、低周波成分阻止回路10と共に制御回路20に
も人力され、この検知温度信号Vtに基づいて制御回路
20がヒータ30の通断電を制御する。即ち、ヒータ3
0に通電してオーブン調理を行う場合には、加熱調理室
1内の温度が上昇すると、サーミスタ6から出力される
検知温度信号Vtの電圧レベルが低下する(第11図参
照)。従って、検知温度信号Vtの電圧レベルが設定レ
ベル以下に低下したとき(即ち加熱調理室1内の温度が
設定温度以上に上昇したとき)、制御回路20はヒータ
30を断電し、その後、加熱調理室1内の温度が低下し
て、検知温度信号Vtの電圧レベルが設定レベル以上に
なったときに、ヒータ30に再通電するという動作を繰
り返すこと1こまって、加熱調理室1内の温度を設定温
度付近に保ってオーブン調理を実行する。
尚、オーブン調理終了直後に、直ちにレンジ加熱を開始
しても、加熱調理室1内の温度が高すぎて、サーミスタ
6の温度検知による制御を行えないので、この様な場合
には、前述した第2実施例と同じく、サーミスタ6によ
る検知温度が所定値以下になるまで、冷却ファン(図示
せず)を動作させると共にレンジ加熱の開始を阻止し、
且つその旨を表示等によって使用者に報知する。
斯かる第5実施例によれば、オーブン調理時にも、サー
ミスタ6の検知温度に基づいてヒータ30の通断電を制
御できるので、1つのサーミスタ6をレンジ加熱制御用
とオーブン加熱制御用とに兼用できて、サーミスタ6を
有効利用できる。
この様なヒータ30付きの電子レンジにおいても、第1
2図に示す本発明の第6実施例のように、前述した第3
実施例や第4実施例と同じく、サーミスタ6を含むブリ
ッジ回路25を構成し、直流電源電圧(+V)の変動分
や気温の変動分を相殺できるようにしても良い。この場
合、ブリッジ回路25の両出力端子26.27間の電位
差が差動増幅回路28で検知され、この差動増幅回路2
8の出力信号が検知温度信号Vtとして交流増幅回路7
に入力されると共に、この検知温度信号Vtが制御回路
20にも人力され、この検知温度信号Vtに基づいて制
御回路20がヒータ30の通断電を制御することになる
尚、上記第5及び第6の両実施例では、オーブン加熱用
のヒータ30の通断電をサーミスタ6の検知温度に基づ
いて制御するようにしたが、グリル加熱用のヒータの通
断電を制御するようにしても良い。
また、温度検知手段としては、サーミスタ6に限定され
るものではなく、例えば、第13図乃至第15図に示す
本発明の第7実施例のように、サーミスタ6に代えて、
シリコンダイオード31を設け、このシリコンダイオー
ド31の順方向電圧降下の温度依存性を利用して、温度
検知するようにしでも良い。即ち、このシリコンダイオ
ード31の順方向電圧Vfは、第14図に示すように、
温度上昇に伴って直線的に降下する特性がある。
この様なシリコンダイオード31を用いる利点としては
、第15図に示すように、直流電源電圧(+V)の変動
によりシリコンダイオード31に流れる電流が変動した
としても、その電流変化幅ΔIに対して順方向電圧降下
の変化幅ΔVは極めて小さいので、前述のようなブリッ
ジ回路を構成せずとも、直流電源電圧(+V)の変動の
影響を少なくできる利点がある。
その他、本発明は、温度検知手段として、例えばトラン
ジスタ温度センサを用いても良い等、種々の変形が可能
である。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、レンジ加熱中
の食品から発散する熱気の含まれた空気の温度を検知す
る温度検知手段を設け、この温度検知手段により検知し
た温度のゆらぎに基づいてマグネトロンの動作を制御す
るようにしたので、従来の湿度センサ、ガスセンサ、マ
イクロホンを用いたものの欠点をことごとく解消できて
、動作の信頼性を向上できると共に、構成を簡単化して
コスト安になし得る。
この場合、ヒータを付設し、このヒータの動作も、温度
検知手段による検知温度に基づいて制御するように構成
すれば、1つの温度検知手段をレンジ加熱制御用とヒー
タ加熱制御用とに兼用できて、ヒータ加熱調理にも温度
検知手段を有効利用できる利点がある。
また、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温度が
所定値以下になるまで冷却ファンを動作させる構成とす
れば、加熱調理室内の温度を強制冷却により速やかに低
下させることができて、加熱調理終了直後の高温状態時
期(温度のゆらぎの検出が困難な時期)を短縮すること
ができ、加熱調理終了後に素早く自動調理可能な状態に
復帰させることができる。
更に、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温度が
所定値以上のときには、マグネトロンの動作が開始され
ないように構成すれば、たとえ、使用者が加熱調理終了
直後の温度のゆらぎの検出が困難な時期(高温状態時期
)に調理開始操作を行ったとしても、実際にその時期に
レンジ加熱が開始されてしまうことを未然に回避できて
、自動調理の失敗を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1実施例を示したもので
、第1図は全体の概略的構成図、第2図は要部の電気回
路図、第3図はレンジ加熱開始後のサーミスタの周囲温
度の経時的変化を示す図、第4図は交流増幅回路のオペ
アンプの出力波形図、第5図は比較回路のコンパレータ
の出力波形図である。そして、第6図は本発明の第2実
施例を示す第1図相当図、第7図は本発明の第3実施例
を示す温度検知回路の電気回路図、第8図は本発明の第
4実施例を示す第1図相当図である。そして、第9図乃
至第11図は本発明の第5実施例を示したもので、第9
図は第1図相当図、第10図は第2図相当図、第11図
は加熱調理室内の温度とサーミスタの出力電圧との関係
を示す図である。更に、第12図は本発明の第6実施例
を示す第7図相当図、第13図乃至第15図は本発明の
第7実施例を示したもので、第13図は温度検知回路の
電気回路図、第14図はシリコンダイオードの順方向電
圧と温度との関係を示す図、第15図はシリコンダイオ
ードの順方向電電圧降下と電流との関係を示す図である
。 図面中、1は加熱調理室、1aは排気ダクト、3は食品
、5はマグネトロン、6はサーミスタ(温度検知手段)
、7は交流増幅回路、10は低周波成分阻止回路、16
は比較回路、20は制御回路、21は制御手段、25は
ブリッジ回路、28は差動増幅回路、29はサーミスタ
、30はヒータ、31はシリコンダイオード(温度検知
手段)35は冷却ファンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱調理室内に収容した食品をレンジ加熱するマグ
    ネトロンを備えた加熱調理器において、レンジ加熱中の
    食品から発散する熱気の含まれた空気の温度を検知する
    温度検知手段と、この温度検知手段により検知した温度
    のゆらぎに基づいて前記マグネトロンの動作を制御する
    制御手段とを具備して成る加熱調理器。 2、加熱調理室内に収容した食品を加熱するヒータを付
    設し、このヒータによる加熱中は、温度検知手段が前記
    食品から発散する熱気の含まれた空気の温度を検知し、
    その検知温度に基づいて制御手段が前記ヒータの通断電
    を制御するように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の加熱調理器。 3、加熱調理室内に送風する冷却ファンを備え、加熱調
    理終了後、温度検知手段による検知温度が所定値以下に
    なるまで前記冷却ファンを動作させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。 4、加熱調理終了後、温度検知手段による検知温度が所
    定値以上のときには、マグネトロンの動作が開始されな
    いように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の加熱調理器。
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