JPS62194383A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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Publication number
JPS62194383A
JPS62194383A JP61033611A JP3361186A JPS62194383A JP S62194383 A JPS62194383 A JP S62194383A JP 61033611 A JP61033611 A JP 61033611A JP 3361186 A JP3361186 A JP 3361186A JP S62194383 A JPS62194383 A JP S62194383A
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JP
Japan
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door
shaft
pressure chamber
closing
valve device
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JP61033611A
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English (en)
Inventor
左右知 行雄
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばバス等の車両の乗降口に設けられた扉
を開閉するために用いられる扉開閉装置に関する。
〔従来技術〕
従来、この種のものとして、特公昭59−53432号
公報に示されるように、ピストンにより区分された2つ
の圧力室を内部に形成されたシリンダ装置と、前記ピス
トンと一体的に移動するシャフトと、該シャフトと軸方
向に一体的に移動可能であるとともに相対的に軸回りに
回転可能に結合され扉と連結される回転シャフトと、操
作者の扉開閉切換操作により切換わり前記2つの圧力室
に圧力流体を給排する弁装置とを有し、前記弁装置を介
して前記2つの圧力室のうち一方の圧力室に圧力流体が
供給され他方の圧力室の圧力流体が排出されている扉の
閉動作中に、前記回転シャフトの所定位置外での前記軸
方向の移動が検出されると前記弁装置を切換え、前記一
方の圧力室の圧力流体が排出され他方の圧力室に圧力流
体が供給されるようにしたものがある。
これは、扉が閉動作しているときに、扉に人や物があた
ったり挾まれた場合に、直ちに扉を開動作させて、人や
物が挾まったままの状態で扉が口ツクされてしまうこと
を防止できるようにしたものである。
このかかる従来のものについて、第3図に示す例に従っ
て、さらに説明する。
第3図において、扉開閉装置1は、車体に支持されて車
両の乗降口に設けた扉2を開閉可能な駆動力を発生する
扉駆動装置3を有している。この扉駆動装置3は、ピス
トン7により区分された下側圧力室8及び上側圧力室9
を内部に形成されたシリンダ装置10と、このシリンダ
装置10の上部に設けたスプライン19により回転を規
制されてピストン7と一体的に上下方向に移動するシャ
フト18と、このシャフト18と一体的に上下方向に移
動可能であるとともに相対的に軸回りに回転可能にボー
ルネジ20を介して結合される回転シャフト6とを備え
ており、回転シャフト6が一対のアーム4.5を介して
扉2に連結されている。
シリンダ装置10の下側圧力室8.上側圧力室9はそれ
ぞれ、絞り弁13.14を設けた各管路15.16を介
して、圧縮空気を貯えるエアタンク17と連通可能にな
っており、エアタンク17と絞り弁13.14との間に
、2つの圧力室8゜9に対して圧縮空気を給排するため
の弁装置12が設けられている。なお、11は非常用コ
ックである。
弁装置12は、操作者によって操作される切換スイッチ
29を介して電源Bに接続されるソレノイド26を備え
た電磁弁であって、切換スイッチ29の開閉に応じて、
ソレノイド26が消磁されているときには、下側圧力室
8をエアタンク17に連通させ上側圧力室9を大気に連
通させる位置に、ソレノイド26が励磁されているとき
には、下側圧力室8を大気に連通させ上側圧力室9をエ
アタンク17に連通させる位置に、切換可能になってい
る。そしてこの弁装置12ば、以下に述べる如く、さら
に、扉駆動装置3における回転シャフト6の所定位置外
での上方への移動を検知するリミットスイッチ24の開
