JPS6219290A - 揺動選別機の供給制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は前後並びに左右に傾けた選別板を揺動駆動させ
て、穀粒が選別板上を流下する間に玄米と籾とに穀粒を
分離選別させる揺動選別機の供給制御装置に関するもの
である。

「従来の技術」 従来、実公昭４１−１９８２号並びに実開昭５５−８８
８８５号の各公報に示す如く、複数の揺動選別板を上下
に多段に設け、選別能率の向上を図ると共に、前記選別
板に供給する穀粒量が減少したとき、特定の選別板にだ
け穀粒を供給して選別作業を行うようにした技術があっ
た。

「発明が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、作業終了近くになって揺動選別板に供
給する混合米が減ったとき、特定の選別板にだけ穀粒を
供給切換していたので、それ以外の選別板に残っている
穀粒の選別が不安定となり。

穀粒の供給を中止した選別板に穀粒が残っている間は玄
米に籾が混入し易いから、目視により選別板上の穀粒量
並びに籾の混入状況などを確認し、作業者が手動操作で
煩繁に供給量及び玄米取出し量などの調節を行う必要が
あり、選別作業終了時の残量処理を容易に行い得ない問
題があった。

ｒ問題点を解決するための手段」 然るに、本発明は、上下に多段に設ける複数の揺動選別
板と、前記の全ての選別板に籾摺後の穀粒を供給制御す
る混合米シャッタと、特定の揺動選別板にだけ籾摺後の
穀粒を供給制御する供給シャッタとを備え、前記選別板
に供給する穀粒量が減少したときに穀粒を供給する揺動
選別板を限定する装置において、揺動選別板上の穀粒量
を検出する選別量センサを設け、前記センサの穀粒減少
出力に基づく混合米シャッタ制御により穀粒供給を中止
する一方、前記センナの穀粒不存在出力に基づく混合米
及び供給シャッタ制御により特定の一枚の揺動選別板に
穀粒を供給すべく構成したものである。

「作　用」 従って、揺動選別板に供給する穀粒が減少したとき、混
合米シャッタ制御により穀粒の供給を中止するので、玄
米に籾が混入し易い不安定な選別作業を行う必要がなく
、従来よりも安全に取扱えると共に、揺動選別板に穀粒
がなくなった後で特定の一枚の選別板にだけ穀粒を再供
給することにより、全ての選別板による通常の選別作業
から特定の一枚の選別板による残量処理作業に従来より
も円滑に移行させ得、選別作業終了近くでの残量処理を
通常の選別作業と同様に行い得、残量処理時の手動調節
を不要にして選別作業の省力化並びに無人運転化を容易
に図り得、また従来の目視による残量処理操作よりも良
品質の仕上り米を安定して得られるものである。

「実施例」 以下１本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第１
図は要部の断面側面図、第２図は全体の側面図、第３図
は同平面図であり、図中（りは本体機枠、（２）は前記
機枠（１）に揺動自在に支持して被選別穀粒を玄米と籾
とに選別する複数の揺動選別板（３）を多段に備えた揺
動選別部、（４）は籾　　　　　　（摺り後の穀粒を（
混合米）貯留する混合米タンク。

（５）は前記タンク（０の穀粒を各選別板（３）に分配
供給する供給タンク、（６）は選別後の穀粒を排出させ
る排出樋であり、前記タンク（４）より供給タンク（５
）を介して各選別板（３）上に供給される穀粒をその流
下途中前記選別部（２）の揺動Ｍ動でもって玄米と籾と
に分離させて排出樋（８）を介して配送シュート（７）
に取出すように構成している。

第１図及び第４図に示す如く、前記選別部（２）の各選
別板（３）は枠体（８）に複数多段に設けたもので、該
選別板（３）の上面は複数の凹形状の窪みを有する抵抗
粗面に形成し、前記機枠（１）の水平面に対し前後（つ
まり第２図において左右）に傾斜角（Ａ）の流４・°角
度を、また左右に傾斜角（Ｂ）の傾斜角度を有するよう
に形成していて、前記タンク（０よりこれら選別板（３
）の前後傾斜上端側に分配供給された混合米（被選別穀
粒）がこの傾斜下端個迄流下する間にその揺動運動で、
選別板（３）の左揺動上り側に玄米層（Ｃ）が、右揺動
下り側に籾層（Ｄ）が、また中間に混合米層（Ｅ）が分
離偏集されて流下するように構成している。