閉に応じて、切換可能になっている。
リミットスイッチ24は、回転シャフト6の下端部に固
定したリング23と協働させるべく車体側に取付けられ
たものであって、リング23の径外方に延びるフランジ
22と係合可能な作動子30を有している。他方、リン
グ23のフランジ22には切欠き(図示せず)が設けて
あり、こうしたリング23とリミットスイッチ24とが
、扉2が乗降口を塞ぎ車体に当接する所定の位置で回転
シャフト6が上方に移動するときには、切欠きと作動子
30とが協働してリミットスイッチ24を非作動とし、
上記所定の位置以外で回転シャフト6が上方に移動する
ときには、フランジ22が作動子30を押し上げリミッ
トスイッチ24を作動させるように配置されている。
上述のように作動子30の機械的な動きによって回転シ
ャフト6の所定位置外での上方への移動を検知するリミ
ットスイッチ24は、図の右方に示すように、タイマー
27.ダイオード28とともに、電源Bとソレノイド2
6との間に設けた切換スイッチ29と並列に電気的に接
続されており、作動子30がフランジ22により押し上
げられることによって接点が閉じるようになっている。
なお、タイマー27は、リミットスイッチ24が閉じた
とき、予め設定された時間の間ソレノイド26への通電
を許容するものである。
このようにして、弁装置12は、切換スイッチ29の開
閉とは別に、リミットスイッチ24の開閉に応じてソレ
ノイド26への通電が制御されることによっても、切換
えられるようになっている。
次に、上述した従来の扉開閉装置1の作動について説明
する。
第3図は、扉2が開いているときの装置1の状態を示す
。即ち、切換スイッチ29が閉じられてソレノイド26
が励磁されることによって、弁装置12が、上側圧力室
9にエアタンク17からの圧縮空気を供給し下側圧力室
8を大気に連通させるように保たれており、シリンダ装
置10のピストン7は下側に留まっている。
今、扉2を閉じるために切換スイッチ29が開かれると
、ソレノイド26が消磁されて弁装置12が下側圧力室
8をエアタンク17に連通させ上側圧力室9を大気に連
通させるように切換わる。
こうして下側圧力室8に圧縮空気が供給され、上側圧力
室9内の圧縮空気が排出されると、ピストン7とシャフ
ト18とが共に上方へ移動して、このシャフト18の上
方への移動が、ボールネジ20の作用により回転シャフ
ト6を回転させ、アーム4.5が、回転シャフト6の回
転に応じて扉2を乗降口を塞ぐ方向に回動運動させる。
こうして、扉2が乗降口を塞ぎ車体に当接する所定の位
置に移動され、回転シャフト6の回転が規制されると、
ボールネジ20の作用により回転シャフト6はシャフト
18と一体となって上方へ移動し始める。そしてこのと
きには、回転シャフト6に固定したリング23の切欠き
とりミツトスイッチ24の作動子30とが一致している
ので、リミットスイッチ24は非作動状態に保たれ、ソ
レノイド26への通電は断たれたままである。従って、
回転シャフト6はシャフト18ととも上方に移動し続け
、扉2が車体とのくさび係合等によりロックされるまで
、扉2を上昇させる。以後、下側圧力室8に供給されて
いる圧縮空気によりピストン7が上方に付勢され続ける
ことによって、扉2は回転シャフト6、アーム4,5を
介して閉じた状態に保たれる。
上述の如く閉じた扉2を開くときには、切換スイッチ2
9を閉じると、ソレノイド26が励磁されることによっ
て、弁装置12が上側圧力室9に圧縮空気を供給し下側
圧力室8内の圧縮空気を排出させるように切換わり、ピ
ストン7及びシャフト18が下方に移動する。そして、
まず、回転シャフト6がシャフト18と一体的に下方に
移動して、扉2のロックが解除されるまで扉2を下方に
移動させ、次いで、回転シャフト6がボールネジ20の
作用によりシャフト18の下方への移動に応じて逆に回
転し、アーム4.5を介して扉2を乗降口を開放する方
向に回動運動させる。このようにして扉2は開かれ、扉
開閉装置1は再び図示の状態となる。
以上が、扉2を開閉させる装置1の通常の作動であるが
、前述した扉2の閉動作中に、扉2に人や物がぶつかっ
たり挾まれたりした場合、装置1は次のように作動する
すなわち、下側圧力室8に圧縮空気が供給され、ピスト
ン7及びシャフト18の上方へ移動に応じて回転シャフ
ト6が回転している途中で、乗降口を塞ぐ方向に回動さ
れている扉2に、その回動を妨げるような外力が作用し
、回転シャフト6の回転が規制されると、ボールネジ2
0の作用により回転シャフト6はシャフト18とともに
上方に移動し始める。しかしながら、この場合には、回