また前記選別板（３）の流下終端部には玄米層（Ｃ）と
混合米１’ＯＥ）を分離させる玄米仕切板（８）および
混合米層（Ｅ）と籾層（Ｄ）を分離させる仕切板（ｌＯ
）をそれぞれ移動調節自在に配設し、玄米仕切板（９）
によって分離した玄米群を各流下案内板（１１）（１２
）を介して排出樋（６）の玄米樋（１３）に、また玄米
仕切板（９）と籾仕切板（ｌＯ）とで分離した混合米群
を各流下案内板（１４）（１５）を介して排出樋（８）
の混合米樋（ｔｅ）に、さらに籾仕切板（ｌＯ）で分離
した籾層を流下案内板（１７）を介して排出樋（６）の
籾種（１８）に落下させ、前記配送シュート（７）に取
出すように構成している。

一方、前記玄米仕切板（９）の玄米側下方の前記案内板
（１１）と流穀案内板（１９）とで玄米落下案内口（２
０）を形成し、この案内口（２０）を前記玄米樋（１３
）及び混合米機（１Ｂ）に連通切換え自在なシャッタ（
２１）を回転軸（２２）を介して設け、この切換え操作
をハンドル（２３）或いはソレノイド（２０で行うよう
に構成している。

さらに、図中（２５）は混合米タンク（４）の下部に形
成した排出口、（２６）は各選別板（３）に穀粒を供給
させるべく前記供給タンク（５）の側壁（５ａ）に開ロ
させた供給口、（２７）は各供給口（２６）入口に設け
“　　る供 給板、　（２８）は前記排出口（２５）を開閉操作して
全ての選別板（３）に混合米を供給制御する混合米シャ
ッタ、（２９）はそのシャッタ（２８）を作動制御する
混合米ソレノイド、（３０）は最上段の選別板（３）に
だけ混合米を供給制御する供給シャッタ、（３１）はそ
のシャッタ（３０）を作動制御する供給ソレノイドであ
り、各シャッタ（２Ｂ）　（３０）の開操作により全て
の選別板（３）・・・に混合米を供給し、また混合米シ
ャッタ（２８）の閉操作により混合米供給を中止し、ま
た供給シャッタ（３０）の閉操作により最上段の選別板
（３）にだけ混合米を供給するように構成している。

また最上段の揺動選別板（３）の揺上側に設けてこの板
上の穀粒量を検出する光反射型の選別量センサ（３２）
を備え、選別板（３）上の穀粒量が減少したときに揺上
側に移動する籾が増えるので、その籾の増加に基づいて
前記センサ（３２）により穀粒量の減少を検出すると共
に、最下段の揺動選別板（３）の揺上側に設けてこの板
面を検出する光反射型の残量センサ（３３）を備え、混
合米シャッタ（２８）の閉動により全ての選別板（３）
上から穀粒がなくなったとき、最下段の選別板（３）の
揺上側板面が露出するので、その板面の露出に基づいて
前記センサ（３３）により穀粒の流下完了を検出するよ
うに構成している。

次いて、第５図に示す如く、最上段の揺動選別板（３）
における基準穀粒量を設定する選別量設定器（３４）と
、その設定器（３０及び前記各センサ（３２）（３３）
を夫々接続する選別量調節回路（３５）とを備えると共
に、駆動回路（３Ｂ）　（３７）　（３８）を介して前
記各ソレノイド（２４）（２９）（３１）を前記調節回
路（３５）に夫々接続させ、最上段の選別板（３）上の
穀粒量が設定以下に減少したとき１選別量センサ（３２
）出力に基づいて混合米シャッタ（２Ｂ）を閉動させ、
また混。ｍ　（１８）（Ｉ。□つ、７ケ（２１）ｔ９１
＃え□　　　（上げ米の取出を中止する一方、前記選別
板（３）上に穀粒がなくなったとき、前記各センサ（３
２）　（３３）出力に基づいて供給シャッタ（３０）を
閉動させ、混合米シャー、夕（２８）を開動させ、最上
段の選別板（３）にだけ穀粒を供給し、最上段の一枚の
選別板（３）だけを用いて選別作業を行うように構成し
ている。