転シャフト6が扉2を車体に当接させていない所定外の
位置で上方に移動することから、回転シャフト6に固定
したリング23のフランジ22が、リミットスイッチ2
4の作動子30に当接して作動子30を押し上げる。こ
れに応じてリミットスイッチ24の接点が閉じて、ソレ
ノイド26はリミットスイッチ24を介した通電により
励磁され、弁装W12が上側圧力室9に圧縮空気を供給
し下側圧力室8内の圧縮空気を排出させるように切換わ
る。従って、上方に向けて移動していたピストン7及び
シャフト1日は下方に向けて移動するようになり、これ
に伴って、シャフト18と一体的に上方に移動し始めた
回転シャフト6が、ボールネジ20の作用によりシャフ
ト18の下方への移動に応じて逆に回転し、扉2を乗降
口を開放する方向に回動運動させる。そしてこの扉2の
開動作は、タイマー27により予め設定された時間の間
続き、その時間の経過後にソレノイド26は通電を断た
れて消磁され、扉2の閉動作が再び行われる。
このようにして、扉2の閉動作中に、扉2に人や物がぶ
つかったり挾まれたりしたときには、直ちに扉2を開動
作させるようになっている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
以上詳しく説明したように、従来のものにおいては、扉
の閉動作中に扉に人や物がぶつかったり挾まれたりした
ときに、直ちに扉を開動作させるようにして、人や物が
扉に挾まれたまま扉がロックされてしまうという危険を
防止できるようにしているが、この従来のものでは、二
次的な災害が発生するという問題がある。
すなわち、乗降口を塞ぐ方向に回動運動していた扉を、
人や物がぶつかったり挾まれたりすることによって、−
転して乗降口を開放する逆方向に回動運動させるように
しているため、挾まれた人がバランスを失って転倒する
、あるいは、扉の開動作がなされることを知らずに扉に
近づいた人に扉がぶつかるといったことが起こり、人に
思わぬケガをさせてしまうという危険性があるのである
本発明は、上記問題に鑑み成されたものであって、上述
の如き二次的災害の発生を防止したより安全な扉開閉装
置を提供することを目的とする。
〔本発明の手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、前記回転シャフ
トの所定位置外での前記軸方向の移動を検知して前記2
つの圧力室をともに圧力解放する作動装置を設けたもの
である。
〔手段の作用〕
シリンダ装置のピストン及びシャフトの軸方向の移動に
応じて回転シャフトが回転し、扉を乗降口を塞ぐ方向に
回動運動させているとき、つまり扉の閉動作中に、扉に
人や物がぶつかるか挾まれることによって回転シャフト
の回転が規制され、回転シャフトが所定位置外で軸方向
に移動し始めると、それに応じて作動装置が作動して2
つの圧力室をともに圧力解放し、ピストンの移動を停止
させる。従って、シャフトを介した回転シャフトの運動
が止まり、扉は停止して手動操作により回動可能な状態
となる。
〔実施例〕
以下、図示した本発明の実施例について説明する。第1
図は、第3図の破線で囲んだ部分に対応する本発明の一
実施例における主要部のみを示す図、第2図は、第1図
と同様に本発明の他の実施例における主要部のみを示す
図である。尚、第1図、第2図中、第3図と同一の構成
要素については、同一の符号を符して示す。
まず第1図において、31は、シリンダ装置10の上側
圧力室9に対して圧縮空気を給排するために、絞り弁1
4と非常コック11との間に配設置1 した第1弁装置、32は、シリンダ装置10の下側圧力
室8に対して圧縮空気を給排するために、絞り弁13と
非常コック11との間に配設した第2弁装置である。両
弁装置31.32はいわゆる三方三位置型の電磁弁で、
操作者によって操作される切換スイッチ29を介して電
源Bに接続されるソレノイド33.34を、各々備えて
いる。
そして、切換スイッチ29の開閉に応じて、第1弁装置
31は、ソレノイド33が消磁されているときには、上
側圧力室9をエアタンク17から遮断して大気に連通さ
せる位置に、ソレノイド33が励磁されているときには
、上側圧力室9をエアタンク17に連通させる位置に切
換可能になっており、第2弁装置32は、ソレノイド3
4が消磁されているときには、下側圧力室8をエアタン
ク17に連通させる位置に、ソレノイド34が励磁され
ているときには、下側圧力室8をエアタンク17から遮
断して大気に連通させる位置に切換可能になっている。
そしてさらに、第2弁装置32のソレノイド34が、切
換スイッチ29と並列に設けたリミツ)スイッチ24.
タイマー27及びダイオード28を介して電源Bに接続
されており、第2弁装置32が、切換スイッチ29の開
閉とは別に、リミ・ノトスイソチ24の開閉に応じて切
換可能になっている。
こうして、切換スイッチ29の切換操作に応じて通常の
扉2の開閉制御をするための両弁装置31.32は、リ
ミットスイッチ24.タイマー27とともに、回転シャ
フト60所定位置外での上方への移動を検知してシリン
ダ装置100両圧力室8,9を大気に連通させる作動装
置としても作動可能になっている。
尚、図中35は、ソレノイド34に通電されているとき
に、切換スイッチ29.ソレノイド34側に電流が流れ
ることを阻止するダイオードである。
以下、この実施例の作動について説明する。
第1図は、扉2が開いているときの状態を示す。
即ち、切換スイッチ29が閉じられてソレノイド33,
34がともに励磁されることによって、第1弁装置31
が上側圧力室9に圧縮空気を供給し、第2弁装置32が
下側圧力室を大気に連通させるように保たれており、第
3図に示した場合と同様にシリンダ装置10のピストン
7は下方に留まっている。
そして、扉2を閉じるために切換スイッチ29が開かれ
ると、ソレノイド33.34がともに消磁されて、第2
弁装置32が下側圧力室8をエアタンク17に連通させ
、第1弁装置31が上側圧力室9を大気に連通させるよ
うに切換わり、下側圧力室8に圧縮空気が供給され、上
側圧力室9内の圧縮空気が排出される。従って、前述し
た従来例の場合と同様に、まず、ピストン7及びシャフ
ト18の上方への移動により回転シャフト6が回転して
、扉2を乗降口を塞ぐ方向に回動運動させる。そして扉
2が車体に当接する所定の位置に移動されると、回転シ
ャフト6の回転が規制され、またリミットスイッチ24
が非作動に保たれたままであるので、回転シャフト6は
シャフト18と一体的に上方に向って移動し続け、扉2
をロックされるまで上昇させる。
こうして閉じた扉2を開くときには、切換スイッチ29
を閉じることによって、ソレノイド33.34がともに
消磁されて、第1弁装置31が上側圧力室9に圧縮空気
を供給し、第2弁装置32が下側圧力室8内の圧縮空気
を排出するように切換わり、前述した従来例の場合と同
様に、ピストン7及びシャフト18が下方に移動する。
そしてまず、回転シャフト6がシャフト18と一体的に
下方に移動して、扉2をロックが解除されるまで下降さ
せ、次いで、シャフト18の下方への移動に応じて回転
シャフト6が逆回転し、扉2を乗降口を解放する方向に
回動運動させる。
以上が、扉2を開閉させる通常の作動であるが、次に、
上述した扉2の閉動作中に、扉2に人や物がぶつかった
り挾まれたりした場合の作動について説明する。
切換スイッチ29が開かれることにより、第2弁装置3
2を介して下側圧力室8に圧縮空気が供給され、第1弁
装置31を介して上側圧力室9内の圧縮空気が排出され
、ピストン7及びシャフト18が上方に移動することに
応じて、回転シャフト6が回転して扉2を乗降口を塞ぐ
方向に回動運動させているとき、人や物が扉2にぶつか
ったり挾まれたりして扉2の回動運動が妨げられ回転シ
ャフト6の回転が規制されると、ボールネジ20の作用
により回転シャフト6はシャフト18とともに上方に向
けて移動し始める。しかしこの場合、回転シャフト6が
扉2を車体に当接させていない所定外の位置で上方に移
動するため、回転シャフト6に固定したリング22のフ
ランジ23が、リミットスイッチ24の作動子30を押
し上げ、これに応じてリミットスイッチ24が閉じる。
そして、ソレノイド34はリミットスイッチ24を介し
た通電により励磁され、下側圧力室8に圧縮空気を供給
していた第2弁装置32が下側圧力室8を大気に連通さ
せるように切換わる。上側圧力室9は既に、切換スイッ
チ29が開かれることによって第1弁装置31を介して
大気に連通されているので、上記の如く第2弁装置32
が切換わることにより、シリンダ装置10の両圧力室8
.9はともに、圧縮空気が排出され圧力解放されること
になり、上方に向って移動していたピストン7及びシャ
フト18は停止する。従って、回転シャフト6の運動も
止まり、それに応じて扉2が停止する。そして、シャフ
ト18と回転シャフト6とがボールネジ20を介して結