本実施例は上記の如く構成するもので、前記供給タンク
（５）を介して混合米タンク（４）より各選別板（３）
上に供給される籾摺り後の穀粒は、その傾斜角（Ａ）に
沿って流下途中、選別板（３）の揺動運動と選別板（３
）の選別粗面によって攪拌され、その比重及び摩擦係数
などの差異によって傾斜角（Ｂ）上端の揺上側に玄米層
（Ｃ）が、揺下側に籾層（Ｄ）が、またこれら中間域に
混合米層（Ｅ）が偏集される状態に選別され、これを流
下終端に設ける前記仕切板（９）（１Ｇ）で分離させ、
それぞれ配送シュート（７）に取出すもので、第６図の
フローチャートに示す如く、前記揺動選別作業途中で最
上段の選別板（３）上に設定量以上の穀粒が供給されて
いるとき、選別量センサ（３２）出力に基づき混合米及
び供給シャッタ（２８）　（３０）を夫々開動させ、全
ての選別板（３）・・・を用いて選別作業を行うと共に
、例えば選別作業終了近くになって供給タンク（５）内
の混合米量が減少すると、最上段の選別板（３）上の穀
粒量が先ず減少するので、その穀粒量が設定以下に減少
することにより、選別量センサ（３２）出力に基づいて
循環用シャッタ（２１）を循環側に切換えて仕上げ米（
玄米）の取出を中止する一方、混合米シャッタ（２日）
を閉じて混合米の供給を中止する。そして選別量センサ
（３２）によって穀粒を検出しなくなったとき、または
残量センサ（３３）によって穀粒を検出しなくなったと
き、供給ジャシタ（３０）を閉動した後、混合米シャッ
タ（２８）を開動させ、最上段の特定の一枚の選別板（
３）にだけ混合米を供給し、選別作業終了近くの残量処
理などをその選別板（３）により行うもので、この残量
処理作業時、仕切板（９）（１０）自動制御並びに選別
板（３）の傾斜角（Ｂ）自動制御を、通常の選別作業と
同様に行えるものである。

「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、上下に多段に
設ける複数の揺動選別板（３）と、前記の全ての選別板
（３）に籾摺後の穀粒を供給制御する混合米シャッタ（
２８）と、特定の揺動選別板（３）にだけ籾摺後の穀粒
を供給制御する供給シャッタ（３０）とを備え、前記選
別板（３）に供給する穀粒量が減少したときに穀粒を供
給する揺動選別板（３）を限定する装置において、揺動
選別板（３）上の穀粒量を検出する選別量センサ（３２
）を設け、前記センサ（３２）の穀粒減少出力に基づく
混合米シャッタ（２８）制御により穀粒供給を中止する
一方、前記センサ（３２）の穀粒不存在出力に基づく混
合米及び供給シャッタ（２Ｂ）（３０）制御により特定
の一枚の揺動選別板（３）に穀粒を供給すべく構成した
もので。

揺動選別板（３）に供給する穀粒が減少したとき。

混合米シャッタ（２８）制御により穀粒の供給を中止す
るので、玄米に籾が混入し易い不安定な選別作業を行う
必要がなく、従来よりも安全に取扱うことができると共
に、揺動選別板（３）に穀粒がなくなった後で特定の一
枚の選別板（３）にだけ穀粒を再供給することにより、
全ての選別板（３）による通常の選別作業から特定の一
枚の選別板（３）による残量処理作業に従来よりも円滑
に移行させることができ１選別作業終了近くでの残量処
理を通常の選別作業と同様に行うことができ、残量処理
時の手動調節を不要にして選別作業の省力化並びに無人
運転化を容易に図ることができ、また従来の目視による
残量処理操作よりも良品質の仕上り米を安定して得るこ
とができる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部の断面側面図、第
２図は全体の側面図、第３図は同平面図、第４図は選別
部の断面図、第５図は要部の制御回路図、第６図はその
フローチャートである。 （３）・・・揺動選別板 （２８）・・・　混合米シャッタ （３０）・・・供給シャッタ （３２）・・・選別量センサ 出願人　　　　セイレイ工業株式会社 写　４　に 藩　６ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下に多段に設ける複数の揺動選別板と、前記の全ての
   選別板に籾摺後の穀粒を供給制御する混合米シャッタと
   、特定の揺動選別板にだけ籾摺後の穀粒を供給制御する
   供給シャッタとを備え、前記選別板に供給する穀粒量が
   減少したときに穀粒を供給する揺動選別板を限定する装
   置において、揺動選別板上の穀粒量を検出する選別量セ
   ンサを設け、前記センサの穀粒減少出力に基づく混合米
   シャッタ制御により穀粒供給を中止する一方、前記セン
   サの穀粒不存在出力に基づく混合米及び供給シャッタ制
   御により特定の一枚の揺動選別板に穀粒を供給すべく構
   成したことを特徴とする揺動選別機の供給制御装置。