合されているので、停止した扉2は、回転シャフト6を
中心に手動操作により回動可能な状態となる。こうした
扉2を停止させ手動操作可能とする状態は、タイマー2
7によって予め設定された時間継続し、その時間経過後
にソレノイド34は通電を断たれて消磁され、第2弁装
R32を介して下側圧力室8に圧縮空気が供給されて、
扉2の閉動作が再び行われる。
以上説明したように、第1図に示した実施例では、シリ
ンダ装置10の上側圧力室9の圧力を給排するための第
1弁装置31と、下側圧力室8の圧力を給排するための
第2弁装置32とを共に、操作者より操作される切換ス
イッチ29の開閉に応じて切換可能とした扉開閉装置に
おいて、第2弁装置32を、回転シャフト6の所定位置
外での上方への移動を検知するリミットスイッチ24の
開閉に応じて切換可能としたことにより、扉2の閉動作
中に、人や物が扉にぶつかったり挾まれたりした場合に
、側圧力室8.9内の圧力を解放して、ピストン7及び
シャフト18を停止させ、乗降口を塞ぐ方向に運動して
いた扉2を停止させるとともに、手動操作によって回動
可能とすることができる。
従って、挾まれた人は、停止した扉2をたよりに姿勢を
たて直した後、扉2を手動で開方向に動かして脱出する
ことができ、また、挾まった物は手動により扉2を適宜
開方向に動かして取除くことができる。さらにまた、扉
2が自動的に開方向に動き不意に扉2の近くにいる人に
ぶつかることもないので、人や物が挾まれたまま扉2が
ロックされてしまうことだけでなく、挾まれた人や扉の
傍にいる人に二次的な災害が及ぶことも防止できる。
また、この実施例では、通常の扉2の開閉動作を制御す
るための弁装置3132を、回転シャフト6の所定位置
以外での上方への移動が検知されたときに側圧力室8.
9を圧力解放する作動装置の圧力制御部として兼用して
いるので、扉開閉装置の空圧回路を複雑にすることなく
、上述の如く安全性を高めることができる。
次に、第2図に示した他の実施例について説明する。
これは、切換スイッチ29の開閉に応じて切換えられる
第3図に示した弁装置12と、絞り弁13を介してシリ
ンダ装置10の下側圧力室8とを連絡する管路に、排気
用弁装fi41を配設し、そのソレノイド42を、切換
スイッチ29と並列に設けたリミットスイッチ24及び
タイマー27を介して電源Bに接続したものである。そ
して、その排気用弁装置41が、リミットスイッチ24
の開閉に応じて、ソレノイド42が消磁されているとき
、弁装w12側と下側圧力室8側とを連通させ、ソレノ
イド24が励磁されているとき、下側圧力室8側を弁装
ff12から遮断し大気に連通させるように切換可能に
なっている。
以下、この第2図の実施例の作動について説明するが、
通常の扉2の開閉動作においては、リミットスイッチ2
4は開いたままで、排気用弁装置41が弁装置12側と
下側圧力室側8とを連通させるように保たれ、従って、
排気用弁装置41が存在しない前述の従来例と同様であ
るので、その作動説明は省略し、扉2の閉動作中に、人
や物が扉2にぶつかったり挾まれたりした場合の作動に
ついてのみ説明する。
今、切換スイッチ29が開かれソレノイド26が消磁さ
れることによって、弁装置12を介して下側圧力室8に
圧縮空気が供給され上側圧力室9内の圧縮空気が排出さ
れ、ピストン7及びシャフト18の上方への移動に応じ
て回転シャフト6が、m2を乗降口を塞ぐ方向に回動運
動させるように回転しているとする。このとき、扉2に
その運動を妨げるような外力が作用し回転シャフト6の
回転が規制されると、回転シャフト6はシャフト18と
ともに上方に移動し始めるが、この移動が所定位置以外
でなされるため、リミットスイッチ24が閉じる。従っ
て、ソレノイド42が励磁されて排気用弁装置41が下
側圧力室8を大気に連通させるように切換ねる。上側圧
力室9は、扉2を閉じるために弁装置12を介して既に
大気に連通されているので、上記の如く排気用弁装置4
1が切換わることにより、側圧力室8,9はともに圧力
解放されることになり、上方に向けて移動していたピス
トン7及びシャフト18は停止する。
そしてこれに応じて回転シャフト6の運動が止まること
により、扉2は停止して手動操作によって回動可能な状
態となる。
このようにして、第2図の実施例においても、前述の実
施例の場合と同様に、人や物が挾まれたまま扉2がロッ
クされてしまうことを防止できるのみならず、扉2の自
動的な開方向への移動により挾まれた人が転倒したり扉
2の近くにいる人に不意に扉2がぶつかったりすること
も防止できる〔本発明の効果〕 以上述べたことから明らかなように、本発明は、回転シ
ャフトの所定位置外での軸方向の移動を検知してシリン
ダ装置の側圧力室をともに圧力解放するようにしたこと
により、人や物が扉にぶつかったり挾まれたりした場合
に扉の動作を停止させて扉を手動操作可能とすることが
できるため、人や物が挾まれたまま扉がロックされるこ
とだけでなく、挾まれた人がバランスを失って転倒し、
あるいは扉近くにいる人に扉がぶつかる等してケガをさ
せるといった二次的な災害の発生をも防止して、安全性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における要部(第3図の破
線で囲んだ部分に対応)のみを示す図、第2図は、第1
図と同様に本発明の他の実施例の要部のみを示す図、第
3図は、従来の扉開閉装置の全体の構成を示す図である
。 1・・・扉開閉装置 2・・・扉 6・・・回転シャフ
ト7・・・ピストン 8・・・下側圧力室9・・・上側
圧力室 10・・・シリンダ装置   ′12・・・弁
装置 18・・・シャフト24・・・リミットスイッチ 29・・・切換スイッチ 31・・・第1弁装置32・
・・第2弁装置 41・・・排気用弁装置第 1 図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ピストンにより区分された2つの圧力室を内部に形成さ
    れたシリンダ装置と、前記ピストンと一体的に移動する
    シャフトと、該シャフトと軸方向に一体的に移動可能で
    あるとともに相対的に軸回りに回転可能に結合され扉と
    連結される回転シャフトと、操作者の扉開閉切換操作に
    より切換わり前記2つの圧力室に圧力流体を給排する弁
    装置とを有する扉開閉装置において、前記回転シャフト
    の所定位置外での前記軸方向の移動を検知して前記2つ
    の圧力室をともに圧力解放する作動装置を設けた扉開閉
    装置。
JP61033611A 1986-02-17 1986-02-17 扉開閉装置 Pending JPS62194383A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61033611A JPS62194383A (ja) 1986-02-17 1986-02-17 扉開閉装置

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JP61033611A JPS62194383A (ja) 1986-02-17 1986-02-17 扉開閉装置

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JPS62194383A true JPS62194383A (ja) 1987-08-26

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JP61033611A Pending JPS62194383A (ja) 1986-02-17 1986-02-17 扉開閉装置

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JP (1) JPS62194383A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016215808A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 いすゞ自動車株式会社 扉開閉装置および扉開閉方法
JP2018040185A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 アイシン精機株式会社 スイングドア制御装置

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